2012年4月19日木曜日

穂高編2012のお知らせ

日程:2012年6月12日(火)ー6月24日(火)
主題:伝統的ヨーガの理論と技術
会場:穂高養生園(長野県安曇野市穂高 →
http://www.yojoen.com/

①6/15(金)・17(日):養生園主催一般向けプログラム
②6/18(月)・20(水):「プラーナーヤーマ+ムドラー」
③6/22(金)・24(日):「伝統的ヨーガの理論と技術1・ヨーガスートラ」
④6/24(日)・26(火):「伝統的ヨーガの理論と技術2・仏教の瞑想理論」

⑤6/12(火)・15(金):「クリヤー・ヨーガとユクタ・プラーナーヤーマ」

6月12日(火)穂高編2012⑤
6月13日(水)↓
6月14日(木)↓
6月15日(金)↓穂高編2012①
6月16日(土) ↓
6月17日(日) ↓
6月18日(月)穂高編2012②
6月19日(火)↓
6月20日(水)↓
6月21日(木)休養日
6月22日(金)穂高編2012③
6月23日(土)↓
6月24日(日)↓穂高編2012④
6月25日(月) ↓
6月26日(火) ↓


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4月2日(月)からネパールの首都カトマンドゥーにフィールドワークに出かけ、4月13日(金)にバンコクのオフィスに帰って来たところです。4月は、まだ「研究期間」中です。

 
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「アジアの精神性とヨーガ」のテーマにしたフィールドワークの一環で、昨年4月もネパール訪問、2年連続のカトマンドゥーでした。

総論的に、ヨーガの勉強は次の3段階で進化する、と考えられます。

ステップ1:自分自身へのヨーガの効果を体感・納得して行く段階
ステップ2:伝統的ヨーガの理論と技術を習得して行く段階
ステップ3:ヨーガの背景にあるインド起源の精神文化を洞察して行く段階

今回のカドマンドゥーでのフィールドワークも、ステップ3に関係しています。今回訪れたカトマンドゥー盆地の古都バクタプールの写真集です。
https://picasaweb.google.com/103061544163066016927/2012NEPALKathmanduBhaktapur?authkey=Gv1sRgCPrrrYOqlsPuHg

バクタプールは中世のヒンドゥー・仏教文化の雰囲気を色濃く残しているところで、町全体がユネスコの世界遺産に指定されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB

バクタプールを代表する木造の五重塔であるニャタポラ寺院にバーチャルツアーで訪問出来ます。日本の寺院に似ています。
http://www.nepalopedia.com/virtual-tour/TaumadhiSquare

これらの、カトマンドゥー盆地で文明を築いたネワール人の人々が熟成させた木造寺院建築が、日本の寺院建築にも影響を与えた、と言われています。

前回バクタプールを訪ねたのは1987年、インド留学時代が始まる前で、当時はまだ何も解っておらず、ただエキゾチックな雰囲気に圧倒されただけでした。今は、これらのヒンドゥー・仏教文化の宗教建築・宗教芸術が出現させる濃密な精神世界の「磁場」を解釈出来るようになったように思えます。

ライフワーク的にヨーガを深めるには、体系的に伝統的ヨーガの理論と技術を習得しながら、ヨーガを成立させて来たインドとアジア(日本を含む)の精神文化の伝統への洞察の深化が課題です。それが、単なる流行の健康・フィットネス体操レベルを超えて、ヨーガがヨーガである本質に迫る近道でもある、ようです。

今回のネパールのフィールドワークの成果も、「穂高編2012」での講義に反映されて行きますので、参加される方は、どうぞ、楽しみにして下さい。
 

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①養生園主催・一般公開プログラム
日程:6月15日(金)-17日(日)・2泊3日

定員:25名分満席/空席待13名
内容:「ヨーガのコンセプト」「ヨーガ実習のガイドライン」「ヨーガの背景」
対象:一般向け(初心者から経験者、指導層まで)
施設:里の家・森の家・人と木とホール
費用:穂高養生園の標準的設定


【ヨーガのコンセプト】
伝統的ヨーガのコンセプトの確認と、実際のヨーガ実習の枠組みとなる近代的ヨーガ理論とスタンダードな技法群の確認。

【ヨーガ実習のガイドライン】
ヨーガの実習で、着実に効果を積み上げて行くためのガイドライン。

【ヨーガの背景】
ヨーガの背景となっている、インドの精神価値体系への洞察。インドの歴史・文化・哲学・宗教思想の流れや、1920年代からのヨーガの近代化のプロセスについて概説。


※①は、すでに定員25名満席で、空席待13名です。空席待の方が増えるようですと、同じ内容の追加プログラムを企画しますので、興味のある方はお問い合せ下さい。


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②森の家・「プラーナーヤーマ+ムドラー」
日程:6月18日(月)-20日(水)・2泊3日

定員:14名前後/予約15名・空席待受付中
内容:「アーサナ」「プラーナーヤーマ」「ムドラー」
対象:アーサナからプラーナーヤーマへの移行を志向する方
施設:森の家・人と木とホール
費用:実費分担+ドネーション


【アーサナ】
『ヨーガ・スートラ』で定義されている「アーサナ」のコンセプトと実習の方向性を確認。ハタ・ヨーガのアーサナの技術について詳細に検討。

【プラーナーヤーマ】
『ヨーガ・スートラ』で定義されている「プラーナーヤーマ」のコンセプトと実習の方向性を確認。ハタ・ヨーガの技法である「アヌローマ・ヴィローマ(ナーディー・シュッディ)」「ウジャーイー」「バストリカー」の技術について詳細に検討。また、ハタ・ヨーガで「クリヤー(浄化作法)」に分類されている「カパーラバーティ」についての理解を深める。

【ムドラー】
ハタ・ヨーガ特有の技術である「ムドラー(バンダを含む)」についてハタ・ヨーガの伝統文献で確認。主要な「ムドラー・バンダ」の技術について詳細に検討。ハタ・ヨーガの技術体系の全体像の把握と、実習面でのヨーガ体験のレベルアップを志向。


※②は、ほぼ定員なので、空席待ちで受付けています。「里の家」も宿舎にすると、あと数名の追加受け入れも可能です。ヨーガの技術面の確認に興味のある方は、どうぞ、お問い合せ下さい。


☆☆☆☆☆

③森の家・「伝統的ヨーガの理論と技術1」
日程:6月22日(金)-24日(日)・2泊3日

定員:14名前後/予約17名・空席待受付中
内容:「ヨーガ・スートラ1章・2章」「ハタ・ヨーガの理論と修行体系」
対象:リピーター・ヨーガの理論面の深化を志向する方
施設:森の家・人と木とホール
費用:実費分担


【ヨーガ・スートラ1章・2章】
ヨーガの理論面の枠組みであるパタンジャリの『ヨーガ・スートラ』は、
1章サマーディ編(心の理論)、2章サーダナ編(心の方法論)、3章ヴィブーティ編(心の可能性)、4章カイヴァリヤ編(心の終着点)の4章。「サマーディ」と呼ばれる身心合一をテーマとした心の理論を論ずる1章と、実際に心を扱う方法論を教示する2章を詳細に解説。

【ハタ・ヨーガの理論と修行体系】
ヨーガの技術面のリソースを提供しているハタ・ヨーガの代表的な伝統文献『ゴーラクシャ・シャタカ』『ハタ・プラディーピカー』『ゲーランダ・サンヒター』の内容について概説、ハタ・ヨーガの理論と修行体系の理解を深める。


※③も、定員を越えていますので、空席待で受け付ています。こちらも、「里の家」も宿舎にすると、追加受け入れ可能です。ヨーガの理論面の深化に興味のある方は、どうぞ、お問い合せ下さい。


☆☆☆☆☆

④森の家「伝統的ヨーガの理論と技術2

日程:6月24日(日)-26日(火)・2泊3日

定員:14名前後
内容:リピーター・「ハタ・ヨーガの文献」「仏教の瞑想理論」
対象:瞑想への移行を志向する方
施設:森の家・人と木とホール
費用:実費分担+ドネーション


【ハタ・ヨーガの文献】

重要文献である『ハタ・プラディーピカー』と『ゲーランダ・サンヒター』の読解。『ハタ・プラディーピカー』はヨーガ経験者を対象としたテキスト、修行者が陥りやすい思い込みや実践上の落し穴を指摘、それらを無事クリアーしてサマーディに到達するロードマップを提示。『ゲーランダ・サンヒター』は初心者対象のマニュアル、10世紀以降書かれた一連のハタ・ヨーガ文献の最後のグループに属す洗練度の高いテキスト。

【仏教の瞑想理論(Vipassana)】
パーリ語文献『マハー・サティパッターナ・スッタ』に基づいて仏教系の瞑想理論について考察。「身体・感覚・心・法則」の4段階で進む「ヴィパッサナー(Vipasana)」によって達成される境地を詳細に検討。


※④はまだ空席があります。アーサナ・プラーナーヤーマから瞑想実習への移行に興味のある方は、どうぞ、お問い合せ下さい。

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⑤「クリヤー・ヨーガ」とユクタ・プラーナーヤーマ」
日程:6月12日(火)-15日(金)・3泊4日

定員:14名前後/予約14名
内容:ヨーガの本命プラーナーヤーマの理論と技術への習熟
対象:リピーター対象・総合力の強化に興味のある方

施設:森の家・人と木とホール
費用:実費分担+ドネーション

ヨーガの実践面の本命であるプラーナーヤーマの理論と技術の深化。『ヨーガ・スートラ』の2章の「クリヤー・ヨーガkriya Yoga)」と、『ハタ・プラディーピカー』の「ユクタ・プラーナーヤーマ(Yukta Pranayama)」の考察。伝統文献の主要コンセプトの体験的理解を深めることで、ヨーガ経験が長い方にもご自分の実習をさらに深化させるヒントを提供。


