2014年3月26日水曜日

カイヴァリヤダーマ研究所の6週間コース2014 (1)

カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ
冬期6週間コース(CCY)総括レポート

期間:2014年1月15日-2月24日
  
ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジで2014年1月2月の6週間コース(CCY)を受講された沖縄在住のS.K.さん(女性)の総括レポートです。

本家インドの老舗のヨーガ研究所の付属カレッジ(1951年開校)で、ヨーガを集中的に学ぶことについての、貴重な現地報告です。

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【カイヴァリヤダーマ研究所・6週間コース(CCY)】

カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジでは、年2回、6週間コース(CCY)が開講されています。

日程:1月15日ー2月24日 / 5月2日ー6月11日
期間:6週間(5週間の講義+1週間の試験)
施設:カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ
言語:英語とヒンディー語のバイリンガル
資格:高卒以上(最終卒業校の卒業・成績証明書提出)
年齢:制限なし
食事:菜食インド料理(自然療法の食事法に準拠)
締切:12月15日(1月コース)/3月31日(5月コース)
費用:(授業料・宿泊・食事込)留学生1000ドル
  
【付属カレッジのコース】
G.S.College of YOGA and Cultural Synthesis,
(Recognised by NCTE, Govt. of India)
Kaivalyadhama Yoga Institute, Lonavla - 410403

カイヴァリヤダーマ研究所の付属カレッジの6週間コース(CCY)は、エントリー・レベルのスタンダードでアカデミックなコースです。もともと現役の学校教職員の方が夏期休暇中にロナウラでヨーガ教育の6週間の集中研修を受けて、学校教育の現場にヨーガを導入することを目的に組み立てられたものです。
 
ヨーガを自分のライフ・スタイルに取り入れて行くための必要十分な基礎知識が提供されますし、伝統的ヨーガへの洞察や、効率的なヨーガ指導のための枠組みも紹介されます。
 
外国人にとっても、「カイヴァリヤダーマ」のCCYコースは、インドでのヨーガ学習の、最適で必要十分な導入プログラムとなります。今までに、30名以上の日本人の方がCCYコースを受講されています。
 
【 カイヴァリヤダーマ研究所】
Kaivalyadhama Yoga Institute
Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
http://www.kdham.com/
 
カイヴァリヤダーマ研究所は、近代的ヨーガ研究のパイオニアであるスワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。
 
カイヴァリヤダーマ研究所で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の生理学的・心理学的な効果が実証的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療分野で応用される方向性が確立されました。
 
現在、キャンパス内では
・サイエンス・ラボ(Scientific Research Department/SRD)
・哲学・文献学研究室(Philosophico-Literary Research Department/PLRD)
・付属カレッジ(G.S.Colledge of Yoga/GSC)
・ヘルスケア・センター(Health Care Center/HCC)
・付属小中学校(Kaivalya Vidya Niketan/KVN)
などが運営されています。
  
  

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【プロフィール】
 
1. 住んでいるところ/ご家族のこと
 
埼玉県越谷市出身
沖縄県那覇市在住
 

2. 現在されていること(仕事etc.)/今までにされて来たこと

都内
のマリンスポーツ専門学校卒業後、沖縄県内のリゾートホテルに就職し11年間マリンレジャー課に勤務
英会話力の必要性を痛感し2012年に退職、ワーキングホリデーでオーストラリアへ渡航
 
1年間のシドニー滞在中に出会ったある日本人女性から、ひろし先生とひでこ先生の話を聞き知る。
 
そして先生方にお会いする目的で2013年7月アジア一人旅を始め現在に至る。
 
3. 学生時代の専攻、職業/専門資格、趣味/ライフワークなど
 
リンスポーツ科ダイビングコース卒業
趣味:ウェイクボード
 

4. 海外訪問歴(英語コミュニケーション力/異文化親和度)
  
サイパン、オーストラリア、タイ、ミャンマー
オーストラリアで語学学校に4ヶ月通いました。
 
しかし語彙は増えたもののスムーズな会話には程遠く。
現在の会話力はタイでホームステイしていた半年間と、その他旅行中に身についたように思います。
 
ヴィパッサナー瞑想のコース中に何度も聞いたゴーエンカ先生の英語の講話もヒヤリングの助けになっている気がします。
 
5. ヨーガ歴(実習歴/指導歴)
 
