2009年3月24日火曜日

HHヨーガ合宿セミナーの予定2009

2009年の日本の方を対象としたヨーガ合宿セミナー(穂高&タイ)の日程についてのお知らせです。


合宿セミナーの内容

合宿セミナーの内容は、近代ヨーガのルーツであるロナウラにある、『カイヴァリヤダーマ研究所』と『ロナウラ・ヨーガ研究所』に蓄積されて来た伝統的ヨーガのリソースに基づいた、スタンダードで実用的なヨーガの理論と実習のプログラムです。

日本では、ヨーガに興味はあっても、また、ヨーガに携わっていても、体系的にヨーガの知識を学習する機会が少ない、という問題があるように思います。

ロナウラには体系的なヨーガ理論があります。ヨーガに関わる方は、ロナウラの理論とアプローチを知っていることが有益と思います。

定員10名前後の少人数制です。また、なるべく、ご家族やお友達とご一緒の参加をお勧めしています。



1)6月長野・穂高養生園

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6月15日(月)・17日(水)定員12名/空席待ち
6月19日(金)・21日(日)定員25名/予約17名
6月22日(月)・24日(水)定員12名/空席待ち
(それぞれ、予約の確定は1ヶ前です)。


今年も6月中旬から下旬にかけて、長野県穂高の『穂高養生園』のご協力で、日本でヨーガ合宿セミナーが実施されます。

今年も、6月19日(金)・21日(日)の『養生園』の公募プログラムと、その前後の『養生園・森の家』の借り切りプログラム2回のパターンです。


一般向けプログラム&専門プログラム

6月19日(金)・21日(日)の週末2泊3日は一般向けプログラムです。ヨーガが初めてという方から、既にヨーガの指導に関わっている方までの幅広い層を対象に、ヨーガへのアプローチを進めて行く俯瞰的なガイドラインを提供します。

6月15日(月)・17日(水)と6月22日(月)・24日(水)の2泊3日は専門向けプログラムです。ヨーガをヨーガとして深めて行く根拠となる伝統的なヨーガ文献の内容と、ヨーガの背景にあるインド哲学・文化に踏み込んで行く内容です。



2)8月バンコク:『ワンサニット・アシュラム』

8月は、バンコク郊外のリトリート・センター『ワンサニット・アシュラム』での定番の4泊5日の合宿セミナーを実施します。

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8月26日(水)・30日(日):4泊5日定員12名/予約2名
(予約の確定は1ヶ月前の7月26日です)。


コースのタイプは「スタディ・ホリデー」

コースのタイプは、夏休みを南国タイの自然環境に恵まれたリトリート・センタでヨーガの合宿セミナーに参加して過ごす、「スタディ・ホリデー・プログラム」です。

内容は、ヨーガが初めての方から、ヨーガの教師歴の長い方までに対応しています。同様なタイでの合宿セミナーは、今までに20回以上実施されています。

定員10名前後の少人数制です。外国での合宿プログラムですので、なるべく、ご家族やお友達とご一緒の参加をお勧めしています。

『ワンサニット・アシュラム』

『ワンサニット・アシュラム』の施設と環境は、ややワイルドなアウト・ドアー系です。若い方や自然愛好派の方に適しています。

『ワンサニット・アシュラム』のホームページ
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php
写真アルバム
http://picasaweb.google.com/hhyoga/WongsanitAshram



3)9月バンコク『パナ・ソム』

9月の21日(月)敬老の日・22日(火)国民の休日・23日(水)秋分の日の長い連休に、バンコク郊外のリトリート・センター『パナ・ソム(森のアシュラム)』で4泊5日の合宿セミナーを予定しています。

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9月19日(土)・23日(水):4泊5日定員12名/予約5名
(予約の確定は1ヶ月前の8月19日です)。



長い連休利用の「スタディ・ホリデー」

このコースも、南国タイの自然環境に恵まれたリトリート・センタで、「ヨーガ合宿セミナー」に参加する「スタディ・ホリデー・プログラム」です。

このコースの内容も、ヨーガが初めての方から、ヨーガの教師歴の長い方までに対応します。

『パナ・ソム(森のアシュラム)』

『パナ・ソム』は伝統的なタイの建築様式を生かした、都会人向けのセミナー・ハウスです。新バンコク空港から車で約1時間の距離です。年配の方や都会暮らしの方にも、比較的無理のない施設と環境です。

『パナ・ソム』の写真アルバム
http://picasaweb.google.com/hhyoga/Panasom02

こちらも定員10名前後の少人数制です。こちらも外国での合宿プログラムですので、なるべく、ご家族やお友達とご一緒の参加をお勧めしています。



4)11月バンコク『ワンサニット・アシュラム』

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11月のタイは乾季の始まりで、さわやかな季節です。11月に『ワンサニット・アシュラム』で、一般向けと専門向けの2種類の合宿セミナー企画を考えています。

