2010年4月12日月曜日

ロナウラ2010(1)

ロナウラ2010 
カイヴァリヤダーマ研究所での合宿セミナー+スタディ・ツアー
期間:2010年2月27日(土)ー3月6日(土)~10日(水)


ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」で日本人の方を対象に企画された合宿セミナー「ロナウラ2010」の話題です。
 
2月28日(日)から3月6日(土)の1週間の日程で実施された、
ロナウラでの合宿セミナーに加え、次のような追加プログラムがありました。
 
○ウルリカンチャンで自然療法の研修
○世界遺産のエローラ探訪
 
以下は、
「ロナウラ2010」+「世界遺産エローラ探訪」
のプログラムに参加された、大阪在住の「M.N.」さんのフィードバックです。 
 
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ロナウラの伝統的ヨーガ

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所(1924年設立)』で研究・指導されている「ヨーガ」は、「ヨーガ」の理論的枠組みである「パータンジャリ」の「ヨーガ・スートラ」と、技法面のリソースを提供している中世の「ゴーラクシャナータ」系の「ナータ派」で発展した「ハタ・ヨーガ」の伝統に立脚した、正統的でアカデミックな「ヨーガ」です。

ロナウラは、1920年代に始まった近代的ヨーガ研究の発祥の地であり、一貫性のある合理的なヨーガ理論と、スタンダードな技法の体系が構築されて来ました。

また、宗教色・ヒンドゥー教色のない、ニュートラルで学術的な「ヨーガ」として、インドの教育・医療分野や政策レベルでも、ロナウラで構築された理論と技法が実質的な「ヨーガ」のスタンダードと見なされて来ました。 
 
一見地味なメソッドですが、誰にでも習得しやすく、一度身に付けると、
一生マイペースで続けて行ける合理的なシステムです。

練習を続けていますと、通常、わたしたちが「ヨーガ」に期待している健康面での効果や、心身の不調を解消する治療的な効果が、必要十分にやって来ます。

さらには、無理なく「プラーナーヤーマ(呼吸法)」や「瞑想法」へと進む心身のインフラが築かれ、更なる精神的な進歩へと向かう内面的な準備が自然に整って来ます。

「ヨーガ」のルーツはインドにあります。「ヨーガ」に興味のある方は、何らかの形で「インド」との接点を持って行くことが有利になります。

特に、ロナウラで「ヨーガ」を学ぶことは、インドの伝統的で正統的な
「ヨーガ」を理解するための最短コースにもなるでしょう。

インドでの研修プログラムや、短期・長期のヨーガ留学について関心ある方は、どうぞ、お気軽にご相談下さい。適切なガイダンスとサポートが可能です。

『カイヴァリヤダーマ』のオフィスとの調整や、最寄りのムンバイ空港
への送迎の手配、また、現地での日本語サポートの手配も可能です。

(お問い合わせは【コメント】欄でお願いします)。


「ロナウラ2010」のフィードバックの項目


次の項目で、「ロナウラ2010」のフィードバックをお願いしました。

【プロフィール】
①住まわれているところ
②現在されていること(仕事・勉強 etc.)、今までにされて来たこと
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
⑤今後のヨーガへの期待や展望  

1)『カイヴァリヤダーマ研究所』の環境と施設
①ロナウラという環境
②研究所の施設と全体の雰囲気
③ゲスト・ルームと食事
④講義室・実習室
⑤研究所のスタッフの対応

2)ロナウラでの合宿セミナーについて

①実習クラス
②講義
③夜のサットサンガ
④ヨーガについて理解が深まった点
⑤さらに興味や関心を持たれた点
⑥今後参加されたいプログラム  

3)スタディ・ツアーについて

①世界遺産エローラ探訪
②オーランガバード近郊
③「メヘール・ババ」のアシュラム
④プネー市内
⑤インド全般の印象

4)総括・その他

①「ロナウラ2010」に参加された意義はあったか
②今後ロナウラでの研修を考えている方へのアドバイス
③JLS(Japan Language Service:ラトール氏)の対応
④ロナウラのJK.トラベルの対応
⑤その他



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ロナウラ2010」のフィードバック(1) 
2月27日(土)ー3月6日(土)~10日(水)
大阪在住の「M.N.」さん(女性)のフィードバック

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相方先生、ひでこ先生

こんばんは、
インドでは何かとお世話になりました。
お陰さまで、
不安なく日本を出発し、
充実した日々を過ごすことが出来ましたし
不安なく日本に帰ってまいりました。
陰でどれほど多くのお気使いを頂いていたか・・・
本当にありがとうございました。

心からお礼申し上げます。
つたない記憶でフィードバックしたいと思います。
 
 
【プロフィール】

①住まわれているところ

大阪府堺市です。

②現在されていること(仕事・勉強 etc.)、今までにされて来たこと
ヨーガのインストラクターをしています。


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

ヨーガに大きな関心があります。
趣味は二胡(中国楽器)で、習い始めて6年目になります。下手ですが好きです。
 
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ 
仕事の疲れを癒そうと週に1回文化教室に行き始めたのがきっかけです。

ヨーガは二十数年やっています。2005年までは、身体鍛錬系のヨーガを十数年ばっちりやってきました。何かが足りないと思い始めたころに、相方先生とのご縁ができ、これだ!
と思いました。

ASANA(身体鍛錬系ではない)を通して、またプラーナーヤーマを通して自律神経系統にはたらきかけ、こころに間接的にアクセスし穏やかで静かな気持ちになれる事。ヨーガの恩恵の大きさを日ごとに感じています。静かな時間を持つ事が出来ますし、穏やかな心地よい感覚が得られます。


