2017年4月12日水曜日

カイヴァリヤダーマ研究所2017 (2)

カイヴァリヤダーマ研究所の付属カレッジで、2017年1月2月の6週間コース(CCY)を受講された、京都在住のD.M.さん(男性)の総括レポートです。

期間:2017年1月15日-2月25日

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本家インドの老舗のヨーガ研究所(1924年創立)の付属カレッジ(1951年開校)で、ヨーガを集中的に勉強するということについての、貴重な現地報告です。
 
インドで本格的・体系的にヨーガの勉強をされたい方は、カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジの6週間コース(CCY)から始めて、条件が許すようなら、次のレベルの1年間コース(DYEd)に進学するのが無理の無い確実なコースです。
 
また、2014年5月からインターネットを使ったオンライン・コース(YIC)も開講されています。
http://kdham.com/yoga-instructors-course/
 
インターネット上のビデオ教材での講義と、ロナウラでの2週間のスクーリング参加で6週間コース(CCY)相当の修了証が発給されます。
 
インドからの通信制のヨーガ・コース、という新しい試みで、運営側にも、受講生側にも、試行錯誤のところがありますが、1924年からロナウラに蓄積されて来たヨーガ研究のリソースにアクセス出来るチャンネルが増えたことは歓迎されることです。
  
中・長期間インドでヨーガの勉強をする条件と環境にない方には、オンラインコースは有効な選択肢です。

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【 カイヴァリヤダーマ研究所】
Kaivalyadhama Yoga Institute
Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
http://www.kdham.com/
 
カイヴァリヤダーマ研究所は、近代的ヨーガ研究のパイオニアであるスワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。
 
カイヴァリヤダーマ研究所で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の生理学的・心理学的な効果が実証的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療分野で応用される方向性が確立されました。
 
現在、キャンパス内では
・サイエンス・ラボ(Scientific Research Department/SRD)
・哲学・文献学研究室(Philosophico-Literary Research Department/PLRD)
・付属カレッジ(G.S.Colledge of Yoga/GSC)
・ヘルスケア・センター(Health Care Center/HCC)
・付属小中学校(Kaivalya Vidya Niketan/KVN)
などが運営されています。
 
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【カイヴァリヤダーマ研究所・6週間コース(CCY)】
G.S.College of YOGA and Cultural Synthesis,
(Recognised by NCTE, Govt. of India)
Kaivalyadhama Yoga Institute, Lonavla - 410403
 
カイヴァリヤダーマ研究所のヨーガ教育は、伝統的ヨーガを、身体的・心理的・社会的・精神的の各側面で、学術的に、ニュートラルにバランス良く扱う枠組みを提供しています。
 
学術的なアプローチですので、ヒンドゥー教の宗教性は混ぜられていません。誰でもがライフワークとして続けて行ける「ヨーガ」の土台が築かれるように組立てられています。
 
付属カレッジでは、年2回6週間コース(Certificate Course of Yoga/CCY)が開講されています。
 
日程:1月15日ー2月24日 / 5月2日ー6月11日
期間:6週間(5週間の講義+1週間の試験)
施設:カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ
言語:英語とヒンディー語のバイリンガル
資格:高卒以上(最終卒業校の卒業・成績証明書提出)
年齢:制限なし
食事:菜食インド料理
締切:12月15日(1月コース)/3月31日(5月コース)
費用:(授業料・宿泊・食事込)留学生1000ドル
 
6週間コース(CCY)は、エントリー・レベルのスタンダードで
アカデミックなコースです。もともと現役の学校教職員の方が夏期休暇中にロナウラでヨーガ教育の6週間の集中研修を受けて、学校教育の現場にヨーガを導入することを目的に始められたものです。
 
ヨーガを自分のライフ・スタイルに取り入れて行くための必要十分な基礎知識が提供されますし、伝統的ヨーガへの洞察や、効率的なヨーガ指導のための枠組みも紹介されます。
 
外国人にとっても、「カイヴァリヤダーマ」のCCYコースは、インドでのヨーガ学習の、最適で必要十分な導入プログラムとなります。今までに、30名以上の日本人の方がCCYコースを受講されています。
 
