2010年7月29日木曜日

カイヴァリヤダーマ研究所6週間コース2010(4)

カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ
夏期6週間コース総括レポート

(CERTIFICATE COURSE IN YOGA:CCY)
期間:2010年5月2日-6月11日
 
ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」の付属カレッジで5月・6月に開講された夏期6週間コース(CCY)を受講された、沖縄在住の「K.K.」さん(男性)の総括レポートです。 
 

KC350378 
「K.K.」さんは次のようなHHプログラムに参加されています。
・2008年 6月「穂高編2008」
・2009年 6月「穂高編2009」
・2009年10月「沖縄編2009」(コーディネーター)
・2009年11月「ワンサニット2009」
・2009年12月南タイの瞑想寺「スーワン・モッカ」で10日間の瞑想コース
・2010年 5月「カイヴァリヤダーマ研究所」で6週間コース(CCY)受講

 
今までのロナウラ・フィードバック集
今までの日本組受講生による「カイヴァリヤダーマ」のコースのフィードバック集は、この「ブログ」でまとめて閲覧できるようになっています。

「カテゴリ」欄の
→〔カイヴァリヤダーマCCY+〕 
→〔カイヴァリヤダーマDYEd〕 
→〔カイヴァリヤダーマ研究所〕 
のところです。


「カイヴァリヤダーマ研究所」
www.kdham.com
Kaivalyadhama Yoga Institute
Swami Kuvalyadhama Marg, Lonavla-410 403,
Maharashtra, India 

「カイヴァリヤダーマ研究所」は1924年に「スワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)」によって設立された、世界で初めての「ヨーガ」の学術的研究所です。

インド中央政府の人的資源開発省(Ministry of Human Resource Development、日本の文部科学省に相当)から「An All India Institute of Higher Learning(全インド・レベルの高等教育機関)」として認可を受けています。

また、マハーラーシュトラ州立のプネー大学から研究センターとして認定されています(体育学専攻の博士課程があります)。

付属カレッジ(正式名称はGordhandas Seksaria Colledge of Yoga & Cultural Synthesisと長い)は1950年に開校、すでに60年の歴史があり、「ヨーガ」の分野に有意な人材を輩出して来ました。

付属カレッジのディプロマ・コース(1学年間)は、インド中央政府の人的資源開発省の教員教育全国審議会「National Council for Teacher Education (NCTE)」の認定を受けています。

また、付属カレッジは、人的資源開発省の「National Institute of Open Schooling (NIOS)」から「ヨーガ」の「サティフィケート・コース」を運営するスタディ・センターとして認定されています。

そのため、6週間コース(サティフィケート・コース)を受講するためにも、外国人は学生ビザの取得が義務付けられています。

1950年の付属カレッジの開校以来、現在までの日本人の修了生は
・「ディプロマ・コース」が14名
・「サティフィケート・コース」が約30名
・「4週間上級コース」が2名
です。
 
6週間コース(CCY)について
6週間コース(CCY)のページ
http://www.kdham.com/coll_ccyhtml
Certificate Courses in Yoga (CCY)
Six weeks : Twice a year, January-February & May-June

コースの目的:

ベーシックで体系的な「ヨーガ」の理論と実習を紹介すること。

コースの期間:

6週間で年2回開講
・1月15日ー2月25日(12月31日願書締切)
・5月 2日ー6月11日( 3月31日 〃 )

コースの性格:

合宿制の集中コース。コース中はキャンパス外の外泊不可。健康上の問題がある者は受講不可。コース中でも医学的診断により継続が不適切と判断された場合中断。

コースの受講資格:
高卒以上で英語での授業を受けれる英語力必要。外国人は学生ビザを取得。

コース受講の優先権:.
体育教育の教員免許保持者。州政府の公務員、及び中央・州政府認定の教育機関に勤務する者。

コース受講の年齢制限と健康状態:
年齢制限45歳まで(外国人は年齢制限免除)、35歳以上の志望者は審査後受講許可を考慮。受講願書と共に医師からの健康診断書提出。

コースの受講料:

・インド国籍 9000ルピー
・外国国籍 1000ドル
(コース途中で中断した場合も、受講料の返還なし)。
 

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インドでの研修プログラムや、短期・長期のヨーガ留学について関心ある方は、どうぞ、ご相談下さい。適切なガイダンスとサポートが可能です。
 

「カイヴァリヤダーマ」のオフィスとの調整や、最寄りのムンバイ空港への送迎の手配、また、日本語ガイドの手配も可能です。
 
お問い合わせは「コメント欄」をご利用下さい。  

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総括フィードバックの項目
 

「K.K.」さんには、次の項目で、修了試験の内容をレポート中心に、総括フィードバックをお願いしました。 

I.修了試験・理論編
1)ヨーガと体育教育(Physical Education/Teaching Method)
2)人体の構造と機能(Anatomy & Physiology)
3)伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)
4)ヨーガと価値教育(Value Education)
5)ヨーガと心の健康(Mental Health)
6)指導法(Teaching Methods for Yogic Practice)
7)口答試験(Viva-voce)


II.修了試験・実技編


III.教育実習(Teaching Lesson)


IV.総括編

①『カイヴァリヤダーマ』の6週間コースを受講する価値はあったか
②ロナウラの総合的な学習環境はどうであったか
③6週間コースで消化したことはどう役立つか
④今後のヨーガに対する展望 

 
  
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


『カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ』
夏期6週間(CCY)コース2010・総括レポート③ (K.K.さん) 
 
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相方 宏、秀子先生 このたびは、大変お世話になりました。ありがとうございます。
 
帰国して一ヶ月が経過しました。
  
帰国後、周りから、「お疲れさま」「ご苦労様」と声をかけてもらうと、その言葉の重さに少し、ジーンと目頭があつくなります。大変な留学でしたが、反面すばらしい学びを得ることが出来ました。


皆さんのレポートや先生のメールを読んでいて、6週間集中コース(CCY) は1月15日ー2月24日の日程が、生徒の人数も少なく、インドの環境も過ごしやすいのかと読んでいましたが、今回、あえて、5月2日ー6月11日の日程を選んだのは、結果として私が求めていたものをインドは与えてくれたように、今回の旅を終えて感じます。


4月後半から始まった今回の旅の前半は、40度近い気温、なれない水や食事にやられて、熱中症、下痢にという「身体に苦しみ」。
 
中間は、CCYコースの日程がきつく、また、英語の聞き取りの問題もあり、うまく、理解できない、そして最後の試験に対する不安という「心の苦しみ」 。
 
後半は、カルマの法則「魂」で苦しみました。

二ヶ月という日程で、胎内くぐりというか、足の先から頭のてっぺんまで、リセット、クリヤーをした気分です。
 
インドの4月末の暑さと下痢で体重が最終的には10キロ落ちました。58キロ。高校一年生の時の体重です。

帰国後は、身体も軽くなり、原点にもどり、実践していく毎日です。

相方先生、日本語通訳のラトールさん、J.K.トラベルのククジさん、カイヴァリヤダーマのスタッフの方々、皆様のお力をかりて、無事に日本に戻る事ができました。ありがとうございます。
 
後半、私の身に起こったカルマの法則にて私が動揺しているときに、J.K.トラベルのククジが「ここにはヒロシがいるからNO PROBLEMだ」と言われたときには、「ヒロシさんは、タイ、バンコクに行っちゃったけど、ヒロシさんの魂はロナウラにいるということだな。」と思いながらも感動、安心しました。

相方先生ご夫妻のインドでの活動に本当に驚くとともに、感謝申し上げます。
  
R0011558 
  
1)場所と環境
 
①ロナウラという環境と研究所の施設

 
喧騒な外の世界から、ゲートをくぐると静寂な環境に、呼吸も深く、安心する自分がいました。学ぶということにおいては理想的な施設だと感じました。
 
②ゲスト・ルーム 

もう一人の男性日本人とのシェアーでした。水、お湯もしっかりと出て、停電になっても、すぐに復旧し、問題ありません。ドアの下に隙間があり、蚊はいつも入ってきます。

③ダイニング・ホールでの食事


時折、辛いスープなどが出ましたが、全般的に味はマイルドで食べやすい内容でした。滞在中はあまり、他の食べ物を食べなかったのですが、オナラがまったくでない十分に消化できた状態でした。

④スタッフの対応


穏やかな、清潔感のある対応をしていただきました。

⑤キャンパス内の生活


ヨーガを学んでいく環境をつくりだしている印象です。
 
 
2)付属カレッジの授業について

 
①実習クラス(プラクティス)
 
毎日、朝、夕と決まった時間に、同じプラクティスを継続して行う大切さを学びました。自分のリズムで一生行っていく大切さを発見しました。 男性、女性、それぞれ分かれてのクラスでした。
 
②講義の内容

 
各教科のシラバスにおいてのヨーガの解釈、意味、方法、実践など、インド的な思考、方法を少し理解できたように思います。
 
日本人として、外国のモノを扱うときには、その文化の思考、方法を学んで、それを理解した上で、どのように理解を深め、実践していくのかを十分に熟考する必要があると感じました。
  
③講師陣の印象

 
ヨーガに取り組む姿勢、ヨーガに対する愛、クヴァラヤナンダに対する尊敬を感じさせてくれる講師陣でした。
 
④他の受講生(インド人・外国人)
 
約80名のクラスメイトで8割がインド人。外国人は合計9名。ヨーロッパ人女性3名、男性2名、オーストラリア人女性1名、台湾人女性1名、日本人男性2名でした。年齢は幅広く17歳から50、60代のオーストラリア人 でした。
 
⑤授業時間以外の過し方
 
日曜日は、マーケットに行き、買い物をしたり、ネットcafeにいったりしていました。 気分転換に近くのホテルで外国人グループで昼食にいったりもしました。
 

3)修了試験について

【理論編】
 
1)ヨーガと体育教育(Physical Education/Teaching Method)

 
【概要】
 
①ヨーガと体育教育のコンセプト
(Concepts of Yoga and Physical Education.)
 
②ヨーガと体育教育の目的と目標
(Aims and Objectives of Yoga and Physical Education.)

③ヨーガと体育教育の共通基盤としての教育
(Education as a common ground of Yoga and Physical Educatin.)

④ヨーガと体育教育の意味
(Means of Yoga and Physical Education.)

⑤体育教育における運動のコンセプトとヨーガの実習の比較(Concept of Exercise in Physical Education and its comparison with Yogic Practices.)
 
⑥ヨーガで取り組まれている人格の統合問題
(Problem of Integration of personarity tackled in Yoga.)
 
⑦体育教育におけるヨーガの応用
(Application of Yoga in Physical Education.)

⑧体育教育におけるヨーガの技法の有用性
(Utility of Yoga Techniques in Physical Education.)

⑨最大効果を得るためのヨーガと体育教育の連携
(Co-ordination of Yoga and Physical Education for maximum benefit.)
 
 
【試験問題】
 
回答方法は、Q1を含む計4問に答える形式でした。


Q1.ヨーガはどのように誤解されているか?あなたにとってヨーガの本当の意味とは何か? 
(How is Yoga misconceived ? What is the real meaning of Yoga according to you ?)

Q2.WHO世界保険機関による健康の定義をかけ。健康な人の重要な特徴とは何か? 
(Define Health as given by W.H.O. What are the salient characteristics of a healthy person?)

Q3.チッタ・ヴィックシェーパとは何か?詳しく説明せよ。 
(What are the Chitta Vikshepas ? Explain them in detail.)
 
Q4.ヨーガの練習とそれ以外の練習と比較せよ。 
(Compare the Yogic Practices with Non Yogic Exercise.)

Q5.体育教育とスポーツへのヨーガの貢献について小論を書け。 
(Write a short essay on Contribution of Yoga to Physical Education and Sports.)

