2009年7月15日

穂高編2009

昨年6月に続き、今年も先月6月に長野の穂高にある『穂高養生園』で、合宿セミナー・シリーズ「穂高編2009」が3つの日程で実施されました。

日程①:6月15日(月)・17日(水)+18日(木)・・・参加13名
日程②:6月19日(金)・21日(日) ・・・・・・・・・・・・・参加30名
日程③:6月22日(月)・24日(水)+25日・・・・・・・参加17名

『ホリスティック・リトリート:穂高養生園』
http://www.yojoen.com/

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以下に日程②:6月19日(金)・21日(日)の2泊3日の週末セミナー(養生園主催)に参加され方から寄せられたフィードバックがまとめてあります。


参加者のみなさんには、次の項目でフィードバックをお願いしました。

1)「穂高養生園」の環境と施設
①穂高の環境
②宿泊室(森の家・森の家)
③ホール(森の家・新森の家)
④ダイニングでの食事
⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

2)講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
③ヨーガについて理解が深まった点
④さらに興味や関心を持たれた点
⑤今後期待されるヨーガのプログラム
 
 

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穂高編2009・フィードバック①
「N.T」さん(神奈川在住)

相方先生

> こんにちは、昨年穂高に飛び入り参加、
> 今年一般向けコースに正式参加したN.Tです。
> 穂高での合宿では大変お世話になりました!!

> いやぁもう本当にひろし先生の講義は面白くって、
> ひでこ先生の実技は本当に気持ちよくて。。。
> 昨年、たまたま養生園で泊ってて、出会えたご縁をただただ
> 感謝するばかりです。

> さて、以下、簡単ですがフィードバックお送りします。
> 何かにお役立ていただけると幸いです。


【プロフィール】
 
①住んでいるところ:
神奈川県川崎市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
会社員、林業のコンサルタント

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク:
森林、自然、ヨガ、アロマ、持続可能な社会(環境的・社会的・精神的)
 
【ヨーガとの関わり】

①ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
ジム等のヨーガを含めると3、4年くらい、伝統的なヨーガは1年ほど前から、体調を壊していた時にありがたい出会いがあって。

②ヨーガがご自分にプラスに作用しているポイント:
精神的に自分に戻れる、自分の心の動きを感じれる、自分のいろんなバランスを保てる。

③今までのヨーガの講習・合宿・研修ツアーの参加経験:
昨年度の穂高合宿の時にたまたま養生園に泊まっていて、一日飛び入り参加。

④今後のヨーガへの展望や希望: 
なんだかオシャレなダイエットのための運動というイメージがよくもたれてますが、そうじゃなくてすごく心に良いこと、体感として多くの人に感じてほしいと思っています。
 
 

1)「穂高養生園」の環境と施設


①穂高の環境


申し分ないです。私は休憩時間に近くの森を歩くのが好きでした。ここの森は本当に素敵で、豊かで、人なつっこくて大好きです。すぐ近くに有明山神社があって、そこも実は素敵です。

②宿泊室(里の家・森の家)

森の家に泊りましたが、あそこは本当に森と同化していて、でもすごく清潔に保たれていて、すごいと思いました。入った瞬間にする木のにおいがすごく素敵です。

森の家の川沿いのヨーガできる場所で、ぼーっと川の音を聞きながら番茶を飲める環境が最高です。

③ホール(里の家・新森の家)

新森の家のホールは、窓がなかったのですが、雨が降ったときにまたその空気が完全に入ってくるのが気持ちよかったです。

④ダイニングでの食事

本当にいつも愛情こもっててすごいと思います。ただちょっと量が多かったような気がします。。

⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

スタッフの方にはひとつひとつ細かい配慮をいただけて、不自由何ひとつない環境でした。ありがとうございました。
 
 
2)講義と実習について

①講義の内容について


本当におもしろかったです!もう身を乗り出して聞き入ってしまうほど。ただ、2泊3日だからか、無駄話をひろし先生が控えられていて、そこも聞きたいなと思いました。3泊4日くらいでじっくり幅広げて聞きたかったです。

②実習について

ひでこ先生の声と、森の音の調和が本当に素敵で・・・。いつも終わったあと、ぼーっと現実になかなか戻れないほど、気持ちよかったです。

ひとついえば、森の家の川沿いのヨガできる場所で実習が出来たらよかったな~と思います。人数的に無理だったとは思いますが。

③ヨーガについて理解が深まった点

非常にすっきりと歴史をおって、かつそれが頭だけじゃなく体も一緒に理解していく、その過程が面白かったです。クリヤやバンダ、ヤマニヤマあたりが今ひとつ繋がってわかってなかったのが、よくわかりました。

④さらに興味や関心を持たれた点

非常にこの先が気になりました!終わったときに、あぁこの先が聞きたい!ってすごく思いました。特にヤマ・ニヤマ等、思想的な部分がもっと追求したいと思いました。相方先生がご存知の、仏教的な観点からのお話ももっと聞きたかったです。

あと技法としても、クリヤやバンダ等ももっと実際にやってみたかったです。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム

心も体もより深く理解するには、2泊3日よりは3泊4日だとは必要かな?と感じました。初心者コースだったので、今度はもっと奥深いとこを聞きにいきたいです。


以上、本当にありがとうございました!!
もう興味をもってしまってしょうがないので、また続きを聞きに行きますので、
引き続きどうかいろいろと教えていただけると幸いです。
どうもありがとうございました。

N.T.


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穂高編2009・フィードバック②
「A.Y」さん(神奈川在住)

相方ひろし先生、ひで子先生、

> 養生園では大変お世話になりました。
> 初心者で参加した私もとっても充実した3日間を過ごすことができました。
> とっても大きな大事なことを教わった気がします。
> 本当にありがとうございました。
> 以下、項目にそって報告いたします。


【プロフィール】
 
①住んでいるところ:
神奈川県川崎市
 
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
会社員をしながらアロマ・セラピストとして活動。
 
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
心身の健康と幸せ、平和。趣味はアロマ・テラピー。
 
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
フィットネス・クラブのクラスに参加したことがある程度。
 
⑤今後のヨーガへの展望や希望
今後、というよりも、今回の合宿セミナーでいろいろなことを沢山学びたい。
 
 
1)「穂高養生園」の環境と施設
 
①穂高の環境
 
養生園は初めて訪れましたが、想像していたとおり、緑がきれいで空がきれいで、空気がおいしく、最高の環境でした。
 
②宿泊室(里の家・森の家)
 
私は里の家に宿泊しました。温かみのある部屋で、とても清潔で過ごしやすかったです。

③ホール(里の家・新森の家)
 
里の家では講義中に室温が上がって、息苦しい感じになりました。もっと空気の入れ替えが出来るとよかったです。

新森の家では建築中だったので仕方ないのですが、実技中にシンナーのような臭いがした日がありました。少し辛かったです。

④ダイニングでの食事

お食事は最高に美味しく、デッキに出てお日さまの下で食事できたり、とっても贅沢な感じでした。

⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

運営全般もスタッフの対応も素晴らしかったです。スタッフの方々は皆さんとても親切で、それでいて程よい距離を保ってくれていて、心からのホスピタリティを感じました。


2)講義と実習について

①講義の内容について
 
内容は初心者の私にも分かりやすかったです。でも、もっと先生が事前にお知らせしてくださった参考書籍を読み込んで、ヨーガについての知識をつけておけばよかったなぁ、と思いました。

②実習について
 
何が大事なポイントか、ということが分かりやすかったです。初めてのことも、ひで子先生が個別に教えてくださったので安心でした。
 
③ヨーガについて理解が深まった点
 
ヨーガはエクササイズや健康体操ではなく、生き方・生活であるということ。

④さらに興味や関心を持たれた点

日常生活にヨーガ的な要素を取り入れていきたいと思いました。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム 


今回は初めての参加で3日間だけでしたが、もっと長い期間の合宿にも参加したいです。



私はヨーガについての知識があまりない段階で、相方ひろし先生・ひで子先生のご指導が受けられて、とっても幸運でした。本当に有難く思っております。

いまフィットネス・クラブで流行っているヨガをしている人々も、ヨーガの“心”が学べるような機会があったらその魅力が十分に伝わり、ヨーガ的な生活をする人が増えると思います。

相方ひろし先生・ひで子先生に日本でもっともっと活躍していただけたらいいなぁ、日本の環境がそのように整ったらいいなぁ、と思います。
益々のご活躍をお祈りしております。

A.F.
 

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穂高編2009・フィードバック③
「K.A.」さん(東京在住)

相方宏先生、秀子先生

> こんにちは。
> 早いもので、私が参加した6月19日~21日の合宿セミナーから、
> もう2週間前が過ぎてしまいました。

> 先生方はその後も引き続き養生園でのセミナー、
> 東京での1日セミナーと、お忙しいスケジュールだったことと思います。
> 大変お疲れさまでした。
> ヨーガを始めてから、これは何か自分に合っている!
> という確信めいたものがあった一方で、

> どうしてもそこに付随しがちな、
> いわゆるニューエイジ的な感覚にも似た
> 妙にハイパーポジティブな「スピリチュアル」性になじめず、

> かといってフィットネス感覚の様々な「ヨガ」にも
> 疑問を抱かざる得ず、

> ヨーガについて頭の中に「?」マークが飛び交ってる状態だったので、
> そんな時に先生方の講義と実習に触れられたのは、
> 本当に意義あることでした。

> 日本に来ていただいて本当にありがとうございました!
> 今度は、何とか予定のやりくりをして、
> 来年3月にインドを訪ね、以前ご提案されていた
> ロナウラでのヨーガ研修&ウルリカンチャンでの自然療法を
> 体験できれば、と前向きに検討中です。


【プロフィール】

①住んでいるところ:
東京都新宿区

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
演劇関連の翻訳・通訳(英語⇔日本語)、外国人講師を招いた演劇ワークショップなどの通訳。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
ヨーガ、日本における仏教史・民俗学。
最近は演劇の台本執筆に挑戦中。
趣味は温泉とアジアの(比較的お安い)リゾートに出かけること。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
ヨーガ歴3年、生活を見直す一環として都内のスタジオに週1~2回。体調を維持するためのリズムのようなもの。


1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境


交通の便がいいとは言い難い場所なので、深山幽谷な(笑)環境を予想していましたが、思ったよりも人里離れた、という感じはしませんでした。
が、これは今回の合宿参加者が比較的多かったための印象かもしれません。

そうはいっても周辺は緑豊かで空気も美味しく、最終日に眼にした雨に煙る山々が何とも印象的でした。

尚、やはり山は山なので、いろんな虫がそれなりにいました。

②宿泊室(里の家)

簡素で無駄のない、だけど清潔、素朴で居心地のいい空間でした。私は2人部屋の洋室に滞在しましたが、明かりが裸電球1つで少々暗かったので、できれば枕元に手元灯などあれば本を読んだりする時に便利かな、と思いました。(共有の机とスタンドが1セットだけありましたが、位置的にちょっと使いづらかったです)。

大小の蟻がどこからともなく侵入してきましたが(3、4匹程度)、環境が環境なので、私はそんなに気になりませんでした。ただ、虫除けは持ってきた方が良かったかな、と思いました。

③ホール(里の家)

窓が大きく、明るく、気持ちのいい場所でした。ウッド・デッキのテラスもあって、のんびりした空気が流れています。

温かい番茶、常温のミント水、普通の水をいつでも飲めるのはありがたかったです。

④ダイニングでの食事

30人以上が一斉に集まってとる食事は、いかにも「合宿」という感じで楽しかったです。食事自体も、非常に手の込んだ献立で、目も舌も楽しませていただきました。

食事は1日2回でしたが、1回の食事の量が比較的たっぷりで腹持ちもよく、私には充分でした。(足りない人はご飯と汁物のおかわりができました)。

⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応


今回の合宿セミナーは2泊3日という短めのものだったので、スケジュールがちょっとタイトだったかな、という印象があります。時間が限られていたので仕方がないとは思いますが、講義内容について参加者同士で話し合う時間、質疑応答の時間がもう少しあったら嬉しかったです。

また、軟弱者なので里の家と新森の家の往復が少々ハードでしたが、いい運動になったといえばなりました。が、その時間を質疑応答などに当てられたらな、とついつい欲張りなことを思ってしまいます。

個人的には、もう少し参加人数を絞った方が、より充実したかもしれないという気がします。

スタッフの対応は非常に良かったと思います。皆さん感じの良い応対をしてくださり、とても親切でした。おかげで大変気持ちのいい滞在になりました。


2)講義と実習について

①講義の内容について

非常に刺激的で面白かったです。普段通っているスタジオで疑問に思っていた点、腑に落ちなかった点をすっきり論理的に説明をしていただいた感じで、
自分の中にあったヨーガにまつわる曖昧さが解消し、少しくっきりしたものになった気がします。

特に、ヨーガの宗教性にまつわる部分と、そうではない部分をきっちりと分けて話していただけたのが、個人的にはとても役に立ちました。

②実習について

基本的なアーサナを、詳しい解説も交えて行う実習でした。普段何気なくやっている動きを丁寧に見直すことができた点はとてもよかったと思います。

③ヨーガについて理解が深まった点

①と重複しますが、1920年代以降発展してきた「近代」ヨーガと、それ以前のヨーガは、基本的に異なることがはっきりと分かったことが私には役に立ちました。また、アーサナの役割についても認識が改まりました。

④さらに興味や関心を持たれた点

ヨーガとはちょっと離れてしまうかもしれませんが、ヨーガと仏教の関わりに少しだけ触れていらっしゃったので、
日本の仏教の中にヨーガ的な考え方、実践というのはどの程度、どのような形で含まれているのかな、と思いました。ほんの好奇心なのですが…

それから、たまたま今回の合宿会場の食事が玄米正食にこだわったものだったからというのもありますが、
普段の生活の中にヨーガを取り入れて行くに当たり、伝統的なヨーガでは、食事についてどのような考え方をとっていたのかな、ということもちょっと知りたいと思いました。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム


今回の合宿でも一部解説されていた「ヨーガ・スートラ」(及びその他の重要とされている古典的文献)を、購読していくようなプログラムがあれば、と思います。

また、実習については、今回やったことをベースに、他のアーサナ、呼吸法についても見ていく機会があれば嬉しいです。 

 
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穂高編2009・フィードバック
「M.Y」さん(千葉在住)④

 
相方ひろし先生・ひでこ先生
> こんにちは。
> この度は、直前の申込みにもかかわらず、
> 19日から連続で参加させていただき、ありがとうございました。

> 実り多い、大変有意義な6日間を過ごすことができました。
> 先生方のお蔭で、やっとヨーガの哲学と実践を体系的に掴む
> (まだまだ浅いですが)ことができました。
> ますますヨーガへの興味がつのり、ワクワクしています。

> 今は、タイでの10日間プログラムと、カイヴァリヤダーマでの
> 6週間プログラムが気になってしかたがありません。
> 今後、機会があれば是非参加したいと思っています。
> 遅くなりましたが、セミナーでのフィードバックをお送りします。


【プロフィール】
①住んでいるところ:
千葉県

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
Webデザイナー、インド関係イベントのボランティアー etc.

