2009年2月2日月曜日

ロナウラ・ヨーガ研究所の出版物2009

1)継続的な研究と勉強の対象としてのヨーガ
2)今年度の出版物
3)今までの出版された伝統的文献
4)今までに出版された現代書
5)今後の出版予定
6)「ロナウラ・ヨーガ研究所」について


)継続的な研究と勉強の対象としてのヨーガ

「ヨーガ」は非常に歴史の古い分野ですが、本家のインドで近代的な「ヨーガ」の研究と一般社会への普及が始まったのは1920年代という、意外に新しい出来事です。

また、インド以外の国々でも「ヨーガ」が広く興味の対象となったのは1960年代以降、さらに、フィットネス的な文脈でブームになったのは1990年代中旬以降という、過去10年程度のまったく新しい現象です。

そのため、「ヨーガ」に関して、現在入手可能な信頼に足る資料はまだまだ量的に不足していますし、世界的に高まっている「ヨーガ」への興味を満たして呉れるには不十分な状態が続いています。

どの分野でも、それが独立した分野として成立するには、その分野の基礎知識を把握できる事典や用語集、標準的な教科書、そして、信頼できる参考文献などの裏付け資料が必要です。

「ヨーガ」も同じで、「ヨーガ」の常識的で健全な発展には、信頼に足る参考資料が量的にも十分に必要とされます。

どのような時代でも、どの国の、どのような社会環境であっても、健康で生産的で、意味ある人生を送ることは、わたしたちみんなの願いです。「ヨーガ」には、そのために必要十分な理論と技術のリソースが伝承されています。

「ヨーガ」においても、継続的な研究と勉強が大切です。

伝統や古典に基づきながら、常識的で合理的なアプローチをして行くことが、わたしたちのほんとうの利益になることでしょう。


2)今年度の出版物

インドにおける「ヨーガ」の近代的・学術的な研究は、1920年代にロナウラで始まりました。

以下のリストは、1月17日(土)に「ロナウラ・ヨーガ研究所」主催で開催された「第4回ガロテ博士記念セミナー」で出版発表がされた、今年度の「研究所」の出版物です。

今年の「ガロテ博士記念セミナー」では、次の4点が出版されました。


(1)『ヨーガ・ウパニシャド(Yoga Upanisad)
       
トリシキ・ブランマノーウパニシャド(Trisikhi-brahmanopanisad)
       
ヨーガ・クンダリユパニシャド(Yogakundalyupanisad)
       
ヨーガ・チューダーマニユパニシャド(Yogacudamanyupanisad)』
   
 
 Yogopanisad_1 

M.M.ガロテ、P.デヴナート、V.K.ジャー共編
ISBN 81-901617-9-2、332p、2009年発行、
インド国内 800ルピー、インド国外 45ドル/ 35ユーロ

20種の『ヨーガ・ウパニシャド』の校訂版シリーズの第1部。他のハタ・ヨーガの文献では得られないヨーガの特定の技術やヨーガ的課題について詳しく解説。苦痛と苦悩から自由であるために、ハタ・ヨーガの技術を用いて実在の不二一元性を実現しようと、多様な二元論と一元論の哲学的体系の世界観の統合が試みられる。


2)『ハタ・ラトナーヴァリー(Hatharatnavali)』増補改訂版 

Hatharatnavali2nd

シュリーニヴァーサ・ヨーギー著、M.L.ガロテ 、P.デヴナート、V.K. ジャー共編
ISBN:81-901176-9-6、194ページ、2002年発行、2009年再版
インド国内 300ルピー、インド国外 22ドル/18ユーロ

2002年に刊行された『ハタ・ラトナーヴァリー』の増補改訂版。ハタ・ヨーガの重要なテキスト。明確なヨーガのコンセプトの定義、アシュタ・クラマ(Astakarmas)についての記述、84のアーサナの名称、およびムドラーの詳細な説明を含んでいる。昔からの伝統に言及しながら、当時のヨーガの新しい情報と技法を伝える。


