2007年11月15日木曜日

ソンクラー大学看護学部

11月10日(土)11日(日)は南タイ・ハジャイにあるソンクラー大学看護学部でセミナーがありました。


これも、うちの「MCB財団タイ・ヨーガ研究所」の今年度の仕事のひとつで、「タイ健康促進基金(SSS)」の助成プロジェクトです。年度初めに看護学部で1週間のセミナーで始まり、その後、毎月うちのスタッフがフォローアップのセミナーに出かけています。

今回は、直接わたしが出向くことになりました。大学レベルで継続した活動として「ヨーガ」を成立させる「Knowledge-based Yoga」の方向性と、「インドとの付き合い方」のガイダンスが必要なのです。

ソンクラー大学看護学部は、実は、わたしたちがタイランドでの「ヨーガ」の活動を最初に始めた場所でもあります。1998年1月のことでした。ほぼ10年前になります。

いろんな意味で、医療系のプロフェッショナルとの付き合い方は、むつかしいものがあります。

やはり、根本的なスタンスの違いがあって、先方にはまず「職業」としての「医療」ありき、それに「ヨーガ」を押し込める、というアプローチになります。

どうしても、医療側は、「ヨーガ」から自分たちの「都合のよい部分」だけ切り取る傾向が出ます。

また、医療従事者が勤務時間の範囲内で消化できる運営形態にする必要があります。

しかし、一般社会で継続した仕事として「ヨーガ」を成立させるには、どうしても医療系との付き合いが重きを成すことになります。医療系の仕事には「予算」が付くのです。

特に看護系は、臨床の現場で個人的に患者さんと接する職種ですので、モチベーションの高い人たちで、「ヨーガ」の強力な味方でもあります。
  
タイでは「看護学部」の力が強いですね。タイの強い女性陣の牙城でもあります。
    

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