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク:
ヨーガ、仏画を観ること・描くこと、インド細密画、インド料理を食べること・作ること、インド音楽

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
ヨーガ歴8年。仕事で首を痛めたことがきっかけ。

⑤今後のヨーガへの展望や希望;
ヨーガが、単なるストレッチ体操としてのブームで終わることなく、生きる智慧として浸透していってほしいと思っています。


1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境と養生園の施設


緑深く、空気が澄み、たくさんの鳥や虫たちの声が聞こえ、自然の豊かさを満喫できる素晴らしい環境でした。

②宿泊室とホール(森の家・新森の家)

いつも緑の香りや精油の香りが漂い、所々に小さな草花が活けられていて、隅々まで温かい心配りが感じられました。養生園さん全体に清々しい気を感じました。

森の家は、里の家より、さらに自然と一体化したロケーション・造りで、個人的には森の家の施設の方が好みでした。デッキでの実習も気持ち良いだろうなーと思いました。

新森の家ホールは、工事中で窓がありませんでしたが、却ってその方が風通しがよく、心地よかったです。

③ダイニングでの食事

家に帰りたくなくなりました。メニューひとつひとつに、スタッフの方の細やかなお心遣いが感じられ、味・ボリュームともに大満足でした。大切に作られた食事を前にすると、大切にいただこうとする気持ちが自然に芽生えるものだと実感しました。

④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応


スムーズでタイムスケジュールも無理なく組まれていたと思います。ひとつだけ、入浴時間にもう少し余裕があればと思いました。

スタッフの方々にはいつも笑顔で対応していただき、合宿中気持ち良く過ごすことができました。誘導や連絡のタイミングも的確でした。

⑤追加プログラム(穂高探訪)について

今回は参加しませんでした。


2)講義と実習について

①講義の内容について


今回のセミナーに参加した理由は、今、ヨーガについて抱いている疑問をクリアにしたいという思いからでした。ヨーガの実践を続けてきて、自分が得た恩恵を他の方にも伝えたいと考え始めたところ、疑問を自覚しながらそれを解決しないまま人にお伝えすることはできない、と思ったからです。

他の機関のセミナーや、書籍から得た知識では納得できず、曖昧になっていた事柄は以下のような点です。

・ヨーガ・仏教・ヒンドゥー教の関係
・ヨーガ・ヴェーダーンタ・ヒンドゥー教の関係
・ハタ・ヨーガ・ニャーナ・ヨーガ・カルマ・ヨーガ・バクティ・ヨーガの関係
・ラージャ・ヨーガの定義
・アーサナ・プラーナーヤーマ・クリヤ・バンダ・ムドラの関係
・バンダとムドラの違い
・プラーナーヤーマ・クリヤ・バンダ・ムドラの詳しい実践法

以上のように、疑問点のほとんどが、ヨーガを包括的・体系的に捉えたいという欲求から出てきたものでした。

ヨーガの歴史的背景から近代化・現代の状況までを、冗談を交えながら軽快に駆け抜ける先生の講義を拝聴しながら、次々と霧が晴れるように頭の中がクリアになっていきました。言葉が明快でとてもわかりやすかったです。

インディアン・ヨーガ・アソシエーションの教育プログラムの紹介もヨーガを理解する上でのガイドラインとして大変有益だと思いました。「脱線」というにはもったいないディープな業界裏話?!も社会的背景への理解に役立ち、面白かったです。

内容・ボリュームともに非常にぜいたくな講義でしたが、欲を言えばもう少し質疑応答のお時間がいただけたら、と思いました。


②実習について

各種技法の実践だけでなく、クリヤ・プラーナーヤーマ・バンダ実践の意味を教えていただき、アーサナとの関係を理解することができました。

身体の柔軟性を高めることだけが目的ではないと思っていたものの、オーバー・ストレッチという危険性を初めて知ることができました。

インストラクターが生徒の身体に触れて姿勢を調整しないこと、自然呼吸であること、
シャバ・アーサナを間に入れてゆっくりではあるがリズミカルに繰り返すこと、などの意味を明確に説明していただき、ヨーガ・スートラの「スティラ・スカム・アーサナム」の重要性を実感することができました。


③参加されて有益だった点


先生方のセミナーによって、今までバラバラだった縦糸同士が、横糸でつなげられ、やっと織物としての形を成してきた気がします。

ヨーガと思想や社会との関係、各技法間の関係を整理することができ、今まで自分がいかに混乱していて、その混乱から迷いが生じていたことを確認することができました。

プラーナーヤーマ・バンダ・ムドラの技法について深められたのは貴重な経験でした。ヨーガに出会ったのは9年前ですが、今回のセミナーを受けて、
やっとスタート地点に立てたような気持ちです。自分の立ち位置を明確にできたことは大きな収穫でした。


④さらに興味や関心を持たれた点


ヨーガと仏教・ヒンドゥー教との関係、ヨーガ・スートラやハタ・プラディピカーなどの教典をより深く理解したい、と思いました。

常々ヨーガの瞑想法に違和感を感じていたところ、講義中「心理分析や瞑想法では仏教が優れている」と伺い、その点についてもっと理解を深めたいと思いました。

プラーナーヤーマの実践に関しては、まだ理解が足りないので、今後の課題です。


⑤今後期待されるヨーガのプログラム


日本での1ヶ月間プログラムを開催していただけましたら、是非参加したいと思います。全期間の合宿参加はなかなか難しいので、合宿と通学を組み合わせたコースだとうれしいです。ダウティ・ネーティなどクリヤの実践も含まれるとうれしいです。


この度は本当にお世話になりまして、ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
M.Y.

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穂高編2009・フィードバック
「C.K.」さん(千葉在住)⑤

【プロフィール】

①住んでいるところ:
千葉県千葉市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと:
モデル、ファッション・ショーのコーディネーター、
玄米正食(マクロビオティック)研究、身体表現・パーフォーマンス、
親と子のヨーガ、中高年向けヨーガ、ヨーガ教室、雑誌などのメディアを
通じたヨーガの啓蒙活動

③ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ:
ヨーガ歴28年、ヨーガ関連資格多数。幼稚園・小学校・会社・自治体の
文化イベント・カルチャーサロン/スクールでヨーガ指導


1)「穂高養生園」の環境と施設

①穂高の環境

1日中すがすがしい気をとり入れることのできる場であり、山々に包まれ河の音が耳をやさしくなで、鳥たちのさえずりが語りかけているように感じられ、気のシャワーを浴びたかのようでした。

②宿泊室(里の家)

森の家とは、一味違って久々に畳の上で寝ることが出来ました。施設全体が掃除が行き届いていて、とても気持ちがよかったです。

③ホール(里の家)

普段は、広々と感じられるホールが、人数が多い為少々きつく感じられましたが、いつでも飲める三年番茶や冷たすぎずのハーブウオーターは、ありがたく思いました。

④ダイニングでの食事

運良く晴れ間が続き、外気が心地よく室内とはまた違った空気の中、
マクロにおしゃべりと堪能できました。これも、スタッフの方々のていねいな献立の説明と体への作用(食物の持つエナジー)を示していただいたことで、益々元気アップとなりました。

そして、相方先生ご夫妻とのお食事中も講義とは、一味違ったお話を聞くことができ嬉しく思いました。

⑤合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応

スタッフの方々、お疲れ様でした!!2泊3日の過密スケジュールでしたが、新森の家まで徒歩20分は、適度なウオーミングアップとなり、穂高の澄んだ気を体に取り込むことができ、ヨーガ実習に入る前とても気持ちがよかったです。

行きも帰りも苦にならずに、仲間とのおしゃべりもなかなか楽しいものがありました。それから建設途中ということもありシャワアーサナ時少し寒く感じましたが、毛布がありがたかっです。


2)講義と実習について

①内容について

ゆっくりとていねいなご指導は、とてもありがたく、その間先生の誘導の仕方を自分なりにメモをとりたかった。

ゆっくりであることの意味。オーバーストレッチ注意。道具を使う事(座布団、毛布等)出張でのクラスでは、殆ど自前となり難しいです。残念!

②ヨーガについて理解が深まった点

たくさんありますが、まずアーサナの注意点(負荷のかけすぎ)、
呼吸のリズム他、個人的に約25年間細々とヨーガを続け指導をしてきましたが、生徒さんがヨーガに触れた時に指導者として、もっと伝えたいという気持ちがエスカレートしていき、最近の時流にやや押されぎみであったレッスン内容に疑問を感じ、本来のヨーガの目指すところは、この先にあるのだろうか、、
そんな気持ちがよぎりそれでも続けることの意味、指導する立場での本来の意味を考え源流に立ち戻ることの大切さを実感することが出来ました。

③さらに興味や関心を持たれた点

インドと日本の思想や文化の違い。
相方先生のわかりやすいご説明でヨーガ・スートラの教えを深く学ぶ必要ありと思いまた推薦の書籍他サンスクリット語の勉強の
必然性を感じました。

④今後期待されるヨーガのプログラム

指導者用ポイント・レッスン(アーサナ、プラーナーヤーマ、ムドラ-とバンダ、クリヤ、メデイテーション)、 ヨーガ・スートラを!日程を充分とり、体にすりこませ、自分のフィルターを通じてレベルアップを図りたい、と思っていますので、
可能ならば日本において1週間から10日間程度の
セミナーを希望します。

(予定の1 ヶ月研修も、もちろん魅力ですがその前に参加したいです。インドやタイへも時を待ち、準備が出来次第でかけようと思っています。)

合宿セミナー 

   
<最後に個人的な見解>

私が行なってきたヨーガに関して、実践は、正しかったのか、それとも思い込みで進めてはいなかっただろうか?など、今合宿で確認できたところや反省するところもあり、目からうろこ“とさまざまな脳内革命がおきました。

6月はじめ申し込み、キャンセル待ちの滑り込みセーフとなり、ありがたいことにたくさんのご縁ある仲間との合宿は、
有意義なものとなりました。

前回のテイ―チャーズ・トレーニング以来の合宿で自分がどこまで深められるか不安もありましたが、相方先生のわかりやすい講義、
時にお腹抱えて笑いたくなるほどに経験豊富な内容に大満足!!

そして、相方先生ご夫妻の暖かいお人柄にふれ、たくさんの学びがありましたことに心から感謝します。

“常にニュートラルでいることの大切さ”。これからもヨーガを深めてまいりたいと思います。今後ともどうぞご指導の程よろしくお願いします。
では次回お目にかかれる日まで

スタッフの方々へ
お世話になりありがとうございました。どうぞお元気で!
See you next time!!

C.K.

合宿セミナー (3)



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2009年6月26日

カイヴァリヤダーマ研究所:ディプロマ(D.Y.Ed.)コース2008-9

インド・ヨーガ留学の総括レポート
カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ・ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)
期間:2008年7月-2009年4月(1学年)

 

以下は、付属カレッジの2008-9年度のディプロマ・コース(D.Y.Ed.)にインド・ヨーガ留学された前川公平・明穂さんの総括レポートです。

 maekawa


フィードバックの項目


前川公平・明穂さんには、次の項目で『カイヴァリヤダーマ研究所』のディプロマ・コース(D.Y.Ed.)への留学経験をフィードバックして頂きました。 

1)プロフィール
①ヨーガ歴、ヨーガとの関わり、ヨーガへの興味
②留学前にされていたこと(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③特に関心の深いこと、特技、趣味やライフワーク

2)カイヴァリヤダーマ研究所について
①『カイヴァリヤダーマ』の環境と施設
②学生寮/ダイニング・ホール
③付属カレッジの講師陣について
④他の学生について(インド人・外国人)
⑤キャンパス・ライフ全般

3)修了試験・理論編
①パータンジャリ・ヨーガ・スートラ(P.Y.S.)の基礎
②ハタ・ヨーガの基礎
③ヨーガと文化の統合・価値教育
④人体の構造・機能とヨーガの実習の効果
⑤ヨーガとメンタル・ヘルス

4)修了試験・実技編
・実技試験の内容と手順 

5)教育実習(ティーチング・レッスン)
・教育実習の内容と手順

6)総括編
①『カイヴァリヤダーマ』のD.Y.Ed.コースに留学する価値はあったか
②ロナウラの総合的な学習環境はどうであったか
③どういう人がロナウラでの勉強に適しているか
④今後の進路・展望

留学ブログとウエブ・アルバム

前川公平・明穂さんのブログとウエブ・アルバムに、留学が進行中の現地レポートと大量の画像がありますので、そちらもご参照下さい。

『インドにヨーガ留学する夫婦のブログ』
http://ajayoga.seesaa.net/
アルバム:インド留学記
http://picasaweb.google.co.jp/kbkmichael/oQrVsC
アルバム:インド留学記2
http://picasaweb.google.co.jp/kbkmichael/2?feat=embedwebsite
アルバム:卒業旅行
http://picasaweb.google.co.jp/kbkmichael/KRFps?feat=embedwebsite



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

『カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ』
ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)
総括レポート:
前川公平・明穂さん(東京在住)


■ 前川 公平

1)プロフィール


①ヨーガ歴、ヨーガとの関わり、ヨーガへの興味

ヨーガ歴・・・0年。まったくの素人。
ヨーガとの関わり・・・
妻がアーサナの先生をしており、2年前に新婚旅行を兼ねて相方先生の1週間ワークショップに参加したのがはじまり。
ヨーガへの興味・・・相方先生のワークショップに参加し、もっと深く知りたいと思った。


②留学前にされていたこと(仕事etc.)、今までにされて来たこと

大学卒業後、商社系の会社に7年間勤務。


③特に関心の深いこと、特技、趣味やライフワーク

<特技、趣味>
特技:サッカー・フットサル・デザイン
趣味:サイクリング・スケートボード

<ライフワーク>
フットサルFリーグのチーム「バルドラール浦安」のサポーター


■ 前川 明穂

1)プロフィール

①ヨーガ歴、ヨーガとの関わり、ヨーガへの興味

ヨーガ歴・・・約5年
ヨーガとの関わり・・・1年前まで都内スタジオにてインストラクターとしてクラスを担当
ヨーガへの興味・・・
ヨーガ根本経典の生活への応用


②留学前にされていたこと(仕事etc.)、今までにされて来たこと

アーサナ・インストラクター、プロラボ営業、イベンター、アパレル事務等


③特に関心の深いこと、特技、趣味やライフワーク

<特技、趣味>
特技:バトントワリング
趣味:4輪レース観戦

<ライフワーク>
整理整頓
 
 
 
2)カイヴァリヤダーマ研究所について

①『カイヴァリヤダーマ』の環境と施設

基本的にコース中は日曜以外学校から出られません。ゲートで、守衛さんが学生の出入りを監視しています。学生は、外出するとき先生に許可をもらいます。

夜中は、構内をガードマンが巡回しています。構内にいる人間も犬も安心して生活しているようでした。構内には、教授やスタッフの家もあり、夕方になると、子供達の遊び声が聞こえて賑やかです。一緒にサッカーをすることもありました。

6年ほど前から敷地内を高速道路が横切っているので、車の音が聞こえます。部屋によっては、とてもうるさいようです。

昼間は、カイヴァリヤダーマが飼育している牛が放たれて、部屋の近くまで草を食べにきます。

Diplomaの学生が主に利用する施設は、図書館・教室・アーサナホール・食堂です。


図書館:
司書が男女一名ずついて、探している図書は司書に頼むとすぐに見つけてくれます。コピー機があって、1枚1ルピーです。図書館には、インターネットに接続されているパソコンが4台あります。


教室:
いつもうす暗く、蚊が多くいました。天井ファンを回すか回さないかで、よくインド人と外国人で言い合っていました。

机といすは一体型で、女子にはちょっと高いです。多くの女子学生は椅子の上で胡坐をかいて授業に参加していました。


アーサナ・ホール:
男女別々です。男子はサラスワティ・ホール、女子は何回か移動しましたが、最終的にアーサナ・ホールBに落ち着きました。

サラスワティ・ホールはイベント事にも使用される、図書館の上3階にある静かで広い場所です。女子学生は、全部で18人居ましたが、ジャスト・サイズのホールでした。


②学生寮
インド人学生寮:二人一部屋、バストイレ共同、男女にそれぞれ寮長がいます。
外国人学生寮 : 希望にあわせて二人一部屋 or 一人部屋、バストイレ付

私達は「Soham Kutir」に滞在。ベット、机、椅子、バケツ、物干し台、ロッカーが完備されています。スタッフが、1週間に1回シーツの交換に来ます。台所と洗面所、ベットと机がある部屋があって、充分な広さです。


③付属カレッジの講師陣について

全てインド人で、外国人講師は居ません。特別講義で、何人かの外国人講師の講義はありました。Anatomy(解剖学)の先生は、病院施設のドクター、その方以外は、大学に所属している研究職です。


④他の学生について(インド人・外国人)

集合写真がDiplomaコースのトップページにあります。
http://www.kdham.com/coll_dip.html

インド人35名
特徴
・アーユルヴェーダ・ドクター・・・1名
・ホメオパシー・ドクター・・・1名
・キリスト教の牧師さん・・・1名
・学生アーサナ・チャンピオン・・・1名
・元システム・エンジニア・・・3名(どの国もシステム・エンジニアは病んでいる模様)
・半数は北インド人。


外国人9名
・日本人2、韓国3、中国1、フランス1、オーストリア1、ブルガリア1
・ここに来る前は、皆職に就いていた人たち。
・前職: ヨーガの先生、農夫、語学教師、フライト・アテンダント、
・NGOスタッフ、システムエンジニア、小学校の先生

合計44名


⑤キャンパス・ライフ全般

インド人学生と外国人留学生は、学費が違います
(HP参照:
http://www.kdham.com/coll_dip_fees.html)。
食事場所と宿泊場所が違います。

<インド人>
学費:Rs.29,000(約58,000円)
宿泊場所:ボーイズ・ホステル、ガールズ・ホステル
食事:インド人食堂

<外国人>
学費・宿泊費込:
風呂トイレ共同$4,300(約41万円)
風呂トイレ付 $5,300(約50万円)
食事:ホスピタルの食堂

学生は色々な地域から来ているので、学生主催でそれぞれの故郷のお祭りを皆で祝いました。自分が誕生日の時は、食事の時間にみんなにお菓子を振る舞います。特に男子学生は、男子寮でそれぞれの誕生日を毎回ケーキで祝っていました。

今年から新しく音楽クラスがはじまって、週3回、夜のSatsangの時間に先生からレッスンを受けました。



3)修了試験・理論編

修了試験に出題された問題に対し、どういう答えを用意したかを一つずつ解説します。

(1)パータンジャリ・ヨーガ・スートラ(P.Y.S.)の基礎

・4つの質問全てに回答すること(2問のうち1問を選ぶ選択回答式)。
・全ての質問に関連するスートラを引用すること。

<準備>
「パタンジャリ・ヨーガ・スートラを読み込む」「講義をしっかり受ける」だけでは、答えられません。試験前に配付されたシラバスに沿って、隣の韓国人学生から過去問回答集のコピーをもらって準備しました。
まともにやっては、一番準備が大変な科目です。