2015年からインド政府AYUSH省の主導で、ヨーガ教育のスタンダード化が進められているため、CCYの教授科目もそれに準じて改編されました。
  
CCY修了レベルは、QCI/SVCYPのレベル1(ヨーガ・インストラクター)の検定試験に準拠しています。

    
以下が、付属カレッジのCCYの概要です。
 
理論編
 
科目I:伝統的ヨーガ(講義数 - 12)
 
1 ヨーガとヨーガ・テキストの紹介(3時間)
 
1.1 ヨーガの紹介

1.1.01 伝統的な理解:ヨーガの語源、さまざまな古典的ヨーガ・テキストにおけるヨーガの定義
1.1.02 ヨーガの起源、歴史と発展
1.1.03 ヨーガの学派の簡単な紹介
  
1.2 ハタ・ヨーガのコンセプトの紹介(9時間)

1.2.01 ハタ・プラディーピカーとゲーランダ・サンヒターを中心に重要なハタ・ヨーガのテキストの紹介
1.2.02 ヨーガ的ダイエットの概念
1.2.03 ハタ・ヨーガに於けるサーダカ・タットワとバーダカ・タッタワ(ヨーガに望ましい条件と望ましくない条件)のコンセプト
1.2.04 ゲーランダ・サンヒターに於けるガタとガタ・シュッディのコンセプト
1.2.05 ハタ・ヨーガでのシャット・クリヤーの目的と有用性
1.2.06 ハタ・ヨーガでのアーサナの目的と有用性
1.2.07 ヨーガ・アーサナとヴィヤヤーマ(体操)の違い
1.2.08 ハタ・ヨーガのプラーナーヤーマの性質、目的、重要性
1.2.09 バンダとムドラーの性質、目的、重要性
1.2.10プラーナ、ナーディ、チャクラのコンセプト
 
 
科目II:ヨーガとメンタル・ヘルス(講義数 - 12)
 
1 ヨーガとメンタル・ヘルスの紹介(4時間)
 
1.1 ヨーガ&メンタルヘルス
 
1.1.01 メンタル・ヘルス、ホリスティック・ヘルス、医学的、ヨーガ的観点での定義
1.1.02 メンタル・ヘルスに関連するヨーガの定義
 
1.2 ヨーガ&ストレス管理(8時間)
 
1.2.01 人間の精神:ヨーガ的コンセプトと現代的コンセプト、行動、意識
1.2.02 挫折、葛藤、心身症
1.2.03 心と身体の関係
1.2.04 精神衛生:精神衛生に於けるヨーガの役割
1.2.05 メンタル・ヘルス:ヨーガ的観点
1.2.06 心理社会的環境とそのメンタル・ヘルスへ重要性(ヤマとニヤマ)
1.2.07 ストレスのコンセプト:現代科学とヨーガ
1.2.08 ライフ・マネージメントにおけるヨーガの役割
 
 
科目III:人体の構造と機能とヨーガ実習の効果(講義数 - 12)
 
1 はじめに
 
1.1 基本的な人体の解剖学と生理学(8時間)
 
1.1.01 解剖学と生理学の定義
1.1.02 基本用語の意味 - 系、器官、組織、細胞、基本組成
1.1.03 人体の9つの系の紹介
1.1.04 人体の異なる系の機能
1.1.05 感覚器官の紹介
1.1.06 ホメオスタシス
 
1.2 ヨーガ的活動の利点と制限(4時間)
 
1.2.01 感覚器官の神経筋協調
1.2.02 運動生理学の基礎
1.2.03 ヨーガ的活動の利点
1.2.04 様々なヨーガ的活動の制限と禁忌
 
 
科目IV:ヨーガと価値教育(講義数 - 12)
 
1 ヨーガ哲学(10時間)
 
1.1 パタンジャリ入門

 
1.1.01 シャッド・ダルシャナの一般的紹介、サーンキャ・ヨーガを中心に
1.1.02 パタンジャリによるヨーガの 定義、性質、目標
1.1.03 チッタとチッタ・ブーミー、チッタ・ヴルッティとニローダ・ウパーヤ(アビヤーサとヴァイラーギャ)のコンセプト
1.1.04 イーシュヴァラとイーシュヴァラ・プラニダーナのコンセプト
1.1.05 チッタ・ヴィクシェーパ(アンタラーヤ)とそのに伴うもの(サハブーヴァ)
1.1.06 チッタ・プラサーダナのコンセプトと精神的安定への関連性
1.1.07 クリヤー・ヨーガ
1.1.08 クレーシャとヨーガに於けるその意義
1.1.09 パタンジャリのアシュターンガ・ヨーガ:その目的と効果、その意義
 

