2009年10月28日水曜日

沖縄編2009

10月は日本への出張がありました。10月10日(土)・12日(月)の3連休を利用して、沖縄の久高島で合宿セミナー『沖縄編2009』が実施されました。

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日程:10月10日(土)ー12日(月)+追加プログラム
会場:沖縄・久高島交流館
対象:主にリピーターの方対象 
費用:総経費頭割りのシェアリング+ダーナ方式
 
 
沖縄・久高島について

沖縄の久高島は、日本に、大陸から「仏教」や「儒教」といった「大陸文化」が入ってくる前の、日本の原型・基底部分を知ることが出来る貴重な場所のひとつです。歴史的にも、現代的にも、いろいろな逸話のある場所です。

「久高島」について
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%85%E9%AB%98%E5%B3%B6
「久高島」のホームページ
http://www.kudakajima.jp/
合宿セミナーの会場:久高島交流館
http://www.kudakajima.jp/kouryuukan/index.html
 
今回の合宿セミナーの会場は「久高島交流館」でした。2階建ての建物で、1階に多目的ホール、宿泊用の部屋は1階に10畳間4室、2階に8畳間4室があります。


合宿セミナーの必要経費・受講料

参加費用は、「シェアリング+ダーナ」のシステムです。必要経費の見積りを頭割りした分を参加者のみなさんから運営資金としてお預かりしました。

受講料の部分は、プログラム終了後に参加者の方がご自分の満足度・納得度で決められるダーナ(寄付)方式で、定額の受講料の設定はありません。「精神性」に関する「知識」にお金で値段を付けてはいけない、という伝統が遵守されています。


「沖縄編2009」の2泊3日のスケジュール

10月10日(土)
12:00- 昼食・交流館チェックイン
14:00-15:30 オリエンテーション・講義①
15:30-16:00 ティー・タイム
16:00-17:45 実習②
18:00-19:30 夕食・自由時間
19:30-21:30 講義③

10月11日(日)
06:00-08:00 実習④
08:00-10:00  朝食・自由時間
10:00-12:00  実習・講義⑤
12:00   昼食・自由時間
13:00-16:30 久高島の歴史文化探訪
17:00-18:00 実習⑥
18:00-19:30 夕食・自由時間
19:30-22:00 講義⑦

10月12日(月)
06:00-08:00 実習⑧
08:00-09:30  朝食・自由時間
09:30-12:00  実習・講義⑨
12:00 チェックアウト・昼食

※午後・夜は沖縄本島で追加プログラムがありました。 

 
 
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参加者の方からのフィードバック

『沖縄編2009』には13名の方が参加されました。

以下は、ご姉妹で参加された宮崎在住の「N.K.」さん(女性)と広島在住の「A.K.」さん(女性)、名古屋在住の「T.T.」さん(男性)と「N.A.」さん(女性)、神奈川在住の「A.Y.」さん(女性)、沖縄在住の「K.K.」さん(男性)、の6名の方のフィードバックです。 

宮崎在住の「N.K.」さんは、宮崎で「ヨーガ・スタジオ」を運営されています。妹の広島在住の「A.K.」さんは、青年海外協力隊として2年間のカンボジアでの勤務を終えられ、出身地の広島で教職に復職されています。「N.K」さんと「A.K.」さんは、昨年11月のバンコク郊外の『ワンサニット・アシュラム』の合宿セミナーにもご姉妹で参加されています。

名古屋の「T.T」さんと「N.A.」さんはわたしたちの合宿セミナーへ初めてのご参加でした。神奈川の「A.Y.」さんは、今年6月の『穂高編2009』の週末セミナーに参加されています。

沖縄在住の「K.K.」さんは、昨年6月と今年6月の『穂高編』に参加され、今回の『沖縄編2009』には現地スタッフとしてご協力頂きました。お陰さまで、スムースな合宿セミナーの運営が可能となりました。ご理解とご協力に、深く感謝いたします。




合宿セミナーの環境と会場選び

わたしたち先週からバンコクの大学の仕事に戻っています。3週間留守にしていましたが、コースの方はうちのタイ組のスタッフによって進行していました。

タイのクラスに戻り、タイ組の受講生の中に戻りますと、すっかり、タイな気分に戻ります。

「ヨーガ」としてやっている講義や実習の内容は、タイでも日本でもまったく同じなのですが、気候風土とメンバーが変わると、全体の波動が変わります。タイの方がクラスの空気の粘度が高くなり、皮膚が雰囲気の圧力を感じるようです。

それは、南国の高温多湿な気候のせいだけではない、ようです。タイの風土と文化と、そこに生きるタイの人々の感性や精神性が複雑に織りなす複合的作用によるものでしょう。

「ヨーガ」のように、「こころとからだ」が交錯する「ボディー・ワーク」を仕事としている者には、異国の磁場で異文化の波動に交わることは、自分の成長面にもプラスに働いて呉れているようです。

異国では何が起こるか解りません。すぐには理解できないことや、自分の思うようにならないことに、しばしば直面します。そのため、どうしても、その土地の匂いや、流れる風の向きにも敏感になり、五感をフル回転させて、自分を取り巻く情況を読むスキルが、自ずと研ぎ澄まされて行くことになります。

そのような知らず知らずのトレーニングの影響もあるのか、例えば、合宿セミナーを企画する場合にも、いつも、無理なく、適切な場所や会場に巡り会っているように思えます。

6月に訪ねた時に予感はありましたが、無事終わってみて、結果的に沖縄の久高島には、ヨーガの合宿セミナーを実施するにも最適な要因が整っている、ということのようです。

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『沖縄編2009』の合宿セミナーのフィードバック①
(宮崎在住の「N.K」さん)


相方先生&沖縄セミナー参加の皆様へ

沖縄での2泊3日、大変お世話になりました。今回、相方先生のお陰で、沖縄の久高島という特別な場所へ行かせて頂けたコトに感謝です。
相方先生には、引き続き、月末からまたタイでお世話になります。宜しくお願いいたします。

また、今回、ご縁がありセミナーに参加された皆様と会うことが出来、嬉しく思います。

そして、妹がカンボジアで作ったフェアトレードの商品を購入して頂きありがとうございました。これからも、引き続きこの活動を継続していけるよう、妹と協力して進めていきたいと思います。
取り急ぎ、沖縄のフィードバック送らせていただきます。


【プロフィール】

①住んでいるところ

海と田舎が好きで、温かい土地に住みたくて、4年前に広島から宮崎に移住しました。 椰子の木と綺麗なビーチがあって、サーフィンのメッカでハワイのような所です。


②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

スポーツジムでのヨーガのレッスンと、自分でスタジオ(http://kusunamikiyogastudio.miyachan.cc) をのんびりやってます。

以前は、広島で鉄鋼会社のOLを5年間してました。ニュージーランドにワーキングホリデーで1年行ってました。


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
ヨーガ、スローライフ、プチ自給自足、旅、サーフィン、アウトドア、読書

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

10年位前にスポーツジムで始めて、5年位前から、定期的に行うようになりました。

始めたきっかけは、もともと自然と共に暮らすような生活に興味があり、実際、そういう暮らしをしてる方達がしてたので、なんとなく始めた感じです。 また、昔から自分の中にあった、自然との一体感みたいなのを深めたくて始めました。


⑤今後のヨーガへの展望や希望


ヨーガがもっと一般社会と関わっていけるように願ってます。例えば、一般企業や、病院、介護施設等で働いている方が働いてる場所でヨーガを行える環境作りなど。


【フィードバック】

1)沖縄・久高島の環境

①久高島の環境

那覇空港からジャンボタクシーで安座真港へ行き、そこから船に乗りました。

行きは高速艇で、帰りはフェリーでした。安座真港から久高島の徳仁港までの所要時間は、高速艇で片道15分、フェリーで20分位でした。
行きの高速艇は、かなりアップダウンが激しかったので、私は、遊園地のジェットコースター系の乗り物に乗ってるようで楽しかったですが。。。乗り物酔いしやすい方は、フェリーをオススメします。

島自体は、特に何か名所があるという訳ではないですが、昔からの石垣、家並、自然、島の人々が自然、祖先を崇める儀式を行った神聖な場所がそのまま残っていました。レンタサイクルがあり、自転車で周ってる人達を見かけました。