2006年12月初めてのヨーガ教室に参加。
 
2007年4月アシュターンガ・ヴィンヤーサ・ヨーガに出会う。そこから練習を継続しオーストラリアでもアシュターンガのスタジオに通う。

しかしシドニーで半年が過ぎた頃に強烈な腰痛に悩むようになる。練習をしていないと調子が良いのでしばらく練習を休みバイトに励む。
 
のバイト先で出会った友達に相方先生を紹介していただく。
 
6. ヨーガに関心を持たれた理由
7. ヨーガがご自分にプラスに作用しているポイント
 
学生時代の摂食障害、20代のアルコール依存。ヨーガが私の中で深くなるにつれ、これらの執着から解放され、生きている実感が得られていること。
 
8. 今回カイヴァリヤダーマCCYを受講された動機
 
私の現在のライフスタイルから海外で学ぶことが比較的容易だろうということで、ご提案をいただいたことがきっかけとなりました。

そして先生からカイヴァリヤダーマで学ぶことの重要性を聞き、このチャンスに自分が抱えていたヨーガに対する疑問点をクリアにしたいと思っていました。
 
9. 10年後のご自分のイメージ

海外のほんの一部の地域ですが旅を続けてきて、それぞれの環境にその都度適合しながらも、確固たる自分自身が中心にあることに気づきました。

どこで何をしていても戻れる自分の芯に気づく と同時に、今までの「あれがしたい!これはイヤ!」 という"こだわり"がなくなり、どこで何をしていても大丈夫だ!、という自信ができました。

ヨーガを知りたくて仕事を辞め日本を離れましたが、 今は別にヨーガにこだわらなくてもいいような気もします。
 
今後のことは予測できません。

10年後どこの国にいるのかも今は検討がつきませんが、きっとこれからも出会う方々から良い影響を受けながら、開けている方向に進んで行くのだと思います。
 
【フィードバック】

 
1. 場所と環境
 
1.1 ロナウラという環境

田舎と聞いてはおりましたが駅前にはたくさんの商店、キャンパス周辺もホテルやレストランが。

不便なことは全くありませんでした。滞在ホテル周辺にも集落があり充実の商店街。

生活に必要なものも簡単に手に入りました。 山あり湖ありの大自然とたくさんの動物たち。

人懐っこい子供達と笑顔で親切なロナウラの方々。そして1・2月の過ごしやすい気候。本当、素敵なところです。
  
1.2 カイヴァリヤダーマ研究所の施設

CCYやディプロマの生徒、
パンチャカルマのクライアント、
その他コースの受講生など、

インド人だけでなく様々なアプローチで、たくさんの外国人もこの施設を利用していました。  
 
体調が悪くなってもドクターに相談にもいけますし、時間を見つけてアーユルヴェーダのトリートメントを受けているCCY受講生もいました。 
 
CCYの教室は図書館のある棟の3階「サラスワティ・ホール」ほぼ全ての授業がここで行なわれました。
 
その他に私が良く利用したのは図書館、Book Store、売店、ヘルスケアセンターのアーサナ・ホール。
 
時間を見つけてSwamijiのクティでの朝晩のfire worshipにもいきました。

なかなか出来ない貴重な体験になりました。
 
1.3 ゲスト・ルーム
 
キャンパス内の部屋が満室のため、CCYの外国人生徒はキャンパスから徒歩10分の「Manghnani Holiday Home」というホテルに滞在していました。

最後
の2週間のところでキャンパス内に建設中だった宿泊棟が完成し、希望者は移れるとのことでしたが、私たちは最後までこのホテルにお世話になりました。

ホットシャワー・トイレが部屋にあり、そして部屋もほぼ毎日清掃してくれ、希望すればシーツやバスタオルもその都度交換してくれます。

とても快適な6週間となりました。

最初はどんな時でも、キャンパスーホテル間の移動は送迎を付けてくださるとのことでしたが、やはりタイムリーではないし、忘れられることもありました。
 
の兼ね合いで不都合が生じることも多々あったので、ほとんど歩いて移動していました。 
 
タイミングが合えばラッキー程度に期待しないほうが良い、ということを学びました。
 
1.4 ダイニング・ホールでの食事
 
外国人とパンチャカルマのクライアント用のホールと、インド人用のホールと2ヶ所のダイニングがあり、私たちCCYの外国人はどちらも利用できました。

週替わりのメニューなので、その日の気分で好きな方を利用しました。

「素手で食べる」にも初挑戦。

ご飯とサブジー(野菜カレー)を混ぜるときのあの感触。 あらゆる感覚を使って全身で食事をする。
 
とても良い経験になりました。
 
1.5 キャンパス内の生活
 
デイリースケジュール(月~土)

