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2017年4月12日水曜日

カイヴァリヤダーマ研究所2017 (2)

カイヴァリヤダーマ研究所の付属カレッジで、2017年1月2月の6週間コース(CCY)を受講された、京都在住のD.M.さん(男性)の総括レポートです。

期間:2017年1月15日-2月25日

2016_01_06_15_59_47
   
本家インドの老舗のヨーガ研究所(1924年創立)の付属カレッジ(1951年開校)で、ヨーガを集中的に勉強するということについての、貴重な現地報告です。
 
インドで本格的・体系的にヨーガの勉強をされたい方は、カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジの6週間コース(CCY)から始めて、条件が許すようなら、次のレベルの1年間コース(DYEd)に進学するのが無理の無い確実なコースです。
 
また、2014年5月からインターネットを使ったオンライン・コース(YIC)も開講されています。
http://kdham.com/yoga-instructors-course/
 
インターネット上のビデオ教材での講義と、ロナウラでの2週間のスクーリング参加で6週間コース(CCY)相当の修了証が発給されます。
 
インドからの通信制のヨーガ・コース、という新しい試みで、運営側にも、受講生側にも、試行錯誤のところがありますが、1924年からロナウラに蓄積されて来たヨーガ研究のリソースにアクセス出来るチャンネルが増えたことは歓迎されることです。
  
中・長期間インドでヨーガの勉強をする条件と環境にない方には、オンラインコースは有効な選択肢です。

2016_03_03_15_55_09 (2)
 

【 カイヴァリヤダーマ研究所】
Kaivalyadhama Yoga Institute
Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
http://www.kdham.com/
 
カイヴァリヤダーマ研究所は、近代的ヨーガ研究のパイオニアであるスワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。
 
カイヴァリヤダーマ研究所で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の生理学的・心理学的な効果が実証的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療分野で応用される方向性が確立されました。
 
現在、キャンパス内では
・サイエンス・ラボ(Scientific Research Department/SRD)
・哲学・文献学研究室(Philosophico-Literary Research Department/PLRD)
・付属カレッジ(G.S.Colledge of Yoga/GSC)
・ヘルスケア・センター(Health Care Center/HCC)
・付属小中学校(Kaivalya Vidya Niketan/KVN)
などが運営されています。
 
2016_03_03_15_55_52

 
【カイヴァリヤダーマ研究所・6週間コース(CCY)】
G.S.College of YOGA and Cultural Synthesis,
(Recognised by NCTE, Govt. of India)
Kaivalyadhama Yoga Institute, Lonavla - 410403
 
カイヴァリヤダーマ研究所のヨーガ教育は、伝統的ヨーガを、身体的・心理的・社会的・精神的の各側面で、学術的に、ニュートラルにバランス良く扱う枠組みを提供しています。
 
学術的なアプローチですので、ヒンドゥー教の宗教性は混ぜられていません。誰でもがライフワークとして続けて行ける「ヨーガ」の土台が築かれるように組立てられています。
 
付属カレッジでは、年2回6週間コース(Certificate Course of Yoga/CCY)が開講されています。
 
日程:1月15日ー2月24日 / 5月2日ー6月11日
期間:6週間(5週間の講義+1週間の試験)
施設:カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ
言語:英語とヒンディー語のバイリンガル
資格:高卒以上(最終卒業校の卒業・成績証明書提出)
年齢:制限なし
食事:菜食インド料理
締切:12月15日(1月コース)/3月31日(5月コース)
費用:(授業料・宿泊・食事込)留学生1000ドル
 
6週間コース(CCY)は、エントリー・レベルのスタンダードで
アカデミックなコースです。もともと現役の学校教職員の方が夏期休暇中にロナウラでヨーガ教育の6週間の集中研修を受けて、学校教育の現場にヨーガを導入することを目的に始められたものです。
 
ヨーガを自分のライフ・スタイルに取り入れて行くための必要十分な基礎知識が提供されますし、伝統的ヨーガへの洞察や、効率的なヨーガ指導のための枠組みも紹介されます。
 
外国人にとっても、「カイヴァリヤダーマ」のCCYコースは、インドでのヨーガ学習の、最適で必要十分な導入プログラムとなります。今までに、30名以上の日本人の方がCCYコースを受講されています。
 
2015年からインド政府AYUSH省の主導で、ヨーガ教育のスタンダード化が進められているため、CCYの教授科目もそれに準じて改編されました。
  
CCY修了レベルは、QCI/SVCYPのレベル1(ヨーガ・インストラクター)の検定試験に準拠しています。

    
以下が、付属カレッジのCCYの概要です。
 
理論編
 
科目I:伝統的ヨーガ(講義数 - 12)
 
1 ヨーガとヨーガ・テキストの紹介(3時間)
 
1.1 ヨーガの紹介

1.1.01 伝統的な理解:ヨーガの語源、さまざまな古典的ヨーガ・テキストにおけるヨーガの定義
1.1.02 ヨーガの起源、歴史と発展
1.1.03 ヨーガの学派の簡単な紹介
  
1.2 ハタ・ヨーガのコンセプトの紹介(9時間)

