2012年7月24日火曜日

カイヴァリヤダーマ研究所の6週間コース2012

カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ
夏期6週間コース(CCY)総括レポート

期間:2012年5月2日-6月11日


ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所の付属カレッジで5月・6月に開講された夏期6週間コース(CCY)を受講された、大阪在住の「T.K.」さん(女性)のフィードバックです。

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【プロフィール】

1. 住んでいるところ
大阪府泉大津市



2. 現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
 
電子部品業界の商社で事務職をしていましたが、1月末で退職。

ロナウラ2012
自然療法アシュラム・ウルリカンチャン(10日間滞在)
ムンバイ・サンタクルズの「ヨーガ・インスティチュート(YI)」(7日間滞在)
カイヴァリヤダーマCCYコース(5月~6週間)を修了し、帰国。



3. 関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
ヨーガ、旅行、山歩き



4. ヨーガ歴・プログラムへの参加歴
ヨーガ歴5年
穂高2011①



5. ヨーガがご自分に持つ意味
心身の健康維持の術であり、より掘り下げて理解を深めたい研究対象。


Lonava2012 (66)


【コース全般のフィードバック】
1.場所と環境 
1.1.ロナウラという環境


小さい町です。ロナウラ名物の「Chiki」屋さんがとにかく多いです。駅近辺に大きいモールはなく、小さい商店が立ち並んでます。


1.2.カイヴァリヤダーマ研究所の施設

大きく分けて、①リサーチ部門 ②カレッジ部門 ③ホスピタル部門の3部門があります。

施設内にはそれぞれの部門の建物がある他、図書館やブックストア、小さい売店やスワーミジがいらっしゃるクティ、アーユルベーダやナチュロパシーを行うエリア、学生や患者さん用の宿泊スペース、それから少し離れた所にスタッフの方々の居住スペースがあります。

とても手入れされたお庭もあってとても居心地が良いです。


1.3.ゲスト・ルーム

CCYコースに参加する外国人留学生は、2人で1室をシェアして利用することになります。机・椅子、ベット、クローゼットがそれぞれ1人ずつに用意されています。

小さいシンク、トイレ・シャワーが部屋にあります。私の場合、初日数日でルームメイトのポルトガル人の子がコース内容に満足できず辞めていったので、その後1人で使う事になりました。

1人で使う事は基本的に許されないので、ホスピタルに来る患者さんとシェアしてもらうと事務所のスタッフに言われましたが、結果的にはその後どなたも来ず1人で使えてラッキーでした。


1.4.ダイニング・ホールでの食事

私たち留学生はホスピタルのキッチンを利用します。利用時間内であれば、どのタイミングで行ってもよいスタイルです。

食事は、曜日により出されるメニューは決まっているので、1週間毎の同じローテーションでしたが、どれも美味しく頂きました。

毎日フルーツが食べれるのがとても嬉しかったです。週に1度朝食にパンが出るのも嬉しかったです。

夜は毎日トマトやカボチャ、ホウレンソウなどの野菜スープもありました。

必要以上の味付けがされてない素材の味そのものでした。

インド人のコース参加者は別のダイニング・ホールで食事をするので、時々一緒に同級生と食事をしに行きました。メニューや味付けも違うので、新鮮でした。


1.5.キャンパス内の生活

毎日同じスケジュールに従った規則正しい生活が送れるのが心地よかったです。休憩時間や食事前食後に所々にある庭でゆっくりしたり、学ぶ事は多かったですが、気持ちにゆとりをもって過ごす事ができました。



2.付属カレッジの授業について

2.1.実習クラス(プラクティス)

ひとつひとつのアーサナを詳しく説明を入れて進めるクラス構成でした。アーサナを組み合わせて進めるほぐされるクラスというより、ひとつひとつのアーサナを学んで実践で確認して理解していくというクラスに感じました。