②交流館の宿泊室/ホール

宿泊室は、一部屋3~4人で畳に布団を敷いて寝ました。シャワーがあり、ボディーソープ、シャンプー、リンス一式ありました。

ホールは、下がPタイルになっており、マットを敷けば問題なかったです。

窓を開けると心地よい風が入ってきましたが、時々、少し肌寒く感じたので、10月中旬に久高島へ行く機会があれば、ショールや薄手の上着が1枚あると良いと思います。


③食事について

朝は、宿泊施設で、それ以外は、宿泊施設から歩いて5分位の所にある『とくじん』で頂きました。

どちらも、『とくじん』の女将さんが作ってくださり、なーべら(ヘチマ)味噌炒め、海ぶどう丼、もずく、。。。等、島&沖縄の食材をメインに使った料理で美味しかったです。毎回、女将さんがメニューの説明をして下さいました。

『とくじん』においてあった「サーターアンダギー」は、今回沖縄で食べたサーターアンダギーの中で黒糖の味がしっかりして1番美味しかったです。


④久高島探訪(11日午後)について

地元の方が、石垣、家並み、イラブー(海蛇)の燻製場、昔、島の女性が集まって祈りの儀式を行った男子禁制の神聖場場所などを駄洒落を混じえて案内してくれて、とっても興味深かったです。

特に印象に残ったのが、昔は、男は海人となり、50歳まで島の外へ出て、行く先々で子孫を残し、女は、島に流れ着いた男性との間に子供を作ったというお話でした。島の人の血が濃くならないようにそうしてたそうで、昔は種の保存が第一優先だったそうです。

男性も女性も、現代みたいに選択肢が沢山ない分、昔は、シンプルで本能的な種の保存というのが自然な流れだったんだなと思いました。

後、いしき浜といって、ニライカイナイ(沖縄や奄美で古来信じられてきた海のかなたの楽土・聖地。そこから神々が来訪して福をもたらすとか、火や穀種が来るとか伝える。)の対岸にあるとされる浜も案内して頂き、そこに立った時は、空は曇ってましたが、水平線の彼方が白く明るく見えて、本当にあの水平線の彼方にニライカナイがあるのかも。。。と思うような光景でした。


2)合宿セミナーの講義と実習について


①講義の内容について

相方先生の講義を聞かせて頂いたのは今回で3回目でしたが、先生の講義は、毎回、一枚の絵の上に色を塗っていく作業の様な感じがしました。以前、カバーした部分で色あせてた部分の色をもう一度塗りなおせて、また新しい部分にも新たに色を塗れた感じです。

前回、6月の穂高で聞いた内容に比べると、更に哲学的な部分、身体的な部分、心理的な部分、歴史的な流れ、宗教、文化背景とホリスティックに内容が深く広くカバーされてました。


②実習について
普段行ってるアーサナの流れ、呼吸法を再確認出来ました。


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

アーサナで身体が動かないように、
プラナヤーマで呼吸しないように、
瞑想で考えないようにすること、

=身体の統合レベルを上げ、

筋肉レベルで起こる葛藤、身体、心に生じる矛盾、葛藤をなくし、
身体は沈静化、頭を活性化し、心の疲労を取り除くこと

→自律神経の働きを整え、

消化力、生殖力を高めるコトとヨーガを行った結果への
流れの理解が深まりました。


④さらに興味や関心を持たれた点

・呼吸法の流れ

・バンダ、ムドラーを行うことで、自律神経にインパクトを加え、ホメオタシスを高める点

・アンタラーヤ(心に蓄積する疲労)を減らし、 クレーシャ(心を覆っている埃)を取り除くコトが大切で、心が疲れると消化力、生殖力が低下するという話

・「心をクリスタルの様に保つ」
=心がその時の状況を映し出しながら、どのような状況にも対応でき、それでいて、その状況から離れたら、心がクリアに戻ってるという心の状態の話

・煩悩を弱める話


⑤今後期待されるヨーガのプログラム
今後も日常から離れて、自然の中に身を置きながら、また、歴史的な背景のある場所でヨーガを行えるプログラムを期待してます。


3)沖縄の印象、役立つ情報など

セミナー最終日に那覇に戻り、参加可能なみんなで首里城を訪れました。

首里城には初めて行ったのですが、城壁は万里の頂上を思わせる造りで、色合いは朱色で、装飾は竜が施されてる箇所が随所に見られ、やはり沖縄は台湾、中国の文化の影響を強く受けているというか、以前1度台湾に行ったことがあるので、首里城は特に台湾に来てるような感じがしました。そして、本殿は、写真で見るよりも実物は小さかったのが印象的でした。

セミナー前日に沖縄に入り、国際通り、牧志公設市場をウロウロしました。その時に、市場の2Fで1Fで売ってる魚介類をさばいてお刺身にして頂いたのですが、個人的な感想では、南方のお魚は、細胞が緩んでる感じで、あまり口にあいませんでした。

市場の2Fは、台湾の方達が沢山働いててビックリしました。地元の方に聞くと、最近は、台湾からの移住者が増えてるとのことでした。
牧志公設市場の奥に行くほど、地元の人達が利用する市場があり、おばあ達が手押しぐるまを押しながら働いていたり、路地に野菜を置いて売ってる姿を見かけることが出来、ますます、東南アジアっぽさを感じました。

那覇には、1,000円~泊まれる安い宿がけっこうあったので(”那覇、安宿”などで検索すると出てきます)、低予算で旅行したい方にも旅行しやすい場所だと思います。

今回で沖縄へ行ったのは3回目でしたが、毎回沖縄へ行くたびに、沖縄は中国、東南アジア、そしてアメリカ、ポリネシア系の文化がミックスされてて、とてもオリジナルで特別な場所だと感じました。 



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『沖縄編2009』の合宿セミナーのフィードバック②
(広島在住の「A.K」さん)

相方先生
先日は、沖縄セミナーで大変お世話になりました。
短い期間でしたが、とても充実した三日間になりました。
取り急ぎ、フィードバックを送らせていただきます。


【プロフィール】

①住んでいるところ
・広島県広島市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
・小学校教員。昨年まで青年海外協力隊でカンボジアにいました。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
・ヨーガ、裁縫、フェアトレード  

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
・アジア的なものに興味があり、教室に通い始めました。ヨーガ歴たぶん8年ぐらいです。

⑤今後のヨーガへの展望や希望
・さらに深めていきたいです。


【フィードバック】

1)沖縄・久高島の環境

①久高島の環境

交通)往路の高速艇は、波が強くジェットコースターのようで大変でした。帰りのフェリーは快適でした。

島)島独特の小さい路地や石垣が印象的でした。山がひとつもないので、空がとても広く見えました。


②交流館の宿泊室/ホール

きれいな施設でした。シャワー室なども清潔で、シャンプーやボディーソープもそろっていました。

講義をする場所はこれまでのセミナー違い、パイプいす座りだったのでちょっと疲れました。


③食事について
どれもおいしかったです。沖縄の伝統的な料理で、食べると元気になりました。


④久高島探訪(11日午後)について

とても興味深かったです。ガイドのおじさんの話が、ユーモアを交えつつ、ちゃんと歴史的なことを説明していただいたので、よく分かりました。

一番の驚きは、カンボジアで初めて見た「ヨニー(女性の象徴)」と「リンガ(男性の象徴)」が島にあったことです。昔の日本にも、東南アジアの(インドの?)思想や信仰がちゃんと伝わっていたんだなと実感しました。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

3回目でしたが、さらに内容が整理されていたこと、そして自分自身がサンスクリット語に慣れてきたこともあって、前より理解が進みました。


②実習について

以前よりもさらにシンプルな実習内容になっていて、実習のポイントを再確認することができました。

今回初めて、「骨盤底を意識する」、という感覚が分かりました。


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

今回改めて「ヨーガとは何か」を自分が勉強しているのだなということを感じました。

それが、インドについての理解やアーサナのポイントなどすべてひっくるめて、自分の生き方を考えることにつながっているのだと思いました。


④さらに興味や関心を持たれた点
仏教や儒教が伝播する前の日本や日本人について、もっと知りたくなりました。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム
今後も、仕事を持っていても気軽に参加できるような日本各地でのセミナーがあるといいです。


