2008年9月5日金曜日

秋の合宿セミナーご案内

タイの11月は雨季が終わり、乾季に入るベスト・シーズンです。11月3日(月)の「文化の日」前後の連休に合わせて、『ワンサニット・アシュラム』での合宿セミナーを予定しています。

日時:11月1日(土)・5日(水)
会場:『ワンサニット・アシュラム(Wongsanit Ashram)』
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php (『ワンサニット』のホームページ)
     
『ワンサニット・アシュラム』は『サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団』傘下の団体で、1985年にエコロジーと精神性の実践のために設立された施設です。

バンコクから車で1時間ほど郊外の田園地帯、ナコンナヨック県のオンカラックにあります。
『ワンサニット・アシュラム』へのマップ
http://www.sulak-sivaraksa.org/en/docs/AshramMap2551.pdf
      
『ワンサニット・アシュラム』の環境と設備は、恵まれた自然環境を生かしたやや「アウト・ドアー」系で、「自然療法センター」としても利用されています。「ヨーガ」の合宿セミナーには最適な条件が整っています。
    
11月の合宿セミナーに興味のある方は、どうぞお問い合わせ下さい。

コースは参加者6名から成立します。定員は10名前後です。現在6名の方からお問い合わせを頂いています。「参加確認」は1ヶ月の10月1日です。



以下は『ワンサニット・アシュラム』での「夏合宿セミナー2007」に参加された方からのフィードバックです。

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「K.S.(東京在住)」さんのフィードバック
     
<場所・環境>

・自然に囲まれ、ヨーガに専念できる環境です。

・新しいゲストハウスに宿泊したためか、アリの被害は全くなし。

・蚊取り線香を時々使っていたので蚊の被害も特になし。


・部屋にはトイレットペーパー・ボディソープ・シャンプーが備え付けてあります。


・シャワーは水しかでませんが、夕方までに浴びておけば特に問題ありません。夜はさすがに冷たいと感じました。


・トイレはまあ我慢できる範囲内ですが、都会生活に慣れてしまったキレイ好きの人には少々厳しいでしょう。ただ、毎日掃除してましたし、場所によっては洋式もあります。


・新しいゲストハウスは木々に囲まれて日陰になっており、扇風機が天井についているので、比較的涼しいです。


・夜、扇風機を止めると暑くて寝苦しく、つけっぱなしだと体調がおかしくなるので、睡眠には少々苦労しました(とはいっても今年の日本の方が暑かったです)。


・寝る際に、虫・カエル等の鳴声は特に気になりませんでした。


<食事>

・タイの家庭料理といった感じで参加したみなさんに好評でしたが、実は私はなじめませんでした。

・相方先生のお住まいの近所の食堂や昨年参加したPDAパタヤでは随分おいしく感じたので、私の場合はレストランのタイ料理が合うようです。


<講義>

(導入の講義)

・アーサナについて(ヨーガ・スートラ&ハタ・プラピディカー&ゲーランダ・サンヒターより) 


・ヨーガの参考文献の説明 


(メインの講義) 

・プラナヤマの詳細説明 


・ヨーガの概要(カイヴァリアダーマ研究所テキストに基づく)


・インド哲学の概要 


・ヨーガ・スートラの構造と内容の詳細説明 


・ゴーラクシャ・シャタカのポイント説明


(スライド゛・映像を使った講義) 

・インド最大の哲学者シャンカラ物語(超レア映像です) 


・仏教とタイ人に関するドキュメンタリー 


・「ゲーランダ・サンヒター」のアーサナ説明


・講義の順番・内容・構成、全てにおいて素晴らしかったです。事前に相当練り詰めて組み立てていると感じました。


・昨年の内容をさらに発展させた部分と全く新しい部分とで成り立っており、初めて参加する方もリピーターの方もともに満足できる内容でした。


・相方先生の話の進め方が、本題からそれないように注意深くコントロールされていたので、テーマが非常に深まったと思います。


・今年の目玉はヨーガ・スートラの構造説明と内容の理解&ゴーラクシャ・シャタカの内容説明ですね。


・サマーディをキーワードにヨーガ・スートラやゴーラクシャ・シャタカを再構築しての説明により、ヨーガに関する理解が深まりました。


<実習>

・アーサナは基本的かつ無理をしないやり方でした。

・カイヴァリアダーマ研究所の実証研究の結果、この角度が一番効果がある、文献によるとこういうやり方になる等の説明をして頂きました。


・ヨーガ教室等でやっているアーサナはオーバーストレッチになっており、腰痛がヨーガ教師の職業病になっているという話は衝撃的でした。


・プラナヤマの実習が非常に充実していました。日本ではプラナヤマを教えることのできる方が少ないので、非常に勉強になりました。


<今後の要望>

・初日からワンサニットに行った方が良いと思います。WE-TRAINは新空港からは時間がかかることと、宿泊している子供達が夜&早朝大騒ぎするので寝るのに苦労するからです。

