2008年11月13日木曜日

【お知らせ】2008年11月13日

こちら常夏のバンコクも今週に入って短い「秋」が来ています。空は高く、さわやかな日差しです。
 
先週は『ワンサニット・アシュラム』で合宿セミナーがありました。「4泊5日+2泊3日の追加プログラム」の組み合わせで、合計6泊7日の合宿セミナーでした。 

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参加者は10名(女性9名、男性1名)、追加プログラムには4名(女性3名、男性1名)の参加がありました。

【日時】:11月1日・5日(4泊5日)+5日・7日(2泊3日)
【会場】:『ワンサニット・アシュラム(Wongsanit Ashram)』
『ワンサニット』のホームページ
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php
 
『ワンサニット・アシュラム』について
『ワンサニット・アシュラム』は『サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団』の傘下に1985年に設立された自然環境と調和したインターナショナル・コミュニティで、シンプルなライフ・スタイルの実践と、社会活動と精神性を平行して追求する場所です。

創立者の「スラック・シヴァラクシャ」氏はタイを代表する仏教思想家・社会活動家であり、ノーベル平和賞にも3回ノミネートされています。

『ワンサニット・アシュラム』は多くの共同体プロジェクトに関わり、仏教哲学と文化の多様性や環境の維持可能性に根差したライフ・スタイルの促進を模索、人間と社会と自然の密接な相互依存関係を指摘しよう試みています。

『アシュラム』では環境保護、人権擁護、非暴力や精神性に基づく社会活動に関するコースを含む、数多くのワークショップが年間を通して企画されています。「ヨーガ・センター」「自然療法センター」としても利用されています。

『アシュラム』の主要なプロジェクトです。
・地域社会のリーダー養成(Grassroots Leadership Training)
・森の自然の中での諸宗教間の対話と連帯
・エコ・ヴィレッジ・デザイン教育トレーニング


1)タイでの「プロフェッショナル・コース」の企画

今年から、タイでの合宿セミナーの参加者のみなさんの層が広がり、20代・30代の現役「ヨーガ・インストラクター」のひとが増えています。

わたしたちも、近年の「フィットネス・ヨーガ」の潮流の中に居る方たちと接することで、いろんな意味で勉強になっています。

それらの方たちの傾向としては、近年のブームで数年やって来た結果、「ヨーガ」の本質への興味が深まったり、一方ではまだ勉強不足で消化不良があったり、今後の方向性についての不安がある、というところのようです。

それで、今後、今までのようなタイでの「ホリデー・プログラム」に加えて、『MCB財団タイ・ヨーガ研究所』として、日本で仕事として「ヨーガ」に関わっているインストラクターの方々に「ヨーガ」の継続的学習の機会を提供する集中プログラムの企画を考えています。

具体的には、『ワンサニット・アシュラム』などのタイのリトリート・センターでの「10日間・100時間合宿コース」のような形態になると思います。

内容としては、伝統的な「ヨーガ」のリソースの中核にある
・「インド哲学」という背景
・「ヨーガ・スートラ」の理論体系
・「ハタ・プラディーピカー」と「ゲーランダ・サンヒター」の内容
を学習することで、「ヨーガ」の本質への理解を深めるものです。

これらは、現役「ヨーガ・インストラクター」の継続学習としての有用性が高いのですが、実際には学習の機会がほとんどないものです。

興味のある方は、どうぞお問い合わせ下さい。
・ご都合の良い実施時期
・ご都合の良いコース日数
などのご意見もお知らせ下さい。


2)11月チベット仏教の尼僧「ツェリン・パルモ師」来日

インド・ラダックのチベット仏教の尼僧であり、同時にチベット伝統医学の医師でもある「ツェリン・パルモ師」が東京・浅草で開催される「第24回世界仏教徒会議・日本大会」に参加するため来日されます。2006年に続いて2度目の来日です。

日時:2008年11月14日-17日
会場:東京・浅草ビューホテル
主催:WFB、世界仏教徒連盟
http://www.jbf.ne.jp/pdf/shinpo.pdf

「世界仏教徒会議」の参加以外にも「ツェリン・パルモ師」のセミナーが企画されていますので、興味のある方は次のサイトからをご覧下さい。
http://members3.jcom.home.ne.jp/ladakh_nuns/ 

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「ツェリン・パルモ」師
チベット仏教の尼僧/チベット伝統医学医師。ジャンム・カシュミール州ラダックのレー生まれ。ダラムサラにある「チベット伝承医学カレッジ(Tibetan Medical Institute)を卒業、1994年からレーに「ユトク・クリニック」を開業する傍ら、1996年より、ラダックの尼僧の伝統を復興するため「ラダック・ナンズ・アソシエーション(Ladakh Nuns Association)」というNGO団体を主催。
http://www.geocities.com/ladakhnuns/ 


3)2009年3月『ニサルゴプチャール・アシュラム』

2009年3月にプネー郊外のウルリカンチャンにある『自然療法アシュラム』の施設を利用して、インドの「自然療法」の体験学習のプログラムの企画があります。期間は1週間から最大3週間です。参加者の方のご都合で滞在日数は選べます。

『二サルゴプチャール・アシュラム(Nisargopuchar Ashram)』
http://www.naturecureashram.com/

3月はマハーラーシュトラ州は特産のブドウのシーズンです。この時期、自然療法では旬のブドウを用いた「ブドウ断食」のシーズンになります。

『二サルゴプチャール・アシュラム』について

『二サルゴプチャール・アシュラム』は近代インド建国の父であり、インドでの近代自然療法の父でもある「マハートマ・ガンディー(1869-1948)」が1946年に設立した、インドで初めての自然療法の滞在型医療施設です。年間6000人が自然療法の指導を受けるためにアシュラムを訪れます。

自然療法は医薬品や高度な医療技術を一切用いずに、個人の自己治癒力を活用して病気を治癒させる医療体系です。「マハートマ・ガンディー」は自然療法の実践者・臨床家でもあり、人間の健康について深い思想を持っていた人物でもありました。

「建国の父」が自然療法家でもあったことから、独立後のインドの厚生省の医療政策でも自然療法が積極的に推進されて来ました。インドでは医療としての「ヨーガ」は自己治癒力を発現させる手段のひとつとして自然療法に統合されています。 


4)2009年12月『カイヴァリヤダーマ研究所』主催第6回国際会議
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International Conference on YOGA & CULTURAL SYNTHESIS
December 27-30, 2009
Kaivalyadhama Yoga Institute
Swami Kuvalyananda Marg
Lonavla – 410403
Maharashtra, INDIA
www.kdham.com

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』主催の次回の「第6回国際会議(International Conference)」の日時が決まりました。

日時:2009年12月27日(日)-30日(水)、4日間
主題:ヨーガと精神文化の統合

この「国際会議」に合わせて「インド・スタディ・ツアー」を企画します。

前回2006年12月の「第5回国際会議」のときは、国際会議の前に北インドのリシケーシュ探訪、また国際会議後は『カイヴァリヤダーマ』での1週間の「プラーナーヤーマ・ワークシップ」参加と組み合わされたプログラムでした。

次回も同様な「スタディ・ツアー」を考えています。

H&H

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