2009年7月27日月曜日

穂高編2009(続)

6月に長野の穂高の『穂高養生園』で実施された合宿セミナー、「穂高編2009」のフィードバック・シリーズの続きです。

日程①:6月15日(月)・17日(水)+18日(木)・・・ 参加13名
日程②:6月19日(金)・21日(日) ・・・・・・・・・・・・・ 参加30名
日程③:6月22日(月)・24日(水)+25日・・・・・・・ 参加17名

『ホリスティック・リトリート:穂高養生園』
http://www.yojoen.com/ 

 
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日程①:6月15日(月)・17日(水)+18日(木)に参加された宮崎在住の「N.K.」さん、及び、日程③:6月19日(金)・21日(日)に参加された、東京在住の「K.H.」さん(カイヴァリヤダーマ卒業生)、沖縄在住の「K.K.」さんの3名からのフィードバックです。みなさん、研究・仕事として、ヨーガに深く関わっておられます。

以下のような項目でフィードバックをお願いしました。

1)「穂高養生園」の環境と施設
①穂高の環境
②宿泊室(森の家・森の家)
③ホール(森の家・新森の家)
④ダイニングでの食事
⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
③ヨーガについて理解が深まった点
④さらに興味や関心を持たれた点
⑤今後期待されるヨーガのプログラム
 
 
 
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穂高編2009・フィードバック
「K.H.」さん(東京在住)

相方宏先生・秀子先生

> この度のセミナーではお世話になりまして、大変有難うございました。
> 内容の濃い、すばらしい御講義と御指導であったと感じます。
> とても充実した時間を過ごさせていただきました。
> 以下に、簡単ですが、感想を述べさせていただきます。

【プロフィール】

①住んでいるところ:
東京都

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
ヨーガ教師 兼 大学院生 兼 主婦。薬学部出身、現在上智大学大学院(地域研究専攻)で「ヴィヴェーカーナンダ(近代インドのヒンドゥー教改革者)の思想と運動」をテーマに研究。パドマ・ヨーガ・アシュラム(http://www.padma-yoga.jp/)、清泉ラファエラ・アカデミアにてヨーガ指導。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
現代ヒンドゥー教及びヨーガの展開。 年配の方や疾患のある方も視野に入れたヨーガの教授法(実技&理論)。研究と実践のバランス。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
ヨーガ歴20年。カイヴァルヤダーマ・ヨーガ研究所付属ヨーガ・カレッジD.Y.Ed.コース修了(1991-1992)。

⑤今後のヨーガへの展望や希望
今後、ヨーガの実技と理論(インド思想・生理学・心理学等)をバランスよく学べる場が増えていくことを期待。 
 
 
1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設

静かで、とても良い環境だったと思います。個人的に山は好きですので、大変気持ちよかったです(昔よく行っていた、長野県飯山市の山間にある叔父のアトリエ周辺に 環境が似ていて、道を歩きながら、思い出していました)。

私は穂高駅から養生園までタクシーを利用したのですが、 有明駅で下車し(そのようにホームページにあったのですが・・・)何人かで落ち合って、養生園まで行けるようにした方がよかったと思いました。

施設は、ロッジ風で気取りのない感じがよかったです。特に、森の家のセミナールームは、窓一面に緑が見えて、気持が良かったです。今回のような集中的なヨーガのセミナーには適していたように思います。

段差や階段が多かったり、各家の間の移動を伴うので、比較的元気な方向けの施設と感じました(足腰の不自由なお年寄り向きではないように感じました)。森の家と里の家の間を車で送迎していただいて、よかったです。
 
②宿泊室とホール(森の家・新森の家)

宿泊室はシンプルで快適でした。内側から鍵はかかりますが、外からかける鍵はないので、貴重品の管理は注意が必要と感じました。男性のお風呂場の隣でしたので、話声が少々聞こえました。

アーサナのホールは窓がまだ入っておらず、朝は風が冷たかったのですが、またそれも自然と一体といった感じで、ショールもあったので特に問題はありませんでした。

③ダイニングでの食事

野菜や穀類中心の、本当に身体によい健康食という感じで、メニューも工夫されていて、なおかつ、自然な味付けが美味しかったです。結構お腹が張り、腹もちも良かったです。

私は普段、胚芽米や7分づき程度のご飯を食べているので、玄米は消化が遅かった感じです。

ヨーガの実技との相乗効果でしょうか、余分な脂肪が落ちた感じです。1kg体重が減りました。

④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

運営はよくしていただいたと思います。 ただ、セミナー全般のプログラムは時間的に少しタイトであったようにも感じました。

里の家に宿泊しましたので、講義や食事は森の家、お風呂は里の家、実習は新森の家、という具合に、移動が多かったので、余計にそのように感じたのかもしれません。

場所が変わることによって、気分が変わるという良い点もありましたが、講義の内容を消化する時間や、もう少し休息できる時間があってもよかったかな、とも思いました。

スタッフの方々のさりげないサポートの仕方がよかったと思います。

⑤追加プログラム(穂高探訪)について

参加しませんでした。


2)講義と実習について
 
①講義の内容について

『ヨーガ・スートラ』の解説が非常に良かったと思います(高速に進むところがあるので、集中して聞く必要がありました(笑))。

ヨーガの歴史についても、古代から現代までを網羅していて、流れがよくつかめました。カイヴァリヤダーマのコースを受講する前に、相方先生のセミナーに出れば、理解度が一層深まるのではないかと思いました。私にとっては大変有益な「卒後教育」になりました。