2 ヨーガと価値教育(2時間)
 
2.1 ヨーガと価値教育

 
2.1.01 価値観:自然、役割、分類
2.1.02 価値教育の理論的根拠
2.1.03 価値教育の目標と目的
2.1.04 価値教育の方法としてのヨーガ
 
 
科目V:ヨーガ実習の指導法(講義数 - 09)
 
1 はじめに(1時間)
 
1.1 教育と学習
 
1.1.01 教授方法を定義する
1.1.02 教授の概念
1.1.03 学習の概念
 
2 教授法の原則(ヨーガ)
 
2.1 教授法の情報源(2時間)
 
2.1.01 ヨーガの原則:
1)アーサナの原則、
2)プラーナーヤーマの原則、
3)シュッディ・クリヤー、ムドラーとバンダの原則
2.1.02 解剖生理学的原則
2.1.03 心理学的原則
2.1.04 教育学的の原則
2.1.05 社会学的の原則
 
2.2 クラス・マネージメント(2時間)
 
2.2.01 クラスの統制 - 初級、上級、混合、小/大、患者/特別グループ
2.2.02 クラスの配置
2.2.03 座席配置
2.2.04 教材の種類
2.2.05 教材選択の原則
 
2.3 教授法(1時間)
 
2.3.01 教授法に影響を及ぼす要因
2.3.02 ヨーガの教授法で使われるさまざまな方法
 
3 ティーチング
 
3.1 レッスン・プラン

 
3.1.01 レッスン・プランの必要性
3.1.02 ヨーガ的レッスン・プランを準備するガイドライン
3.1.03 レッスン・プランのモデル
 
 
実技編
 
1 アーサナ
 
1.01 シャヴァ・アーサナ
1.02 アルダ・ハラ・アーサナ(片足/両脚)
1.03 ウッタナ・パーダ・アーサナ
1.04 パヴァナムクタ・アーサナ(アルダ/プールナ)
1.05 ナウカ・アーサナ(仰臥位/腹臥位)
1.06 ヴィパリータ・カラニ
1.07 サルヴァーンガ・アーサナ
1.08 マツヤ・アーサナ
1.09 ハラ・アーサナ
1.10 ブジャンガ・アーサナ
1.11 アルダ・シャラヴァ・アーサナ
1.12 シャラヴァ・アーサナ
1.13 ダヌラ・アーサナ
1.14 マカラ・アーサナ
1.15 ヴァックラ・アーサナ
1.16 アルダ・マッチェーンドラ・アーサナ
1.17 ジャヌーシルシ・アーサナ/パスチマッターナ・アーサナ
1.18 パーダハスタ・アーサナ
1.19 カカ・アーサナ
1.20 トリコーナ・アーサナ
1.21 ヴァジュラ・アーサナ
1.22 ウシュトラ・アーサナ
1.23 ヨーガ・ムドラー
1.24 パールヴァッタ・アーサナ
1.25 アカルナ・ダヌラ・アーサナ
1.26 チャクラ・アーサナ(横曲げ)
1.27 ヴィリックシャ・アーサナ
1.28 タダー・アーサナ
 
2 瞑想用のアーサナ
 
2.01 アルダ・パドマ・アーサナ
2.02 パドマ・アーサナ
2.03 スヴァスティカ・アーサナ
 
3 その他の実技
 
3.01 シンハ・アーサナ
3.02 ブラフマー・ムドラー
3.03 ウディヤーナ・バンダ
3.04 ジャランダーラ・バンダ
3.05 ムーラ・バンダ
 
3クリヤー
 
3.01 カパーラバーティ
3.02 ジャラ・ネーティ
3.03 ラバー・ネーティ
3.04 ヴァマナ・ダウティ
3.05 アグニ・サーラ
3.06 トラータカ
 
4 プラーナーヤーマ
 
4.01 アヌローマ・ヴィローマ
4.02 ウジャーイー
4.03 シーターリー
4.04 シートカーリー
4.05 バラマリー
 
5 マントラ
 
5.01 プラナヴァ・ジャパ
5.02 スヴァースティ・マントラ
5.03 オーム・スタヴァナ
 
6 追加実習
 
以下の実習(カイヴァリヤダーマの伝統以外)は、学生がQCI試験を通過するために指導される。
 
6.1 スーリヤ・ナマスカーラ
 
6.2 スークシュマ・ヴィヤヤーマ:
身体の主要な関節の動きとそれを実習するための実演能力。
-首
-肩
-胴体
-膝
-足首
 


付属カレッジ・6週間コース(CCY)の総括レポート
期間:2017年1月15日-2月25日
評者:D.M.さん(京都在住・男性)