Q1
① 「ヨーガは Sesvara サーンキヤである」このことを詳細に説明せよ or
② サーンキヤの二元論について説明せよ。

A1
サーンキヤ哲学の中に見出すヨーガの基本概念について記述。


Q2
① Cittavrttis を制限する手段について説明せよ or
② 心を邪魔する Antaraya について列挙し、その種類について説明せよ

A2
① 5つの Cittavrtti について説明し、それを制限する AstangaYoga について説明。
② 9つの Antaraya の名前と簡潔な例、その Antaraya に伴う心身機能の不調について記述。


Q3
① Klesa について、および Klesa の克服方法について説明せよ or
② Yama のコンセプトについて論ぜよ。Yama の実践がヨーガの実践者にとってどう手助けになるか

A3
① 5つの Klesa の種類と性質、それらの克服方法を5つ列挙。結論としてヨーガの目的達成には Klesa の克服が絶対条件であることを記述。

② 5つの Yama について説明。Yamaは、社会的価値を高め、実践者は、すべての状況下で実践可能。

Q4
① 以下の設問について簡潔に記述せよ
   ⅰ) Bhavapratyaya yogi と Upapratyaya yogi
   ⅱ) Sabija Samadhi と Nirbija Samadhi
   ⅲ) Rtambhara prajna
   ⅳ) Kriya ヨーガ
or

② 以下の設問について簡潔に回答せよ
  ⅰ) heya, hetu, hana & hanopaya
  ⅱ) Antaranga and Bahiranga ヨーガ
  ⅲ) Cittabhumis
  ⅳ) samapatti

A4

ⅰ)前世が Yogi とそうでない Yogi が居るが、同じ実践方法で Samadhi に到達できる。現世で Samadhi に到達できなかったら、来世に委ねる。

ⅱ) Sabija と Nirbija の Samadhi 2種類について違いと手順を説明。

ⅲ) Rtambhara prajna (識別知)に至る7段階を説明。

ⅳ) Kriya ヨーガ3種類(tapas、svadyaya、isvarapranidhana)について説明。


ⅰ)避けられる痛み、その原因、痛みの除去、除去方法

ⅱ)Astanga ヨーガにおいては、Yama、Niyama、Asana、Pranayama、Pratyahara が Bahiranga ヨーガと呼ばれ、Dharana、Dhyana、Samadhi が Antaranga ヨーガと呼ばれている。Bahiranga ヨーガは、振る舞いを制御するヨーガで、 Antaranga ヨーガは、内面のヨーガである。

ⅲ) 5つの cittabhumi (心の段階)とヨーガに適した段階について

ⅳ) samapatti の4つの段階と状態の説明
 


(2)ハタ・ヨーガの基礎

・4つの質問全てに回答すること。

<準備>
基本的には、Hathapradipika と Gheranda Samhita の教科書から出題されます。講義を元に、試験直前に配付されたシラバスに沿って、要点をまとめて試験に臨みました。二つの教科書以外から出題される内容は、事前に資料が配付されるので安心です。

Q1
① Hathapradipika の5章について説明せよ or
② Hatha ヨーガについての理解を、詳細に論ぜよ

A1
① Hathapradipika の5章は、ヨーガのセラピー的観点について書かれているのでそれを説明します。
② Hatha の言葉の意味、Prana samyama ヨーガについて、Hatha ヨーガの技法について等記述


Q2
① アーサナのコンセプトについておよび Hathapradipika に記述されている瞑想法に用いられるアーサナについてのエッセイを書け
or
② 洗浄プロセスについてエッセイを書け

A2
① 一般的なアーサナの理解、歴史的観点、定義、分類、Hathapradipika と Gheranda Samhita におけるアーサナについて

② 洗浄プロセスについての一般的定義と、Hathapradipika と Gheranda Samhita の違いを比較して記述する。Hathapradipika は7つのプロセスが記述され、体が浄化されれば練習する必要はなく、Gheranda Samhita は21のプロセスが記述され、Pranayama 前には必須と定義されている。


Q3
① Nadisuddhi について or
② 正しい Pranayama の方法について

A3
① Nadisuddhi とは、Ida と Pingala 左右の鼻腔を通して Nadi を浄化する方法。Hathapradipika と Gheranda Samhita それぞれの Nadisuddhi の種類と重要性を記述する。Nadisuddhi と Anuloma Viloma は、手法が似ているが概念が違う。Nadisuddhi は左右の概念、アヌローマ・ヴィローマは、吸気と呼気の概念である。

② Hathapradipika、Gheranda Samhita それぞれに記述されているPranayama 8種類の名称を記述し、その正しい手順と効果について記述する。


Q4
① Gheranda Samhita と Hathapradipika にはいくつの Mudra が記述されていているか。詳細に記述せよ
or
② Hathapradipika は何を Mudra として挙げられていますか? また、あなたは Mudra について何を知っていますか?記述せよ

A4
Mudra の一般的理解、Hathapradipika に記述されている Mudra10種の名称と目的、Gheranda Samhita における種類数と効果、Hatapradipika と Gheranda Samhita との共通点、Bandhaについて。



(3)ヨーガと文化の統合・価値教育

<準備>
基本的には、講義の時にテキストとして配付されたプリントから出題されます。講義を元に、試験直前に配付されたシラバスに沿って、要点をまとめて試験に臨みました。


Q1
① 文化を定義せよ。どのようにしてヨーガは文化の基盤になりえるか or
② インドの文化の特徴とは何か? どのようにしてヨーガは人道主義の基盤になるか?

A1
① 「文化」の要素は、①人の集合 ②継続的な存在 ③長年信じられてきた共通の価値の中で生活し働くことなどが挙げられる。特定の文化は、文化の①伝達 ②評価 ③変容 ④機能の4つの観点から知ることができる。ヨーガを上記の4つの観点から評価することで、ヨーガが文化の基盤になりえることを証明する。

② ヨーガが文化と人道主義の基盤になるためには、人道主義とは、人道主義3つのポイント、ガンディアン人道主義とは、人道主義とヨーガの共通点、文化とは、文化とヨーガの共通点について説明する。



Q2
① Shrimad Bhagavat Gita には Jnana ヨーガ と Karma ヨーガとBhakti ヨーガの統合がある。説明せよ。
or
② サーンキャ・ダルシャナの原則を説明せよ。サーンキャ・ダルシャナとヨーガ・ダルシャナの関係を列挙せよ。

A2
① Bhagavat Gita における人間・ヨーガ(行動&知識&献身の統合)について、Jnana ヨーガ・ Karma ヨーガ・ Bhakti ヨーガについて

② サーンキャとヨーガの共通点と相違点について説明する。Purusa と Prakrti の概念のサーンキャとヨーガでの相違点や、
    サーンキャにはない新たな概念として、ヨーガには「 Isvara の原理」と「 citta の観念」がある、などを説明する。


Q3
① 簡潔に記述せよ。 a) ヨーガと仏教  b) ヨーガとキリスト教  or
② 「ヨーガとイスラム教」についてのエッセイを書け

A3
全ての宗教には、独自性があるが、必ずヨーガとの共通点がある。その共通点を通して、宗教の最も高い真実は一つであることを証明し、かつヨーガが理論的にも実践的にも全ての宗教の精神性の道に貢献することを説明する。


a) 仏教の教え(四諦・八正道・五薀)について、ヨーガとの共通点を説明する。
b) キリスト教(基本概念・説教・キリスト教ヨーガ)について、ヨーガとの相違点を説明する。

② 実践的な観点から、イスラム教の5つの柱と Kriya ヨーガとを比較する


Q4
① 価値の意味と分類を書け。価値のインド概念を説明せよ or
② 価値の発展の社会文化の基盤は何か?説明せよ

A4
① 価値には、知的、審美的、道徳的、精神的価値などがある。インドの価値の概念は、Purushartha、多様性の統一、真実の追求、寛容性の精神や非暴力の実践などに表れている。

② 価値とは、内面化とは、社会化とは、態度とは、価値の発展のための媒体について、ヨーガの価値教育への有用性等


Q5
① 価値教育は何を言おうとしているか?価値教育の狙いと目的について論ぜよ。
or
② 「ヨーガは価値教育の方法である」、これについて詳細に論ぜよ。

A5

価値教育とは、基本的な人間の生き方を学ぶ教育。価値の多様性を理解し、その価値を内面化し、社会性を持った振る舞いに活かすこと。ヨーガには、価値教育の方法として yama、niyama などの規律がある。



(4)人体の構造・機能とヨーガの実習の効果

<準備>
基本的には、講義に使われたパワーポイントから出題されます。講義を元に、試験直前に配付されたシラバスに沿って、要点をまとめて試験に臨みました。


Q1
① 消化器官の臓器の名称を記述せよ。消化器官の図を描け。食事に関して、「アーユルヴェーダ」と「ヨーガ」それぞれの概念を詳細に論ぜよ。
or
② 心臓の図を書け。心拍と血圧に影響する要因を述べよ。循環器におけるヨーガの練習の役割について述べよ。

A1

・アーユルヴェーダ・・・食べ物をVata、Pitta と Kapha という属性で捉える。
・ヨーガ・・・食べ物を Mitahara (質、量、心構え)という概念で捉える。

② 心臓の略図と名称、循環のメカニズム、心拍と血圧減少の9つの要因、心拍と血圧上昇の8つの要因、アーサナにおける循環器への影響等について述べる。



Q2
① 呼吸器の臓器の名称を記述せよ。肺の容量について述べよ。呼吸器における Kapalabhati と Pranayama の効果について論ぜよ。
or
② 脊椎の構造について述べよ。脊椎の重要性について記述せよ。脊椎における有益な効果をもたらすアーサナについて述べよ。

A2
① 呼吸器の略図と名称、呼吸筋、呼吸の段階、肺の容量について。Kapalabhati の効果は、痰等の動き、鼻粘膜からのゴミ除去、副鼻腔洞の清掃。Pranayama の効果は、Ujjay Pranayama を例に全ての胚葉の拡張、喉頭部の筋肉強化、甲状腺への循環向上等

② 脊椎の構造を説明し、アーサナで脊椎を前屈、後屈、側屈、伸展、回旋、バランスさせるアーサナを挙げる。脊椎をさまざまな方向に動かすアーサナによって、脊椎を健康に保つ。


Q3
① 1)Anuloma Viloma Pranayama と 2)アーサナの種類について簡単に説明せよ。
or
②  Pranayama の種類について述べよ。Pranayama が体内のシステムに及ぼす影響について論ぜよ。

A3

1)Anuloma Viloma の生理学的、心理学的および精神的効果について簡単に説明する
2)アーサナが体にもたらす効果(ストレッチ、圧力、バランス、休息、耐久力、運動能力の向上)について説明

② ウジャイ・バストリカ・ブラーマリーの生理学的ポイントと特徴。Pranayama が人間に及ぼす効果(脳波、内分泌やストレスへの効果)について述べる。


Q4
① 1)Cakra と 2)Neti Kriya について簡単に説明せよ。
or
② 1)Kapalabhati と体への効果と、2)Panca Prana について簡単に説明せよ。

A4
① 1)2)Neti の種類、いつ行うのが良いか、神経への効果、脳への効果、治療的観点での効果、禁忌について説明


1)Kapalabhati 実習の手順、体内システムへのそれぞれの効果、禁忌等、
2)Prana、Samana、Vyana、Apana、Udanaの体内の位置や機能等



(5)ヨーガとメンタル・ヘルス

<準備>
基本的には、教科書から出題されます。講義を元に、試験直前に配付されたシラバスに沿って、要点をまとめて試験に臨みました。

※どの設問にも序論・本論・結論と項目を設けて解答しました。


Q1
① ヨーガと心理学を定義せよ。ヨーガと現代心理学の統合を焦点に論ぜよ。
or
② メンタル・ヘルスについて定義せよ。ヨーガの観点からトータルヘルスについてWHOの健康の定義を
    参照しながら論ぜよ。

A1
① ヨーガと心理学を比較すると、それぞれに優位性がある。ヨーガと心理学を統合するには、心理学の指標によってフィードバックを得ながらヨーガを実践するのが望ましい。

② WHOは、「健康とは、身体的・精神的・社会的・霊的に健全な状態」であると定義している。「健康法」とは、予防医学である。「メンタルヘルス」とは、問題解決能力・正しい代案を選択する能力である。このWHOの定義とヨーガの健康の定義とを比較する。

ヨーガの定義する Total Health は、Panca Kosa でいう
Anandamaya Kosa を超越することであり、その段階に到達する方法はVivekakhyati である。


Q2
① Normality の概念と、「ヨーガの言う Normality の理想モデル」とを論ぜよ。
or
② 人格(Vyaktitva)についてインド的なアプローチから論ぜよ。インド思想にある「人格」理論について説明せよ。

A2
① 人格の西洋的概念(特徴・分類等)、人格のインド的概念、人格のヨーガ的概念(パンチャコーシャ・チッタブーミを用いて)


・心理学では、たとえばフロイトが人間の発達段階(ID、EGOとSUPER EGO)において、自分は正常に育ってきたといえる状態が Normality である。

・統計学では、母数の中で多数居る存在が Normality である。だから、ある国では Normal なのに違う国に行くと Abnormal であるということが起こりうる。

・ヨーガでは、何にも縛られない状態(Jeevan Mukta)が Normality の状態であると言える。


Q3
① ヨーガの方法では、コンフリクト(衝突)とフラストレーション(欲求不満)をどう扱うか。詳細に説明せよ。
or
② 「態度」の概念を説明せよ。ヨーガと心理学の方法を通じて「態度」はどう変わるのか。

A3
① 心理学的コンフリクトとフラストレーションの解釈。コンフリクトの種類・一般的原因・それらに対するヨーガ的救済策。フラストレーションの原因・反応・それに対する心理学的とヨーガ的救済策等。

②「態度+感情=振る舞い」である。心理学では、態度には大きく分けて3つのタイプ(認識的、感情的と振る舞い的)があると考えられている。ヨーガの方法で態度の変容を試みるには、
・熟考型にはJnana ヨーガ
・感情型にはBhakti ヨーガ
・行動型にはKarma ヨーガ
がふさわしい。


Q4
① ヨーガは「ストレス」を減らすのにとても有効である。論ぜよ。or
② Prayer(祈り)の概念と心理学的な有効性を説明せよ。

A4
①②
・Prayerとは何か(内面的友愛精神等)
・Prayerの原理(懇願ではなく自分の本来備わっている潜在能力を発揮させるもの等)
・Prayerの種類(請願・懺悔・祈祷・賛美等)
・Prayerの心理学(死への恐怖や知的好奇心から祈る傾向がある等)
・Prayerの方法(個人・集団)
・Prayerの有効性(建設的方向に思考が向く、嫌な事を忘れ、新しい事を受け入れる準備ができる等)



4)修了試験・実技編


・実技試験の内容と手順

1日がかりで行われます。朝7時から<クリヤ・プラーナーヤーマ・瞑想>の試験、夕方4時半から<アーサナ>試験の順です。普段練習している内容で試験をしますので、普段の練習をしっかりやっていれば問題ありません。


午前

<クリヤ>
・ダウティ(ヴァストラ、ダンダ)
・カパーラバーティ
・ナウリ・チャーラン or アグニサーラ

<プラーナーヤーマ>
・ウジャイー
・バストリカー
・シートカリー
・ブラマリー

<瞑想>
30分瞑想

午後

<アーサナ>
・シルシ・アーサナ
・サルヴァーンガ・アーサナ
・マツヤ・アーサナ(パドマ)
・ハラ・アーサナ
・ダヌラ・アーサナ
・アルダ・マッチェーンドラ・アーサナ
・パスチモッターナ
・スプタ・ヴァジュラ・アーサナ
・マユル・アーサナ(ハンサ・アーサナ)
・トリコーナ・アーサナ

オプション(どちらかを選びます)
・ウグラ・アーサナ or カルナピータ・アーサナ
・ククッタ・アーサナ or パダングシュタ・アーサナ
・パドマ・バカ・アーサナ or ワタヤナ・アーサナ
・アーカルナ・ダヌラ・アーサナ or エーカパーダ・スカンダ・アーサナ


5)教育実習(ティーチング・レッスン)
・教育実習の内容と手順

前期は、教育理論に関する講義があり、中間試験で筆記試験があります。
後期は、前期習った教育理論に基づき一人一人が実際に学生の前に立って教えます(全5回)。

5回のうち3回が実習スタイルで、2回が講義スタイルです。1人1テーマなので、周りの学生が教える内容もしっかり聞いてはじめて、自分の中で一連の練習プログラムが組み立てられる仕組みになっています。


大枠のテーマ

[実習スタイル]

1st アーサナ
2nd バンダ・ムドラー・クリヤ
3rd プラーナーヤーマ

[講義スタイル]

4th ヨーガ全般の理論・原理
5th ヨーガ・セラピー

・公平テーマ
1st ジャヌシルシアーサナ
2nd ジャランダラバンダ
3rd アヌローマヴィローマ
4th Class Management
5th 糖尿病とヨーガ

・明穂テーマ
1st パドマーサナ
2nd カパラバーディ
3rd スーリャベーダナ
4th Stress Management
5th 関節炎

持ち時間・・・25分
対象・・・Diplomaの学生。3rdの実習のみロナウラ大学の学生が対象でした。

<手順>
・出席確認
・プレイヤー
・前回の実習内容の確認
・今回の実習内容理論の説明(デモ)、規則、利点・制約、研究成果の紹介
・個人練習
・グループ練習
・質問・回答
・締め