一般コース

日程案:
11月01日(日)・11月05日(木):4泊5日定員12名/予約2名
(11月3日の「文化の日」を含む日程です)。

内容は一般向けの「スタディ・ホリデー・プログラム」です。定員10名前後の少人数制です。

専門コース

日程案:
11月19日(木)・11月27日(金):8泊9日定員12名/予約6名
(11月23日の「勤労感謝の日」を含む日程です)。

このコースは、主にリピーターの方を対象として、ヨーガをヨーガとして深めて行く根拠となるインドの伝統的なヨーガ文献(「ヨーガ・スートラ」と「ハタ・ヨーガ」文献)の内容を詳しく解説します。

また、その過程で、ヨーガの背景にあるインド文化・インド哲学へも踏み込んで行く内容です。

技法的には、プラーナーヤーマを中心に、「ハタ・ヨーガ」のクリアー、ムドラー・バンダの適用について詳しく指導して行きます。

詳細は参加希望者の方たちと打ち合わせしながら詰めていきたいと思いますので、興味のある方はお問い合わせ下さい。



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2009年3月23日月曜日

インドでヨーガと自然療法の研修2009(1)

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』とウルリカンチャンの『ニサルゴプチャール(自然療法)アシュラム』での「ヨーガ&自然療法」の研修の話題の続きです。

先月2月15日(日)から27日(土)の2週間の日程で、東京在住の「E.T.」さんと、対馬在住の「K.H.」さんがマハーラーシュトラ州に来られ、ヨーガと自然療法の研修を受けられました。

2月15日(日)-22日(日)
ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』のヘルス・ケア・センターに滞在
2月22日(日)-27日(金)
ウルリカンチャンの『ニサルゴプチャール(自然療法)・アシュラム』に滞在


【全体の日程】

2月15日(日) E.T.さん 成田/バンコク/ムンバイ(タイ航空)、K.H.さん 福岡/バンコク/ムンバイ(タイ航空)
ムンバイ空港到着後、迎えの車でロナウラへ。
2月16日(月) カイヴァリヤダーマ滞在(ヨーガ・自然療法)
2月17日(火) 〃
2月18日(水) 〃
2月19日(木) 〃
2月20日(金) 〃
2月21日(土) 〃
2月22日(日) カイヴァリヤダーマ・チェックアウト、プネー市訪問、ウルリカンチャンの自然療法アシュラムへ車で移動。
2月23日(月) 自然療法アシュラム
2月24日(火) 〃
2月25日(水) 〃
2月26日(木) 〃
2月27日(金) ウルリカンチャンからムンバイ空港へ、ムンバイ/バンコク バンコク/成田・福岡
2月28日(土) 朝成田・福岡着

以下は、東京在住の「E.T.」さんのフィードバックです。

「E.T.」さんは1926年生まれ、今年83歳、ヨーガ歴24年。 ご高齢ながら実にお元気で、毎年、精力的に海外にも研修に出かけられ、ご自分の「境地」を深化させる体験の積み重ねに余念がありません。

呼吸法に関する研究・啓蒙書の著作もあり、ご自分の研究成果を人々に伝える活動にも精進されています。
「E.T.」さんは2004年から、定期的にわたしたちのタイやインドでのプログラムに参加されていますが、お会いするたびに、年年々気持ちも若返られているかのようです。


『カイヴァリヤダーマ&ニサルゴプチャール』
2009年2月のフィードバック
(E.T.さん、東京在住)

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2/15-27の間、インドでの研修録をお送りいたします。

1)カイヴァリヤダーマ研究所

場所と環境

成田から朝、タイ航空でバンコク経由でムンバイ着夜10時過ぎ、ラトールさんに迎えてていただいて、高速道路を車で1時間50分くらいでロナワラのカイヴァリヤダーマ着、宿所の部屋に入りました。

ロナウラという環境、カイヴァリヤダーマの施設

広大な敷地に研修施設、事務所、食堂、医務室、居住施設、リトリート施設,スワミーの居宅など、公園の中に散在しています。

ムンバイは海際の平地ですが、ロナウラ一帯は6-700メートルぐらいの高さのデカン高原にあります。昼間は暑いのですが、日陰に入ると乾燥しているのでひんやりします。夜は毛布1枚で寝ます。