追伸
参加者の皆様、セミナーではお世話になりまいた。
そして、カンボジアからのフェアトレードグッツをたくさんお買い上げいただきありがとうございました。

添付資料で商品の説明や、生産者の紹介などを載せておりますので、ご覧いただければ幸いです。
http://cid-98d1c52539807761.skydrive.live.com/browse.aspx/%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%ab
→「カンボジア手織り布クロマー」
→「フェアトレード商品広告」

また、カンボジア・アンコールワットへの旅にご興味がある方は、現地情報等お伝えできると思いますので、ご連絡ください。


3)沖縄の印象、役立つ情報など

10月は晴れれば暑いですが、風が吹くと室内は結構涼しかったです。また、スコールのような雨が急に降ることがあるので、折りたたみ傘があれば便利でした。



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『沖縄編2009』の合宿セミナーのフィードバック③
(名古屋在住の「T.T」さん)


【プロフィール】

①住んでいるところ
愛知県名古屋市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
IT関連企業でシステムエンジニア

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
・佛教やインド哲学に興味があります。
・趣味は波乗りです(最近はあまり行けていませんが)


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

2005年11月よりダイエット目的でアーサナヨーガを始める。それが最近流行のフィットネス系ヨーガだったので、確かに体重も減って健康にもなったが、これが本来のヨーガだと思えずにいました。

相方先生達のブログをたまたま目にして、いつかはロナウラ系伝統的ヨーガを教えていただきたいと思っていました。


⑤今後のヨーガへの展望や希望
フィットネスの一部としてでなく、こころを耕す道具として世間に浸透してほしいです。


【フィードバック】

1)沖縄・久高島の環境

①久高島の環境

沖縄の他の地域のように観光地化されていない古き良き歴史を感じることができます。

逆に言えばリゾートへ行きたい人にとっては退屈な環境と感じるかもしれません。 もっとも久高島に渡ってくる時点でリゾート目的の人はふるい落とされているような気がします。


②交流館の宿泊室/ホール

資料を見たときは古い木造の施設を思い浮かべましたが、実際にはちゃんとした宿泊しせつで、ホールも小さな学校の体育館程度の設備があるようです。

浴室はシャワーだけですが、沖縄の人は湯船に浸かって芯から温まるなんていう考えが無いのだそうです。まぁ確かにシャワーで十分でした。


③食事について

食堂「とくじん」さんの「ようこおばあ」が毎回のメニューを説明してくださいます。沖縄料理を初めて食べる我々はいろんな質問ができてありがたかったです。もちろん味は最高でした。


④久高島探訪(11日午後)について

何故、沖縄の神事が女性によって行われるのか
→血が濃くなるのを防ぐため

子供を船に乗せ、波をかぶって濡れた環境でいかに火を熾すか。それを見てりっぱな海人(うみんちゅ)になる素質があるかどうか判断する。

りっぱな海人であれば港々に何人も子供を作っている。島に訪れて来た人の子供を孕むのも「個人」の子供ではなく「島」の子供である。

等々とても書ききないほどの歴史と文化と生き方を教えてもらいました。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

どこを切っても興味の尽きない話ばかりで、しかもアカデミックな資料をベースにしているため、ぶれることが考えられないものでした。


②実習について

プラーナーヤーマやムドラーはその入り口しか体験できなかったことが残念ですが、二泊三日程度ではしかたがないことですね。今度はもう少し長期のものを体験したいと思います。


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

アーサナは身体を動かさないようにする練習
プラーナーヤーマは呼吸の数を少なくする練習
瞑想は眠くなるようなことをして眠らないようにして心を動かさなくする練習

最終的にチッタ・ブリッティ・ニローダに至るためのシンプルな言葉でした。


④さらに興味や関心を持たれた点

長期キャンプではいったいどれほどのことが得られるのか、興味がわいています。


⑤今後期待されるヨーガのプログラム

やはり仕事をしていると海外の研修には行きづらいものがあります。今回のように二泊三日か三泊四日程度で国内で開催されるプログラムを期待します。


3)沖縄の印象、役立つ情報など

10月といえども直射日光は辛いものがあります。幸いほとんど曇りだったのですが帽子は必須ですね。

以上よろしくお願いいたします。

 

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『沖縄編2009』の合宿セミナーのフィードバック④
(名古屋在住の「N.A」さん)

名古屋の「N.A.」です。
沖縄合宿では、たいへんお世話になりました。
遅くなりましたが、フィードバックを送らせていただきます。

【プロフィール】

①住んでいるところ
名古屋市

②現在されていること(仕事etc.)
メーカー勤務、デザイン関係の部署に在籍

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
フィットネス関係全般的に…
その他、美術館めぐり、映画・演劇鑑賞 など

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

5年ほど前、当時通っていたスポーツクラブのプログラムがきっかけ。
その後、ホットヨガとアシュタンガヨガを始め、現在はアシュタンガヨガをメインに練習中。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

アーサナプラクティスがどこまで進んだか、どれだけ上手くできるかではなく、精神面も合わせて日々の実践の“質”を上げていきたいと思っています。



【フィードバック】

1)沖縄・久高島の環境

①久高島の環境

前日に、斎場御嶽から久高島を眺めましたが、水に浮かぶ木の葉のように起伏がない小さな島でした。確かに(物質的には)何もありませんが、逆にゆったり過ごせて、よいところだと思います。

②交流館の宿泊室/ホール

宿泊室は4名だと少々狭いかなと・・・
ホールのパイプイスは、長時間の講義には少々辛かったです・・・

③食事について

「沖縄料理は人によって合う、合わないがはっきり分かれる」と聞いていましたが、私には合いました。特に、海ぶどう丼には感激しました。できれば、揚げたての「もずく天ぷら」が食べたかったです。


④久高島探訪(11日午後)について

古代からの伝統を残しながら生活し続けること、自然を守ることは大変なことだと思いますが、現在までそれが残されていることに感動しました。また、この島に住む人たちのおおらかさ(=生命力の強さ?)は、本来の人間の生き方かも知れないと思いました。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

今回の合宿は「リピーター対象」というこでしたので、理解できるかどうか、少々不安ではありましたが、YOGAの歴史/インドにまつわる事象/サイエンスの3方向から、偏りなく学術的?に研究され、まとめられた資料に基づいた講義は、とても分かりやすかったです。


②実習について

これまで、プラーナヤーマの練習は呼吸が続かず苦手だったのですが、今回の合宿で初めて「辛くない」プラーナヤーマの練習ができました。アーサナは、無理のないゆったりしたものが多くて、とても気持ちよく集中してできました。


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

全てにおいて、新しい発見がありました。特に「アーサナは、身体を動かさなくする練習、プラーナーヤーマは、呼吸をしなくする練習、瞑想は、眠くなるようなことをして眠らない練習」というのが、シンプルで的を得ている表現だと思いました。


④さらに興味や関心を持たれた点

YOGAは本当に「奥が深い」ののだと再確認しました。


⑤今後期待されるヨーガのプログラム

今回は実質2日間でしたが、最後の方はかなり「駆け足」だったので、これだけの内容ならもう1日あってもいいかと思いました。


3)沖縄の印象、役立つ情報など

以前から、一度は来てみたいところでしたが、今回訪れてみて、古くからの伝統とアメリカナイズされた文化の融合により「日本であって日本でない」感じ、海のきれいさと、人のおおらかさが印象的でした。

合宿翌日に「美ら海水族館」に行きましたが、行くなら平日朝イチ(8:30~)が空いているのでお勧めです。「黒潮の海」の巨大水槽の隣に「オーシャンブルー」というカフェがあり、水槽で泳ぐ魚をゆっくり眺めながらお茶できます。特等席をGETしましょう!