6)総括編
 
①『カイヴァリヤダーマ』のD.Y.Ed.コースに留学する価値はあったか

 
ありました。
 
理由:
1.費用対効果が高いこと。

個人的に:
人生ではじめて哲学を学ぶ機会であり、人生における精神的修養の基礎となりました。

「現代人として、学生という立場で社会とかかわりながらヨーガを学び、ヨーガを体験する」、このことに意味がありました。

現在、私たちが置かれている状況に応じたヨーガの生かし方とは何か? を学べました。特に、『カイヴァリヤダーマ』は“社会とのかかわり”を忘れずに、冷静にヨーガ研究に取り組んでいるように感じます。


②ロナウラの総合的な学習環境はどうであったか

全寮制であること:
「ヨーガをいかに生活に取り入れるか」を学ぶのに、最適な手段であると思います。
 
カリキュラム:
良く練られたボリュームです。また、講義科目間の連携が相当良くて、同じ時期に同じ内容を違った講義で説明されるので、より理解が深まった、という経験を何度もしました(相方先生は「たまたま」と言っておられましたが)。
 
瞑想はあまり深くやりません。瞑想をはじめるのに必要なインストラクションが少しあります。基本的に瞑想は自主性に任されていて、講義ではヴィパサナー瞑想が薦められました。
 
図書館:
自習時間は、インドの学生が図書館でディスカッションしながら勉強しているので、うるさいので、自習場所としてはあまり利用しませんでした。

ただ、ヨーガ関連の図書の充実ぶりは圧倒的です。また、司書員の方が優秀なので、希望の図書がすぐに見つかります。講義内容には、頻繁に『ヨーガ MIMANSA(Kaivalyadhamaが出版するヨーガ専門研究論文誌)』が出てきます。図書館にも置いてあり、図書館のPCにもインストールされています。

過去80年分のデータがCD化されており、500ルピーで買えるので、買った方が何かと便利です。

インターネット環境:
「TATA Indicom」のUSBモデムは郊外のせいか接続があまり早くありませんでした。結局図書館のインターネットを利用しました。図書館にある4台のネットワーク端末のうち一台が多言語環境なので、日本語入力も可能です。

私たちは、許可を得てノートPCを図書館に持ち込み、直接学校のネットワークに接続していました。
 
 
教授:

【通常講義】

①パタンジャリヨーガスートラの基礎 - Sharma先生
サンスクリット語の研究者。歌が上手で入学式・ティーチャーズデイ等で皆に促され披露していました。

②ハタヨーガの基礎 - Sahay先生
以前は③ヨーガと文化の統合・価値教育の講義も担当したことがあるインテリ派で、ヨーガに関する根拠のない情報、邪道なものはバッサバッサと斬る姿が印象的でした。

③ヨーガと文化の統合・価値教育 - Bhode先生
毎日学内のインド人学生食堂で昼食をとる庶民派。毎回、具体例を挙げ、言葉では表現し難いニュアンスを情熱的に
教えてくださいました。

④人体の構造・機能とヨーガの実習の効果 - Bhalekar先生
敷地内にある病院施設のアーユルヴェーダ・ドクターで、病気をしたときもお世話になりました。すべての講義にパワーポイントの資料を準備していたので私達にとってはノートがとりやすい講義でした。

⑤ヨーガとメンタル・ヘルス - Bhogal校長
講義中、必ず冗談を5つは言いますが、笑っていいものか戸惑うぐらい緊張感のある講義でした。

⑥教育理論 - Ganguly先生
現在は定年を過ぎ無給で講義を担当されています。海外での講義経験も豊富なので、英語がとても聞き取りやすかったです。

 
 
【特別講義】

<主旨>
心理学者、医者、科学者など研究の第一線で活躍されている方々を呼んで講義をします。それぞれの専門分野で、ヨーガを応用されている方もあれば、全くヨーガと接点がない方もいました。

基本的には、それぞれの専門分野とヨーガとを比較して、ヨーガの優位性や限界を把握することと、ヨーガを通じて社会にどう貢献するかのアイディアを与えてくれました。


<所感>心理学専門のBHOGAL校長が、特別講義のほとんどをコーディネートしていたので、生理学と心理学の専門の方ばかりで偏っていました。

出来れば、
・実際にヨーガセンターでヨーガを教えている先生
・ヨーガの古典文献の研究をされている教授
・ヨーガを社会に普及しようと取り組んでいる政府関係者
の話も聞いてみたかったです。

一度だけ、新しい「Surya ヨーガ」なるものを提案する団体が来て特別講義を行いましたが、ひどいものでした。ヨーガの新しい価値を創造するために、「新しいヨーガを提案する」のではなく、伝統に忠実にヨーガを追求し、その先に新しい価値を見出す事の方が、より社会に訴えるものがあると実感しました。


【サット・サンガ(Satsang)の時間】

アーサナ後、夕飯前の1時間に設定されている時間を「Satsang(講話)」の時間と呼んでいたのですが、曜日によって、多様なプログラムが用意されていました。テストには関係ないこともあって、自由なディスカッションが行われ、より本質的で貴重な学びの時間でした。

インドの考え方を大いに学ぶことができました。私は、音楽クラスに参加し、タブラを習いました。

・瞑想の基礎
・英語の補習(最初の2か月)
・音楽クラス(11月から週3回)
・サーンキャ哲学の講義
・Satsang(講話)・・・哲学者、経済学者、宗教者、スワミジ


③どういう人がロナウラでの勉強に適しているか

<適している人>
基本、ヨーガ経験者かヨーガ素人かは関係ありません。逆に、ヨーガ経験者が以前に得た知識に囚われて、Kaivalyadhamaが
提唱する基本概念をなかなか理解できない、という場面を多く見ました。

まじめにコツコツと知識を積み上げられる・目的意識が強い人:
9ヶ月はけっこう長いです。9ヶ月あれば、語学も十分に上達します。

私達夫婦も、語学に大変不安がありましたが、3月もあればだいぶ慣れます。しっかり目的意識・課題意識を持てれば何とかカバーできます。

包括的視点が持てる人:
勉強する場は、国際社会です。嫌でも日本対インド、日本対世界の視点を持つようになります。

ストレス解消法を持っている人:
日々の生活でストレスが溜まります。私は、たまにスタッフの子供らとサッカーをしたり、タブラの練習でストレス解消していました。ただ、ストレス解消法が無くても、コースが進むにつれ、自然とヨーガがストレス解消法になります。

私たちのように結婚したカップルは有利です。インド人は結婚したカップルを無条件に受け入れてくれます。

インドが好きな人:
9ヶ月ずっとインド食を食べていると飽きます。インド食・スパイスが大丈夫な人が向いています。


<適していない人>

適していない人と言うより、こんな性格・態度の同期の学生達はコース中大変苦労しているように見受けられました。

自我が強い人:
全寮制の集団生活なので、対人関係があまりうまくないときついかもしれません。Diplomaコースに参加するインド人は、とても社交性が高いです。

神秘主義な人:
ヨーガの神秘的な部分ばかり求めようとする人は、Kaivalyadhamaがより科学的にヨーガを捉えるので違和感を覚えることが多いようです。

根性がない人:
都会生活に慣れきっていると、面食らうことが多いです。季節関係なく蚊にさされるし、停電はしょっちゅうです。私は、アウトドア好きなこともあって無理なく過ごせました。

資格だけほしい人:
資格だけほしい人は、インド人にもたくさん居ました。そういう人は英語の上達も遅く、英語のみで進行する講義ではたくさん衝突を生みました。

日本には、Diplomaの卒業生が、その経験と知識を十分に生かせる場がないと思います。日本に帰ってきて、周囲の態度からも「Diplomaコースが考えるヨーガの先生像」と、「日本のヨーガ・インストラクター像」に大きな隔たりを感じました。



~私個人を例にとって~

<ロナウラでの勉強で気をつけた点>

ユニフォームはきっちり身だしなみをきっちりする:
後期になると、周囲はだらけてアーサナ用のユニフォームを講義にも着て来るようになるが、自分は自分、他人は他人と分けて初志貫徹。

日々の生活をきっちり夜更かしをしない、全ての講義に出席する:
後期になると教授陣が出席を取らなくなりますが、そんな事は気にしない。不満を言わないし、考えないと心がけていましたが、これがとても難しい。

インド人とより深く付き合う:
このコースの本質は、圧倒的に留学生よりインド人の方が理解しているので、彼らから教えてもらうことはとても多かったです。


<身体的なこと>

体が硬い正座できないところからはじめても、ついていける。

食事:肉や魚を食べなくても、人間は生きていけることを実体験で学べたのが良かった。

タバコ1年くらい前に止めていたので、問題なし。

酒もともとたくさん飲む生活ではなかったので、こちらも問題なし。


<知識的なこと>

ヨーガ素人:
逆に、何も知らなかったので、「こんなはずではない」という気持ちや混乱は生じなかった。

英語のハンディキャップ:
前期に英語クラスも用意されるし、9ヶ月あればカバー出来ます。

英語の論文が読めない:
読めるようになります。


<内面的なこと>

怒りっぽい:
インド人の寛容さを見習うようにしたら、少しずつ改善されました。

ボランティア精神がある:
さらにブラッシュアップされました。インド人にとってKarmaヨーガは重要で、とても歓迎されます。インド人には日本の大学生のように、「積極的に参加するヤツはウザい」というひねくれた感情が無く、むしろ積極的に参加する学生を歓迎するので、とても清々しく思います。


④今後の進路・展望

<公平>

・卒業後は、企業で働きなおしたいです。

Diplomaコースの卒業資格は、企業で働きなおすには、直接的に仕事につながる・有利になる資格ではありませんが、「大学生の時に学んできた分野」や「会社で学んできた分野」とは違う分野の知識を体系的に理解出来たことが、「自分が新しい仕事に挑戦するのに、十分適応していける」という自信につながりました。

ヨーガを仕事にするには、日本にヨーガの大学、学科がない現状では資格に相応の仕事は日本では保障されないので、現時点では考えにくいです。


・これからもヨーガの実践者であり続けたい。
ヨーガを、理論的・実践的にも正確に理解することができました。

願わくば、日本のヨーガ実践者やアーサナの先生が、もっとKaivalyaに来て学んでほしいです。そうすれば、日本でも、卒業生たちとのディスカッションで、知識がより深まります。


・個人的興味から
「ヨーガとデザイン」を研究テーマに活動したいと思います。当面は、文献を読んでアイディアを練ります。NGO団体が主催する学びの場で、「ヨーガとデザイン」をテーマに講義をするのが目標です。


<明穂>

また以前と同じスタジオでクラスを担当することは、考えていません。

今は、Kaivalyadhamaで学んだ知識を深め、ヨーガに関しての研究がしてみたいです。ただ現在は、日本にそのような場所は存在していません。まずこの現状を少しずつ変えていけるよう行動していきたいです。

以上です。

 

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2009年6月19日

カイヴァリヤダーマ研究所:夏期6週間コース2009

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』のトピックが続きます。
今年5月・6月の付属カレッジの夏期6週間コース(CCY)を受講された方の総括レポートです。

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インド留学で「ヨーガ」のステップ・アップ

今年5月・6月の夏期6週間コース(CCY)を受講されたのは
兵庫在住の「C.A.」さん(女性)です。

「C.A.」さんは薬学部出身の薬剤師の方で、ヨーガやインドの伝統医学のアーユルヴェーダに深い関心をお持ちです。5・6月の6週間コースを修了後、引き続き7月からは付属カレッジの1年間のディプロマ・コース(D.Y.Ed)に進学されます。

インド中央政府厚生省のAYUSH局の奨学金にも応募されており、審査を通過されると、7月からインド中央政府厚生省の奨学生としての留学になります。

インドへの短期・長期留学で、「ヨーガ」の勉強を深めたい方はどうぞ、お気軽にお問い合わせ下さい。的確なガイダンスと必要なサポートを提供させて頂きます。

『カイヴァリヤダーマ』のオフィスや付属カレッジとの調整や、ムンバイ空港到着後の出迎、車の手配、また、日本語ガイドなどの手配も可能です。


●ロナウラの伝統的ヨーガ

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』で指導されている「ヨーガ」は、ヨーガの枠組みを決めている「パータンジャリ」の『ヨーガ・スートラ』と、中世の「ゴーラクシャナータ」系の「ナータ派」で発展した多種多様な「ハタ・ヨーガ」の技法の伝統に立脚しています。

そして、「ヨーガ」の伝統的なリソースに根拠を置きつつ、1920年代にインドで始まった近代的ヨーガ研究の発祥の地としての一貫性を保った合理的な理論とスタンダードな技法の体系が構築されています。

また、宗教色・ヒンドゥー教色のないニュートラルで学術的なヨーガとして、インドの教育・医療分野や政策レベルでも、ロナウラの理論と技法が、実質的なヨーガのスタンダードと見なされて来ました。

一見地味なメソッドですが、一度身に付けておくと、一生マイペースで続けて行けるシステムとして、心身の健康の維持・促進から、無理なく「プラーナーヤーマ(呼吸法)」から「瞑想法」へと進む基礎を築いてくれます。

「ヨーガ」のルーツはインドにあります。ヨーガに興味のある方は、何らかの形で「インド」との接点を持って行くことが有利になります。
その場合、ロナウラが最短コースとなると思われます。

日本でもロナウラでヨーガを勉強した人たちによる「ロナウラ・コミュニティー」が形成され、発展することが、日本のヨーガ全体のレベルと健康度のアップになると思います。


・6週間コース(CCY)


期間:6週間(年2回、冬期・夏期)
受講資格:高卒以上
定員:インド人65名+外国人
受講料(宿泊・食事込):外国人1000ドル

コースの目的:
ベーシックで体系的なヨーガの理論と実習を紹介


・上級4週間コース(ATTC)


期間:4週間(3月15日ー4月15日)
受講資格:ヨーガ教師歴2年以上
定員:20名(インド人+外国人)
申込締切:3月6日
受講料(宿泊・食事込):外国人1500ドル

コースの目的:
ある期間ヨーガの指導歴のある方が伝統的ヨーガの枠組みをより深く把握し、ヨーガの知識と自信を深めるためのコース。


・ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)

修業期間:1学年(7月16日開講、翌年4月20日まで)
入学資格:大卒(理系・文系学部を問わず、卒業成績45%以上)
年齢制限:35歳まで(外国人は年齢制限なし)
申込締切:5月末
授業料(宿泊・食事込):留学生4250ドル

コースの目的:
将来ヨーガの専門家・研究者となるための基礎を提供するコース。



『カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ』総括レポート:
「C.A.」さん(兵庫在住)

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1)場所と環境

①ロナウラという環境

安全な町という印象です。インドのホリデー・シーズンだったので、人がたくさん居ました。


②カイヴァリヤダーマ研究所の場所と施設

始めは施設の全体像(研究機関、教育機関、治療機関)が把握出来なかったため、書類の手続きに手こずりました。


③ゲスト・ルーム

「SOHAM KUTIR(ダブルルーム・バス・トイレ付)で過ごしました。1500ドル払えば、1人で使えるそうです。

ルームメイトはインド人でした。正確に言うと、オーストラリアの住民権を持つ、インド生まれの女性です。彼女はインド人ホステルが嫌だったため、外国人料金を選択をしたようです。

彼女が英語・ヒンディー語共に堪能だったため、おかげで、情報量が倍になった気がします。いろいろな情報(良い情報も、必要でない情報も)が聞け、楽しかったです。


④ダイニング・ホールでの食事

毎週同じメニューです。 インド人生徒、外国人生徒共に、口に合ったり、
合わなかったりしたようです。私の場合は、口に合いました(ですが、飽きた期間もあります!)。


⑤キャンパス内の生活


今回は人が多かったので、(生徒も、患者も両方共に)ざわざわしていました。人が多い分、もちろん良し悪しがありました。静かさを好むのであれば、1ー2月コースが良いかもしれません。


2)付属カレッジの授業について

①実習クラス

1日に約1つずつ、新しいアサナを学びました。良いペースでした。
クリヤは3日間しました。


②講義の内容

充実していると思います。。。
(聞き取りが不十分だったので、なんとも言えませんが。。。)

今回は英語が理解できない生徒がちらほら居ました。初日の講義は英語でした。ですがインド人生徒が抗議したため、4科目は英語・ヒンディー語、1科目(メンタル・ヘルス)は英語、ヒンディー語別々で行われました。

2週目からは、ライブラリー時間にも講義が入り、1日に5講義でした。しかし、生徒が 「図書館でテスト勉強する時間がない」と
抗議したため、ライブラリー時間は復活しました。代わりに夜8時半から頻繁に講義がありました。


③講師陣の印象

個人的にあまりお話しなかったので、 お答えできる事がないのですが。。。。

当たり前ですが、ほとんどの講師陣が生徒の事を気遣って下さっています。外国人に対しては、「インド人の英語は違うけど、聞き取れるか?」英語のわからないインド人学生に対しては、「先に英語で話してから、ヒンディーでも説明するので安心しなさい。」といった具合に。

先生と話をするチャンスはたくさんあるので、どんどん質問すればよいと思います。


④他の受講生(インド人・外国人)


78名(男女 各39名)、そのうち、5名が外国人でした。全員、女性。タイ、アルジェンチン、カザフスキタン、NYと日本からで、20歳から41歳。

インド人は、
約40人がphysical education(体育教育科?)学生 20歳前後。
約5人がヨーガ・セラピー科の生徒(どこのInstituteか忘れました。。)。
約5人(シッキム)は、同じホテルのマッサージ師で、会社から派遣。
5人が医者(アーユルベーダ、ホメオパシー、ナチュロパシー)

他はいろいろですが、physical education(体育教育)を大学で教えている
先生や、physicalセラピストなど、physical関係の人が多かったです。


⑤授業時間以外の過し方について

平日は講義がぎっしりだったので、空いた時間はリラックスしたり、復習・予習していました。他は、芝生でお茶をしたり、プージャに参加しました。スポーツをしていた生徒もいます。

生徒・患者共にわんさか居たので、話相手には困りません!部屋から一歩外に出れば、すぐ誰かに出会います。。。。

休日は、市場に行ったり、山に登ったり、プネーに行ったり、
他の学生の家に遊びに行ったり。

インド人も各地から来ている学生が多いので、近くの「シルディ(holy place)」 や、ロナワラ周辺の観光地ツアー等を組んでいました。もちろん一緒に行くことも出来ます!