網戸のある部屋にベッド2つ。ベッドに蚊帳を吊って寝ます。それでも蚊が1匹入っていました。念のため蚊取り線香があるほうがいいでしょう。

高速道路の側ですから夜中中車が走っています。寝られない人は耳栓がいるでしょう。

食事は自然食。あまりホットな辛さはなくて、食べやすかったです。肉なしのベジタリアンです。

ヘルス・ケア・センターのプログラムは 午前午後に1時間ぐらいのヨーガ/自然療法のリトリートメントを午前午後に30分から1時間。これはまず最初に医師に診断を受け、からだの悪いところに応じたマッサージ、入浴、蒸気法、泥を全身にぬっての日光浴などを個人別に処方してもらいます。


ガロッテさんの息子さんと、研究者3人ほどがおられるロナウラ研究所の訪問もしました。事務所は仮住いで今春には新事務所に移るそうです。

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ロナウラを訪問される方は、ヨーガを主とされるか、トリートメントを主とされるかなど、ねらいを定めるのがよいです。


日曜日にロナウラに入って、日曜日出発。ウルリカンチャンのアシュラムにむかう前に、相方さん、ラトールさんの住むプネー(ロナワラより北にある大きい街)を見物、スーパー式の大きい店で買物もしました。

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ラトールさんのお宅にお邪魔して昼ご飯をご馳走になりました。チャイもおかずもおいしく、パンがふんわりとカリッとしておいしかったです。お嬢ちゃんに折り紙を喜んでもらいました。


2)ニサルゴプチャール・アシュラム(自然療法アシュラム)

ウルリカンチャンの環境、アシュラムの施設

マハトマ ガンジーが開いた自然療法のアシュラムで、3週間も長逗留している家族連れもいます。

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近くをジーゼル列車が走っておりにぎやかです。門の側に果物の店があり、駄菓子、薬用油などを売っている店もあります。

泊まる部屋はカイヴァリヤダーマと同じベッドの二人部屋、蚊帳つきベッド。シャワーはお湯ではないので、できるだけ昼間にかかるのがよいです。洗濯物は乾くのが早いです。

はじめに医師にかかり診断を受け、身体の状態に応じたトリートメントの処方をされます。浣腸は5日間のうち3回ありました。

わたしは尋常性乾癬の皮膚病で痒くてたまらないのです。水で冷やしたシーツと厚手の冷やした敷物にくるまり、15分ぐらい寝ます。屋上の木箱の中に寝ての日光浴15分ぐらい。箱の蓋が赤黄緑青のポリになっています。マグネット療法があります。全身泥をぬって立ったままでの日光浴はカイヴァリヤダーマと同じです。

自然療法の他にヨーガの時間、お寺でのバジャン、瞑想などの時間があります。食事は全くのベジタリアンで、おかゆ,やわらかいごはん、野菜スープ、刻み生野菜、ハーブや果物ジュース、チャパティ。私の場合は皮膚のためミルクは禁じられました。
ウルリカンチャンで本格的に自然療法を受けるには3週間ぐらいはほしいです。

以上2週間の自然療法の体験でしたが、それなりに自然のエネルギーをいただいて帰れました。旅の疲れといったものは全くありません。相方さん、ラトールさんにほんとうにお世話になりました。まことにありがとうございました。



【関連情報1】

カイヴァリヤダーマ研究所のヘルス・ケア・センター
(S.A.D.T.Gupta Yogic Health Care Centre)
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『カイヴァリヤダーマ研究所』は、ヨーガの近代的研究のパイオニアである「スワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。

キャンパス内では、一般ビジター向けのヘルス・ケア・センター(ヨーガと自然療法)の他に、科学的研究ラボ、哲学・文献学研究室、付属カレッジ、ヘルス・ケア・センター(ヨーガと自然療法)、アーユルヴェーダ・センターなどが運営されています。

『カイヴァリヤダーマ研究所』のヘルス・ケア・センターは、一般のビジター向けに、自然療法(ナチュロパティー)とヨーガの組み合わせによる統合的な保養・療養センターとして運営されている施設です。

最低1週間が滞在条件です。専属の医師(西洋医学とアーユルヴェーダ)とヨーガ教師が常駐し、医学的なコンサルティングとヨーガ的なガイダンスを提供しています。

一般ビジターのヨーガと自然療法を体験する保養的な滞在から、ストレスが原因の心身症的症状や慢性疾患に対処する医療的な滞在にまで幅広く対応しています。

また、現在はキャンパス内に「アーユルヴェーダ・センター」も運営され、「パンチャ・カルマ」の専門医が勤務し、アーユルヴェーダによる健康指導やアーユルヴェーダで療法も実施されています。