※⑤もほぼ定員ですので、空席待で受付けています。こちらも、「里の家」も宿舎にすると、追加受け入れ可能です。ヨーガの総合力の強化に興味のある方は、どうぞ、お問い合せ下さい。

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2012年4月15日日曜日

ロナウラ編2012(4)

2012年2月26日(日)ー3月11日(日)の15日間、インド・マハーラーシュトラ州ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所で実施された「ロナウラ編2012」のフィードバック・シリーズです。

「ロナウラ編2012」には15名の方が参加されました(男性3名・女性12名)。
今回は、東京在住N.K.さん(男性)のフィードバックです。

N.K.さんはヨーガ・インストラクター業、北インドのリシケーシュに2年間滞在された経験があり、インドのアシュラム事情もよくご存じです。

近年は東南アジアの仏教のヴィパッサナーへの洞察も深められています。 

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【ロナウラ編2012】

日程:2012年2月26日(日)ー3月11日(日)
期間:15日間+追加プログラム
施設:カイヴァリヤダーマ研究所
参加:15名
内容:HCC(ヘルスケア・センター)+クティでのクリヤー・ヨーガ
講義:伝統的ヨーガと近代的研究(Asana, Pranayama, Meditation)
食事:菜食インド料理(自然療法の食事法に準拠)
費用:必要経費+ダーナ制
追加:自然療法/アーユルヴェーダ、ロナウラの石窟寺院探訪、
プネー散策、世界遺産エローラ探訪 etc.

「ロナウラ編2012」の共同アルバム
https://picasaweb.google.com/103061544163066016927/2012INDIALonavla?authkey=Gv1sRgCP-eybDGjtSACg
 


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日本でも、ヨーガの分野でのロナウラの重要性とメリットへの認識が広まるのは、望ましいことに思えます。

インドの伝統的ヨーガには、悠久の昔から、人間の身体と心と精神を探求して来た知識と技術の蓄積が伝承されています。

伝統的なヨーガのリソースは、1920年代以降ロナウラに蓄積され、ロナウラで研究されて来ました。

来年も、2013年2月24日(日)ー3月10日(日)の日程で日本人の方対象の「ロナウラ編2013」が実施される予定です。興味のある方は、どうぞ、お問い合せ下さい。

 
 
☆☆☆☆☆

カイヴァリヤダーマ研究所

Kaivalyadhama Yoga Institute
Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
http://www.kdham.com/

カイヴァリヤダーマ研究所は、近代的ヨーガ研究のパイオニアであるスワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。

カイヴァリヤダーマ研究所で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の生理学的・心理学的な効果が実証的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療分野で応用される方向性が確立されました。

現在、キャンパス内では

・サイエンス・ラボ(Scientific Research Department/SRD)
・哲学・文献学研究室(Philosophico-Literary Research Department/PLRD)
・付属カレッジ(G.S.Colledge of Yoga/GSC)
・ヘルスケア・センター(Health Care Center/HCC)
・付属小中学校(Kaivalya Vidya Niketan/KVN)
などが運営されています。

ヘルスケア・センター
(S.A.D.T.Gupta Yogic Health Care Centre)

ヘルスケア・センターは、1961年に、インドで初めて、ヨーガを療法的に応用する専門施設「Yogic Hospital(ヨーガ病院)」として開設されました(Amolak Devi Tirathram Gupta Yogic Hospital)。

現在で、ヨーガと自然療法・アーユルヴェーダの組み合わせによる統合的な保養・療養センターとして運営されています。

専属の医師とインストラクターが常駐し、ヨーガや自然療法を体験する保養的な滞在から、アーユルヴェーダによる病気治療・症状改善に対応しています。

ロナウラ学派の伝統的ヨーガの特性

ロナウラ学派の伝統的ヨーガは、ヨーガの理論的枠組みであるパタンジャリの「ヨーガ・スートラ」と、中世のナータ派の「ハタ・ヨーガ」の伝統に立脚しながら、近代的な研究成果に裏付けられた合理的な理論とスタンダードな技法体系を持ちます。

そのため、インドの教育・医療分野や政策レベルでのヨーガも、ロナウラ学派で構築された理論と技法が、実質的なスタンダードと見なされて来ました。

ロナウラに蓄積されているヨーガのリソースは膨大です。昨今の世界的な「ヨガ・ヨーガ」の表層的な流行とは無縁ですし過剰な宗教色のないニュートラルで学術的な内容です。

一度身に付けると、一生継続が可能な技法体系であり、ヨーガから期待される必要十分な効果を、誰でも享受出来るように構築されています。

ロナウラ学派の方法論で、身心の健康は十分に維持・促進されますし、無理なく、プラーナーヤーマから瞑想法へとステップ・アップして行く基礎が築かれます。 
 



ロナウラ編2012・フィードバック・シリーズ④
東京在住のN.K.さん(男性) 
 
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【プロフィール】

1. 住んでいるところ
東京都

2. 現在していること
ヨーガ、測量

3. 関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
アジアの歴史や文化

4. ヨーガ歴・プログラムへの参加歴
ヨーガ歴7年
2006、2009、2010
ワンサニット参加

5. ヨーガが自分に持つ意味
人や社会との基点や窓口となるもの 
 


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【フィードバック】

1. カイヴァリヤダーマ研究所(Kdham)について

1.1. ロナウラという環境

田舎町で、のんびりした環境でした。

1.2. 研究所の施設と全体の雰囲気

広大な敷地に、 研究所、学校、自然療法やアーユルヴェーダの施設、 さらに小学校まであり、今まで接した一般的なアシュラムでは 見られない様々なものが見れました。

高速道路が近くにあり、車がビュンビュン通っているのですが、 あまり気にならなかったです。



1.3. ゲスト・ルームと食事


ファミリー用の部屋2DKを3名で使用しました。
毎日掃除に来ますし、シーツも頻繁に取り替えてくれました。

食事は、元々アシュラム飯が好きなので、とても合いました。 金曜?の朝食のブラウンブレッドには、 皆テンションが上がってました。

ティータイム時のフルーツ(パパイヤやメロン)も よかったです。

タイのワンサニットは、バリエーションが豊富なので 食べ過ぎてしまいますが、インドは基本カレーなので、 抑制できました。


1.4. 講義室・実習室

講義室は普通でしたが、 実習室(アーサナ・ホール)が結構埃っぽかったです。 原因はマットだと思われます。 掃除をするか、新しくするとベターです。


1.5. スタッフの対応

良好です。 気持ち悪いくらい親切でした。 最終日にフィードバックを提出をしたことで謎が解けました。


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2. ヘルスケア・センター(HCC)の1週間コース


2.1. 実習クラス

クリヤー:
専用の洗面台があり、 毎朝各自ジャラとスートラ・ネーティをしました。

アーサナ:
ベーシック、アドバイス、セラピーの3クラスが ありましたが、ほとんどベーシックに参加しました。 ゆったりとしたいいクラスでした。 キープ時間がやや短いです。

プラーナーヤーマ:
クラスの中ではほとんどなかったです。 別でバレーカール先生が指導くださいました。

トラータカ:
ジョーティ・トラータカでしたが、 シャバアサナ→プラーナーヤーマ→トラータカという 流れがとても集中でしました。 炎を見つめる時間も長かったです。


2.2. スタッフの講義
(バレーカール先生、ジャガディーシュ先生、ボーガル校長 etc.)

内容もさることながら、先生方の自信満々で、 一片の曇りもないような話し方や態度が印象的でした。


2.3. 自然療法/アーユルヴェーダ

今回は自然療法のヒップバスを体験しました。 朝晩がかなり冷え込んで風呂に入りたい気分だったので 気持ちよかったです。


2.4. さらに興味を持たれたこと

ヨーガ、自然療法を体験しつつ、 しばらく滞在できればよいなと思いました。 ディプロマ1年は長いですが、 6週間はやってみたいと思いました。
 
 
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3. クティ(Kuti)での「クリヤー・ヨーガ」の1週間コース


3.1. クティ/アシュラムの雰囲気

神聖な感じより、ウェルカムな感じが強かったです。 スワミジが持つ雰囲気かもしれません。



3.2. スワーミージの印象


柔和な感じでした。


3.3. 「クリヤー・ヨーガ」のプログラム

一日3回、スワーミージのクティまで行き、 クティ内でヨーガ・スートラのチャンティング、 プラーナーヤーマ、オームカールなどを行いました。

連続カパーラバーティとオームカール、 効きました。 

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4. ロナウラ・ヨーガ研究所(LYI)について


4.1. ロナウラ・ヨーガ研究所のオフィスの雰囲気

特になし。

4.2. ディレクターのマンマット・ガロテ博士の印象

ジェントルマンでした。


4.3. ヨーガ文献の研究活動について

インドには、ヨーガに関して沢山の埋もれてしまった文献、 研究されていない資料があるのだとわかりました。

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6. ロナウラでの研修の全般的な総括


6.1. 「ロナウラ編」に参加したメリットがあったかどうか

はい、ありました。

研究所自体での体験はもちろん、 サイババ・アシュラム、2000年前の仏教僧の洞窟、 バーラトセーヴァ・アシュラムなどへの外出があり、 一人ではなかなか行けない場所に行けました。