Q6.一般の人々にとってのYogabhyasaの有効性を議論せよ。
(Utility of Yogabhyasa for common people. Discuss it.)

Q7.次のどれか3つについて完結に説明せよ
(Write a short notes on ANY THREE of the following:) 

A)アーサナ(Asana) 
B)プラーナヤーマ(Pranayama) 
C)サマーディ(Samadhi) 
D)体育教育の定義(Definition of Physical Education)


【感想】
独特のテンションで生徒に興味を持たせながら授業を行う先生でした。インド人の生徒はミスタービーンとあだ名を付けていました。

体育教育とヨーガが教科ですが、『ヨーガス・スートラ』における「人間の心身的構造疲労」など、古典的な内容が時折、出てきました。

また、パワーポイントを写すプロジェクターがうまく動かず、黒板のみでの授業もありました。その際、黒板に書く、先生の英語が読めず、苦労しました。

体育教育とヨーガという近いようで遠いようなお互いの位置をつかむのに苦労しました。

3週間ほどが過ぎることころから、それぞれの教科も大切なのですが、その教師がヨーガについてどのような理解をしているのかを理解するのが、授業を理解する上で必要だと感じました。


2)人体の構造と機能(Anatomy & Physiology)

【概要】


①人体と組織について、特に呼吸器系、消化器系、筋肉系、神経系を参照しての概論
(Introduction to Human Body and Systems in brief with special reference to Respiratory, Digestive, Muscular and Nervous Systems.)

②アーサナ:定義と分類、アーサナと運動(エクササイズ)の類似点と相違点
(Asana - Definition and Classification, Similarities and dissimilarities between Asana and Exercise.)

③ アーサナにおける姿勢の生理学
(Postural Physiology with reference to Asana.)

④プラーナーヤーマ:定義と分類、プラーナーヤーマと深呼吸の違い。レーチャカ、クンバカ、プーラカの重要性
(Pranayama - Definition and Classification. Difference between Pranayama and Deep Breathing. Importance of Rechaka, Kumbhaka, Puraka.)

⑤クリヤ、ムドラー、バンダの概論
(Introduction to Kriyas, Mudras and Bandhas in brief.)

⑥ ③-⑤の項目は、解剖・生理学との関連で、適切な研究例を引用して説明される(Points 3,4 and 5 above are to be explained in relation to Anatomy and Physiology with some suitable examples of researches on these Practices 3,4,5)


【試験問題】

Q1.呼吸器系の構造と機能を説明せよ。カパーラバティのメカニズムを説明せよ。
(Name the main parts of respiratory system with the help of a diagram and explain the process of ventilation in details.Describe the mechanism of Kapalabhati.)

Q2.消化器系の構造を説明せよ。アーユルヴェーダ、現代科学からみたダイエットの概念を説明せよ。消化器系に影響を与えるアーサナを三つ説明せよ。
(Describe the process of digestion. Explain the concept of diet in view of Yoga,Ayurveda and Modern Science.Explain any three asanas which work on digestive system.)

Q3.伝統的、科学的視点よりアーサナの概念を説明せよ。異なったアーサナの種類を説明せよ。
(Explain the concept of asana through traditional & scientific views.Describe different types of asanas with examples.)

Q4.シュッディクリヤーを定義、メカニズム説明せよ。ネーティクリヤーの種類、重要性、制限を説明せよ。
(Define Shuddhikriya.Explain the mechanism,types importance and limitations of Neti Kriya in detail.)

Q5.生理学的、心理的なレベルでのプラーナヤーマの効果を説明せよ。種類を説明せよ。
(Explain the effect of Pranayama on Physiological & psychological levels. Describe its various types.)

Q6.次のどれか5つについて意味を書け(Write notes on any five of the following.)

a.パーワナムクタアーサナ(Pawana muktasana)
b.パンチャコーシャ(Pancha kosher)
c.ナーディの定義(Concept of Nadi)
d.ウディヤナバンダ(Uddiyana Bandha )
e.プラーナのコンセプト(Concept of Prana)


【感想】


身体の組織、器官の構造や機能についての英単語が授業のはじめから、終わりまで、流れていきます。いったん乗り遅れると、何を言っているのか。どこにいるのか。現在位置がつかめなくなります。
 
ただし、冷静になって、一つ単語をつかみ、地に足をつけると、何となく、何を言っているのか理解が可能でした。
 
アーサナ、プラーナヤーマ、シュッディクリヤーが身体に与える目的、影響を理解することは、日頃の実践での確実な知識、目的を明確に持てます。また、効果を確認できることで自信なりました。
 
 
3)伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)

【概要】

主な書籍は、チャランダーサ著の「アシュターンガ・ヨーガ」。 「ヨーガ・スートラ」、「ギーター」、「ハタ・プラディーピカー」、「ゲーランダ・サンヒター」、「ヨーガ・ウパニシャッド」、「シヴァ・スヴァロダーヤ」、ヴァシスタ・サンヒータ etc.を参照。
(The main book is Astangayoga of Charandas, with reference to Yoga Sutra, Gita, Hathapradipika, Gheranda Samhita, Yogopanishad, Shiva Swarodaya, Vasistha Samhita etc. )

ヨーガの紹介と定義:パタンジャリ、ギーター、スヴァートーマラーマ、ゲーランダ、チャランダーサ etc
(Introduction, Definition of Yoga according to Patanjali, Gita, Swatmarama, Gheranda, Charandas etc.)

ヴァシスタ・サンヒターよる身体の活性化ポイント
(Vital points of the body according to Vasistha Samhita. )

シヴァ・スヴァロダーヤによるパンチーカラナ・プラクリア
(Panchikarana prakriya (mixing technique) according to Shiva Swarodaya.)

サンヤマ、ヤマ(Samyama, Yama.)
ニヤマ、アーサナ(Niyama, Asana.)
ヴァーユ、ナーディ、プラーナーヤーマ(Vayu, Nadi, Pranayama.)

8種類のクンバカ(Eight types of Kumbhakas.)
クンダリーニの覚醒(Awakening of the Kundalini.)
ナーダ、ムードラ、バンダ、チャクラ(Nada, Mudra, Bandha, Chakra.)

プラーティヤハーラ、ダーラナ(Pratyahara, Dharana.)
ディヤーナ、サマーディ(Dhyana, Samadhi.)
シャット・カルマ(Satkarma.)
マハー・バンダ(Mahabandha.)
ムドラーとバンダの効果(Effects of Mudra and Bandha.)

シッディ(Siddhis)


【試験問題】


Q1.スワーミー・チャランダースによって論じられた「サンヤマ」についてあなたが理解したことを書け
(What do you understand by Samyama described in Ashtangayoga of Swam Charandasji?Write in detail.)

Q2.ヤマとニヤマの定義を書け。スワーミー・チャランダースによるヤマについて述べよ。
(What is the concept of Yama and Niyama? Write Yamas as described by Swami Charandasji.)

Q3.アーサナの定義を議論せよ。スワーミー・チャランダースによるシッダアーサナのテクニックと利益を述べよ。
(Discuss the definitions of Asana and write the Technique and Benefit of Siddhasana according to Swami Charandasji.)

Q4.プラーナヤーマによって何を理解したか?スワーミー・チャランダースによる3つのクンバカのテクニックを書け。
(What do you understand by Pranayama? Write techniques of any three Kumbhakas according to Swami Charandasji.)

Q5.スワーミー・チャランダースによるダーラナかミタハラについて議論せよ。
(Discuss Dharana or Mitahara according to Swami Charandasji.)

Q6.スワーミー・チャランダースによるディヤーナのテクニックを述べよ。
(Describe the techniques of Dhyana according to Swami Charandasji.)

Q7.次のどれか2つの意味を完結に説明せよ
(Write short notes on any two)

a)チャクラ(Chakras)
b)ナーディ(Nadi)
c)ヴァーユ(Vayu) 
d)サマーティ(Samadhi)


【感想】


「スワーミー・チャランダース」が書いた「アシュターンガ・ヨーガ」というテキストを学びます。

ヤマ•ニヤマがそれぞれ10項目づつあり、覚えるのが大変でしたが、内容はとても分かりやすく、日々の実践において、念頭におきやすい言葉です。

また、プラーナ、ナーディ、チャクラ、バンダ、などのが順をおって説明されているので、ヨーガにおける基礎的な常識の理解が深まりました。

特にディヤーナの章(ASTANGA YOGA,p39)、Padastha Dhyanaはクンバカもしくは、オームカールで瞑想する、とあり、次は、Pindastha Dhyana、Your body is a replica of the Almighty Brahma(おまえの身体は全能の神ブラフマンのレプリカだ!)という文章にぶつかったとき、なるほど!ここからは仏教のヴィパッサナー瞑想か、と方向性の確認ができました。
 
初心者でも理解の出来る、読めば読むほど、味がでてくる文献です。


4)ヨーガと価値教育(Value Education)

【概要】

①価値の意味Meaning  of Value ):
a.コンセプトの基礎理解(The basic understanding of the concept.)
b.価値の分類(Classifiation of Values.)
c.人生における価値の重大性(Significanece of Values in Life.)

②価値教育(Value Education):

a.価値教育の意味(Meaning of Value Education)
b.価値教育の目的(Objectives of Value Education)

③価値教育の内容(Content of Value Education) a.精神的な価値(Spiritual Values)
b.個人的な価値(Personal Values)
c.社会的な価値(Social Values)
d.ヨーガ的な価値(Yogic Values)


【試験問題】


Q1.価値とは何か?もしくは価値の分類について説明せよ。
(What do you understand by Value? or explain classification of values)

Q2.「プルシャ・アルタ」と「パンチャ・コーシャ」を手引きにして、古典的インド思想で理解されている価値の性質と重要性について説明せよ。 もしくは、現代における価値教育の必要性を書け。
(Purushartha and Panchakosha concepts throw light on the nature and status of Values as understood by ancient Indian Philosophers. Discuss.or Write an essay on Need of Value Education in Modern Times.)

Q3.価値教育の目的を論ぜよ。
(Discuss the nature and aim of Value Education.)

Q4.以下より二つ書け(Write short notes on any two)

a)人生においての価値の重要性(Significance of Value in man's life).
b)価値教育としてのヨーガ(Yoga itself is a form of Value education).
c)価値教育での先生の役割(Role of Teacher in Value Education).


【感想】


配布された資料を元に授業が進みましたが、英文の内容が難しく、また、講師の授業の展開も予想が出来ず、進行、内容を理解するのが難しい授業でした。現

代において価値を考察することは、とても重要なことだと感じました。


5)ヨーガと心の健康(Mental Health)


【概要】


①健康、心の健康、衛生、精神衛生:ヨーガと医学上の視点 (Health, Mental Health, Hygiene, Mental Hygiene : Yogic and Medical perspectives.)

②ヨーガと現代心理学:実存的問題への統合的なアプローチ (Yoga and Modern psychology : A synthetic approach for existential problems.)

③正常性のコンセプト:心理学とヨーガのアプローチ
(Concept of Normality : Psychological and Yogic approaches.)

④感情障害:パタンジャリ・ヨーガ・スートラにおける原因と結果、改善方法 (Emotional Disorders : Causes, effects and remedies in Patanjala Yoga Sutra.)

⑤葛藤、欲求不満:ヨーガ的改善方法
(Conflict, Frustration : Yogic Remedies.)

⑥ヨーガを通じた個人と対人関係の調整
(Personal and interpersonal Adjustments through Yoga.)

⑦ヤマ、ニヤマ、アーサナ、プラーナーヤーマ:身体的・心理的な健康への貢献 (Yamas, Niyamas, Asanas and Pranayamas - their contribution to Physical and Mental Health.)