05:50  送迎バスホテル出発
06:00  ティータイム
セルフプラクティス
07:00  アーサナ実習クラス①
08:30  フリータイム
09:00  朝食
09:30  講義①
10:30  講義②
11:30  フリータイム
12:00  昼食
13:00  自習時間
14:30  ティータイム
14:45  講義③
15:45  フリータイム
16:15  アーサナ実習クラス②
17:30  セルフプラクティス
18:30  フリータイム
19:30  夕食
送迎バスにてホテルへ

日曜日は朝9時頃にホテルに朝食が運ばれてきて、ランチとディナー時は、送迎バスがホテルに迎えに来ます。
 
2. 付属カレッジの授業について
 
2.1 実習クラス(プラクティス)
 
朝と夕方の1日2回、アーサナからプラーナヤーマ、そしてメディテーション(ショート)まで、シームレスに繋いでいく練習です。

いろいろなアーサナをやってみる、いろいろなプラーナヤーマをやってみる、といった練習ではなく、基本をじっくり身につけていく、 プラーナヤーマもベーシックなものを日毎にカウントアップしていく、といった練習スタイル。

この時間で先生がどんなふうに話し、
どのような言い回しで誘導しているのか、また生徒に分かりやすく見やすく説明するには、どういう工夫が必要かなどを意識して授業を聞いていると、その後のteaching testがだいぶ楽になると思います。
 
2.2 講義の内容
 
- ヨーガと体育教育(Yoga & Physical Education)

- 人体の構造と機能 (Structure & Function of Human Boday & Effects of Yoga Practices on it)

- 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)

- ヨーガと価値教育(Yoga & Value Education)

- ヨーガと心の健康(Yoga & Mental Health)

- 指導法(Practice Teaching in Yoga)

授業についていけなくても、参考図書や資料があるので大丈夫です。図書館で借りたり、コピーしたり、本屋で購入したりして授業の後に復習したり、予め次の授業の内容を読んでおくなどできます。

積極的で親切なクラスメイトがいて、必要な資料をみんなの分までコピーしてくれたりととても助かりました。

みんなで同じ情報を共有しよう! という意識がとても高く、それもあってか、みんな日に日に仲良くなっていった気がします。
 
2.3 講師陣の印象
 
それはそれは個性的で魅力的な先生ばかりで、素敵な色気を感じました。

ヨーガを続けるとこうなれるんだ~と、改めて実感させられました。

ディプロマのK先輩が話をされていましたが、講師陣も高齢化が進み、この素敵な先生方の退任後はどうなるのかと…

今こうして講義を受けられるのはラッキーだ、と言われました。
 
2.4 他の受講生(インド人・外国人)
 
CCY受講生は約40名で男女半々、そのうち外国人は17名。 中国4・アメリカ3・カナダ2・日本2・タイ2・ブラジル1・ポーランド1・フランス1・ドイツ1・オランダ1。

そのうち5人の外国人が途中で辞めていきました。彼らの求めていたものは、ここには無かったようです。

インド人生徒はとにかく先生がおっしゃったことをノートに書きまくり、そして分からないこともバンバン質問するという姿が印象的でした。
 
2.5 授業時間以外の過し方
 
休み時間は図書館で勉強したり、ネットを繋いでメールしたり、ホールで昼寝したり。

ホテルが外だったからでしょうか、キャンパス外への行き来も自由だったので外食したり、チャイを飲みに行ったり、買い物へ出かけたりと、自由気ままに過ごしていました。
 
3.研究所のキャンパスの外にて
 
3.1 プネー訪問
 
先生方の計らいでプネー観光が実現しました。

私にとってインド観光はこれが初めてで、先生の解説、ガイド付きでとても贅沢な時間でした。
 
先生方のお宅に集合し、まずプネー大学へ。先生の学生時代のお話や、昔のインドの印象なども伺いました。
 
ヒンズー寺院数ヶ所も初めての参拝、
中に入った途端、外の喧騒が嘘のような静けさと空気感。
 
今までに感じたことのない存在感でした。
 
プネー旧市街と若者に人気のセントラルデパートまで、プネーの町の違う側面も見ることができました。
 
コース期間中に相方先生方にお会いできることは、私たちにとって癒しの時間。良いエネルギーの充電時間となり、本当に有意義な時間を過ごすことができました。
 
3.2 ロナウラ・ヨーガ研究所(LYI)訪問

 
また別日にLYIも訪問させていただきました。

とても手厚く迎え入れてくださり、LYIのこれまでの活動やこれからのことも聞き、相方先生とLYIの深い繋がりを感じました。

貴重な文献からの情報を、今私たちは求めれば簡単に手に入れられる。

研究所の方の真摯な姿勢に、ただただ頭が下がる思いでした。
 
【最終試験のフィードバック】
 
1. 理論編
 
1日1教科で試験時間は9:30から12:30の3時間、書き終わった人から退室可能です。

そのまま午後は翌日のテスト勉強。

答案用紙は白紙のレポート用紙(8枚分)が配布されるので、好きなだけ書き込みます。
 
1.1 ヨーガと体育教育(Yoga & Physical Education)