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6.2. ロナウラに来て深まった体験や理解について


ヨーガ・スートラとサーンキャ・カーリカーを 平行して追っていくことで、自分と世界に対する考察が 深まった気がします。


6.3. ご自分の今後のヨーガの方向性について

日本(世界?)は、いろいろな意味でヨーガが どんどん拡張していますが、しっかりとしたヨーガを抑えつつ、 更に有効にヨーガを実践し、指導できればと思います。


6.4. 今後ロナウラでヨーガ研修を考えている方へのアドバイス

いいっすよ~、ぜひ~


6.5. インド全般のご感想

やはりインドは、他のアジアの国々とは全く違う国でした。 インド特有の緊張感がなんとも心地よいです。

帰国時、タイでトランジットしたのですが、 空港でタイ語を聞いた途端、身体中の骨が抜かれたように なりました。

インド文化もタイ文化も恐るべしです。

以上です。



(この項続く)

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2012年4月5日木曜日

ロナウラ編2012(3)

2012年2月26日(日)ー3月11日(日)の15日間、インド・マハーラーシュトラ州ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所で実施された「ロナウラ編2012」のフィードバック・シリーズです。

「ロナウラ編2012」には15名の方が参加されました(男性3名・女性12名)。今回は、神奈川在住のM.S.さんのフィードバックです。

M.S.さんは会社勤務に一区切りを付けられた後、3年間のユーラシア大陸20ヶ国旅行中にインドに半年滞在、ヨーガと瞑想に興味を持たれました。

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【ロナウラ編2012】

日程:2012年2月26日(日)ー3月11日(日)
期間:15日間+追加プログラム
施設:カイヴァリヤダーマ研究所
参加:15名
内容:HCC(ヘルスケア・センター)+クティでのクリヤー・ヨーガ
講義:伝統的ヨーガと近代的研究(Asana, Pranayama, Meditation)

食事:菜食インド料理(自然療法の食事法に準拠)
費用:必要経費+ダーナ制
追加:自然療法/アーユルヴェーダ、ロナウラの石窟寺院探訪、
プネー散策、世界遺産エローラ探訪 etc.

「ロナウラ編2012」の共同アルバム→
https://picasaweb.google.com/103061544163066016927/2012INDIALonavla?authkey=Gv1sRgCP-eybDGjtSACg


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日本でも、ヨーガの分野でのロナウラの重要性とメリットへの認識が広まるのは、望ましいことに思えます。

インドの伝統的ヨーガには、悠久の昔から、人間の身体と心と精神を探求して来た知識と技術の蓄積が伝承されています。伝統的なヨーガのリソースは、1920年代以降ロナウラに蓄積され、ロナウラで研究されて来ました。

来年も、2013年2月24日(日)ー3月10日(日)の日程で日本人の方対象の「ロナウラ編2013」が実施される予定です。


☆☆☆☆☆

カイヴァリヤダーマ研究所
Kaivalyadhama Yoga Institute Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
http://www.kdham.com/

カイヴァリヤダーマ研究所は、近代的ヨーガ研究のパイオニアであるスワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。

カイヴァリヤダーマ研究所で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の生理学的・心理学的な効果が実証的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療分野で応用される方向性が確立されました。

現在、キャンパス内では
・サイエンス・ラボ(Scientific Research Department/SRD)
・哲学・文献学研究室(Philosophico-Literary Research Department/PLRD)
・付属カレッジ(G.S.Colledge of Yoga/GSC)
・ヘルスケア・センター(Health Care Center/HCC)
・付属小中学校(Kaivalya Vidya Niketan/KVN)

などが運営されています。

ヘルスケア・センター
(S.A.D.T.Gupta Yogic Health Care Centre)

ヘルスケア・センターは、1961年に、インドで初めて、ヨーガを療法的に応用する専門施設「Yogic Hospital(ヨーガ病院)」として開設されました(Amolak Devi Tirathram Gupta Yogic Hospital)。

現在で、ヨーガと自然療法・アーユルヴェーダの組み合わせによる統合的な保養・療養センターとして運営されています。

専属の医師とインストラクターが常駐し、ヨーガや自然療法を体験する保養的な滞在から、アーユルヴェーダによる病気治療・症状改善に対応しています。

ロナウラ学派の伝統的ヨーガの特性

ロナウラ学派の伝統的ヨーガは、ヨーガの理論的枠組みであるパタンジャリの「ヨーガ・スートラ」と、中世のナータ派の「ハタ・ヨーガ」の伝統に立脚しながら、近代的な研究成果に裏付けられた合理的な理論とスタンダードな技法体系を持ちます。

そのため、インドの教育・医療分野や政策レベルでのヨーガも、ロナウラ学派で構築された理論と技法が、実質的なスタンダードと見なされて来ました。

ロナウラに蓄積されているヨーガのリソースは膨大です。昨今の世界的な「ヨガ・ヨーガ」の表層的な流行とは無縁ですし過剰な宗教色のないニュートラルで学術的な内容です。

一度身に付けると、一生継続が可能な技法体系であり、ヨーガから期待される必要十分な効果を、誰でも享受出来るように構築されています。

ロナウラ学派の方法論で、身心の健康は十分に維持・促進されますし、無理なく、プラーナーヤーマから瞑想法へとステップ・アップして行く基礎が築かれます。



ロナウラ編2012・フィードバック・シリーズ③
神奈川在住のM.S.さん(男性)

「ロナウラ編2012」は私にとって大変意義深いものでありました。
参加の機会を与えていただいて本当に感謝しています。
ありがとうございました。

以下、フィードバックになります。

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【プロフィール】

1.住んでいるところ
神奈川県横浜市

2.現在されていること(仕事etc.)、今までにされてきたこと
・2007年12月にIT系企業を退社し、 その後2010年10月までユーラシア大陸20ヶ国を旅して周りました。
・現在近所の雑貨店に勤めています。

3.関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
タイ古式マッサージ。
Vipassana瞑想は生涯続けていきたい。

4.ヨーガ歴・プログラムへの参加歴
ヨーガ歴、3年程。
相方先生のプログラムは、「ワンサニット2011」に続いて今回で2度目です。

5.ヨーガがご自分に持つ意味
人生の指針となるもの。

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【フィードバック】


1.カイヴァリヤダーマ研究所(Kdham)について

1.1.ロナウラという環境

昼夜での寒暖の差が激しく、日中は35℃程でも夜は10℃を下回ることも。

湿度が低く乾燥しており埃っぽい。 初めはとても厳しい環境のようにも感じましたが、 慣れてくるとメリハリのある気温差が心地良くなります。

近くに仏教遺跡があり、多くの僧が岩山の洞窟で瞑想していたことを考えると、禁欲的で静かに自己を追求していくには適した環境なのかもしれません。


1.2.研究所の施設と全体の雰囲気

到着するまでは、普通の大学のキャンパスを想像していました。 ですが、実際に滞在してみた感覚では、大学のキャンパスとアーシュラムが融合したような雰囲気でした。

世界各国から療養等のために訪れる方々と毎日規則正しい生活をしているとアーシュラムにいるような感覚になりますが、一方でハタ・ヨーガを科学的に分析するための数々の機器や施設、膨大な文献を保存している図書館、広い部屋に一人で黙々とアーサナをしている学生等を見ると、やはりヨーガの研究所だと感じます。

敷地内には自然療法、アーユルヴェーダの施設、そしてハーブガーデンがあります。こちらは比較的のんびりしてリラックスした雰囲気でした。

また、停電が多いこともあってか、風力発電の為の風車が幾つか建っていました。

敷地外に牛舎とスワミジが滞在するクティがあり、その周辺では気が引き締まるような空気を感じます。

研究所の直ぐ脇に高速道路が走っており、日常的に車の走る音が聞こえてきます。日常生活に支障は無いですが、気になる方はいるかもしれません。


1.3.ゲスト・ルームと食事

私はファミリー・スーツの3人部屋に滞在しました。 ツインベッドの部屋とダブルベッドの部屋の2部屋あり、とても広く荷物の少ない男性陣には持て余す程でした。毎日掃除してくれるので室内は清潔です。

温水はソーラーで温めているようですが乾季で毎日天気が良く、ホットシャワーを毎日問題なく使うことができました。

食事は、朝が軽めで1日3回。3時にはフルーツが出ます。

辛さや塩気等が比較的抑えられているので 身体に優しく感じます。研究所での滞在の後、 街で食事をした時にとても味が濃く感じました。


1.4.講義室・実習室

講義室は2階にあり20人程が入れる部屋で風通しよく、日中でも割りと涼しく感じました。

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実習室は3つとネーティ用の部屋が1つあります。

アーサナ・クラスの部屋は講義室と同じ棟に1つと別棟に2つあり、別棟の2つは少し埃っぽい感じがしました。用意されているマットは汚れの激しい物もありましたので、上に敷く用の布を持参することをお勧めします。

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ネーティ用の部屋は10個程の洗面台が仕切りによって区切られており、それぞれに小ぶりの壷とカップ、そして塩が用意されています。かなり熱めのお湯が出るようになっており、とても便利に使えました。

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1.5.スタッフの対応

全体的にとても親切だったと思います。インドであることを忘れてしまいそうな程です。評価制度があるからでしょうか。



2.ヘルスケア・センター(HCC)の1週間コース

2.1.実習クラス
(クリヤー・アーサナ・プラーナーヤーマ・トラータカ etc.)

