2008年9月15日月曜日

夏合宿セミナー・フィードバック(2)

夏合宿のフィードバック・シリーズ(2)
                  
『タイでの合宿セミナー2008年8月』シリーズです。
   
8月の『パナ・ソム(森のアシュラム)』での合宿セミナーに参加された方からのフィードバックの続きです。一般公募の公開プログラムで、10名の方が参加(男性4名、女性6名)されました。
         
次の5項目でフィードバックをお願いしました。
 
1)『パナ・ソム』の場所と環境 
2)『パナ・ソム』の部屋とセミナー室、食事etc.       
3)合宿セミナーの講義と実習について
  講義の内容について
  実習について
  今回の合宿セミナーで特に有益だったこと、理解が深まったこと
4)合宿セミナーの全般的なご感想と、今後期待される企画
5)タイランドの印象、役立つ情報など
     
今回はシンガポール在住の「J.A.」さんのフィードバックです。    
 
「J.A.」さんのヨーガ歴は20年近く、2006年からシンガポールにご在住で、シンガポールでフィットネス系の「ヨーガ」のクラスにも通われています。
 
今までは趣味的に「ヨーガ」を続けて来られましたが、ちょうど仕事面でのキャリアに一段落付けられたところで、もう少し「ヨーガ」も掘り下げて勉強する機会を持ちたいと考えられていたところでした。
 
今後の方向性としては、「ヨーガ」による心身のトレーニング・メソッドをベースとした、40代以上の社会人のストレス・マネージメントやセラピーに関心を持たれています。
 
「J.A.」さんは、うちの「ブログ」で今回のタイでの合宿セミナーのことを知り、興味を持たれ、参加の申し込みをされました。
 
 
「ヨーガ」の体系的で合理的な解釈.....
 
「ヨーガ」の歴史自体は非常に古いのですが、インドで「ヨーガ」の近代化が始まり、現在のような形態で、誰でもが「ヨーガ」を学べるようになったのは、1920年代以降のことです。
 
つまり、一般社会における「ヨーガ」は、意外に「新しい分野」なのです。
 
「ヨーガ」を伝達可能な知識の体系的として取り扱うための基礎教育を受けているのは、ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』の付属カレッジの1年間の「ディプロマ・コース(D.Y.Ed.)」の卒業生です。
http://www.kdham.com/
 
ロナウラの付属カレッジの卒業生は、大学レベルで「ヨーガ」の理論面の講義とスタンダードな技法の指導が出来るだけの勉強をしています。
 
現在、『インド政府厚生省AYUSH局』と『国立ヨーガ研究所(MDNIY)』の主導で策定が進んでいる「ヨーガ教師教育課程」の統一指導要項でも、1年間の「ディプロマ・コース」が職業としての「ヨーガ教師」の基準資格とされています。
    
今年度(2008−9)は久しぶりに、ロナウラの「ディプロマ・コース」に日本人の留学生(ご夫妻)が在学中です。ご両名の「ブログ」にインド・ヨーガ留学のレポートが進行中で、興味深い現地の様子が伺えます。
 
「インドにヨーガ留学する夫婦のブログ」
http://ajayoga.seesaa.net/
     
また、『カイヴァリヤダーマ研究所』の付属カレッジでは、定期的に短期コースも開講されています。
 
6週間集中コース(年2回)
・1月15日ー2月25日(冬期)
・5月2日ー6月11日(夏期)
 
4週間上級コース(年1回)
・3月中旬から4週間
 
1950年の付属カレッジの開校以来、現在までの日本人の修了生は
・「ディプロマ・コース」が約10名
・「6週間コース」が約20名
・「4週間上級コース」が1名
です。
 
わたしたちの方で『カイヴァリヤダーマ』へのヨーガ留学(長期・短期)へのガイダンスとサポートも致しておりますので、興味のある方は
お気軽にご相談下さい。
 
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『パナ・ソム(Panasom)』での合宿セミナーのフィードバック
(J.A,さん、シンガポール在住)

 
パナソムの研修では大変お世話になりました。 

このような本格的な研修に参加するのは初めてでしたが、期待していた答えをすべて頂きヨーガに対する自分の方向性も定まったように思います。
               
私にとっては直球でストライクゾーンに入った内容でした。


1)『パナ・ソム』の場所と環境

場所はBKKからバスで小一時間でさほど離れてもおらず、アクセスは便利なところにあると思います。 
     
夜は静かで雰囲気もあり瞑想にはぴったりかと。池に囲まれているせいか小蠅が多かったのには少し閉口しました。

  
2)『パナ・ソム』の部屋とセミナー室、食事etc.

