2010年12月31日金曜日

バンコクの近況2010(2)

今年の「仕事期間」を終えて
相方ひでこ

ナマステ&サワディーカ!
皆さんこんにちは、お元気でお過ごしですか。

師走の日本、皆さんのところでは、どんな風景となっているのでしょうか?

インドもタイも、この時期、特に新年のお祝いをしないので、私たちも、日本の暮れやお正月の光景が懐かしく思われる
今日、この頃です。

さて、
このレポートは「バンコクの近況11月・12月」です。今年の「仕事期間」の総括です。


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1)シーナカリン・ヴィロード大学(SWU)ヨーガ講座無事終了

私たちのバンコクでの主な仕事先であるシーナカリン・ヴィロード大学(SWU)の今年度のヨーガ講座は、11月4日(金)・6日(日)の週末合宿で無事終了しました。

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今年度の参加者はいろいろと都会的・現代的ストレスで疲れて、健康面に問題がある人が多かったのですが、後半に向かって皆さん、めきめき健康になって行くのが感じられました。

やはり、
伝統的なアプローチのヨーガは、誰にでも良く効くようです。最後の合宿では、例年通り、受講生全員大いに楽しんで、大いに笑って、ときどき感極まって泣いたりして、写真を沢山撮って、タイ人ならではのハッピー・エンディングを迎えました。

また、
10月31日(日)・11月3日(木)の日本組の合宿セミナー「パナソム2010秋」が終わったばかりでしたので、「パナソム」の参加者2人の方がSWUコースの終了合宿にも引き続き参加され、日本に帰国されました。

そのフィード・バックは、すでにこのブログに掲載
されていますので、どうぞ、そちらもご参照下さい。

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2)マヒドン大学シリラート大学病院・看護学部でヨーガ講座

11月は「パナソム2010秋」とSWUコースの終了合宿の後、すぐに11月9日(火)から、マヒドン大学・シリラート大学病院に付属している看護学部で、3週間の集中講座が始まりました。

参加者は32名。男性が1名で、あとは女性です。
看護学部の教授陣と大学院の学生さんが対象で、公式に看護学部としてヨーガの学習をする、というプログラムです。

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いつものように、「タイ健康促進基金(SSS)」からの助成を
受けて実施されました。

マヒドン大学でのヨーガ講座は、2002年に同シリラート校の
看護学部、2004年にラーマティボディ校の医学看護学部で実施された実績があります。

どちらも「タイ健康促進基金(SSS)」の助成プロジェクトで、期間は3ヶ月でした。この2つのマヒドン大学の講座で、タイの医療界でのヨーガの地位が確立された、という経緯があります。

それ以降、看護学部・看護カレッジや国公立病院での活動に、ふつうにヨーガが組み込まれて行きました。

ここ数年、私たちは主にシーナカリン・ヴィロート大学(SWU)での
一般公開のヨーガ講座を担当して来ました。学部の方での学生対象のヨーガ副専攻は、うちのタイのスタッフで運営されています。

近年、私たちのヨーガ講座には、フィットネス系の新興ヨーガのインストラクターが多かったので、久しぶりの
本格医療関係者との仕事を、大いに楽しみました。

講義の時、参加者から熱い視線を感じるのは、アーサナやプラーナーヤーマの効果の説明をする時に、生理学的用語や医学用語が出るときです。
やはり、医療のプロの皆さんは、そこに反応するようです。

逆に、古典文献に沿っての伝統的な説明には、
反応が今ひとつのように感じました。

それにしても、最前列に座って、 いつも熱心にノートを取り、実習もそれなり理解して
フォローしている若い大学院生の学生さんたちには、私たちも教える側として、大いに責任を感じました。

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将来、専門性の高い研究職や教授職に進む学生さん
たちです。ヨーガが正しく理解され、現場や本人の周辺で、適切に且つ有効に取り扱われることを願ってやみません!

ヨーガを心理学的・生理学的にサイエンスとして理解する
ことは、現代ではとても大切ですね。 その礎を築いたのが、ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」の創立者クヴァラヤーナンダ(1883-1966)です。

大学病院の看護学部などでヨーガ講座を受け持つと、改めて、クヴァラヤーナンダの先見性と偉大さを感じます。

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3)1泊2日でベトナムのホーチミンへ
 
シリラート大学病院・看護学部の講座の2週目の後半、私たちはヴェトナムのホーチミン市(旧サイゴン)を訪れる
機会がありました。

私たちのタイのビザは毎年シーナカリン・ヴィロート大学から
の招聘状で発給されていますが、11月には切れますので、一度タイ王国を出国する必要が出ます。

それで、毎年11月に周辺国を探訪することにしています。このところ、ラオスを訪ねていました。

アジアの国々の間の移動は、マレーシアにベースのある格安航空会社の「エアー・アジア(AirAsia)」が便利です。調べるとバンコク・ホーチミン便も格安ではないですか! 往復で、ひとり1万円少々。

それで、今年は念願のベトナム行き!となりました。

ホーチミンの空港に到着して、最初に驚いたのは、イミグレーションに入っても入国の際に提出する書類が見当たらないことです。

近くにいた空港スタッフの人に「入国カードはどこですか?」と聞きましたが、「いらない」と言われたのには、さらに、驚きました。

本当に、「パスポート・コントロール(入国審査)」でも、係官がコンピューターにパスポート番号と名前を打ち込んだだけで、パスポートに入国印を押して呉れました。軽く、「何日間いるのですか?」と聞かれただけです
(日本人は15日間ビザ無しで滞在できます)。

どこの国でも入国審査は厳しくなるのが世界的傾向です。タイでも、入国審査時にデジカメで顔写真を撮りますし、パスポートのスキャンもしています。

ベトナムは、世界の大勢に逆行ですね。敷居を低くして、どんどん外国人に来て貰いたいので
しょうか。

今回は1泊2日の短い滞在で、表面的なことしか
分かりませんでしたが、ヴェトナムの人たちの印象は、他のアジアの国のラオスやカンボジアとも異なり、勤勉に働く人たちであるように、印象を受けました。

ホーチミンの町は今急速に発展しているのでしょうか。新しいビルが建ち、道路も整備されて、活気がありました。2
0年前のバンコクのような感じでしょうか。

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しかし、まだ車よりモーター・バイクが多く、信号も少ないので、道路を渡るのは命がけ!これは、インドに近い感覚があります。

ヴェトナム料理で有名な汁麺の「フォー」を食べましたが、町の普通のオープンの食堂で、どうも肉汁の味が強くて
いまいちでしたが、もう少しグレードの高いレストランなら、それなりの味なのかな?と思いました。

(タイ料理の水準と比べると、他の国も見劣りするのは仕方
ありませんね!タイの水準が高すぎ、ですから)。

しかし、フランス領だったことから、フランスパンのバケット類がすごく美味しかったです! これは、
同じくフランス領だったラオスの比ではないですね。本当に、洗練されて上質なフランス・パンで、バンコクにも買って帰りました。タイはパン類だけはいまいちですから。

また、ホーチミンの中央市場は品数も多く、なかなか見ごたえがありました。私たちも、インドへのお土産にヴェトナムのコーヒー豆と、よくベトナム帰りの方にいただいて、好んで飲む蓮茶
(蓮の花が入っているジャスミン茶のようなお茶)や、目の前を通過した日本人団体客(日本語ガイドつき)のお買い物にまぎれて、ヴェトナム産の干し柿を500グラム買いました。なかなか上等な干し柿でした。 
 
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(ホーチミンのカフェでベトナム・コーヒー)
 

次回は、ゆっくりとベトナムの古都のフエや、かって
海のシルクロードの要所で日本人街があったホイアン、その近くでヒンドゥー文化のミーソン遺跡を訪れてみようと思っています。

(中世までベトナムにもヒンドゥー王国がありました)。


4)タイ・ヨーガ研究所(TYI)の年次ミーティング

さて、
11月25日(木)にマヒドン大学看護学部でのコースが終わって、26日(金)にラームカンへーン通りにある、うちの「タイ・ヨーガ研究所(TYI)」のオフィスに帰りました。

コース中は、看護学部の宿舎(800名居住!)の敷地内
にある外国人用ビルの1フロアーを貸し切りで与えられていました。6部屋にキッチン・冷蔵庫・電子レンジやリビング・TV・エアコンも付いていて、なかなかでした。

翌日27日(土)にはシーナカリン・ヴィロート大学でうちの「タイ・ヨーガ研究所(TYI)」の年次ミーティングがありました。

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うちの主要メンバーが50名くらい集まり、テーマは、
「ヨーガ教師としての自分の再認識」ということで、午前中10-12時はひろし先生の基調講演。午後もひろし先生の講義が午前の延長で1時間、その後は、参加者によるパネル・ディスカッションでした。

私たちのヨーガ講座を受講して来たタイ組は、コース終了後、いろいろな方向に分かれます。

一番理想的な選択は、現在の生活の許す範囲で
お寺でヨーガを指導したり、瞑想寺の瞑想コースに参加したりして、徐々に、一般の社会生活と少し離れたところに自分を置く生活に入ることです。

しかし、
皆が皆、直ぐにそのようなライフ・スタイルに入れるものでもないので、自分のために続けるヨーガの方向性と、他人にヨーガを指導する者としての心構えを、さらにハッキリと確認したい、というのが関心事です。

いずれにしても、
仏像が学校や職場に置かれているのが当たり前、ふつうの人たちにも、瞑想は「良いこと」「やるべきこと」として認識されている仏教国のタイ社会では、ヨーガの普及の上でも、大変スムーズに本来のヨーガの目的の方向に進んで行くのを実感します。

特に、ヨーガに来る人たちは、タイでも敬虔な仏教徒です。彼らには、ヨーガに大いなる親和性があります。

それでは、以下に、
うちのメンバーについて、幾つか例を挙げてみます。

こちらは、2
年間うちのオフィスのスタッフをしていたボン君です。先月、うちのオフィスを辞め正式に出家得度。生涯修行僧として生きて行く覚悟です。 
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こちらは、
やはり出家得度して、尼僧として生きて行くことになったレナ嬢です。タイには尼僧の伝統が絶えていますが、スリランカで受戒して、タイで尼僧の復興を図っている尼寺があります。 
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レナ嬢は大学在学中に1年休学、その尼寺で見習い修行。復学・卒業して暫くは一般社会にいましたが、職業生活にも家庭生活にも興味を持てず出家を決意。行く行くは正式に尼僧として得度、オレンジの衣になります。


こちらは、
うちのスタッフのドル君です。いずれ出家して修行僧になるつもりですが、母君の世話などがあり、まだ出家する時期ではないので、バンコクの仏教大学の博士課程に行っています。 
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こちらも、うちのスタッフでオッド女史です。ここ3年間私たちの
チーフ・アシスタントです。3年前保険会社を退職。ご主人はマヒドン大学医学部準教授。子供なし。いずれオッド女史は僧院に入る人生計画です。
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こちらも、
うちのスタッフのスパポーン女史。6年前に銀行退職。3年前にご主人もIT会社退職。今は夫婦でほとんど僧院で過ごしています。子供なし。