私は、相方先生に紹介していただいた、ラトゥールさんやククジィと話をする事で、リフレッシュしていました!


3)修了試験・理論編

授業は、シラバスに沿って進められます。試験では、各科目2時間、4問選んで回答します。少し質問を載せておきます。
(ライブラリー時間に、図書館で過去問題がチェックできます)

①ヨーガと体育教育(Physical Education/Teaching Method)

<Teaching Method(教授法)>

Q1.What are the scientific principles that a teacher must know while teaching Yoga?(必須選択)

(ヨーガを指導する場合に教師が知っておかなければならない
科学的な原則は何か?)

Q2.Define ' Method ' What are the differences between ancient and modern way of teaching ?

(「教授法」とは何か定義せよ。古典的な教育と現代的な教育の違いは何か?)


<Physical Ed(体育教育)>

Q1.How do you define 'Exercise'? How do Yogic practices differ from Non Yogic Practice?(必須選択)

(「エクササイズ」をどのように定義するか?ヨーガ的訓練と他の非ヨーガ的訓練とはどのように違うか?)

Q2.Misconceptions disort the image of Yoga.Explain the statement by giving the sources of such misconceptions.

(「誤った理解がヨーガのイメージを歪めている」。この文章を誤った理解の原因を提示しながら説明せよ)。


スライドを使って授業が進められます。エクササイズやスポーツと、ヨーガとの比較等、授業内容はわかりやすいです。


②人体の構造と機能(Anatomy & Physiology)


SectionA と SectionB から各2問ずつ選択します。

SectionA

Q1.Explain the process of digestion. Enunciate the concept of diet according to Yoga, Ayurveda and modern medicine.
 
(消化のプロセスを解説せよ。ダイエットの概念について、
ヨーガとアーユルヴェーダと現代医学に従って明確に説明せよ)


SectionB


Q4.Name Shuddi Kriyas? Explain fully the process, types and importance of Dhauti Kriyas.

(シュッディ・クリヤの名称を挙げよ。ダウティ・クリヤのプロセスと種類、その重要性を説明せよ)


最終補習日に、テスト内容を全て教えて下さいました。スライドを使って授業が進められます。ですが、肝心のヨーガ観点からの話になると、怒涛のスピードで、口頭説明されます。

全てにおいて、"Why” "How" と質問がなげかけられます。

例えば、まず呼吸器メカニズムをスライドで説明します。その後、ヨーガ観点からの説明になります。

「カパールバーティをしたら呼吸数はどうなるか?」
「呼吸数が上がれば、身体はどう反応するか?」
「メンタル面はどうか?」
「では一体、カパルーバーティの効果は何か?」

生徒が、四方八方から答えを叫びます。そして再び"How” "Why” と質問が続きます。


③伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)

Q1.Highlight the significance of 'Samyama' as described by Swami Charandasaji in his Astanga Yoga.

(スワーミー・チャランダースが彼の『アシュターンガ・ヨーガ』に
記述している「サンヤマ」の意義を強調せよ)

Q2.Write an essay on Yama or Niyama as described by Swami Charandasaji.

(スワーミー・チャランダースによって記述されているヤマとニヤマに
ついて小論を書くこと)


「スワーミー・チャランダース(Swami Charahdasa)」
によって書かれた『アシュターンガ・ヨーガ(Astanga Yoga)』がテキストです。翌日の講義テーマを教えて下さったので、その部分を事前に読んで、講義を聞きました。


④ヨーガと価値教育(Value Education)

Q1.What do you understand by Value ?

(価値観というものについて何を理解しているか?)


Q2.Explain : Classification of Values and Yoga.

(価値観とヨーガの分類について説明せよ)


ほとんどんの生徒が、「?」な授業です。話の内容はわかるのですが、何を言いたいのかわからない。。。

全ては"Value(価値観)”で説明できるのですから、いつも同じ事を言っているように聞こえました。。。

最後には、出席生徒が20人にも満たなかったです(先生は、とても熱意あふれる、優しい先生です。)


⑤ヨーガと心の健康(Mental Health)

Q1.Define yoga in Psychological terms. Explain briefly the five main criteria of Sprituality, propounded by Shankaracharya of Govardhan Peetha.

(ヨーガを心理学的な用語で定義せよ。
ゴーヴァルダン・ピータのシャンカラーチャリアによって提唱された5つの精神性の規準について簡潔に解説せよ)


Q2.Evaluate fully the 'Yogic Normality' in the context of the main models of Normality.

(「ヨーガ的な正常性」について、通常の「正常性」の規範の文脈で
十分に評価せよ)


最後の方の補習で、試験の質問3つを公表して下さいました。話の内容が高度なのと、英語が聞き取りにくいため、きちんと理解できたのは、最終日の講義だけでした。熱心な生徒は、英語・ヒンディーの両授業に参加していました。


4)修了試験・実技編
・実技試験の内容と手順

実技はそれほど問題ないと思います。試験前になると、テストと同じ順序でアーサナをしてくれ、注意事項も繰り返してくれます。

アーサナ以外に、カパールバーティ、ウジャイー、ウディヤーナ・バンダと
15分間の瞑想ポーズを行いました。


5)教育実習(ティーチング・レッスン)
・教育実習の内容と手順

1人1つのポーズがあらかじめ与えられます。それを、20分間で教えます。事前にレッスン・プラン(Lesson Plan)の紙が渡されるので、記入して、試験直前に提出します。

ガングリー先生の授業で、ティーチング方法の講義があります。それに沿って、Plan内容を考えました。はじまり、説明、デモストレーション、個人・グループ練習、終わりの各内容を決め、時間配分します。

生徒が多かった分、個性豊かなティーチングが見れました!日本で見ていたヨーガ・レッスンとは違い、「講義」といった内容が多く、面白かったです。


6)総括編


①『カイヴァリヤダーマ』の6週間コースを受講する価値はあったか


英語の聞き取りが不十分なため、講義内容は消化不良でした。現段階でのヨーガに対する知識では、相方先生と出会っていなければ、カイヴァリヤダーマの魅力を感じることができなかったと思います。


②ロナウラの総合的な学習環境はどうであったか

今回は人が多かったので、とてもざわざわしていました。


③6週間コースで消化したことはどう役立つか


D.Y.Ed.コースで役立つと信じています (笑)


④今後のヨーガに対する展望


ヨーガの古典文献に触れる機会が増えればいいなと思います。



滞在中、相方先生に「どうですか?サバイブしてますか?」と尋ねられました。はじめは、{サバイブ???}と思っていましたが、途中からこの言葉が理解出来ました。

講義に疲れるというより、システムや、生徒の熱気に閉口する事がしばしば。。。健康を害することなく6週間終えられて、良かったです。

少し前まで、「ヨーガを大学で勉強するなんて・・・」と思っていました。しかし6週間を終え、「ヨーガを勉強する」重要性、楽しさを感じました。知識は経験をサポートするし、経験は知識をサポートすると思います。

今回のコースでは少し"試験”という言葉に振り回されてしまったので、次の10か月は、もうちょっとのんびりと構えられたらいいなと思います。

この6週間、出発前からたくさんの人に支えていただきました。本当にありがとうございます。

もしコースのことで質問したい人がいれば、気軽にメール下さいね。

       

     

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2009年6月6日

カイヴァリヤダーマ研究:上級4週間コース

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』の話題です。今年3月・4月に付属カレッジの上級4週間コース(ATTC)を受講された、長野・穂高在住の「T.K.」さんの総括レポートです。

「T.K.」さんは長野・穂高にある『穂高養生園』のスタッフの方です。2006年にインドでの研修の一環として『カイヴァリヤダーマ』を訪問され、2007年に5・6月の6週間コース(CCY)を受講されました。

『ホリスティック・リトリート・穂高養生園』
http://www.yojoen.com

今回、ロナウラでのヨーガの勉強を継続されるために、次のステップとなる上級4週間コース(ATTC)を受講されました。


6週間コース(CCY)→上級4週間コース(ATTC)

上級4週間コース(ATTC)の受講資格は「ヨーガ教師歴2年以上」で、近代ヨーガのスタンダードである『カイヴァリヤダーマ』の理論と実習を
深めて学習する内容です。

インドで伝統的ヨーガを勉強する意図があっても、1年間のディプロマ・コースに参加するのが難しい方に有益なコースです。

6週間コース(CCY)修了後、1年か2年後に上級4週間コース(ATTC)を受講されれば、ロナウラの理論と実習の全体像が良く把握できます。

期間は4週間ですが、講義はヨーガの背景にあるインド哲学に、さらに踏み込む内容になります。特に、ヨーガの理論的理解に必要な「サーンキャ・ヨーガ」の体系が強調されるのが特徴です。

実習面ではプラーナーヤーマと瞑想法がフォーカスされます。また、ハタ・ヨーガの「クリヤー(浄化法)」では、「ヴァストラ・ダウティ」や「シャンカ・プラクシャラーナ」までカバーします。

人体の自律的な生理的メカニズムに、直接・間接的に作用することで、心身の統合レベルの向上を図るハタ・ヨーガの技法の本質について、体験的に洞察を深めるプログラムになっています。

ヨーガ歴の長い方がステップ・アップを図るには、適切なプログラムです。ロナウラ系の伝統的ヨーガの枠組みを把握して、ヨーガへの自信を
深めることが出来ます。

上級4週間コース(ATTC)を受講する前に、6週間コース(CCY)を受講することは必修ではありませんが、そうすることがベストです。あらかじめ
6週間コースの経験があると、上級4週間コースの学習から十分な
結果を引き出すことが出来るでしょう。

インドでのヨーガの勉強計画について関心ある方は、どうぞ、ご相談下さい。的確なガイダンスとサポートが可能です。

『カイヴァリヤダーマ』のオフィスや付属カレッジとの調整や、ムンバイ空港到着後の出迎、車の手配、また、日本語ガイドなどの手配も可能です。


『カイヴァリヤダーマ研究所』のコース

6週間コース(CCY)

期間:6週間(年2回、冬期・夏期)
受講資格:高卒以上
定員:インド人65名+外国人
受講料(宿泊・食事込):外国人1000ドル

コースの目的:
ベーシックで体系的なヨーガの理論と実習を紹介


上級4週間コース(ATTC)

期間:4週間(3月15日ー4月15日)
受講資格:ヨーガ教師歴2年以上
定員:20名(インド人+外国人)
申込締切:3月6日
受講料(宿泊・食事込):外国人1500ドル

コースの目的:
ある期間ヨーガ歴のある方が伝統的ヨーガの枠組みをより深く把握し、ヨーガへの自信を深めるためのコース。

【理論】
(1)ヨーガの心理学的な基礎
(2)ヨーガの伝統文献的な基礎
(3)ヨーガの解剖・生理学

【実習】
(1)アーサナ:クヴァラヤーナンダのシステム
(2)8つの伝統的プラーナーヤーマ
(3)バンダとムドラー
(4)クリアー
(5)マントラ

【瞑想法】


ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)

修業期間:1学年(7月16日開講、翌年4月20日まで)
入学資格:大卒(理系・文系学部を問わず、卒業成績45%以上)
年齢制限:35歳まで(外国人は年齢制限なし)
申込締切:5月末
授業料(宿泊・食事込):留学生4250ドル

コースの目的:
将来ヨーガの専門家・研究者となるための基礎を提供するコース。


ヨーガ・セラピー・ディプロマ・コース(D.Y.T)

修業期間:2学年(8月15日開講、翌々年7月31日まで)
定員:20名(インド人+外国人)
入学資格:医学部・生命科学系学部・心理学部卒に加えてヨーガ教育・サーティフィケート・コース。「カイヴァリヤダーマ」のディプロマ(D.Y.Ed.)修了。
年齢制限:45歳まで
授業料(宿泊・食事込):留学生8800ドル(2年間)

コースの目的:  
インド中央政府厚生省AYUSH局によるヨーガのスタンダード化に
準拠し、医療の現場でヨーガを医療として応用する専門家を養成するコース。


『カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ』
上級4週間コースの総括
レポート:「T.K.」さん(長野・穂高在住)

今回 3月15日~4月15日までの約ひと月の間、『カイヴァリヤダーマ』の「Advance Teacher Training Course(ATTC)」に参加してきましたT.K.と申します。

このコースはまだ始まって3年目の、『カイヴァリヤダーマ』では比較的新しいコースなので、まだ日本人で受けたことのある人は、僕を含め2人しかいません。

ですので、今回受けてみて、このコースの感想と内容を簡単に説明し、シェアさせてもらいたいと思います。内容については、相方先生のくださったガイドラインに従って進めたいと思います。


1) プロフィール

僕は今、長野県安曇野市にある穂高養生園という施設で働いていて、ここではヨーガ担当として5年前からスタッフをしています。

養生園は代表の福田が24年前に既存の西洋、東洋医学の在り方に
疑問を感じ、人はどうすれば本当に自分の健康を取り戻し、維持することができるか、ということをみすえて、主に、体によい食事、適度な運動、リラックス、という3つの基本概念を軸として建てられた施設です。

毎年、健康や自然食にまつわる様々なワークショップが行われていて、その一環としてヨーガにも力を入れて、いくつかのワークショップが開かれています。

昨年は初めて相方先生によるワークショップも開かれました。普段はタイなどでしか受けられない相方先生のワークを日本でも受けられるとあって、とても人気が高く、参加者多数で大変好評のうちに幕を閉じました。

今年もまた来月6月にあります。今年のワークはどういった形になるのか今から楽しみです。

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2)カイヴァリヤダーマの場所と環境


カイヴァリヤダーマはロナウラという、ムンバイから車で3時間ほど内陸に入ったところに建てられています。ここは避暑地として知られていて、とても気候がよく、緑も豊かで、学校自体もよく整備されていて、ヨーガを学ぶにはとても快適な空間です。

校内には季節の花があちらこちらに咲いていて、自然な色とりどりの鳥などもよく目にします。

夜は星や月もよく見えて、夏にはホタルなども飛んでいるのを見かけました。水と空気が新鮮さを保っている証拠ですね。

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僕が今回滞在した期間は初夏といったところだったと思うのですが、毎日ほぼ天気続きで、日中はそれなりに高い気温になるのですが、
それでも暑すぎず、夜も冷えすぎずといった とても快適な期間でした。

部屋はVIPゲストルームという、3室もある冷蔵庫つきのコテージになぜか一人、といった境遇で、何の不便も感じず、むしろ広さと静けさの
うちに、とても快適に過ごすことができました。

食事は普段からベジタリアンをしているので、インド食にはなんの
抵抗も感じず、おいしく頂いていたのですが、料理の塩分量が少し多すぎたのか、途中でちょっとお腹をこわす日々が続きました。

おかずを少なくして ご飯の量を増やせば元に戻りました。お腹をこわすとお茶が飲みたくなるので、何かお湯を沸かせる機器が
あるといいなと思いました。


3)上級コースの授業について

僕はカイヴァリヤダーマの「Certificate Course in Yoga(CCY)」というコースを2年前に受けていて、ここでアカデミックともいえるヨーガの基本的な概念を教わりました。

今回のコースはこのCCYをベースとしているようなところがあって、CCYで教えられている内容はおおよそ理解されているであろう、という前提で授業が進められていました。

ですが実際、今回の受講生でKdhamのCCYを過去に受けたことのある生徒は僕一人で、中には以前になんのコースも受講したことがなく、ヨーガ・スートラというものを聞くのも始めて、という生徒もいて、
教える側の認識と、教わる側の現状にギャップがあり、うまく授業のやり取りがなされていない、まったく授業内容が理解できない、といった風に感じた生徒もいたようでした。

今回の受講生は僕を含め8人だけというごく少人数構成で、男性3、女性5、うちインド人1人、アメリカ人1人、フランス人1人、マカオ人2人 シンガポール人2人、と僕でした。

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このコースはすでにヨーガを教えているヨーガ講師対象のコースで、
受講する前は英語力・理解力ともに、とても高い人たちが来ていて、ついていけないのではないか、という不安も実は少しあったのですが、