②実習について
 
宏先生、秀子先生の御指導のコンビネーションが絶妙です。 秀子先生の落ち着いたトーンのインストラクションによって、ゆったりと、 「内面を感じて」実習することができました。

ムドラーやプラーナ―ヤーマなど、技法の解説がわかりやすかったです。 また、マットや座布団を補助的に使うのも、負担がかからなくて良いと思いました。

朝の瞑想、夜のトラータカも、心が落ち着いてよかったと思います。 もう少し長めのシャヴァ・アーサナも希望いたします。
 
③参加されて有益だった点
 
ヨーガの理論や実技の中で、記憶があいまいになっていた部分が、クリアになりました(まだまだ復習が必要ですが・・・)。客観的に自分の実践や講義をふりかえることができて、 取り入れていきたい点が多々あったことです。


実習のインストラクションの仕方によって、身体にかかる力や、動かしやすさが、こんなにも違うものか、ということを感じました。

例えば、コブラのポーズでは、今まで幾分上体が反らしにくかったのですが、今回は、首に無理がかからないで、スムーズに上体を上げることができて、2日目、3日目に「オッ、違う」と心の中で思いました。そんな小さな点でも、軌道修正されたことは嬉しかったです。

時折原典に帰り、その的確な解説を聞き学び、勉強し続けることが 大切であることを、再認識致しました。通常の実習者にとって、サンスクリット語など、やはり言葉の壁は厚いと思います。そのような文献の解説を、先生の楽しいお話で時々笑いながら、 的確な日本語で聞けるのは、有難いことです。

④さらに興味や関心を持たれた点

『ヨーガ・スートラ』を心理学的に捉える点。 無理なくできるプラーナーヤーマの実習法。 ヨーガとブラーミン階級(やサドゥー)との関わり。 バーヴァナ・ヨーガの扱い方。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム

④に記したような内容の御講義、また、上級者編として『バガヴァッド・ギーター』などについてのお話も伺いたいと思います(先生は『B.G』を読むなら『ダンマパダ』を読んだ方がよいと仰っていましたが・・・)。

今回もお聞きすることができましたが、個人的には「近現代史におけるヨーガ」といった、歴史的な背景とヨーガとの関わりや、
「ヨーガとスーフィズム」や「ヨーガと仏教」(共通点と差異)というような比較宗教学のようなトピックのお話もお聞きしたいと思います。

今後、復習をしていきますと、より深く感じる部分も出てくると思いますが、現時点で思いつくまま、記しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
K.H.
 
 
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穂高編2009・フィードバック
「N.K.」さん(宮崎在住)
 
相方宏&秀子先生へ
> 今回のWSも大変お世話になりました。
> 新しい方との出会いや、自然の中で過ごすコトで、
> 心身リフレッシュしました。
> そして、また今回も相方先生の講義&実習を受けれたコトに感謝です。
> どうもありがとうございました。

> また、秋にタイで先生にお会いできるのを楽しみにしてます。
> これらも、先生のご健康とご多幸をお祈りしてます。

【プロフィール】

①住んでいるところ
宮崎県宮崎市。椰子の木が沢山あって、綺麗なビーチのある南国です。

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
OL→海外放浪→ヨーガ・インストラクター→ヨーガ・スタジオ経営(http://kusunamikiyogastudio.miyachan.cc)

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
ヨーガ、自然療法、自給自足に近い生活、料理、旅、サーフィン

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
昔から、自然と共に暮らすライフスタイルに惹かれ、実際にそういうライフ・スタイルの方達がヨーガを取り入れてたので、なんとなく自分もしてみたいと思ってました。 約10年前にスポーツジムのレッスンを受けたのが初めてでしたが、その後、自分で本を買ってそれを参考に行ってました。

⑤今までのヨーガの講習・合宿・研修ツアーの参加経験
2005年サンフランシスコ It's yoga スタジオで全米ヨガアライアンス200時間コース修了。
2008年タイのワンサニット合宿へ参加。


1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設


環境は標高800m位の所にあるので、空気が良く、6月中旬でも涼しかったです。また、山の上ということと、梅雨が重なって、天気が変わりやすかったです。

外のデッキでアーサナを行ってる時に、激しい雨が降リ始め(テントが上に張られてるので、直接は濡れなかったです)雨の中、アーサナを行ったのですが、雨音を聞きながらのアーサナも気持ちよかったです。
 
養生園の施設は、宿泊する所とお風呂が離れていましたが、スタッフの方が送り迎えしてくれたので、問題なかったです。

②宿泊室とホール(森の家・新森の家)

宿泊部屋は、森の家に泊まりました。木材と土壁のシンプルで心地よいお部屋でした。夜も暖炉の空気が部屋まで届くように空調が設備されてて、心地よい暖かさでした。

森の家のホールは、大きな窓があり、そこから外の木々が見えて、ホールの中にいても、木々の中にいる様な感じがしました。

新森の家のホールは、窓がまだ設置されてなかったので、朝のアーサナを行った時は、凄く寒かったですが、手作り感溢れる建物で、完成が楽しみです。

③ダイニングでの食事

ダイニングは、森の家から歩いてすぐの所にあり、建物の中でも外でも食べれました。食事はスタッフの方達が丁寧に作ってくださったマクロビの食事で、どれもとても美味しかったです。

