2009年2月17日火曜日

カイヴァリヤダーマ研究所・日本からのビジター

2月15日(日)から27日(土)の2週間の日程で、東京在住の「E.T.」さんと、そのご友人で対馬在住の「K.H.」さんが、ヨーガと自然療法の研修で、こちらの西インド・マハーラーシュトラ州に来られています。

2月15日(日)から22日(日)まで、ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』のヘルス・ケア・センターの1週間コースに参加、その後、ウルリカンチャンの『ニサルゴプチャール・アシュラム(自然療法アシュラム)』の1週間コースに参加されます。

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東京在住の「E.T.」さんは1926年生まれ、今年83歳、ヨーガ歴24年、高齢ながら実にお元気です。呼吸法に関する研究・啓蒙書も書かれています。

『呼吸法:腹式呼吸の誤解を解く』

単行本: 114ページ
出版社: 新生出版 (2005/12)
ISBN-10: 4861281083
ISBN-13: 978-4861281082
発売日: 2005/12

毎年精力的に海外にも研修に出かけられ、インド訪問は20回以上、
南インド・タミルナドゥー州の学校を経済的に支援するボランティア活動も続けて居られます。

西インド・マハーラーシュトラ州の方に来られたのは、2006年1月の『ロナウラ・ヨーガ研究所』の「M.L.ガロテ博士記念・第1回国際会議」に参加されたときが初めてです。

その後、2006年12月にもロナウラに来られ、『カイヴァリヤダーマ研究所』の「第5回国際会議」に参加され、会議後の1週間の「プラーナーヤーマ」のワークショップにも参加されました。

また、「E.T.」さんは、わたしたちの合宿セミナーには、タイで3回参加(2007年8月ワンサニット、2008年1月・8月パナソム)、日本での合宿セミナーにも1回(2008年6月穂高)参加されています。

「E.T.」さんは人生の実り多い時期の80代に、ヨーガを良き伴侶として、充実した精進の日々を過ごされています。

今回「E.T.」さんに同行されている友人の「K.H.」さんは、対馬で昔ながらの製法で海水から「自然塩」を生産され、自然・健康志向の方々に提供されている方です。

3月から今年の塩造りが始まる前の2週間、長年の友人の「E.T.」さんのお誘いで、ロナウラとウルリカンチャンに保養を兼ねた研修に来られることになりました。



1)2週間研修プログラムの日程

2月15日(日) E.T.さん 成田/バンコク/ムンバイ(タイ航空)、K.H.さん 福岡/バンコク/ムンバイ(タイ航空)、ムンバイ空港到着後、迎えの車でロナウラへ。
2月16日(月) カイヴァリヤダーマ滞在(ヨーガ・自然療法)
2月17日(火) 〃
2月18日(水) 〃
2月19日(木) 〃
2月20日(金) 〃
2月21日(土) 〃
2月22日(日) カイヴァリヤダーマ・チェックアウト、プネー市訪問、ウルリカンチャンの自然療法アシュラムへ車で移動。
2月23日(月) 自然療法アシュラム
2月24日(火) 〃
2月25日(水) 〃
2月26日(木) 〃
2月27日(金) ウルリカンチャンからムンバイ空港へ、ムンバイ/バンコク バンコク/成田・福岡
2月28日(土) 朝成田・福岡着

今回、「E.T.」さんと「K.H.」さんは、日本からインドへの行程にタイ航空を利用されています。

東京在住の「E.T.」さんはタイ航空の午前便で成田からバンコクへ、対馬在住の「K.H.」さんは同じくタイ航空で福岡からバンコクへ。そして、ご両名はバンコク空港内で落ち合い、タイ航空のバンコク・ムンバイ便に乗り継ぎ、午後10時にムンバイ空港に到着。

・成田/バンコク  2/15 TG641  11:00/15:30
・福岡/バンコク  2/15 TG649  11:45/15:05
・バンコク/ムンバイ  2/15 TG317  18:35/22:00

ムンバイ空港では、タイ航空で到着されたご両名をプネーの『サンデーシュ日本語サービス』のチャンドラシェカール・ラトール氏が出迎え。それから、ロナウラの『J.K.トラベル』の車でロナウラへ直行。交通量の少ない夜ならロナウラまで高速道路経由で1時間45分程度です。