だいたい、ヨーガを教え始めて2・3年の、「かけだしの先生」という生徒が多く、英語もネイティブな生徒はアメリカ人の一人だけで、心配したような格差はそれほど感じず、なんとか授業にもついていくことができました。

講義の科目は9つで、内容はCCYとほぼ同じことを話しているような科目も2・3ありましたが、CCYではほとんど手をつけない「Patanjyali Yoga Sutra」や「Hathapradipiika」「Geranda Smhita」といった根本経典を学ぶ科もあり、今まで難解と思っていて、手をつけづらかった部分にも理解が進み、スートラを読むのが楽しくなりました。

また解剖、生理学なども、基本的な仕組みを習うにとどまらず、
もう一歩踏み込んで、その身体の仕組みがヨーガをすることによってどう変化するか、というところまで迫っていって、今自分たちのしているヨーガが肉体的、精神的な側面で心身に作用している背景も深く知ることができ、全体的にとても内容の充実したカリキュラムになっていたと思います。

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実習ではハタヨーガのクリヤ、アーサナ、呼吸法、瞑想法を習いました。どれも中級以上の内容だったので、初級好きな自分にとっては、実際
始めのうちはこなしていくのが結構きついと思える部分もありましたが、日を追うごとに それらを受け止める自分に変化が起こって、最終的には今まで超えられなかった壁がひとつのり越えられたような、大きな変化がみられました。

ハタ・ヨーガの本質的な部分に一歩、押し近づけられた思いです。
もちろんそれは今でも維持されていて、日々のヨーガの実践に役立っていて、改めて今回のこのコースを思い切って受けてみて、本当に良かったなと思います。

ひと月という期間とても忙しくて、あっという間に過ぎ去ってしまいましたが、内容の深い集中されたヨーガ三昧の日々は、私にとってこれからも重要な日々として記憶されていくと思います。

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もし今までにCCYもしくは何かしらのヨーガのコースを受けていて、それをさらに深めたい、と考えている方は、このコースの受講を検討されてみてはいかがでしょうか。

期間、内容、集中度、色々な意味で、とても充実した内容になっていると思います。ヨーガを学ぶ上でCCYとATTCを受けていれば、正しいと言えるヨーガの道を大きく外れることなく学んでいけると思います。

あとはそれをゆっくりと時間をかけて、自分自身で深めていくのがいいかと思います。

インドという国にはヨーガに限らず、膨大な数の「教え」があります。またその教えの一つ一つがどれもとても広く、深く、一歩道を踏み誤ってしまうと、大変な遠回りをしてしまう可能性があります。

もちろん見方によっては遠回りも意味あるものだとは思うのですが、できれば迷わず快適に目的地へ向かえれば、より有効に限られた
時間を使えますよね。

カイヴァリヤダーマは、脚色や宗教感を極力おさえ、できるだけ
根源に基づいたヨーガを学ぶことができる、という意味において、価値ある「教え」を「遠回り」せず学べる、環境の整った数少ない貴重な場だと思います。

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最後になりましたが、今回 このコースを受けるにあたって、なんどもお力添えをいただきました相方先生、ほんとうにありがとうございました。深く感謝します。また日本でお会いできるのを楽しみにしています。

長くなってしまって恐縮ですが、以上で今回のレポートを終わります。少しでも どなたかの参考になればと思います。

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T.K.

 


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2009年6月3日

タイ・ヨーガ研究所2009(1)

6月に入りましたが、みなさん、お元気でお過ごしでしょうか。日本も次は「梅雨入り」でしょうが、こちらは、みなさんより一足早く雨季入りしています。

1)バンコクに移動しました

先週5月29日(金)に、バンコクに移動して来ました。12月まで、今年のバンコクでの「仕事期間」が始まりました。

バンコクに来てみると、今年はこちらは雨が始まるのが早かったようで、もう、すっかり雨季です。雲が低いです。バンコクの街は水の中です。

乾燥したプネーから湿度の高いバンコクへ来ると、からだが水分を吸うようで、どうしても、からだが重く感じます。順応するのにしばらく時間がかかります。

皮膚の状態が変わり、鼻の状態が変わります。環境が大きく変わると、適応に2・3日は必要ですね。適応期間中は食事に注意し、休息も十分に取るように心がけています。

オフィスの新メンバー

『タイ・ヨーガ研究所(TYI)』の新オフィスはバンコク新空港に比較的近いラームカンヘン通りにあります。渋滞がなければ空港から車で20分の距離です。

2004年に設立された『タイ・ヨーガ研究所』は、昨年6月に今の場所に移転して来ました。新オフィス体制も1年になり、新しいメンバーが加わっていました。

クレ君です。昨年から勤務しているスタッフのマチマーの相棒です。生後3ヶ月のイングリッシュ・コッカー君です。顔が長く、耳も長く垂れ、尻尾がおまけのように短いですね。おとなしく、落ち着いた気性のようです。

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『タイ・ヨーガ研究所』は、ディレクターのカヴィー氏を入れて、

現在常勤スタッフが5名+1匹の体制です。クレ君も毎日出勤しています。それに、メイドさんがひとり。オフィスの5軒隣にあるカヴィー家付きのメイドさんですが、わたしたちが滞在期間中はわたしたちの食事や身の回りの世話も担当します。

あと、非常勤・ボランティアー・スタッフが30-40名くらいでしょうか。母体のMCB財団は中堅どころの財団ですが、そのヨーガ部門であるうちの『タイ・ヨーガ研究所』は、タイのNGOオフィスとしてよくあるような、一般的な規模です。

バンコクに来られる方は、どうぞ新オフィスの方にもお立ち寄り下さい。歓迎いたします。クレ君もみなさんを歓迎します。

「インスティチュート」

英語の「インスティチュート(Institute)」という言葉は、辞書的には
「【名】研究所、研究を目的とした協会、機関、学会」
という意味ですが、日本語で「研究所」と直訳すると、やや固い意味に
聞えますね。

しかし、実際には、「インスティチュート」にはかなり広い意味があり、 様々な規模の施設や団体に広範囲に使われています。

例えば、インドでは、ヨーガの分野でも、大まかに言って、
・宗教施設は「アシュラム」
・そうでない施設は「インスティチュート」
という使い分けがあります。

使い分けの傾向としては、
「アシュラム」は、特定の宗教的信条や主義を実践する、やや閉じた場、
「インスティチュート」は、客観性のある知識を扱う、社会に開かれた場、
という違いでしょうか。

また、
「アシュラム」は伝統色が強く、非公式的な知識の伝達が重要視され、
「インスティチュート」は近代色が強く、一定のカリキュラムに従った
公式的な知識の伝達に比重が置かれる、という性格があります。

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』や『ロナウラ・ヨーガ研究所』は英語ではそれぞれ、「Kaivalyadhama Yoga Institute」「Lonavla Yoga Institute」です。

また、プネーにあるB.K.S.アイアンガー氏の自宅兼道場は、通称『アイアンガー・インスティチュート(Iyengar Institute)』です(正式名称はやや長いのですが)。

あと、「アカデミー(Academy)」という用語も、インドでも良く用いられます(例:Vipassana International Academy)。

これも、「インスティチュート(Institute)」と同様な使われ方をしています。仮に扱う主題は伝統的なものとしても、取り扱い方は近代的、というアプローチが「アカデミー」と称する施設の傾向です。

ヨーガのように、本来、個人の主観的体験に基づいた伝承的・伝統的な知識も、現代社会ではスタンダード化され、インスティチュート化して行くのが大局的な方向性です。

インドでは、形態は伝統的な「アシュラム」でも、教授面や運営は近代的な「インスティチュート」という組織が、総合的に良い結果を出しているように見えます。そのような施設では、伝統的で非公式的な教育と、近代的で公式的な教育の両方が、バランス良く行われるからでしょう(例えば、ロナウラの『カイヴァリヤダーマ』はそういう場所でしょうか)。

タイのお家騒動も一段落

ここ3年余り続いているタイの「お家騒動」も一段落しています。タイの国内政治も新しい方向に動いていて、興味深い展開ですね。先行不透明感はありますが、当面は「非常事態宣言」とか「クーデター」とかの強引な方向には、もう行かない模様です。

29日の朝バンコク空港に降り立ったときに、もとの「タイ」らしい雰囲気に戻っているように感じました。

昨年12月にインドに帰るときには、市民運動のクライマックスとなった空港占拠・閉鎖から日が浅かったので、かなりの緊張感が残っていました。

(また、わたしたちはインド滞在中でしたが、4月始めにも、もうひとつの市民運動のクライマックスがあり、「非常事態宣言」が出ましたが)。

タイの人たちは、日常の気質的には穏やかなのですか、政治的には過去激しい政治闘争を繰り返して来ている歴史があります。

1970年以降、日本では政治闘争としての「激しい市民運動」という社会現象が消滅しているので、そのあたりの感覚が分り難くなっていると思います(政治に「温度」があるのは、ある意味羨ましいことにも思えますが)。

インドも先月、5年に1回の総選挙が終わりました。日本にも報道されていると思いますが、選挙の結果は、またまた事前の予想を覆すもので、インドの「摩訶不思議」性が思う存分発揮された展開でした(この件も、別の機会にコメントしたいと思います)。

タイやインドのような、まだまだ途上国の民主主義には、実際に国家を動かしている中間層・知識層の意向が現実政治に十分反映されない、という構造的な問題があります。国民の大半が中間層である日本のような先進国では近代的民主主義は円滑に機能しても、中間層が人口の10-20%である途上国では、どうもむつかしいようです。

民主主義では、政府の仕組みを良く理解し、政治意識の高い都市の中間層も選挙で行使できる投票権は1人1票。特に政治意識が高くなく、お金で票を買い集める金権政治家に依存されている地方の農民層も、選挙では同じく1人1票。

ここ数年のタイの国内政治問題には、この近代民主主義の矛盾が根底にあります。お金のある陣営が地方の貧困層の票を直接・間接に取り込むことで、「合法的」に権力の独占を謀った、という展開です。

(もちろん、かんたんには図式化できない複雑な背景と、それぞれの陣営の思惑の交錯がありますが)。

そして、その流れに抵抗して形成されたのは、現在の政治のあり方をより中間層・知識層の意向が反映される形態に変革するべきである、と主張する勢力で、そのグループが、ここ3年余り街頭での激しいデモ活動や、政府庁舎や空港の占拠といった政治活動を主導して来ました。

(具体的には国会議員の一部を指名制にして、私欲のない有識者が選挙で選ばれなくても政策運営に参加出来る制度にする etc.)。

この勢力が、この度「新政党」を結成することを決定、次の総選挙に出る、という展開です。街頭のデモ活動から、国会での政治闘争に移ろうという局面です。これはバンコクの中間層に歓迎されています。始めて自分たち意向を代弁する政治勢力を国会に持つ、ということで。

この政党は、党員のメンバーシップによる「会費制」で運営される方針です。タイにも「インターネット」を通じた「政治変革」の動きが出て来たという現象でしょう。もちろん、現実的には、成功するかどうかの先行きは不透明なのですが、そこには「変革」への意志と希望があります。

都会の中間層・サラリーマン層は、グローバル化でますます激化する競争の中で、日々のストレスで青息吐息で経済社会を維持しているわけですから、田舎の貧困層の票をカネで買い占めて権力を独占し、私利私欲に走る政治家には、ほんとうに頭にきています。

良く言われることですが、タイの人々には独特の政治感覚・バランス感覚があるようです。全体の利益を考える、というセンスがあります。これは日本人に近い感覚と思われます(全体の利益を考える、というセンスは、インドにはないようですね....)。

バンコクの日本化

さて、今回バンコクに着いて驚いたことは、「日本化が進んでいる」ことです。うちの使っている携帯電話(DTACという会社)のサービスも、タイ語・英語に加えて日本語サービスが加わりました。驚きです。

町を歩いても、目に入る日本語が増えている気がします。消費文化やポップ・カルチャーのモデルは「日本」です。

中国の台頭により、タイ社会にも「中国化」の波が押し寄せて来ていますが、ビジネス的には中国の影響力が強まって行くのは必然としても、今の「共産中国」には文化的な影響力はないですね。むしろ、文化的には嫌われている....

だから、「中国化」よりも、意外に「日本化」なのかもしれない。これも、大局的な、タイ的バランス感覚、かも知れないですね。さらに、決して「コーリア」ではないようです。タイの人々は韓国のことを何とも思っていませんね。韓国は日本のような羨望の対象にはならない。

大局的な動向、というは、どうも、そのあたりではないでしょうか。やはり、タイと日本の交流・相互理解は、長期的で総合的なリターンが大きいでしょう。タイと日本は抵抗少なく混ざり合うと思います。わたしたち日本人が、タイの文化や社会に触れたり、タイの友人を持つことは、自分の人生に大いにプラスに作用することに思えます。


2)来週から日本

来週から日本への「出張」があります。6月15日(月)から25日(木)の期間に、長野の穂高にある『穂高養生園』というリトリート施設で、合宿セミナーを3つ実施します。

昨年は延べ40名余りの方の参加がありましたが、今年は延べ60名近い方が参加される予定です。 

また、今年の日本での合宿セミナーの結果を見て、今後、日本で1ヶ月間程度の学習コースの実施が可能かどうか、考察してみるつもりです。

韓国組の台頭

ときどき話題として取り上げていますが、ヨーガに関しては、韓国はますます成長していますね。これは、ロナウラの『カイヴァリヤダーマ』で勉強した韓国組の人数のボリュームが支えている現象です。

付属カレッジの1年間のディプロマ・コース(D.Y.Ed.)の卒業生は過去12年間で30名を超える勢いです。6週間コース(CCY)の修了生は、その倍以上でしょう。

また、今年から『カイヴァリヤダーマ』では、韓国人対象の4週間コースが別枠で運営されています。2月に第1回目のコースが実施され、6月にも第2回目のコースが実施されます。

タイ人には伝統的ヨーガへの強い親和性があるのですが、別な意味で、韓国人にも伝統的ヨーガへの志向性があるようです。ヨーガで接する韓国の友人からは、「自分の人生に向き合う」というストレートな真剣さを感じます。そういった真摯な志向性が韓国組を伝統的ヨーガに駆り立てるようです。

もちろん、日本人には日本人としての「伝統的ヨーガ」に対する
親和性があるように思えます。ただ、それがより具体的な形を取って行くには、ロナウラで勉強する日本組が増え、ロナウラに蓄積されている伝統的ヨーガのリソースが日本にも紹介され、消化されて行くことが必要であり、最短コースになると思われます。

少なくとも、日本組も韓国組と同じように、『カイヴァリヤダーマ』で別枠で日本人向け4週間コースを組める体制くらいは必要と思います。


3)8月・9月のタイでの合宿セミナー

これもお知らせしていますが、8月と9月に次の日程で日本の方を対象とした、恒例のバンコク郊外のリトリート・センターでの『タイ・ヨーガ研究所』企画のヨーガ合宿セミナーが予定されています。

○8月15日(土)・19日(水)_4泊5日:『ワンサニット・アシュラム』
○9月19日(土)・23日(水)_4泊5日:『パナ・ソム』

興味のある方は、どうぞお問い合わせ下さい。
南国のタイ環境での、有益で、有意義なヨーガの学習体験となると思います。

また、11月に『ワンサニット・アシュラム』で予定されている10日間の専門コースの方は、すでに定員に達しています(「空席待」の予約はお受けします)。



(この項続く)

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2009年5月23日

ロナウラ・ヨーガ研究所・東京ヨーガ・セミナーのご案内

ロナウラ・ヨーガ研究所・東京事務所主催
ヨーガ・セミナーのご案内


テーマ: インド文化と伝統的ヨーガ
日時 : 2009年6月27日(土) 10:00-16:00

場所 :
神宮前穏田区民会館集会場(東京都渋谷区神宮前 6-31-5)
  

神宮前区民会館地図

交通 :
JR 原宿(6分)
東京メトロ千代田線明治神宮前駅(徒歩2分)
都バス[池86][早81]系統「表参道」(2分)

参加費: 3000 + ドネーション
持ち物: 筆記用具、動き易い服装、ヨーガ・マット
主催 : ロナウラ・ヨーガ研究所・東京事務所


興味のある方は、どうぞお問い合わせ下さい。



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2009年5月16日

カイヴァリヤダーマ研究所:1週間滞在プログラム

今年3月にロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』の「ヘルス・ケア・センター」の1週間滞在プログラムに参加された、バンコク在住の「N.M.」さんのフィードバックです。


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「N.M.」さんはご主人が企業駐在員としてバンコクに赴任中で、
現在バンコクにご在住です。2007年10月に、わたしたちの仕事先のバンコクのシーナカリン・ヴィロード大学(SWU)人文学部で、バンコク在住の日本人コミュニティーの方を対象にした5日間ヨーガセミナーを実施したことがあります。そのセミナーに「N.M.」さんも参加されました。

ヨーガ歴は長く、今回3月22日(日)-29日(日)の日程でインドに来られ、『カイヴァリヤダーマ』の「ヘルス・ケア・センター」での1週間の滞在プログラムに参加、ヨーガへの理解を深めて行かれました。