先生が壇上でマイクを使って説明してくれますが、アーサナ・ホールが広いのでその場で質問したりする事が困難に思えました。

私たちの時はインターンの方2名がアジャストしに歩きまわってくれていたので、質問やアーサナの修正をしてくれて、とても助かりました。


2.2.講義の内容
ヨーガをいろいろな面から学べるカリキュラムで、とても勉強になりました。
科目は6科目ありました。

・TRADITIONAL YOGA
・YOGA & VALUE EDUCATION
・YOGA & PHYSICAL EDUCATION
・STRUCTURE & FUNCTION OF HUMAN BODY & EFFECTRS OF YOGA PRACTICES ON IT
・YOGA & MENTAL HEALTH
・PRACTICE TEACHING IN YOGA

6週間のコースは、最後の1週間が試験期間なので、実質5週間しか学ぶ期間がない中で、各授業ともとても興味深く内容が濃いので、毎日学ぶ楽しさを味わいました。


2.3.講師陣の印象

年配でベテランの先生方の講義がとても印象的でした。本や資料にはない説明や例を沢山用いて話してくれるので、授業に参加する事の意義そのものも教えて頂いたように思います。

また、その人間性も素晴らしい方々でした。


2.4.他の受講生(インド人・外国人)

コース参加者はトータル40名近くいました。男女比は、1:3で圧倒的に女子が多かったです。年齢は18歳~4・50歳までとかなり幅広く、職業やコース参加の動機も様々でした。

うち留学生は少なく、フランス人女性、イラン人女性、インドネシア人女性、私の4人のみでした。


2.5.授業時間以外の過し方

朝夕のアーサナ・クラスでは身体ほぐしには充分な内容に感じなかったので、ホスピタルの上のテラスで一人のびのびとアーサナ練習をしたりしました。

また、留学生クラスメートと部屋の前でお茶を飲んで話したり、インド人のクラスメートの部屋を訪ねたりしました。

日曜はクラスがないので、キャンパスの外に出たり、近くの丘に登って湖を眺めに行ったりしました。



3.研究所のキャンパスの外にて

3.1.プネー訪問

6週間のコース中にはプネーに行きませんでしたが、モールでショッピングをして気分転換をされたい方には良いと思います。


3.2.ロナウラ・ヨーガ研究所訪問

1年に1冊のペースで出版物を手掛ける活動をされています。古いサンスクリットで書かれた原本を見せて頂いたり、作業工程を聞かせて頂いて、本当に気の遠くなるような作業をされている事に感銘を受けました。

1冊1冊どういった本かの説明も聞かせて頂き、とても丁寧な対応をして頂きました。



【最終試験のフィードバック】

1.修了試験・理論編
1.1 ヨーガと体育教育(Physical Education/Teaching Method)

今回からこの科目を担当することになった新しい女性の先生でした。
パワーポイントに書かれている事は、ほぼ全部小冊子『Yoga Applied to Physical Education by Gharote,M.L.(2006)』に書かれている事で補足説明も少なく、ブックストアで販売されているその小冊子を読めば理解できる
科目でした。
 
修了試験は、7問の質問のうち、4問を選択し解答する形でした。

1) Write some of the misconceptions of yoga. What is the real meaning of Yoga according to you?
2) Discuss,"Contribution of Yoga to the field of Physical Education and Sports"
3) How Health and Fitness, as well as, Emotional Stability can be gained through Yoga?
4) Write short notes on any Three of the following:
- Principles of Asanas/
- Principles of Pranayama
- Concept of Physical Education
- Kapalabhati/
- Emotional Stability through Yoga
- Bandhas and Mudras

5) "Significance of Yoga in the field of Physical Education" :Discuss

6) Compare Yoga Practices with other exercises. In what way such a comparison may help us ?

7) Write down main factors of Physical Fitness. Write,"The role of yoga practices in a Physical Education Programme."


1.2 人体の構造と機能(Anatomy & Physiology)
バレーカール先生が毎回分かりやすく、そして楽しく授業を進めてくれました。神経系、呼吸器系、消化器系、循環器系、筋肉・骨についてひとつずつ数回の授業に分けて学びました。

修了試験は、Section Iから2問選択し、Section Ⅱから2問選択する形式でした。

Section I
1) Explain the process of Respiration and Describe the Yogic
Practices helpful for maintenance of Healthy Respiratory System.
2) Describe the structure and functions of Heart. Explain fully the circulation of Oxygen and absorption of nutrients.
3) Define and classify Asana. Describe the difference between
Asana and Physical Exercise.