毎回、スタッフの方がご飯のメニューの説明を丁寧にしてくれました。 今回、初めて酵素玄米と言うのを食べました。モチモチして美味しかったです。

スタッフの方達が時間と手間隙をかけて丁寧に作られて食事だったので、 丁寧な気持ちで頂きました。 そしたら、少量のご飯でもゆっくり感謝の気持ちで頂くことで、心も体も満たされた気がしました。

④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応


合宿前から事前に段取りをして下さってたのと、スケジュールも無理なく組んでくださり、とてもスムーズに運んだように感じました。また、スタッフの方達もとても丁寧に対応してくださいました。

⑤追加プログラム(穂高探訪)について

追加プログラムで”中房温泉”へ連れてって頂いたのですが、行く前に相方先生から秘湯と聞いてたので、行くのがとても楽しみでした。実際、穂高養生園から更に車で奥に登っていったので、自分では絶対行けない場所だったと思うので、今回セミナーに追加プログラムとして付けて頂き、参加出来て良かったです。

2)講義と実習について


①講義の内容について


昨年タイのWSで相方先生の講義を聞いた時は、船を漕ぎながら聞いてたので(←スミマセンでした^^※面白く無かったのではなくて、暑さなどで体が疲れてたんだと思います。)、今回もう一度、しっかり聞けて、しかもかなり頭にスーっと入ってきました。

そして、講義の録音も配信して下さってるので、これから何度も聞いて、更に自分の中に落としていきたいと思います。

②実習について

以前、タイのWSで教えていただいたアーサナとムドラー、呼吸法をより詳しく教えて頂きました。今回は、特にバストリカの練習を先生のカウントに合わせて繰り返し行って下さったので、感覚を身に付けやすかったです。

③参加されて有益であった点


ヨーガの歴史、哲学、背景等を先生の冗談を交えながら楽しく教えて頂けて、本を読んだだけでは分りにくい部分も相方先生の講義で聞くと、理解しやすかったです。

④やや物足りなく思われた点

全般的にバランス良くカバーされてたので、物足りなさは感じませんでした。

⑤今後期待されるプログラム

今回の合宿の様に国内での合宿だと、海外に行ったことない方でも気軽に参加しやすと思いました。また、自然の中で合宿+温泉もあると、身も心も更にリラックス出来ると思いました。
 
 

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穂高編2009・フィードバック
「K.K.」さん(沖縄在住)

相方先生

> セミナーでは大変お世話になり、ありがとうございました。

【プロフィール】

①住んでいるところ
沖縄県南城市。ブログを行っています。http://yoga.ti-da.net/

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
カルチャーセンターや、公民館にてヨーガを行っています。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
古武道の稽古のため、沖縄に来ています。日本にてどのように、ヨーガ、仏教を活動していけばよいのか、日々模索しています。

ヨーガ、仏教でもさまざまな技法、思想があり、どうしてもそれら、技法の習得に熱心になってしまします。ですが、一番大切なことは、活動を通じて自分自身がそして周りの家族が、生きとし生けるものが幸せになっている?という何が幸せなのか?ということがライフワークです。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
古武道の稽古にて怪我をして、アーサナを始めました。19歳の頃、天台宗の寺にて二年弱お世話になり、それ以来、瞑想に興味があります。

⑤今後のヨーガへの展望や希望
ヨーガ・スートラ、ハタ・ヨーガの学習。インド、アジア、日本の思想、宗教(おもにヨーガ、仏教)の時代背景の学習


1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設

普段は沖縄にて海の中での瞑想ですが、穂高では、新緑の中の瞑想。 自然との一体感は瞑想を深めてくれます。

また、初日は梅雨の雨を満喫し、その後は、太陽によって、緑を楽しむことが出来ました。

②宿泊室とホール(森の家・新森の家)

守られた安心感のある森の家は、宿泊、講義に集中できる環境でした。建設中の新森の家は、窓がまだ、ついていなかったため、森の冷気や開放感を味わうことができました。

③ダイニングでの食事

充実した食事をいただきました。

④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応


運営、スタッフの対応もとても親切でセミナーに集中することができました。

⑤追加プログラム(穂高探訪)について

大きな露天風呂の温泉は、セミナーの締めくくりには、最適でした。心と体のストレッチ、整理整頓ができました。


2)講義と実習について


①講義の内容について


昨年、参加した時は、始めての情報に、大量の情報を取り込むことだけで追われた感じでしたが、今年は、情報を取り入れながら、整理、分析を行いながら、集中することができました。

②実習について

ヨーガのアーサナを行うという点が当たり前の説明でしたが、とても、納得がいきました。また、アーサナ、瞑想、バンダの関係の説明をいただき、今まで、ヨーガや瞑想を日常的に行うようになってから、うまく、心と体のバランス、健康が維持できなかった疑問の解決方法が見えました。

③参加されて有益だった点

昨年は、そのまま、聞くというだけの状態だったのが、一年がたち、講義、実習より、私が現在に必要なものを整理、分析ができました。そして、今後の課題、方向性がきれいに見えてきたことは、ヨーガを続けていくにあたり、とても自信になりました。