⑧祈り:ヨーガの実践における意味
( Prayer - its significance in Yogic Practices.)


【試験問題】


Q1.心理学用語でヨーガの定義とは何か?心理学用語でのヨーガの理解においての利点と限界は何か?
(Define and explain Yoga in psychological terms.What are the advantages and limitations in understanding yoga through psychology?)

Q2.ヨーガにおける正常性について異なった正常性についてのモデルと比較しながら説明せよ。
(Evaluate the concept of Normality in yoga ,in the context of different theories and models of Normality.)

Q3.「パタンジャリ・ヨーガ・スートラ」から推論される実存的機能障害の起源と、関連する改善法は何か?
(Elucidate the root causes of existential disorders,as well as,remedies on these disorders ,as inferred from Patanjala Yoga Sutra)

Q4.次のどれか3つの意味を説明せよ(Write shorts notes on any three)

1.ヨーガの正常性(Normality in Yoga)
2.バガヴァット・ギーターに於けるヨーガの性質
(The Nature of Yoga in Bhagwat Gita)
3.「ラグー・ヨーガ・ヴァシスタ」における病気について (Laghu Yoga Vasistha on diseases)
4.調整におけるヤマとニヤマの重要性(Imporance of Yamas and Niyamas in Adjustment)
5.(Yoga is not limited to mental Health.)

Q5.調整とは何か?ヨーガの実践がどのように調整に役立つか? (What is Adjustment ? How do yogic practices help achieve a better  Adjustment ? Explain fully.)

Q6.欲求不満とは何か?欲求不満に対応する上で、どのようにヨーガの方法は通常の手法と異なるのか?
(What is Frustration ?write in detail as to how different yoga practices help tackle frustration effectively.)

Q7.「祈り」とは何か?祈りの主な種類は何か?ヨーガ実践者に祈りはどのように役に立つのか?
(What is "Prayer" ? What are the its main types ? How does prayer help a Yoga Sadhaka ?Explain fully.)


【感想】

講義の内容で、欲求不満の種類で、攻撃、投影、合理化、昇華、退行、現実逃避とありました。

「試験に追われて、抹茶と豆大福が食べたい」とホームシックにかかる自分を心理的に分析して、これは、「現実逃避」だな、
とか、外人の生徒とお茶を飲みながら、「大学の運営や授業の内容に不満」が出ると、これは、「投影」だなと、分析しながら楽しみました。

 
6)指導法(Teaching Methods for Yogic Practice)

【概要】


①概論:実践授業とヨーガの実践においてそれを活用することの必要性 (Introduction : Need of Practice Teaching and its use in Yogic Practices.) 
 
②ヨーガの実践授業を伴う科学原理
(Scientific principles involving Yogic practice teaching.)

③実演の技法:その意味
(Presentation Technique : Its meaning.)

④授業補助物:その意味と必要性
(Teaching Aids : Its meaning and need.)

⑤クラス・アレンジメント:その意味と必要性
(Class Management : Its meaning and need.)

⑥レッスン・プラン:意味と必要性
(Lesson Plan : Meaning and need.)

⑦ヨーガの実践におけるレッスン・プランの準備
(Preparation of Lesson Plan in Yogic practices.)

⑧異なるヨーガ・レッスン・プランにおける時間配分
(Time allotment in different Yogic lesson plans.)

⑨レッスン実演
(Lesson Presentation.)


【試験問題】


Q1.アーサナとエクササイズの違いを説明せよ。
(Explain the difference between Asana & Exercises)

Q2.ヨーガを教えるにあたって、どのような科学的な法則を先生は知っておくべきか?
(What are the scientific principles that a teacher must know while teaching Yoga.)

Q3.50名の生徒をどのような指導方法でマネージメントするか?また、その根拠を書け。
(What are the teaching methods you will follow if you have to handle a class of 50 members and why)

Q4.レッスンプランの意義を書け。ヨーガを指導するにおいてなぜ必要か?具体的に20分においての指導方法を書け。
(What do you mean by Lesson Plan? Why is it necessary for a Yoga teacher?Describe the time allotment system in a lesson plan to teach Yoga for 20 minutes duration.)

Q5.効果的なクラスマネージメントを定義せよ。どのような種類のクラスマネージメントがあるか?必要性と理由を述べよ。
(Define Class Management for an effective learning.What kind of class management will be necessary & why)

Q6.以下より二つ書け。
(Compulsory Question Write short notes on any two only)

a.プラーナヤーマ(Pranayama)
b.評価(Evaluation)
c.ヨーガ指導者の性格(yoga teacher's Personality)

Q7.重要なポイントと利益を以下より2つ選んでかけ。
(Write the salient points & benefits of any two of the following Yoga practices.)

a.カパーラバーティ(Kapalabhati)
b.アヌロマヴィロマプラーナヤーマ(Anuloma Viloma Pranayama)
c.ブージャンガアーサナ(Bhujangasana)

Q8.ヨーガは人格の統合のプロセスである。説明せよ。
(Yoga is a process of integration of personality explain)


【感想】

ヨーガ指導方法の授業とは何を学ぶのかと受ける前は疑問に思っていました。私自身、どのように伝えるかということに関して、興味があまりありませんでした。

しかし、教科書的に、指導方法の種類、講義式、インストラクション&返答、個人的、グループなど具体的な型をならうことで、整理の出来ていなかった、指導について、客観的に理解が深まりました。

また、

先生の定義:方法、手順を教える、指し示す
(A person who directs the process)、

生徒の定義:彼自身の行動によって、彼自身を調整する(統合する)
(A process of adjustment through action)、

環境:理解の方向に向かって導かれるようなクラスの状態 (class or situation in which the whole process is conducted)

など、基礎的な定義を理解することで、どのように説くのか、習うのかが確認できました。


7)口答試験(Viva-voce)


【質問の内容】
 

・カイヴァリヤダーマでCCYを受ける目的
・どこから来たのか?職業は?
・プーラカとは?
・ヨーガの背景の哲学は何か?
 
【感想】

 
試験官の先生は3名でした。私はboyクラスの一番だったのですが、雰囲気も和やかで、1分もかからず終了しました。  
     


II.修了試験・実技編

【ヨーガの実践リスト(List of Yogic Practices)】


1. パワナムクタ・アーサナ(Pawanmuktasana)
2. ナウカ・アーサナ(Naukasana)
3. ヴィッパリタ・カラニー(Viparitakarani)
4. サルヴァーンガ・アーサナ(Sarvangasana)
5. マツヤ・アーサナ(Matsyasana)
6. ハラ・アーサナ( Halasana)
7. ブージャンガ・アーサナ(Bhujangasana)
8. アルダ・シャラバ・アーサナ(Ardha Shalabhasana)
9.  シャラバ・アーサナ(Shalabhasana)
10. ダヌラ・アーサナ(Dhanurasana)
11. バカ・アーサナ(Vakrasana)
12. アルダ・マッチェーンドラ・アーサナ(Ardha Matsyendrasana)
13. パスチモッターナ・アーサナ(Paschimotanasana)
14. ヴァジュラ・アーサナ(Vajrasana)
15. スプタ・ヴァジュラ・アーサナ(Supta Vajrasana)
16. ヨーガ・ムードラ(Yoga Mudra)
17. ウッカタ・アーサナ(Utkatasana)
18. チャクラ・アーサナ(Chakrasana)
19. ヴリクシャ・アーサナ(Vrikshasana)
20. ウディヤーナ・バンダ(Uddiyana Bandha)
21. カパーラバーディ(Kapalbhati)
22. アヌロマ・ヴィロマ(Anuloma Viloma)
23. ウジャーイー(Ujjayi)
24. シャヴァ・アーサナ(Shavasana)
25. マッカラ・アーサナ(Makarasana)
26. タダ・アーサナ(Tadasana)
27. パーダハスタ・アーサナ(Padahastasana)
28. パールヴァタ・アーサナ(Parvatasana)
29. ゴームカ・アーサナ(Gomukhasana)
30. アカルナ・ダヌラ・アーサナ(Akarna Dhanurasana)
31. シンハ・ムドラー、ブラフマ・ムドラー及び幾つかのクリア(Simhamudra, Brahmamudra & Selected Kriyas)
32. マントラ & オームの暗唱(Recitaion of few Mantras & Om ) 
 

【感想】

約40名のboyクラスを6グループにわけて、順番に指定されたアーサナを行うというものでした。最後に一人ずつウディヤナバンダのテストがありました。


III.教育実習(Teaching Lesson)


課題:ハラアーサナ
時間:20分


【指導方法】


最初にヨーガとは? アーサナとは? の説明

マントラ

チャートを使って、ポーズの利点、注意点を説明

モデルを使って、ポーズの流れを説明

セルフ・プラクテイス(インストラクションなしで各自練習)

グループ・レッスン(インストラクションに合わせて動く)

質疑応答

OMマントラ

クロージング


【感想】


一つのアーサナを20分かけて約20名の生徒にたいしてクラスを行います。アーサナについての方法、利益、注意、個人練習、グループ練習などを説明します。

黒板を使ったり、パソコンを使ったり、選挙演説のように熱弁をするインド人(自分が指定されたアーサナを出来なくてもアーサナについての知識を完全に暗記し、堂々と講義するインド人は見事でした)がいたりと様々でした。

それぞれのアーサナが生理学的、心理的、精神的に目的が違う事。それらを理解する為に一つ一つのアーサナを分析、発表することがとても重要なことだと理解できました。


lV.総括編
 

①『カイヴァリヤダーマ』の6週間コースを受講する価値はあったか
 

知識を理解す、ということに目覚めました!
 
親しかったクラスメートは17歳。私と20歳違います。彼と一緒に授業を受けていて、とても刺激になりました。

彼らは、授業に集中しており、先生の問いかけに、大きな声で答えを返します。疑問があれば、先生の話をさえぎり、質問をします。授業の中で、頭に書き込んでいるといった印象です。

私の17歳の頃を思うと先生の言ったこと、黒板の内容をコピー。ノートにペースト。試験でペーストでした。試験の回答方法は論文形式なので、ペーストではかけません。

インド人のような頭を使おうと、しばらく、シルシアーサナをして、頭を逆さまにしていました。


②ロナウラの総合的な学習環境はどうであったか

知識を学ぶことが目的という、プログラムが組まれています。

食べるのが目的もでなく、遺跡を見るのが目的でもなく、ヨーガの知識の獲得。これに向けての環境が整っています。

痩せて一つ発見。アーサナが出来るようになりました。がむしゃらにいくらやってもダメなのですね。


③6週間コースで消化したことはどう役立つか

消化不良を起こさないよう、じっくりと消化していきます。今まで自分が、ヨーガと向き合っていなかったことを発見しました。

自分自身の実践の大切さ。実践にて吸収でき、身体全身にめぐらせ、快便できるよう心がけています。

④今後のヨーガに対する展望

「ヨーガを実践する」を心がけます。

日本にもあったんだけど、見えなくなっている精神性をヨーガに求めている(依存している)と気づきました。

精神性をヨーガに求めるのではなく、日本において、見えなくなっているものが何なのか?

それらの中身を現在において、もう一度、考察をし、問題がある点は、あらためて、問題がない、すばらしい点はさらに、発展できるよう、実践したいと考えております。


5)その他

①プネー訪問

5月1日(土)に、相方先生にプネーを案内していただきました。小さな町、ロナウラとは違う、大都会に驚きました。

②ロナウラ・ヨーガ研究所訪問


真摯に文献の研究を行っている姿に感動するとともに、ヨーガに関わっている人は、本当にヨーガを愛していると感じました。

③ウルリカンチャンの自然療法アシュラム


カイヴァリヤダーマの環境と対極のような雰囲気を持つ施設でした。

また、カイヴァリヤダーマの食堂で会うインド人は、どこか、ホリデー気分が見受けられましたが、自然療法アシュラムでは、「自分で直す」という意気込みが伝わってきました。

④インド全般の印象etc.