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こちらは、うちのオフィスのTシャツのモデルもやっているスタッフのムー嬢。看護師を辞め、今は
瞑想センターに居るか、町でヨーガ指導という生活。瞑想センターに付属する分譲地を買い取り、自分の瞑想コテッジを建てています(インドやタイのセンターにはそういう制度があります)。
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こちらは、うちのオフィスの「タイ・ヨーガ研究所」のディレクターのカヴィー氏。
広告代理店勤務後、アメリカのボストン大学M.A.留学 (コミュニケーション)。帰国後マヒドン大学研究員を経てサン・サエンアルン財団マネージャー。2004年より「タイ・ヨーガ研究所」ディレクター。!cid_6887DFC59C0E432DA13F37C450B37D36@Ganesha
近年は「アビダンマ」の研究に注力(仏教大学の通信制に良いプログラムがあります)。うちの日本組の合宿セミナーで講師もしますが、「ヨーガと仏教(アビダンマ)」についての題材を継続。もう、どこに出ても大丈夫だな、と言うレベルに
来ています。 
 
 
以上が、うちの回りのスタッフ・レベルの例です。
 
周辺のメンバーにも、いろいろな事例があります。今年9月にバンコクにオープンした新しい仏教センター
「ブッダダーサ・センター(BIA)」では、毎日の瞑想のクラスに加えて、水・土曜日にヨーガ・クラスがあります。120名の参加者がある人気プログラムで、うちのスタッフが指導を担当しています。
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ここの他にも、
うちのオフィスはいくつかの瞑想寺と提携して、週末2泊3日の「ヨーガと瞑想」の合宿を定期的に実施しています。やはり、人気プログラムです。

どうやら、
タイの敬虔な仏教徒であるうちのメンバー連は、伝統的なヨーガに大いに満足し、精神的にも、ヨーガで着実に成長して行っているみたいです。

タイでは、ヨーガで幸せになった人たちが、どんどん増えているようですね!
 
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5)
11日間の合宿セミナー「ワンサニット2010」

この「タイ・ヨーガ研究所」の年次ミーティングの
翌日28日(日)から「ワンサニット・アシュラム」での合宿セミナー「ワンサニット2010」がスタートしました。

それで、すでにバンコクに到着されていた参加者の方5名も27日(土)の年次ミーティングに出席されました。

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さて、
今年もいよいよ「ワンサニット」での10泊11日の合宿です。28日(日)朝8時半に、うちのオフィス近くの集合場所のホテルに14名の参加者の方が、遅れることなく全員集合。

2台のミニバンに分乗して、予定通り、9時に出発、最初の目的地である、ランジット地区の瞑想寺
「ワット・パンニャーナンダラーム」へ。

「ワット・パンニャーナンダラーム」は「ワンサニット・アシュラム」のあるオンカラック地区へ行く途中です。それで、「ワンサニット」で日本組の合宿があるときは、毎回、必ず「ワット・パンニャーナンダラーム」も表敬訪問することが定番です。 

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早めの午前10時過ぎに到着したので、昼食までに
時間の余裕がありました。それで、正門近くの仏像の安置されているホールで行われていた小学生対象の瞑想クラスや、別の建物で進行中の中学生対象のセミナーを見学したり。

また、やはり仏像が置かれている屋外広場ではお坊様の法話が進行中。日曜日でお寺に来たビジターの人たちや、白い衣服を着てお寺に住み込んで修行をしている人たちが、熱心に耳を傾けていました。

昼食の後は、瞑想センターのある奥のエリアを見学。 瞑想ホールでは、20分間ほど歩く瞑想法の指導を
受けました。

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そして午後2時頃、お寺を後にして
「ワンサニット・アシュラム」へ。45分程で「ワンサニット」に到着。

名物のいかだで運河を渡り、アシュラムの敷地内に
入りました。


「ワンサニット」でも、前日まで母体の
「サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団」の関連団体の年次ミーティングをやっていました。

大きなイベントが終わったばかりだったので、スタッフも休暇を取っている人が多く、いつもに比べて閑散とした感じでした。しかし、その後、だんだんとスタッフも戻って来て、タイ人グループのセミナーや、欧米人のNGOスタッフともキッチンで一緒になったりと、普段の「ワンサニット」の雰囲気にも浸れて良かったです。

11日間の長丁場なので、今年はキッチンでの食事は
菜食メニューに統一してもらいました。本当は、毎日朝昼夕と3回キッチンに行くのは、少し食べる回数と量が多いと思うので、1日の食事の比重はランチに置いて、朝食夕食は簡単なメニューで、麺類やおかゆ類中心にしてもらいました。

菜食でもタイ料理ですから、美味しいことは言うまでも
ないのですが、菜食メニューという点では、まだまだ工夫改善の余地があるようですね。

タイの人にとっては、食事は常に人生の一大事です。合宿セミナーのメニュー作りは、プログラムの企画の
大きな比重を占めます!皆、真剣に献立を考えます。 本当に、食べるために生きている!かのようですね。


さて、
今年もコース途中で外出の日を設けました。今年はタイ政府の厚生省内にある「タイ伝統医学研究所」を訪問しました。

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広大な厚生省敷地内にあり、
タイ古式マッサージ(ヌアと言います)の規格化や、昔からタイに伝わる薬草類を使った伝統医療の研究など、国の医療政策としての伝統医療の促進と啓蒙を統括しています。

バンコクの街中にタイ古式マッサージのお店が溢れる
ようになったのは、厚生省が伝統的なマッサージを規格化し、体系的なトレーニング・コースを始めたからです。

結果的に、職業としての多量なタイ古式マッサージ師の雇用創生も出来て、厚生省の成功した政策の一つ、と聞いています。

バンコクの前のタイ首都であり、中世の大都市だった
アユタヤーには「病人がいなかった」という伝承があります。人々は、調子がわるくなると、みんな、お互いを揉んで治していた、という言い伝えです。それを、現代に復活させようと言うのが、「タイ伝承医学研究所」の目的です。

さて、最初に会議室に案内され、30分のプロモーション・ビデオを見て、その後、ビルの屋上にある博物館の見学に行きました。 

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博物館は5つのセクションに分かれています。時間の関係で2部屋しか見学出来ませんでしたが、薬草を作っている様子や、医療に使う道具など、
人形を使って、いろいろな当時の様子を復元しているのが分かり易くて、面白いです。

そして、一番印象に残ったのは、人体模型の内部に豆電球の経絡が付いたもので、ボタンを押すと、左鼻&右鼻、背骨の中央などから、イダー&ピンガラー、スシュムナーなどのナーディーが点滅するのが、大変面白かったです。 
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そうなのです、タイの伝統医学も、ハタ・ヨーガと同じく10本のナーディー理論なのです!

それは不思議なことではないですね。 中世まで、東南アジア全域は、謂わばインド文明圏でした。タイでも、いろいろな知識のルーツはインドに遡れます。

さて、博物館見学の後は、事前に予約を入れておいたタイ古式マッサージ(ヌア)のセンターに移動しました。

さすがに厚生省とあってか、マッサージの前に問診票に記入、血圧も測定されました。もちろん、特に問題のある人はいませんでしたので、そのままマッサージ室へ。

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今年の「ワンサニット2010」も、ヨーガを日本で長く学んで来られている方が多く、講義が続くにつれ、今まで勉強されて来た知識が体系的に整理されて行ったようです。

ヨーガについての正しい認識と誤った認識がどこから来るのか、どこでねじれ現象が起きているか! 皆さんの疑問・不安が1回1回の講義で解消されて行き、問題点の解決策も提示されて行きました。

11日間の合宿中、参加者みんな同じところに泊り込み、毎日一緒に食事をすることで、講義時間外の話も盛り上がります。

ひろし先生の話も延々と続くので、面白い方もいれば、耳がいたい人や、耳にタコ?が出来ている人もいたのではないか、と思います。

「ワンサニット2010」のフィード・バックも、 このブログに掲載されて行きますので、どうぞお楽しみにしていて下さい。

右の
「カテゴリ」 → 〔ワンサニット編〕
をご覧下さい。

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H&H
相方ひで子

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

2010年12月15日水曜日

パナソム2010年11月(2)

『パナソム(森のアシュラム)2010秋』

参加者の方のフィードバック(5件)
日程:2010年10月31日(日)-11月4日(木)4泊5日 

バンコク郊外のノンタブリ・ブッタモントン地区にあるリトリート・センター「パナソム(森のアシュラム)」での合宿セミナー「パナソム2010秋」に参加された方たちのフィードバック集です。

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「パナソム2010秋」には6名の方(男性1名、女性5名)が参加されました。内容は南国タイでのスタディ・ホリデー・プログラムです・

4泊5日のスタディ・ホリデー・プログラムは、ヨーガが初めてのエントリー・レベルの方から、ヨーガ歴の長い方・指導層までのベテラン・レベルまで、幅広く対応しています。

どのレベルの方にも有益な内容のプログラムになっています。

テーマは参加者の方のレベルと希望によって、次のモジュールから選ばれています。
・「ヨーガの背景」
・「ヨーガのコンセプト」
・「アーサナ」
・「プラーナーヤーマ」
・「ムドラー」 
・「ヨーガ・スートラ読解」
・「ハタ・ヨーガ文献」etc.....

『パナ・ソム(森のアシュラム)2010秋』
日程:2010年10月31日(日)-11月4日(木)4泊5日
定員:10名前後(6名以上の参加者でコース成立)
対象:ヨーガの初心者からベテラン・指導層まで
内容:南国タイでのスタディ・ホリデー・プログラム
「ヨーガの背景」「ヨーガのコンセプト」「アーサナ」「プラーナーヤーマ」
費用:実費分担+ドネーション

【日程】
10月30日(土)日本からの移動日
10月31日(日)バンコク都内ミニ・スタディ・ツアー
夕方「パナ・ソム」へチェックイン
11月 1日(月)終日「パナ・ソム」でセミナー
11月 2日(火)終日「パナ・ソム」でセミナー
11月 3日(水)終日「パナ・ソム」でセミナー
11月 4日(木)昼食後「パナ・ソム」チェックアウト 

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『パナソム(森のアシュラム)』について
「パナソム(Panasom)」のホームページ
http://panasom-resort.com/
住所:80/2 M.6 Jongthanorm-Watthoncheak Rd.
Bang-Yai Nonthaburi 11140
写真アルバム→
http://picasaweb.google.com/hhyoga/Panasom02
 
「パナソム」は伝統的なタイの建築様式を生かした、都会人向けのセミナー・ハウスです。

新バンコク空港から車で約1時間の距離、バンコク郊外のノンタブリ・ブッダモントン地区にあります。

「ワンサニット・アシュラム」は「精神性とエコロジー」の実験施設でもあり、ややワイルドな、アウトドアー派の設備ですが、「パナソム」の方は、年配の方や都会暮らしの方にも 比較的無理のない環境と設備です(冷房設備もあります)。