1.2.01 ハタ・プラディーピカーとゲーランダ・サンヒターを中心に重要なハタ・ヨーガのテキストの紹介
1.2.02 ヨーガ的ダイエットの概念
1.2.03 ハタ・ヨーガに於けるサーダカ・タットワとバーダカ・タッタワ(ヨーガに望ましい条件と望ましくない条件)のコンセプト
1.2.04 ゲーランダ・サンヒターに於けるガタとガタ・シュッディのコンセプト
1.2.05 ハタ・ヨーガでのシャット・クリヤーの目的と有用性
1.2.06 ハタ・ヨーガでのアーサナの目的と有用性
1.2.07 ヨーガ・アーサナとヴィヤヤーマ(体操)の違い
1.2.08 ハタ・ヨーガのプラーナーヤーマの性質、目的、重要性
1.2.09 バンダとムドラーの性質、目的、重要性
1.2.10プラーナ、ナーディ、チャクラのコンセプト
 
 
科目II:ヨーガとメンタル・ヘルス(講義数 - 12)
 
1 ヨーガとメンタル・ヘルスの紹介(4時間)
 
1.1 ヨーガ&メンタルヘルス
 
1.1.01 メンタル・ヘルス、ホリスティック・ヘルス、医学的、ヨーガ的観点での定義
1.1.02 メンタル・ヘルスに関連するヨーガの定義
 
1.2 ヨーガ&ストレス管理(8時間)
 
1.2.01 人間の精神:ヨーガ的コンセプトと現代的コンセプト、行動、意識
1.2.02 挫折、葛藤、心身症
1.2.03 心と身体の関係
1.2.04 精神衛生:精神衛生に於けるヨーガの役割
1.2.05 メンタル・ヘルス:ヨーガ的観点
1.2.06 心理社会的環境とそのメンタル・ヘルスへ重要性(ヤマとニヤマ)
1.2.07 ストレスのコンセプト:現代科学とヨーガ
1.2.08 ライフ・マネージメントにおけるヨーガの役割
 
 
科目III:人体の構造と機能とヨーガ実習の効果(講義数 - 12)
 
1 はじめに
 
1.1 基本的な人体の解剖学と生理学(8時間)
 
1.1.01 解剖学と生理学の定義
1.1.02 基本用語の意味 - 系、器官、組織、細胞、基本組成
1.1.03 人体の9つの系の紹介
1.1.04 人体の異なる系の機能
1.1.05 感覚器官の紹介
1.1.06 ホメオスタシス
 
1.2 ヨーガ的活動の利点と制限(4時間)
 
1.2.01 感覚器官の神経筋協調
1.2.02 運動生理学の基礎
1.2.03 ヨーガ的活動の利点
1.2.04 様々なヨーガ的活動の制限と禁忌
 
 
科目IV:ヨーガと価値教育(講義数 - 12)
 
1 ヨーガ哲学(10時間)
 
1.1 パタンジャリ入門

 
1.1.01 シャッド・ダルシャナの一般的紹介、サーンキャ・ヨーガを中心に
1.1.02 パタンジャリによるヨーガの 定義、性質、目標
1.1.03 チッタとチッタ・ブーミー、チッタ・ヴルッティとニローダ・ウパーヤ(アビヤーサとヴァイラーギャ)のコンセプト
1.1.04 イーシュヴァラとイーシュヴァラ・プラニダーナのコンセプト
1.1.05 チッタ・ヴィクシェーパ(アンタラーヤ)とそのに伴うもの(サハブーヴァ)
1.1.06 チッタ・プラサーダナのコンセプトと精神的安定への関連性
1.1.07 クリヤー・ヨーガ
1.1.08 クレーシャとヨーガに於けるその意義
1.1.09 パタンジャリのアシュターンガ・ヨーガ:その目的と効果、その意義
 

2 ヨーガと価値教育(2時間)
 
2.1 ヨーガと価値教育

 
2.1.01 価値観:自然、役割、分類
2.1.02 価値教育の理論的根拠
2.1.03 価値教育の目標と目的
2.1.04 価値教育の方法としてのヨーガ
 
 
科目V:ヨーガ実習の指導法(講義数 - 09)
 
1 はじめに(1時間)
 
1.1 教育と学習
 
1.1.01 教授方法を定義する
1.1.02 教授の概念
1.1.03 学習の概念
 
2 教授法の原則(ヨーガ)
 
2.1 教授法の情報源(2時間)
 
2.1.01 ヨーガの原則:
1)アーサナの原則、
2)プラーナーヤーマの原則、
3)シュッディ・クリヤー、ムドラーとバンダの原則
2.1.02 解剖生理学的原則
2.1.03 心理学的原則
2.1.04 教育学的の原則
2.1.05 社会学的の原則
 
2.2 クラス・マネージメント(2時間)
 
2.2.01 クラスの統制 - 初級、上級、混合、小/大、患者/特別グループ
2.2.02 クラスの配置
2.2.03 座席配置
2.2.04 教材の種類
2.2.05 教材選択の原則
 