クリヤーは毎朝6時の御茶の後にクリヤー・ルームで行いました。初めての人にはスタッフが解説とデモンストレーションをしてくれます。

クリヤー・ルームは開いていれば使えるようなので、各自で早朝や夕方にネーティをする人もいらっしゃいました。塩やお湯が用意された専用の場所があるというのはとても便利でありがたいです。

そして、やはりこういった環境で集中して毎日クリヤーをすると呼吸器の感覚が鋭敏になり、プラーナーヤーマの時に微細なコントロールがし易くなりました。

アーサナ・クラスは、セラピー、ベーシック、アドバンスの3クラスに分けられており、セラピークラスの参加者は年配の方々が多く、簡単な手首の運動から比較的容易にできるアーサナとプラーナーヤーマで構成されます。

ベーシッククラスは、3クラスの中では
最も相方先生のインストラクションに近いクラスでした。私はベーシックが一番リラックスできたクラスですが、もう少しゆっくりでキープ時間が長くても良いかなと感じました。

トラータカは2回セッションがありました。2回目はかなり長めで5分以上蝋燭を眺めていた気がします。

蝋燭を見つめる前にカパーラバーティとプラーナーヤーマを行いました。それがあったためか、心が平静になり長時間でも苦になりませんでした。


2.2.スタッフの講義

(バレーカール先生、ジャガディーシュ先生、ボーガル校長 etc.)

バレーカール先生はヴィパッサナー瞑想を実践している方で、瞑想やプラーナーヤーマの講義、実習では、ヴィパッサナーのコンセプトを交えた説明が非常に納得のいくものがありました。

ジャガディーシュ先生の講義はアーユルヴェーダの知識があまりない私にとってとても勉強になりました。

ボーガル校長の講義は抽象的な話が多く、正直理解するのが難しかったです。


2.3.自然療法/アーユルヴェーダ

自然療法で Mud Bath という全身泥パックを受けました。 全身泥で塗られ20分程そのままで待ちます。効果は肌がすべすべになったようなそうでないような・・・

実際は長期滞在中の自然療法プログラムの一環として取り入れていくものだと思うので、そもそもこれだけで効果を望むものではないのかもしれません。


2.4.さらに興味を持たれたこと

いままで自然療法に関して触れる機会があまり無かったので、できれば長期滞在で自然療法のプログラムに参加してみたい。

 

3.クティ(Kuti)での「クリヤー・ヨーガ」の1週間コース

3.1.クティ/アシュラムの雰囲気

少し高台にあり、細い階段を上がっていくと一般の生活からは隔絶された雰囲気があります。

隣に高速道路が走っていますが、クティの中にいるとなぜか車の音が気にならず静かに感じます。

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3.2.スワーミージーの印象

いつも自分のペースを守り自らの仕事をこなしており、周りの人、物に全く影響されていないように感じます。

過度に厳しくもなく、過度に優しくもない。いつも自然体でいる。スワーミージーのようになれたらとても楽なのではないか、と感じさせる方でした。


3.3.「クリヤー・ヨーガ」のプログラム


1日3回朝昼夕、クティでマントラとヨーガ・スートラ、そしてプラーナーヤーマを練習しました。

始めの3日程は集中がなかなか続きませんでしたが、日毎に徐々に集中が高まり、最終日は非常にリラックスして集中できました。

環境や毎日の食事等、このプログラムだけの成果ではないと思いますが、1日数回のプラーナーヤーマを実践することの重要性が体感できたと感じています。



4.ロナウラ・ヨーガ研究所(LYI)について

4.1.ロナウラ・ヨーガ研究所のオフィスの雰囲気

マンションの1室をオフィスとして使用しているようで、堅苦しさは無く、アットホームな雰囲気が漂っていました。


4.2.ディレクターのマンマット・ガロテ博士の印象

とてもフレンドリーな方で、私達の質問にも丁寧に対応してくださいました。研究活動に関しては非常に熱心に説明されていて、研究に対する信念と志しの高さを感じました。


4.3.ヨーガ文献の研究活動について

膨大な量の文献を処理していく作業は、とても根気のいる大変な仕事だと思います。

しかし、この研究活動を通じて多くの国の人々が本来あるべきヨーガの知識に触れ、正しい理解のもとに実践することができるのであり、 私達がサポートすべき大切な研究活動だと考えています。

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6.ロナウラでの研修の全般的な総括


6.1.「ロナウラ編」に参加したメリットがあったかどうか

インドのロナウラという厳しい環境でコースを体験する事は、大変貴重な経験でした。

そして、ハタ・ヨーガの科学的研究のパイオニアであるカイヴァリヤダーマ研究所で、様々なコースやプログラムの体験を通し、自らに起きる結果を理解できたことは、私自身に大変大きなメリットがあったと感じています。


6.2.ロナウラに来て深まった体験や理解について


プラーナーヤーマが自分の精神に与える影響を、クリヤー・ヨーガのコース体験を通して僅かですが理解できた気がします。

私達は1回のプラーナーヤーマですぐに効果を求めてしまいがちですが、日々数回そのパターンを続けていくことが重要だという相方先生の言葉を私はようやく体験を通して解りかけてきたようです。


6.3.ご自分の今後のヨーガの方向性について

今回プラーナーヤーマの重要性を体験的に理解できたことから、現在自分の実習は徐々にアーサナ中心からプラーナーヤーマ寄りにシフトしています。

プラーナーヤーマ寄りと言うより、アーサナはそのままでプラーナーヤーマの時間と1日の回数が増えた感じです。やはりそうすると瞑想の時の集中力、心の平静さが変わってきます。自分の無理のない程度で毎日の実習を続け、少しずつ文献の理解を深めていこうと考えています。


6.4.今後ロナウラでヨーガ研修を考えている方へのアドバイス

研究所には貴重な文献や書籍が豊富に揃っています。大いに活用してください。

ロナウラの乾季はかなり乾燥しています。今回ノドを痛めている方が多かったので、マスク等何か対策していくことをお勧めます。

研究所の先生方にはいろいろ質問してみてください。それぞれの分野で深い知識をお持ちです。私ももっといろいろと聞いておけば良かったと、今になって思っています。



6.5.インド全般のご感想 etc.

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私は2年前にインドに来たことがありますが、当時と比べて経済状況も変化が大きく、ムンバイでは以前より裕福な層がかなり増えて物価も大分上がっていました。

これから国の発展と共にもっと急激に変化していくと思います。旅行者が求めるようなノスタルジックなインドの雰囲気も徐々に姿を消していくような気がします。

インドと世界の大きな変化と共に、ヨーガや私達に関する状況も変化していくと思いますが、変化を恐れず常にあるがままを見つめ、受け入れていければ良いと思います。

以上です。ありがとうございました。


(この項続く)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




2012年4月4日水曜日

ロナウラ編2012(2)

2012年2月26日(日)ー3月11日(日)の15日間、インド・マハーラーシュトラ州ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所で実施された「ロナウラ編2012」のフィードバック・シリーズです。

「ロナウラ編2012」には15名の方が参加されました(男性3名・女性12名)。今回は、宮崎在住のN.K.さんのフィードバックです。

N.K.さんはヨーガ・インストラクター業、2010年にカイヴァリヤダーマ研究所で6週間コース(CCY)を修了、着実に伝統的ヨーガの理論と技術についての研鑽を深められています。

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【ロナウラ編2012】
日程:2012年2月26日(日)ー3月11日(日)
期間:15日間+追加プログラム
施設:カイヴァリヤダーマ研究所
参加:15名(男性3名、女性12名)
内容:HCC(ヘルスケア・センター)+クティでのクリヤー・ヨーガ
講義:伝統的ヨーガと近代的研究(Asana, Pranayama, Meditation)
食事:菜食インド料理(自然療法の食事法に準拠)
費用:必要経費+ダーナ制
追加:自然療法/アーユルヴェーダ、ロナウラの石窟寺院探訪、
プネー散策、世界遺産エローラ探訪 etc.

「ロナウラ編2012」の共同アルバム
https://picasaweb.google.com/103061544163066016927/2012INDIALonavla?authkey=Gv1sRgCP-eybDGjtSACg


☆☆☆☆☆

日本でも、ヨーガの分野でのロナウラの重要性とメリットへの認識が広るのは、望ましいことに思えます。インドの伝統的ヨーガには、悠久の昔から、人間の身体と心精神を探求して来た知識と技術の蓄積が伝承されています。

伝統的なヨーガのリソースは、1920年代以降ロナウラに蓄積され、ロナウラで研究されて来ました。来年も、2013年2月24日(日)ー3月10日(日)の日程で日本人の方対象の「ロナウラ編2013」が実施される予定です。


☆☆☆☆☆

カイヴァリヤダーマ研究所
Kaivalyadhama Yoga Institute
Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
http://www.kdham.com/

カイヴァリヤダーマ研究所は、近代的ヨーガ研究のパイオニアであるスワーミー・ クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。

カイヴァリヤダーマ研究所で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の生理学的・心理学的な効果が実証的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療分野で応用される方向性が確立されました。

現在、キャンパス内では
・サイエンス・ラボ(Scientific Research Department/SRD)
・哲学・文献学研究室(Philosophico-Literary Research Department/ PLRD)
・付属カレッジ(G.S.Colledge of Yoga/GSC)
・ヘルスケア・センター(Health Care Center/HCC)
・付属小中学校(Kaivalya Vidya Niketan/KVN)
などが運営されています。

ヘルスケア・センター
(S.A.D.T.Gupta Yogic Health Care Centre)

ヘルスケア・センターは、1961年に、インドで初めて、ヨーガを療法的に応用する専門施設「Yogic Hospital(ヨーガ病院)」として開設されました(Amolak Devi Tirathram Gupta Yogic Hospital)。