Section II
1) Write short notes on any two of the following: a)Mudra
b)Bandhas c)Kapalabhati d)Pranayama for Stress Management
2) Describe Shuddhikriyas and Explain Neti and Dhauti in detail.
3) What is Pranayama? Enumerate its types. Explain fully the physiology of Puraka, Rechaka and Kumbhaka.


1.3 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)

これまで親しみのなかったCharanadasの『アシュターンガ・ヨーガ』学びました。

担当してくださるシャルマ先生は、とても重厚なお人柄が見た目からも分かります。とても熱心に授業をしてくださり、イメージしやすいように例を用いて説明してくれる点も好感がもてました。

授業中、『バガヴァッド・ギーター』のお話を引用しての説明になると、さっぱり分かりませんでした。

修了試験は、7問の質問のうち、4問を選択し解答する形でした。

1) What do you understand by Niyamas as explained by Charanadas? Write in detail.
2) What is the importance of Yamas in Yogic Sadhana ? Explain any five of yamas as given by Charanadas.
3) Name the Chakras and describe any four of them in detail as stated by Charanadas.
4) How does the Pranayama help us to achieve the state of Dharana?
5) What do you understand by the word Mudra? Name the five Mudras as described by Charanadas. Describe the technique of any two of Mudras and their benefits.
6) Name the Three Bandhas used while performing the Kumbhaka. Write,in short, the technique and use of each one of them.
7) Write short notes on any Three: a)Ashtanga Yoga b)Samyama
c)Three important Nadis d)Five important Pranas e)Pratyahara


1.4 ヨーガと価値教育(Value Education)

担当してくださったボデ先生は、とてもベテランの先生でした。科目内容もとても興味深い内容でした。

What is Value? What is Education?など根本的な定義を投げかける導入から始まり、「プルシャ・アルタ」や「パンチャ・コーシャ」について学び、価値教育に基づくヨーガの実践やヨーガが現代社会の問題にどう効果的かなどを学びました。

ひとつひとつのアーサナにも意味があり、その説明がとても印象的でした。

修了試験は、7問の質問のうち、4問を選択し解答する形でした。

1) Discuss the concept of "Values" in detail.
2) Explain the Classification of Values.
3) Discuss the theories of Purusharthas and Panchakoshas as Value theories.
4) Discuss the meaning, need and objectives of Value Education.
5) Discuss Value Education in the context of Kriya Yoga.
6) Discuss Value Education in the view of some Asanas and Shuddhi Kriyas.
7) Write Short Notes on Any Two:
a) Values in Patanjala Yoga
b) Socio-cultural basis of Value Development
c) Psychological basis of Value Development
d) Roe of a Teacher in Value Education
e) Yoga Education as Value Education


1.5 ヨーガと心の健康(Mental Health)

ボーガル校長先生が担当してくれます。この授業でも頻繁に『バガヴァッド・ギーター』の話がとりあげられて理解に苦しみました。そもそもそれ自体を分かっていない留学生と、まだ馴染みがあるインド人学生との理解の差が
大きかったです。

修了試験は、7問の質問のうち、4問を選択し解答する形でした。

1) Bring out the differences between Yoga and Modern Psychology. In what ways can Modern Psychology contribute to Yoga?
2) Discuss the Concept and Models of 'Normality' from the perspectives of Modern Psychology. Discuss fully the Normality in Yoga.
3) Discuss the genesis of Existential disorders aned their remedies as inferred from by Patanjala Yoga Sutras (PYS).
4) Discuss the concept of "Conflict" and Yogic remedies on various types of conflicts.
5) What is Frustration ? Discuss Yogic remedies towards Frustration.
6) Explain the different Methods of Prayers and the benefits derived from Prayer.
7) Write Short Notes on Any Three
a) Contribution of Yoga to MOdern Psychology.
b) Theories of Normality according to Modern Psychology.
c) Adjustment through Yoga.
d) Any three Defense Mechanisms.
e) Stress Management throhgh Yoga.