1.2 人体の構造と機能(Structure & Function of Human Boday & Effects of Yoga Practices on it)
 
1.3 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)
 
1.4 ヨーガと価値教育(Yoga & Value Education)
 
1.5 ヨーガと心の健康(Yoga & Mental Health)
 
1.6 指導法(Practice Teaching in Yoga)

 
1.7 口答試験(Viva-voce)

試験官はその日初めてお目にかかる方、男女2名。

ロール番号順に一人ずつ入室して試験を受けますが、
私は母国語が英語ではないということでか、本当に簡単な質問でした。

①カイヴァリヤダーマをどのようにして知ったのか
②コース中、どのように勉強したか
③いつ日本に帰るのか
④今後の予定は
⑤あなたにとってのヨーガとは何か
 
2. 実技編

ロール番号順に6人1列で並びます。

「1列目、◯◯アーサナ!」
「2列目、◯◯アーサナ!」
「3列目、◯◯アーサナ!」
「1列目、リリース!2列目…」
というように途切れなく続く先生の声を頼りに動いていきます。

自分の列の指示をよく聞いて、でも目は終始閉じたまま、キョロキョロすると減点対象です。

とにかく、ゆっくりゆっくり、アーサナの始まりから終わりまで、静的な動きがポイントです。

テストの1週間前くらいから授業の中でこの練習をしていくので、アーサナの名前がわからなくてもここで覚えられます。
 
3. 教育実習(Teaching Lesson)
 
毎日のアーサナ・プラクティスの中で、先生がどんなふうにクラスを進行しているのか意識して良く聞くことが有効だと思いました。

基本的には先生の真似をすればOK 、余裕があれば「基本は押さえながら」 、自分なりの色を加えていけば良いと思います。

後は図書館の資料を元に教材を仕上げていきます。

図書館のマダムやディプロマの先輩方に相談すれば、どの本を参考にすればよいか親切に教えてくれます。

この時期になるとCCYはteachingをやる、とマダムや先輩方の方が状況をよく把握していました。

私は図書館のパソコンでパワーポイントを作成し、本番はクラスメイトのラップトップを借りて発表しました。USBを持ち歩いてて良かったです。

私が最後に指摘を受けたのは、情報の出処を明確に提示すること。

どこからの情報なのか最後に「参考文献」として紹介することがスッポリ抜けていたんです。

これ、とても大事なことだそうです。

試験はロール番号順に1日2、3人ずつ行います。 なのでこのテストが始まったら午後の講義は他の生徒のteachingを聞くことが授業になります。

その中で、新しいアーサナの名前を覚えたり、効果や注意点を学んだりしました。

一番最初の人は1月下旬、最後の人は最終試験の直前までかかりました。

私は4番でかなり早く終わったので、残りの時間は試験勉強に集中できよかったです。みんな緊張しながらも楽しんでいましたし、聞いているみんなの協力的な姿勢がと ても印象的でした。

はたまた、ここでの教えからかけ離れた独自の視点から話を進める人もいて、ある意味面白かったです。

人前で英語で話すという経験が自分にとっては大きな一歩になりました。
 
4. 総括
 
4.1 CCYを受講したメリットはあったかどうか
 
インドという環境でインド人に囲まれてヨーガを学ぶ。
 
メリット、それはそれは大有りです。
 
4.2 ロナウラの総合的な学習環境について
 
伝統文献によって導かれたきちんとした裏付けがあります。今後、地に足をしっかりつけて迷うことなく歩める道を教えてくれます。

Yoga is not something mystic.
Yoga is not miracle.
 
4.3 特に印象に残った体験や出来事
 
みんなで近所の山登り。
 
スワーミー・クヴァラヤーナンダ・ジが瞑想に使っていたという洞窟に行き、その後山の頂上でみんなで歌を歌う。

クラスメイトの仲が一気に深まった出来事でした。

またコース中に誕生日を迎えるクラスメイトが多く、その都度、休み時間や授業中にハッピーバースデーのお祝いが。

いちばん面白かったのは、私たちの宿泊していたホテルにみんなで集まり、ホールを借りてのダンスパーティー!