現在で、ヨーガと自然療法・アーユルヴェーダの組み合わせによる統合的な保養・療養センターとして運営されています。

専属の医師とインストラクターが常駐し、ヨーガや自然療法を体験する保養的な滞在から、アーユルヴェーダによる病気治療・症状改善に対応しています。

ロナウラ学派の伝統的ヨーガの特性

ロナウラ学派の伝統的ヨーガは、ヨーガの理論的枠組みであるパタンジャリの「ヨーガ・スートラ」と、中世のナータ派の「ハタ・ヨーガ」の伝統に立脚しながら、近代的な研究成果に裏付けられた合理的な理論とスタンダードな技法体系を持ちます。

そのため、インドの教育・医療分野や政策レベルでのヨーガも、ロナウラ学派で構築された理論と技法が、実質的なスタンダードと見なされて来ました。

ロナウラに蓄積されているヨーガのリソースは膨大です。昨今の世界的な「ヨガ・ヨーガ」の表層的な流行とは無縁ですし過剰な宗教色のないニュートラルで学術的な内容です。

一度身に付けると、一生継続が可能な技法体系であり、ヨーガから期待される必要十分な効果を、誰でも享受出来るように構築されています。

ロナウラ学派の方法論で、身心の健康は十分に維持・促進されますし、無理なく、プラーナーヤーマから瞑想法へとステップ・アップして行く基礎が築かれます。


ロナウラ編2012・フィードバック・シリーズ②
宮崎在住のN.K.さん(女性)

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【プロフィール】

1. 住んでいるところ
宮崎市

2. 現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
現在:ヨーガ講師、
以前:会社でのデスクワーク、海外放浪少々

3. 関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
ヨーガ全般、温泉

4. ヨーガ歴・プログラムへの参加歴
ヨーガ歴・・・十数年
相方先生のプログラム&ヴィパッサナー瞑想への参加歴
・2008年11月「ワンサニット2008(5日間)」
・2009年06月「穂高編2009」
・2009年10月「沖縄編2009」
・2009年11月「タイ・コーンケーン、ヴィッパサナー瞑想(10日間)」
・2009年11月「ワンサニット2009(10日間)」
・2010年1・2月「カイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所冬期6週間(CCY)」
・2010年10月「京都、ヴィパッサナー瞑想(3日間)」
・2011年05月「沖縄編2011」

5. ヨーガがご自分に持つ意味
心身の安定、ライフ・ワーク 


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【フィードバック】


1. カイヴァリヤダーマ研究所(Kdham)について

1.1. ロナウラという環境


ムンバイ空港から車で2時間位で着きました。 ムンバイの人たちの避暑地として有名な場所だそうですが、 乾季のせいか砂埃が多く、道路の木々は砂埃に覆われており、 日本の避暑地の様な爽やかさはありませんでした。

しかし、雨季が終わる10月頃に来ると緑が綺麗だと聞きました。 町自体はこじんまりとして、半日あれば歩いて周れそうです。

ロナウラ名物の「Chiki」というお菓子屋さんが沢山あります。

街から離れると、荒野が広がっており、 その先に岩肌の見える山があります。 車で少し走ると、仏教石窟寺院がいくつか点在してます。


1.2. 研究所の施設と全体の雰囲気

2度目の研究所でしたが、前回の滞在から2年の間に、 新しいクティ(宿泊所)が出来たり、 新しいノベルティ・グッズ(カイヴァリヤダーマの名前入りの スカーフやカバン、ボールペンetc)が出来てたり、 二年前に勉強した建物が幼稚園と小学校に変わってたり、 二年前と何も変わらない部分と 大いに変化してる部分を目の当たりにしました。

気候は朝晩は長袖の薄い上着を着る感じで、 日中はTシャツ一枚でも暑いくらいで、 朝晩と日中の温度差が結構ありました。

しかし、日中の暑さは、暑いには暑かったのですが、 湿度が殆どないせいか、カラっとして過ごしやすい気候でした。

施設内には沢山の木々が生えており、 スプリン・クラーや係りの人が水をあげてたので、 大きな木々がいきいきと茂り、 ブーゲンビリヤやハイビスカスが咲き誇り、 鳥の鳴き声が響き渡り、緑の多い場所は 地上の楽園の様な感じがしました。


1.3. ゲスト・ルームと食事

【ゲスト・ルーム】

去年の秋に建てられたという新しいクティ(宿泊所)に宿泊しました。

クティ

デラックス・ルームと名が付くだけあって、 他のゲストルームより広く綺麗で、壁掛けテレビも付いており、 ホテルの様でした。

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【食事】

6:00→ハーバル・ティー(ブラックペッパー・ジンジャー、トゥルシー、 レモングラスを水で沸かしたお茶とミルクで沸かした2種類) 朝ご飯(8:30~9:00頃)→軽めの一品

ランチ(12:00~13:00)→サラダ・ご飯・チャパティ・ダル(豆のスープ)・ 野菜の煮炒め・バターミルク(脂肪分を抜いたミルク)

おやつ(15:00)→フルーツとハーバル・ティー

夜ご飯(19:15~19:45)→ご飯・チャパティ・野菜の煮炒め・ダル

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ハーバル・ティーにはJaggery(ジャグリー)といって サトウキビを煮詰めたものを溶かして、 液体状にしたシロップを入れて甘さを調整できました。 日本の黒糖とは、一味ちがい、コクはなかったですが、 クセもなく摂り易かたです。

お昼には、固形状のJaggery(ジャグリー)が出ました。 こちらも見た目は、黄土色の様な色で、 液体のJaggery(ジャグリー)同様にクセがなく、 個人的には、食べ易かったです。

食事は、セルフサービスなので自分の食欲に合わせて、 料理を頂けるのですが、消化しやすい内容で、 見た目には結構な量を食べてたのですが、 食後の重量感は殆どなく、内臓が楽でした。

スパイスも外のご飯と比べると、はるかにマイルドで、 クミンパウダーとブラックペッパー、塩、チリ、レモンが 用意されており、各自の好みで味を調整できました。 

カイヴァリヤダーマ1 


1.4. 講義室・実習室

【講義室】

図書室になってる部屋を使いました。 壁にプロジェクターを映し出しまたが、問題なく見れました。 時々、停電でプロジェクターの電源が落ちましたが、 すぐに回復しました。

【実習室】

アーサナ・ルームがあり、そこで行いました。 そこにマット用の敷物が用意されるのですが、 使いっぱなしで、洗ってる形跡はなかったので、 一枚敷き布を持参しておくと良いと思います。


1.5. スタッフの対応

部屋には毎日清掃が入り、 シーツも週1~2度変えてもらえました。

小銭に両替したくて、会計オフィスに何度か足を運びましたが、 オフィスも小銭が不足してることが多かったです。

施設内には、小さな売店があるのですが、 以前滞在したときは、品揃えが豊富だったのですが、 今回は、閉店間際なのかと思うほど品薄で、 また、売店のスタッフも日本の様なサービス精神は、 皆無な応対でしたが、それが反って新鮮で面白かったです。



2. ヘルスケア・センター(HCC)の1週間コース

朝6時にハーバル・ティ→クリアー→アーサナ→軽い朝食
→自然療法/アユールヴェーダ
→ランチ →ハーバルティとおやつにフルーツ→自然療法/アユールヴェーダ →アーサナ→プラーナヤーマ/トラータカセッションetc
→夜ご飯→講義


2.1. 実習クラス
(クリヤー・アーサナ・プラーナーヤーマ・トラータカ etc.)

クリヤーは、洗面所の並んだ建物に塩が用意してあり、 各自アーサナ前にジャラ・ネーティとスートラ・ネーティを行いました。 (ネーティ・ポットとスートラは売店で購入可)

空気が乾燥して、砂埃も多かったので、 クリアー後は鼻周りがスッキリ爽快でした。

アーサナは、ベーシック、アドバンス、セラピーのクラスがあり、 好きなクラスを受けれたので、一通り受けてみました。

ベーシック・クラスは、 相方先生が教えて下さる流れに近く、心地よかったです。

アドバンス・クラスは、 太陽礼拝から始まり、アドバンスのアーサナ中心でした。

ヨーガ・セラピー・クラスは、 太ってる方が多かったので、寝て行うポーズ中心でした。 座るポーズの時は、 一部の方たちは椅子に座りながら動ける動きを行ってました。

どのクラスも基本的に“Sthira Sukham Asanam”に従っており、 自然な呼吸で行いながら、内部感覚の観察を深める流れでした。


2.2. スタッフの講義
(バレーカール先生、ジャガディーシュ先生、ボーガル校長 etc.)