(3)マラーティー語版『ヨーガの技術論(Yogic Techniques)』 

yogictechniques_marathi

M.L.ガロテ著
ISBN:81-901176-3-7、116p、2009年マラーティー語版発行
インド国内 150ルピー、インド国外 15ドル/ 12ユーロ

1999年刊行の『Yogic Techniques』のマラーティー語版。アーサナ、プラーナーヤーマ、ショーダナ・クリヤ、ムドラー・バンダ、及びナーダーヌサンダーナといった異なった種類のヨーガの技術に関する包括的な情報を提供。ヨーガの歴史的な概観や、実習上の推奨事項と注意事項も記述されている(2009年度に日本語版出版予定)。


(4)マラーティー語版『ヨーガの実習のガイドライン(Guidelines for Yogic Practices)』

GYP_marathi

M.L.ガロテ著
ISBN 81-901617-8-4、122p、2009年マラーティー語版発行
インド国内  100ルピー、

1982年刊行の『Guidelines for Yogic Practices』のマラーティー語版。伝統的ヨーガを日常生活へ統合するための基礎理論やスタンダードな
技法の枠組み、実習上のポイントや注意点を簡潔に提示。ヨーガの実習者や教師に有益なハンドブック(PDF版で日本語訳有り)。


3)今までの出版された伝統的文献

次のリストは1996年の設立以来、『ロナウラ・ヨーガ研究所』で出版されて来た「ヨーガ」の伝統的文献です。現在までに8点あります。

(1)『クンバカ・パダッティ(KumbhakaPaddhati) 』 

KhumbhakaPaddhati

ラグヴィーラ著、M.L.ガロテ、P.デヴナート編
ISBN:81-901176-5-3、160p、2000年発行、
インド国内  295ルピー、インド国外 18ドル/ 15ユーロ

プラーナーヤーマに特化した唯一の伝統文献。50種類以上のクンバカが解説。著者は特に47段階で成り立つ「メール・クンバカ」を称賛。これらの段階はヨーギーがクンバカの修練の結果通過する精神的な経験の連続であり、そのような記述は現在参照可能な文献には見られない。


(2)『ハタプラディーピカー・ヴルッティ(Hatha Pradipika Vrtti)』
 
hatapradipikavrtti

ボージャートマジャ著、M.L.ガロテ編
ISBN:81-901176-4-5、57p、2000年発行
インド国内 60ルピー、

今日入手可能なマラーティー語による唯一の『ハタ・プラディーピカー』の注釈書。150年前にボージャートマジャによって書かれる。「ハタ・プラディーピカー」に関する新しい情報を提供。


(3)『ハタ・プラディーピカー(Hathapradipika)10章版
        及びヨーガプラカーシカー(Yogaprakasika)』
 
hathapradipika10

スヴァートーマラーマ著、M.L.ガロテ、P.デヴナート編
ISBN:81-901617-5X、364p、 初版2001年、改訂版2007年発行
インド国内  395ルピー、インド国外  30ドル/ 25ユーロ

スヴァートーマラーマ著『ハタ・プラディーピカー』の10章まで含む完全版。バーラクリシュナによる注釈書『ヨーガ・プラカーシカー』も付属。完全版にはプラティヤーハーラ、ダーラナ、ディヤーナ、サマーディ、カーラニャーナ、及びヴィデーハ・ムクティに関する付加情報を含む。ゴーラクシャナータの線に沿ったサダンガ・ヨーガ(6部門のヨーガ)の説明もある。


(4)『ユクタ・バーヴァデーヴァ(Yuktabhavadeva) 』
 
yuktabhavadeva

バーヴァデーヴァ・ミシュラ著、M.L.ガロテ、ヴィジャイ K. ジャー編
ISBN:81-901176-7x、 217p、初版2002年発行
インド国内  350p、インド国外30ドル

17世紀に「バーヴァデーヴァ・ミシュラ」によって著わされたヨーガの原理と実践に関する詳細な論書。ヨーガに関する対立した見解の整合が図られ、異なる伝統の様々な動向の統合が示されている。特筆すべき点は身体の機能系を入念に解説した章を含むこと。107の「マルマ(活性ポイント)」も説明されている。さらに、身体の活性化(若返り)の秘法についての特別な章が設けられている。