・初日は10分程度のガイダンスのみだったのですが、昨年のように1時間程度の講義があった方が良いと思います。


・Mさんも書いていましたが、一番最初の実習時の「古典文献に基づくアーサナの説明」も録音対象にした方が良いと思います。


・ムーラ・バンダ&ジャランダーラ・バンダの練習をネーティの時に1度やりましたが、朝・夕の実習時に組み込んで欲しいと思います。

  
<今後参加される方へのアドバイス>

・蚊取り線香は有効ですが、ずっと使っていると喉が痛くなるので電池式のものも併用した方が良いと思います。

・洗濯は専用のスペースがあり(ここでは蚊取り線香が必須です)、洗濯用のバケツ(たらい)があります。荷物は最小限にして洗濯した方が良いと思います。


・洗濯物を干す場所(ひもが張ってあります)は、洗濯スペースのそば(かなり干せます)と部屋の前にあります。女性はともかく男性はひも等は持参する必要はありません。


・アリの被害は特にありませんでしたが、一応アリ用の殺虫剤は持参した方が良いでしょう。


・タイのトイレは紙を流しません。女性用トイレはゴミ箱があるようですが、男性用トイレにはありません。ナイロン袋等を持っていく方が よいでしょう。


・セミナーに参加する前の予習として参考図書を読むのはもちろんですが、私がお勧めするのは、相方先生の過去のブログを全部読むことです。このブログは知識の宝庫だと思いますし、セミナーへの基礎知識として大変役立ちます。


<最後に>
相方ひろし先生、ひでこ先生。参加者のみなさん。セミナー期間中は大変お世話になり、ありがとうございました。また、みなさんとお会いできる日を楽しみにしております            


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「E.T」さん(東京在住)のフィードバック

「E.T」さんは、
①2004年2月のバンコクでのヨーガ・コンフェレンス(タイ政府厚生省協賛)
②2006年1月のロナウラ・ヨーガ研究所主催のコンフェレンス
③2006年12月のカイヴァリヤダーマ研究所主催のコンフェレンス
の3回のコンフェレンス(国際会議)に出席されています。
また、②と③と同時に実施されたリシケーシュへの「スタディ・ツアー」にも2回参加されました。 
今年81歳になられましたが、精力的に「ヨーガと精神性」の探求を続けておられます。
またインドの学校への経済的な支援活動も続けておられます。

2004年2月のバンコクでの「ヨーガ・コンフェレンス」のときに、インドから故ガロテ先生が主賓として招待されていたのですが、日本から参加されていた「E.T」さんが、時間が空くと何時でも折り紙に専心される姿を見て、ガロテ先生が「Tはヨーギーである」と大いに感心された、という出来事がありました。
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1)環境 

バンコクから車で約1時間半。
着いてまず筏で川をわたり、
森の中へ吸い込まれる。
東京の町中から180度転換。

2)部屋

一人部屋と二人部屋がある。
網戸がしっかり,蚊帳もあり、
私は蚊とり線香もなしですんだ。
夜扇風機は止めるくらい。
日中は熱い、湿度まあまあOK.
網戸のない吹き通しの教室では
小さい蝿虫が目のあたりに
まとわりついて困った。(インドも同じ)

食事

米、そうめん、うどん状、スープ日本人に合う。

3)講義

プロジェクター、白版使用、
質問随時、かみくだいて
分かりやすく教えてくださる。

実習

初心者、ベテランOK.

4) まとめ

タイは近いので気軽に行けます。ビザもいらず日本人に親切。
ワンサニット・アシュラムはエコ志向運動の中心ということです。

相方ご夫妻がご親切にお世話くださりほんとうにありがたく 
心からあつく御礼申し上げます。また行きたいです。

行ったことのない方はぜひともご一緒に。

ヴェーダンダ、ヨーガ、仏教の3本柱。実に奥深いものがあります。
死ぬまで勉強ですね。

一生勉強               呑気に
  一生ヨーガ                陽気に
    一生不悟                朗らかに



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「C.O.」(広島在住)さんのフィードバック

1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境について

小動物さんと共に、緑豊かな環境で最高でした。蚊取り線香を常に携帯していましたが、一番かまれてました・・・
     
2)部屋と食事について
   
ひでこ先生のご指摘どおり、日本人にとって使いやすくなっているようで、個人的にはとても快適で食事もおいしかったです。
        
3)合宿セミナーの講義と実習について

講義について

「ヨーガ・スートラ」のココロの分析が簡潔でわかりやすかったです。昨年よりますます簡潔でした。自分が実践できているかどうかは別として、こういったことが書いてあるのか!と感動。今まで聞いてきた他のセミナーでは、「わけわからん」でした。

「ゴラクシャシャタカ」では講義中の説明である程度把握できました。邦訳まってます!  
       