1.6 指導法(Teaching methods for Yogic practice)
レッスンの組み立て方、授業中の注意点などを学びました。

修了試験は、6問の質問のうち、Q4は必須、それ以外の3問の計4問を選択し解答する形でした。

1) What are the principles, a theacher must know while teaching Asana, Pranayama and Shuddhi Kriyas ?
2) Illustrate class management with its meaning and need. Explain different types of formation of class during practical session in Yoga.
3) What are those
(i) salient points to be remembered, as well as,
(ii) advantages,pertaining to following yogic practices?
_1.Uddiyana_2.Ujjayi _3.Shuddhi Kriyas
Q4) <全員必須> Why lesson plan is essential for a Yoga Teacher ?
Prepare a model lesson plan of 20 minutes duration on Sarvangasana.
(Attempt objectives, Introduction of topic, salient points, advantages, limitations, end of the lesson and next day practice.)
5) Wrhite short notes on any five of the following:
Bhujangasana/Jalaneti/Pranayama/Individual & group practice
/Asana/Qualities of the Teacher/Qualities of the Student
6)Define Pranayama ? What are the basic principles of Pranamaya.


1.7.口答試験(Viva-voce)

出身国、コース参加の動機、このコース参加が将来の自身にどう役立つと思うか


2.修了試験・実技編

みっちり朝からお昼前までありました。外部からの試験官が来て、チェックします。

ジャラ・ネーティ、スートラ・ネーティも一人一人チェックされました。

アーサナはクラスを列単位に4つに分けて誘導指示が出され、試験官が見て周りチェックします。

アヌローマ・ヴィローマとウジャーイーのプーラーナヤーマに加え、瞑想の時間も組み込まれていて、座る姿勢もチェックされました。

最後は一人一人試験官の前に行き、ウディヤーナ・バンダのチェックもありました。


3.教育実習(Teaching Lesson)

先生になりきって他生徒の前で1コマの授業を担当します。どのアーサナをするかは先生に振り当てられ、出席番号順に日にちも決められています。

私はハラー・アサナを担当しました。チャートを自分で準備して、説明の際に用いました。大きめの白い紙がカレンダーの裏面くらいしかないので、画用紙や模造紙などキャンパス内では入手できないので、持ってくと便利と思いました。チャートを描くのに太い黒ペンも役立ちました。


4.総括編

4.1.「カイヴァリヤダーマ」の6週間コースを受講した価値はあったか

はい。とてもありました。

座学でその分野に精通している先生からヨーガを学べた事がとても有益でした。

日常を切り離して学ぶ環境を体験できた事も良かったです。


4.2.ロナウラの総合的な学習環境はどうであったか

とても居心地が良かったです。

層の厚い教授陣と学習に集中できる環境としてはベストに思えます。


4.3.6週間コースで消化したことはどう役立つか

まだ消化する段階とまではいかず、復習が欠かせませんが、科目毎にいろいろな方向からヨーガにアプローチし学習する事が体験できたので、今後もこうした意識と視野をもって、包括的にヨーガの学びを深め実践していくことに役立てたいと思っています。


4.4.今後のヨーガに対する展望

特にないですが、生活の中でヨーガを実践し、心身ともに健康で穏やかに日々を暮らし、人格の統合に努めたいと思うようになりました。


追加で持っていくと便利なものとして、授業を録音するICレコーダー、またそのレコーダーを再生する際部屋のルーム・メイトに気を遣うならヘッドホン、
授業中のパワーポイントのデータをもらう為のUSBなどあると便利かと思います。



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2012年7月16日月曜日

【お知らせ】 2012年7月16日(月)

今年後半から来年前半にかけての『伝統的ヨーガの理論と技術』のプログラムのお知らせです。

ヨーガは短期間で集中して取り組むことで、望ましい結果を出して行くものです。

よく日本の方から、いろいろな講座や勉強会にも出ているのに、ヨーガのことがよく解らない、という話を聞きますが、それは、学習プログラムのパターンの方に欠陥がある、と言うことでもあります。

ヨーガは、まず、自分自身がヨーガ的効果を実感し、それを継続して積み上げて行く枠組みが必要です。月1回のような緩慢なペースで何年も無意味に続く講座より、むしろ、短期でもヨーガに専心できる合宿プログラムに参加した方が、はるかに効果的です。