 
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『沖縄編2009』の合宿セミナーのフィードバック⑤
(神奈川在住の「Y.A」さん)



相方ひろし先生・ひで子先生、沖縄では大変お世話になりました。
とても貴重な良い経験をさせていただきました。

本当にありがとうございました。
合宿セミナーでご一緒した皆さん一人ひとりにもお礼を言いたいです。

お会いできて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
遅くなりましたが、フィードバックを送ります。


【プロフィール】

①住んでいるところ
神奈川県川崎市。

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
会社員をしながらアロマセラピストとして活動しています。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
心身の健康と平和。生活の中でもアロマテラピーを楽しむこと 。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
初心者です。6月に穂高養生園のセミナーを受けてから相方先生の教えてくださるヨーガにとても惹かれています。

⑤今後のヨーガへの展望や希望

自分自身ではヨーガを生活に取り入れること。社会全体としてはスポーツクラブ等の体操的なヨガだけでなく、人間をホリスティックに捉えている伝統的なヨーガがもっと広まってほしいです。


【フィードバック】

1)沖縄・久高島の環境

①久高島の環境

素晴らしかったです。風の音と波の音しか聞こえない透明な場所でした。夜は真っ暗です。

曇りの日が多かったのですが、空の色も海の色もきれいでした。

海の岩場にはナマコやウニが手の届くところにいてビックリしました。


②交流館の宿泊室/ホール

和室に布団を敷いて寝るのは修学旅行みたいでよかったです。枕に油染みが付いていて“ちょっと・・・”と思いましたが、清潔な枕カバーがあったので問題なし、でした。

ホールは自然な風が入って気持ちよかったです。肌寒く感じるときもありましたが、薄手の上着があったので大丈夫でした。

私はヨガマットを持っておらずバスタオルを敷いていたのですが、背骨の床にあたる部分が少し痛かったです。


③食事について

食事は全部美味しかったです。いつも野菜がたくさんで、やさしい味がしました。海ぶどう丼は感激しました。


④久高島探訪(11日午後)について

案内してくれたユタカさんというオジサマが面白く博識な方で、とても楽しい時間でした。

久高島の歴史や聖地の話、代々伝わる行事の話、文化・慣習などを話してくれたのですが、もっと知りたくなって交流会館で久高島の本を買って読みました。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

6月に穂高養生園で初めて相方先生の講義を聞いて今回は二度目ですが、言葉に慣れない私でも段々と分かってきました。理解し易いように先生が解説してくださっているので、自分に置き換えて考えることができるようになってきました。


②実習について

初心者の私でも集中して自分のカラダを感じながら、じっくりとできました。


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

理解はまだまだなのですが、ヨーガとは乗客として乗っている飛行機の行先を変えたいと考え、パイロットの代わりに操縦できるようになって行先を自分の思う場所に変更するようなもの、という説明が、私にはとても分かり易かったです。

そして、最終日にヨーガ・スートラの解説を聞いていて深く心に沁みることが多かったです。

特にサンプラニャータの解説で先生が、

「その時々の心理状態を私たちは自分の性格だと判断する、
常に心理状態は変わっているので判断することは誤りである」

というようなことを言ってくださったのですが、本当にそうだなぁと思いました。自分のことも人のことも判断するのはよくないですね。


④さらに興味や関心を持たれた点

もっとヨーガの精神的な面を学びたいです。目まぐるしい現代に生きている私たちには必要なことをたくさん学べると思いました。


⑤今後期待されるヨーガのプログラム

今後も日本国内で2泊3日くらいの休日を含めた合宿セミナーを開催してほしいです。身に沁みつくまで何度も参加したいです。


3)沖縄の印象、役立つ情報など

初めての沖縄でしたが、とても心地よい土地で大好きになりました。那覇は都会ですが、のんびりした雰囲気でいいです。食べ物も全部美味しかったです。

私は前日から沖縄入りして美ら海水族館へ行ったのですが、すご~く良かったです。高速バスと路線バスを乗り継ぎ片道3時間かかりましたが、それでも行った価値は大いにありました。

久高島は自分とじっくり向き合いたい時や忙しさに疲れた時、また一人で行きたいです。
以上です。

相方ひろし先生・ひろ子先生の益々のご活躍とご発展をお祈りしております。
またぜひ合宿セミナー等に参加させていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



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『沖縄編2009』の合宿セミナーのフィードバック⑥
(沖縄在住の「K.K」さん)


相方先生
台風20号の上陸はありませんでしたが
ある程度、雨も降り、一安心です。
今日は快晴です。

久高島でのフィードバックを送ります。


【プロフィール】

①住んでいるところ
南城市知念知名。久高島は、家の二階から眺めることができます。

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
沖縄本島南部にて公民館、カルチャーセンターでヨーガを行っています。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
仏教、琉球古武道、ヨーガ

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

二十歳まえに、お寺で小僧をやっていました。それ以後は、座禅を行っていました。沖縄で古武道を始め、怪我がきっかけでアーサナを始めました。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

医療や教育の分野でのヨーガの普及活動を行っていきたいと考えています。また、仏教との接点を明確にしながら、日本仏教との再構築を行いたいです。


【フィードバック】

1)沖縄・久高島の環境

①久高島の環境

自宅から見える久高島でしたが、なかなか行く機会はありませんでした(地元の人たちも、聖なる場所へはあまり行きません。)

今回のセミナーがきっかけで、宿泊することが出来ました。車はほとんど通らず、ウィルコム(携帯電話)が繋がらず、そういう場所なんだと、外部からの情報を気にするんじゃなく、自分と向き合うことが出来る場所だと再認識しました。


②交流館の宿泊室/ホール

宿泊室は清潔で、シャワーも気持ちよく使用することが出来ました。

ホールは20名ほどのセミナーを行うには、余裕があり、公民館が少し大きくなったというような、気持ちよい空間でした。


③食事について

いつも漁港で会う、糸数ナビィさんが中心となって、心のこもった食事を提供していただきました。沖縄料理にとらわれず、旬の食材を気持ちをこめて料理していただいたのが、伝わってきた内容でした。


④久高島探訪(11日午後)について

三時間以上たっぷりと歩きながらの探訪は、久高島の空気に触れる絶好の機会でした。曇り空だったので、日差しも気にならず、久高島という土地、精神の意味を知ることができました。

案内人は、「Y.U.」氏。久高島でイラブ取りをしている人でした。今、現在というこの場所から、数千年前から、インドから東南アジアから、海流にのって、流れてきた人の足跡が、よみがえるように、ポツポツと語られる物語から、湧きあがってきました。

浜はビンや空き缶、お菓子の袋などの漂流物がまったくなかったので、「Y.U.」さんに尋ねると、決まった日に清掃を行っているとのことでした。風向きによって、韓国、中国、ロシアからの漂流物があったり、台湾、フィリピンなどの漂流物があったりするとのことでした。

漂流物をみても、北からの流れ物、南からの流れ物と久高島の位置の重要性が分かります。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

ヨーガ・スートラ
生理学
ハタヨーガ
インド哲学

などそれぞれのベクトルの接点を、日本人的な方向から提示していただき、私たち日本人がヨーガについてインドについてモヤモヤしている場所を吹き飛ばしてくれる内容でした。


②実習について

サマーディを体験する自律訓練の体系。という明確なコンセプトに従って、進めていく実習は安全で、確実な道だと確信しました。

相方先生の初めての講義は、昨年で、その時に、35分アーサナシリーズというプリントがあったのですが、講義後もアーサナは、いろいろなヨーガを組み合わせながらヨーガ指導のときに行っていました。

数ヶ月前から、35分アーサナの流れをまったく変更、付け加えをせずに行っているのですが、私がオリジナルで組み合わせたときと、35分アーサナの流れでは、最後の状態が違う。まさに、サマーディを体験するレールの上に乗っているんだというのを実感しています。


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

インド文化の根底にあるアースティカの人たち、ヴェーダに従う人たちからの方向性も示してもらうことで、日本人としてのあきらめ?そしてバウダにブッダに従う人たちの方向性がよりよく見る事が出来ました。


④さらに興味や関心を持たれた点

ハタヨーガでのアーサナ、プラーナヤーマの実習。

推薦書のヨーガの哲学(立川武蔵)p121に以下の内容があります。
古典ヨーガにおいては、心をはたらかせないために、
気の運動をおさえぎみにするが、ハタ・ヨーガにあっては
気の流動こそが重要である。ハタ・ヨーガの修練の
ほとんどの部分は「プラーナの循環」を、
つまり「気行」をよくすることをめざしている。
とあります。

日本人が進むべき方向性として、チッタヴルッティニローダというヨーガ・スートラのコンセプトと、プラーナヤーマでの活性化という関係性、また、それを行うのにヴィパッサナーの手法がうまく、組み込まれていくのかなどと推測しています。