「パナソム」での合宿セミナーは、今までに4回実施されています(2008年1月・8月・10月、2009年9月)。

今までのプログラムのフィードバックは、このブログのカテゴリ欄の〔パナソム編〕のところでまとめて閲覧できます。 


●フィードバックの項目

【プロフィール】
①住んでいるところ
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
⑤今後のヨーガへの展望や希望

【フィードバック】
1)「パナ・ソム」の場所と環境
①環境と施設
②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム
③食事について

2)合宿セミナーの講義と実習について
①講義の内容について
②実習について
③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと
④さらに興味や関心を持たれた点
⑤今後期待されるヨーガのプログラム

3)タイランドの印象、役立つ情報など
4)追加プログラム・SWUコースの終了合宿に参加した感想

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「パナソム(森のアシュラム)2010秋」(1)
バンコク在住の「M.I.」さんのフィードバック 
 
相方先生 ひでこ先生
今回のパナソムのフィードバックをお送りします。 私のような初心者のフィードバックが参考になるか 不安ではありますが、こういうのでも参加できるんだよー というヘルプになるといいなと思います。

【プロフィール】

①住んでいるところ

タイのノンタブリ県に住んでいます(バンコク都の隣県)。

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

タイに1992年に移ってきました。何度か転職をしましたが、現在は、温度管理製品を扱う会社の会社員です。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

40代半ばになって、会社員生活も先が見えてきました。隠居後いかに充実した生活を送るか、送れるか、が最大の関心事と言えます。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

家でビデオを見ながらエクササイズをするのが好きなんですが、4-5年前からタイでもヨガのDVDが出回るようになって、家で自己流でやるようになりました。

2年位前からは、休みの日に、アイアンガー・ヨーガに行ったりしていますが、万年ビギナークラスの初心者です。

⑤今後のヨーガへの展望や希望

今回のパナソム合宿に参加して、ヨーガに対する考えが大きく変わりました。まだ、それを咀嚼中で展望まで考えが行かないです。


【フィードバック】

1)「パナ・ソム」の場所と環境

①環境と施設

緑に囲まれたセミナーにはぴったりのところでした。プッタモントンにこんなところがねえ...とタイ在住者としてはびっくりです。

②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム

合宿中は、年間で一番寒いのでは、という気候だったので(20度くらい)、シャワーがぬるすぎたみたいです。

私は、Kご夫妻に部屋を変わっていただいたおかげで、自宅よりも熱々のお湯を楽しみましたが。

今回は、合宿参加者が6人だったのでセミナー・ルームにも余裕がありましたが、10人だと少し狭いかもしれませんね。

③食事について

マイルドなタイ料理でおいしかったです。 しかも、毎食デザート付き!ついつい食べすぎちゃって...。


2)合宿セミナーの講義と実習について


①講義の内容について

上記のヨーガ歴を見ていただいてわかるように、ヨーガの知識が全くないまま参加しましたが(アーサナの意味をはじめて知った、という状態です)、体系だって講義をしていただいたため、頭と胸にストンと入ってきました。

会社員をしていると、勉強=売り上げアップ、効率性の向上を目的に、みたいなところがあるんですが、今回の合宿は、純粋に自分のために勉強ができて、すごく楽しかったです。


②実習について

普段、アイアンガー・ヨーガをやっているので、サバーイサバーイのヨーガに最初は戸惑いましたが、合宿中は体調がすごくよかったので、ああ、これが健康のためのヨガなんだと納得。

クリヤは、合宿前から恐怖を感じていたのですが、思ったより苦労なくできて、やったー!と思わず拳があがりました。


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

全く知識がない状態で参加したので、理解が深まった、と言えるところはないんですが、これからヨーガとどう付き合っていったらよいかの指針が見えてきた気がします。

食事やお茶の時間に、参加者の皆さんといろいろ話ができたのもすごく楽しかったです。

あと、相方先生の歌も....。


④さらに興味や関心を持たれた点

今回は、ASANA とPRANAYAMAを重点的に説明していただきましたが、それ以外のものが何なのか。

MUDRA&BANDHAって何??とか、初心者ははじめて聞く言葉が多く気になります。


⑤今後期待されるヨーガのプログラム

在タイ日本人向けの短期プログラムがあるといいかもしれません。


3)タイランドの印象、役立つ情報など

相方先生が、ヨーガや瞑想を学ぶのはタイがいい、とよくおっしゃっていますが、今回、講義内容がしっくりと理解できたのは、私がタイに住んで長いからかもしれないな、と思います。

そういう意味でも、日本の皆さんに、タイで合宿に参加されることをお薦めします。


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「パナソム(森のアシュラム)2010秋」(2)
静岡在住の「Y.O.」さんのフィードバック

「Y.O.」さんは、4泊5日の「パナソム2010秋」に続いて、今年度のシーナカリンヴィロート大学のヨーガ・コース「SWUコース2010」の終了合宿2泊3日にも見学参加。

「パナソム2010秋」+「SWUコース合宿」で4泊5日+2泊3日、通しで7泊8日のタイでのヨーガ研修プログラムを消化されました。
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相方ひろし先生
相方ひでこ先生

タイではお世話になりありがとうございました。

【プロフィール】

①住んでいるところ

静岡県熱海市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

アーサナを主とした少人数のクラスを自宅他で開いています。フリーの編集・聞き書き。

ボランティアにてアーサナをアレンジした身体のほぐしを障碍者と。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

特にではありませんが、「食」に関心があります。特技・趣味はなし。

パナソム前の自己紹介に、ライフワークを、ヨーガでしょうかと記しましたが、今そうは記せない気持ちでいます。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

30年ほど前、泊まりにきた友人たちが朝、奇妙な体操のようなことを始めました。

面白そうだったので、なにそれ、と聞いたらヨガという答え。それが出会い?です。

近所の公民館で教室が始まり、しばらく通いましたが、仕事と子育てが忙しく行かなくなりました。

自宅で心身こわばったりしたときに、簡単なアーサナをしていました。

田舎暮らしをしようと移住した離島に、佐保田ヨーガを教える方がいて再開しました。

5年後母を介護するために神奈川の実家に戻り、良き師を求め、いろいろなクラスに出ました。宗教家の始めたヨーガのクラスやカルチャーセンターなどなど。相方先生が批判されている某団体の講座にも1年間通いました。

ヨーガに関連する本を読み漁り、 リシケシのアシュラムに行ったり・・・

それらが無駄だったかといえば、必ずしもそうではなく、今ここへ至る通り道だったとも思うのですが、年齢を考えれば、回り道だったかとも思えます。

⑤今後のヨーガへの展望や希望

個人的なことですが、自分の学んだことを伝えていかれたらと思っています。

長く障碍者に関わっていて、 彼らに対してとくにそう思います。


【フィードバック】

1)「パナ・ソム」の場所と環境

①環境と施設

タイの田園地帯の環境にまず開放感。樹木と池に囲まれてるのもよかったです。

先生の言われるように、コンクリートに囲まれての空間とでは
そこに流れる空気、気が違うのですね。また行きたいところです。

②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム

広くてきれいな部屋でした。浴室が無駄に広いのはなにゆえかと疑問でした。

シャワーがぬるかったのが難点。若い頃は安宿で水シャワーなんてヘイチャラだったのに・・・

セミナー・ルーム過不足ないと思います。

③食事について

野菜中心の普通の食事が嬉しかったです。美味しくいただきました。

2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

相方先生の豊富な知識から成る幅広い内容で、しかもどんどん進むのでついていくのが大変でした。

今ノートを見返して中身の濃い講義だったと改めて思います。

ヨーガを学んでいくためだけでなく、 いろいろな意味で生きていくのに重要なことを教えていただきました。

講義中は時事ネタ、芸能ネタ、替え歌までが披露され、それがまたとってもおもしろいので、学んだことより、そっちを思い出して笑ってしまうことが
よくあります。

しかし、それによって飽きることなく講義を聞くことができたのではないかと思います。

②実習について

大変勉強になりました。今まで習ってきたことを再点検しました。

「最小限の努力」「快適で安定」なやりかたで心身の充実を得られることがわかりました。

③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

奥深く長い道のりなのだと改めて理解し、年齢を考え若干へこたれました。

バンダ・ムドラーやクリアの必要性をより強く感じました。

今まで「人格の統合」ということを理解できなかったのですが、今回の講義とガロテ師の書かれたものによって、かなり納得できました。

④さらに興味や関心を持たれ

仏教との関連

⑤今後期待されるヨーガのプログラム

今時点では特にありません

3)タイランドの印象、役立つ情報など

20数年ぶりのタイの発展は予想以上でした。トゥクトゥク、3人乗りバイク、おんぼろバスから、きれいなタクシー、ハイウエイ、モノレールになっていた。

ショッピングモールに、ここはどこと目を見張りました。

洗練されてしまっておもしろくないなんて勝手すぎますよね。でも立ち並ぶ屋台や自由犬たちや人々の笑顔は変わっておらずほっとしました。
インドで抱く緊張感はなかったです。


4)追加プログラム・SWUコースの終了合宿に参加した感想

クリアを受けられてよかったです。

家でだんだんしなくなってきていたのですが、クリアの大事さと気持ちよさを再認識しこれを機にまた始めています。

講義実習ともに英語でしたが、だいたいわかりました。不明点は、全体の講義後に、再度日本語で講義いただけたので確認できました。お心遣いに感謝します。

手入れのよくされた庭も気持ちがよかった。食事と食事の間が短かったのが困りました。その割にはよく食べました。てへ・・

一緒に講義を受けたタイの若者たちの笑顔のよさに癒され、こちらもいつも顔がほころんでいた気がします。

接した人たちは親切で明るくて、もちろんそうでない人たちもいるのでしょうが、魅力的でした。

しかし彼らの受講中のリラックスぶりには驚きました。ほとんどが寝そべって講義を聞いているのですね。

それにひっかかるのはわたしが年寄りだからでしょうか。旧いタイプの日本人だから?それともおおらかさにかけるのか。

講義をちゃんと聞いているのだからそのスタイルは問題ないのかな。

先生たちは特に気にされていらっしゃらなかったようだ。どうなんだろう・・・書いているうちに、だんだんそれもよしと思えてきました。印象に残っていることではあります。

そして大変楽しかったです。

4泊5日プラス2泊3日の今回の合宿は有意義な貴重な時間となりました。

学んだことを今後どのように日常のなかに生かしていくかが課題です。

そしてさらになにをどう学んでいくかです。 ありがとうございました。
 
 
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「パナソム(森のアシュラム)2010秋」(3)
東京在住の「Y.E.」さんのフィードバック(在住)

「Y.E.」さんも、4泊5日の「パナソム2010秋」に続いて、今年度のシーナカリンヴィロート大学のヨーガ・コース「SWUコース2010」の終了合宿2泊3日にも見学参加されました。
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相方先生、ひでこ先生
こんにちわ。
パナ・ソムでは大変お世話になりました。パナ・ソムに辿り着くまでの、移動、宿泊から、プライベートな旅のアドバイスまで、いろいろありがとうございました。