 
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【プロフィール】
 
1. 住んでいるところ/ご家族のこと

 
京都に住んでいます。
 

2. 現在されていること(仕事etc.)/今までにされて来たこと

 
システム・エンジニアとして働いています。
 

3. 学生時代の専攻、職業/専門資格、趣味/ライフワークなど
4. 海外訪問歴(英語コミュニケーション力/異文化親和度)
 
幼少期を海外で過ごしました。
英語でのコミュニケーション力は低い目です。
 
 
5. ヨーガ歴(実習歴/指導歴)
 
指導歴なし。
2000年代後半よりアーサナ・プラーナーヤーマの
練習をしています。
 
 
6. ヨーガに関心を持たれた理由
 
たまたまです。
そのように思うようになりました。
 
 
7. ヨーガがご自分にプラスに作用しているポイント
 
システムに対する洞察を深めるために有益であるように感じています。
 
 
8. 今回カイヴァリヤダーマCCYを受講された動機
 
自分の練習方法を見直すため。
 
 
9. 10年後のご自分のイメージ
 
ありません。
なくなりました。
 
 
 
【フィードバック】
 
1. 場所と環境
 
1.1 ロナウラという環境
1.2 カイヴァリヤダーマ研究所の施設

 
研究所の外側も内側も、バブル期前夜、バブル期の日本を彷彿させるものがありました。
 
 
1.3 ゲスト・ルーム
 
海外から来たほとんどの生徒は教師の人たちも生活している宿舎に滞在しました。
 
研究所から900メートル離れた場所にあります。とてもきれいでした。
 
 
1.4 ダイニング・ホールでの食事
 
海外から来た学生にはスパイスが幾分強い食事のようでした。
 
そのような学生のために、スパイスなしの煮野菜が用意されています。
 
スパイス入りの煮野菜とスパイスなしの煮野菜を合いがけにしていました。
 
 
1.5 キャンパス内の生活
 
とにかく忙しかったです。
 

2. 付属カレッジの授業について
 
2.1 実習クラス(プラクティス)

 
朝、夕に実習のクラスがあります。
 
取り扱われるのは基本的なアーサナとクリヤーの技法のみです。
 
プラーナーヤーマ、バンダには踏み込みませんでした(それらの入門のためのディスカッションはありました)。
 
 
2.2 講義の内容
 
2.2.1 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)

 
ハタ・ヨーガの重要なテキストについて概要が紹介されます。
 
 

2.2.2 ヨーガとメンタルヘルス
(Yoga & Mental Health)
 
フロイトからカール・ロジャースまでの心理学と
比較する形式でヨーガの意義を考察する授業です。
 
 
2.2.3 人体の構造と機能とヨーガ実習が及ぼす作用
(Structure & Function of Human Body &effects of Yoga Practices on)
 
ヨーガのさまざまなテクニックとその効果について、生理学的な観点から論じる内容でした。
 
プラーナヤマについてもっとも多くの時間を割いていました。
 
 
2.2.4 ヨーガと価値教育
(Yoga & Value Education)
 
パタンジャリによるヨーガスートラの概論と、ヨーガと価値教育について論じられる授業です。
 
特に価値教育についての授業は、インドまで行って学ぶ価値のあるものだと感じました。
 
 
2.2.5 ヨーガの教授法
(Practice Teaching in Yoga)
 
講師が若い世代の方であったこともあり、シニアの教授陣がリタイアした後のカレッジを想像させる授業となりました。
 
 
2.3 講師陣の印象
 
さまざまな講師による授業を受けていく中で、異口同音に聞こえてくるものがあり、それがカイヴァリヤダーマらしさなのかな、と思いました。
 
 
2.4 他の受講生(インド人・外国人)
 