ヘルス・ケア・センターの日課

5:30 起床
6:00 ハーブ・ティー / 散歩
6:30-7:00 クリヤ
7:00-8:00 ヨーガ・クラス(一般).
8:00-9:00 ヨーガ・クラス(セラピー)
9:15 フルーツ・ジュース / ハーブ・ティー
12:00 昼食
12:30-2:30 休憩 / 自然療法
3:00 フルーツ・ジュース / ハーブ・ティー
4:00-5:00 ヨーガ・クラス(一般).
5:00-6:00 ヨーガ・クラス(セラピー)
6:15-7:00 散歩
7:00 夕食
8:00-9:00 講義 / ドキュメンタリー視聴 / 瞑想 / マントラ
9:15 就寝


【関連情報2】

ニサルゴプチャール(自然療法)・アシュラム
(Nisargopuchar Ashram)
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『二サルゴプチャール・アシュラム』は、近代インド建国の父であり、自然療法の哲学の熱烈な信奉者で臨床家でもあった「マハートマ・ガンジー」によって、1946年3月にウルリカンチャンに設立された、インドではじめての自然療法の療養施設です。

現在、アシュラムは専門の自然療法医のチームにより専門的に運営されています。また、アシュラムは、農村地域での予防医学的な自然療法の促進と、一般の人々が健全な生活を送るための教育指導も提供しています。


アシュラムの日課

5:00         起床
5:15 -  6:15 ヨーガ 1stセッション(プレラナ・マンディール)
6:15 -  7:15 ヨーガ 2ndセッション(プレラナ・マンディール)
6:00 -  7:00 ヨーガ 2ndセッション(スムルティ・マンディール)
7:30 -  8:00 肥満のためのヨーガ
7:00 -  8:30 ハーブ・ティーとジュース
8:30 -  9:00 日光浴、泥療法
9:00 -  9:30 アムラ、ハルディ、ウィートグラス草のジュース
9:00 -11:00 水療法、磁石療法
10:30 -12:30 昼食
12:30 -  1:00 額の上の泥パック
1:00 -  2:00 沈黙の時間
2:15 -  2:45 プラーナーヤーマ 特定のヨーガ・セッション
2:15 -  4:30 指圧療法/ニューロ・セラピー(Neurotherapy)
3:00 -  4:15 ハーブ・ティー/ジュース/図書館
4:15 -  5:00 自然療法、ヨーガ、ホリスティック・ヘルスに関する講義
5:00 -  5:15 新来者のための歓迎ミーティング
5:30 -  6:30 夕食
6:30 -  7:00 夕方の散歩/自由時間
7:15 -  8:00 夕べの祈り
8:00 -  9:00 自習(Swadhyaya)/思索
9:30  以降        沈黙




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2009年3月1日日曜日

カイヴァリヤダーマ研究所:D.Y.Ed.コース

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』での2009年のコースのご案内の続きです。1年間のディプロマ・コースについてです。

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インドでのヨーガの研修・勉強計画について関心ある方は、どうぞ、
お気軽にご相談下さい。的確なガイダンスとサポートが可能と思います。

1・2週間のインド研修セミナーから、2・3ヶ月の短期留学、1年以上の長期留学まで、ご希望と興味のレベルによって対応できます。

『カイヴァリヤダーマ研究所』のオフィスや付属カレッジとの調整や、ムンバイ空港到着後の出迎、車の手配、また、日本語ガイドなどの手配も可能です。

ヨーガのルーツはインドにありますので、ヨーガに興味のある方、ヨーガに関わっている方は、適切な形で「インド」との接点を持つことが、やはり有利なことになるでしょう。

インドは遙かな古代から文化の一貫性が保たれ、お互いに相矛盾するものが共存する摩訶不思議な空間であり、強い磁場の場所です。

インド環境に晒されると、自然と、「人間」というもの、人間の営む「社会」について、そして、何よりも「自分」というものについて洞察が深まるようですね。

1)ヨーガ教育(D.Y.Ed.)ディプロマ・コース

修業期間:1学年(7月16日開講、翌年4月20日まで)
入学資格:大卒(理系・文系学部を問わず、卒業成績45%以上)
年齢制限:35歳まで(外国人は年齢制限なし)
申込締切:5月末
授業料(宿泊・食事込):留学生4250ドル

現在、『カイヴァリヤダーマ研究所』の付属カレッジでは「入門コース」として6週間コース(CCY)が年2回(1・2月と5・6月)に開講されていますが、中心となるプログラムは1年間のディプロマ・コース(Diploma of Yoga Education/D.Y.Ed.)です。

このコースは、インド中央政府の人的資源開発省の「NCTE(教員教育全国審議会)」から認定を受けており、「ディプロマ(D.Y.Ed)」保持者は学校教育・大学レベルでの教職への就職が可能になる職業資格です。