④さらに興味や関心を持たれた点

ヨーガスートラ、ハタ・プラディーピカー、ゲーランダ・サンヒターの理解を深めていきたい。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム

講義では、ヨーガ・スートラ、ハタ・プラディーピカー、ゲーランダ・サンヒターの内容を段階的に学習。実践では、プラーナヤーマ、クリヤーなど。

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2009年7月15日水曜日

穂高編2009

昨年6月に続き、今年も先月6月に長野の穂高にある『穂高養生園』で、合宿セミナー・シリーズ「穂高編2009」が3つの日程で実施されました。

日程①:6月15日(月)・17日(水)+18日(木)・・・参加13名
日程②:6月19日(金)・21日(日) ・・・・・・・・・・・・・参加30名
日程③:6月22日(月)・24日(水)+25日・・・・・・・参加17名

『ホリスティック・リトリート:穂高養生園』
http://www.yojoen.com/

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以下に日程②:6月19日(金)・21日(日)の2泊3日の週末セミナー(養生園主催)に参加され方から寄せられたフィードバックがまとめてあります。


参加者のみなさんには、次の項目でフィードバックをお願いしました。

1)「穂高養生園」の環境と施設
①穂高の環境
②宿泊室(森の家・森の家)
③ホール(森の家・新森の家)
④ダイニングでの食事
⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
③ヨーガについて理解が深まった点
④さらに興味や関心を持たれた点
⑤今後期待されるヨーガのプログラム
 
 

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穂高編2009・フィードバック①
「N.T」さん(神奈川在住)

相方先生

> こんにちは、昨年穂高に飛び入り参加、
> 今年一般向けコースに正式参加したN.Tです。
> 穂高での合宿では大変お世話になりました!!

> いやぁもう本当にひろし先生の講義は面白くって、
> ひでこ先生の実技は本当に気持ちよくて。。。
> 昨年、たまたま養生園で泊ってて、出会えたご縁をただただ
> 感謝するばかりです。

> さて、以下、簡単ですがフィードバックお送りします。
> 何かにお役立ていただけると幸いです。


【プロフィール】
 
①住んでいるところ:
神奈川県川崎市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
会社員、林業のコンサルタント

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク:
森林、自然、ヨガ、アロマ、持続可能な社会(環境的・社会的・精神的)
 
【ヨーガとの関わり】

①ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
ジム等のヨーガを含めると3、4年くらい、伝統的なヨーガは1年ほど前から、体調を壊していた時にありがたい出会いがあって。

②ヨーガがご自分にプラスに作用しているポイント:
精神的に自分に戻れる、自分の心の動きを感じれる、自分のいろんなバランスを保てる。

③今までのヨーガの講習・合宿・研修ツアーの参加経験:
昨年度の穂高合宿の時にたまたま養生園に泊まっていて、一日飛び入り参加。

④今後のヨーガへの展望や希望: 
なんだかオシャレなダイエットのための運動というイメージがよくもたれてますが、そうじゃなくてすごく心に良いこと、体感として多くの人に感じてほしいと思っています。
 
 

1)「穂高養生園」の環境と施設


①穂高の環境


申し分ないです。私は休憩時間に近くの森を歩くのが好きでした。ここの森は本当に素敵で、豊かで、人なつっこくて大好きです。すぐ近くに有明山神社があって、そこも実は素敵です。

②宿泊室(里の家・森の家)

森の家に泊りましたが、あそこは本当に森と同化していて、でもすごく清潔に保たれていて、すごいと思いました。入った瞬間にする木のにおいがすごく素敵です。

森の家の川沿いのヨーガできる場所で、ぼーっと川の音を聞きながら番茶を飲める環境が最高です。

③ホール(里の家・新森の家)

新森の家のホールは、窓がなかったのですが、雨が降ったときにまたその空気が完全に入ってくるのが気持ちよかったです。

④ダイニングでの食事

本当にいつも愛情こもっててすごいと思います。ただちょっと量が多かったような気がします。。

⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

スタッフの方にはひとつひとつ細かい配慮をいただけて、不自由何ひとつない環境でした。ありがとうございました。
 
 
2)講義と実習について

①講義の内容について


本当におもしろかったです!もう身を乗り出して聞き入ってしまうほど。ただ、2泊3日だからか、無駄話をひろし先生が控えられていて、そこも聞きたいなと思いました。3泊4日くらいでじっくり幅広げて聞きたかったです。

②実習について

ひでこ先生の声と、森の音の調和が本当に素敵で・・・。いつも終わったあと、ぼーっと現実になかなか戻れないほど、気持ちよかったです。

ひとついえば、森の家の川沿いのヨガできる場所で実習が出来たらよかったな~と思います。人数的に無理だったとは思いますが。

③ヨーガについて理解が深まった点

非常にすっきりと歴史をおって、かつそれが頭だけじゃなく体も一緒に理解していく、その過程が面白かったです。クリヤやバンダ、ヤマニヤマあたりが今ひとつ繋がってわかってなかったのが、よくわかりました。

④さらに興味や関心を持たれた点

非常にこの先が気になりました!終わったときに、あぁこの先が聞きたい!ってすごく思いました。特にヤマ・ニヤマ等、思想的な部分がもっと追求したいと思いました。相方先生がご存知の、仏教的な観点からのお話ももっと聞きたかったです。

あと技法としても、クリヤやバンダ等ももっと実際にやってみたかったです。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム

心も体もより深く理解するには、2泊3日よりは3泊4日だとは必要かな?と感じました。初心者コースだったので、今度はもっと奥深いとこを聞きにいきたいです。


以上、本当にありがとうございました!!
もう興味をもってしまってしょうがないので、また続きを聞きに行きますので、
引き続きどうかいろいろと教えていただけると幸いです。
どうもありがとうございました。

N.T.


