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先週バンコクのオフィスに帰りました。今回は4月に親族の「一周忌」があったこともあり、3ヶ月に及んだ、長めの日本滞在でした。
日本は例年より早めの梅雨明けだったようですね。こちらは雨期の真っ最中で、連日曇天です。このところ、バンコクでの仕事期間は8月末からで、7月-8月はインドに帰っていたのですが、今年の予定はまだ未定です。
バンコクは7月9日(日)に「雨安居(カオパンサー)」入りしています。上座部仏教国での、3ヶ月に及ぶ集中的な仏道修行の期間です。
また、昨年10月13日に崩御されたブミボン国王の本葬の日取りが10月25日(水)ー29日(日)に決まっています。それに向けて、国を挙げての準備が進行中です。
タイは一つの時代が終わりました。70年に及ぶ治世により、戦後の現代タイ社会を構築して来た中心、ドラマの主役が退場されたのです。こちらのNHKの記事が参考になります。
→ http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2016/12/1201.html?utm_int=detail_contents_news-link_002
タイで仕事をするようになり20年になります。わたしたちも、全盛期のブミボン国王治世のタイの時代の気分を共有して来ました。
南国の上座部仏教国として、すべては移ろい行くもの(諸行無常)、という仏教文化が浸透しているタイ(諸法無我/アナートマン)。
常住・不変・無限定の実在としての自己(アートマン)を追求するインドのヒンドゥー文化。
近代西欧文明と古来の伝統文化の共存が理想(和魂洋才)とされ、高度成長期・長期のデフレ停滞期を経て、すでに一歩先に超高齢化社会という未知の領域に踏み込みつつ、爛熟を続ける現代の日本文化。
ヨーガを通して、「インド」「タイ」「日本」の3つの文化に関わって来たことで、ヨーガとヨーガを成立させる時代と文化背景への洞察を深めることが出来たように思います。
そのことが、「理論としてのヨーガ」「技術としてのヨーガ」「思想としてのヨーガ」を明確に区分けして理解して行くという、中立で客観的な現在の立場と見解へ繋がっています。
【穂高2017】
2008年から穂高養生園で年1回『伝統的ヨーガの理論と技術』の学習プログラムが実施されています。今年で10年目です。
今年は、「①一般編」「②技術編」「③理論編」「④オンラインコース補習編」「⑤瞑想編」「⑥特別編:ヨーガと自然療法」の6つのプログラムが組まれ、述べ102名の方が参加されました。
【穂高2017の日程】
5月12日(金)⑤瞑想編(森の家:参加10名)
5月13日(土)↓
5月14日(日)↓
5月15日(月)↓
↓↓
5月26日(金)①一般編(養生園主催:参加26名)
5月27日(土)↓
5月28日(日)↓②技術編(森の家:参加14名)
5月29日(月) ↓
5月30日(火) ↓
5月31日(水) ↓
6月01日(木)OFF
6月02日(金)③理論編(森の家:参加13名)
6月03日(土)↓
6月04日(日)↓
6月05日(月)↓
6月06日(火)OFF
6月07日(水)OFF
6月08日(木)④補習編(森の家:参加13名)
6月09日(金)↓
6月10日(土)↓
6月11日(日)↓
↓↓
6月23日(金)⑥特別編(養生園主催:参加26名)
6月24日(土)↓「ヨーガと自然療法」
6月25日(日)↓
【穂高養生園について】
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7258-20
→ http://www.yojoen.com/
穂高養生園は1986年に設立されたセルフ・ケアのための滞在型の療養施設です。自分の健康を自分で守るために、豊かな自然の中で、自然食や積極的運動、ヨーガ・リラクセーションなどにより自然治癒力を高め、心身に備わる癒しの力を活性化させる「場」を提供しています。
【ワンサニット2017】
次の日本組対象の『伝統的ヨーガの理論と技術』のプログラムは、バンコク郊外のワンサニット・アシュラムでの「ワンサニット2017」です。
ワンサニット・アシュラムでの11日間の専門コースは今年で9年目になります。基本的に、リピーターの方(穂高編参加etc.)を対象とするプログラムですが、例年、初めての方の参加も条件付きでお受けしています。
ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジへの留学(CCY/DYEd)を考えている方や、オンラインコースを受講中の方、受講考慮中の方には、最適な予習・補習のプログラムになります。
日程:11月26日(日)ー12月6日(水)・10泊11日
施設:バンコク郊外のワンサニット・アシュラム
主題:伝統的ヨーガの理論と技術/ヨーガとアジアの精神性
目的:ヨーガをライフ・ワークとして続ける自信を提供
対象:リピーターの方中心
定員:12名前後
施設:アウトドアー派のエコロジー実験施設(冷房・温水シャワー無)
食事:菜食タイ料理
費用:実費分担+ドネーション
追加:タイの瞑想センターでVipassana
次のページは、昨年の「ワンサニット2016」のフィードバックです。
→ https://hhyoga.blogspot.com/search/label/%E3%80%94%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88%E7%B7%A8%E3%80%95
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穂高2017:フィードバック・シリーズ(2)
会場:穂高養生園(→ http://www.yojoen.com/ )
日程:5月26日(金)-31日(水)「①一般編」「②技術編」
評者:神奈川県在住のY.H.さん(男性)
【プロフィール】
1. 住んでいるところ
神奈川県川崎市
2. 現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
現在は自営業をしております。中小企業の経営サポートと、小さなYOGA教室の運営をしております。約12年ほどタイに在住しておりました。
3. 学生時代の専攻、職業/専門資格、特技/趣味やライフワーク
文学部日本文学科
4. ヨーガ歴
約10年
5. ヨーガとご自分の関係について
今までは人生のど真ん中にヨーガを置こうとして、その周りの環境を整えることに腐心していましたが、今回を機に、ヨーガ以外のことを円滑にするための潤滑油のようなものと捉えた方が、結果的にヨーガと良好な関係を築くことができ、色んなことが上手くいくのではないか、と思っています。
【フィードバック】
1. 穂高養生園について
1.1 穂高の環境と養生園の施設
緑に囲まれた環境で、ゆったりできました。
1.2 ゲストルーム(森の家/里の家)・お風呂(温泉)
森の家に宿泊しました。部屋は想像していたよりも暖かく、夜も快適に過ごせました。自然を眺めながらの露天風呂は貴重な経験になりました。
1.3 講義・実習室(木と人ホール)
自然と調和した素敵な施設でした。
1.4 食事
バリエーションに富んでいて、毎回食事の時間が楽しみでした。
1.5 スタッフの対応
とても良かったです。
2. プログラムについて
2.1 実習について
2.2 講義について
アーサナ→プラーナーヤーマ→サマーディという一連の流れの中で、それぞれの実践がどのような意味を持つのか、実習と講義を繰り返すことで、頭と体の双方で学べたのが良かったです。
2.3 面白かったこと/興味を持たれたこと
バンダやプラーナーヤーマの練習方法がとても面白くためになりました。
2.4 もの足りなかったこと/疑問に思ったこと
初めて参加する身には十分すぎるほどの内容でした。
2.5 プログラム向上への提言
Facebookでシェアされている情報に、他の手段でもアクセスできるようになると嬉しいです。
3. 総括
3.1 「穂高編2017」に参加したメリットがあったかどうか
ありました。今後のヨーガの学びを根本から改める衝撃がありました。日本人として、健全にヨーガと関わるためのヒントが満載でした。
3.2 穂高で感じられたこと/考えられたこと
自然豊かな穂高で実習したことで、環境によってヨーガ実践の質が大きく変わるということを実感できました。
3.3 その他全般的なご意見/ご感想 etc.
自分はまだまだヨーガを知らないと感じ、もっともっと学びたいと思いました。この度は本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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