⑤今後のヨーガへの期待や展望 

こんなヨーガが広まっていくことを期待します。



1)『カイヴァリヤダーマ研究所』の環境と施設 

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①ロナウラという環境

ムンバイから東南に120キロ、車で2時間、デカン高原に位置します。

この2時間は平原、不思議な形の山、広い空、そしていっきに高原に
上って行きます。見晴らしのいい美しい景色が歓迎してくれます(移動はだんぜん昼間をお薦めします)。

空気もきれいで、朝はさわやか昼間は日差しは強いですが、湿気が少なく、汗をかかないのでとても快適でした。

一年で一番いい時期だそうです。納得です。


②研究所の施設と全体の雰囲気

広い敷地内はお掃除が行き届いていて気持ちよく過ごせました。

お花のある庭園にはベンチもあり、一人で読書されていたり、
数人で談笑されたり、静かないい空間でした。

風力発電や、ソーラー発電の設備もあり、びっくりしました。

自然療法(ナチュロパティー)やアーユルベーダの施設もありカウンセリングを受けた後、部分体験できました。

科学的実験研究の施設、ヨーガ関係のライブラリー、カレッジ etc.、私の目的の一つでもありましたので、実際に見学出来て良かったです。 


③ゲスト・ルームと食事

ツインの部屋を1人で使いました。
お湯もでますし、洗濯干しも部屋にあり、効率よく過ごせました。不便は感じませんでした。トイレは一日で慣れました。

お掃除も毎日来てくれますので必要な時してもらいました。只、たまに停電するので懐中電灯は必要でした。

食事は普通に頂きましたが、生野菜を食べたくなりました。 

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④講義室・実習室


快適でした。
プロジェクターの設備もあり大きな画面で見やすかったです。


⑤研究所のスタッフの対応

施設で働いておられる方は、皆さんそれぞれの役割のお仕事を淡々とされていて、見ていて心地よかったです。
 
 

2)ロナウラでの合宿セミナーについて


①実習クラス

いつものように静かに自分を感じながら実習できましたし、
プラーナーヤーマもリピーターの私には気持ちよく出来ました。

プラーナーヤーマの後に静かに座る時間が少しあればいいなと思いました。


②講義

レクチャー内容の文書化、構造化されたものがプロジェクターで表示されて、以前より視覚的にも分かりやすくなっていました。


③夜のサットサンガ


スワーミージ・マヘッシャーナンダ師のお話がきけました。

「物を持っている事が幸せの基になっているか?」

具体的なお話をされて、そうではないという事を説かれました。

「ロナワラにはどういう立場で何を求めて来たか?」

私達に問われました。もし自分のもの(大きな意味で)と比較したり勝手な期待をしていると学習者としては学べないでしょう。学習の為に来ているという事をキチンと自覚して学ぶと、それが自分を知ることにつながるでしょう。というお話だったと・・・ (これはあくまでも私の受け止めです)。


④ヨーガについて理解が深まった点

自分の為にヨーガをするという事がはっきり自覚できたことです。 自分を知りました。すっきり、さわやかな気持ちです。


⑤さらに興味や関心を持たれた点

仏教に関して興味が湧きました。


⑥今後参加されたいプログラム

自然環境の中、日常生活から離れた状況でヨーガを満喫できるプログラム。



3)スタディ・ツアーについて

①世界遺産エローラ探訪

仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教に分かれている石窟、それぞれの美しさ、パワーがありました。

すべて石(岩)をコツコツと彫ってつくり上げた、と思いながら観ると、言葉がありません。すごい!!の一言になります。

私は仏教の石窟の中が・・・・よかったです。

ここは言葉で伝えるには言葉が足りません。現地に行かれることをお薦めします。

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②オーランガバード近郊

宿泊と車の中からでの滞在なので良く分かりませんが、マハーラシュトラ州で3番目の都市だそうです。


③「メヘール・ババ」のアシュラム

何も分からず(相方先生からのコメントだけで)訪れましたが、なんともいえない心の静まる場所でした。ジャスミンの香りが・・・お墓にも、お部屋にも・・・ 

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④プネー市内

近代の都市でした。いたるところで建物、道路の工事がされていて、生まれ変わっている感じがしました。12年前とは雰囲気から違いました。


⑤インド全般の印象

降り立った空港から始まり、大きな都市は近代化真っ最中というかんじでした。

また少なくとも私が10日間余りの移動で走った道路は
すべて快適でした。生き生きしている国だと思いました。
 

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4)総括・その他

①「ロナウラ2010」に参加された意義はあったか

勿論 おおありです。

伝統的ヨーガを学んでいますので、「カイヴァリヤダーマ研究所」と「ロナウラ・ヨーガ研究所」は一度は是非行きたいと思っていましたので、念願かないました。

そこでいろんな施設を見学したり、お話を伺ったりして、真摯に研究に取り組んでおられるのを目の当たりにしまして、
本物に出会えて本当によかった、と思いました。


②今後ロナウラでの研修を考えている方へのアドバイス

伝統的ヨーガを学んでおられる方も、そうでない方も、ヨーガのリソースがあって、それを真摯に研究されているところをご自分の目で確かめられる事は、不安定な言葉だけで学んでいることの多い現状に、強い安定と安心を感じる事が出来ると思います。

私は心からロナウラでの研修参加をお薦めいたします。


③JLS(Japan Language Service:ラトール氏)の対応

安心してお任せ出来ました。いろんな事もご存じで困ることは無かったです。とくに食事の時とかお買い物の時、細かい点に気配りしてくださって安心して食事、お買い物が出来ました。


④ロナウラのJK.トラベルの対応

ちょっとスピードは出るようですが、安心して乗れました。流石にプロのドライバーです。

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