講義は、毎晩違う先生方がヨーガをベースにして、 それぞれの専門の方面から話を行ってくださいました。

バーレカール先生:
アユールベーダドクターの先生→プラナヤーマの講義

ジャガディーシュ先生:
アユールベーダの先生→アユールヴェーダの観点から主に食べ物の話

ボーガル校長:
心理学の先生→心理学的な方面からヨーガの話


2.3. 自然療法/アーユルヴェーダ

自然療法/アユールヴェーダのトリートメントは、 各自自由に予約して受けれました。

私は、自然療法のマッド・パックとヒップ・バス、 ハーバル・フェイスマッサージを受けました。

マッド・パックは、 泥を全身に塗って、乾いたら洗い流すだけの シンプルな療法でしたが、青空の下で、 真っ裸になって全身に泥を塗る経験は、 心身の解放に最高でした。 洗い流した後も、少し泥の茶色が肌に染みこんでましたが、 お肌はサラサラになった気がします。

・ヒップ・バスは、 深さ20センチ位のバスに背もたれが付いてる中に、 脚と背中から上はお湯から出したままで腰を浸けて、 腰を温めました。

しかし、久々のお風呂の感覚で、 なるべく全身お湯に浸かりたくなり、 出来る限りオお湯に全身を浸してました。 大体30分程浸かって上がりました。上がった後は、 特に腰の辺りがポカポカして気持ち良かったです。

・ハーバル・フェイスマッサージは、 いくつかのハーブの粉とオイルを混ぜたものを顔に塗って、 30分程してから洗い流しました。終了後は、サラサラして、 何人かの人から肌が白くなり、綺麗になったねと言われました。

カイヴァリヤダーマで自然療法を受けた時点では、 自然療法の原理を良く分かってなかったのですが、 その後、ニサルゴプチャール・アシュラムで自然療法を受け、 自然の五元素(空間・風・火・水・土)を利用して、 五元素に対応する体内のそれぞれのバランスを 整えるものだと理解しました。


2.4. さらに興味を持たれたこと

プラーナーヤーマ
インド料理



3. クティ(Kuti)での「クリヤー・ヨーガ」の1週間コース

朝6時ハーバル・ティ→クリヤー→クリヤー・ヨーガ→朝食 →クリヤー・ヨーガ→ランチ →相方先生の講義→ハーブ・ティ→アーサナ→クリヤー・ヨーガ→夜ご飯→講義 

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3.1. クティ/アシュラムの雰囲気

施設内の外れにあり、ダイニングや宿泊施設のある場所とは、 空気感が異り、マテリアルワールドの外にいる様な神聖な 領域に感じました。

クティの奥にクヴァラヤーナンダ・ジーと 先代のディガンバール・ジーのサマーディ(記念碑)があり、 クリヤー・ヨーガの後は、毎回そこを参って帰りました。


3.2. スワーミージーの印象

落ち着いた印象でしたが、時々冗談を言ってくださり、 みんなを和ませてくださいました。 近寄りがたさはなく、気さくな方に思えました。 また、煩悩の鎮まった方とは、こんな方なのかなと思いました。


3.3. 「クリヤー・ヨーガ」のプログラム

2週目は、クティでのクリヤー・ヨーガを1日に3回行いました。

クティで、スワーミー・ジーのマントラに合わせ、 長年修行中のドイツ人女性の方が護摩焚きの様に、 火にギーやミルク、ゴマをくべながらのハーヴァン (イーシュヴァラ・プラニダーナの一部)。

また、 ヨーガ・スートラ/マントラ・チャンティング →カパーラバーディ/アヌーロマ・ヴィローマ →瞑想 を繰り返しました。

毎回心が沈静化されていくのを感じ、 また自分が自分と思ってる自分が 解けていく様な感覚に陥りました。 日本では行えない貴重なスワディヤーヤ (セルフ・スタディ)が出来ました。



4. ロナウラ・ヨーガ研究所(LYI)について

4.1. ロナウラ・ヨーガ研究所のオフィスの雰囲気

マンションの一室でこじんまりとしてますが、 来客用のソファーが置いてある部屋と、 作業部屋、資料室とありました。 オフィス内のカラーも青と緑色で爽やかで 落ち着いた雰囲気でした。


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4.2. ディレクターのマンマット・ガロテ博士の印象

二度目の拝見でしたが、穏やかな笑顔で 紳士的な印象的でした。お菓子とジュースを出して下さり、 手厚い歓迎をして下さいました。


4.3. ヨーガ文献の研究活動について

ヨーガの貴重な文献を集め、サンスクリット語から ヒンディー語、英語に訳し、学術書として通用する 批判校訂版(クリティカル・エディションン)を作成する という気の遠くなるような作業を、先代のお父様の 意志を継いで、熱心に使命を遂行されてるのが印象的でした。

これからも活動を陰ながら支えさせて頂きたいと思いました。

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5. エローラ探訪(参加された方)


5.1. プネーでのショッピング

久しぶりのショッピングで楽しかったです。 インド・ガールの服装(おしゃれなパンジャビ・ドレスとレギンス)を 購入しました。

日本にはない洋服のデザインやテキスタイル、 色使いが新鮮でした。 スパイスやインドの食材、マッサージ用のココナッツ・オイル、 アーモンド・オイルなど、インドでしか手に入らない物も ありました。

研究所とはかけ離れたマテリアル・ワールドでした。


5.2. プネーからエローラへの道中

5時間以上のロング・ドライブでした。 途中に何個か小さな街を通り抜けましたが、 その他は荒野が広がっており、 インド大陸の広大さを実感しました。


5.3. 「メヘール・ババ」のアシュラム訪問 

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「メヘール・ババ」という方を相方先生から聞くまで 知らなかったのですが、アシュラム内は、 メヘール・ババの生涯のストーリーが描かれた 大きな絵が回廊に沿って飾ってあり、 それを見る限りでも、インドだけでなく、 西洋社会でも多くの方たちに影響を与えたのが 伝わってきました。

また、サマーディ(お墓)では沈黙が守られており、 サマーディにずっと入って、メヘール・ババに 祈りを捧げてる方たちが沢山いました。

インドは、実在した聖者を称え敬うという文化が 日本に比べて濃くある様に感じました。

19歳で老女の聖者から額にキスを受け、 突然の意識覚醒後、通常の状態に戻るまで 7年の歳月が掛かった、というのが印象的でした。

「Don't Worry Be Happy」という歌のサビは 聞いた事がありましたが、それを書かれた方だというのは 知りませんでした。


5.4. エローラでの宿泊先(Hotel Kailas)

広くて綺麗なホテルでした。 食事も美味しかったです。

ホテルの裏庭からエローラの遺跡群が眺められ、 手前側の遺跡群までは徒歩で行けて、 便利な場所にありました。


5.5. エローラの遺跡群(仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教)

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渓谷に沿って時代の流れごとに、 仏教→ヒンドゥー教→ジャイナ教 と石窟寺院が造られたのが興味深かったです。

時代の流れに沿ってシンプルだった石の彫刻が 緻密になデザインに変化してまいした。

中でも、ヒンドゥー教のカイラーサナータ寺院は、 8世紀頃に人の力で約100年かけて、 巨石を上から繰り抜いて造ったと言われる建造物で、 本当に偉大で圧倒的な存在でした。



6. ロナウラでの研修の全般的な総括

6.1. 「ロナウラ編」に参加したメリットがあったかどうか

自分が行ってるヨーガの方向性を再確認出来ました。 同時にインドだから成立するヨーガの部分も、 なんとなく体感出来ました。


6.2. ロナウラに来て深まった体験や理解について

インドだから成り立つヨーガの部分を、その土地に身を置き、 文化や風土、空気、土地の磁場に触れる中で体感しました。 特にクリヤー・ヨーガは、インドだからこそ成立する部分の様に 感じました。

また、"Surrender to God"や"God protect us"という イーシュヴァラ・プラニダーナ的な部分も インドにて深く体感しました。

後、滞在中に、3度程外出する機会があり、 シルディ・サイババ寺院、Karla Caveという仏教石窟寺院、 ムンバイにあるヒンドゥー寺院へ連れて行ってもらいました。

ムンバイのヒンドゥー寺院では、 満月のホーリーの日に行われるという特別なプージャに 参加させてもらい、とても印象に残りました。

そして、相方先生方の訪印25周年記念とのことで、 特別に先生方の昔の写真を見せてくだり、 先生方のインドでのヨーガの軌跡を 拝見させて頂き大変興味深かったです。


6.3. ご自分の今後のヨーガの方向性について

Yama・Niyama をライフスイル、心身に浸透させながら、 アシュターンガ・ヨーガを全体的なアプローチで 深めていきたいです。

ハタ・ヨーガの技術的な部分も文献を基に深めたていです。

自分が置かれてる環境で、 インドだから成り立つヨーガの要素を理解しつつ、 どうライフワーク的にヨーガを深めていくかを 模索したいです。


6.4. 今後ロナウラでヨーガ研修を考えている方へのアドバイス

空港からロナウラまでJKトラベルという代理店が車で 送迎してくださるので、初めてインドへ行くいう方でも、 安心して旅が出来ると思います。

ロナウラでヨーガ研修を受けることで、 今まで相方先生に教えて頂いたことや、 ヨーガの全体像が掴みやすくなると思います。


6.5. インド全般のご感想 etc.

二度目のインドでしたが、一度目より、 噛めば噛む程に味の出るスルメの様な印象で、 少しインドの深みに足を突っ込みかけた感じです。

インドやヒンドゥー教に憧れや期待は特にありませんが、 今まで行った事のある海外の国で、 やはり断トツに印象深くインパクト大で、 既にマサラ臭が恋しくなりつつあります(笑) 以上です。

帰国したばかりで、記憶が冷めないうちに フィードバックをまとめました。 勢い余って、少々長文となりましたが、 最後までご拝読頂きありがとうございます。

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(この項続く)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




2012年4月3日火曜日

ロナウラ編2012(1)

2012年2月26日(日)ー3月11日(日)の15日間、インド・マハーラーシュトラ州ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所で実施された「ロナウラ編2012」のフィードバック・シリーズです。

「ロナウラ編2012」には15名の方が参加されました(男性3名・女性12名)。今回は、宮崎在住のN.K.さん(女性)のフィードバックです。

  
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【ロナウラ編2012】
日程:2012年2月26日(日)ー3月11日(日)
期間:15日間+追加プログラム
施設:カイヴァリヤダーマ研究所
参加:15名(男性3名、女性12名)
内容:HCC(ヘルスケア・センター)+クティでのクリヤー・ヨーガ
講義:伝統的ヨーガと近代的研究(Asana, Pranayama, Meditation)
食事:菜食インド料理(自然療法の食事法に準拠)
費用:必要経費+ダーナ制
追加:自然療法/アーユルヴェーダ、ロナウラの石窟寺院探訪、
プネー散策、世界遺産エローラ探訪 etc.
 