もう12月ですね。パナ・ソムでの時間が既にとても懐かしいです。パナ・ソムでのヨーガの時間は、とても自分にとって有意義なものでした。書き留めたノートも復習しながらゆっくりと理解して、また不確かな部分を明確にし次回に望みたいと思います。

相方先生、ひでこ先生、本当にありがとうございました。
ではフィードバックを送ります。よろしくお願い致します。

【プロフィール】

①住んでいるところ

東京都調布市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

ダンス、健康体操の指導

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

自然に関する事全般に関心があります。趣味は舞台鑑賞。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

事故を機にヨーガをすすめられ6年間。先生の他界後、アシュタンガ・ヨガを近所のスタジオで5年間。その後アシュタンガからは離れ、現在は自宅でヨーガを実践しています。

⑤今後のヨーガへの展望や希望

先生がいつも言われるように、持続的で生産的なヨーガを続けていきたいと思います。

今後は自分の中でやや混乱している部分をさらに整理して、重要なものを絞っていきたいです。


【フィードバック】

1)「パナ・ソム」の場所と環境

①環境と施設

とても長閑で過ごしやすい環境でした。

②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム

広くて清潔でした。部屋からの眺めも良かったです。 シャワーがもう少し熱ければよかったです。

セミナールームは6人でしたが丁度よい広さ、少し広いくらいでした。小さな机と座布団で楽しく勉強できました。

③食事について

味付けはマイルドでヘルシーだったと思います。だいぶ、おかわりしました。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

「知る」というワクワク感を、講義の度に感じました。断片的な情報で混乱していたヨーガの理解が、少しづつ解かれていくような、理論的で納得できる講義でした。 ノートを見ながら現在復習中です。

②実習について

身体の感覚をより深く見つめることができました。瞑想後、アーサナの実践、そしてプラーナヤーマという流れを、はじめてしっかり行いました。

パナソムの環境、先生の存在やひでこ先生の声は心地よく、集中できました。 アーサナを見直すキッカケになりました。

③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

まず、パタンジャリの心理モデルが3回目にして少し理解できました。

アーサナとは何か? という基本的なことの理解が明確になりました。

アーサナをしている時、プラーナヤーマをしている時、わたし達の身体で一体何が起こっているのか・・・ というあたりのお話はとても面白く印象に残りました。

そして、とにかく伝統的なヨーガというものを理解していく大切さを講義を通して常に感じました。

④さらに興味や関心を持たれた点

プラーナヤーマ。身体のしくみ。バンダ、です。瞑想も関心があります。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム

プラーナヤーマ、バンダの集中クラス。

3)タイランドの印象、役立つ情報など

タイの印象は、ひとこと、馴染みやすかったです。

4)追加プログラム・SWUコースの終了合宿に参加した感想

クリヤに興味があったので参加しました。 ネーティは毎日行っていましたが、1・5リットルほどの水をのんで吐き出す浄化法ははじめてで、かなり衝撃的でした。

しかしながら、その後は調子もよく、私には必要かなっと思いました。

トラータカの実践も不思議で、浄化法の面白さや必要性を感じました。

タイの方々と一緒というのもまた新鮮で、文化の違いはこういった交流によりまた確認できるのだな~と、いろいろ面白かったです。

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「パナソム(森のアシュラム)2010秋」(4)
三重在住の「M.K.」さん(女性)のフィードバックです

「M.K.」さんは、現在、ヨーガ指導を職業とされながら、某国立大学文学研究科基層人間学コース・インド文化学専門の大学院生として学究生活を送られています。
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相方ひろし先生、ひでこ先生

こんにちは。先生方はワンサニットを終わられたというのに今頃、パナソムのフィードバックを送りすみません!日々、大学と仕事に追われて、途中で止まっていました。

学術的な場所にいると、世間との温度差をしばしば感じます。
「ヨーガをしています」なんて声に出せない、と相方先生も言われていましたが、まさにその通りです(仕事として割りきっていますが・・・。)

ヨーガのことを学ぶのは興味深いですが、研究対象にすると厄介な分野なんですね。

しかし、立ち位置から客観的に見れることは良いことだと信じています。
(時に溝で苦しんでいますが・・・。)

さて、先日、K大学の印哲の先生にお会いしたのですが、日本では「ハタヨーガ」の研究があまりされていないから狙い目かも、とアドヴァイスいただきました。 も
っとも博士課程の話でしたが。

私自身はあまり注目していなかったのですが、パナソムに参加してから興味がでて、ハタヨーガ文献も改め見直しています。

現在は、セミナー発表が近く『古典ヨーガ体系の研究(高木訷元著作集1)』法蔵館の要約に取りかかっています。仏教用語が多く、仏教を見直すことも大事だと痛感しています。 これもパナソムで思ったことですが。

以上、パナソムに参加して、素晴らしい環境のもと、精神的な安定を得れ、今後の道筋を考えることができ、大変有意義でした。ありがとうございました。


【プロフィール】

①住んでいるところ

三重県

②現在されていること(仕事etc.)

ヨーガ教室主宰、大学院生

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

ヨーガに関連する哲学、宗教、文化に関心があります。趣味は旅行です。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

12年ほど前に友人に誘われ、初めて参加したのがmeditationクラスでした。じっと静かに座ることが苦手でその後、ハタ・クラスに通うようになりました。様々な段階を踏みながら今日に至っています。

⑤今後のヨーガへの展望や希望

ヨーガの本質を知ることができる環境が広がればと思います。ヨーガを自らに活かしていけること。


【フィードバック】

1)「パナ・ソム」の場所と環境

①環境と施設

静かでのどかな場所でした。11月のタイは思ったより涼しかったです。
蚊の大群に注意が必要です。

②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム

ゲスト・ルームは広く清潔で快適でした。

セミナー・ルームは人数的に講義、実習とも広さに問題なくちょうど良かったです。

③食事について

ビッフェ式でタイの味付け、食材を満喫でき、とても満足でした。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

ヨーガの古典文献に基づいた講義は大変理想的でした。多少の予備知識があると理解がやさしくなると思います(参加前に参考図書を紹介いただけます。)

②実習について

普段は受け手になることがあまり無いので、心地よい誘導のもと、深く自己観察でき、心が休まりました。

③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

『ヨーガ・スートラ』の理論のコンセプト、ハタヨーガの目的。印象に残ったのは相方先生の知識量!かなりシビれました(笑)。

④さらに興味や関心を持たれた点

仏教はもとより、ヴェーダンタ派においてのヨーガとの関わり。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム

④を含め、瞑想理論等。

3)タイランドの印象、役立つ情報など

空港から市内を結ぶエアーポートレールリンクが開通し、ますます行きやすくなりました。 バンコク市内は騒々しいですが、交通の便はよく、屋台やマッサージは格安で楽しめます。

P/S. ひでこ先生の別れ際の「頑張って」はとても嬉しかったです。また是非、お二人に会いに行きます。お体お気をつけ下さい。
M.K.


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「パナソム(森のアシュラム)2010秋」(5)
千葉在住の「Kさんご夫妻」のフィードバック

リタイア・ライフをご満喫中のお2人は、1ヶ月の予定で「パナソム2010秋」参加を組み込んだタイランド・ステイに来られ、有意義な時間を過ごされました。
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こんにちは。Kです。タイから帰ってやっと1カ月近くになります。
今回はおかげさまで中身の濃い旅行でした。

チェンマイでは象にのってジャングルを歩いたり、竹のいかだで川をくだったり、年を忘れて楽しみました。

また観光客がいっぱいのお寺に、 金色の仏様に交じって、深い瞑想状態に入っているお坊さんがいて衝撃でした。

座禅を組んで座っておられるのに、とても生きている人とは思えませんでした。こんな環境が普通にあるんですね。

簡単ですが、フィードバックです。


【プロフィール】

①住んでいるところ

千葉県

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

リタイア生活

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

歩くことが好き

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

健康維持のため

⑤今後のヨーガへの展望や希望

呼吸法や瞑想をもう少し生活に取り入れたい。


【フィードバック】

1)「パナ・ソム」の場所と環境

①環境と施設

蚊の多さ以外は、スタッフの対応も、周りの環境もとてもいい。もっといたかったぐらい。

②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム

広くてきれいでお湯の温度を除けば快適。セミナールームのほうは、床がでこぼこしててやりにくかったのが気になる。

③食事について

おいしかった。合宿の後2週間以上タイにいて、パナソムの食事が一番好きだったかな。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

穂高についで2度目だったが、人数が少なかったせいかずっと頭にはいりやすかった。

でも、あまりにも豊富に、雨あられのように新知識が降り注ぐので、短時間では消化不良でした。

②実習について

とてもゆっくりできもちがよかった。 どこまでががんばっているのか、自分ではまだよくわからないので、課題がのこった。

③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

必要なものとそうでないものや、呼吸の重要性などがより理解できた。
骨盤を締める、胸を広げる。背骨で自律神経をコントロールすることなどが、改めて大事だとわかった。

④さらに興味や関心を持たれた点

今回の講義で、仏教の本を読みたくなった。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム

呼吸法と瞑想を多く取り入れたプログラム


3)タイランドの印象、役立つ情報など

バンコクは思ったよりずっと都会的だった。手をあわせる挨拶のせいか、人が柔らかい感じ。

携帯電話事情は日本よりすすんでいるので、こちらで買って使う手もありです。ちなみに私たちはMBKで3千円で買って、とっても便利でした。

パソコンメールに慣れていないので、字が小さくなったり、大きくなったりしていますが、どこをどうしていいやらわかりません。かんたんですがこれで打つのがせいいっぱいです。 このまま送りますね。

ではまたお会いできますように。


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2010年11月21日日曜日

カイヴァリヤダーマ研究所2010:ディプロマ・コース3ヶ月経過レポート(続)

カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ
ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)・3ヶ月経過レポート     
期間:2010年7月-2011年4月(1学年)

ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」のシリーズです。

今年度(2010-11)の付属カレッジのヨーガ教育・ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)に、日本人の留学生の方が3名在籍中です(男性2名と女性1名)。

コースは7月15日にスタートしました。来年4月末まで続きます。

以下は、今年の日本人留学生「T.N.」さん(男性)の3ヶ月経過レポートです。

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「T.N.」さんは大阪出身、大学時代に西洋哲学を専攻されています。人権などの社会問題に深い関心をお持ちの社会派の活動家の方です。

大学院で勉強中に体調を崩されたことでヨーガに興味を持たれ、一気にインドにヨーガ留学されることになりました。

今年5・6月の6週間コース(CCY)を受講され、引き続き、
7月からディプロマ・コース(D.Y.Ed)に進学されています。

人類は、長い年月と試行錯誤を繰り返しながらも、「自由と平等(機会均等)と平和(相互調和)」に向かって進化しています。

「カイヴァリヤダーマ研究所」の創立者のクヴァラヤーナンダには「Can Yoga help elimination of War(ヨーガは戦争撲滅に貢献するか)?」という論文があります。たいへん示唆と先見性に富む論考です。