また、将来ヨーガの研究者・専門家への道に進む場合にも、 確実な基礎作りになるコースです。1950年の開校以来、教育・研究分野に多数の有意な人材を送り出して来ました。

現在進行中の、インド中央政府厚生省AYUSH局の国立ヨーガ研究所主導によるヨーガのスタンダード化(標準化)でも、1年間の「ディプロマ」が職業としての「ヨーガ教師」の基準資格とされています。

1950年の開校以来、現在までの日本人の卒業生は10名です。 今年度は2名の日本人留学生が在籍中です。


2)ディプロマ・コースのカリキュラム

『カイヴァリヤダーマ』の「ディプロマ(D.Y.Ed)・コース」のカリキュラムは職業としての「ヨーガ教師」の基礎教養を養成しようとするものです。

その枠組みと内容を理解すると、プロフェッショナルとしてのヨーガの知識を深めて行く方向性の、客観的なガイドラインが得られます。

また、ヨーガを個人的な興味の対象や、自己探求の手段として、ライフ・ワーク的に勉強や探究を深めて行く場合にも、この枠組みが自分の進むべき方向性を確認して行くガイドラインになります。

インドで現在進行中の、国立ヨーガ研究所主導によるヨーガの「スタンダード化」の方向性は、ただ単にあるスタイルのアーサナ体操を知っているだけでは「ヨーガ」を知っていることにはならないし、それを教えるだけでは「ヨーガ教師」とはならない、というものです。

仮にあるスタイルのアーサナ体操のエキスパートとしても、 職業としての「ヨーガ教師」には、今後、ヨーガ全般の基礎教養としてのディプロマ・レベルの知識が必要、という方針です。

これは、インド以外の国で進んだ極端なヨーガの商業化・ビジネス化に対処する政策ですし、一般社会における「ヨーガ」の健全な位置付けを明確にするものです。

また、ヨーガはしばしばインド系の宗教団体の布教手段にも利用されて来ましたが、このガイドラインでは、特定の「宗教」の教義とは関係のない、中立的で学術的な「ヨーガ」が強調されています。

次が、ディプロマ・コースの理論科目です。5科目あります。

I.パータンジャリ・ヨーガ・スートラ(P.Y.S.)の基礎
II.ハタ・ヨーガの基礎
III.ヨーガと文化の統合・価値教育
IV.人体の構造・機能とヨーガの実習の効果
V.ヨーガとメンタル・ヘルス

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この枠組みが、ヨーガに関する教養を深めて行く方向性になります。まず、ヨーガ自体の理論的枠組みを決めているパータンジャリの『ヨーガ・スートラ』の理解。そして、その前提としてのインド哲学の全般的な教養。

「ヨーガ・スートラ」の前提になっているサーンキャ哲学、さらには、インドの思想全体の土台となっている「ウパニシャド」のコンセプト。

ヨーガはインド的思考法・インド的人生観の土台を成しているものですので、ヨーガと取り組むには、広い意味でのインド的な哲学的考え方の教養を深めることが要請されます(外国人には、この部分が最初のハードルになります)。

次に、インド的な心身統合の手法であるヨーガの、具体的な技法面を提供している「ハタ・ヨーガ」の伝統と、その文献群の内容の理解。

そして、その「ハタ・ヨーガ」の技法群を、身体面から合理的に解釈するのに必要な近代的解剖・生理学による人体の構造と機能の基礎知識。

さらに、インド的な心身統合のプロセスであるヨーガを、心理面から合理的に解釈するために有効な近代心理学の基礎知識。

以上
4分野が、ヨーガ教育のコアを形成しています。ニュートラルで伝達可能な知識体系としての「ヨーガ」の4本柱です。

そして、「ヨーガ」の場合、その先はあるものは「文化と価値」の領域になります。

ヨーガ教師・ヨーガの実践者は、ヨーガ理解を通じて、人類の多様な精神文化全般への理解と洞察を深め、自分の所属する文化伝統への理解と自信を深めると同時に、異文化への理解と寛容性を養成することが期待されています。

これは、『カイヴァリヤダーマ』の創立者の「クヴァラヤーナンダ」のビジョンでもあります(下の「カイヴァリヤダーマの伝統」を参照)。

次が、ディプロマ・コースの理論科目の詳細項目です。

I.パータンジャリ・ヨーガ・スートラ(P.Y.S.)の基礎

1.哲学的基礎

・インド哲学的思考の紹介とその特性
・サーンキャ哲学から見たP.Y.S.の基礎
・古代インド伝統におけるP.Y.S.位置付け:歴史的展望
・P.Y.S.と他のヨーガの伝統
・P.Y.S.の概観
・パータンジャリによるヨーガの起源と本質
・P.Y.S.とその伝統的・現代的注釈、P.Y.S.に関連した他の著作