「ロナウラ編2012」の共同アルバム
https://picasaweb.google.com/103061544163066016927/2012INDIALonavla?authkey=Gv1sRgCP-eybDGjtSACg
 
 
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日本でも、ヨーガの分野でのロナウラの重要性とメリットへの認識が広るのは、望ましいことに思えます。インドの伝統的ヨーガには、悠久の昔から、人間の身体と心精神を探求して来た知識と技術の蓄積が伝承されています。

伝統的なヨーガのリソースは、1920年代以降ロナウラに蓄積され、ロナウラで研究されて来ました。来年も、2013年2月24日(日)ー3月10日(日)の日程で日本人の方対象の「ロナウラ編2013」が実施される予定です。
 
 
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カイヴァリヤダーマ研究所
Kaivalyadhama Yoga Institute
Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
http://www.kdham.com/

カイヴァリヤダーマ研究所は、近代的ヨーガ研究のパイオニアであるスワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。

カイヴァリヤダーマ研究所で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の生理学的・心理学的な効果が実証的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療分野で応用される方向性が確立されました。

現在、キャンパス内では
・サイエンス・ラボ(Scientific Research Department/SRD)
・哲学・文献学研究室(Philosophico-Literary Research Department/PLRD)
・付属カレッジ(G.S.Colledge of Yoga/GSC)
・ヘルスケア・センター(Health Care Center/HCC)
・付属小中学校(Kaivalya Vidya Niketan/KVN)
などが運営されています。
 
ヘルスケア・センター
(S.A.D.T.Gupta Yogic Health Care Centre)

ヘルスケア・センターは、1961年に、インドで初めて、ヨーガを療法的に応用する専門施設「Yogic Hospital(ヨーガ病院)」として開設されました(Amolak Devi Tirathram Gupta Yogic Hospital)。

現在で、ヨーガと自然療法・アーユルヴェーダの組み合わせによる統合的な保養・療養センターとして運営されています。

専属の医師とインストラクターが常駐し、ヨーガや自然療法を体験する保養的な滞在から、アーユルヴェーダによる病気治療・症状改善に対応しています。


ロナウラ学派の伝統的ヨーガの特性

ロナウラ学派の伝統的ヨーガは、ヨーガの理論的枠組みであるパタンジャリの『ヨーガ・スートラ(PYS)』
と、中世のナータ派の「ハタ・ヨーガ」の伝統に立脚しながら、近代的な研究成果に裏付けられた合理的な理論とスタンダードな技法体系を持ちます。

そのため、インドの教育・医療分野や政策レベルでのヨーガも、ロナウラ学派で構築された理論と技法が、実質的なスタンダードと見なされて来ました。

ロナウラに蓄積されているヨーガのリソースは膨大です。昨今の世界的な「ヨガ・ヨーガ」の表層的な流行とは無縁ですし過剰な宗教色のないニュートラルで学術的な内容です。

一度身に付けると、一生継続が可能な技法体系であり、ヨーガから期待される必要十分な効果を、誰でも享受出来るように構築されています。

ロナウラ学派の方法論で、身心の健康は十分に維持・促進されますし、無理なく、プラーナーヤーマから瞑想法へとステップ・アップして行く基礎が築かれます。



ロナウラ編2012・フィードバック・シリーズ①
宮崎在住のN.K.さん(女性) 
  
 
Lonava2012 (32)

【プロフィール】

1. 住んでいるところ
宮崎市

2. 現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
現在:主婦。
今までしてきたこと:事務職、秘書、ホテルフロント、パソコンインストラクター、サルサ・インストラクター、ヨーガ・インストラクター少々

3. 関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
サルサ、ヨーガ、登山、ゴルフ、シュノーケリング、マクロビ

4. ヨーガ歴・プログラムへの参加歴
ヨーガ歴9年くらい。
小倉のyoga学院に1年通う。
ブリージング・ヨーガ・インストラクターコースというのに1年通う。
時々単発でやっているいろんな方のワークショップに参加

5. ヨーガがご自分に持つ意味
呼吸が自分にもたらす影響を実感してから離れられなくなった。
 
 
Lonava2012 (118)


【フィードバック】

1. カイヴァリヤダーマ研究所(Kdham)について

1.1. ロナウラという環境

研究所を一歩外に出ると、空気が汚く、クラクション鳴らしっぱなしの車がたくさん走っていて、ゴミが散乱していて、お店がたくさん立ち並んでいて物があふれていた。


1.2. 研究所の施設と全体の雰囲気

研究所の中は聖域・・・自然豊かで平和で穏やかで安全。花が咲いていて、公園がありベンチがあり、自分だけのお気に入りの場所が見つかる。図書館、郵便局、売店など充実していて何不自由なかった。


1.3. ゲスト・ルームと食事

清潔でおしゃれ感もあった。クローゼットの中はちょっとカビ臭い。


1.4. 講義室・実習室

床やマットは汚れているが、窓から見える景色は綺麗だし気持ちの良い環境。


1.5. スタッフの対応

笑顔で親切で素晴らしかった
 
 
Lonava2012 (119)

 
2. ヘルスケア・センター(HCC)の1週間コース

2.1. 実習クラス(クリヤー・アーサナ・プラーナーヤーマ・トラータカ etc.)

クリヤーは初体験でしたが、徐々にできる喜びと、空気が汚れているので鼻や喉を洗うとスッキリ爽快だった。

朝7時と夕5時という時間にするアーサナが、ちょうど良い時間だった。
先生のインストラクションが歌うようなリズムで心地よかった。

プラーナーヤーマはハードなものではなく、シンプルなものを繰り返し行い意識が冷静になれた。


2.3. 自然療法/アーユルヴェーダ

自然療法:

全身泥を塗り乾燥させて洗い流す、というのをやってみたが、青空の下真っ裸になり、お尻と股間以外は泥だらけなのが、なんともおかしくて、そして開放的で、最高な思い出になった。


2.4. さらに興味を持たれたこと

アーユルヴェーダは予約がとれずできなかったので、全コースを体験してみたい。
 
 
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3. クティ(Kuti)での「クリヤー・ヨーガ」の1週間コース

3.1. クティ/アシュラムの雰囲気

建物の色使いが独特。開放的である部分と、立ち入れない部分とが混合している、宗教色の強い場所、環境。

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3.2. スワーミージーの印象

気さくでユーモアがあり、安心感を与える人だと思った。


3.3. 「クリヤー・ヨーガ」のプログラム

火をおこして、ミルクやギーをくべながら、火の周りを花で飾ったり水をまいたり...最初は火遊び感覚にしか見えなかったが、火を神様に例え自然のものをお供えする、という意味を聞くとなんとなく神聖なものに感じた。

最初は、じっと座って寒さや蚊の攻撃に耐えながら1時間以上わからない言葉を唱えるのが苦痛だった。

だんだんその場にいることやリズムが身体に馴染んできて抵抗がなくなった。私の場合、特別大きい衝撃や感動は味わえなかった。

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4. ロナウラ・ヨーガ研究所(LYI)について

4.1. ロナウラ・ヨーガ研究所のオフィスの雰囲気

今回の施設の中で1番清潔で健全な空気を感じた。


4.2. ディレクターのマンマット・ガロテ博士の印象

とても紳士的で、あたたかい歓迎をしてくださった。信念と誇りをもって活動されているためか、輝いていた。

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4.3. ヨーガ文献の研究活動について

伝統的なヨーガにふれたくても昔の文献じゃ読めない私たちの救いの場所。

この先のスケジュールが全て決まっていて、資料が完璧に整理されていて、小さな研究所なのに製本までしていて、インドとは思えないきちんとした空間。素晴らしい活動だと思う。



5. エローラ探訪(参加された方)

5.1. プネーでのショッピング

人も物もあふれていて、見たことのない商品がたくさんあり楽しかった。



5.2. プネーからエローラへの道中

カーチェイスのような車の抜きあい、逆走する車・・・日本ではありえない状況に、ハラハラ・ドキドキした。高速道路がでこぼこしているので、何度も車が跳ねてまるでアトラクションのようだった。


5.3. 「メヘール・ババ」のアシュラム訪問

平和的で清潔な施設。メヘールババの平等愛を感じとても魅力を感じた。


5.4. エローラでの宿泊先(Hotel Kailas)

トイレ・バスルームがとても広く、6畳ほどあったと思う。シャワーが出なかったが、シャワー口をガリガリこするとお湯が出たのが笑えた。


5.5. エローラの遺跡群(仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教)

とてつもなく大きな遺跡、人間が何世代にも渡って作ったのかと思うと感慨深い。綺麗で素晴らしかった。

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6. ロナウラでの研修の全般的な総括

6.1. 「ロナウラ編」に参加したメリットがあったかどうか

大変貴重な体験をした。

一般的にはリシュケーシュのアシュラムに行けばヨーガのことがわかるんじゃないか、と思いがちだが、インドやヨーガを知り尽くしている日本人の先生に習うことは重大でとても深い意味があった。