生きのこっていくには、厳しい環境だと、ひしひしと感じました。そのような環境でうまれたのが、「インド人」で、「ヨーガ」であり、「仏教」なのかと納得しました。

「インドは自分が求めているものを与える」という「カルマの法則」も十二分に体験しました。

留学中、相方先生と電話やスカイプで、話をする機会がありましたが、その始めは「どうですか?サバイブしてますか?」まさに、この「生き残り」がぴったりの厳しい環境でした。

最後になりましたが、 今回の留学において、相方先生ご夫妻を始め、日本語通訳のラトールさん、J.K.トラベルのククジさん、カイヴァリヤダーマのスタッフの方々、皆様に大変にお世話になりました。

感謝申し上げます。
ありがとうございました。

 

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2010年7月21日水曜日

穂高編2010(9)

【参加者の方のフィードバック・シリーズ⑧】

日程:2010年6月4日(金)-16日(水)
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 → http://www.yojoen.com/
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト 

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一昨年、昨年に続き、長野の『穂高養生園』で合宿セミナー・シリーズ「穂高編2010」が、次の4つのプログラムで実施されました。

①6月 4日(金)- 6日(日):養生園主催「一般向けプログラム」
②6月 7日(月)- 9日(水):森の家「プラーナーヤーマ専攻」
③6月11日(金)-13日(日):森の家「ヨーガ・スートラ特講」
④6月14日(月)-16日(水):森の家「ハタ・ヨーガ総論」

共通する主題は「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」でした。インドの伝統的なヨーガのリソースに基づいた「ヨーガ」の理論・方法論・技術論についての理解を深めて行くことが一貫したテーマでした。

今年は延べ68名の参加者がありました(複数参加された方も含めて)。
参加者の方からお寄せ頂いた「フィードバック」を、8回のシリーズで掲載させて頂いています。
 

参加者のみなさんには次の項目でフィードバックをお願いしました。 
 
  1)「穂高養生園」の環境と施設 
①穂高の環境と養生園の施設 
②宿泊室とホール(森の家・新森の家) 
③ダイニングでの食事 
④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応 

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について 
③参加されて有益であった点 
④やや物足りなく思われた点 
⑤今後期待されるプログラム 
 

今回は、
①②③④全部のプログラムに通しで参加、合計12日間の研修を受けられた、三重在住の「S.I.」さん(女性)からのフィードバックです。
 

●「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」

わたしたちの活動テーマは、「ヨーガ」の伝統的側面の強化です。その方向で、バンコクでも、日本でも、ソウルでも、活動の方向性が組み立てられています。

「ヨーガ」のルーツはインドの精神文化に伝承されて来た心身統合の方法論にあります。1920年代に「ヨーガ」の学術的な研究がマハーラーシュトラ州のロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」で着手されたことで、一般社会の医療・教育分野に、サイエンスとしての「ヨーガ」が浸透して行く近代化のプロセスが始まりました。

1960年代以降、「ヨーガ」はインド発の健康法の一種として、諸外国にも広く伝搬されて行きました。日本では一時停滞期がありましたが、近年、再び「ヨーガ・ブーム」と呼べる時期が到来しているようです。

日本でも、今後も健全な「ヨーガ」の活動が発展して行くことで、一時の流行ではなく、ライフ・ワーク的に「ヨーガ」のプラス面を享受する人々が増るのは望ましいことに思えます。

そのためには、伝統的リソースに基づいた、ニュートラルで学術的な「ヨーガ」の知識の強化が不可欠になるでしょう。そして、それは、ロナウラに蓄積されて来た「ヨーガ」のリソースにアプローチして行くことで、効率よく追求して行くこと可能です。今後、「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」として、次のようなモジュールによる学習プログラムを強化して行く予定です。

・「ヨーガの歴史的背景」
・「ヨーガの基礎理論」
・「アーサナ考察」
・「プラーナーヤーマ専攻」
・「ヨーガ・スートラ特講」
・「ハタ・ヨーガ総論」
・「ハタ・ヨーガ各論」
・「瞑想理論(Vipassanaとの関連)」
etc

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

穂高編2010・フィードバック・シリーズ⑧
「S.I.」さん(女性・大阪在住)

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相方ひろし先生、ひでこ先生。
 
本当にありがとうございました。穂高での学びが日々の中に生きています。ご一緒させていただいた先輩方と関西での勉強会に参加させていただいたり、自身の実践も集中してできるように日々励んでいるところです。
 
また、タイでお会いできるのを楽しみにしております。 お体には気をつけてくださいね☆
 
  
【プロフィール】

①住んでいるところ

三重県志摩市の海に囲まれた田舎に住んでおります。


②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

地域の活動の一環、公民館で細々とヨーガ教室をさせて いただいてます。地域の人たちと素敵な「わ」を広めたくて、
「手作り市」を主宰したりしています。


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

ヨーガについて、伝統的な教え、その伝統的な教えが 現代の日常に置いて、どのような関わりをしているのか・・・・
興味深いです。

趣味は、多趣味です。 パンを焼くこと、料理すること、ものつくりすること、 「ものつくり」は私のライフワークです。 


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

3年です。 ヨーガをはじめたきっかけは・・・ インドが大好きでして、そこにあった・・・という感じです。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

伝統的ヨーガを学ぶこと、そして、今の現代に生かしていけること、それを自ら体験を通して伝え、みんなが幸せでいれるようなきっかけになればいいなと 思っています。

ヨーガの間口を広げて、たくさんの人に役に立つツールと なってくれることを期待しております。


【フィードバック】

1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設

穂高は緑が沢山で水も空気もおいしくて、とても素敵な場所でした。 養生園も施設もとても良かったです。


②宿泊室とホール(森の家・新森の家)

里の家も良かったですが、個人的には森の家が良かったです。 木と人ホールもとっても素敵でした。木の表情をありのまま表現した作りに感激でした。 まさに、木と人が協力してできたものだな~と感じました。


③ダイニングでの食事

食事は本当においしかったです。 今でも恋しいくらいです。


④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

本当にスタッフ皆様には色々と気遣いをしていただいて、 感謝感謝です。ありがとうございます。



2)講義と実習について
 
①講義の内容について
 
私は、すべてのコースを受けて、 何度も何度も先生のお話される内容に耳を傾けることが できました。

何度同じことを聞いていても、その時の自分の状態、 理解の仕方が変化していくのも見届けることができ、 とても貴重な時間を頂いたなと感謝しています。もちろん、全てを理解できたわけではありません。 不透明なところもたくさんあります。

でも、その不透明な部分を理解していきたい、 もっと深くヨーガを学びたいと思わせていただきました。


②実習について

ゆるやかで、でも的確な言葉がけが印象的です。自分が今まで行ってきた「動」の部分、まったくもって、 無駄だとはいいませんが、なにを目的としていたのか・・・・単なるストレッチに過ぎなかったな~と感じさせてもらいました。

緩やかな動きの中での自分の中の感覚を観察すること、 プラナヤマ、瞑想・・・・自分の「静」の部分と向き合えた 実習でした。


③参加されて有益であった点

今まで、「ヨーガ」に対して、不透明だった部分が明確となり、 より深く学ばせて頂くきっかけとなっております。先輩方と学ばせて頂く時間をいただけたことも 本当にありがたいことです。


④やや物足りなく思われた点

今の私には、十分すぎるくらいです。 このコースで学んだことを少しづつ消化していきたいです。


⑤今後期待されるプログラム

私は、カイヴァリヤダーマの6週間コースを受けたいと 思っております。しかし、英語が不十分なため、 先生の通訳をつけていただけたらな~と期待しております。 もちろん、自分でも理解を深めるための勉強もしていきたいと 思っております。



(この項続く)




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

穂高編2010(8)

【参加者の方のフィードバック・シリーズ⑦】

日程:2010年6月4日(金)-16日(水)
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 → http://www.yojoen.com/
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト

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一昨年、昨年に続き、長野の『穂高養生園』で合宿セミナー・シリーズ「穂高編2010」が、次の4つのプログラムで実施されました。

①6月 4日(金)- 6日(日):養生園主催「一般向けプログラム」
②6月 7日(月)- 9日(水):森の家「プラーナーヤーマ専攻」
③6月11日(金)-13日(日):森の家「ヨーガ・スートラ特講」
④6月14日(月)-16日(水):森の家「ハタ・ヨーガ総論」


共通する主題は「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」でした。インドの伝統的なヨーガのリソースに基づいた「ヨーガ」の理論・方法論・技術論についての理解を深めて行くことが一貫したテーマでした。

今年は延べ68名の参加者がありました(複数参加された方も含めて)。
参加者の方からお寄せ頂いた「フィードバック」を、8回のシリーズで掲載させて頂いています。

参加者のみなさんには次の項目でフィードバックをお願いしました。

1)「穂高養生園」の環境と施設
①穂高の環境と養生園の施設
②宿泊室とホール(森の家・新森の家)
③ダイニングでの食事
④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
③参加されて有益であった点
④やや物足りなく思われた点
⑤今後期待されるプログラム


今回は、
①②③④全部のプログラムに通しで参加、合計12日間の研修を受けられた、大阪在住の「M.S.」さん(女性)からのフィードバックです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

穂高編2010・フィードバック・シリーズ⑦
「M.S.」さん(女性・大阪在住)

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相方 宏先生、秀子先生、こんにちは!

穂高では大変お世話になりました。フィードバックを送信させていただきます。
よろしくお願いいたします。


【プロフィール】

①住んでいるところ

大阪市北区です。。。


②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

実家の空きスペースを間借りし ほそぼそとヨーガを伝えさせていただいてます。 あと、友人経営の英国喫茶で働いております。


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

何故かヨーガに関心があります。 高校時代に旅に興味を持ち、短大で観光学科に入学し、 旅行会社などでも働きましたが、現在では、 バックパックを背負って、たまにアジアを旅したりしています。


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

約4年ほどです。 体調・体系維持と精神的なストレスがあった為です。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

ヨーガの基礎となるもの、 土台をしっかり積んでいき学びを深めていきたいです。



【フィードバック】

1)「穂高養生園」の環境と施設


①穂高の環境と養生園の施設

長野は修学旅行以来でしたが、山の緑がキラキラしていて空気が澄んで気持ちよかったです。


②宿泊室とホール(里の家・森の家・木と人カフェホール)

木と人ホールは芸術作品のひとつだと思うくらい すてきな場でした。森の家は、リアルに森の中にあり、 開放感がありました。


③食事について

スタッフの皆さんがひとつひとつ丁寧に料理を作って くださっているのが伝わり、とても温かくておいしかったです。徹底した玄米菜食だったので、カラダが軽くなり、 終盤になると体調がすごく良くなっていました。


④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

スタップの皆さんはすごく優しく、気づかいがあり とても居心地が良かったです。 またスタッフの方々に会いに養生園にいきたいです。


2)講義と実習で理解と体験が深まったこと①講義の内容について

③全プログラムについて認識が深まった点


(①&③をまとめさせていただきます。。。) 今回は、6/4~の一般向けのコースからハタ・ヨーガ理論まで すべてのプログラムに参加させていただけるという 大変ありがたい環境でありました。

かなり濃厚な時間であった為、どのようにフィードバックを するか悩みました。まとまらないかもしれませんが、 感じたことを書かせていただきます。

相方先生の講義に参加された知人から、 本当に興味深くて刺激的でおもしろいよ~と、聞いていましたので、 どのような講義なのか始まる前からとても楽しみにしていました。