2.サマーディ・パーダのコンセプト的理解

・アヌシャーサナ(Anusasana)
・ヨーガ的心理学
・チッタ(Citta)
・ヴルッティ(Cittavrttis)
・ニローダ(Nirodha)
・スワルーパ・プラティシュタとヴルッティサルーピャタ
(Svarupapratistha and vrttisarupyata)
・アヴィヤーサとヴァイラーギャ(Abhyasa and Vairagya)
・サンプラニャータとアニャ(Samprajnata and Anya)
・バーヴァプラティヤーヤ(Bhavapratyaya)
・ヨーガ・サーダナを促進させる要因
・イーシュワラのコンセプトとイーシュワラ・プラニダーナ、プラナヴァ・ジャパ
(Isvara, Isvarapranidhana, pranarajapa)
・チッタヴィクシェーパとアンタラーヤのコンセプト(citta viksepa/antaraya)
・エーカタットワ・アヴィヤーサ(Ekatattvabhyasa)
・チッタ・プラサーダナのコンセプトと方法論(Cittaprasadana)
・サマーパッティ、サビージャ・サマーディ、ニルビージャ・サマーディ
(Samapattis, Sabija Samadhi and nirbija samadhi)
・ルタンバラ・プラジュニャ(Rtambharaprajna)


3.サーダナ・パーダのコンセプト的・実践的基礎

・クリヤ・ヨーガとは何か?何故クリヤ・ヨーガか?クリヤ・ヨーガの教育的価値
・クレーシャのコンセプト(Klesa)
・苦痛と苦悩へのヨーガ的な見解
・苦悩を克服する4段階の方策
・ドラシュタ・ドリシュヤの性質とその関連(drasta/drsya)
・P.Y.S.における知識(ヴィヴェーカ・キャーティ)のコンセプト
・アシュターンガ(8段階)・ヨーガのコンセプトと実践(Vivekakhyati)
・ヤマ・ニヤマのコンセプトと実践
・アーサナのコンセプトと実践
・プラーナーヤーマのコンセプト:その発展と実践、
ハタ・ヨーガとパータンジャリ・ヨーガの視点から
・プラティヤーヤのコンセプトとその実践、他の文献による


4.ヴィブーティ・パーダのコンセプト的・実践的基礎

・ヴィブーティのコンセプト(Vibhuti)
・ダーラナ・ディヤーナ・サマーディのコンセプト、それらの特性
・サンヤマのコンセプト(Samyama)
・ダルマ・メーガ・サマーディの性質(Dharmamegh Samadhi)
・サットカーリヤ・ヴァーダにコンセプト(Satkaryavada)
・P.Y.S.における解放の性質(Kaivalya)


II.ハタ・ヨーガの基礎

1.ヨーガの歴史とヨーガの学派

a) 5つのハタ・ヨーガ文献
b) 重要なヨーガ・ウパニシャド
c) ヴァシスタ・サンヒター

2.重要なヨーガ文献の紹介

3.ヨーガの成功のために配慮される重要な側面


a) 理想的な住居
b) 促進要因と阻害要因
c) ヨーガ的なダイエット(ミタハーラ)
d) 理想的な季節

4.ハタ・ヨーガ文献におけるヤマとニヤマ

5.アーサナのコンセプトと実習

a) 定義と定義の研究
b) アーサナの分類: i)古代 ii)現代
c) ハタ・ヨーガの重要文献におけるアーサナ

6.ヨーガ文献に見られるヨーガ的・秘教的な人体観

a) ナーディとカンダのコンセプト
b) チャクラのコンセプト
c) クンダリーニのコンセプト
d) ヴァーユのコンセプト
e) グランティのコンセプト
f) タットワのコンセプト
g) マルマスターナのコンセプト
h) 16のアダーラのコンセプト

8.クンバカ・プラーナーヤーマ

a) プラーナーヤーマの発展
b) 様々なヨーガ文献におけるビージャ・マントラやプラヴァナの適用
c) ビージャ・マントラやプラヴァナのないクンバカ
d) それぞれのハタ・ヨーガ文献に見られるクンバカの種類とその分類
e) ヨーガ文献に見られる種々のクンバカの技法
f) 正しいプラーナーヤーマの重要性
g) ナーディ・ショーダナとハタ・シッディの性質

9.ムドラー

a) ムドラーの概念とハタ・ヨーガにおける位置付け、ムドラーの目的
b) ムドラーのプラティヤーハラとダーラナ
c) 代表的なヨーガ文献における様々なムドラー

10.ハタ・ヨーガとヴァシスタ・サンヒターにおけるディヤーナ

11.サマーディ・ナダーヌサンダーナ

a) ゲーランダ・サンヒターにおけるサマーディの性質、それを達成する様々な方法
b) ラヤ、ナーダーヌサンダーナとは何か?ハタ・プラディーピカーにおけるその段階と技術