日本からタイ航空の午前便を利用すれば、その日のうちにロナウラまで移動、『カイヴァリヤダーマ研究所』にチェック・インが可能です。

「E.T.」さんと「K.H.」さんは22日(日)まで『カイヴァリヤダーマ』の「ヘルス・ケア・センター」の1週間プログラムに参加。22日(日)朝食後チェック・アウト、再び『サンデーシュ日本語サービス』のラトール氏と『J.K.トラベル』の車でプネーに移動、プネー市内探訪。

昼食後、ウルリカンチャンに移動、『ニサルゴプチャール・アシュラム』(自然療法アシュラム)」にチェックイン。2月26日(金)までアシュラムのプログラムに参加。この期間ラトール氏もアシュラムに滞在し、お2人をサポート。

2月27日(金)の朝に『ニサルゴプチャール・アシュラム』をチェックアウト。『J.K.トラベル』の車でムンバイ空港へ直行。タイ航空でバンコク経由で日本へ帰国。28日(土)朝日本着(成田・福岡)。



2)カイヴァリヤダーマ研究所のヘルス・ケア・センター
(S.A.D.T.Gupta Yogic Health Care Centre)

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『カイヴァリヤダーマ研究所』のヘルス・ケア・センターは、一般のビジター向けに、自然療法(ナチュロパティー)とヨーガの組み合わせによる統合的な保養・療養センターとして運営されている施設です。

最低1週間が滞在条件です。
専属の医師とヨーガ教師が常駐し、医学的なコンサルティングとヨーガ的なガイダンスを提供します。

ヘルス・ケア・センターは、1961年にインドで(世界で)初めて、ヨーガのコンセプトと技法を療法的に応用する「ヨーガ病院(Yogic Hospital)」として開設されました。

現在は、一般ビジターがヨーガと自然療法を体験する保養的な滞在から、ストレスが原因の心身症的症状や、高血圧症、喘息などの呼吸器系疾患、糖尿病などの代謝障害などの慢性疾患に対処する医療的な滞在にまで、幅広く対応しています。

また、近年のインドでのアーユルヴェーダへの関心の高まりから、3年前からキャンパス内に「アーユルヴェーダ・センター」も運営、「パンチャ・カルマ」の専門医が勤務し、アーユルヴェーダによる健康指導やアーユルヴェーダで療法も実施されています。
http://www.kdham.com/ayurved.html


3)ヘルス・ケア・センターの日課
7日間滞在コース(毎週日曜日スタート)
http://www.kdham.com/yhc_cost.html

5:30 起床
6:00 ハーブ・ティー / 散歩
6:30-7:00 クリヤ
7:00-8:00 ヨーガ・クラス(一般).
8:00-9:00 ヨーガ・クラス(セラピー)
9:15 フルーツ・ジュース / ハーブ・ティー
12:00 昼食
12:30-2:30 休憩 / 自然療法
3:00 フルーツ・ジュース / ハーブ・ティー
4:00-5:00 ヨーガ・クラス(一般).
5:00-6:00 ヨーガ・クラス(セラピー)
6:15-7:00 散歩
7:00 夕食
8:00-9:00 講義 / ドキュメンタリー視聴 / 瞑想 / マントラ
9:15 就寝

滞在費(部屋・食事代、ヨーガクラス・自然療法参加込)
1人部屋 1日30ドル
2人部屋 1日18ドル(1人分)



)カイヴァリヤダーマ研究所

『カイヴァリヤダーマ研究所』は、ヨーガの近代的研究のパイオニアである「スワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。 
『カイヴァリヤダーマ』の研究室で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の
生理学的・心理学的な効果が科学的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療の分野で応用される方向性が確立されました。

キャンパス内では、一般ビジター向けのヘルス・ケア・センター(ヨーガと自然療法)の他に、科学的研究ラボ、哲学・文献学研究室、付属カレッジ、ヘルス・ケア・センター(ヨーガと自然療法)、アーユルヴェーダ・センターなどが運営されています。


科学的研究ラボ
(SRD:Scientific Research Department)

科学的研究ラボでは、ハタ・ヨーガの技法(アーサナ、プラーナーヤーマ、
ムドラー・バンダ、クリヤ)の基礎研究や、ヨーギの超常的能力を科学的に解明する実験が実施されて来ました。