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穂高編2009・フィードバック②
「A.Y」さん(神奈川在住)

相方ひろし先生、ひで子先生、

> 養生園では大変お世話になりました。
> 初心者で参加した私もとっても充実した3日間を過ごすことができました。
> とっても大きな大事なことを教わった気がします。
> 本当にありがとうございました。
> 以下、項目にそって報告いたします。


【プロフィール】
 
①住んでいるところ:
神奈川県川崎市
 
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
会社員をしながらアロマ・セラピストとして活動。
 
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
心身の健康と幸せ、平和。趣味はアロマ・テラピー。
 
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
フィットネス・クラブのクラスに参加したことがある程度。
 
⑤今後のヨーガへの展望や希望
今後、というよりも、今回の合宿セミナーでいろいろなことを沢山学びたい。
 
 
1)「穂高養生園」の環境と施設
 
①穂高の環境
 
養生園は初めて訪れましたが、想像していたとおり、緑がきれいで空がきれいで、空気がおいしく、最高の環境でした。
 
②宿泊室(里の家・森の家)
 
私は里の家に宿泊しました。温かみのある部屋で、とても清潔で過ごしやすかったです。

③ホール(里の家・新森の家)
 
里の家では講義中に室温が上がって、息苦しい感じになりました。もっと空気の入れ替えが出来るとよかったです。

新森の家では建築中だったので仕方ないのですが、実技中にシンナーのような臭いがした日がありました。少し辛かったです。

④ダイニングでの食事

お食事は最高に美味しく、デッキに出てお日さまの下で食事できたり、とっても贅沢な感じでした。

⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

運営全般もスタッフの対応も素晴らしかったです。スタッフの方々は皆さんとても親切で、それでいて程よい距離を保ってくれていて、心からのホスピタリティを感じました。


2)講義と実習について

①講義の内容について
 
内容は初心者の私にも分かりやすかったです。でも、もっと先生が事前にお知らせしてくださった参考書籍を読み込んで、ヨーガについての知識をつけておけばよかったなぁ、と思いました。

②実習について
 
何が大事なポイントか、ということが分かりやすかったです。初めてのことも、ひで子先生が個別に教えてくださったので安心でした。
 
③ヨーガについて理解が深まった点
 
ヨーガはエクササイズや健康体操ではなく、生き方・生活であるということ。

④さらに興味や関心を持たれた点

日常生活にヨーガ的な要素を取り入れていきたいと思いました。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム 


今回は初めての参加で3日間だけでしたが、もっと長い期間の合宿にも参加したいです。



私はヨーガについての知識があまりない段階で、相方ひろし先生・ひで子先生のご指導が受けられて、とっても幸運でした。本当に有難く思っております。

いまフィットネス・クラブで流行っているヨガをしている人々も、ヨーガの“心”が学べるような機会があったらその魅力が十分に伝わり、ヨーガ的な生活をする人が増えると思います。

相方ひろし先生・ひで子先生に日本でもっともっと活躍していただけたらいいなぁ、日本の環境がそのように整ったらいいなぁ、と思います。
益々のご活躍をお祈りしております。

A.F.
 

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穂高編2009・フィードバック③
「K.A.」さん(東京在住)

相方宏先生、秀子先生

> こんにちは。
> 早いもので、私が参加した6月19日~21日の合宿セミナーから、
> もう2週間前が過ぎてしまいました。

> 先生方はその後も引き続き養生園でのセミナー、
> 東京での1日セミナーと、お忙しいスケジュールだったことと思います。
> 大変お疲れさまでした。
> ヨーガを始めてから、これは何か自分に合っている!
> という確信めいたものがあった一方で、

> どうしてもそこに付随しがちな、
> いわゆるニューエイジ的な感覚にも似た
> 妙にハイパーポジティブな「スピリチュアル」性になじめず、

> かといってフィットネス感覚の様々な「ヨガ」にも
> 疑問を抱かざる得ず、

> ヨーガについて頭の中に「?」マークが飛び交ってる状態だったので、
> そんな時に先生方の講義と実習に触れられたのは、
> 本当に意義あることでした。

> 日本に来ていただいて本当にありがとうございました!
> 今度は、何とか予定のやりくりをして、
> 来年3月にインドを訪ね、以前ご提案されていた
> ロナウラでのヨーガ研修&ウルリカンチャンでの自然療法を
> 体験できれば、と前向きに検討中です。


【プロフィール】

①住んでいるところ:
東京都新宿区

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
演劇関連の翻訳・通訳(英語⇔日本語)、外国人講師を招いた演劇ワークショップなどの通訳。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
ヨーガ、日本における仏教史・民俗学。
最近は演劇の台本執筆に挑戦中。
趣味は温泉とアジアの(比較的お安い)リゾートに出かけること。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
ヨーガ歴3年、生活を見直す一環として都内のスタジオに週1~2回。体調を維持するためのリズムのようなもの。