現代社会に生きるわたしたちが、効率的にヨーガ的効果を自分自身に応用して行くには、常に学習プログラムの組み立てを工夫・研究して行くことが課題に思えます。

ご都合が付く方は、タイの「ワンサニット・アシュラム」での合宿セミナーをお勧めします。

しばらく日本環境から離れて、南国の仏教国のタイのエコロジーと精神性をテーマとしたリトリート・センターで、集中して『伝統的ヨーガの理論と技術』に取り組まれることは、効果的なヨーガ体験への深化と繋がって行くようです。

1)ワンサニット秋合宿2012/ワンサニット2012

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今年もタイが乾季入りする11月からバンコク郊外のワンサニット・アシュラムで合宿セミナーが2つ予定されています。興味のある方は、どうぞお問い合せ下さい。

参加確認は2ヶ月前です。

【ワンサニット秋合宿2012+タイ領内のクメール遺跡探訪】

日程:2012年10月28日(日)-11月3日(土)
定員:6名以上でプログラム成立
対象:ヨーガの初心者からベテラン・指導層まで
内容:ワンサニット5泊6日+クメール遺跡1泊2日
目的:伝統的ヨーガの理論と技術/歴史的背景への洞察深化
施設:アウトドアー派のエコロジー実験施設(冷房・温水シャワー無)
食事:タイ料理式ベジタリアン
費用:実費分担+ドネーション
確認:2ヶ月前の8月下旬

学術的なヨーガのリソースに基づいて、「伝統的ヨーガの理論と技術」への理解を深めて行く5泊6日間の「エコ・ホリデー・プログラム」です。初心者の方からベテラン・指導層まで、どのレベルの方にも有益です。

この日程には、追加プログラムとして、タイ領内にあるアンコール遺跡「ピーマイ&パノムルン」探訪も組み合わされる予定です。

からだをストレッチするだけでなく、こころのストレッチもヨーガのトレーニングですね。バンコクから1泊2日で行けます。無限な宇宙に向かって開かれている中世クメール王国のヒンドゥー世界の不思議空間にこころを遊ばせ、こころを異次元に同期させて行くことは、こころのバランス効果絶大のようです。


【ワンサニット2012】

日程:①11/25(日)ー12/2(日)+②12/2(日)ー09(日)
定員:①②とも15名前後
対象:リピーターの方
主題:伝統的ヨーガの理論と技術
目的:ヨーガをライフ・ワークとして続ける自信を提供
施設:アウトドアー派のエコロジー実験施設(冷房・温水シャワー無)
食事:タイ料理式ベジタリアン
費用:実費分担+ドネーション
確認:2ヶ月前の9月下旬

恒例の「ワンサニット・アシュラム」での専門コースです。今年の日程は11月25日(日)-12月9日(日)の15日間で、①前半1週間+②後半1週間の組合わせになります。

内容は段階的に①→②と進みます。なるべく、①②の通しでの参加をお勧めします。15日間で140時間近い講義と実習が消化されます。

ヨーガをライフワークとして続けて行く基礎と自信を提供いたします。

また、必要に応じて①か②のどちらかに選択的に参加されることも可能です(特にリピーターの方)。

予約状況:
①11/25(日)ー12/02(日): 定員15名/予約8名/問合せ1名
②12/02(日)ー12/09(日): 定員15名/予約9名/問合せ1名

専門コースの「ワンサニット2012」に興味のある方は、どうぞお問い合せ下さい。

2)雨季のタイで瞑想研修(ヴィパッサナー)

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今年も、わたしたちのバンコクでの「仕事期間」中に、タイを訪問される方を歓迎します。

南国の仏教国であるタイを訪れるのは11月からの乾季がべスト・シーズンですが、瞑想研修でしたら雨季中も味わい深いものです。古から、雨季中は修行僧は1箇所に留まって瞑想に専念する、という習わしがあり、「雨安居(カオ・パンサー)」と呼ばれています。むしろ、雨季中に瞑想をする、というは正統的なことでもあります。