食事は最高、とてもおいしく食欲を抑えきれず3食しっかり食べ、普段2食程度の私には少し重すぎて便秘気味になってしまいました。朝食は少し軽めかあるいは ブランチでまとめていただいてもいいくらいです。
 
お部屋は6人の共同部屋でした。シャワーが2つありましたが、お湯が出るのは1つのみで順番待ち。スペースをつめてベットが置いてあるのですこし窮屈に感じました。

2日に1度は掃除が入るので清潔さは保てました。音がよく響くのと夜外の電気が明るすぎてよく眠れなかったのは残念です。次回は個室にしようかしら。

初めて会う皆さんと情報交換できたのはとても貴重でした。 

  
3)合宿セミナーの講義と実習について
 
講義の内容について
 
最初のヨーガの歴史がシンプルにまとめてあり、今まで頭の中名前とかポーズしか知らなかった アシュタンガ、ハタヨガ、シバナンダ等々のワードが繋がりました。 
 
先生がそれを段階ごとに掘り下げていくセミナー形式をとったので、非常にわかりやすく、まさに目から鱗の毎日でした。
 
実習について

アーサナについては基本に戻るの一言です。

帰ってから自分で実習してますが、構造学的に個々のポーズがどこを刺激してもっとも効果があるのか、幾つか質問が出てきました。次回のセミナーの習得課題にしたいと思ってます。
 
呼吸は指導者用にトレーニング・テクニークの説明があり非常に有益です。この理論は自分の体調に合わせて日々のトレーニングを続けるうえでも役に立ちます。 
 
また、アーサナ、呼吸、メディテーションのバランスをちょうどよく実習できたと思います。
 
今回の合宿セミナーで特に有益だったこと、理解が深まったこと
 
自分は今後40−60代のストレスマネジメントにヨーガの効果を取り入れて行きたいと考えていたこと、及び人体構造学的アプローチから理論的に理解したいと考えてました。 
 
先生の講義の中で構造学的アプローチは実習の上達を早めるとおっしゃっていたことから自分は適当な方向に向かってると自信がもてました。 
 
また、表面的な部分から(サドゥーの存在や宗教色)深くかかわることに抵抗感がありましたが、ヨーガの歴史や説明からそういった偏見が解け、今はヒンドゥーや自分の生活に根ざす仏教をキチンと理解したいと思えるようになりました。
  

4)合宿セミナーの全般的なご感想と、今後期待される企画
 
今後は深く丁寧にアーサナ及び呼吸法の理解と、ヨーガの根底に流れる生活に根ざす考え方(仏教、ヒンドゥー)をもっと理解したい。
 

5)タイランドの印象、役立つ情報など

タイランドは今回初めてで、パナソム以外は1日弱しか滞在してないのでまだまだなんとも言えませんが、仏教に根差した生活や思想はより心豊かに生きてる感がありました。

『Asia Herb Association』のスパも気持ちいいし、食べ物もおいしい、かなり楽しい旅でした。
http://www.asiaherbassociation.com/
   
BKKでは友人に勧められた『HopeLand Excecutive Apartment』に泊まりました。
http://www.hopeland.co.th/indexJap.html

一泊$48ドル(朝食付き)ですが、ベットはダブルベット、広い部屋に電子レンジと食器を完備したキッチン、シャワーとバスタブが別々のバスルーム、二人用のダイニングテーブルに勉強机付き、プールとジムもあるので、2人で泊まれば1人 24ドル程度になりますから、かなりリーズナブルと思いました。
 
エンポリアムまでも歩いて3分で朝もゆっくりできました。 
BKKはもっと安く生活できると思いますが、たまにはこういうのも気持ちいいです。 
 
今回ネットで相方先生のウエブに出会えたのも何かの縁だと思います。
今後とも末永くよろしくお願い致します。
 

(このシリーズ続く)
 
       
 

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