「N.M.」さんには、次のポイントでフィードバックをお願いしました。

1)『カイヴァリヤダーマ研究所』の環境と施設
①キャンパス内の環境と施設
②ゲスト・ルーム
③ダイニング・ホールでの食事
④キャンパス内での過し方

2)『ヘルス・ケア・センター』のプログラムについて
①ヨーガ・クラス
②自然療法
③ヨーガについて理解が深まったこと
④特に印象に残ったこと
⑤今後期待されるプログラム 

3)関係者の対応
①『カイヴァリヤダーマ』の事務局・スタッフの対応
②『サンデーシュ日本語サービス(JLS)』の対応
③『J.K.トラベル』の対応

4)インド全般の印象・ご感想など



【関連情報】

バンコク/ムンバイ間:タイ航空TG利用

タイの首都のバンコク空港(BKK)とロナウラに近いムンバイ空港(BOM)の間は、タイ航空が1日2便(朝便・夕便)就航しています。日本から乗り継ぐ場合も便利です。

日本をタイ航空の午前便で出発すると午後バンコク着、夕方のムンバイ便に乗り継ぎ、ムンバイに午後10時着。そのまま迎えの車でロナウラに向かい、『カイヴァリヤダーマ』にチェックインすることが可能です(車で2時間未満)。

今回、 バンコク在住の「N.M.」さんは、タイ航空の
3月22日(日)
バンコク/ムンバイ 午前便TG339  07:40/10:50
3月29日(日)
ムンバイ/バンコク 夜便  TG318  23:35/05:35+
を利用されました。


現地のトラベル・エージェント:「J.K.トラベル」
今回「N.M.」さんも、インド国内の移動はロナウラの「J.K.トラベル」の車(ハイヤー)を利用されました。

3月22日(日)
ムンバイ空港迎え
3月29日(日)
朝食後に『カイヴァリヤダーマ』をチェック・アウト後、
プネーを1日探訪、その後ムンバイ空港まで移動

「J.K.トラベル」は『カイヴァリヤダーマ研究所』を訪れる外国人ゲストを取り扱っているロナウラのエージェントです。インドは公共の交通機関の整備(鉄道・バス etc.)が不十分ですので、効率的でトラブルの少ない国内移動のためには、ドライバー付きの車を雇うことが安全で有利です。

『J.K.Travel』
代表:S.P.S.Anand(Kuku)


現地の日本語サポート:サンデーシュ日本語サービス(JLS)

今回「N.M.」さんも、現地での日本語サポートを、プネーの「サンデーシュ日本語サービス(JLS)」のチャンドラシェカール・ラトール氏に依頼されました。

3月22日(日)
ムンバイ空港迎え、
『カイヴァリヤダーマ』のチェックイン・サポート、キャンパス内のオリエンテーション&ガイド
3月29日(日)
『カイヴァリヤダーマ』のチェックアウト・サポート、
プネー1日観光・ショッピングのガイド、ムンバイ空港チェックインまでフォローアップ

インドの公用語は英語です。『カイヴァリヤダーマ』のキャンパス内も英語が公用語ですので、ある程度英語に親しんでいる方には、コミュニケーションでご不自由はないでしょう。

しかし、観光やショッピングの時に接する地元の人たちは、現地のマラーティー語かヒンディー語が中心です。異文化ストレスを軽減するためには、現地事情に精通している日本語通訳のサポートを依頼することが安心で有利です。

『サンデーシュ日本語サービス(JLS)』
代表:チャンドラシェカール・ラトール(Chandrashekhar Rathod)


カイヴァリヤダーマ研究所のヘルス・ケア・センター
(S.A.D.T.Gupta Yogic Health Care Centre)

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『カイヴァリヤダーマ研究所』のヘルス・ケア・センターは、一般の
ビジター向けに、自然療法(ナチュロパティー)とヨーガの組み合わせによる統合的な保養・療養センターとして運営されている施設です。

最低1週間が滞在条件です。専属の医師とヨーガ教師が常駐し、医学的なコンサルティングとヨーガ的なガイダンスを提供します。

ヘルス・ケア・センターは、1961年にインドで(世界で)初めて、ヨーガのコンセプトと技法を療法的に応用する「ヨーガ病院(Yogic Hospital)」として開設されました。

現在は、一般ビジターがヨーガと自然療法を体験する保養的な滞在から、ストレスが原因の心身症的症状や、高血圧症、喘息などの呼吸器系疾患、糖尿病などの代謝障害などの慢性疾患に対処する医療的な滞在にまで、幅広く対応しています。

また、近年のインドでのアーユルヴェーダへの関心の高まりから、3年前からキャンパス内に「アーユルヴェーダ・センター」も運営、「パンチャ・カルマ」の専門医が勤務し、アーユルヴェーダによる健康指導やアーユルヴェーダでの療法も実施されています。


ヘルス・ケア・センターの日課
1週間滞在プログラム(毎週日曜日スタート)

5:30 起床
6:00 ハーブ・ティー / 散歩
6:30-7:00 クリヤ
7:00-8:00 ヨーガ・クラス(一般).
8:00-9:00 ヨーガ・クラス(セラピー)
9:15 フルーツ・ジュース / ハーブ・ティー
12:00 昼食
12:30-2:30 休憩 / 自然療法
3:00 フルーツ・ジュース / ハーブ・ティー
4:00-5:00 ヨーガ・クラス(一般).
5:00-6:00 ヨーガ・クラス(セラピー)
6:15-7:00 散歩
7:00 夕食
8:00-9:00 講義 / ドキュメンタリー視聴 / 瞑想 / マントラ
9:15 就寝

滞在費(部屋・食事代、ヨーガクラス・自然療法参加込)
1人部屋 1日30ドル
2人部屋 1日18ドル(1人分)



『カイヴァリヤダーマ研究所』2009年3月のフィードバック
(N.M.さん、バンコク在住)

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1)『カイヴァリヤダーマ研究所』の環境と施設


①キャンパス内の環境と施設

広い敷地内には図書館、アーサナホール、教室、LABORATORY、宿舎、自然療法センター、アーユルヴェーダ治療室、などの施設があり、敷地内にはたくさんの樹木、芝生などの植物が植えられていて、緑に囲まれた環境でした。

キャンパス内にある樹木の落ちた実(ジャムウ)などを、子供たちや学生たちが拾い集めて食べたりもしていました。

Kdham2009_4 Kdham2009_5

私もそのジャムウという葡萄に似た実を初めて食べて、すっかり虜になりました。


②ゲスト・ルーム


私の部屋は一人部屋でエアコン・バストイレなしでした。部屋には
机とシングルベッドが2つずつありました(つまり二人部屋を一人で使用しているということですね)。

Kdham2009_13 Kdham2009_11

セイフティボックスなどの鍵がかかる貴重品入れは部屋にはありません
でした。ベッドはマットレスがよくなかったので眠れず慣れるのに時間がかかりました。しばらくは背中の具合が悪く少しつらかったです。

シャワーは共同トイレ(男女共同)の中にあります。朝から夕方は熱い
お湯がでましたが夜7時頃以降は熱いお湯がでなかったので、朝と夕方にシャワーをしていました。

自然療法やアーユルヴェーダのトリートメント後にシャワーを浴びたく
なることもありますので、バス・トイレ付きの部屋がやはり便利だと思います。

掃除は毎日入ります。ベッドのシーツの交換も1週間の滞在中に
1度ありました。

洗濯物も毎日おじさんが御用聞きに来てくれます。


③ダイニングホールでの食事

食事は朝食9時、昼食12時、夕食19時で、それ以外に朝8時半に
ジュース、昼15時ハーブティタイムがあります。食事指導をドクターから皆各自受けているので、そのメニューのものを摂っていくブッフェ形式です。

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私は牛乳と夜のご飯(ライス)は禁止でしたが、それ以外のものはOKでした。

ここでの食事は本当に美味しくて驚きました。ここでの食事のおかげで体調がよくなっていった気がします。ニンニク、タマネギ、油、塩分などが最小限に抑えられていて、インド料理なのですが、そんなには辛くはなく、重くて辛いインド料理が苦手な私でも大丈夫でした。

というより、むしろたいへん気に入ってしまいました。ベジタリアン・インド料理に、とても興味を持ちました。献立も野菜などの材料を余すことなく使っていたので参考になりました。今までにない野菜なども登場して、毎日興味深かったです。冷たい飲み物・食べ物は一切でてきません。

ここで栄養学、もしくはクッキングクラスなどのコースを開いてほしいと思いました。


④キャンパス内での過し方

図書館ではインターネットが使用できます。(30分1Rs. 日本語可)。ヨーガの文献も閲覧できます。

早朝、夕方の涼しい時間には、皆それぞれに校内をウォーキングしたりしていました。早朝はまだ暗くてとても冷えるのですが、冷たい空気が肌に心地よかったです。 


2)『ヘルス・ケア・センター』のプログラムについて


①ヨーガ・クラス


1日2回(朝夕)にアーサナのクラスがありました。クラスは男女別々です。夕方のクラスには滞在者だけでなく、ご近所からヨーガ・クラスを受けに来られる人がいました(JKトラベルのKUKUさんもその中の一人)。

パンジャビ・ドレスで参加される方もいらっしゃったので、「本場インド」感が味わえました。そんなにハードなポーズはなくソフトで心地よいアーサナだったので、体が「リラックスする感覚」を意識しました。私が日頃行っているエクササイズ系のヨーガとは違ったものでした。

最終日にアーサナ・ホールにて男女混同で受けたヨーガのクラスは、とても良いクラスでした。先生の誘導が素晴らしかったです。

②自然療法

自然療法は自分の体調や病状に合ったトリートメントを、ドクターが指示してくれます。午前と午後、1日2回のトリートメントを受けます。

私が受けたトリートメントの中でよかったと思ったのは、
ヘッド・マッサージ(ココナッツオイル使用)
バック&ショルダー・マッサージ(セサミオイル使用)
バス(お風呂)
です。

私はヘッド・マッサージが気に入ったのでドクターにリクエストしました。サウナなどのスチームの蒸気に使われる水にハーブ(植物)を
浸したものを使用したり、とても興味深かったです。


③ヨーガについて理解が深まったこと
④特に印象に残ったこと

アーサナのクラス以外に、毎晩メディテーションや呼吸法などのクラスがありました。チャンティングと呼吸法、メディテーションのクラスの後は体がすっきりと軽くなり頭が冴えきて、眠るのがもったいないくらいの感覚に何度かなりました。

インド人の方たちもメディテーションや呼吸法のセッションはとても熱心で、クラスの後は質問が飛び交っていました。

今回ここに来て実感したことが、
呼吸法はアーサナ以上に良い効果をもたらすのではないか…ということです。

ここに来て2日間体調がすぐれず、アーサナしてもマッサージを
受けても、体の凝りと頭痛は消えなかったのですが、2日目夜の呼吸法セッション直後、首から肩のつっかえが(固いコリ)がスコーンと抜け回復したのを実感し、自分でも驚きました。

鼻洗浄もとても効果があったように思います。ネーティ・ポットを購入したので、継続していこうと思います。

⑤今後期待されるプログラム

・呼吸法
・チャンティング
・瞑想法


3)関係者の対応


①『カイヴァリヤダーマ』の事務局・スタッフの対応


スタッフの皆さん とても対応がよかったです。事務局のスタッフ、会計のスタッフ、食堂のスタッフ、図書館のスタッフ、掃除・洗濯のスタッフ、皆さんにお世話になりました。

②『サンデーシュ日本語サービス(JLS)』の対応

ラトールさんにはお世話になりました。こちらのリクエストに臨機応変に対応して下さり、とても助かりました。旅の最後にはラトールさんのご自宅にお邪魔させていただき、ラトールさんファミリーと楽しい時間を過ごさせていただきました。

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③『J.K.トラベル』の対応 

JKトラベルのKUKUさんも夕方のヨーガ・クラスに参加されていて、何度かカイヴァリヤダーマでもお会いしました。「何か困ったことはないか?」といつも声をかけてくれました。とても心強かったです。


4)インド全般の印象・ご感想など

インドは土地も空気も人もタイとは全然違っていました。 また行く機会があることを・・・と思います。

この1週間の滞在は私にとって本当に貴重な経験になりました。今後自分のヨーガをどう深めていくか(取り組んでいくか)が、
次の私の大きな課題です。

ひろし先生、ひでこ先生 本当にありがとうございました。
今後もご指導よろしくお願いいたします。

 

 

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2009年5月10日

HHヨーガ合宿セミナーの予定2009(続)

2009年の日本の方対象の『HH』のヨーガ合宿セミナーのお知らせの続きです。


1)合宿セミナーの内容と使用されるテキスト

合宿セミナーの内容

合宿セミナーの内容は、近代ヨーガのルーツであるロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』と、『カイヴァリヤダーマ』から派生した『ロナウラ・ヨーガ研究所』とに蓄積されて来たヨーガのリソースに基づいた研修プログラムです。

「ヨーガ」はライフワーク的に継続することで、その真価を発揮します。しかし、一生を通じて、持続的にヨーガからのメリットを積み重ねて行くには、理論的な枠組みとスタンダートな技法に精通している必要があります。

ロナウラには学術的研究に基づいた体系的なヨーガ理論があります。ヨーガに関わる方は、ロナウラの理論とアプローチを知っていることが有益と思われます。

ヨーガで体系的な近代理論を構築して来たのは、インドでもロナウラだけです。


合宿セミナーでの使用されるテキスト

今回の合宿セミナーでは、次のテキストを参照します。『カイヴァリヤダーマ』のムンバイ・センターで作成された56ページの小冊子です。

ムンバイ・センターで開講されているのコース用に作成されたものですが、『カイヴァリヤダーマ』で学習するヨーガの枠組みが良くまとめられおり、実用的なヨーガの全体像を俯瞰するのに、非常に役立つハンドブックになっています。

英語で書かれています。後ほど、参加者の方には、合宿セミナーの前に英語のオリジナル版のPDFファイルと、その日本語訳のPDFファイルをダウンロードして頂くように手配します(日本語版は現在作成中です)。

Note on SAPs

ー 目次 ー

1)  シャンティ・パタ
2)  べーシックな情報
3)  ルール
4)  ショーダナ/シュッディ・クリヤ(シャット・カルマ)
5)  アーサナ
6)  プラーナーヤーマとメディテーションのためのアーサナ
7)  呼吸とプラーナーヤーマ
8)  深呼吸とプラーナーヤーマ
9)  ヨーガの実習への一般的なアプローチ
10)ヨーガ・プログラムのシークエンス
11)図表
12)オーム・スタバナ
13)ノート



2)6月の『穂高養生園』の予約状況

『ホリスティック・リトリート:穂高養生園』
http://www.yojoen.com/

P1000076 P1000080


6月に長野の『穂高養生園』で実施される合宿セミナーの予約状況です。

① 6月15日(月)・17日(水):定員14名/予約13名
② 6月19日(金)・21日(日):定員30名/予約27名
③ 6月22日(月)・24日(水):定員14名/予約16名


『養生園』からは、「6月には新しいホールが使用可能」という連絡を受けていますので、「森の家」と「里の家」の両方を宿舎として利用すれば、最初に「空席待」とご返答した方も、お受けできます。

また、現在の定員以上の方も参加可能になりますので、興味をお持ちの方はお問い合わせ下さい。

「予約確認」は1ヶ月前です。予約申込をされた方には、こちらから直接予約の確認をさせて頂くメールを送りますので、それにご返答下さい。


3) 8月の『ワンサニット・アシュラム』

【日程案】:8月15日(土)-19日(水)

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8月の『ワンサニット・アシュラム』の合宿セミナーは日程の変更が

あります。当初8月第4週を予定していましたが、8月15日(土)-19日(水)での実施を考えています。

興味をお持ちの方は、お問い合わせ下さい。


『ワンサニット・アシュラム』について

『ワンサニット・アシュラム(Wongsanit Ashram)』のホームページ
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php

住所:
PO Box 1, Ongkharak、Nakhorn Nayok 26120, Siam (Thailand)
Tel: (66-37) 333-183, Fax (66-37) 333-184

写真アルバム
http://picasaweb.google.com/hhyoga/WongsanitAshram

『ワンサニット・アシュラム』へのマップ
http://www.sulak-sivaraksa.org/en/docs/AshramMap2551.pdf


『ワンサニット・アシュラム』は1985年に「サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団」の傘下に設立されたインターナショナル・コミュニティです。バンコクからは車で1時間のオンカラック地区にあります。

シンプルなライフ・スタイルの実践と、社会活動と精神性を平行して追求するための施設で、仏教哲学と文化の多様性や環境の維持可能性に根差したライフ・スタイルを発展させ、促進することを模索しています。

「セミナー・センター」としても解放され、各種のワークショップが定期的に開催されています。外国からもワークショップ・グループがよく訪れます。

「サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団」代表の「スラック・シヴァラクシャ」氏は仏教思想家・平和活動家として世界的な
著名人で、ノーベル平和賞にも3回ノミネートされています。

キャンパス内の施設は自然環境を生かした「アウト・ドアー」系で、
「自然療法センター」としても利用されています。食事はタイ料理式の
準菜食・玄米食です。南国ですのでフルーツが多彩で豊富です。

『ワンサニット・アシュラム』での合宿セミナーは2002年から企画されて来ました。すでに15回実施されています。延べ参加人数は
130名前後になります。


4)9月『パナ・ソム(森のアシュラム)』

【日程】:9月19日(土)-23日(水)