タイ国内の瞑想センターでしたら、日本とタイとの移動日、10日間コース(実質11日間)とその前後のバンコク滞在を含めて2週間以内のスケジュールで収まります。

瞑想コース前後のバンコク滞在などの手配は、うちのバンコクのオフィスでサポートいたしますので、どうぞ、ご安心下さい。

興味のある方は、どうぞ、お問い合わせ下さい。

今までにタイの瞑想センターで「ヴィパッサナー」の研修をされた方のフィードバックが、このブログでまとめて閲覧できます。
http://hhyoga.blogspot.com/search/label/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%81%A8%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%8A%E3%83%BC



3)ロナウラ編2013

まだ少し先のことですが、今年と同じく、来年も2月・3月に、ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所で「ロナウラ編2013」が企画される予定です。

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【ロナウラ編2013】

日程:2013年2月24日(日)ー3月11日(日)
期間:15日間+追加プログラム
施設:カイヴァリヤダーマ研究所
参加:15名前後
対象:リピーターの方
内容:HCC(ヘルスケア・センター)+クティでのクリヤー・ヨーガ・キャンプ
講義:伝統的ヨーガと近代的研究(Asana, Pranayama, Meditation)
食事:菜食インド料理(自然療法の食事法に準拠)
費用:必要経費+ダーナ制
追加:自然療法/アーユルヴェーダ、ロナウラの石窟寺院探訪、プネー散策、世界遺産エローラ探訪 etc.

今年の「ロナウラ編2012」の参加者の方のフィードバックがこのブログで纏めて閲覧できます。
http://hhyoga.blogspot.com/search/label/%E3%80%94%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%A9%E7%B7%A8%E3%80%95

また、「ロナウラ編2012」の共同アルバムが「Picasa」に作成されています。
https://picasaweb.google.com/103061544163066016927/2012INDIALonavla?authkey=Gv1sRgCP-eybDGjtSACg

SWUコース2012(3)

 

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先週の月曜日(7月9日)から、シーナカリンヴィロード大学(SWU)哲学宗教学科での、今年度のSWUコースのレギュラー・クラスが始まっています。月水木土の週4回。

月水木は午後5時半ー8時の2時間半(実習1時間半・講義1時間)、土曜日は午前8時から午後4時までの終日。今年度は受講生19名と少なめ、例年25名前後です。スペースがあるので、前年度までの受講生の希望者が補習として参加できる体制にしています。
 
 

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TYIのオフィスから大学への通勤も始まりました。道路渋滞と無縁な運河ボートをよく使います。ラームカンヘーン通りのオフィス近くの船着き場から、SWUの裏手の船着き場まで25分です。クラスをやっている人文学部は船着き場に一番近いビルなので、便利です。

2012年7月9日月曜日

SWUコース2012(2)

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先週末7月6日(金)ー8日(日)は、バンコク郊外のラムルッカあるリトリート・センター「Santi Dham」でSWUコースの第1回目のオリエンテーション合宿。2泊3日。

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ここ5年ほどこのセンターを利用させて頂いていますが、OFM(Franciscan Foundation of Thailand)のセンターで、カトリックのフランチェスカ派の施設。小鳥とお話している聖フランチェスカの彫像があります。南国の上座部仏教国のタイに聖フランチェスカ、そこでヨーガ・キャンプ、なかなかシュールです。

2012年7月8日日曜日

穂高編2012(2)

日程:2012年6月12日(火)ー6月26日(火)
主題:伝統的ヨーガの理論と技術
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 →
http://www.yojoen.com/

参加者の方のフィードバック・シリーズ②です。

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長野の穂高養生園での合宿セミナーは今年で5年目、6月12日(火)-26日(火)の15日間で5つのプログラムが実施され、延べ95名の方が参加されました(アシスタントを含む)。

「穂高編2012」の共同フォトアルバム

「穂高編2012」について


「穂高編2012①」のフィードバック
東京在住のJ.N.さん(女性)
 
①養生園主催・一般公開プログラム
日程:6月15日(金)-17日(日)・2泊3日
内容:「ヨーガのコンセプト」「ヨーガ実習のガイドライン」「ヨーガの背景」
対象:一般向け(初心者から経験者、指導層まで)
 
☆☆☆☆☆
  
 
【プロフィール】
 
1. 住んでいるところ
東京
 
2. 現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
 
服飾の大学の研究室で助手をした後、小物のデザイナーを6年、現在はヨーガを児童館や区の施設で教えています。
  
3. 学生時代の専攻、職業/専門資格、特技/趣味やライフワーク

ファッションクリエイティブ被服専攻
趣味はサーフィンです!
 
