2007年11月28日水曜日

リトリート・センター:「パナ・ソム(Panasom)」

昨日はバンコク郊外の「パナ・ソム(森のアシュラム)」というリトリート・センターに、スタッフと一緒に下見に行って来ました。
次のお正月の「ヨーガ合宿セミナー」の会場です。

エスニックながら日常的、という、タイらしい雰囲気です。回りは広々とした田園地帯です。これも、タイらしい風景です。


施設は水と調和した建築です。キッチンはオープン・エアーです。部屋の作りは「中級ホテル」並で、エアコン付。自然と調和した環境ながら、都会派の方もOKでしょう。
  
わたしたちのタイでの「ヨーガ合宿セミナー」の会場の定番は「ワンサニット・アシュラム」ですが、「エコロジーの実験施設」という性格があるので、なるべく伝統的で自然に近い生活環境が維持されています。
自然愛好派・エコロジー系には絶大な支持がありますが、都会派には少々「ワイルド」、というところでしょうか。

たしたちは「ワンサニット・アシュラム」とは10年来の付き合いがあります。最初にタイでの活動が始まった時からの関係です。「ワンサニット・アシュラム」での日本人の方対象の「ヨーガ合宿セミナー」も、今までに13回実施されています。

12月・1月は「ワンサニット・アシュラム」は「エコ・ヴィレッジ」関係のワークショップで占拠されているので、次のお正月の「ヨーガ合宿セミナー」は、この「パナ・ソム」で予定されています。
 
2008年1月2日から6日まで、4泊5日の日程です。12名の方が参加予定です

2007年11月19日月曜日

日印交流年記念フェア

東京都の杉並区で『日印交流年記念フェア』というイベントが進行中です。
      
【開催日】 11月15日(木)ー11月20日(火)
【開催場所】 セシオン杉並(東京都杉並区梅里1丁目22番32号)
  
このイベント期間中の17日(土)・18日(日)の「ヨーガの実演」に、「ロナウラ・ヨーガ研究所・東京事務所」が参加しました。

ヨーガの実演:地下1階の体育室
17日(土)
 1回目 14:00ー15:00
 2回目 16:00ー17:00
 
18日(日)
 1回目 13:00ー14:00
 2回目 15:00ー16:00

どの回も定員30名を超える参加者がありました。

「日印交流年記念フェア」という場で、インドの伝統的な「ヨーガ」についての理解を深めて頂く、良い機会となったと思います。
   
日本でも、このような「行政レベル」の枠組みでの仕事が増えることを期待しています(タイでは頻繁にそういう仕事があります)。

「ヨーガ」について、中立で客観的な「知識」を提供する、責任ある「オフィス」があることは、日本の「ヨーガ」全体にとって望ましいことです。

「ロナウラ・ヨーガ研究所・東京事務所」は、インド・マハーラーシュトラ州ロナウラの「ロナウラ・ヨーガ研究所(インド)』だけでなく、バンコクの「MCB財団タイ・ヨーガ研究所」、シーナカリン・ヴィロード大学人文学部ヨーガ研究室(哲学宗教学科内)とも共同しながら、正統的で常識的で安全で、みんなに役立つ「ヨーガ」の啓蒙・普及活動を展開して行く予定です。

(「MCB財団タイ・ヨーガ研究所」は「ロナウラ・ヨーガ研究所・バンコク事務所」も兼任しています)。










ロナウラ・ヨーガ研究所(インド)

2007年11月15日木曜日

ソンクラー大学看護学部

11月10日(土)11日(日)は南タイ・ハジャイにあるソンクラー大学看護学部でセミナーがありました。


これも、うちの「MCB財団タイ・ヨーガ研究所」の今年度の仕事のひとつで、「タイ健康促進基金(SSS)」の助成プロジェクトです。年度初めに看護学部で1週間のセミナーで始まり、その後、毎月うちのスタッフがフォローアップのセミナーに出かけています。

今回は、直接わたしが出向くことになりました。大学レベルで継続した活動として「ヨーガ」を成立させる「Knowledge-based Yoga」の方向性と、「インドとの付き合い方」のガイダンスが必要なのです。

ソンクラー大学看護学部は、実は、わたしたちがタイランドでの「ヨーガ」の活動を最初に始めた場所でもあります。1998年1月のことでした。ほぼ10年前になります。

いろんな意味で、医療系のプロフェッショナルとの付き合い方は、むつかしいものがあります。

やはり、根本的なスタンスの違いがあって、先方にはまず「職業」としての「医療」ありき、それに「ヨーガ」を押し込める、というアプローチになります。

どうしても、医療側は、「ヨーガ」から自分たちの「都合のよい部分」だけ切り取る傾向が出ます。

また、医療従事者が勤務時間の範囲内で消化できる運営形態にする必要があります。

しかし、一般社会で継続した仕事として「ヨーガ」を成立させるには、どうしても医療系との付き合いが重きを成すことになります。医療系の仕事には「予算」が付くのです。

特に看護系は、臨床の現場で個人的に患者さんと接する職種ですので、モチベーションの高い人たちで、「ヨーガ」の強力な味方でもあります。
  
タイでは「看護学部」の力が強いですね。タイの強い女性陣の牙城でもあります。