「一般コース」のヨーガの基礎理論では、 今まで学んだこと聞いたこともなかったようなヨーガのコンセプトを 様々な方向から話していただき、まずビックリしました。

ヨーガの意味は、漠然と「つなぐ」ということは知っていたものの 実際に辞書を引いたこともなかったので、とても新鮮でした。

知らないことがたくさんありすぎて、相方先生がお話されることが おもしろくて興味があり、ずっとわくわくしておりました。

ヨーガの近代化の部分で、4名のスワミのお話の時、 シバナンダ・ヨガのTTCを受けたにもかかわらず知らなかった・・・・・
と、思うことがあり自分自身少し苦笑いしてしまいました。


6/7からの「プラナーヤーマ」では、一般コースとは雰囲気が異なり リピーターの方々が多くいらっしゃり、深く突っ込んで話して
頂けた事と、ヨーガの基礎の部分も復習として聞けたので、 私自身も少しずつ理解が深まってゆく感じがしていました。

そして、 呼吸のメカニズムについて詳しく理解することができました。 今まで呼吸をコントロールすると思っていたのが、 呼吸筋が活動した結果であるということ。納得です。


6/11~の「ヨーガ・スートラ」では、 理解できる部分と理解できない部分との仕分け作業が必要である と最初から言ってくださっていたので、無駄が省けることができて、頭を抱えなくてよくなり、ちょっとホッとしました。

ヒンドゥー教と仏教での認識の違いのお話は とても興味深かったです。

ラストの「ハタ・ヨーガ」です。 今までよく知らなかった、ムドラーとバンダについて 突っ込んでお話していただけたのですごく勉強になりました。ハタ・プラディーピカとゲーランダ・サンヒタの中での ハタ・ヨーガのアプローチ方法を両方知れてよかったです。



②実習について

今まで自分がどれだけ無理(オーバーストレッチなど。。。)を していたかということに気づかされました。「安定して、快適で、無理がない」アーサナをしていると 落ち着いている自分がいました。

あと、バンダを意識するのとしないのでは 内側への働きかけが全く違うとも感じました。2週間ほど滞在していると、カラダが軽くなっていました。

プラナーヤーマをアーサナが終わった後に行うことで より呼吸が落ち着いていました。


④やや物足りなく思われた点

思いつきません。


⑤ご自分にとって、プログラムに参加したメリットがあったかどうか

とてもとても有意義でありました。全プログラムに参加させて頂いたことにより 何度も同じ事を聞けることが出来たことでより理解が深まりました。 本当によかったです。

穂高の大自然の中で、相方宏先生と秀子先生と プログラムに参加された皆様と出会う事ができ そして、素敵で貴重な時間を過ごせたことに感謝します。

やっと、スタートをきった感じがします。 これから、少しずつですが学びを深めていきたいと思っております。 よろしくお願いいたします。


⑥今後期待されるプログラム

タイのワンサニットに参加させていただきたいです。 カイバリヤダーマにも行ってみたいので、 インドでのロングコースも期待しております。

以上、まとまってないかもしれませんが フィードバックさせていただきます。 このような機会を与えていただきありがとうございました。 またお会いできることを楽しみにしております。

インドまたはタイの暑さにお気をつけください! ありがとうございました!



(この項続く)



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

穂高編2010(7)

【参加者の方のフィードバック・シリーズ⑥】

日程:2010年6月4日(金)-16日(水)
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 → http://www.yojoen.com/
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト

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一昨年、昨年に続き、長野の『穂高養生園』で合宿セミナー・シリーズ「穂高編2010」が、次の4つのプログラムで実施されました。

①6月 4日(金)- 6日(日):養生園主催「一般向けプログラム」
②6月 7日(月)- 9日(水):森の家「プラーナーヤーマ専攻」
③6月11日(金)-13日(日):森の家「ヨーガ・スートラ特講」
④6月14日(月)-16日(水):森の家「ハタ・ヨーガ総論」


共通する主題は「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」でした。インドの伝統的なヨーガのリソースに基づいた「ヨーガ」の理論・方法論・技術論についての理解を深めて行くことが一貫したテーマでした。

今年は延べ68名の参加者がありました(複数参加された方も含めて)。
参加者の方からお寄せ頂いた「フィードバック」を、8回のシリーズで掲載させて頂いています。

参加者のみなさんには次の項目でフィードバックをお願いしました。

1)「穂高養生園」の環境と施設
①穂高の環境と養生園の施設
②宿泊室とホール(森の家・新森の家)
③ダイニングでの食事
④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
③参加されて有益であった点
④やや物足りなく思われた点
⑤今後期待されるプログラム


今回は、
④6月14日(月)-16日(水):「ハタ・ヨーガ総論」に参加された、東京在住の「H.T.」さん(女性)からのフィードバックです。


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穂高編2010・フィードバック・シリーズ⑥

「H.T.」さん(東京在住)

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相方先生、ひでこ先生、みきさん♪

こんにちは。 みなさま、お元気でいらっしゃいますか?
合宿では、たいへんお世話になりました。どうもありがとうございました。

これから、細々ですが、瞑想や呼吸法も続けています・・・ まだ、そんなに効果は実感できませんが、気長~に続けたいと思っています。


【プロフィール】

①住んでいるところ

東京都の西端の八王子です。


②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

バイトをしたり、大学で研究をしたりです。


③特に関心が深いこと、特技・趣味やライフワーク

やっぱりヨーガです。それから、趣味はのんびりすることです。


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

養生園で初めてやってみて、とても魅かれました。それから、今回お手伝いしていただいているみきさんに習ったりして
続けています。

去年の相方先生のクラスにも参加させていただきました。 今回も、とっても楽しみにしています。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

ヨーガが世界中に広まって、みんなが平和で幸せで穏やかな毎日を過ごせたらいいのになぁと思います。



【フィードバック】

1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設

毎年思いますが、6月頃の初夏の穂高はいいなぁと思います。空気がきれいで、ひとも多すぎず、少なすぎず、高原という感じです。養生園もいつもと同じ、ほっとした雰囲気でした。


②宿泊室とホール(里の家・森の家・木と人カフェホール)

毎年成長(?)しているのに驚きます。 今年は、網戸があってとても快適でした。 とくに、木と人カフェホールの2F のベランダはステキでした。


③食事について

おいしかったです。ごちそうさまでした。カラダにもよさそうでした。 ただ、ヨーガをしている時には少し重いかなとも思いました。
スープがとてもおいしかったです。


④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

あんまりスタッフの方や、セミナーの運営全般など意識することは なかったと思います。

ということは、きっと支障がでないように裏方の方々が気を配っていて下さっていたんだと思います。 どうもありがとうございます。

ただ、一般のお客様と重なるときは気を遣ったような気がします。


2)講義と実習で理解と体験が深まったこと


①講義の内容について

今年もわかりやすくて、面白かったです。 ただ、講義時間が長すぎて・・・ 50分毎に10分くらい休憩が あったほうが集中できそうです。


②実習について

少し物足りなかったです。ヨーガは体操や筋力強化体操ではないことは、よ~く分かってきましたが、もう少し体を動かしたかったです。


③「ハタ・ヨーガ」について認識が深まった点

ヨーガは体操ではなく、自律神経に作用するものだという点です。 ただ、養生園に着いたら、ほっとして気が抜けてしまい、 せっかくのご講義はあんまりきいていませんでした。

それよりも講義前の、お話のほうがためになりました。


④やや物足りなく思われた点

実習がすくなかった点です。


⑤ご自分にとって、プログラムに参加したメリットがあったかどうか

メリットはあったと思います。また少しずつ日常生活に気を配ることができるようになりました。

もし参加していなかったら、 ストレスで一杯一杯になっていたと思います。


⑥今後期待されるプログラム

もう少しゆったりとしたスケジュールのプログラムです。 たくさん勉強したい人用と、のんびりヨーガをしながらストレス解消を
したい人用と分けられないかなと思いました。

以上です。簡単なFBですが、また少しいろいろ考える機会を持てました。 ありがとうございます。 また来年もお会いできるのを楽しみにしています。


(この項続く)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

穂高編2010(6)

 【参加者の方のフィードバック・シリーズ⑤】

日程:2010年6月4日(金)-16日(水)
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 → http://www.yojoen.com/
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト 


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一昨年、昨年に続き、長野の『穂高養生園』で合宿セミナー・シリーズ「穂高編2010」が、次の4つのプログラムで実施されました。

①6月 4日(金)- 6日(日):養生園主催「一般向けプログラム」
②6月 7日(月)- 9日(水):森の家「プラーナーヤーマ専攻」
③6月11日(金)-13日(日):森の家「ヨーガ・スートラ特講」
④6月14日(月)-16日(水):森の家「ハタ・ヨーガ総論」


共通する主題は「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」でした。インドの伝統的なヨーガのリソースに基づいた「ヨーガ」の理論・方法論・技術論についての理解を深めて行くことが一貫したテーマでした。

今年は延べ68名の参加者がありました(複数参加された方も含めて)。
参加者の方からお寄せ頂いた「フィードバック」を、8回のシリーズで掲載させて頂いています。

参加者のみなさんには次の項目でフィードバックをお願いしました。

1)「穂高養生園」の環境と施設
①穂高の環境と養生園の施設
②宿泊室とホール(森の家・新森の家)
③ダイニングでの食事
④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
③参加されて有益であった点
④やや物足りなく思われた点
⑤今後期待されるプログラム

 

今回は、
①6月11日(金)-613日(日):「一般向けプログラム」に参加された、豊島区在住の「KH.」さん(女性)からのフィードバックです。


●「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」

わたしたちの活動テーマは、「ヨーガ」の伝統的側面の強化です。その方向で、バンコクでも、日本でも、ソウルでも、活動の方向性が組み立てられています。

「ヨーガ」のルーツはインドの精神文化に伝承されて来た心身統合の方法論にあります。1920年代に「ヨーガ」の学術的な研究がマハーラーシュトラ州のロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」で着手されたことで、一般社会の医療・教育分野に、サイエンスとしての「ヨーガ」が浸透して行く近代化のプロセスが始まりました。

1960年代以降、「ヨーガ」はインド発の健康法の一種として、諸外国にも広く伝搬されて行きました。日本では一時停滞期がありましたが、近年、再び「ヨーガ・ブーム」と呼べる時期が到来しているようです。

日本でも、今後も健全な「ヨーガ」の活動が発展して行くことで、一時の流行ではなく、ライフ・ワーク的に「ヨーガ」のプラス面を享受する人々が増るのは望ましいことに思えます。

そのためには、伝統的リソースに基づいた、ニュートラルで学術的な「ヨーガ」の知識の強化が不可欠になるでしょう。そして、それは、ロナウラに蓄積されて来た「ヨーガ」のリソースにアプローチして行くことで、効率よく追求して行くこと可能です。今後、「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」として、次のようなモジュールによる学習プログラムを強化して行く予定です。

・「ヨーガの歴史的背景」
・「ヨーガの基礎理論」
・「アーサナ考察」
・「プラーナーヤーマ専攻」
・「ヨーガ・スートラ特講」
・「ハタ・ヨーガ総論」
・「ハタ・ヨーガ各論」
・「瞑想理論(Vipassanaとの関連)」
etc

 

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穂高編2010・フィ-ドバック・シリーズ⑤

「K.H.」さん(東京在住)

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【プロフィール】

①住んでいるところ

東京都豊島区


②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

ヨーガ講師、主婦、 ヴィヴェーカーナンダについての研究(上智大学アジア文化研究所にて)