1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境


交通の便がいいとは言い難い場所なので、深山幽谷な(笑)環境を予想していましたが、思ったよりも人里離れた、という感じはしませんでした。
が、これは今回の合宿参加者が比較的多かったための印象かもしれません。

そうはいっても周辺は緑豊かで空気も美味しく、最終日に眼にした雨に煙る山々が何とも印象的でした。

尚、やはり山は山なので、いろんな虫がそれなりにいました。

②宿泊室(里の家)

簡素で無駄のない、だけど清潔、素朴で居心地のいい空間でした。私は2人部屋の洋室に滞在しましたが、明かりが裸電球1つで少々暗かったので、できれば枕元に手元灯などあれば本を読んだりする時に便利かな、と思いました。(共有の机とスタンドが1セットだけありましたが、位置的にちょっと使いづらかったです)。

大小の蟻がどこからともなく侵入してきましたが(3、4匹程度)、環境が環境なので、私はそんなに気になりませんでした。ただ、虫除けは持ってきた方が良かったかな、と思いました。

③ホール(里の家)

窓が大きく、明るく、気持ちのいい場所でした。ウッド・デッキのテラスもあって、のんびりした空気が流れています。

温かい番茶、常温のミント水、普通の水をいつでも飲めるのはありがたかったです。

④ダイニングでの食事

30人以上が一斉に集まってとる食事は、いかにも「合宿」という感じで楽しかったです。食事自体も、非常に手の込んだ献立で、目も舌も楽しませていただきました。

食事は1日2回でしたが、1回の食事の量が比較的たっぷりで腹持ちもよく、私には充分でした。(足りない人はご飯と汁物のおかわりができました)。

⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応


今回の合宿セミナーは2泊3日という短めのものだったので、スケジュールがちょっとタイトだったかな、という印象があります。時間が限られていたので仕方がないとは思いますが、講義内容について参加者同士で話し合う時間、質疑応答の時間がもう少しあったら嬉しかったです。

また、軟弱者なので里の家と新森の家の往復が少々ハードでしたが、いい運動になったといえばなりました。が、その時間を質疑応答などに当てられたらな、とついつい欲張りなことを思ってしまいます。

個人的には、もう少し参加人数を絞った方が、より充実したかもしれないという気がします。

スタッフの対応は非常に良かったと思います。皆さん感じの良い応対をしてくださり、とても親切でした。おかげで大変気持ちのいい滞在になりました。


2)講義と実習について

①講義の内容について

非常に刺激的で面白かったです。普段通っているスタジオで疑問に思っていた点、腑に落ちなかった点をすっきり論理的に説明をしていただいた感じで、
自分の中にあったヨーガにまつわる曖昧さが解消し、少しくっきりしたものになった気がします。

特に、ヨーガの宗教性にまつわる部分と、そうではない部分をきっちりと分けて話していただけたのが、個人的にはとても役に立ちました。

②実習について

基本的なアーサナを、詳しい解説も交えて行う実習でした。普段何気なくやっている動きを丁寧に見直すことができた点はとてもよかったと思います。

③ヨーガについて理解が深まった点

①と重複しますが、1920年代以降発展してきた「近代」ヨーガと、それ以前のヨーガは、基本的に異なることがはっきりと分かったことが私には役に立ちました。また、アーサナの役割についても認識が改まりました。

④さらに興味や関心を持たれた点

ヨーガとはちょっと離れてしまうかもしれませんが、ヨーガと仏教の関わりに少しだけ触れていらっしゃったので、
日本の仏教の中にヨーガ的な考え方、実践というのはどの程度、どのような形で含まれているのかな、と思いました。ほんの好奇心なのですが…

それから、たまたま今回の合宿会場の食事が玄米正食にこだわったものだったからというのもありますが、
普段の生活の中にヨーガを取り入れて行くに当たり、伝統的なヨーガでは、食事についてどのような考え方をとっていたのかな、ということもちょっと知りたいと思いました。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム


今回の合宿でも一部解説されていた「ヨーガ・スートラ」(及びその他の重要とされている古典的文献)を、購読していくようなプログラムがあれば、と思います。

また、実習については、今回やったことをベースに、他のアーサナ、呼吸法についても見ていく機会があれば嬉しいです。 

 
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穂高編2009・フィードバック
「M.Y」さん(千葉在住)④

 
相方ひろし先生・ひでこ先生
> こんにちは。
> この度は、直前の申込みにもかかわらず、
> 19日から連続で参加させていただき、ありがとうございました。

> 実り多い、大変有意義な6日間を過ごすことができました。
> 先生方のお蔭で、やっとヨーガの哲学と実践を体系的に掴む
> (まだまだ浅いですが)ことができました。
> ますますヨーガへの興味がつのり、ワクワクしています。

> 今は、タイでの10日間プログラムと、カイヴァリヤダーマでの
> 6週間プログラムが気になってしかたがありません。
> 今後、機会があれば是非参加したいと思っています。
> 遅くなりましたが、セミナーでのフィードバックをお送りします。


【プロフィール】
①住んでいるところ:
千葉県

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
Webデザイナー、インド関係イベントのボランティアー etc.