彼は悲観的であり、同時に、とても楽観的です。つまり、すぐれてインド的であり、醒めた現実直視と、遠大な理想が無理なく共存しています。

これから益々、人類が直面する深刻な問題の解決を探る局面でも、今までの知識や学問のパラダイムに囚われない柔軟で多次元的な発想が求められる、と思われます。

上記の論文のクヴァラヤーナンダの論考を見ても、将来的には、大きな社会的問題の解決にも、「ヨーガ」の理論・実習からの視点やメソッドが応用・統合されて行くことが方向性になるだろうことは、大きな時代の流れのように思えるのです。

インド留学で「ヨーガ」への本格取組み

「ヨーガ」に本格的に取り組むには、やはりインド留学が近道です。

それも、1920年代に始まった近代的ヨーガ研究の発祥の地であるロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」の付属カレッジに留学することが、本格的なヨーガへの取り組みへの最短コースです。

ディプロマ・コースは(D.Y.Ed.)は1学年、大学院の研究科レベルに相当します。入学資格は大卒以上です。

インド政府厚生省AYUSH局の国立ヨーガ研究所で策定されている専門職としての「ヨーガ教師」の基準を満たしているだけでなく、将来ヨーガの研究者へと進むための基礎も提供しているカリキュラムです。

今後、日本でも、「ヨーガ」の伝統的コンセプトの正しい解釈と、「ヨーガ」の技法の有効性の裏付けが、ますます求められて来るでしょう。

そのためには、インド哲学の「サーンキャ派」と「ヨーガ(パタンジャリ)派」の理論と、中世以降に体系化された「ハタ・ヨーガ」に基づいた技法体系を理解して行く必要があります。

本家のインドでも、それらをアカデミックな研究・教育活動として取り扱っているのは、「カイヴァリヤダーマ研究所」の
付属カレッジくらいです。

ロナウラでは、研究・教育活動としてのヨーガと、宗教活動としてのヨーガに、明らかな一線を引いています。

付属カレッジは、インドで初めてのヨーガを大学教育の枠組みで扱う専門カレッジとして1950年に開校、すでに60年近い歴史があります。現在までにインドの教育分野に多くの有意な人材を輩出しています。

学校選びの場合は、その学校の卒業生が実社会でどのように活躍しているか、というのが一番肝心な基準になります。

その点でも、「カイヴァリヤダーマ研究所」の付属カレッジは実績十分です。

インドでの留学生活は、日本人のわれわれには、なかなか厳しい面も多々あるのですが、毎日がヨーガを中心に回る勉強三昧の日々は、十分に報われるものです。

インドへの短期・長期留学で、「ヨーガ」の勉強に本格的に取り組みたい方は、どうぞ、お気軽にお問い合わせ下さい。 的確なガイダンスと必要なサポートを提供させて頂きます。

(コメント欄に書込で、メールアドレスを知らせて頂くと、メールでご返答いたします。コメントは非公開扱いにします)。

「カイヴァリヤダーマ」のオフィスや付属カレッジとの調整や、ムンバイ空港到着後の出迎、車の手配、また、日本語ガイドなどの手配も可能です。

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付属カレッジのコース
(Gordhandas Seksaria Colledge of Yoga & Cultural Synthesis)
紹介ビデオ→
http://www.youtube.com/watch?v=P4xypLhPytw

6週間コース(CCY)
期間:6週間で年2回開講(冬・夏)
資格:受講資格は高校課程修了以上
定員:インド人65名+外国人
費用:授業料・宿泊・食事込で1000ドル(2人部屋)
目的:ベーシックで体系的なヨーガの理論と実習を紹介
冬期:1月16日ー2月20日(締切12月末)
夏期:5月 2日ー6月11日( 〃 3月末)

日本人受講生のフィードバック

→ [カイヴァリヤダーマCCY+] 


上級4週間コース(ATTC)
期間:4週間で年1回(3月15日ー4月15日)
資格:ヨーガ教師歴2年以上
定員:20名(インド人+外国人)
締切:3月6日
費用:受講料・宿泊・食事込で1500ドル(2人部屋)
目的:ある期間ヨーガの指導歴のある方が伝統的ヨーガの枠組みをより深く把握し、ヨーガの知識と自信を深めるためのコース。

日本人受講生のフィードバック
→ [カイヴァリヤダーマCCY+] 


ヨーガ教育・ディプロマ・コース(DYEd)
期間:1学年(7月16日開講、翌年4月20日まで)
資格:大卒(理系・文系学部を問わず)
年齢:35歳まで(外国人は年齢制限なし)
締切:5月末
費用:授業料・宿泊・食事込で留学生4300ドル
(2人部屋利用の場合)
目的:将来ヨーガの専門家・研究者となる基礎を提供するコース。

日本人受講生のフィードバック
→ [カイヴァリヤダーマDYEd]


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フィードバックの項目

「T.N.」さんにも、次の項目で3ヶ月経過レポートをお願いしました。   

【プロフィール】
①日本の住所
②留学までの学歴・経歴
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

【ヨーガとの関わり】
①ヨーガ歴
②インド留学の動機と目的
③今までのヨーガの学習歴
④今後の展望や希望

1)場所と環境
①雨季のロナウラ環境
②学生寮の設備
③キャンパス・ライフの近況

2)カレッジについて
①今年度の授業料
②クラスの仲間(インド人・外国人)
・外国人学生について
・インド人学生について
③講師陣
④実習クラスの進行状況
⑤講義の進行状況
⑥同時進行の「ヨーガ・セラピー・ディプロマ・コース」の様子

3)3ヶ月経過した感想

4)今後ロナウラ留学を考えられている方へのアドバイス


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カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ・ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)3ヶ月経過レポート:「T.N.」さん(大阪出身)

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【プロフィール】

①日本の住所
大阪府の南部

②留学までの学歴・経歴

大学卒業後、数年間の市民活動などを経て昨年法科大学院に進学しましたが、しばらくして体調をくずし、それが契機となりヨーガの勉強を始めました。大学院は今年の年度末に辞め、現在はカイヴァリヤダーマで勉強しています。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

語学・異文化理解・日本語教育:
どれも中途半端ですが関心があります。日本語教育は、できれば職業にしたいです。

本を集めること:
読むのも好きですが、買うのはもっと好きです。

人権問題全般:
とくに戦争に係わる諸問題。太平洋戦争を推し進めた日本国内の様々な要因や、それらが現在の社会とどの程度の連続性を有しているのか等に関心があります。

そういう観点から現在生じている社会問題をみると、いまの日本は戦前と悪い意味で根本的に変わってないんじゃないかと思えてきます。


【ヨーガとの関わり】

①ヨーガ歴

上述の通りなので長くはありません。今年の5月にカイヴァリヤダーマのCCYに参加しました。

その前はヨーガ・スタジオで(パタビジョイス氏の)アシュタンガ・ヨーガ、シバナンダ・ヨーガを習っていました。それを入れてヨーガ歴は一年ほどです。


②インド留学の動機と目的

漠然としたものです。ヨーガに関心をもち、その勉強にはインドが最適の場所だったのでインドに留学しました。

当初はヨーガ・セラピーにも関心があり、帰国してから仕事としてやっていくことも選択肢としてもっていましたが、
最近ではあまり考えなくなりました。

インドへの留学を決断するにあたっては、大学院の先生のアドバイスが大きかったです。

ヨーガに関心があるならインドの大学で本格的に勉強してきなさいと強く勧めてくださいました。

そして、大学を調べていたところ、相方先生のブログを知り、カイヴァリヤダーマへの入学を決めました。

入学の準備段階から現在まで、相方先生には本当にお世話になりっぱなしです。

また、東京の本郷先生、ディプロマコースを卒業されている
前川さんご夫妻、田中さん、そして明里さんにもアドバイスをいただきました。

この場をお借りしてみなさんに感謝申し上げます。


③今までのヨーガの学習歴

CCYに参加するまでは、ほとんど何もしていません。ただ、スワーミー・クヴァラヤナンダ著『ヨーガ・セラピー』はある程度読んでいました。


④今後の展望や希望

明確な展望はまだありません。無事に来年の4月を迎えることが最優先事項です。

とにかく、いま経験していることがどんな形でもいいので、少しでも今後の自分の生活に活きてくることを願っています。

また、ヨーガに関心をもっている日本の方々に、インドの伝統的なヨーガについての適切な情報を伝える取り組みができればいいなと思っています。


1)場所と環境

①雨季のロナウラ環境

人によって感じ方は異なるでしょうが、私にとってはかなり過酷な環境でした。ふつうに生活していくだけで疲れます。

そういうわけで、勉強は二の次になってしまいました。精神面も含めて体調に問題を抱えていると、この時期をやり過ごすのはそれだけで一苦労です。


②学生寮の設備

他の留学生の方々は「ソーハム・クティ」という建物を利用していますが、私はカイヴァリヤダーマ付属ホスピタルの一室に滞在しています。

ソーハムは基本的に相部屋ですが、私の部屋はシングルでの利用がほとんどのようです。そのため、シングル利用の
追加料金はありませんでした。

ベッドのせいで部屋が狭く感じられたので撤去し、いまは広々としています。4畳半ほどですが、机とマットレスしか
ないので十分なスペースです。

バス・トイレは共同です。わりと清潔だし、自分で掃除しなくていいのでこの点は気になってません。

部屋のなかもスタッフに頼めば掃除してくれます(ソーハムでは掃除のサービスはなかったと記憶しています)。

改善してほしい点がいくつかあるものの、慣れてしまえばおおむね快適な環境だといえます。


③キャンパス・ライフの近況

雨もそれほど頻繁に降らなくなったのがありがたいです。おかげで傘を持ち歩かなくてよくなりました。以前は靴をはくのと同じような感覚で、出がけに傘を手にしていました。

現在はディワリ(インドのお正月)の休暇中です。2週間の休暇なのでほとんどのインドの学生はいなかに帰っています。そして、休暇明けには中間テストが待っています。


2)カレッジについて

①今年度の授業料
4300ドル

②クラスの仲間(インド人・外国人)

・外国人学生
日本人は私を含め3人(女性1人、男性2人)です。他に、香港、エストニアの女性各1名の計5人。

ディプロマコースにはD.Y.Ed.(「ヨーガ教育」)以外に「ヨーガセラピー・コース」もあり、ブラジルからの留学生が1人在籍しています。

・インドの学生
男性、女性各20人弱。男子学生についていうと、当初、彼らのなかにいると都会の学校から田舎へやってきた転校生みたいな気分になることが多々ありました。

いまは慣れましたが、とにかく「うざい」感じでした。
自慢できることではありませんが、私自身が物事にストレートに反応する方で、スマートではないインド人学生数人と何度か言い合いになりました。その後は無難に付き合ってます。