ヨーガとはなんだろう、とたくさんの人が悩み迷走していると思う。誰もが真実を知りたくて模索していると思う。ここでは、それらが明確になるところだと思う。


6.2. ロナウラに来て深まった体験や理解について

どうして、サマーディを求めるのだろう、とか、解脱をしたいのだろう、という疑問が長年あった。そして、様々な先生に触れても、何か違うという思いが強くなるばかりで、納得できず若干ヨーガ離れしていた。

インド人を実際に見たり、昔使われていた山の上の瞑想部屋を見ながら、相方先生の説明を受けてみて、納得できることがたくさんあった。

今まで自分でインド哲学を調べたり、サーンキヤを教えてもらったりしたが、難しくて頭に入らなかったけど、相方先生の講義が面白おかしく、勉強が楽しかった。

やはり自分がわかる言葉で聞き、実際に行ってみて五感で感じることが大きな実になった。


6.3. ご自分の今後のヨーガの方向性について

先が見えなく迷子になっていたものが、長い長い道が先へ続いている感覚。伝統的なヨーガを勉強しながら、どう自分のライフスタイルに生かしていくかが課題。

心の動作をとめていくことが、どんなに幸せらしいかを聞いてはみたものの、平和でこの現実的な世界を謳歌している自分にとっては、今のところ目的にはなりにくいし、憧れもない。

私は嬉しいことと、辛くて苦しいことの繰り返しが人生だと思っているので、起こることをそのまま体験して、今の人生の中で成長しつづけたいと思う。

来世のためにどうこうしようという気持ちではなく、今係わっている人たちのために何かをしたい。様々な人たちと出逢うことで、たくさんの経験をし、影響しあってきたので、助け合い支えあうことが人間らしく素晴らしいことだと思っている。

ヨーガをすることで、心が安定し、周りに優しくなれるなら、たくさんの人たちに伝えていきたいと思う。


6.4. 今後ロナウラでヨーガ研修を考えている方へのアドバイス

言葉がわかればどんなに良かっただろう、と思うことばかりだった。

足裏が真っ黒になるので靴下は必需品。せっかくヨーガどっぷりの生活をするので、最小限の荷物で不便なくらいで生活した方が新鮮のような気もした。


6.5. インド全般のご感想 etc.

人生観が変わるとか、インドにはまるか、二度と行きたくないかのどっちかに分かれると言われていたが、私は私であり、どちらでもなかった。

ただ、自分の価値観や大事と思うことが明確になった気がする。日本のモラル、人間性と全く違うのをみた。

今日食べること、今日をどう生きるかで必死な人たちをたくさん見た。そういう状況では、自分のことしか考えられなくて当たり前だと思った。

自分が本当に幸せに生きられて、初めて周りのために何かをしたくなると感じた。人生の目的は、自分が満たされるだけではなく、誰かの喜ぶことをしたり、役にたったりすることではないかと思った。

シーンとしている環境では雑念がたくさん浮かんだが、激しい騒音、大勢のひとごみの中で、妙に心が静まって無の状態になったのが不思議な体験だった。


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最後になりましたが相方先生、ひでこ先生お変わりなくお元気でお過ごしでしょうか。つきっきりの18日間、本当に本当にありがとうございました。

惜しみなく知識を分けてくださる先生方に深く感謝しております。ナイポールの本とガンジーの本もうすぐ届くので楽しみです。

今後も迷走している人たちを救ってくださることを願っております。

N.K.



(この項続く)

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2012年4月2日月曜日

【お知らせ】2012年4月2日(月)

1)4月8日(日)・東京事務所にて
2)穂高編2012予約状況
3)ワンサニット秋合宿2012/ワンサニット2012
4)カイヴァリヤダーマ研究所第7回国際会議(12月27日ー30日)
5)ロナウラ編2013


1)4月8日(日)・東京事務所にて

4月8日(日)にロナウラ・ヨーガ研究所・東京事務所で「ロナウラ編2012」(2月26日ー3月11日)の報告会があります。

当日は、お茶をしながら、みんなで写真を見ながら、「ロナウラ編2012」の参加メンバー方から、現地での経験や感想を述べて貰う、というインフォーマルな形式です。

【ロナウラ編2012・報告会】

日時:4月8日(日)
時間:午前10時ー12時半
会場:ロナウラ・ヨーガ研究所・東京事務所
住所:東京都目黒区祐天寺・東横線祐天寺駅下車歩3分
定員:15名前後
費用:参加費(維持協力1000円/メンバーシップの方500円)

「ロナウラ編2012」の共同アルバムが「Picasa」に作成されています。
https://picasaweb.google.com/103061544163066016927/2012INDIALonavla?authkey=Gv1sRgCP-eybDGjtSACg

今後、ロナウラ・ヨーガ研究所・東京事務所の機能性の向上も志向中です。ライブラリーの蔵書の充実などが、当面の目標です。

東京事務所でイベントが企画されるときには、参加者の方に、事務所の維持管理へのご協力を、参加費としてお願いしています(ロナウラ・ヨーガ研究所のメンバーシップに参加されている方は50%です)。

よろしく、ご理解とご協力をお願いいたします。
 

 


 

2)穂高編2012予約状況

6月の「穂高編2012」の予約状況のアップデートです。

①6/15(金)・17(日):一般向けプログラム...定員25名満席/空席待13名
②6/18(月)・20(水):「プラーナーヤーマ」...定員14名/予約15名
③6/22(金)・24(日):「伝統的ヨーガ①」.....定員16名/予約16名
④6/24(日)・26(火):「伝統的ヨーガ②」.....定員14名/予約12名
⑤6/12(火)・15(金):追加プログラム..........定員14名/予約15名

興味のある方は、どうぞ、お問い合せ下さい。「空席待」でも予約をお受けしています。

②③④⑤参加予約をされている方には、4月中旬に、2ヶ月前の参加確認をお願いする予定です。

   

3)ワンサニット秋合宿2012/ワンサニット2012

今年も後半の11月・12月に、バンコク郊外のワンサニット・アシュラムで合宿セミナーが予定されています。

興味のある方は、どうぞお問い合せ下さい。


【ワンサニット秋合宿2012】

日程:2012年10月28日(日)-11月2日(金)の5泊6日
定員:10名前後
対象:ヨーガの初心者からベテラン・指導層まで
内容:南国タイでのエコ・ホリデー・プログラム
目的:伝統的ヨーガの理論と技術のベーシックを学ぶ
施設:アウトドアー派のエコロジー実験施設(冷房・温水シャワー無)
食事:タイ料理式ベジタリアン
費用:実費分担+ドネーション

「ワンサニット秋合宿2011」は参加者のみなさんと、インドの伝統的ヨーガ文献を参照しながら、伝統的ヨーガの理論と技術への考察を深めて行く5泊6日間の「エコ・ホリデー・プログラム」です。

初心者の方からベテラン・指導層まで、どのレベルの方にも有益です。

【ワンサニット2012】

日程:ワンサニット2012①:11月25日(日)ー12月02日(日)
ワンサニット2012②:12月02日(日)ー12月09日(日)

定員:①②とも15名前後
主題:伝統的ヨーガの理論と技術
目的:専門コース・ヨーガをライフ・ワークとして続ける自信を提供
対象:リピーターの方
施設:アウトドアー派のエコロジー実験施設(冷房・温水シャワー無)
費用:実費分担+ドネーション
追加:1泊2日でタイ国内のクメール遺跡探訪(ピーマイ・パノムルン)

恒例の、ワンサニット・アシュラムでの専門コースです。ヨーガをご自分のライフ・ワークとして追求して行くための基礎と方向性を提供します。

ご都合の付く方には、①②の通しでの参加をお勧めします。15日間で140時間近い講義と実習が消化されます。

また、1週間でしたら、お勤めのある方も休暇が取れると思いますので、興味に応じて①②のどちらかへの参加も可能です。



4)カイヴァリヤダーマ研究所第7回国際会議(12月27日ー30日)

今年の年末の12月27日(木)ー30日(日)にカイヴァリヤダーマ研究所主催の第7回国際会議(7th International Conference)が開催されます。


【カイヴァリヤダーマ研究所・第7回国際会議】
http://kdham.com/conference/

日時:2012年12月27日(木)ー30日(日)・4日間
主催:カイヴァリヤダーマ研究所・ロナウラ
主題:次世代へのヨーガ(Yoga for the Youth)

この第7回国際会議への参加を兼ねた、
インド・スタディー・ツアーを企画する予定です。

インドのカンフェレンスは、楽しい文化イベントです。ロナウラを訪ねる良い機会にもなると思います。

興味をお持ちの方は、どうぞお問い合せ下さい。

今回のカンフェレンスでは付属カレッジの後輩と共同でペーパーの発表も行う予定です。



5)ロナウラ編2013

来年2月・3月に、ロナウラで「ロナウラ編2013」が企画される予定です。

【ロナウラ編2013】

日程:2013年2月25日(日)ー3月11日(日)
期間:15日間+追加プログラム
施設:カイヴァリヤダーマ研究所
参加:15名前後
対象:リピーターの方
内容:HCC(ヘルスケア・センター)+クティでのクリヤー・ヨーガ
講義:伝統的ヨーガと近代的研究(Asana, Pranayama, Meditation)
食事:菜食インド料理(自然療法の食事法に準拠)
費用:必要経費+ダーナ制
追加:自然療法/アーユルヴェーダ、ロナウラの石窟寺院探訪、
プネー散策、世界遺産エローラ探訪 etc.

興味のある方は、どうぞお問い合せ下さい。





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