また、倫理面での、慈悲喜捨、四聖諦、八正道などの理解を目指しています。


⑤今後期待されるヨーガのプログラム

ヨーガの指導者としてハタヨーガの技法、精神性について深めていきたいです。また、日本人として、インド、ヨーガという宗教性をどのように伝えていくか。

ヨーガと仏教からのサマーディ、心の分析、技法などのアプローチを理解、日本社会に適応していく道筋。


3)沖縄の印象、役立つ情報など

沖縄に住んで10年になります。沖縄在住対象の人の一日セミナーの中でインド人は、前後五日間で生きているとありました。沖縄の県民性もそれに近いのではと、納得しました。

ブログを行っています。

沖縄のお土産や、食事処を少しですが、紹介しています。
http://yoga.ti-da.net/c98080.html

また、近所のハルサー(農家の人)が民泊を行っています。
http://yoga.ti-da.net/c122351.html

ご参考ください。


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2009年10月27日火曜日

パナ・ソムで合宿セミナー2009

9月のシルバー・ウイークの長い連休を利用して、バンコク郊外のリトリート・センター『パナ・ソム(森のアシュラム)』で、日本人の方を対象とした4泊5日の合宿セミナーが実施されました。

日程:9月19日(金)ー23日(水)
会場:『パナ・ソム(森のアシュラム)』
対象:一般向けのスタディ・ホリデー
費用:総経費頭割りのシェアリング+ダーナ方式

 

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この9月の連休のプログラムには、9名の方が参加されました(男性1名、女性8名)。
以下は、次の6名の方からのフィードバックです。

①バンコク郊外・パンパコン在住のM.B.さん、
②広島出身・現在長期旅行中のS.F.さん、
③④大阪在住のM.N.さんとA.N.さん(母娘)、
⑤バンコク在住のN.M.さん、
⑥東京在住のH.K.さん、
 
 
タイの瞑想文化

上座部仏教国のタイ王国には、瞑想の文化があります。

かって、東南アジアは、現在のインドネシア・ベトナムまで、インドの文明圏として、ヒンドゥー王国と仏教王国が興亡し、覇権を競っていた地域です。

現在のタイ族を中心としたタイ王国の歴史は、この地域では比較的新しく、本格的なタイ族の王朝が成立したのは13世紀です。

当時、この地域を支配し、栄華を極めたクメール人(カンボジア人)のアンコール王朝では、ヒンドゥー教・大乗仏教に基づく宗教文化が熟成されましたが、アンコール王朝が衰退に向うにつれ成立したタイ人の王国では、上座部仏教が信奉されました。

そして、チャオプラヤー河流域に興亡したスコータイ王朝、アユタヤ王朝、トンブリー王朝から、現在のバンコクを首都とするラッタナーコーシン王朝まで、上座部仏教に基づく宗教文化が継承されて来ています。

上座部仏教は、紀元前5世紀のブッダの時代からの宗教実践を継承している古い形態の仏教です。そして、ブッダが自分自身の精神性の探究を完成させた瞑想法である「ヴィパッサナー(Vipassana)」を、パーリ語の教典のマニュアルに従って実習します。

「ヴィパッサナー(Vipassana)」は、体系的な瞑想修行法としては、歴史に記録されているものとして、最も古いものです。近年タイでも、社会環境の変化につれて、一般の人々の間でも、「ヴィパッサナー(Vipassana)」が、ますます盛んになっています。

上座部仏教国のタイの人々は、「人生の諸問題は瞑想で解決する」と考えています。そして、だいたい40歳を過ぎる頃になると、こころあるひとたちは、「瞑想をする」という志向性が高まるようです。

社会生活と、自分自身の内面の精神生活のバランスを取る方向に進むひとが、わたしたちの周りにも、多く見られます。こちらでは、そういう「瞑想こころ」のある人たちが、ヨーガの活動を大いに支持している、という背景があります。


タイの「ヴィパッサナー(Vipassana)」についての資料 

次の資料は、今タイで、上座部仏教の瞑想法の「ヴィパサナー」の指導に定評のある「アーチャン・プラモート」のブックレットです。
PDFファイルでダウンロード出来ます。「英語版」と「タイ語版のオリジナルのスクリプトの日本語訳」の2つのPDFファイルがあります。

英語版
http://03.wimutti.net/pramote/books/newcomer_eng.pdf
タイ語に日本語訳付き
http://03.wimutti.net/pramote/books/ForUinThai&Japanese.pdf
ホームページ
http://www.wimutti.net/

「アーチャン・プラモート」は、シンプルで本質的な教えと、実践しやすい指導法で、タイの中間層・知識層にも支持を拡げています。

現代人が良く理解できる言葉で、ブッダの思想と「ヴィパサナー」の方法論について指導できる人物で、上座部仏教圏からは、そのような有能な人物が、折に触れ、現われます。

わたしたちのオフィスのヨーガ・メンバーにも影響力が大きく、「アーチャン・プラモート」から瞑想指導を受けているメンバーもいます。


タイ国政府観光庁の次のターゲット

次は、先日見かけた記事です。何となく、来るべきものが来た、という感じもしますし、いろんな意味で、感慨深いものがあります。

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バンコク週報2009年10月1日
【社会】 09/29
http://www.bangkokshuho.com/news.aspx?articleid=8634

「瞑想ツアー」でタイ観光を活性化

タイ国政府観光庁(TAT)では、タイ国内での「瞑想」を新たな観光テーマとして諸外国にアピールする準備を進めている。TATのアトラクション・プロモーション部では、「タイは世界有数の仏教国で、仏教遺跡に触れ、瞑想を行うために訪れる外国人もいる。早急に瞑想施設と提携したパッケージツアーを立ち上げ、観光促進につなげたい」と期待を示す。

TATの調査によると、現在タイ国内には1000カ所以上の瞑想施設があり、そのうち35カ所については観光客の受け入れ準備が整っているとのことだ。TATでは、「瞑想ツアー」を紹介するガイドブックやCDを早急に作成し、世界各国のTAT支局に配布する予定という。

また、アジアや欧米諸国から旅行会社やメディア100人近くを招き、タイの瞑想施設を案内する計画だ。英国ケンブリッジ大学の仏教専門家は、「経済が低迷し社会的不安が強まる中、西洋諸国では瞑想への関心が高まっている。瞑想施設の豊富なタイは世界的な『瞑想拠点』となりうる」と話している。
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随分前から、うちの「タイ・ヨーガ研究所」のメンバーも、タイの良く知られた瞑想寺で、一般の人向け瞑想コースにヨーガを組み合わせる、という活動をして来ています。

当初は、瞑想寺の方から「ヨーガはヒンドゥー教の苦行体操」という抵抗があったのですが、「伝統的ヨーガ」の本質は、瞑想修行への段階的準備であり、仏教とまったく矛盾しない、という認識が広まることで、今では、むしろ、理解ある瞑想寺からは、ヨーガが歓迎される、という展開になっています。

上座部仏教の瞑想法の「ヴィパッサナー」は方法論が明解で論理的なので、普遍性があります。体系的に実習を積み重ねて行くことで、確実に結果を出して行く瞑想法です。

ですから、日本の方も、タイに来られる時は、なるべくタイの瞑想文化にも、直接、触れられる機会も持ちようにされると、「伝統的ヨーガ」に対する理解も、さらに、深まって行くと思われます。

タイの瞑想文化は、ヨーガを実践する人への、優れた栄養補給(サプリメント)になります。仏教文化は、日本の人にも、消化吸収が可能です ね。

 
 
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『パナ・ソム(森のアシュラム)』での合宿セミナーのフィードバック①
(M.B. さん、バンコク郊外・パンパコン在住)

【プロフィール】

①住んでいるところ
バンコクの東南40ー50kmのバンパコン(チャチェンサオ県)という所。

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

現在の仕事、日本の会社の請負仕事でキャットフードの品質管理をしています。以前は日本で食品会社に勤め、その関係でタイに一時駐在しました。その後、タイに再度出向き様々な仕事を行い現在に至っていますが、ヨーガは全く関係ありませんでした。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

以前はカメラの趣味がありましたが最近はあまり熱心ではありません。

ライフワークはタイに「癒しの郷」を作る事(実現可能性01%以下)と、ヨーガを極めてサマーディを体験する事。


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

最近では2006年の相方先生の『ワンサニット』でのセミナーがきっかけで、その後、2007年にはインドの『カイヴァイヤダーマ』で6週間コースを受けましたが、腰痛のためずっと休んでいました。