とはいうものの、彼らから学ぶことも多く、インドの学生、また他の留学生と接することで、人との付き合い方の幅が広がりました。

必ずしも良いことだとは思いませんが、他人に安易に係わることが減った気がします。


③講師陣

アーサナ等を指導するバハラート・シン先生がインド政府の文化交流プロジェクト(ICCR)で長期間エジプトに派遣されています。

代わりに、デシュパンデ先生と若手のラジニーシ先生が実習の指導をされてしまいました。

女子学生を指導する先生も他国に派遣されたようです。セオリーを講義される先生方は例年通りだと思います。みなさん個性的な方ばかりです。

④実習クラスの進行状況

だんだん難しいアーサナが導入されています。また、「レッスンプラン」(学生が講師を務める模擬授業)がこれまで2回ありました。

すべて英語で説明しなけらばならないので大変です。多くの学生が「カンペ」を見ながら授業をしていたところ、指導教官から「次回からカンペみたら0点」というお達しがあり、次からはもっと大変になりそうです。

9月の末頃からはクリヤ(浄化法)が始まりました。クリヤの日は、朝っぱらから阿鼻叫喚です。


⑤講義の進行状況

あまり把握できていませんが、わかっている範囲内でいうと、

「パタンジャラ・ヨーガ・スートラ」:
概論(サーンキヤ哲学など)のあと、4章立てであるヨーガ・スートラの1章(サマーディ・パーダ)を終えました。

「ヨーギック・テキスト」:
ヨーガの諸学派についての概論、ハタ・ヨーガの基本文献(「ハタプラディピカ」、「ゲーランダ・サンヒター」)の概論、ヨーガにおける食事、アーサナ、クリヤなど。

「カルチュラル・シンセシス」:
「価値」を中心にヨーガ、教育そして文化等との関係について講義されています。また、「文化と文明」、インド哲学の諸学派についても解説されました。

「ヨーガとメンタルヘルス」:
テーマが多岐にわたっていました。具体的なことはあまり覚えていません。

「ヨーガにおける解剖学と生理学」:
一通り解剖学・生理学全般の基礎を講義したあと、個々のヨーガの実習(アーサナ、クリヤ、プラーナヤーマ)を解剖学、生理学の観点から解説。

「ティーチング・メソッド」:
実際にヨーガを教えるにあたって知っておくべきことがテーマで、他の教科よりも実践的な内容でした。
各教科週2回の講義のところ、この教科だけ週3回あり、そのぶん他の講義よりも早い時期に終了しています。後にその時間がレッスンプランにあてられました。


⑥同時進行の「ヨーガ・セラピー・ディプロマ・コース」の様子

例年がどのような様子なのか知りませんが、今年は学生が3人しかいません。学生によると、かなりアバウトなカリキュラムのようで、不満タラタラといった感じです。

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3)3ヶ月経過した感想

しんどかったです(いまもそうですが)。思うように進まなかったことばかりの3ヶ月でした。机に向かってやる勉強はほとんど進んでいません。

もっとも、自分なりの教訓もこの間にいくつも得られ、中身の濃い3ヶ月ではありました。

「ディプロマ・コースはディワリの休暇明けからが本番」と相方先生が常々おっしゃっていたので、これからそうなることを願っています。


4)今後ロナウラ留学を考えられている方へのアドバイス

とりあえず、留学する目的を明確にされておくと良いかと思います。

それと、カイヴァリヤダーマについての情報収集もお忘れなく。

もし伝統的なヨーガの学修を一番に求められているということでしたら、日本にいる間にどういう準備をすればよいかも
ある程度明確になるかと思われます。

(例えば、英語の能力の獲得、ヨーガやその文献の基礎知識の習得等々をある程度のレベルまでもっていっておくと、講義での理解度がかなり違ってくるはずです)。

といっても、実際に来てみて初めてわかることもあるでしょうから、あまり深刻に考えすぎなくてもいいかもしれませんが。

ディプロマコースは一年弱と長期間で、また少なくないお金も必要となります。

参加してみて「これは失敗した」ということにならないように、まずは6週間コースのCCYを受講されることをオススメします。

(ちなみに、このアドバイスは相方先生と本郷先生の受け売りです)。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

2010年10月28日木曜日

カイヴァリヤダーマ研究所2010:ディプロマ・コース3ヶ月経過レポート

カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ
ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)・3ヶ月経過レポート     
期間:2010年7月-2011年4月(1学年)

ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」のシリーズです。

今年度(2010-11)の付属カレッジのヨーガ教育・ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)に、日本人の留学生の方が3名在籍中です(男性2名と女性1名)。

コースは7月15日にスタートしました。来年4月末まで続きます。

以下は、今年の日本人留学生「A.S.」さん(男性)の3ヶ月経過レポートです。

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「A.S.」さんは愛知県出身、20代前半、
チャレンジ精神に溢れた前途有望な好青年です。東京の大学卒業後、整体治療の勉強・実践を続けておられました。

「A.S.」さんのロナウラ・ヨーガ留学のブログが進行中です。
http://kama64.blog.shinobi.jp/

 


雨季のプネー・ロナウラ

西インド・マハーラーシュトラ州プネー・ロナウラ界隈では、6月上旬に雨季がスタートしています。雨季中は、ロナウラはインド有数の多雨地区になります。

実際、7月・8月のロナウラは雨地獄・水地獄と言っても良いです。アラビヤ海からやって来た雨雲がロナウラで集中的に雨を落とします。その水を利用するために、ロナウラにはダム湖が多数あります。大都市ムンバイの水瓶です。

一方、ロナウラから60キロしか離れていないプネーの
降雨量はロナウラの数分の一です。中世にペシュワー王国の首都であったプネーは、雨季中も快適な気候です。

10月に雨季が終わり、さわやかな乾季に入ると、一転、ロナウラはインド有数のリゾート・タウンになります。
 
何事も、天候も、極端から極端に、ドラマチックに振れるのが、インドの特性でしょうか。


10月17日(日)は「ダサラ」

今年は10月17日(日)がヒンドゥーの祭日「ダサラ」でした。
「善」により「悪」が打ち負かされたことを記念する日で、インド・ネパールではいろいろな形のヒンドゥー祭として祝われます。

例えば、「ダサラ」は叙事詩「ラーマーヤナ」の王子ラーマが魔神王ラーヴァナを打ち倒した日ですし、女神ドゥルガーが魔王マヒシャを打ち倒した日でもあります。

「ダサラ」までの9日間が「ナヴァ・ラトリー(9夜)」で、
10日目が「ヴィジャヤ・ダシャミン(勝利の10日目)」と言います。

西インドのグジャラート州や、その隣でクジャラート人も多いマハーラーシュトラ州西部では、「ナヴァ・ラトリー」の9夜、2本のスティックを使った「ドゥンディア」というダンスのパーティが老若男女入り乱れて毎夜開かれます。民俗調ディスコですね。

東インドの西ベンガル州やネパール方面では、ドゥルガー祭が盛大に祝われます。「ダサラ」が来ると、この界隈は雨季は完全に終息、来年6月まで乾季です。

「ダサラ」は新しい事業を始めるのに縁起の良い日とされ、
創業日・創立日を「ダサラ」に合わせる慣習があります。

ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」も「ダサラ」が創立記念日です。1924年の「ダサラ」の日に創立され、毎年創立記念日として祝われます。


それにしても.....

それにしても....
毎年毎年「ダサラ」により、「善」により「悪」が取り除かれたとインドでは祝われているのですが...それにしては、「悪」が減っている気配はさっぱりないですね。

むしろ、年々「悪」も益々盛ん、というように見えますが.....考え方によっては、毎年盛大に「ダサラ」を行っているので、この程度に「悪」は抑えられているのであって、もし、「ダサラ」をやっていないと、今頃どうなっているか....考えるのもおそろしい(笑)。

そういう訳で、年中行事、祭礼事はたいせつのようです。
おかげで、この程度に抑えられている、ということで.....


インド留学で「ヨーガ」のステップ・アップ

インドへの短期・長期留学で、「ヨーガ」の勉強を深めたい方は、どうぞ、お気軽にお問い合わせ下さい。的確なガイダンスと必要なサポートを提供させて頂きます。

『カイヴァリヤダーマ』のオフィスや付属カレッジとの調整や、ムンバイ空港到着後の出迎、車の手配、また、日本語ガイドなどの手配も可能です。


付属カレッジのコース
(Gordhandas Seksaria Colledge of Yoga & Cultural Synthesis)
紹介ビデオ→
http://www.youtube.com/watch?v=P4xypLhPytw

付属カレッジは、インドで初めてのヨーガを大学教育の枠組みで扱う専門カレッジとして1950年に開校、すでに60年近い歴史があります。

現在までにインドの教育分野に多くの有意な人材を輩出しています。

○6週間コース(CCY)

期間:6週間で年2回開講(冬・夏)
資格:受講資格は高校課程修了以上
定員:インド人65名+外国人
費用:授業料・宿泊・食事込で1000ドル(2人部屋利用の場合)
目的:ベーシックで体系的なヨーガの理論と実習を紹介
冬期:1月16日ー2月20日(締切12月末)
夏期:5月 2日ー6月11日( 〃 3月末)

日本人受講生のフィードバック → http://hhyoga.blogspot.com/
→ [カイヴァリヤダーマCCY+] 


○上級4週間コース
(ATTC)

期間:4週間で年1回(3月15日ー4月15日)
資格:ヨーガ教師歴2年以上
定員:20名(インド人+外国人)
締切:3月6日
費用:受講料・宿泊・食事込で1500ドル(2人部屋利用の場合)

目的:ある期間ヨーガの指導歴のある方が伝統的ヨーガの枠組みをより深く把握し、ヨーガの知識と自信を深めるためのコース。

日本人受講生のフィードバック → http://hhyoga.blogspot.com/
→ [カイヴァリヤダーマCCY+] 


○ヨーガ教育・ディプロマ・コース
(DYEd)

期間:1学年(7月16日開講、翌年4月20日まで)
資格:大卒(理系・文系学部を問わず、卒業成績45%以上)
年齢:35歳まで(外国人は年齢制限なし)
締切:5月末
費用:授業料・宿泊・食事込で留学生4300ドル (2人部屋利用の場合)
目的:将来ヨーガの専門家・研究者となる基礎を提供するコース。

日本人受講生のフィードバック → http://hhyoga.blogspot.com/
→ [カイヴァリヤダーマDYEd] 



フィードバックの項目

「A.S.」さんには、
次の項目で3ヶ月経過レポートをお願いしました。  

【プロフィール】
①日本の住所
②留学までの学歴・経歴
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

【ヨーガとの関わり】
①ヨーガ歴
②インド留学の動機と目的
③今までのヨーガの学習歴
④今後の展望や希望

1)場所と環境
①雨季のロナウラ環境
②学生寮の設備
③キャンパス・ライフの近況

2)カレッジについて
①今年度の授業料
②クラスの仲間(インド人・外国人)
・外国人学生について
・インド人学生について
③講師陣
④実習クラスの進行状況
⑤講義の進行状況
⑥同時進行の「ヨーガ・セラピー・ディプロマ・コース」の様子

3)3ヶ月経過した感想

4)今後ロナウラ留学を考えられている方へのアドバイス


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ・ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)
3ヶ月経過レポート:「S.A.」さん(愛知出身)

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【プロフィール】

①日本の住所
愛知県

②留学までの学歴・経歴
帝京大学法学部卒その後、整体その他の職歴

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
ボディワークと技術の会得


【ヨーガとの関わり


①ヨーガ歴
無いです。0年(^^;