中国茶とフルーツ片手にあそこまで盛り上がれることが不思議なくらい、みんな踊り狂っていました。
 
4.4 経済面での費用対効果/満足度
 
授業料は外国人設定がありますが、それでも安いと思います。

食費、寮費、授業料込みで$1000はかなりお得です!

ース中、もちろん予期せぬことも起こります。
 
スケジュール通りに行かなかったり、いきなり授業があったり、なかったり。 ヒンディー語で授業が始まったりと。

それもインドで学ぶ醍醐味。 全てが今後の自分のネタになると思えば、こんなに面白い国はないでしょう。

「え~マジかよ~(笑)」って笑える余裕が、更に満足度を高めてくれます。

私にとっては<費用対効果の高いコースで大変満足しています。
 
4.5 今後のご自分とヨーガの関係への影響について
 
私の中でこんがらがっていたヨーガの糸、
全てが解けたわけではありませんが、それを解く方法がわかり今は安堵の気持ちです。

これからゆっくり時間をとって、解いていこうと思っています。

今まではヨーガにしがみつくことで精一杯でしたが、追うものでも、しがみつくものでもないということに気づき、スローダウンできたことが今、とても心地良いです。
 
4.6 今後CCYの受講を考えている方へのアドバイス
 
是非是非受講してください!
 
もちろん英語の聞き取りも必要ですが、自信がない方は相方先生の日本語の講義を事前に受け理解しておくことをお勧めします。
 
私はCCYの2ヶ月前に「ワンサニット2013」に参加させていただきました。そこで得たことがとても助けになりました。

CCY受講前に余裕があれば、過去問を理解し、答えられる(書ける)ようになっておくのも良いと思いました。

授業で頻繁に出てくる英単語もおさえられるし、授業の理解度も上がると思います。

CCYで求められる知識は毎年そう大きく変わらないでしょうし、やはりテストに出ることを授業で説明されるので、テストに対するプレッシャーも激減すると思います。
 
個人的な意見ですが、
いちばん大事なことは、どんな時でも自分をその状況に適合させ、「いかに楽しむか」。

相方先生がよくおっしゃっていた「最適化」が、私のCCYでのキーワードでした。
 
4.7 日本からの旅程/航空便
 
CCYの前はタイに滞在していましたので、行きはバンコクからプネー直行のSpice Jetを利用しました。

約4時間のフライトで8,338ルピー、帰りはIndiGo Airlinesでプネーからデリー経由のバンコク行きでトータルフライト約8時間11,036ルピーで戻る予定です。
 
4.8 インド全般のご感想 etc.

 
ある先生の授業ではみんなキチンと白い制服を着て、 でもある先生の授業では出席すらしない。

人によってコロコロ態度を変えるインド人に、最初、驚きと違和感を感じていました。

そしてちょうどそのタイミングで相方先生からのメールが。

インド人のSatya(サッティヤ)についてでした。以下、先生のメール引用。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
Satya:真実・真理・本当
Mitya:虚妄・虚構・偽物・嘘・本当でないこと
(一部省略)

インド人は、このSatya/Mityaの使い分けのエキスパートでもあります。

だから、傍目から見ると不可解なことが多いです。

つまり、自分に対しては、常に、Satya、しかし、それが、他人にとってはMityaに見えても、それは、それで構わない、という達観した態度があります。

あくまでも、自分が、自分に対してのSatyaを貫くこと。

それが、今のあたなにとってはMityaになっても、
no problem !
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ピンときました。

ここで出会ったインド人はただ自分に正直に、自分のやりたい事を行動に移しているだけ。

クラスメイトの態度を見て、私は自分の過去の経験から判断を下し嫌悪感を抱いたけれど、別にどっちでもいいんじゃないか。

むしろ私はそのように行動できるインド人を羨ましく思っているということにも気づきました。

じゃあ私もインド人と一緒に…

うーん…私はどうしたいのか?

…やっぱり

私も私の気持ちにSatyaで、毎日白い服を着ていつも通り授業に出席し、インド人の無邪気さと素直さが生み出す独特の授業風景に馴染んでいくのでした。

人目を気にしてできないことも、恥ずかしくて隠してしまいたいことも、平気でさらけ出しやってのけるインド人。
 
本当、いろんなものを見せてもらいました。

幼い頃、両親や周りの人たちから注意されたこと、指摘されたことが、ここインドでは普通のことだったりして。

インド滞在の約3ヶ月間は、私の固定観念が大きく崩れ去る出来事の連続でした。

「マインドの初期化」をしてくれる学びの地、インド。
 
またご縁があったらうれしいです。
 
以上です。

   
 
 
☆☆☆☆☆