これを打開してヨーガを継続するためにも、今回のパナソムでのセミナーに出席しました。今の所ほぼ順調で、朝か夕方にアーサナ等を行っています。


⑤今後のヨーガへの展望や希望
当面今までに習ったことを継続し、かつ、タイの瞑想寺で瞑想をしたく思います。


【フィードバック】

1)『パナ・ソム』の場所と環境

①環境と施設
バンコク郊外でよい環境だと思います。

②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム
部屋にはバスタブもありましたが、タイの普通で機能していませんでした。
セミナールームはエアコンも効き快適で問題ありませんでした。

③食事について
食事は豪華すぎて、この機会にダイエットで2ー3Kg減らそうと思ったのが無理でした。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について
今までに習ったことが整理できて良かったです。

②実習について
今までに習った事の復習が出来て有意義でした。

③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

上記の既習事項の整理と復習が出来てよかったです。

もし40年近く前、学生だった頃に、この正統派クヴァラヤーナンダのヨーガに接したらのめり込んだだろうと、今回思いました。

④さらに興味や関心を持たれた点
タイの瞑想寺に行き実践しようと思います。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム

11月のハタ・ヨーガのテキストの勉強は有意義と思いますが、10日間コースは出席がなかなか難しいと思います。


以上、宏先生、秀子先生ありがとうございました。
またレンちゃんにもお世話になりました。
よろしくお伝えください。 
   
   
 
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『パナ・ソム(森のアシュラム)』での合宿セミナーのフィードバック②
(S.F.さん、広島出身・現在長期旅行中)


改めまして、相方宏先生、秀子先生パナソム合宿では大変お世話になりました。また、レンちゃんにも大変お世話になりました。おくればせながら、フィードバックを送ります。
(注:レンはうちのタイ人の現地スタッフです。)

 
【プロフィール】

①住んでいるところ
広島県です。が、現在は長期の旅行中で日本にはいません。ちなみに今はインドのコルカタです。

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
現在は、模索しつつ放浪してます。以前は、病院のソーシャルワーカーとして働いていました。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
百姓仕事。無理のない自給自足の生活。ヘナ、ヨーガ、お遍路。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
ヨーガを始めて約7年です。仕事を続けていく上でのストレス・マネジメント目的で始めました。

⑤今後のヨーガへの展望や希望
自分のペースで毎日続けていきたい。また、ヨーガの価値を周りの人とも共有してけたらいいなと思っています。
 
 
【フィードバック】

1)『パナ・ソム』の場所と環境

①環境と施設
目の前にはのどかな田園風景が広がり、とても穏やかな環境でした。

②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム
申し分なく清潔で快適でした。

③食事について

ちょっとスパイシー、サワーなものもありましたが、美味しかったです。手をかけてくださっているのが良くわかりました。コース中も私たちの好みに合うように柔軟に対応してくださっていました。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

ある程度覚悟していましたが、想像以上にディープで膨大な内容がからみあっていました。 それを自分の中で整理していくのは大変でしたがとても有意義でした。


②実習について

アーサナ、プラーナヤーマ、ムドラーなどなどのコンセプトを丁寧に説明していただいたことで、今まで曖昧だったことがクリアになり、今後実習を毎日行っていく上での動機付けになりました。

ヨーガってそこまで計算されつくされた技法なんだ・・!と、今更ながら思い知りました。(お恥ずかしいですが・・)


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

日本人は仏教徒として正しい努力をすべき!ということ。 今までヒンドウー教にもっと近づかなければいけないと思っていました。

仏教の居心地よさを感じながらも、自分の知識不足から、ヨーガと仏教の両立は難しいという誤った認識をもっており、それがヨーガを続けていく上での迷いとなっていましたが、今回それがクリアになりました。


④さらに興味や関心を持たれた点

日本人とヨーガの調和を考えるべく仏教についてもっと勉強したいです。

伝統的ヨーガへの知識を深めたいので、カイバルダーマの短期コースに是非参加したいと思います。


⑤今後期待されるヨーガのプログラム

ヨーガ・スートラ、ハタ・ヨーガのテキストを読み込みたいです。


3)タイランドの印象、役立つ情報など

相方先生に教えていただき訪ねた「SANTI ASOK(シャーンティ・アショーク)」が印象的でした。

厳格に仏教の教えを守って自給自足している人たちのコミュニティなのですが、仏教の教えがしっかりと根付いていて、人も穏やかで、迷いがあれば僧に相談でき理想的な環境だと思いました。

地に足をつけて生活するというのはこういうことだろうなあ、とうらやましく思いました。機会があればまた訪れたいです。
以上です。


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『パナ・ソム(森のアシュラム)』での合宿セミナーのフィードバック③
(M.N. さん、大阪在住)

相方先生、ひでこ先生

パナソムでは大変お世話になりました。
娘もとても満足して帰ってまいりました。
相方先生の講義やお話が興味深かったようでした。
一緒に行ってよかったです。

私たちは最後の日の午後は、アジア・ハーブ・・・でリラックス、
さらにBTSで移動し、ジム・トンプソンのお店で買い物と、忙しく過ごしました。
あと一日休みがあればゆっくり観光やお買い物が出来るのに・・・と残念でした。
これはまた次の機会までお預けです。 
 
 
【プロフィール】
 
①住んでいるところ
大阪府堺市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

現在ヨーガ講師をしています。
遠い昔、汎用コンピューター(PCではなく、大きな部屋に大きな図体の)のプログラマーを20年程していました。その仕事を辞めてヨーガに関わるようになりました。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
関心の深いこと:ヨーガ
趣味:二胡(中国楽器)

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

仕事の疲れを取ろうと始めたヨーガです。20数年になります。もともと体を動かすことが好きでしたので、仕事を辞めた時ライフワークにしようと思いました。

⑤今後のヨーガへの展望や希望

・・・ヨガ、:::ヨーガほんとに色々ありますが、自分の関わっているヨガだけがヨガであるというような“井の中の蛙”にならないために、相方先生のセミナーは大変役立ちます。

偏らないヨーガ、伝統的なヨーガを学ぶことで先人の方々から恩恵も得られています。今後も広い視野でヨーガを学んでいきたいと思います。


【フィードバック】

1)『パナ・ソム』の場所と環境

①環境と施設 ②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム

緑と水(池)の中に溶け込むように宿泊施設がありました。ツインの部屋でしたが、バスタブがあり、お湯もでて快適でした。裏のドアを開けると池の横に出ます。素敵でした。

入口ドアの横にある小さな木には、7、8㎝ほどの小さな、小さな、小鳥が巣を作っていて、自然の中にいる事を実感しました。ほんとに可愛かったです。

木々や花は、日本にある同じ木々や花より一回り大きくて、のびのび育っていることがよくわかります。私は大好きな場所、環境でした。


③食事について

最初、激辛の何かを噛んで食べてしまって、辛さに弱い私は大変でした。
(現地の方に教えて頂いた対策; “お塩をちょっとなめる”、ほんとに辛さが少しましになりました。)

次からはちゃんと配慮されていました。

初めて生のドリアンを頂きました。予想していたより匂いも気にならなくて生チーズのような口当たりで、とても美味しくいただけました。(ドリアンも匂いが改良されてきているのだそうです)。

全般に美味しく頂けました。
 
 
2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

リピーターですが、いつも新しい気づきがあります。講義の内容がリソースに則っている、ということは周知のことなのですが、私は今回特に、相方先生の講義には“混ぜない”という強い意志のようなものを感じました。

リソースがあり、またそれを純粋にストレートに学べることに感謝し、今後も大切にしたいと思いました。


②実習について

ASANAの形にこだわらず、身体の内部の感覚に意識を向け、ゆっくりゆっくり動かし、保つ事で感じられる安らぎと安定感に満足でした。

心地よ~い感覚がなんともいえませんでした。改めて、インド式身体鍛錬体操とは全く違うという実感を得ました。実習に関しても“混ぜない“という強い意志を感じました。


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと
①②に。

④さらに興味や関心を持たれた点
サンスクリット文字の形が好きで関心があります。丁度タイに来る前に、学べるご縁が出来ましたので、少しずつ学びたいと思います。不思議な形に魅せられています。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム
タイで、瞑想と組み合わせたセミナーがあればいいなと思います。


以上です。
感謝とともに M.N.