②インド留学の動機と目的

インド行きたいな。最近ヨーガに目がいくんだよね。今度はヨーガも勉強してみようか。おっ、留学先があるぞ。ここに行こう!というのが動機です(笑

目的については ヨーガを知る、体験する。というのが一番ですが施術技法や、自分探しではありませんが、人生模索等もあります。当初は、療養という目的もありました。

③今までのヨーガの学習歴

相方先生のセミナーに4日参加

④今後の展望や希望

ヨーガや、今まで学んだ技術を自分の人生や在り方において、どういった位置づけにするか?先ず、当面はそこから。これから、どんな縁があるか分からないので自分だけで決めれば良いというものでも無いですが。


1)場所と環境

①雨季のロナウラ環境

今年は降水量少なめ、とのこと。雨が降らない日は珍しいです。たまの太陽を拝むほどです。ナイロン製のカバンやベルトにカビが生える等毎日、日本列島に台風接近中な有様です。

体調を全く崩さない生徒は少なかったです。雨期がどうというより、ロナワラが特殊環境な様です。


②学生寮の設備

はじめにシングルを希望したのですが、何故か通らず「ソーハム・クティ」という所に二人部屋でした。途中から「ソーハム」に一人になり、シングル料金を支払いました。流し、トイレ、バス、ベッド2つ山の中の小屋をイメージしていただければ、
そこより良い施設だと思います。

インドをバックパッカー等で旅された経験のある方には、綺麗で、アメニティ溢れる部屋ですが、日本の住宅と比較すると、そうではありません


③キャンパス・ライフの近況

雨期明けですが、今度は気圧か、謎の頭痛に悩む自分を含む生徒達。 日々、楽しく過ごしていますが、学業でも、生活でも、良くも悪くも次から次へ~という流れが止まりません。


2)カレッジについて

①今年度の授業料

部屋が二人部屋で4300ドル シングルは基本5300ですがホスピタルのオフィスに左右されるので、状況次第です。

基本4300ドルというのが間違いのないところの様です。


②クラスの仲間(インド人・外国人)

・外国人学生について

今年は日本人含めた5人がヨーガ教育(DYEd)、

1人がセラピー・ディプロマ・コースです。その内2人は飯が辛い。辛くて食えない。と嘆いています。

・インド人学生について

日本人は、気質的に、一括にしてしまいがちですがインド人生徒も当たり前の様に十人十色です。アーサナのチャンピョンシップもいれば 伝統的に習ってきた生徒もいますし 当然、ヨーガ未経験の生徒もいます。

学歴も、職業も色々 ヨーガビジネスの流行もあってか、海外でヨーガを教えたい人も少なくないです。


③講師陣

・シャルマ先生(ヨーガ・スートラ)
・サハイ先生(ヨーガ文献)
・ガングリー先生(ティーチングメソッド)
・バーレーカー先生(アナトミー、フィジオロジー&ヨーガセラピー)
・ボーガル先生(メンタルヘルス、ストレスマネジメント)
・ボーデ先生(バリューエデュケーション)


④実習クラスの進行状況

アーサナは、アドバンスアーサナに入りました。視界が天地逆転するアーサナがいっぱいです。
どうにも苦手です。最近は何故かスーリヤ・ナマスカールなんかもやっています。

クリアはジャラネティ等まで。


⑤講義の進行状況

「ヨーガ・スートラ」でいうなら
「第1章サマーディパタ」が終わり、質疑に入りました。アナトミー、フィジオロジーでは、主にアーサナの解剖生理学的な解説です。ヨーガ文献は、ヨーガ全般の諸紹介を終え、「ハタ・プラディーピカー」、「ゲーランダ・サンヒター」が良く出てくる講義です。


⑥同時進行の「ヨーガ・セラピー・ディプロマ・コース」の様子

良く分りません。


3)3ヶ月経過した感想

個人的な持病もあってか、次から次へと、課題、問題が追ってきます。自分が出る、自分に必要な事が出てくる、というのは本当の様です。


4)今後ロナウラ留学を考えられている方へのアドバイス

当たり前の様に、インドでは日本の常識は通じません。しかし、インドにもインドの常識は在るのです。彼らに日本の常識を期待したり、押し付けたりすると厳しいです。

「何で分かってくれないのか?」という考え方が、ココでは如何に甘い考え方か。少し仲良くなると、インド人の方でも彼らの常識を押しつけてくることもあるでしょう。

自分は「トイレットペーパーなんか使うな。インド人はそれが嫌いなんだ。分ったか?もう使うな!」等と言われました^^;

また、プライバシーの概念も希薄です。部屋に入れると、平気でクローゼットやら引出やら、ノートパソコンのファイル等を勝手に見たり、開いたり。なんて事もありました。流石に外国人に上記をするのは少数派ですが、意外とそれらは彼らの常識の内にあるようです。

とあるインド人生徒がトイレットペーパーを使って、変わり者扱いされていましたし。「カイヴァリヤダーマ」は緑のある良い所ですが少なくとも、雨期とここ最近まではタフさが要求されま。

軽い気持ちで、現実逃避に来る所ではありません。また、重い気持ちで、現実逃避に来ても潰れます。多少なりとも、向学心や、なにかしらの目的をもって、健康な心身で来られる事をお勧めします。

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

タイの瞑想センターでヴィパッサナー修行(続)

タイの瞑想センターでヴィパッサナー修行③ 
2010年9月1日(水)ー12日(日) 

こんにちは!!みなさん、お元気でお過ごしでしょうか。

これは「アジアの精神性とヨーガ」をテーマにしたシリーズです。タイでの瞑想コース参加体験のフィードバック・シリーズです。

今回は、9月1日(水)ー12日(日)にピサヌロークにある瞑想センターで
10日間のヴィパッサナー・コースに参加された「N.N.」(広島在住)さんのフィードバックです。
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「タイランド・ヴィパッサナー・センター : ダンマ・アバー」
Thailand Vipassana Centre - Dhamma Abha
138 Baan Huayplu,Tambon Kaengsopa, Amphur, Wangthong,
Phitsanulok 65220, Thailand
Website:
http://www.abha.dhamma.org/


バンコクから車で5-6時間、中部タイのピサヌローク という町にあります。外国人受け入れ体制があり、
日本語サポートもあります。

「N.N.」さんは、タイでの次のプログラムに参加されています。・2008年1月:「パナソム」での合宿セミナー(4泊5日)「N.N.」さんは海外旅行がご趣味で、世界各地を訪問されています。

今回は1か月の休暇中に、まず、タイで瞑想コースに参加、
その後ネパールにご旅行に行かれました。


ヨーガと瞑想

わたしたちが「ヨーガ」に期待しているものは、身体レベルでのフィットネス・ウエルネスだけでなく、精神的な面での向上と充足感です。人生の意味は、精神性の向上にあると、考えることは、アジアの仏教文化圏に属するわたしたち日本人にとっても、
ふつうの感性です。

精神文化を否定し、物質の世界だけで人間社会を考える唯物論・共産主義が支配する隣国の台頭は、ある意味、わたしたちに日本人に「精神性」の価値に
ついての再考を促しているように思えます。

より良く知り、より正しくあり、より良く生きることは、わたしたちみんなの、人類共通の願いです。そのためには、自分の内なる「精神性」を醸成して行く
ための、信頼できる方法が必要です。

インドの精神文化にルーツのある「伝統的ヨーガ」と「伝統的瞑想法(Vipassana)」は現代に生きるわたしたちにも、的確で現実的な方法を
提供してくれています。

最近流行のエクササイズ中心の「新興ヨーガ」には方法論上の問題があり、精神面への効果を期待する
ことは無理です。

身心の統合を無理なく促進して行く方法論は、「ハタ・ヨーガ」をベースにした「伝統的ヨーガ」にあります。また、「ヨーガ」は瞑想を前提としたホディ・ワークですので、本格的な瞑想修行の経験が「ヨーガ」のシステム全体への
洞察を、無理なく深めてくれます。

そのためには、わたしたち日本人には、仏教の原点にある伝統的な瞑想法(Vipassana)について
知ることが有効であり、最短コースのようです。


タイで本格瞑想修行

「ヨーガ」の研修で海外まで出かけるならば、東南アジアの仏教国の瞑想環境や瞑想施設も、
大いに活用させて貰うことにメリットがあります。

上座部仏教国であるタイは、瞑想の本場です。環境と設備が整った瞑想センターが無数にあり、
外国人の受け入れ体制も十分です。

期間:日本との移動を含めて2週間以内
運賃:早めの予約で飛行機代5万円以内
費用:ドネーション・システムで常識的参加費
 

環境:自然充実のセンター、瞑想環境抜群
施設:全室個室、シンプルながら申し分なし
食事:タイ料理の完全菜食
言語:英語とタイ語のバイリンガル、日本語サポート有り
 
英語にやや不安のある方でも、日本にもある関連センターで一度予習をして来れば、ほぼ問題なくタイの瞑想センターでの本番に進めるでしょう。

タイでの本格的な瞑想修行に興味のある方は、どうぞ、お気軽にお問い合わせ下さい。
的確なガイダンスと必要なサポートを提供させて頂きます。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

タイの瞑想センターでヴィパッサナー修行③
2010年9月1日(水)ー12日(日)
「N.N.」さん(広島在住)

「タイランド・ヴィパッサナー・センター : ダンマ・アバー」
Thailand Vipassana Centre - Dhamma Abha
138 Baan Huayplu,Tambon Kaengsopa, Amphur, Wangthong,
Phitsanulok 65220, Thailand
Website:
http://www.abha.dhamma.org/

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相方ひろし先生相方ひでこ先生お世話になります。そろそろバンコクは雨季も明ける時期だと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?

バンコクでは本当にいろいろとありがとうございました。10月はじめにネパールから無事帰国しました....ネパールは仏教とヒンドゥー教が混在した国で、とても興味深くまわることができました。

また、「瞑想効果」なのでしょうか??何かちょっとしたトラブルがあっても、以前のようにイライラッとしてしまったり変にあせったりすることもなく、いつも穏やかでくつろいだ気持ちでいることができました。そして、たくさんのよき出会いにも恵まれ、
とても楽しく旅することができました。

以下、タイでの瞑想コースのフィードバックです。遅くなってしまいまして、すみませんでした。

今回のタイでの瞑想コースは
私にとって本当に素晴らしい経験となりました。ヨーガも、瞑想も、毎日コンスタントに実践していこうと思います。

そして、ヴィパッサナーも先生のヨーガ講座も、興味のある方にはどんどんお薦めしたいと思います!!いつもながら、とても充実した学びを得ることができるのは、
相方先生の適切なアドバイスと、きめ細やかなサポートのおかげです。

本当に本当にありがとうございます。また何かの折りにはどうかよろしくお願いいたします。
先生のますますのご活躍とご発展をお祈りいたします。
N.N.