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【予約】:定員12名/予約7名

9月の長い連休を利用した合宿セミナーです。興味をお持ちの方は、どうぞお問い合わせ下さい。

● 『パナ・ソム(Panasom)/森のアシュラム』について

『パナ・ソム(Panasom)』のホームページ
http://www.panasom.com/

住所:
80/2 M.6 Jongthanorm-Watthoncheak Rd.
Bang-Yai Nonthaburi 11140
Tel: (66) 814245826

写真アルバム
http://picasaweb.google.com/hhyoga/Panasom02


『パナ・ソム(森のアシュラム)』は、伝統的なタイの建築様式を生かした都会人向けのリトリート/セミナー・ハウスです。バンコク空港から車で約1時間、ブッダモントン地区にあります。

「精神性とエコロジー」の実験施設である『ワンサニット・アシュラム』
よりも都会的な設備です。
中高年の方や都会暮しの方にも無理なく滞在できる環境です。 
   
 
5)11月の『ワンサニット・アシュラム』

【日程】:11月16日(月)・11月25日(水)_9泊10日
【予約】:定員12名/予約11名

11月の『ワンサニット・アシュラム』の合宿セミナーも日程の変更があります。11月16日(月)にスタート、25日(水)までの9泊10日になる見通しです。

これは、11月にタイに来る機会に、瞑想の本場のタイで『ヴィパッサナ』の10日間の瞑想コースにも参加、というオプションも可能にするスケジュールです。「ワンサニット+ヴィパッサナ」というプランです。

中部タイのピサヌロークにある瞑想センターで11月25日(水)-12月6日(日)の日程の10日間コースがあります(英語とタイ語で運営されるコースです)。


ワンサニット・10日間の合宿セミナーの内容

このプログラムは、主にリピーターの方を対象として、ヨーガをヨーガとして深めて行く根拠となるインドの伝統的なヨーガ文献の内容(ヨーガ・スートラとハタ・ヨーガ文献)を出来るだけ解説しようとするものです。

また、その過程で、ヨーガの背景にあるインド文化・インド哲学へもさらに踏み込んで行く内容です。技法的には、プラーナーヤーマを中心に、「ハタ・ヨーガ」のクリアー、ムドラー・バンダの練習法について、詳しく指導して行きます。

詳細は参加者の方たちと打ち合わせながら詰めて行きます。

興味をお持ちのは、どうぞお問い合わせ下さい。




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2009年5月8日

ロナウラ・ヨーガ研究所の新オフィス

『ロナウラ・ヨーガ研究所』の最近の話題です。今月、新オフィスに移転します。

『ロナウラ・ヨーガ研究所(インド)』は、1991年に35年勤務した『カイヴァリヤダーマ研究所』を定年退職された故M.L.ガロテ博士が1996年に開設したオフィスです。

当初はガロテ博士の自宅のあったビルの隣のフラットをもう1つ(1LDK)購入しオフィスとすることで始まりました。後に、スタッフが増えたこともあり2003年にオフィスの隣のブロック(1LDK)を購入、間の壁を一部壊してオフィスを拡張しました。 


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2005年にガロテ博士は急逝されましたが、『研究所』の活動は子息のマンマット・ガロテ氏(体育教育Ph.D.)によって継承され、オフィスも2006年にロナウラ市役所の裏手の住宅街に一時移転(広めの2LDK)。これは賃貸物件でした。

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このオフィスをほぼ3年使用。

そして、今月、最初の旧オフィスを売却した資金を原資にして購入した新オフィスに移転します。

旧ガロテ博士の自宅近くで、マンマット氏の自宅に隣接した新築ビル
の4階です。

2LDKのキッチンとリビングの壁を取り除いた広めのホールに個室が2室、室内の階段から昇る屋上のテラスも屋根を付けて小ホールとして使用されます。かなり、モダンなインドの今風の造りです。

「YouTube」に新オフィスの紹介動画を2つ上げてあります。次のURLです。

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ロナウラ・ヨーガ研究所の新オフィスの紹介動画(1)_1分40秒
ここをクリック→ http://www.youtube.com/watch?v=XrioAf68WFk



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ロナウラ・ヨーガ研究所の新オフィスの紹介動画(2)_40秒
ここをクリック→
http://www.youtube.com/watch?v=phbhnLuHlh8

 

いずれ3階建ての研究所ビルが建築される予定ですが(土地はロナウラに購入済み、インド中央政府の補助金認可待ち),
当面はこの新オフィスが研究所の活動の拠点になります。

この動画に登場されているのは兵庫在住の「C.A.」さんです。現在、5・6月の『カイヴァリヤダーマ研究所』付属カレッジの6週間コース(CCY)を受講されています。

「C.A.」さんは7月からは付属カレッジの1学年間のディプロマ・コース(D.Y.Ed)に進学される予定です。

「C.A.」さんは薬学部出身の薬剤師の方で、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダへの関心から、ヨーガへの興味も深められて来ました。

インド中央政府厚生省のAYUSH局の奨学金にも応募されており、審査を通過されると、7月からインド中央政府厚生省の奨学生として『カイヴァリヤダーマ』のディプロマ・コースに留学されることになります。

また、「C.A.」さんは学術的に伝統的ヨーガの資料の保全を推進している『ロナウラ・ヨーガ研究所』の活動主旨に賛同され、今年度から研究所の支援会員の「メンバーシップ(年会費)」に参加されています。 

『ロナウラ・ヨーガ研究所』の「メンバーシップ」は随時募集中です。4月から今年度(2009-10)が始まっています。今年度も日本のヨーガ・コミュニティーのみなさんからの広範囲な支持とご支援をお願いしたいと思います。

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2009年4月30日

インドで自然療法2009(続)

「S.T.」さんの「インド短期留学2009」シリーズ・自然療法編

1月13日から3月23日までの70日間、インドに短期留学に来られた東京在住の「S.T.」さんの、「自然療法編」のフィードバックです。

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「S.T.」さんは次の3つの研修プログラムを、無事消化されました。
・ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』6週間コース
・ウルリカンチャンの『自然療法アシュラム』10日間コース
・イガットプリの『ヴィパッサナ瞑想』10日間コース

マハーラーシュトラ州のロナウラ/ウルリカンチャン/イガットプリは、強烈なトライアングルを形成し、それぞれが密接に関連し合っています。

この3つのプログラムの組み合わせによる「インド短期留学コース(学生ビザ)」は、非常に効率良く、一貫したテーマの「インド研修」を可能にします。


「ヨーガと自然療法」

どんなに優れていて、国民みんなに役立つものであっても、一般社会に正当に認知され、健全で永続的な社会貢献をして行くためには、政府による法的な保護と規制が必要です。

現在のインド中央政府厚生省の医療政策では、ヨーガを病気の治療に応用する場合は、「自然療法(Naturopathy)」の範疇で取り扱われることが基本方針となっています。

自然療法は、医薬品や高度な医療技術を一切用いずに、患者さん個人の自己治癒力に依存して病気を治癒させる医療体系です。

そして、自己治癒力を発現させる手段のひとつとして、ヨーガも自然療法の治療体系に統合されています。

また、自然療法では「自然に病気が消滅する」というアプローチを取りますので、病気を解消し健康を回復するためには、患者参加型の専門施設に中・長期間滞在し、専門医の指導を受けながら自己治療活動に専念することが前提条件となります。

インドでは自然療法のアシュラムや専門病院が多数存在しています。また、自然療法医(Bachelor Degree of Naturopathy & Yogic Science/BNYS)が5年半の医学教育のレベルで養成されています。

「ヨーガ・セラピー/療法」は単独では成立しない、というのはインドの常識です。実際にインドの現場を見ることで、そのことは良く分かります。



『ニサルゴプチャール・アシュラム(自然療法アシュラム)』の
フィードバック (S.T.さん、東京在住)
  

「S.T.」さんにも『自然療法アシュラム』については次の4ポイントで
フィードバックをお願いしました。

1)場所と環境
(ウルリカンチャンの環境、アシュラムの施設)

2)泊まる部屋と食事
(ゲスト・ルームの設備とダイニング・ホールの雰囲気)

3)アシュラムのプログラムについて
①自然療法医のガイダンス
②アシュラムで提供されているプログラム
③食事療法(ダイエット)のガイドライン
④ご自分の健康について考えるのに有益だった部分
⑤今後ウルリカンチャンを訪問される方へのアドバイス

4)インド全般の印象・異文化体験、今後期待されるプログラムetc.  


1)場所と環境
(ウルリカンチャンの環境、アシュラムの施設)

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門をくぐると大きな中庭があり、芝生と草木、花々に囲まれたちょうどよいウォーキングコースがあります。肥満のインド人に囲まれながら、わたしもぐるぐる歩きました。 

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その脇には、フルーツショップがあり(小さい市場みたい)。
ドクターから処方されたフルーツなどはここで買い求めます。パパイヤがこんなに美味しいものだとは・・・初めて知りました。

今や日本では高価なフルーツとなった「ざくろ」がなんと
1個20ルピー(40円)。下痢のときには効果的といわれ体調をくずしてから(疲れがどっと出た)、毎日食べました。美味しかったです! 

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図書館もあります。滞在中は、プログラム的に時間の余裕があり、頻繁に利用しているインド人が結構いました。朝はアーサナホール(シニア向け)としても使われるようで、雰囲気がよいです。



2)泊まる部屋と食事
(ゲスト・ルームの設備とダイニング・ホールの雰囲気)
 

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1泊300Rs(約600円)の部屋で、バストイレつき、安くて清潔、問題ナシです。

ただし、もっと安い150Rs前後の部屋(バストイレ共同、窓なし。寮みたい?)もあり、多くのインド人はそちらに滞在していました。 

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写真は、多くの患者が処方される「キャロット・ジュース」。大変濃厚で、何度も飲みました。わたしの場合、医者の処方がほかの柑橘系のジュースと混ぜてもOKで助かりました。

食堂の食事は、素材はいいのでしょうが、味付けがうすいです。滞在に慣れてくると、必要以上のものを摂りたくなくなるので
少食になる傾向があります。

肥満解消のために来ている人がほとんどですので、食堂でたっぷりご飯を食べている人はほとんどいませんでした。
フルーツ断食(フルーツしか食べない)・・・なんて人も、よく見かけます。


3)アシュラムのプログラムについて

①自然療法医のガイダンス 

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写真はドクターです。あくまで体本来の自然治癒力を使うため、体調が悪くなったときも、薬は処方せず、「××は食べちゃだめ」「今日から〇〇食べてよし」というアドバイスが主でした。

毎日、自由に通えるため、体調の変化はすぐ報告できます。しかし、いつ部屋にいるかは不明なので、会えたらラッキーです。
奥様はとなりの部屋のドクターでした。


②アシュラムで提供されているプログラム 

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写真が各トリートメントの待合室。脇には「マッサージルーム」「浣腸ルーム」「バスルーム(いろいろなタイプあり)」「サウナルーム」と小部屋がイッパイ。午前と午後のトリートメント時間は、何十人も行列になります。 

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「スチーム・トリートメント」は、掃除機のような排出口を痛い部位に向けて、スチームを放出。距離感が非常に大事で、一歩間違うと泣けるほど熱い!腰や足首など、やったあとはホントにスッキリ軽くなるから驚きです。 

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ヒップバス。いわゆる腰湯です(15分)。お湯の人もいれば、水の人もいたりと、医者の処方はさまざま。ほかには「背骨バス」があり、あお向け状態で、背骨の直線だけ集中してシャワーがあたるものもありました(15分)。

これらのバスは、じっくり10日以上かけると効果を感じられるものかと思います。 

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木箱のスチームサウナ。頭だけ出して、あとはアッツアツのサウナが全身を包みます。熱くなりすぎると、内側から足で蹴って扉をあけ蒸気を飛ばせます。サウナが苦手なわたしは、すこ~しずつスキマを広げ、規定の時間をのりきりました(10分ほど)。 

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毎日楽しく行ったのが、泥パックです。胃腸のムダな熱をとり、機能を正常に戻すのが目的です。暑いインドでは消化器系が熱を持ちやすく、それによって食欲のコントロールが乱れるようです。泥で汚れないよう、パンツに新聞をはさみ、日光浴とともに20分ほど。 

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屋上で、海辺のトドのごとく、デーンと寝転がっています。絶景です。ここではインド人とのトークが盛り上がります。 

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泥がこんなに心地よく冷やすものとは予想外でした。もっとも、きちんと泥の管理をしているらしく、敷地内では、泥作成の施設もありました。プロのマダムが水分と練りの調節を行っています。 

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なんと泥パックは昼寝の時間も大活躍。午後のけだるい時間、各部屋に、泥のアイパック(目を冷やすもの)が配布されます。
(泥に浸された雑巾が丸まったようなもの)ティッシュやタオルにつつんで(衛生的にそのままはマズイ…)目に上におきながら寝ると、数分後はパッチリお目めで目覚められます。


②食事療法(ダイエット)のガイドライン

医者は初日の診断で、毎日の食事を処方します。その中で、わたしが注目したのは「ジュース」です。わたしに限らず、どの人でも共通して間食に「ジュースの摂取」が多くありました。野菜もフルーツも。

どうやら消化をラクにするためで、今まであまり意識しなかったのですが、噛んで食べるよりも、はるかにジュースのほうが
胃の負担が軽い、ということが実感できました(このアシュラムにいると、体に入るものにかなり敏感になります)。

おかげで、体はいつも非常に身軽でした。食後、よく体にだるさを感じていた消化器系の弱い私は「これはすばらしい!」と思い、今後、ミキサーを利用した「ジュースで摂取」は継続させたいと思いました。

食事療法全体を通じて感じたのは、
①必要以上の量を摂取しないこと(摂取量はグラムで指定されました)
②摂取の仕方を適切にすること(ジュースにしたり、一度に摂らずに配分をしたり)
です。

日本ではカロリー計算や、栄養素のバランスなど、食べるものの中身をあれこれ注目しますが、こちらでは、摂り方、つまり生き方的なところを重視するように思えます。

生活規範がしっかりすれば、自分の体に敏感になり、自ずと自分に適した食べ物を選べる感覚が身につく。考えの優先順位がハッキリしているように思われます。


④ご自分の健康について考えるのに有益だった部分

全身マッサージが毎日あるのには驚きました(20分程度)。マッサージ料金が高い日本ではそれほど日課にできるものではありません。こうして毎日やっていると、マッサージの技術がそれほど高くなかったとしても、歯磨き同様、やらないと落ちつかなくなります。

「体のトータルに感じる」という点ではほかのどんなトリートメントより、明確で具体的です。他人にやってもらえなくても、習慣的に自分でも触ってみる、というのは案外ありだと思いました。それも一部分ではなく、「体のあちこち」を触る。手を意識的に使う、ダイレクトに刺激を感じられる、という点で「体をケアしている」という意識が、非常に高まるのが感じられます。

こうした意識の高まりが、結局は体の生体リズムを活性化させ、自律コントロールを高めていく。体へのアプローチとして、マッサージは続けていきたい、と思いました。

⑤今後ウルリカンチャンを訪問される方へのアドバイス

滞在は1週間以上がおすすめです。体に対する意識の変化を味わえるだけの、十分な時間があるといいですね!



4)インド全般の印象・異文化体験、今後期待されるプログラムetc.

今回の滞在では、「初めてのインド訪問が、この自然療法研修だった」という日本人の方とご一緒できました。そして彼女は、大変楽しいインドとの出会いを果たされて、帰国されました。

これはとってもおもしろいことだと思いました。インドを初体験する人々を見たとき、ほかの国と比べて、一種の“過剰さ”を感じることがあります。極端に好きになったり、嫌いになったり…。必要以上にインドを特別なものと思う傾向があるように思えます(もともとインドの磁場のせいでもあるのでしょう。私自身そうでした)。

バックパッカーやツーリストは、街でよく見かける生死がむき出しの貧困や人間のたくましさにのみ一喜一憂して、ヨーガやインド哲学の愛好家は限られた修行地だけで社会性のない底無しの神秘さにはまっていくケースもちらほら・・・

しかし、自然療法を入り口として入ったとき、なにか、その極端さが薄れ、とてもバランスのよい充実した体験ができているように思えました。

自然療法はインド独自ではありますが、極めて一般的、普遍的な考えを持つ、万国に受け入れられる理念、技法です。

そして、これを体験する限り、単なる旅行とは違う、具体的で確かな学びがあります。インド人との出会いも、健康をテーマに幅広く交流できます。

なんの専門性を持たない人でも、インドの独自性を十分満喫できますし、専門性があったとしたら、それを土台にしてさらにインドの伝統的な考え方を深めることができる。なんといい入り口なのでしょう!(しかもほかの観光地に行くより、ダンゼン安い!)

もっとも、自然療法はガイドブックにものっていない施設です。ここに来る日本人は、ほぼ相方先生の紹介がからんでいると思われます。インドに詳しい相方先生だからこそ、日本人への紹介が可能になった施設とも言えます。本当に、感謝します。
今後、自然療法をきっかけに、充実したインドとの出会いを果たされる方が増えることを期待しております。

わたし自身、さらに自然療法から人間観の学びを深めたく思います。
以上。

 

 

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