 
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『パナ・ソム(森のアシュラム)』での合宿セミナーのフィードバック④
(A.N.さん、大阪在住、フィードバック③のM.N.さんのお嬢さん)
 

   
【プロフィール】

①住んでいるところ
大阪府大阪市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
保育士

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
最近植物を育てる事が楽しいです。特技はピアノです。ディジュリドゥも好きです。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
母に教えてもらいながら、1・2年前から気が向いたときにしてます。

⑤今後のヨーガへの展望や希望
流行りのヨーガではなく、本当に大切なことが含まれてるヨーガが日本でも主流になればいいのになぁと思います。


【フィードバック】

1)『パナ・ソム』の場所と環境

①環境と施設
緑がいっぱいで私はすきな場所でした。近くの田んぼの稲刈りの様子も見えました。

②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム

ゲストルームはツインをとっていただきバスタブがありました。窓も大きく庭で蓮の花が咲く様子や、外の景色が見えるのもよかったです。風が通りにくいので、夜は冷房をつけたり消したりして寝ました。

セミナールームは実習の時に狭く感じましたが、慣れると気になりませんでした。


③食事について

一日目が少し辛かったのですが、二日目からは考慮して作ってくださったので、とても食べやすかったです。

朝もお粥とパンがでるので好きな方を食べれるし、果物も日本にないものだったりで、食事の時間がとても楽しみでした。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

初めてで知識もほとんどなかったので、最初はむずかしかったですが、日を追うごとに少しづつ理解できるところも増えてきました。

一つの内容だけでなく、それに関わる様々な話をしていただいたので、そこも興味がどんどん湧く理由の一つです。


②実習について

私にとっては、最小限のポイントで進めていってくださったので、「自分のからだを観察する」ということに集中できたような気がします。

毎日少しづつ内容が増えていくのも、初めての私にはよかったです。背骨の周りの筋肉を意識することやリラックスの大切さが、やっていく中でわかってきました。


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

無農薬や有機野菜だけを食べることを良しとする考えに、違和感を感じていた時でしたので、「消化力を高める」という相方先生の言葉がとても印象に残っています。

いいものを食べても消化できないと毒になるということは、食べ物以外の自分の周りに起こる出来事にもあてはまるなぁと感じています。


④さらに興味や関心を持たれた点
まだまだ一つのポイントに絞れるほどわかってはいないのですが、もっと色んな話を聞いてみたいと思っています。

⑤今後期待されるヨーガのプログラム
日本で今回のようなプログラムがあればぜひ参加したいと思っています。 

 

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『パナ・ソム(森のアシュラム)』での合宿セミナーのフィードバック⑤
(N.M.さん、バンコク在住)


相方宏先生 秀子先生 こんにちは!
パソナム合宿ではたいへんお世話になり本当にありがとうございました。

今更ながら濃い濃密な授業の5日間を受けさせていただいたのだなあと思い返しています。

でも日常の生活に戻ってしまうと学んだことや意欲が萎んでしまうようで時間を作ってシーナカリン大学の授業の見学に参加させていただこう!と思いつつもなかなか参加できずにいます。

これは間をあけずに次の11月のワンサニットでの専門コースにも参加した方が良いのではないか・・・と少し検討しています。。。

たいへん遅くなりましたがフィードバックをお送りします。どうぞよろしくお願いいたします。


【プロフィール】

①住んでいるところ
タイ・バンコク

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
専業主婦。日本では会社員をしていました。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
ヨーガ、書道、ダンス、アロマセラピー、健康に関すること・・・

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

ヨーガ歴:タイへ来てからエクササイズ系(HOT→ヴィンヤサ→ASHTANGA)ヨーガを始めました。5年目です(ASHTANGA3年目)。日本在住時はRAJA YOGAなどのヨーガに時々参加していました。

⑤今後のヨーガへの展望や希望
自分の日常生活に活かしていきたい。


【フィードバック】

1)『パナ・ソム』の場所と環境

①環境と施設
喧騒のバンコクとは全然違う緑の景色に囲まれた施設でした。施設内にも緑や小さな池があり自然に触れることができました。

②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム

ゲストルーム
私たちは大部屋を6人でシェアしました。6人でシャワー&トイレ各2つを共有しました。部屋に冷蔵庫1台がありました。冷房完備です。
バスタオルは1人1枚用意してくれていました。滞在中に1度ベッドシーツとタオルの交換がありました。

セミナールーム
ここで朝夕のアーサナと講義を行いました。


③食事について

毎日毎食メニューに変化があり、(フルーツやデザートも)ブッフェ形式のヘルシーな食事でした。のどかな緑の風景を眺めながら美味しく楽しくいただきました。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について

とても濃い濃い講義でした。初日に「ついて行けるだろうか・・」と不安がよぎりましたが、宏先生のお話はやはりとても面白くて最終日にはすごく達成感を感じることができました(宏先生のパワーと溢れ出る知識に改めて驚かされました!!)。

ただまだその講義内容を自分の中で整理できていない状態でいます。テキストやMP3などの資料を作っていただいてるので、時間をかけて消化していきたいと思います。講義を再度聴くことができるというのは非常にありがたいと思います。


②実習について

秀子先生の声の低音の響きが不思議なくらい心地よく、誘導の仕方というのはとても重要だと改めて感じました。(ヨーガマットと身体の間に1枚、秀子先生の声が敷かれたような感じとでもいいましょうか・・・)

アーサナは疲労感や無理のないとても心地よいものでした。プラーナヤーマ、ムドラー、ネティも丁寧に教えていただき、またそれぞれの効果も実感できました。


③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと

ヒンドゥー教を理解することは簡単ではないのだということ。
ヨーガはフィットネスではない。宗教ではない。
仏教徒とヨーガ。


④さらに興味や関心を持たれた点

伝統的ヨーガ
インド文化
インド哲学
仏教
ヴィッパサナ瞑想


⑤今後期待されるヨーガのプログラム

ヨーガ・スートラ
ハタ・ヨーガのテキスト
以上です。



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『パナ・ソム(森のアシュラム)』での合宿セミナーのフィードバック⑥
(H.K.さん、東京在住)


こんにちは。皆様には大変お世話になりました。
帰国後、毎朝・毎晩、ジャラ・ネーティ&スートラ・ネーティをしています~。
ずっと花粉症&扁桃腺炎に悩まされていた夫にも、効果絶大です~。
ありがとうございました!!
 
 
【プロフィール】

①住んでいるところ
東京都世田谷区

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
SE・プログラマー 週3出社。完全復帰へのリハビリ中です。

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
野生のペンギンの生態。ダンス。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
プライベートと仕事の激務から心が折れてしまい、ドクターストップがかかり約1年間、家に閉じこもっておりました。少し元気がでてきたので、近所のスポーツクラブに入会し、ヨーガに出会えました。

⑤今後のヨーガへの展望や希望
瞑想ができるような心、体作りを目指していきたいと思います。
 
 
【フィードバック】

1)『パナ・ソム』の場所と環境

①環境と施設
水と緑に囲まれた、とても癒される素敵な環境でした。心配していた蚊には刺されませんでしたが、蟻軍団にかまれたのは痛かったです。

②ゲスト・ルーム/セミナー・ルーム
快適でした。「トイレに紙を流さない」という習慣を知らなかったので、ちょっと戸惑いました。

③食事について
どれも本当~においしかったです。


2)合宿セミナーの講義と実習について

①講義の内容について
とても興味深く、いろいろな驚きがありました。

②実習について
じっくりゆっくりと、丁寧なご指導を繰り返し行っていただて体にしみこみました。

③ヨーガについて理解が深まった点や特に印象に残ったこと
ハタ・ヨーガの誕生について。
ジャラ・ネーティ&スートラ・ネーティ。
ヨーガの現状
瞑想

④さらに興味や関心を持たれた点
ハタ・ヨーガの歴史。
「心へのはたらきかけ」のメカニズム


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2009年10月2日金曜日

ワンサニット2009(1)

11月の、バンコク郊外の『ワンサニット・アシュラム』での合宿セミナーについてのお知らせです。

 P8260016

 
●『ワンサニット2009』

日程:11月18日(水)ー28日(土)
会場:『ワンサニット・アシュラム』
対象:専門コース、リピータの方対象
応募:空席残少
費用:実費(総経費頭割りのシェアリング方式)
  