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

ヨーガに関しては、その実践・教育・研究の今後について関心が あります。また、ヒンドゥー教復興についても研究を進めて いきたいと考えています。


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

ヨーガ歴は20年程。 母が更年期のため体調が思わしくなく、ヨーガを習い始めたところ、 だんだん体調が良くなり生き生きしていった様子を見て、 学生時代に取り組み始めました。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

ヨーガの実技と理論及びその関連領域 (インド思想・生理学・心理学等)をバランスよく学べる場が もっと増えることを期待しております。



【フィードバック】

1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設

温泉もあり、ログハウス風の施設は快適だと思います。 でも、猿が現れたりして、やはりここは奥深い自然なのだな、 と再認識しました。


②宿泊室とホール(里の家・森の家・木と人カフェホール)

森の家で、部屋をシェアしましたが、快適でした。 木と人カフェホールが完成しており、2階でのご講義が終わると、1階でお茶を飲んで一休み、というのは、いい感じでした。


③食事について

飽きないように、インドのターリー風の献立や、パンが出たりと、 色々工夫して下さっています。味もマイルドで、ヨーガと玄米菜食で、身体の余計な脂肪が 落ちたのが、気持よかったです。


④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

車の移動など、色々親切に対応していただきました。



2)講義と実習で理解と体験が深まったこと


①講義の内容について

ヒンドゥーや仏教の考え方やヨーガの動向等も含めて、 お話を伺えたのが、大変参考になりました。

長年のインドやタイでのご活躍に基づく、実感のこもった お話は大変興味深く感じます。 (ご講義だけでなく、オフレコ部分もとても面白いです。)


②実習について

秀子先生のインストラクションがとても心地よく感じられました。 クラシックなアーサナも学べ、参考になりました。 ムドラーやバンダの指導のしかたの工夫も勉強になりました。


③「ヨーガ・スートラ」について認識が深まった点

『ヨーガ・スートラ』は心の処方箋とでも言えるような、 味わい深い書物であることを再認識いたしました。


④やや物足りなく思われた点

当方の時間の関係で、最後までご講義を拝聴することができず 残念でした。導入部分の内容が濃く、その分、スートラの重要な
部分以外の解説が、若干飛ばし気味だったようにも感じられました。

『ヨーガ・スートラ』の各部分の関係性について、もう少し理解を 深めたく感じました。

また、『ヨーガ・スートラ』における心や感情等の概念は、 ユングなどの近現代の心理学の理論と比較した場合、 どのように捉えられるか、もう少し自分の中での理解が深まると 良かったかな、と感じました。


⑤ご自分にとって、プログラムに参加したメリットがあったかどうか

覚えていることをもっと確実にする、忘れていたことを再度覚える、 という意味で、基本的な理論をふまえたご講義および実習は、
大変勉強になりました。


⑥今後期待されるプログラム 

ヨーガそのものの主題から、多少ずれるかもしれませんが、 カイヴァリヤダーマによるヨーガの科学的研究をふまえた ヨーガの生理学的・心理学的側面の解説や、科学的・哲学的研究の 進展状況等について伺いたいと思います。

ヨーガ復興について、歴史的・社会的側面からのご講義なども 伺いたいと思います。

以上、どうぞよろしくお願い致します。

(この項続く)




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

穂高編2010(5)

【参加者の方のフィードバック・シリーズ④】

日程:2010年6月4日(金)-16日(水)
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 → http://www.yojoen.com/
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト


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一昨年、昨年に続き、長野の『穂高養生園』で合宿セミナー・シリーズ「穂高編2010」が、次の4つのプログラムで実施されました。

①6月 4日(金)- 6日(日):養生園主催「一般向けプログラム」
②6月 7日(月)- 9日(水):森の家「プラーナーヤーマ専攻」
③6月11日(金)-13日(日):森の家「ヨーガ・スートラ特講」
④6月14日(月)-16日(水):森の家「ハタ・ヨーガ総論」


共通する主題は「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」でした。インドの伝統的なヨーガのリソースに基づいた「ヨーガ」の理論・方法論・技術論についての理解を深めて行くことが一貫したテーマでした。

今年は延べ68名の参加者がありました(複数参加された方も含めて)。
参加者の方からお寄せ頂いた「フィードバック」を、8回のシリーズで掲載させて頂いています。

参加者のみなさんには次の項目でフィードバックをお願いしました。

1)「穂高養生園」の環境と施設
①穂高の環境と養生園の施設
②宿泊室とホール(森の家・新森の家)
③ダイニングでの食事
④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
③参加されて有益であった点
④やや物足りなく思われた点
⑤今後期待されるプログラム

 

今回は、

①6月4日(金)-6日(日):「一般向けプログラム」に参加された、兵庫在住の「N.O.」さん(女性)からのフィードバックです。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


穂高編2010・フィードバック・シリーズ④
「N.O.」さん(女性・兵庫在住)

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【プロフィール】

①住んでいるところ

兵庫県姫路市です。姫路城がきれいです。


②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

OLを二年して、看護学校に行き、看護師10年やってます。 週一回のヨガ教室(ヨガクラブ的)なものをやらしていただいてます。


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

自然との共存生活、宇宙の神秘、音楽、バイブレーション、祭り、人間、人体の不思議、動物に関心があります。

アウトドア・旅行・歴史・哲学が好きです。 美しいもの、アートがすきです。特技は人間観察。ヨーガをライフワークにしていきたいです。


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

三交代の激務で体も心も疲れはて、、、時間があれば整体やら、マッサージやら、癒しの場を求めて通っていました。が、体調や精神は癒されず、、自分でなんとかしないとと思っていたときにヨーガに出逢い、どっぷり惹きつけられました。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

私も含め、健康で健全な人生を送るツールとして各個人が,老若男女問わず、ヨーガを日常に取り入れられるようになれば と感じます。



【フィードバック】

1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設

以前から興味があった施設ですので、訪れる事ができ 嬉しかったです!山間の緑多い素敵な環境でした。

空気もきれいで、朝は鳥の声で目覚め、 気持ちよくリフレッシュできました。駅から見える日本アルプスの方面にもゆっくり行きたい
気分でした。

人と木のカフェ、ホールの可愛さに気分が上がりました。 カフェ営業日にまた訪れたいです!


②宿泊室とホール(里の家・森の家・木と人カフェホール)

どれも写真をとりまくったほど可愛く、 自然の素材を使った居心地のよい空間でした。


③食事について

丁寧な愛を感じる手の混んだマクロビ食はとても おいしかったです。長岡式玄米がやみつきになりそうです!


④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

丁寧でした。ありがとうございます。



2)講義と実習で理解と体験が深まったこと

①講義の内容について

二泊三日で、この講義内容はとても充実感があり、いままで浅はかすぎた自分の知識や理解を少しでも深められた感じがあり、相方先生に出逢えて感謝するとともに、 引き続きの講義にも参加したい気持ちで帰ってきました。


②実習について

バンダやアサナ、わかりやすかったです。オーバーストレッチしすぎていた自分も発見できました。 ヨガマットに布をカバーするように準備しています。


③ヨーガについて認識が深まった点

インドの歴史やヨガの背景を学ぶことにより、 これからヨガとどう関わっていけばよいかという漠然とした 不安みたいなものが、相方先生の講義をきくにつれ、 なくなっていくような感覚でした。


④やや物足りなく思われた点

ないです。


⑤ご自分にとって、プログラムに参加したメリットがあったかどうか

なんとなくヨガというものが深まっていないと感じていた自分に、目からウロコのアドバイスやヒントをいただいたような気がします。


⑥今後期待されるプログラム

まだ受けてないプログラムがほとんどなので、それらをはやく受講したいです。ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。


(この項続く)




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

穂高編2010(4)

【参加者の方のフィードバック・シリーズ③】

日程:2010年6月4日(金)-16日(水)
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 → http://www.yojoen.com/
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト


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一昨年、昨年に続き、長野の『穂高養生園』で合宿セミナー・シリーズ「穂高編2010」が、次の4つのプログラムで実施されました。

①6月 4日(金)- 6日(日):養生園主催「一般向けプログラム」
②6月 7日(月)- 9日(水):森の家「プラーナーヤーマ専攻」
③6月11日(金)-13日(日):森の家「ヨーガ・スートラ特講」
④6月14日(月)-16日(水):森の家「ハタ・ヨーガ総論」


共通する主題は「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」でした。インドの伝統的なヨーガのリソースに基づいた「ヨーガ」の理論・方法論・技術論についての理解を深めて行くことが一貫したテーマでした。

今年は延べ68名の参加者がありました(複数参加された方も含めて)。
参加者の方からお寄せ頂いた「フィードバック」を、8回のシリーズで掲載させて頂いています。

参加者のみなさんには次の項目でフィードバックをお願いしました。

1)「穂高養生園」の環境と施設 
①穂高の環境と養生園の施設 
②宿泊室とホール(森の家・新森の家) 
③ダイニングでの食事 
④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応 

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
          ③参加されて有益であった点
          ④やや物足りなく思われた点
          ⑤今後期待されるプログラム
 

今回は、
①6月4日(金)-6日(日):「一般向けプログラム」に参加された、神奈川在住の「M.N.」さん(女性)からのフィードバックです。


●「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」

わたしたちの活動テーマは、「ヨーガ」の伝統的側面の強化です。その方向で、バンコクでも、日本でも、ソウルでも、活動の方向性が組み立てられています。

「ヨーガ」のルーツはインドの精神文化に伝承されて来た心身統合の方法論にあります。1920年代に「ヨーガ」の学術的な研究がマハーラーシュトラ州のロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」で着手されたことで、一般社会の医療・教育分野に、サイエンスとしての「ヨーガ」が浸透して行く近代化のプロセスが始まりました。

1960年代以降、「ヨーガ」はインド発の健康法の一種として、諸外国にも広く伝搬されて行きました。日本では一時停滞期がありましたが、近年、再び「ヨーガ・ブーム」と呼べる時期が到来しているようです。

日本でも、今後も健全な「ヨーガ」の活動が発展して行くことで、一時の流行ではなく、ライフ・ワーク的に「ヨーガ」のプラス面を享受する人々が増るのは望ましいことに思えます。

そのためには、伝統的リソースに基づいた、ニュートラルで学術的な「ヨーガ」の知識の強化が不可欠になるでしょう。そして、それは、ロナウラに蓄積されて来た「ヨーガ」のリソースにアプローチして行くことで、効率よく追求して行くこと可能です。今後、「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」として、次のようなモジュールによる学習プログラムを強化して行く予定です。

・「ヨーガの歴史的背景」
・「ヨーガの基礎理論」
・「アーサナ考察」
・「プラーナーヤーマ専攻」
・「ヨーガ・スートラ特講」
・「ハタ・ヨーガ総論」
・「ハタ・ヨーガ各論」
・「瞑想理論(Vipassanaとの関連)」
etc

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




穂高編2010・フィードバック・シリーズ③

「M.N」さん(女性・神奈川在住)

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【プロフィール】

①住んでいるところ

神奈川県横浜市


②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

会社員(都内に勤務)


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

ヨーガ、アロマ、アーユルヴェーダ、自然療法等に興味があります。 菜食料理(マクロビオティック、ローフード)を実践し、教室にも通っています。


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

ヨーガ歴は5年程。 きっかけは、もともと興味があったことと、体調を崩した時に何か落ち着くものを求めて始めました。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

伝統的ヨーガをもっと勉強したいです。

現代のストレス社会で流行っているエクササイズ的なヨーガも 肯定しつつ、 ヨーガの全体を理解し、「違い」を知った上で、 人にも伝えられるようになりたいです。


【フィードバック】


1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設

とても良かったです。森と川と空の声に包まれて、 ただ歩いているだけで幸せを感じられました。
 
都会では聞こえなかった音や気づかなかった感覚を味わい、 ヨーガのセミナーにも集中することが出来ました。

森の家と里の家の2つの離れた施設を行き来することで、 程よく気分転換が出来ました。


②宿泊室とホール(里の家・森の家・木と人カフェホール)