12.ハタ・ヨーガ文献に基づくヨーガ・セラピーの原則、特にハタ・プラディーピカー第5章を参照して


III.ヨーガと文化の統合・価値教育

1.ヨーガと文化の統合

a) 文化の定義:異なる文化の概観、宗教と文化、文化とヨーガの関係
b) インド文化:ウパニシャド的思考、ヨーガとウパニシャド
c) インド哲学の6学派とヨーガ
d) バガヴァット・ギーター、シヴァ派とヨーガ
e) ヨーガとジャイナ教・仏教
f) ヨーガとイスラム教、ヨーガとスーフィー派、ヨーガとキリスト教
g) 様々な形態の神秘主義とヨーガ
h) 文化と人道主義の基盤としてのヨーガ

2.ヨーガと価値教育

1)価値の意味

a) コンセプトの基本的な理解
b) 価値の分類
c) 人生における価値の意味

2)価値教育

a) 価値教育の意味
b) 価値教育の目的

3)価値教育の内容

a) 精神的価値
b) 個人的価値
c) 社会的価値
d) 国民的価値
e) ヨーガ的価値

4)価値教育の方法:特にヨーガ全般を参照しながら議論


IV.人体の構造・機能とヨーガの実習の効果

1.人体の構造と機能.

1)細胞 : a) 構造  b) 細胞小器官  c) 機能
2)組織のレベル
3)システム
a) 神経系
b) 心臓血管系
c) 排泄系
d) 循環器系
e) 呼吸器系
f) 消化器系
g) 内分泌系
h) 骨格系
i) 筋肉系
4)感覚器官、特に目と耳、構造と機能

2.伝統的な理解からのヨーガ・セラピー

a) セラピー的過程を強調した現代的・ウパニシャド的理解:パンチャ・プラーナ、パンチャ・コーシャ、パンチャ・マハブータ etc.
b) 平均的な健康人へのヨーガ指導との関連と、機能的な障害のある者、特に中年期の患者を扱う場合の特別な注意点との関連
c) 栄養とライフ・スタイルへのアーユルベーダ的な視点
d) アーサナ、定義、分類、様々なシステムへの効果、アーサナとエクササイズの違い
e) パータンジャリ・ヨーガ・スートラの5つのスートラで説明される
プラーナーヤーマの生理学
d) 様々プラーナーヤーマの種類
e) プーラカ・レーチャカ・クンバカの関係、バンダの効果、
関連した研究の参照

3.現代的理解によるヨーガ・セラピー

1)一般的な新陳代謝と栄養学
2)ホメオスタシス
3)方法論:患者の病気を理解すること
(a) 病歴 (b)検査
(a)と(b)に基づいた様々なヨーガ技法の選択


V.ヨーガとメンタル・ヘルス

a) ヨーガと現代心理学の理論的理解
b) メンタル・ヘルス:その意味、決定要因、および応用
c) ヨーガ的のコンセプトである「スヴァスタ(Swasthya)」
d) ヨーガと現代心理学における正常性のコンセプトとモデル
e) パータンジャリ・ヨーガ・スートラに指摘される心身症のコンセプト
f) 人格の現代理論
g) 人格と人格統合へのインド的アプローチ
h) ヨーガ的方法による個人的・対人関係的な調整
i) 全人格統合のための態度変化と態度形成におけるヤマ、ニヤマ、アーサナ、プラーナーヤーマ、及びディヤーナの役割
j) ストレス・マネージメント:現代的とヨーガ的視点
k) 欲求不満・不安・葛藤における病的効果への現代的・ヨーガ的方法での対処
l) パータンジャリのサマーパッティ・ダーラナ・ディヤーナ・サマーディ・サンヤマのコンセプト:心理学的な視点
m) 心理・精神的発展への比較文化的アプローチとしての祈り
n) 社会的に不適応な異常行動へ対処するためのカウンセリングや
心理療法とヨーガの役割


3) カイヴァリヤ-マ・ヨ-ガの伝統

Kaivalyadhama Yoga Institute
http://www.kdham.com/
Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
Phone: (91)-2114-273001 / 276001 / 273039
FAX: (91)-2114-271983 / 277402

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『カイヴァリヤダ-マ・ヨ-ガ研究所(ロナウラ)』は、1924年に活動を開始して以来、ヨ-ガの科学的研究やヨ-ガ教育、ヨ-ガ・セラピ-の各分野で独自で先駆的な役割を果たして来た。