   
●コースの性格
 
11月の「ワンサニット2009」は、「専門コース」という位置付けです。

わたしたちは、タイの大学での仕事が安定した2004年から、日本からタイまで来て頂ける方を対象にした少人数制の合宿セミナーを実施して来ました。

主に『ワンサニット・アシュラム』で実施されて来たタイでの合宿セミナーは、今までに21回、参加された方の延べ人数は160名前後になります。

これまでは、南国タイでの「ホリデー・プログラム」という位置付けの合宿セミナーで、期間も4泊5日でしたが、当初から、『ワンサニット』で10日間前後のプログラムも企画することが、わたしたちの希望にありました。

今後、10日間で100時間程度の集中学習コースの企画も進めて行く予定です。今回の「ワンサニット2009」は、その第1回になります。

乾季に入る11月後半は、タイのベスト・シーズンです。
湿度の少ない、さわやかな季節ですので、『ワンサニット・アシュラム』でのエコなシンプル・ライフにも、気候的な問題のない時期です。

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コースの内容

このプログラムは、ライフ・ワークとしてヨーガに取り組まれている方に、ヨーガをヨーガとして深めて行く根拠となるインドの伝統的なリソースを、出来るだけ提供しようとするものです。

特に、まだ十分に知られていない「ハタ・ヨーガ」の本質について、ナータ派の伝統的文献の読解による考察を進めます。

また、その過程で、ヨーガの背景にあるインド文化・インド哲学へも、 さらに踏み込んで行く内容になります。

そして、わたしたちが漠然と魅力を感じながらも、なかなかその実体がはっきりとしないインドの「精神性」の中核にあるものに、なるべく近付いてみたい、と思います。

今までの合宿セミナーでは、主に、ヨーガの背景や、ヨーガを全体的に概観する表層・中層レベルの知識を扱って来ました。この「専門コース」では、ヨーガをヨーガとして根拠付けているインドの伝統的なリソースを直接扱い、ヨーガに関する知識の階層を一気に深めたいと考えています。

今までは、「このような伝統文献がある」という表層の情報に触れるだけでしたが、今回は出来るだけ、伝統文献の内容とメッセージに踏み込んで行きます。

講義では、タイの大学のコース用に作成された資料も十分に活用されて行きます。

技法的には、プラーナーヤーマが中心なります。
その関連で、「ハタ・ヨーガ」のアーサナ、クリアー、ムドラー・バンダの相互関連と全体像について考察しながら、実習を深めて行きます。

このことで、現代社会に生きるわたしたちが必要としているものと、伝統的ヨーガが提供出来るものとの関連が浮かび上がって来る、と思われ
ます。
   
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日程(10日11泊)

11月17日(火) までにバンコクに到着
11月18日(水) 午前中「タイ・ヨーガ研究所」近くに集合、車でワンサニットへ
11月19日(木) ワンサニットで合宿セミナー
11月20日(金) 〃
11月21日(土) 〃
11月22日(日) 〃
11月23日(月) 〃
11月24日(火) 〃
11月25日(水)(朝「ヴィパサナー」に行かれる人はチェックアウト)
11月26日(木) ワンサニットで合宿セミナー
11月27日(金) 〃

11月28日(土)朝食後、ワンサニット・チェックアウト、バンコクへ


合宿セミナー前後のバンコクでの滞在先や行動計画については、
個別にご相談をお受けます。


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参加経費

参加費用は、いつも通り「実費」です。プログラム実施に必要な経費の総額を参加者数で頭割り・分担するシェアリング方式です。

また、コースの講義・実習料の部分は、ダーナ(ドネーション)方式です。プログラム終了後に、参加された方がご自分の満足度で決められる方針で、定額の講義・実習料は設定されていません。

これは、「精神性」に関する「知識」にお金で値段を付けてはいけない、という伝統の遵守から来ているポリシーです。

今まで実施された『ワンサニット』での4泊5日のプログラムの場合、おひとり当たりの経費負担分は2万円少々でした(2人部屋利用のひとり 分)。

今回の経費は、10泊11日の全日程参加の場合、5万円プラスと見積もっています。

必要経費には、
・宿泊費(2人部屋使用の場合)
・施設使用料
・食費
・現地交通費
・現地協力スタッフ経費
・プログラム・コーディネート費
・諸雑費
などが含まれます。

空室がある限り、1人部屋利用も可能ですので、希望の方はお早めにお知らせ下さい。また、『ワンサニット』にはエコノミーな大部屋(ドミトリー・男女別)もあります。大部屋に蚊帳を張って「キャンプする」のも楽しいでしょう。

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『ワンサニット・アシュラム』について

『ワンサニット・アシュラム(Wongsanit Ashram)』のホームページ
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php

住所:
PO Box 1, Ongkharak、Nakhorn Nayok 26120, Siam (Thailand)
Tel: (66-37) 333-183, Fax (66-37) 333-184


写真アルバム
http://picasaweb.google.com/hhyoga/WongsanitAshram

『ワンサニット・アシュラム』へのマップ
(新バンコク空港から車で約1時間半の距離にあります)
http://www.sulak-sivaraksa.org/en/docs/AshramMap2551.pdf

『ワンサニット・アシュラム』は、1985年にタイの大手NGO団体の
『サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団』 傘下に設立されたインターナショナル・コミュニティです。シンプルなライフ・スタイルの実践と、社会活動と精神性を平行して追求するための施設です。

『サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団』 の創立者の「スラック・シヴァラクシャ」氏は、タイを代表する
仏教思想家・社会活動家であり、世界の仏教陣営の重要人物です。ノーベル平和賞にも3回ノミネートされています。

『ワンサニット・アシュラム』の環境と設備は、自然環境を生かした「アウト・ドアー」系で、「自然療法センター」としても利用されています。「ヨーガ」の合宿セミナーに最適な条件が整っています。

設立当初から『アシュラム』は活発に多くの共同体プロジェクトに関わって来ました。『アシュラム』の活動は、仏教哲学と文化の多様性や環境の維持可能性に根差したライフ・スタイルの促進を模索するもので、
人間存在と社会性と自然の密接な相互依存関係を指摘しようとする試みです。

『アシュラム』のメンバーは主にソシアル・ワーカーで、伝統的スタイルの家屋に住み、シンプルなライフスタイルを実践しています。

『アシュラム』では環境保護、人権擁護、非暴力や精神性に基づく社会活動に関するコースを含む、数多くのワークショップが年間を通して企画されています。

これらのワークショップでは、学生や活動家(僧や尼僧を含む)や地域社会のリーダーへの、総合的なトレーニングが提供されています。

『アシュラム』をベースとしている主要なプロジェクトは以下の通りです。
・地域社会のリーダー養成(Grassroots Leadership Training)
・森の自然の中での諸宗教間の対話と連帯
・エコ・ヴィレッジ・デザイン教育トレーニング


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タイで本格瞑想修行

『ワンサニット・アシュラム』での専門コースのためにタイに来られる機会に、タイでの本格的な瞑想修行(ヴィパサナー)も推奨しています。次の3つのパターンが可能です。 

①『ワンサニット』の前に10日間のヴィパサナー修行
(11月4日ー15日、コーンケーンのセンター)
http://www.dhamma.org/en/schedules/schsuvanna.shtml

②『ワンサニット』に7日間参加後、10日間のヴィパサナー修行
(11月25日ー12月6日、ピサヌロークのセンター)
http://www.dhamma.org/en/schedules/schabha.shtml

③『ワンサニット』修了後、南タイの僧院で瞑想コースに参加
(11月29日ー12月10日)
http://www.suanmokkh.org/

どの瞑想センターも、外国人の参加には条件がある場合がありますので、興味のある方は、早めにこちらにご相談下さい。


③は、南タイのスラタニーという町にある「スーアン・モッカ」という有名な瞑想寺です。近代タイの精神的支柱であった「ブッダダーサ・ビク」によって開かれた修行寺で、タイでは大きな影響力のあるところです。

近くにインターナショナル・メディテーション・センターが併設されていて、毎月初めの10日間、外国人向けに瞑想コースが運営されています。
http://www.suanmokkh.org/

インターナショナル・メディテーション・センターも伝統的な上座部仏教の形式に従っていますが、外国人向けなので、やや緩やかなルールで
運営されています。タイの仏教文化の本質に触れるには、理想的な場所のひとつです。



 

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