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク:
ヨーガ、仏画を観ること・描くこと、インド細密画、インド料理を食べること・作ること、インド音楽

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
ヨーガ歴8年。仕事で首を痛めたことがきっかけ。

⑤今後のヨーガへの展望や希望;
ヨーガが、単なるストレッチ体操としてのブームで終わることなく、生きる智慧として浸透していってほしいと思っています。


1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設


緑深く、空気が澄み、たくさんの鳥や虫たちの声が聞こえ、自然の豊かさを満喫できる素晴らしい環境でした。

②宿泊室とホール(森の家・新森の家)

いつも緑の香りや精油の香りが漂い、所々に小さな草花が活けられていて、隅々まで温かい心配りが感じられました。養生園さん全体に清々しい気を感じました。

森の家は、里の家より、さらに自然と一体化したロケーション・造りで、個人的には森の家の施設の方が好みでした。デッキでの実習も気持ち良いだろうなーと思いました。

新森の家ホールは、工事中で窓がありませんでしたが、却ってその方が風通しがよく、心地よかったです。

③ダイニングでの食事

家に帰りたくなくなりました。メニューひとつひとつに、スタッフの方の細やかなお心遣いが感じられ、味・ボリュームともに大満足でした。大切に作られた食事を前にすると、大切にいただこうとする気持ちが自然に芽生えるものだと実感しました。

④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応


スムーズでタイムスケジュールも無理なく組まれていたと思います。ひとつだけ、入浴時間にもう少し余裕があればと思いました。

スタッフの方々にはいつも笑顔で対応していただき、合宿中気持ち良く過ごすことができました。誘導や連絡のタイミングも的確でした。

⑤追加プログラム(穂高探訪)について

今回は参加しませんでした。


2)講義と実習について

①講義の内容について


今回のセミナーに参加した理由は、今、ヨーガについて抱いている疑問をクリアにしたいという思いからでした。ヨーガの実践を続けてきて、自分が得た恩恵を他の方にも伝えたいと考え始めたところ、疑問を自覚しながらそれを解決しないまま人にお伝えすることはできない、と思ったからです。

他の機関のセミナーや、書籍から得た知識では納得できず、曖昧になっていた事柄は以下のような点です。

・ヨーガ・仏教・ヒンドゥー教の関係
・ヨーガ・ヴェーダーンタ・ヒンドゥー教の関係
・ハタ・ヨーガ・ニャーナ・ヨーガ・カルマ・ヨーガ・バクティ・ヨーガの関係
・ラージャ・ヨーガの定義
・アーサナ・プラーナーヤーマ・クリヤ・バンダ・ムドラの関係
・バンダとムドラの違い
・プラーナーヤーマ・クリヤ・バンダ・ムドラの詳しい実践法

以上のように、疑問点のほとんどが、ヨーガを包括的・体系的に捉えたいという欲求から出てきたものでした。

ヨーガの歴史的背景から近代化・現代の状況までを、冗談を交えながら軽快に駆け抜ける先生の講義を拝聴しながら、次々と霧が晴れるように頭の中がクリアになっていきました。言葉が明快でとてもわかりやすかったです。

インディアン・ヨーガ・アソシエーションの教育プログラムの紹介もヨーガを理解する上でのガイドラインとして大変有益だと思いました。「脱線」というにはもったいないディープな業界裏話?!も社会的背景への理解に役立ち、面白かったです。

内容・ボリュームともに非常にぜいたくな講義でしたが、欲を言えばもう少し質疑応答のお時間がいただけたら、と思いました。


②実習について

各種技法の実践だけでなく、クリヤ・プラーナーヤーマ・バンダ実践の意味を教えていただき、アーサナとの関係を理解することができました。

身体の柔軟性を高めることだけが目的ではないと思っていたものの、オーバー・ストレッチという危険性を初めて知ることができました。

インストラクターが生徒の身体に触れて姿勢を調整しないこと、自然呼吸であること、
シャバ・アーサナを間に入れてゆっくりではあるがリズミカルに繰り返すこと、などの意味を明確に説明していただき、ヨーガ・スートラの「スティラ・スカム・アーサナム」の重要性を実感することができました。


③参加されて有益だった点


先生方のセミナーによって、今までバラバラだった縦糸同士が、横糸でつなげられ、やっと織物としての形を成してきた気がします。

ヨーガと思想や社会との関係、各技法間の関係を整理することができ、今まで自分がいかに混乱していて、その混乱から迷いが生じていたことを確認することができました。

プラーナーヤーマ・バンダ・ムドラの技法について深められたのは貴重な経験でした。ヨーガに出会ったのは9年前ですが、今回のセミナーを受けて、
やっとスタート地点に立てたような気持ちです。自分の立ち位置を明確にできたことは大きな収穫でした。


④さらに興味や関心を持たれた点


ヨーガと仏教・ヒンドゥー教との関係、ヨーガ・スートラやハタ・プラディピカーなどの教典をより深く理解したい、と思いました。

常々ヨーガの瞑想法に違和感を感じていたところ、講義中「心理分析や瞑想法では仏教が優れている」と伺い、その点についてもっと理解を深めたいと思いました。

プラーナーヤーマの実践に関しては、まだ理解が足りないので、今後の課題です。


⑤今後期待されるヨーガのプログラム


日本での1ヶ月間プログラムを開催していただけましたら、是非参加したいと思います。全期間の合宿参加はなかなか難しいので、合宿と通学を組み合わせたコースだとうれしいです。ダウティ・ネーティなどクリヤの実践も含まれるとうれしいです。


この度は本当にお世話になりまして、ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
M.Y.