(5)『解説ユクタ・バーヴァデーヴァ(Introduction to Yuktabhavadeva)』 

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M.L.ガロテ、V.K. ジャー編
ISBN:81-901176-8-8、124p、 初版2002年発行
インド国内  245ルピー、インド国外22ドル

バーヴァデーヴァ・ミシュラ著による『ユクタ・バーヴァデーヴァ』の英語による解説書。サンスクリット語原典の重要情報はすべてカバーされ、詳細な論考が加えられている。


(6)『ハタ・ラトナーヴァリー(Hatharatnavali)』
 
hataratnavali

シュリーニヴァーサ・ヨーギー著、M.L.ガロテ 、P.デヴナート、V.K. ジャー編
ISBN:81-901176-96、196p、2002年発行、
インド国内  245ルピー、インド国外 22ドル/ 18ユーロ

ハタ・ヨーガの重要なテキスト。明確なヨーガのコンセプトの定義、アシュタ・クラマ(Astakarmas)についての記述、84のアーサナの名称、およびムドラーの詳細な説明を含んでいる。昔からの伝統に言及しながら、当時のヨーガの新しい情報と技法を伝える。


(7)『シッダ・シッダーンタ・パダッティ(Siddhasiddhantapaddhati)』
siddhasiddhanta 
siddhasiddhanta 

ゴーラクシャナータ著、M.L.ガロテ、G.K.パイ編
ISBN:81-901176-0-9、102p、 2006年発行、
インド国内  295ルピー、インド国外 18ドル/ 15ユーロ

あらゆるヨーガの土台を提供するナータ派のハタ・ヨーガは独自の哲学的教義を持ち、著書のゴーラクシャナータは最も著名なナータ・シッダ(達成者)。本書はナータ派の哲学的教義を体系的に提示、創造の階層的構造とヨーガ的な人体の理解が解説。

また、小宇宙と大宇宙、そして人体の基底構造との相互関係、小宇宙と大宇宙の統合の方法論について語られる。さらにはアヴァドゥータ・ヨーギー(avadhutayogi)の性質について概説。あらゆるヨーガは最終目標を常に念頭に置いて行うことを強調、機械的にヨーガが行われると無意味と警告。


(8)『ハタ・タットワ・カウムディ(Hathatatvakaumudi)』
hatatattvakaumudi 
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スンダラデーヴァ著、M.L.ガロテ、P.デヴナート、V.K.ジャー
ISBN:81-901617-5X 800ページ、2007年発行
インド国内 695ルピー、インド国外 46ドル/ 38ユーロ

ハタ・ヨーガの体系におけるヨーガの実践と哲学に関する膨大な概要書。百科大全のようなテーマの広範囲さ、アーサナ、プラーナーヤーマ、ナーダーヌサンダーナまでのハタ・ヨーガに関するほとんどすべての題材に加えて、チャヤプルシャといった特別なコンセプトが詳細に説明。

ハタ・ヨーガの実習への補助としてのチャラナ、ウックランティ・プラーナーヤーマ、数種類のナーディ・シュッディなどの技法が本書で初めて記述。ハタ・ヨーガとパータンジャリの2大ヨーガ体系の統合的な視点を提供、バクティ、ラヤ、ナーダ、スパルシャといったその他のヨーガについても統一的に取り扱う。


4)今までに出版された現代書

次のリストは『ロナウラ・ヨーガ研究所』で出版された「ヨーガ」の現代書です。古典文献の資料に基づき編纂された事典や用語集、また、現代の「ヨーガ」の
実習者のために書かれた著作やガイドブックです。8点あります。


(1)『ヨーガ文献の語彙解説(Glossary of Yoga Texts)』

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M.L.ガロテ編
ISBN:81-9011617-6-8, 初版1997年発行、2008年再版、
インド国内  250ルピー、 インド国外 15ドル/ 12ユーロ

『パータンジャリ・ヨーガ・スートラ』、『ハタ・プラディーピカー』、『ゲーランダ・サンヒター』、『ゴーラクシャ・シャタカ』、『
シャットカルマ・サングラハ』、『ハタ・ラトナヴァリー』、『シヴァ・サンヒター』、『ヴァシスタ・サンヒター』に出て来るヨーガの専門用語集。