実習について

「毎日ヨーガ」を目標にしていますので非常に参考になりました。
      
4)全般的感想
   
私個人的に、今後の方向性が明確になりとてもよかったです。「毎日ヨーガ」を実践していきます。昨年くじけたことをバネに、なんとかがんばっていきたい、と思っています。

王宮周辺半日観光、お世話になりありがとうございました。Sさん、Sさんありがとうございました。

DVDよかったです。今後ヨーガ、仏教(哲学)、ヴェーダーンダを関連して理解を深めていければいいなと、思ってます。今後とも宜しくお願いします。ありがとうございました。



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「A.M.」さん(タイ在住)のフィードバック

初めての参加です。ヨーガは自己流でストレッチ程度にするぐらいの初心者レベル。さらにインドの哲学や歴史にいたっては超~初心者でしたが、合宿に先生のブログにあったお薦め書籍4冊を読んでおいたので、何とか講義についていくことができました。

5日間、暑さと湿度に少々バテ気味(タイの南の島ライフでは、暑い昼間に活動しないタイ式に慣れていたので)だったのですが、すばらしい環境と講義実習に、感動&エンジョイしました。

2日目朝、We-Trainでの一番最初の講義から私には衝撃的な内容で、「私はこれを知りたかったんだー!」と心の奥底で感じるものがありました(この時の講義は録音されていませんでした。。。残念。)。

ヨーガやインド哲学初心者の私には、講義で出てくるインド人の長い名前やアーサナの名前、次々と先生の口から出てくるサンスクリット語に少々混乱ぎみでした。

先生が講義されたヨーガの歴史や流派の流れを簡単につかんだドキュメント、また、アーサナの名前リストなどがあればと思いました。

これまでアーサナをした次の日はいつも全身筋肉痛で、私にはヨガはきつすぎるのかも。。。と続けるのをあきらめかけていました。ところが、今回の合宿での実習ペースは私にぴったり!

さらに、これまでのアーサナを続けていたら健康になるどころか身体を壊す危険性があることを知り、びっくりしました。

ワンサニットではアリや蚊に悩まされることもなく、また、美味しい食事に少々太ってしまいました。最初の晩、We-Trainではなく、直接ワンサニットに入っても良かったのでは(静かでシャワー室も大きく、食事も良いので)と思いました。

そんな田舎に位置するワンサニットでさえ、大音量のスピーカーから流れる音楽やアナウンス(ラジオ?)がしょっちゅう聞こえてきて、残念でした。まぁ、これも本当のタイランドを垣間見る経験なのかもしれませんが。。。

学生のころ、Vandana Shiva(ヴァンダナ・シバ)女史の本を読んで頭をガツーンとやられたのを思い出しましたが、今回も相方先生の講義を通して、再びインドにやられました。。。

私の頭をガツンガツンさせる、そんなインドなのですが、まだ足を踏み入れたことがありません。今後「アーユルヴェーダ&自然療法・体験ツアー」なるものがあれば、ぜひ参加したいです。一人より多くの人と旅するほうが楽しいですから。。。

また、ロナウラの6週間コース、参加してみたいのですが、まずはスートラ・ネティを克服せねば。。。

ヨーガとどう向き合うかを考えるきっかけになった5日間でした。そして宗教とどう付き合うかが、私の中で今後の課題として浮かびあがってきました。

本物のヨーガとインドの真髄を教えてくださったひろし先生、ひでこ先生、そして私の超初心者レベルの質問に付き合ってくださった参加者の皆さん、お世話になりました。すばらしい時をともに過ごせたことに感謝します。どうもありがとうございました!

P.S.
最終日、皆さんとお別れしてから、バンコクのホテルに1泊したのですが、チェックインしようとホテルに入ったところ、ちょうどインドからの団体客50人くらいも到着したところのようで、ロビーはインド人特有の喧騒と体臭でものすごいことになっておりました。

いつもなら「あちゃ~、ついてないわ。。」と思うところなのですが、この時は彼らの大声も体臭もさほど気にならず、親しみをもって彼らを観察している自分がいました。。。


その後、以前の同僚に会いに、バンコク市内にあるアイリッシュ・バーへ行ったのですが、そこで往年のヒットソングを生で歌っていたのがなっ、何とインド人!アイリッシュ・バーで「わ~いえむしーえ~!」と歌うインド人。。。

最後の最後までインドにやられました。。。



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