4. ヨーガ歴 & ヨーガ講座/研修への参加歴

ヨーガ歴は6年
相方先生の伝統的ヨーガの理論と技術に今年初参加。
 
5. ヨーガが今のご自分に持つ意味

自分の心と体を健康に保つと実感しております。
 
 
 
【フィードバック】
 
1.  穂高養生園について

 
ほぼ毎年訪れてますが、毎回ここに来ると何かしらの気づきがあります。心と体の声を素直に聞くことができます!
 
 
1.1. 穂高の環境と養生園の施設

 
ここに来るだけで癒されます!
 
 
1.2. ゲストルーム・お風呂(温泉)
 
お風呂はいつも利用せず近くの温泉に行ってました。
 
 
1.3. 講義・実習室(木と人ホール/里の家)
1.4. 食事

 
いつも手間暇かけて心のこもった美味しい食事に満足してます。
 
 
1.5. スタッフの対応
 
とても良かったです!
 

 
2. 「伝統的ヨーガの理論と技術」のプログラムについて
 
とても良かったです!
 
 
2.1. 実習について

(アーサナ・プラーナーヤーマ・サマーディ)
 
アーサナでは今までに気づかなかったアプローチ、プラーナヤーマの本当の意味を知ることができ大変良かったです!
 
 
2.2. 講義について
(「ヨーガのコンセプト」「ヨーガの背景」「ヨーガ実習のガイドライン」)
 
講義の全てが興味深く、もっと沢山のことを教わりたかったです!
 
 
2.3. 面白かったこと/さらに興味を持たれたこと
 
先生がおっしゃっていた地域のお話しを聞いてみたいと思いました。
 
 
2.4. もの足りなかったこと/疑問に思ったこと
 
疑問に思ったことは、日本人である私達がヨーガを学ぶ為にはインドの宗教的なことを、どう解釈して受け入れていけば良いのか?どう理解していけば良いのか?
 
 
2.5. 『伝統的ヨーガの理論と技術』という方向性について
 
とても良いと思います!このベースがあって他のことが学べるんだと思います。



3.今回の穂高での研修の総括
 
最高に本当に良い学びでした!
 
 
3.1. 「穂高編2012①」に参加したメリットがあったかどうか
 
十二分にありました!
 
 
3.2. ご自身のヨーガライフにプラスになったこと(理論面・実習面)
 
ヨーガがさらに楽しくなりました!
自信がつきました!
 
 
3.3. 穂高で深まった理解や体験

 
プラーナヤーマの重要性
また、穂高の自然が養生園の環境が心に作用したこと。
 
 
3.4. 今後穂高でのヨーガ研修参加を考えている方へのアドバイス
3.5. その他全般的なご感想 etc.

 
是非参加して欲しい!
この言葉を信じて行けばわかります!(笑)

2012年7月7日土曜日

穂高編2012(1)

日程:2012年6月12日(火)ー6月26日(火)
主題:伝統的ヨーガの理論と技術
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 → http://www.yojoen.com/

参加者の方のフィードバック・シリーズ①です。

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長野の穂高養生園での合宿セミナーは今年で5年目、6月12日(火)-26日(火)の15日間で5つのプログラムが実施され、延べ95名の方が参加されました(アシスタントを含む)。

「穂高編2012」の共同フォトアルバム

「穂高編2012」について


「穂高編2012⑤」のフィードバック
東京在住のY.A.さん(女性)

⑤「クリヤー・ヨーガ」とユクタ・プラーナーヤーマ」
日程:6月12日(火)-15日(金)・3泊4日
内容:ヨーガの本命プラーナーヤーマの理論と技術への習熟
対象:リピーターの方対象