(2)『伝統的アーサナ百科事典(Encyclopaedia of Traditional Asanas)』 

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M.L.ガロテ、V.K.ジャー、P.デヴナート、S.B.サカルカール編
ISBN:81-901617-2-5、570p、2006年発行、
インド国内  1995ルピー、 インド国外 120ドル/ 98ユーロ

ヨーガの伝統文献に登場するアーサナの事典。
伝統的アーサナに関する詳細な序文、900を超えるアーサナの題名を収録、1100種類のアーサナの技法とそのイラスト、200種の文献に基づく調査、数千項目の引例・出典、数百の相互参照、100種類のパドマ・アーサナのバリエーション、60種類のシルシ・アーサナのバリエーション、様々な文化に見られるアーサナの図解、魅惑的で多彩な伝統に関する追加情報の付録。


(3)『スワーミー・クヴァラヤーナンダ:科学的ヨーガと体育教育のパイオニア
(Swami Kuvalayananda - A Pioneer of Scientific Yoga and Physical Education)』

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M.L.ガロテ、M.M.ガロテ共著
ISBN:81-901176-2-0、 190p、1999年発行、
インド国内  250ルピー、 インド国外 15ドル

スワーミー・クヴァラヤーナンダの生涯と、彼のヨーガの科学的・文献学的・治療的研究、及びヨーガ教育・ヨーガ的療法の分野での貢献について検証した最初の本。クヴァラヤーナンダの独自の貢献が彼を科学的なヨーガとインドの体育教育におけるパイオニアにしている。


(4)
『ヨーガの技術論(Yogic Techniques)』

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M.L.ガロテ著
ISBN:81-901176-3-7、97p、初版1999年、2007年再版
インド国内  150ルピー、インド国外 15ドル

アーサナ、プラーナーヤーマ、ショーダナ・クリヤ、ムドラー・バンダ、及びナーダーヌサンダーナといった異なった種類のヨーガの技術に関する包括的な情報を提供。ヨーガの歴史的な概観や、実習上の推奨事項と
注意事項も記述されている。


(5)『ヨーガの実習のガイドライン(Guidelines for Yogic Practices)』

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M.L.ガロテ著
ISBN 81-901617-0-9、98p、初版1982年、2007年再版、
インド国内  125ルピー、 インド国外 10ドル


伝統的ヨーガを日常生活へ統合するための基礎理論やスタンダードな技法の枠組み、実習上のポイントや注意点を簡潔に提示。ヨーガの実習者や教師に有益なハンドブック(PDF版で日本語訳有り)。


(6)『プラーナーヤーマ:呼吸の科学(Pranayama - The Science of Breath)』

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M.L.ガロテ著
ISBN 81-901617-0-9、108p、初版2003年、2007年再版、
インド国内  125ルピー、 インド国外 12ドル/ 9ユーロ

プラーナーヤーマのあらゆる基本的項目をカバーしながら、伝統的なラインと近代的な科学的解釈の両方で記述(PDF版で日本語訳有り)。


(7)『伝統的な進化論とヨーガへの応用
(Traditional Theory of Evolution and its application in Yoga)』
 
Evolution

M.M.ガロテ、P.デヴナート、V.K.ジャー共著
ISBN 81-901617-7-6、198p、2008年発行、
インド国内  300ルピー、 インド国外 18ドル/ 15ユーロ

インド哲学における様々な進化論とヨーガ伝統の理論の論考、ヨーガの高度な目的についての洞察を提供。同じ現象が理論的には多様に解釈可能であるが、実践的には同一な体験でありうることを示す。


(8)『ヨーガの実習 1, 2, 3 』

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M.L.ガロテ著
パート1,2,3,で構成されているスタンダードな技法のブックレット
(PDF版で日本語訳有り)。


(9)『ヨーガ実習ポスター(Posters of Yoga Practices)』

M.L.ガロテ著
スタンダードな技法のポスター。3部構成。


5)今後の出版予定

現在、『ロナウラ・ヨーガ研究所』では次の研究プロジェクトが進行中であり、順次出版が予定されています。

(1)『ヨーガ・ウパニシャッド』の校訂版(継続)
(Critical Edition of Yogopanishads)

(2)『アーサナとプラーナーヤーマの用語索引集』
(Concordance of Asanas and Pranayama)