インド人受講生の中には、すでにホワイトカラーとして社会の中で働いたことのある人たちが、一定数いて、そのことが印象的でした。
 
キャリア・デザインの中に伝統的なヨーガの短期コースを組み込むような時代が到来しているようです。
 
 
2.5 授業時間以外の過し方
 
キャンパス内に自室がなかったので、やや難儀しました。
 
図書館かカフェにしか座るところがありませんでした。
 
 
3. 研究所のキャンパスの外にて
 
3.1 プネー訪問

 
今回の渡印では、バブル期前夜、バブル期の日本を思い起こさせるもの、こと、がとてもたくさんありましたが、プネーでの一日はその最たるものでした。
 
土地の価値が倍増している話、スターバックス・カフェやH&Mの看板のある風景に驚きました。
  
 
3.2 ロナウラ・ヨーガ研究所(LYI)訪問
 
こちらも以前訪問したときよりも、追い風に乗っている感じがしました。
 
 
【最終試験のフィードバック】
 
1. 理論編

 
1.1 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)
1.2 ヨーガとメンタルヘルス(Yoga & Mental Health)
1.3 人体の構造と機能とヨーガ実習が及ぼす作用
(Structure & Function of Human Body &effects of Yoga Practices on)
1.4 ヨーガと価値教育(Yoga & Value Education)
1.5 ヨーガの教授法(Practice Teaching in Yoga)
  
1.6 口答試験(Viva-voce)
 
外部から試験官を2人呼び、さまざまな質問をされます。初心者には簡単な質問を、多少ヨーガを練習していると思われる人にはそれなりの質問をされます。
 
私はどうやら後者と思われたようで、汗をたくさんかきました。
 
 
2. 実技編
3. 教育実習(Teaching Lesson)

 
6週間の最後の4、5週間目は教育実習でした。
 
世界のさまざまな場所から来た人たちが教えると、ヨーガに対する強い思い入れが伝わってきました。
 
インドの人たちは、その点、対照的で、あっさりしているのがわかりました。
 
 
4. 総括
 
4.1 CCYを受講したメリットはあったかどうか

 
CCYを受講した体験が、今後どのような実を結ぶのか、今の段階では不明です。
 

4.2 ロナウラの総合的な学習環境について
 
キャパシティに対して人数が多すぎるような気がしました。
 
 
4.3 特に印象に残った体験や出来事
 
いろいろな形で2、3年という時間が示されたことが
印象的でした。
 
たとえば、「ヨーガの技法での変化が安定してくるには、
2年、3年必要かな・・・」、といったような言い方で、2、3年という時間の感覚を、複数の講師の授業で聞きました。
 
あるいは、ロング・コースの学生との会話の中で、「2年くらいしてからわたしはとても落ち着くようになったんだよね・・・」という言い方を聞きました。
 
あるいは古いテキストを読む中でも、2年という時間が出てきました。
 
 
4.4 経済面での費用対効果/満足度
 
非常に経済的でした。
 
 
4.5 今後のご自分とヨーガの関係への影響について
 
帰国してから1ヶ月間は日本の元の生活に最適応するためにあっという間に過ぎていきました。
 
まだ次の一歩をどこに置くのかは考えあぐねている感じです。
 
 
4.6 今後CCYの受講を考えている方へのアドバイス
 
ロング・コースを受講しない人にとっては、CCYを受講するよりも、オンラインコースを受講する方が時間的にも、経済的にも、その他渡印に伴うさまざまなリスクを考えても、メリットは大きいと思います。
  
本格的にヨーガを深めたいのであれば、ロング・コースを受講するべきだと思います。
 
CCYのカリキュラムは、QCIの検定に準じたものに推移しつつあり、今後はそのためのコースになっていくような想像をしています。
 
 
4.7 日本からの旅程/航空便
 
全日空成田ームンバイ直行便を利用しました。非常に快適でした。
 
帰路は、自動車が予定よりも早く空港に到着したため、ムンバイ空港で4時間ほど過ごすことになりました。
 
何をするにせよお金のかかる空港なので、ロナウラから食べ物を持ってきたことがとても役立ちました。
 
 
4.8 インド全般のご感想 etc.
 
渡航までの2ヶ月間、インドに行くのが嫌でため息ばかりついていました。
 
いまは、カレッジで出会った人々が恋しいような
気持ちです。
 
 
以上です。
 
 
☆☆☆☆☆

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