また、「ブー・サマーディ(ヨーギの生き埋め)の研究」など、かってヨーガ研究の分野でブレーク・スルーとなった幾多の研究が行われました。

それらの研究結果は、1924年に創刊された『カイヴァリヤダーマ』の学術誌『ヨーガ・ミーマーンサー』に論文として掲載されています(バックナンバーはデジタル化され、CD-ROMで入手可能です)。


哲学・文献学研究室
(PLRD:Philosophico-Literary Research Department)

哲学・文献学研究室は、ヨーガの哲学的・文献学的研究が行われています。世界で唯一のヨーガ図書館を併設し、インド各地や世界の東洋学図書館に散逸しているヨーガの古典文献の写本や出版物の収集し保全、また、それらの古典資料に基づいた批判校訂版の編纂、ヨーガ分野の辞典や文献目録、用語集、現代テキストの編纂などが活動内容です。

また、ヨーガ的コンセプトの比較宗教的・比較文化的研究も研究活動の範疇内です。それらの研究結果は、やはり『ヨーガ・ミーマーンサー』に論文として掲載され、また、書籍として「カイヴァリヤダーマ」の出版局から刊行されています。


付属カレッジ

(Gordhandas Seksaria Colledge of Yoga & Cultural Synthesis)

付属カレッジは、インドで初めてのヨーガを大学教育の枠組みで扱う
専門カレッジとして1950年に開校。60年近い歴史があり、数多くのヨーガ教師・ヨーガ研究者を輩出しています。6週間コース(CCY)と1年間コース(D.Y.Ed.)が運営されています。


ロナウラの伝統的ヨーガ

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』で指導されている「ヨーガ」は、ヨーガの枠組みを決めている「パータンジャリ」の『ヨーガ・スートラ』と、中世の「ゴーラクシャナータ」系の「ナータ派」で発展した多種多様な「ハタ・ヨーガ」の技法の伝統に立脚しています。

そして、「ヨーガ」の伝統的なリソースに根拠を置きつつ、1920年代にインドで始まった近代的ヨーガ研究の発祥の地としての一貫性を保ちながら、合理的な理論とスタンダードな技法の体系が構築されています。

また、宗教色・ヒンドゥー教色のないニュートラルで学術的なヨーガとして、インドの教育・医療分野や政策レベルでも、ロナウラの理論と技法が、実質的なヨーガのスタンダードと見なされて来ました。

一見地味なメソッドですが、一度身に付けておくと、一生マイペースで
続けて行けるシステムとして、心身の健康の維持・促進から、無理なく「プラーナーヤーマ(呼吸法)」から「瞑想法」へと進む基礎を築いてくれます。

「ヨーガ」のルーツはインドにあります。ヨーガに興味のある方は、何らかの形で「インド」との接点を持って行くことが有利と思います。



5)プネーのサンデーシュ日本語サービス(JLS)

インドへのヨーガ研修、また短期・長期留学について興味のある方は、どうぞご相談下さい。適切なガイダンスとサポートが可能です。

インドの公用語は英語です。現地で日本語サポートが必要な場合は、
プネーの日本語サービスのエージェントで手配も可能です。

『サンデーシュ日本語サービス(JLS)』
代表:チャンドラシェカール・ラトール(Chandrashekhar Rathod)

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『インド日系企業年鑑2008』
英語名:Indo Nippon Friendship Association/Japanese Language Service
日本語:インド日本フレンドシップ協会/サンデーシュ日本語サービス
略称:INFA/JLS
住所:564, Budhwar Peth, Pune 411002, Maharashtra, India

設立年:1994
年鑑内職種:教育・文化(Education, Culture)
業務内容:ビジネス・教育・研究でマハーラーシュトラ州を訪れる日本人のサポート、英語・ヒンディー・マラーティー語と日本語の通訳、IT関係者対象の日本語教育、日本語能力試験、JETROビジネス日本語試験対策



6)ロナウラのJ.K.トラベル

ムンバイ空港迎えや、ロナウラ・プネー周辺での移動の車の手配はロナウラの『J.K.トラベル』で可能です。『カイヴァリヤダーマ研究所』を訪れる外国人ゲストを取り扱っているエージェントです。

『J.K.Travel』
代表:S.P.S.Anand(Kuku)

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