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穂高編2009・フィードバック
「C.K.」さん(千葉在住)⑤

【プロフィール】

①住んでいるところ:
千葉県千葉市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
モデル、ファッション・ショーのコーディネーター、
玄米正食(マクロビオティック)研究、身体表現・パーフォーマンス、
親と子のヨーガ、中高年向けヨーガ、ヨーガ教室、雑誌などのメディアを
通じたヨーガの啓蒙活動

③ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
ヨーガ歴28年、ヨーガ関連資格多数。幼稚園・小学校・会社・自治体の
文化イベント・カルチャーサロン/スクールでヨーガ指導


1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境

1日中すがすがしい気をとり入れることのできる場であり、山々に包まれ河の音が耳をやさしくなで、鳥たちのさえずりが語りかけているように感じられ、気のシャワーを浴びたかのようでした。

②宿泊室(里の家)

森の家とは、一味違って久々に畳の上で寝ることが出来ました。施設全体が掃除が行き届いていて、とても気持ちがよかったです。

③ホール(里の家)

普段は、広々と感じられるホールが、人数が多い為少々きつく感じられましたが、いつでも飲める三年番茶や冷たすぎずのハーブウオーターは、ありがたく思いました。

④ダイニングでの食事

運良く晴れ間が続き、外気が心地よく室内とはまた違った空気の中、
マクロにおしゃべりと堪能できました。これも、スタッフの方々のていねいな献立の説明と体への作用(食物の持つエナジー)を示していただいたことで、益々元気アップとなりました。

そして、相方先生ご夫妻とのお食事中も講義とは、一味違ったお話を聞くことができ嬉しく思いました。

⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

スタッフの方々、お疲れ様でした!!2泊3日の過密スケジュールでしたが、新森の家まで徒歩20分は、適度なウオーミングアップとなり、穂高の澄んだ気を体に取り込むことができ、ヨーガ実習に入る前とても気持ちがよかったです。

行きも帰りも苦にならずに、仲間とのおしゃべりもなかなか楽しいものがありました。それから建設途中ということもありシャワアーサナ時少し寒く感じましたが、毛布がありがたかっです。


2)講義と実習について

①内容について

ゆっくりとていねいなご指導は、とてもありがたく、その間先生の誘導の仕方を自分なりにメモをとりたかった。

ゆっくりであることの意味。オーバーストレッチ注意。道具を使う事(座布団、毛布等)出張でのクラスでは、殆ど自前となり難しいです。残念!

②ヨーガについて理解が深まった点

たくさんありますが、まずアーサナの注意点(負荷のかけすぎ)、
呼吸のリズム他、個人的に約25年間細々とヨーガを続け指導をしてきましたが、生徒さんがヨーガに触れた時に指導者として、もっと伝えたいという気持ちがエスカレートしていき、最近の時流にやや押されぎみであったレッスン内容に疑問を感じ、本来のヨーガの目指すところは、この先にあるのだろうか、、
そんな気持ちがよぎりそれでも続けることの意味、指導する立場での本来の意味を考え源流に立ち戻ることの大切さを実感することが出来ました。

③さらに興味や関心を持たれた点

インドと日本の思想や文化の違い。
相方先生のわかりやすいご説明でヨーガ・スートラの教えを深く学ぶ必要ありと思いまた推薦の書籍他サンスクリット語の勉強の
必然性を感じました。

④今後期待されるヨーガのプログラム

指導者用ポイント・レッスン(アーサナ、プラーナーヤーマ、ムドラ-とバンダ、クリヤ、メデイテーション)、 ヨーガ・スートラを!日程を充分とり、体にすりこませ、自分のフィルターを通じてレベルアップを図りたい、と思っていますので、
可能ならば日本において1週間から10日間程度の
セミナーを希望します。

(予定の1 ヶ月研修も、もちろん魅力ですがその前に参加したいです。インドやタイへも時を待ち、準備が出来次第でかけようと思っています。)

合宿セミナー 

   
<最後に個人的な見解>

私が行なってきたヨーガに関して、実践は、正しかったのか、それとも思い込みで進めてはいなかっただろうか?など、今合宿で確認できたところや反省するところもあり、目からうろこ“とさまざまな脳内革命がおきました。

6月はじめ申し込み、キャンセル待ちの滑り込みセーフとなり、ありがたいことにたくさんのご縁ある仲間との合宿は、
有意義なものとなりました。

前回のテイ―チャーズ・トレーニング以来の合宿で自分がどこまで深められるか不安もありましたが、相方先生のわかりやすい講義、
時にお腹抱えて笑いたくなるほどに経験豊富な内容に大満足!!

そして、相方先生ご夫妻の暖かいお人柄にふれ、たくさんの学びがありましたことに心から感謝します。

“常にニュートラルでいることの大切さ”。これからもヨーガを深めてまいりたいと思います。今後ともどうぞご指導の程よろしくお願いします。
では次回お目にかかれる日まで

スタッフの方々へ
お世話になりありがとうございました。どうぞお元気で!
See you next time!!

C.K.

合宿セミナー (3)



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