(3)『アクラーガマ・タントラ』
(Akulagama Tantra)

(4)『ヨーガ文献における治療的引用』
(Therapeutical References in Traditional Yoga Texts)

(5)『ヨーガの解剖生理学』
(Yogic Anatomy and Physiology)

6)『ヨーガの技術論(Yogic Techniques)』日本語版


(6)「ロナウラ・ヨーガ研究所」について

The Lonavla Yoga Institute (India)
(Regd. No. 1439/1998/Pune)
Bhangarwadi, Lonavla-4l0 407, Pune (India)
Tel: +91-02114-279333,
Website: www.lonavalayoga.org

「ヨーガ」を学術的な研究の対象とし、科学的合理性を解明することで、「ヨーガ」の一般社会への貢献の方向性を示したのは、『カイヴァリヤダーマ研究所』の創立者である「スワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)」です。

『ロナウラ・ヨーガ研究所』は、1954年から「クヴァラヤーナンダ」によって育成され、教育者・研究者として「ヨーガ」に大きな足跡を残した「M.L.ガロテ(1931-2005)」博士が、『カイヴァリヤダーマ研究所』を定年退職後の1996年5月に設立した「研究所」です。

晩年のガロテ先生の使命は、重要性と必要性が強く認識されていながらも、あまり進行していない「ヨーガ」の伝統文献の研究活動でした。2005年の創立者のガロテ先生の逝去後も、『ロナウラ・ヨーガ研究所』は新ディレクターの「マンマット・ガロテ」氏(体育教育Ph.D.)の基で鋭意活動中です。


「ロナウラ・ヨーガ研究所(インド)」の理念:
伝統的ヨーガの復興運動

古代のインドに自己修練の体系として発祥した「ヨーガ」は長い歴史の間に伝統として形成され、その知識が現代に生きるわたしたちまで伝承されて来ています。しかし、現代の「ヨーガ」教師には、しばしば伝統的な「ヨーガ」の知識が不足しています。

長い歴史を持つ他の伝承文化と同様に、古典的な「ヨーガ」の伝統も、現在、
急速に消滅の危機に瀕しています。また、現代では、多くの「ヨーガ」教師や「ヨーガ」の学習者にとって、生きた伝統を継承している真正な人物に日常的に接触して指導を受けるのは、実際に困難なことです。

そのような状況でも、伝統的な古典テキストについて精通することは、
正統な「ヨーガ」の伝統に親しく触れるための有効な手段になります。しかし、多くの古典テキストは、依然、東洋学の図書館に写本の形で保管され、眠ったままなのです。

伝統的なテキストの研究を通して、伝統的な「ヨーガ」の知識を復興させる必要があります。

『ロナウラ・ヨーガ研究所』は、真正で伝統的な「ヨーガ」の文献を世界の
「ヨーガ・コミュニティー」のドアに届けることを意図して活動しています。それによって、伝統的な「ヨーガ」の復興運動を図ることが、わたしたちの願いなのです。


「ロナウラ・ヨ-ガ研究所(インド)」の活動

(1)純粋ヨーガ&応用ヨ-ガの分野での研究活動の実施と支援
2)ヨ-ガ文献の校訂版と翻訳・解説書の編集・出版と支援
3)ヨ-ガ文献の批評的批判的研究を推進するため、ヨーガ文献と関連文献のカタログ・ダイジェスト版・索引・用語集の準備と出版
4)ニューズレターの『ヨーガ・プラディーパ』の発行
5)インド国内や諸外国の個人やグル-プにヨーガの研修セミナーやコースの企画・実施
6)ヨ-ガに関係する分野で活動している個人・協会・団体と交流、協力関係の構築
7)ヨ-ガの治療的応用への適切な指導を個人やグループに提供


「ロナウラ・ヨ-ガ研究所(インド)」で進行中のプロジェクト

1)ヨ-ガの伝統文献の多言語への翻訳・出版
2)ヨ-ガの伝統文献のカタログ作成
3)提携・協力関係にある団体や研究所と共同でヨ-ガの治療的応用の指導コ-スの企画・実施
4)インドを訪れるグループへのワ-クショップの企画・実施。

 

 

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