【プロフィール】

①住んでいるところ  
広島

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと 

以前は大学にて総務課勤務、アロマセラピスト&インストラクター、 タイ式マッサージ、ヨーガインストラクター等をしていました。

現在は法律系の国家資格の筆記合格後、口述試験を終えて、 最終発表まで休養中です。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

さまざまな自然療法、ヨーガ、哲学、旅、読書、映画鑑賞、美術館巡り、 スローライフなどです

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

ヨーガ歴は6年になります。 元々自然療法等に興味があったこともあり、
心と身体のバランスをとることを模索中に、ヨーガに興味を持ちました。

⑤今後のヨーガへの展望や希望 

ヨーガを特別なものとして行うのではなく、日常の中で、こつこつと、 人生を豊かにしてゆくために行っていきたいです。

日本社会においては、ダイエット目的・スポーツ的な扱いや 資格取得目的などの一面的な扱い方ではなく、 もっと広く深い意味で、人間形成に役立つものとして
広まっていくことを望みます・・・


【フィードバック】

1)瞑想センターの場所と環境

①ピサヌロークの環境

バンコクから車で5~6時間のスコータイの近くで、 緑が多く、のんびりしたところです。 私はインターネットで申し込んだ際に紹介された、 バンコクからのチャーターバス(往復900バーツ)に乗って センターまで行ったので楽でした。

外国人の方は、
ほとんどがこのチャーターバスを利用されていたようでした。 ローカルバス等でアクセスすることもできるようですが、 英語が通じにくく、日本人のタイ語の発音では地名ですら 伝わらないことが多いので大変そうです。


②センターの施設
 

「瞑想センター」というよりも、 「保養施設」にやって来たような感じでした。 周りは緑一色で、
ほぼ虫や蛙や鳥の鳴き声しか聴こえてきません。

コース途中で逃亡(笑)できないようにロープ等で仕切られていましたが、特に息苦しさは感じませんでした。休憩時間にぼーっと周りの景色を眺めているだけで
とても癒される、そんな環境でした。

宿泊棟、瞑想ホール、個人用の瞑想部屋、ダイニングルーム、ビデオルーム等、
建物もそれぞれ綺麗でしっかり調っていました。

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③泊まる部屋と食事

女性は最近建てられた新しい棟でした。 各部屋トイレ・ホットシャワーつきの、 ホテルのシングル並みのきれいな個室に
とまることができました 部屋の前には洗濯物を干すスペースがあり、 掃除道具や扇風機、ハンガー、洗濯バサミ、バケツ、 蚊帳も完備されていました。

食器類と布巾も各自に用意されます。 男性の場合は、トイレ・シャワー共同で、
2畳程度のスペースの個室が与えられたようです。

食事は朝、昼はバイキング形式の菜食を出していただき、夕方は基本的に出ない・・・はずなのですが、軽食(ハーブティー、各種フルーツ、ビスケット、カップラーメン、 トースト、シリアル、コーヒー、紅茶、ココアなどなど)が
用意されていました。

毎日それぞれバラエティーに富んでいて、思った以上に種類も多く、ドリンクもびっくりするくらい色々と用意されていて美味しくいただくことができたので、
大変満足でした。

(最後の日に他の人々と話したとき、「毎日同じような味付けで飽きた」と言っている人も
わりといましたが・・・・私は大丈夫でした)

瞑想修行の施設でこんなにたっぷりお食事をいただけるなんて、 贅沢過ぎるくらいシアワセだ、と思いました。 しかも夕食は出ない、と思っていたのに、結構な種類の乾物やドリンクが用意されていたため、周りのタイの人々はみんなトーストやカップラーメンを
いつもの夕食分くらいどっさり食べていたようでした(笑)。。。


④スタッフの対応

女性の中では外国人は私一人ということもあって、
いつも何かと気にかけていただき、絶妙なタイミングでいろいろとお世話していただいたので、
大変助かりました。

バンコクに着いた途端なぜか急に時計が壊れてしまい、携帯も預けなければならなかったので、時間がわかりずらくて困ってしまっていたのですが、スタッフの方がご自分の時計を貸してくださったりして、
とても助かりました。

ちょうどよい距離感や、かゆいところまで手が届く細かい気配りなど、
見習うことばかりでした。 皆が気持ちよく過ごせる環境をつくっていくことを ナチュラルにできる素晴らしさを学ばせていただきました。


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2)10日間コースについて

①コース中の日課へのコメント


4:00    起床
4:30- 6:30 瞑想
6:30- 8:00 朝食・休憩
8:00- 9:00 グループ瞑想
9:00-11:00 瞑想
11:00-13:00 昼食・休憩
13:00-14:30 瞑想
14:30-15:30 グループ瞑想
15:30-17:00 瞑想
17:00-18:00 ティータイム
18:00-19:00 グループ瞑想
19:00-20:30 講話
20:30-21:00 瞑想
21:00   質問
21:30   消灯


朝は寝坊しないか心配でしたが、
大変大きな鐘で起こされるので、
寝過ごすこともなく、起床後すぐ掃除してました。

瞑想コースがすすむにつれ、3時~3時半くらいに自然と目が覚めるようになりました。
不思議。

毎食後は瞑想中に眠くならないよう、30分散歩コースでウォーキング&部屋の掃除をしてました。 シャワーは16時半以降に浴びるように、と言われたような気がするのですが(?)、みんな結構朝から晩まで、
好きな時間に浴びていたようでした。

毎日3回の「グループ瞑想」以外の瞑想時間は、瞑想ホールから出て自分の部屋に帰ったり、途中で休憩してもいいようでした。 私は自分の部屋に帰ると寝てしまいそうだったので、
ずっと瞑想ホールで瞑想していました。

インストラクションはインドなまり?のちょっと聞きづらい英語ですが、、、講話は日本語のデータを別室でひとりで聞くことが
できたので、よかったです。


②瞑想コース中に洞察が深まったこと

「身体に起こる感覚をただ観察する」ということは、
ヨーガでも行っていたつもり、でしたが、じっと座ったままでも身体全体に起こっている感覚を感じ取る、ということがはじめてで、
最初はとても戸惑いました。

そしてその中で、表面の感覚から、深部の感覚まで、あらゆるさまざまな感覚があることを、はじめてまざまざと感じることができ、自分は今まで純粋な「感覚」ではなく、感覚から生じる「反応」を観察していただけだったのか、
ということにいまさらながら気づきました。

感覚と、感覚に対する反応を混同してしまっていた自分の過ちを体感できたのが、とても学びになりました。 「頭でわかっているだけじゃなく、体感しなければ意味がない」
ということを、まさに体感することができました。

また、「グループ瞑想のときは、身体をできるだけ動かさないように」と先生から言われたので、腰や昔怪我した右ひざが激しく痛くても、意地でも動かすもんか!とがんばっていましたが、そうするとだんだんイライラ感が募ってきて、「なんでこんなこと一生懸命やってるんだろ?ばかみたい?」と、急に投げやりな気持ちになる自分も
出てきたりしました。

それでも我慢して身体を動かさずにじっと観察していると、突然ふっと手品のようにあちこちの痛みが消えてふわっとすべてが流れてゆき、気持ちが無になる瞬間を感じたとき、「ああ、これか、、、」と、
驚きながらも納得できました。

が、それで「やった!」とちょっといい気になりそうになると、また次の痛みやイライラや嫌悪感が襲ってきて、、、、ということの繰り返しで、ゆく川の流れのように、いろいろなものがとどまることなく流転していく様子を、最も身近な心身まるごとでしっかりと実感できたのが
よかったです。

そして、その様子を本当にただ淡々と見つめることができれば、確かに、人生どんなことがあっても、楽ちん=楽しく過ごせるようになるのかも、と、頭ではなく、身体が感じ取ることができたのが
大きかったです。


③瞑想コース中に直面したチャレンジ

最初の数日間は、ひたすら肩から腰が痛くて、
心の中は煩悩だらけでした。

しかも、講話で言われていたような「心の奥底の深い闇が出てくる」という、いわば心の治療が進んだわけではなく、好きな音楽がひたすら流れたり、会ったこともない人とまだ行ったことのない場所を旅する妄想だったりと、楽しいことばかりで、軽々しい妄想に踊らされているだけで時間が過ぎていき、
情けないですが、まったく瞑想どころではありませんでした。

4日目以降にヴィパッサナー瞑想をはじめてからは、少し体の痛みが落ち着いてきましたが、今度は講話で指摘される‘瞑想中の罠’・・・たとえば、「体全体が流れる感覚の気持ちよさに執着」してしまったりするなどの、いわゆる典型的な落とし穴に、
おもしろいように引っ掛かりました。

また、4日目以降は毎晩、今までの自分の人生にかかわった人々が、リアルな映画のごとくオールスターキャストで数本立てで夢に出てくるようになり、それが驚くほどくっきり記憶に残っていて面白かったため、そのことを瞑想中に思い出してしまって
しばしば気が散ることもありました。

常に「感覚をありのままに観察する」ということが
いかに難しいか思い知らされました。


④タイで瞑想コースに参加した意義があったかどうか

仏教思想が当たり前のように生活に溶け込んでいる
タイで受けることができて、大変よかったです。

タイの方々はまじめで穏やかで、きれい好きでしたから、一緒に瞑想修行している中で、会話をしなくても、なぜかとても居心地がよく、気持ちよく瞑想に
集中することができました。

さらに、施設はきちんとととのっていますし、食事も美味しいですし、最高です。 そして沈黙が解かれた後は、周りの方々が、タイ語がわからない私にも大変フレンドリーに、英語やボディランゲージで一生懸命コミュニケーションをとろうとしてくださり、
タイの方々のホスピタリティーを有り難く思いました。

最初から最後まで充実した瞑想修行をすることができました。


3)総括:ヨーガと瞑想(Vipassana)についての考察

プラーナヤーマで敢えて「呼吸をコントロールする」
ということを行なっていたおかげで、瞑想での「コントロールしない自然な呼吸」との違いがわかりやすかったですし、また、瞑想の間、ずっと同じ姿勢を保つことも、ヨーガでアーサナを行っているのといないのとでは全然違ったようで、ヨーガを日々行っていると、
自然と瞑想のやりやすい体になるのかな・・・と感じました。

瞑想において、感覚に意識を集中する、 という段階も、ヨーガを行っていると入りやすいですし、逆に、10日間の瞑想コースの後でヨーガを行うと、より微細で、深い部分まで広がっていくような、今までになかった感覚まで感じ取れるようになり、 心身のリラックス感やものの捉え方が
ずいぶん変わった気がします。

瞑想を行なうことによって、ヨーガを行っていくことの意義が、頭や理論だけでなく、体で「いま、この瞬間」にしっかりと体感できるのは
とても大きいです。また、逆もしかり、です。

ヨーガと瞑想は、どちらも続けて行なっていくことによって、それぞれに理解が深まり、相乗効果があるものなのだ、
と、今回、身に染みて思いました。

また、日本人にとっては特に、、、ヨーガだけを行なうのではなく、ヴィパッサナー瞑想を並行して行なうことにより、より現実的で実際的なヨーガへのアプローチが
できるようになるのではないか・・・と思います。

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