☆☆☆☆☆

東京は梅雨独特の湿気を含んだジメーットした日々です。
養生園の研修会ではお世話になりました。
養生園でのフィードバック遅くなりましたがメールします。

【プロフィール】

1. 住んでいるところ
東京

2. 現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
ヨーガ
教師 主婦

4. ヨーガ歴 & ヨーガ講座/研修への参加歴
ヨーガ歴37年

5. ヨーガが今のご自分に持つ意味

ヨーガの持つ意味は・今は生きがいです。少しでも皆様の健康と幸せな生き方の手助けになれば・・・勿論良きグルに巡り合いヨーガを全うしたいです。


【フィードバック】

1. 穂高養生園について

環境は勿論ヨーガに適しております。施設は不便な面もありますが自然を背景にしているのでオーケーです。

1.1. 穂高の環境と養生園の施設
1.2. ゲストルーム・お風呂(温泉)

お部屋は清潔で木の温もりを感じます。

今回ロフトで寝ましたか最高でした(夜中のトイレは冒険的でいたが・・・)。

お風呂は温泉で気持ちが良かったです。露天風呂もスリルがありますね。


1.3. 講義・実習室(木と人ホール/里の家)

講義・実習室は座布団・ブランケット・座椅子・ヨーガ・マットなどが準備されていて充分です。


1.4. 食事

食事は勿論健康的で素晴らしいですが、私は37年胆石を持っており(動きませんので激痛はありません)消化酵素が出にくく、時として苦痛の場合があります。


1.5. スタッフの対応

スタッフの皆様はお若いのに、もくもく働き感心しました。車での送り迎えもお世話になりました。今回は湯たんぽまで用意して下さって感激でした。


2. 「伝統的ヨーガの理論と技術」のプログラムについて

2.1. 実習について
(アーサナ・プラーナーヤーマ・クリヤー・ムドラー/バンダ・サマーディ)

実習は今回は呼吸法・ムドラーの深め方に感心しました。私はワンサニットを含め今回で先生の指導5回目ですが、これだけ確り教えて下さる先生は日本にはおりません。後は自分自身で深めることですね。


2.2. 講義について

(「ヨーガのコンセプト」「ヨーガ・スートラ」「ハタ・プラディーピカー」)

講義はクリヤ・ヨーガでしたが前回多少伺っていたのでしょうか?とても理解しやすい講義でした。ただ落とし穴があるとの事に引っかかりました。


2.3. 面白かったこと/さらに興味を持たれたこと

時々先生の脱線する話が面白かったです。もっと聞かせて下さい。私も意見を言いすぎました。ひでこ先生が横でハラハラしておいでになりました。時間的なことでしょう。


2.4. もの足りなかったこと/疑問に思ったこと
2.5. 『伝統的ヨーガの理論と技術』という方向性について

伝統的ヨーガの理論と技術の方向性については、とても理解しやすく、的確だと思います。


3.今回の穂高での研修の総括

3.1. 「穂高編2012⑤」に参加したメリットがあったかどうか

「2012⑤」のメリットは何と言っても呼吸法・バンダの深め方だったと思います。洗濯バサミのアイデアは去年からでしたが、グッドアイデアですね。


3.2. ご自身のヨーガライフにプラスになったこと(理論面・実習面)
3.3. 穂高で深まった理解や体験
3.4. 今後穂高でのヨーガ研修参加を考えている方へのアドバイス
3.5. その他全般的なご感想 etc.

理論面はわかる範囲で教室の皆様に話しております。実習面では勿論呼吸法、ただしウデイヤーナ・バンダは教えにくいです。自身は毎日実践しております。

先日の「タメシテガッテン」でお腹ペコペコすると腰痛・ひざ痛に良いと云う放送がありました。水泳の北島選手も泳ぎに活かしているとの事。これがヨーガのウデイヤーナ・バンダでした。


以上

今はタイで講義中ですね。来年は仏教を交えた講義に発展しそうな予感がします。先生の講義も初期に比べると変化しているような気がします。

又の機会を楽しみに・・・今度はワンサニット以来ですが、バストリカーを教えて下さいませ、お願いいたします。ご自愛下さいますよう。Y.A.



2012年7月4日水曜日

SWUコース2012(1)

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今年度のSWUコースのオリエンテーション・ミーティングの前。シーナカリン・ヴィロード大学(SWU)人文学部ビルの3階、哲学宗教学科のヨーガ研究室。オフィスの中に仏像が安置されているのがタイの大学のふつうの風景。今年度のコースの無事祈願。