の研究所には、科学的研究や臨床経験の蓄積されたデ-タや、ヨ-ガに関するの古典テキストの批判的研究結果の論文や出版物、そして、完成度の高い良く構築されたヨ-ガ・トレ-ニングの体系が存在している。


1.「カイヴァリヤダ-マ・ヨ-ガ」の伝統は、1924年にロナウラに『カイヴァリヤダ-マ・アシュラム』が設立された時に始まる。創立者の故スワーミー・クヴァラヤーナンダ(Swami Kuvalayananda)は、この研究所を、当時専門のヨ-ガ修行者のみに与えられる特権と見なされていた、純粋に主観的な神秘的・精神的体験の本質を、一般人にも役立てることが出来るように、現代科学の方法論で調査・研究し、その原理を解明しようという意図のもとで開始した。

「クヴァラヤーナンダ」はこの事業への動機付けを彼の精神的な師であった、グジャラ-ト州マルサ-ルの著名なヨーギ、「マドヴァダ-サ・マハラジ(H. H.Madhavadasaji Maharaj)」のもとで修行中であった1919年から1921年の間に受けた、という。


2.この伝統は、ヨ-ガを、それがラ-ジャ・ヨ-ガやハタ・ヨ-ガ、
カルマ・ヨ-ガといった様々な名称で呼ばれるにしても、世界のあらゆる人々の、身体的、心理的、情動的そして精神的な健康と幸福感を高めるための調和を促進する共通要素と見なしている。


3.また、この伝統はヨ-ガを基本的に精神的な修行体系であり体験であると 見なしている。ヨ-ガは、あらゆる神秘体験の本質的構成要素であり、同時に人々に惨めさと争いをもたらす葛藤と緊張を克服する助けになる力を持っていると理解されている。


4.この伝統は、もしヨ-ガの基本的な原理が現代の科学的調査法と、伝統的なヨ-ガ文献の批判的理解や、いくつかの選択されたヨ-ガ技法の効果的なトレ-ニング体系の規格化で説明されることが出来るならば、人々の積極的な健康や調和、人類の同志愛は現実のものとなるだろうと信じている。


5.つまり、ヨ-ガのメッセ-ジはすべての個人に身体的な健康、心の平安、そして精神的向上をもたらすべく、向けられているということである。


6.『カイヴァリヤダ-マ』で構築されたヨ-ガの身体トレ-ニングの体系は、最初は故スワーミー・クヴァラヤーナンダの臨床実験に基づいていた。1920年からのヨ-ガの研究結果の蓄積と、文献調査に基づく各種のヨ-ガ文献の批判的理解は、この伝統のヨ-ガにおけるヨ-ガ教育の方向性を固めていくのに大いに役立ってきた。


7.『カイヴァリヤダ-マ』の伝統によれば、どのようなヨ-ガの技法も人間の身体と心と精神へ効果を それぞれに及ぼす多元的な作用を内包している。ここではヨ-ガは本質的には人間を身体的、心理的そして精神的に向上させる精神的な修行体系として理解されている。


8.健康の増進と心の平安の達成が、世界中のどこにでもある直接で普遍的な要請であることから、ヨ-ガの身体トレ-ニングのメッセ-ジは、人々により受け入れられやすいことが明らかであり、おのずと『カイヴァリヤダ-マ』でもヨ-ガの身体トレ-ニングに関連した調査と教育活動が多く実行されてきた。

また同時に精神的目標を追求する修行者も『カイヴァリヤダ-マ』で教えられていることに多くの助けを得ている。


9.ヨ-ガの実証的理解に基づき、『カイヴァリヤダ-マ』は技法と教授法にいくつかの改良と革新をもたらしてきた。しかしこの伝統は、ヨ-ガの名のもとに単なる利益追求のために進行している不完全で無責任な流行やファッションにはまったく反対するものである。

そのため、導入されたあらゆる真に革新的手法はヨ-ガの分野の学者と研究者の実証的な検証に耐えねばならないし、またヨ-ギの実際の体験で確証されなければならない。


10.設立当所から、『カイヴァリヤダ-マ』はヨ-ガをインドの教育制度の一部として統合する努力を続けてきた。それゆえ、ヨ-ガが大学教育の一部として含まれることで、インドの教育制度全体の不可欠な部分として発展する機会を得ることはまさに望まれることであり、多くの実りをもたらすに違いない。


そうなれば日常生活と教育機関でのヨ-ガの応用は、ますますヨ-ガの研究と実践を促進する活動をもたらすだろう。そして、その結果すべての個人の身体と心の積極的な健康と精神的な向上、また社会全体の物質的な繁栄などが現実のものとなるであろう。

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