宿泊した森の家はとても綺麗で、リラックスして過ごすことが 出来ました。

木と人カフェホールは温かい木のぬくもりが感じられ、内装・外観ともにかわいらしい手作りのデザインで癒されました。カフェがオープンしていなかったので、次回来られるときを 楽しみにしています。


③食事について

酵素玄米が初めてだったのですが、とても食べ易く 美味しかったです。

重たい食事が苦手だったのですが、『半量』とお願いしたら、全ての料理を半分にして頂けたので、いろいろなメニューを残さず味わうことが出来、感謝しています。

噂どおりの、目にも体にも優しいご飯でした。


④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

初日にカメラを忘れるというアクシデントがったのですが、スタッフの方(福田さんを含め)が丁寧に気づかって下さり、 感謝しています。

先生だけでなく、アシスタントの方も質問に丁寧に答えて下さり、 疑問をその場で解決できる状態であったことがとても良かった と思います。



2)講義と実習で理解と体験が深まったこと

①講義の内容について

講義内容だけでなく、 説明の言葉や順序がもとてもわかり易くて良かったです。


②実習について

朝の実習がとても気持ちよかったので、2、3回続けて 受講したいと思いました。

いつもはスタンディングからシッティング、 シャヴァーアーサナに入るのですが、シャヴァーアーサナから シッティング、スタンディングとゆっくりと移行していくスタイルが新鮮で目覚めの朝にはとても心地よかったです。

帰ってからも家で同じメニューを続けているのですが、 とてもリラックス出来ます。


③ヨーガについて認識が深まった点

今まで疑問を抱いていた伝統的ヨーガとアシュタンガやシヴァナンダ、その他の伝統的と世間で言われているヨーガ、現代ヨーガの違いや 歴史的流れが理解できたことが一番です。

また、「呼吸はコントロールするものではなく、観察するもの」という言葉も、今までのヨガ教室ではあまり習わなかったことで、 勉強になりました。

実際にそのようにアーサナを行うと、深いリラックス状態に 入れることにも気づきました。


④やや物足りなく思われた点

日程上、仕方ないのですが、朝のヨーガ実習をもう一回 やりたかったです。しかし、2泊3日のセミナーとしては、内容盛りだくさんで、充実していました。


⑤ご自分にとって、プログラムに参加したメリットがあったかどうか

とてもありました。環境を変えて、いろいろな方々とこのようなセミナーに 参加することは、自分の知識を高めるだけでなく、ディスカッション出来るという点でもとても有意義でした。

大自然の中で生活することで、自分にとって必要なものがクリアに なった気がします。


⑥今後期待されるプログラム

今月は参加できないのですが、東京スタジオでのワークショップが定期的にあるととても嬉しいです。

有難うございました。

(この項続く)




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

2010年7月20日火曜日

穂高編2010(3)

【参加者の方のフィードバック・シリーズ②】

日程:2010年6月4日(金)-16日(水)
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 → http://www.yojoen.com/
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト

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一昨年、昨年に続き、長野の『穂高養生園』で合宿セミナー・シリーズ「穂高編2010」が、次の4つのプログラムで実施されました。

①6月 4日(金)- 6日(日):養生園主催「一般向けプログラム」
②6月 7日(月)- 9日(水):森の家「プラーナーヤーマ専攻」
③6月11日(金)-13日(日):森の家「ヨーガ・スートラ特講」
④6月14日(月)-16日(水):森の家「ハタ・ヨーガ総論」


共通する主題は「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」でした。インドの伝統的なヨーガのリソースに基づいた「ヨーガ」の理論・方法論・技術論についての理解を深めて行くことが一貫したテーマでしょた。

今年は延べ68名の参加者がありました(複数参加された方も含めて)。
参加者の方からお寄せ頂いた「フィードバック」を、8回のシリーズで掲載させて頂いています。

参加者のみなさんには次の項目でフィードバックをお願いしました。

1)「穂高養生園」の環境と施設
①穂高の環境と養生園の施設
②宿泊室とホール(森の家・新森の家)
③ダイニングでの食事
④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
③参加されて有益であった点
④やや物足りなく思われた点
⑤今後期待されるプログラム


今回は、
①6月4日(金)-6日(日):「一般向けプログラム」に参加された、沖縄在住の「W.H.」さん(女性)からのフィードバックです。


●「ホリスティック・リトリート:穂高養生園」について
http://www.yojoen.com/

〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7258-20

「穂高養生園」は1986年に設立された滞在型の療養施設です。常時「セルフ・ケア」による健康の回復・維持増進を志向するゲストを受け入れている他、健康に関連したテーマのワークショップが定期的に開催されています。

「里の家」と「森の家」の2つの宿泊施設があり、食事は1日2回、マクロバイオティックの原則に従った玄米菜食の自然食です。

「里の家」には天然温泉が引かれ、「森の家」にはサウナと露天風呂があります。

「森の家」は小グループによる「セミナー・ハウス」としての貸し切り 利用にも解放されています。また、昨年新しい「木と人カフェホール」が完成、1階はカフェ、2階は多目的スペースになています。
http://www.yojoen.com/institution/cafe_institution.html 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



穂高編2010・フィードバック・シリーズ②

「W.H.」さん(女性・沖縄在住)

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【プロフィール】

①住んでいるところ

沖縄県那覇市


②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

職業: 国の出先機関ではたらく公務労働者です。
やってきたこと: 競泳(小1~中3)、和太鼓+エイサー(大3~社会人にかけての約3年程度、アトピーがひどくなり辞めてしまった)、社会人になってからストレスが多くなってきたのか、アロマテラピーを少々齧り、バッチフラワーレメディも習いました。バッチは、一時は資格を取るため一所懸命勉強しましたが、 思うところがあり、今はほとんどやっていません。


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

関心の深いこと:歴史の勉強、メンタルヘルス、ダイエット 特技:なし、趣味:泳ぐこと。素潜りでウニなどを獲ること。

ライフワーク:模索中。

※子どものころから太っていて、父や競泳のコーチなどから 「やせろ」と言われ続けてきたので、強いて言えば 「やせること」ですかね~?


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

体力が落ち、体が硬くなってきたので、運動のために。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

まずは自分の鍛錬として練習を継続することが目標。ヨーガを行っていることによって、自分と社会とがずれていっては困るので、そうならない社会になればと思います。

そのためには相方先生から教えて頂いているヨーガの内容と、社会が認識するヨーガの内容が一致する必要があると考えてい
ます。



【フィードバック】

1)「穂高養生園」の環境と施設


①穂高の環境と養生園の施設

南国育ちの私には、何もかもが珍しかったです。雪の残る山々、田んぼ、草花や樹木、空気、水、鳥や虫の声、 木造の家、山道に落ちているイガグリやサルのフン、温泉のお湯、すべてが非日常で、心地よかったです。


②宿泊室とホール(里の家・森の家・木と人カフェホール)

里の家に宿泊。8畳ほどの和室で相部屋、簡素だけど必要十分な設備。 寝具も清潔。部屋の電気がドアの外にあったのが今でも謎。基本的に里の家でのスケジュール(入浴、食事)だったので、森の家に宿泊された方は何かと不便だったのではないかと 思いました。

森の家は見学しただけですが、個性的な建物で、遊び心があると思いました。里も森も、それぞれのよさがあると思います。
次回行く機会があれば森の方にも泊まってみたいです。

また、ホールにお茶や水が常備されていることは知っていましたが、 ハーブ水が予想以上によかったです。家でも真似してみたいと 思いました。木と人ホールは温かみがある建物で、名前のとおり木の良さが 十分に伝わってきました。

床もしっかりしているし、カフェスペースも、カフェとして運営しているときにまたお邪魔したいなと思いました。外の植え込みがまだ小さくて発展途上を感じさせました。大きくなったら素晴らしいエントランスになることでしょう。


③食事について

あれだけの手間をかけ、心を込めて作って下さったお食事、 今回最も感動したことのひとつが、この食事でした。美味しいし量もたっぷり、1日2回の食事ですが心も体も 満たされました。

スタッフの方の献立の作り方の説明に 「こんなに手間がかかるの~?、家では真似できん」と 思いました。


④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

満足です。みなさんとてもよくして下さいました。特に福田さんにはメールでの質問にも快く応じて頂き、タクシーの手配から電車のチケットの買い方まで、お世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。



2)講義と実習で理解と体験が深まったこと

①講義の内容について

基本的に沖縄1日セミナーの内容と同様でした。 しかし1日でやったことを2泊3日で復習するのですから、 当然その内容は深くなり、あの1日セミナーでわからなかった点が 理解できてよかったです。

沖縄ではキーワード的におっしゃっていた 「実は、何を食べるかではなく、食べたものをきちんと 消化できるかが重要」「動きに呼吸をつけてはいけない」等、 その意味が説明されたので、すっきりしました。

同時に、1日セミナーでは要点のみを簡潔かつ的確に伝えられて いたんだということが改めてわかり、3日間の講義と実習を たった1日で行ったこと自体がすごいことだと感じました。

推薦図書を読むことで、さらに理解が深まると実感したので、今、改めて読み始めています(実は予習では『インドの思想』 しか読めませんでした)。

また、新たに「ヤマ」「ニヤマ」の学習に入り、その過程で 「経験の4段階垂直モデル」についても説明がありました。 今後はそのあたりをきちんと理解したいです。

時間がなくて「ニヤマ」の解説までいけなかったのが残念でした。 ボーナス・セッションを受講された方は学習できたでしょうか?
インドの人の話も興味深かったです。


②実習について

基本的に沖縄1日セミナーで行ったアーサナが中心でした。しかし実習においては、初めて聞く説明がたくさんありました。おのおののアーサナについて、ハタヨーガの文献にもとづいて 解説して頂いたので、それを思い浮かべながら練習できました。

いつものクラスでは生理中はお休みしていましたが、やってもよいアーサナと避けたほうがよいアーサナがわかったので、今後はクラスを欠席しなくてもよいことがわかりました。

少しだけですがムドラーやバンダも行ったので、日々の練習に取り入れています。いつものクラスで行っていたことのなかで、アーサナと思っていたことがバンダだったりムドラーだったり、ということもわかりました。

ただ、ムドラーとは何ぞや?バンダとは何ぞや? ムドラーとバンダはどう違うのか?が、いまいちわかりませんでした。

プラーナーヤーマの時の回数の数え方にはいつも試行錯誤していたので、よい方法を教えて頂いたと思いました。プラーナーヤーマは慎重に進めなければ危険を伴うということがわかりました。1:1を徹底的に習得することを日々実践します。


③ヨーガについて認識が深まった点

ヨーガの練習は、誰のためでもなく自分自身のために、 日々黙々と淡々と行うものだ、ということを改めて認識しました。「人は、悪いと思っている行動もついやってしまうものだ」という ところは大いに共感、心に刻むべきことだと思いました。

ヨーガがいつごろ生まれ、どのように継承され、現在に至っているのか、その流れはだいたい理解できたと思います。

しかし、哲学に関係する点については、哲学そのものがまだ理解できていないために、いまいちわかっていない感じです。推薦図書を読み、講義を復習し、学習を深めたいと思います。


④やや物足りなく思われた点

ありません。
内容は物足りないどころか、盛りだくさんでした。

気になった点を記しておくと、「この言い回しは英語的だ」と感じる場面がありました。理解できる範疇ではありましたが、 少し気になったので伝えておきます。

この点は英語を話せる方には問題ないかも知れません。 宏先生は普段は英語で講義なさっていると思いますので、たぶん、英語的表現で日本語化されているもの(日本語として認識できる)と、そうでないものの区別を意識しておられないのかも知れないと 感じました。

また、(おそらく)漢字の読み間違いや発音間違いであろう言葉が ありました。市井(しせい)を“しい”というように。軽微な間違いなので意味は伝わるのですが、日本人は人の話を無意識に頭の中で漢字変換しながら聴いているそうで(確かに私自身もそうです)、うまく漢字変換できないことばに遭遇するとそこで「聴く」作業が止まってしまうことはあると思います。

素晴らしい内容だけに、細かいところが特に気になるのかも しれません。細かくてすみません。


⑤ご自分にとって、プログラムに参加したメリットがあったかどうか

大いにありました。
ヨーガに対する認識が深まったのはもちろんのことですが、最初は知らない人ばかりの中で、しかも一人で、私はうまくやって いけるのかと心配でした。

でも、いざ始まってみると、寂しいこともなく毎日が充実していました。皆さんによくして頂いて幸運でした。今回のセミナーに参加したことで、一人でも私は大丈夫、という自信になりました。

これは、単身飛行機に乗って沖縄から出たからこそ得られたものだと思います。
誰かお友達と一緒だったり、同じ講義でも沖縄で開催されたもので あったなら、このような気持ちにはならなかったでしょう。

…とは言え、電車に慣れていないため、帰りの道中ではハプニング続きでした(乗り遅れ、改札口でひっかかる、ホーム間違え等々)。この時ばかりは一人は不安でした。何とか沖縄に帰れてよかったです。

アシスタントの田中さんには、松本駅で特急に乗り遅れたときに親身になって頂いて、どれほど心強かったか知れません。感謝しています。

皆さんヨーガが大好きで、ヨーガの先生をしている方もたくさんいて、私のようにお勤めしている方が少ないという、日頃まず身を置くことのできない環境の中で、皆さんから興味深いお話を聞くことができたことも勉強になりました。

宏先生が思っていた以上にユニークな方(激B!初めて聞く表現!)であること、秀子先生との息の合った講義と実習、宏先生が詩を暗誦するときに一緒に歌う秀子先生、静かに食事を頂く様子等、強く印象に残りました。秀子先生のプロフィールにカッコ書きで「相方宏の妻」と 書かれてある意味が、何となくわかるような気がします。

山道を歩いて自分の体力が落ちている(というよりも体重が適正より かなり超過している)ことも実感しましたし、1日2食でもお菓子がなくても十分満足できることもわかりました。

今の自分には何が必要で、何が足りないのか、何がいらないものなのか、日々何を実践していけばよいのか、それがうっすらとですが見えてきました。

お菓子はすぐにはやめられないけれど、食生活を変えるのは難しい けれど、今のところ転職する予定もあてもないけれど、まして長期休暇などとんでもないけれど、「練習は、週に1回2時間やるよりも、10分でもいいから 毎日淡々と続けること」をまず実践したいと思います。あせらずじっくりと。


⑥今後期待されるプログラム

まだわかりません。以上で終わります。

かなり長くなってしまいました。すみません。宏先生、秀子先生、田中さん、一緒に勉強した皆さん、 養生園スタッフのみなさん、受講を勧めてくださった木下先生、本当にありがとうございました。皆さんとまたご縁がありますように。

(この項続く)




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

2010年7月19日月曜日

穂高編2010(2)

【参加者の方のフィードバック・シリーズ①】

日程:2010年6月4日(金)-16日(水)
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 → http://www.yojoen.com/
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト


一昨年、昨年に続き、長野の『穂高養生園』で合宿セミナー・シリーズ「穂高編2010」が、次の4つのプログラムで実施されました。

①6月 4日(金)- 6日(日):養生園主催「一般向けプログラム」
②6月 7日(月)- 9日(水):森の家「プラーナーヤーマ専攻」
③6月11日(金)-13日(日):森の家「ヨーガ・スートラ特講」
④6月14日(月)-16日(水):森の家「ハタ・ヨーガ総論」

共通する主題は「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」でした。インドの伝統的なヨーガのリソースに基づいた「ヨーガ」の理論・方法論・技術論についての理解を深めて行くことが一貫したテーマでしょた。

今年は延べ68名の参加者がありました(複数参加された方も含めて)。
参加者の方からお寄せ頂いた「フィードバック」を、8回のシリーズで掲載させて頂いています。

参加者のみなさんには次の項目でフィードバックをお願いしました。

1)「穂高養生園」の環境と施設
①穂高の環境と養生園の施設
②宿泊室とホール(森の家・新森の家)
③ダイニングでの食事
④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
③参加されて有益であった点
④やや物足りなく思われた点
⑤今後期待されるプログラム

今回は、
①6月4日(金)-6日(日):「一般向けプログラム」
に参加された、兵庫在住の「N.O.」さん(女性)からのフィードバックです。


●「ホリスティック・リトリート:穂高養生園」
http://www.yojoen.com/

〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7258-20

「穂高養生園」は1986年に設立された滞在型の療養施設です。常時「セルフ・ケア」による健康の回復・維持増進を志向するゲストを受け入れている他、健康に関連したテーマのワークショップが定期的に開催されています。

「里の家」と「森の家」の2つの宿泊施設があり、食事は1日2回、マクロバイオティックの原則に従った玄米菜食の自然食です。

「里の家」には天然温泉が引かれ、「森の家」にはサウナと露天風呂があります。

「森の家」は小グループによる「セミナー・ハウス」としての貸し切り利用にも解放されています。また、昨年新しい「木と人カフェホール」が完成、1階はカフェ、2階は多目的スペースになています。
http://www.yojoen.com/institution/cafe_institution.html


●「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」

わたしたちの活動テーマは、「ヨーガ」の伝統的側面の強化です。その方向で、バンコクでも、日本でも、ソウルでも、活動の方向性が組み立てられています。

「ヨーガ」のルーツはインドの精神文化に伝承されて来た心身統合の方法論にあります。1920年代に「ヨーガ」の学術的な研究がマハーラーシュトラ州のロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」で着手されたことで、一般社会の医療・教育分野に、サイエンスとしての「ヨーガ」が浸透して行く近代化のプロセスが始まりました。

1960年代以降、「ヨーガ」はインド発の健康法の一種として、諸外国にも広く伝搬されて行きました。日本では一時停滞期がありましたが、近年、再び「ヨーガ・ブーム」と呼べる時期が到来しているようです。

日本でも、今後も健全な「ヨーガ」の活動が発展して行くことで、一時の流行ではなく、ライフ・ワーク的に「ヨーガ」のプラス面を享受する人々が増るのは望ましいことに思えます。

そのためには、伝統的リソースに基づいた、ニュートラルで学術的な「ヨーガ」の知識の強化が不可欠になるでしょう。そして、それは、ロナウラに蓄積されて来た「ヨーガ」のリソースにアプローチして行くことで、効率よく追求して行くこと可能です。今後、「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」として、次のようなモジュールによる学習プログラムを強化して行く予定です。

・「ヨーガの歴史的背景」
・「ヨーガの基礎理論」
・「アーサナ考察」
・「プラーナーヤーマ専攻」
・「ヨーガ・スートラ特講」
・「ハタ・ヨーガ総論」
・「ハタ・ヨーガ各論」
・「瞑想理論(Vipassanaとの関連)」
etc

 

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穂高編2010・フィードバック・シリーズ①

「N.O」さん(女性・兵庫在住)

IMGP1495


相方ひろし先生、ひでこ先生、こんにちは。 お世話になりました「N.O.」です。

以下フィードバックになりますので、よろしくお願い致します。タイやインドのプログラム、今後の日本でのプログラムも 楽しみにしています。


【プロフィール】

①住んでいるところ

兵庫県の西宮市在住


②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと


今年の3月までの約3年半ホット・ヨガのインストラクターをして おりました。

インドに行くため退職。1カ月ほどインドのリシュケシュでヨーガと アーユルヴェーダの智恵を学び、帰国後はその智恵をお伝えするため、 ワークショップという形で2回ほどレッスンさせていただきました。


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

ヨーガ哲学、ヨーガの叡智、アーユルヴェーダの智恵、 マントラにとても興味があり、現在勉強中です。英語とヒンディーも少し勉強しはじめました。趣味は散歩、お菓子作り。ライフワークはヨーガです。


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ


ヨガ歴は4年ほど。始めたきっかけはブームにのっかってみたという感じですが、 これまでの人生のいろいろな経験の中で求めてたのはこれだ!! とい思いました。

たまたま募集していたホット・ヨガのインストラクターに応募したら受かり、研修の末、インストラクターに。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

まだまだ勉強不足なので、アーユルヴェーダやヨーガの智恵を含め、本当のヨーガの智恵を学んでいきたいと思っています。

相方先生ご夫妻のように、一人でも多くの方に笑顔になって いただけるように、自分というフィルターを通して体感したこと、経験したことを一人でも多くの方とシェアしていけるようにしたいです。



【フィードバック】


1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設

初めてだったのですが、とても素晴らしい環境とぬくもりのある建物に感動しました。


②宿泊室とホール(里の家・森の家・木と人カフェホール)


私は森の家に滞在していましたが、お部屋も木と人も とてもよかったです。朝晩は少し冷えましたが、予想よりはあたたかかったので、とても過ごしやすかった。


③食事について

最高です。3時間もかけてたくさんのスタッフの方々が手間暇かけて作ってくださるお料理は、本当にどれもおいしかった。


④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応


とても丁寧で、スタッフのみなさんの笑顔もとても癒されました。いい距離感がよかったです。



2)講義と実習で理解と体験が深まったこと

①講義の内容について

ヒンドゥーの歴史的背景がわかっていないので、その際に出てくる単語がなかなか自分の中になかなかはいって こなくて、予想以上に難しかったです・・・。

でもそれだけ、ヨーガはヒンドゥーとの関わり合いが深いものなんだなと感じました。

ヨーガの歴史を学ぶにあたって今まで勉強してきた際にはヒンドゥーは全くと言っていいほど出てこなかったのですが、エクササイズ化したいろいろなヨガと言われるものが蔓延している今日、本物のヨーガを知るためにはこの講義はとても大事だと感じました。


②実習について


ヨーガはエクササイズではないという知識は持っていましたが、相方先生に教えていただいたアーサナのシンプルさには驚きました。 ジャーヌシールシャアーサナの際『やわらかすぎる人もクッションなど遣うといいです』とおっしゃられた時も驚きました。

レッスン最後のシャバアーサナで今までに味わったことのない シャバアーサナを感じることが出来た時、本物のヨーガとエクササイズヨガの違いを実感しました。


③ヨーガについて認識が深まった点

周りのインストラクターや日本で有名な先生でさえも 腰痛やどこか不調がある。なんでだろう。

なぜ文献にはとても素晴らしい恩恵が書いてあるのにも関わらず、やればやるほどその効果からかけはなれていっているのだろう・・・その謎が解けてとてもすっきりしました。

瞑想を深めていくための本物のヨーガと、今流行っているヨガはまったく別のものだということ。目的が違うということ。

今の現代人にとってエクササイズ・ヨガも必要なのかも しれないけれど、本物のヨーガには満足のいく毎日、特に心を満足にする術がある。『毎日が満足のいくものなら、明日はこなくてもいいんですよ』その言葉がとても響きました。


④やや物足りなく思われた点


馴染みのないヒンドゥーの言葉に苦戦しました。そこをもう少し丁寧に説明してくださると初心者には ありがたいです。


⑤ご自分にとって、プログラムに参加したメリットがあったかどうか

ものすごくありました。


⑥今後期待されるプログラム

今はわからないことだらけなので、すべてが新鮮です。

以上になります。相方先生にとって良き1日になりますように。



(この項続く)

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