2.3 教授法(1時間)
 
2.3.01 教授法に影響を及ぼす要因
2.3.02 ヨーガの教授法で使われるさまざまな方法
 
3 ティーチング
 
3.1 レッスン・プラン

 
3.1.01 レッスン・プランの必要性
3.1.02 ヨーガ的レッスン・プランを準備するガイドライン
3.1.03 レッスン・プランのモデル
 
 
実技編
 
1 アーサナ
 
1.01 シャヴァ・アーサナ
1.02 アルダ・ハラ・アーサナ(片足/両脚)
1.03 ウッタナ・パーダ・アーサナ
1.04 パヴァナムクタ・アーサナ(アルダ/プールナ)
1.05 ナウカ・アーサナ(仰臥位/腹臥位)
1.06 ヴィパリータ・カラニ
1.07 サルヴァーンガ・アーサナ
1.08 マツヤ・アーサナ
1.09 ハラ・アーサナ
1.10 ブジャンガ・アーサナ
1.11 アルダ・シャラヴァ・アーサナ
1.12 シャラヴァ・アーサナ
1.13 ダヌラ・アーサナ
1.14 マカラ・アーサナ
1.15 ヴァックラ・アーサナ
1.16 アルダ・マッチェーンドラ・アーサナ
1.17 ジャヌーシルシ・アーサナ/パスチマッターナ・アーサナ
1.18 パーダハスタ・アーサナ
1.19 カカ・アーサナ
1.20 トリコーナ・アーサナ
1.21 ヴァジュラ・アーサナ
1.22 ウシュトラ・アーサナ
1.23 ヨーガ・ムドラー
1.24 パールヴァッタ・アーサナ
1.25 アカルナ・ダヌラ・アーサナ
1.26 チャクラ・アーサナ(横曲げ)
1.27 ヴィリックシャ・アーサナ
1.28 タダー・アーサナ
 
2 瞑想用のアーサナ
 
2.01 アルダ・パドマ・アーサナ
2.02 パドマ・アーサナ
2.03 スヴァスティカ・アーサナ
 
3 その他の実技
 
3.01 シンハ・アーサナ
3.02 ブラフマー・ムドラー
3.03 ウディヤーナ・バンダ
3.04 ジャランダーラ・バンダ
3.05 ムーラ・バンダ
 
3クリヤー
 
3.01 カパーラバーティ
3.02 ジャラ・ネーティ
3.03 ラバー・ネーティ
3.04 ヴァマナ・ダウティ
3.05 アグニ・サーラ
3.06 トラータカ
 
4 プラーナーヤーマ
 
4.01 アヌローマ・ヴィローマ
4.02 ウジャーイー
4.03 シーターリー
4.04 シートカーリー
4.05 バラマリー
 
5 マントラ
 
5.01 プラナヴァ・ジャパ
5.02 スヴァースティ・マントラ
5.03 オーム・スタヴァナ
 
6 追加実習
 
以下の実習(カイヴァリヤダーマの伝統以外)は、学生がQCI試験を通過するために指導される。
 
6.1 スーリヤ・ナマスカーラ
 
6.2 スークシュマ・ヴィヤヤーマ:
身体の主要な関節の動きとそれを実習するための実演能力。
-首
-肩
-胴体
-膝
-足首
 


付属カレッジ・6週間コース(CCY)の総括レポート
期間:2017年1月15日-2月25日
評者:D.M.さん(京都在住・男性)

 
2016_03_03_15_54_31
 
 
【プロフィール】
 
1. 住んでいるところ/ご家族のこと

 
京都に住んでいます。
 

2. 現在されていること(仕事etc.)/今までにされて来たこと

 
システム・エンジニアとして働いています。
 

3. 学生時代の専攻、職業/専門資格、趣味/ライフワークなど
4. 海外訪問歴(英語コミュニケーション力/異文化親和度)
 
幼少期を海外で過ごしました。
英語でのコミュニケーション力は低い目です。
 
 
5. ヨーガ歴(実習歴/指導歴)
 
指導歴なし。
2000年代後半よりアーサナ・プラーナーヤーマの
練習をしています。
 
 
6. ヨーガに関心を持たれた理由
 
たまたまです。
そのように思うようになりました。
 
 
7. ヨーガがご自分にプラスに作用しているポイント
 
システムに対する洞察を深めるために有益であるように感じています。
 
 
8. 今回カイヴァリヤダーマCCYを受講された動機
 
自分の練習方法を見直すため。
 
 
9. 10年後のご自分のイメージ
 
ありません。
なくなりました。
 
 
 
【フィードバック】
 
1. 場所と環境
 
1.1 ロナウラという環境
1.2 カイヴァリヤダーマ研究所の施設

 
研究所の外側も内側も、バブル期前夜、バブル期の日本を彷彿させるものがありました。
 
 
1.3 ゲスト・ルーム
 
海外から来たほとんどの生徒は教師の人たちも生活している宿舎に滞在しました。
 
研究所から900メートル離れた場所にあります。とてもきれいでした。
 
 
1.4 ダイニング・ホールでの食事
 
海外から来た学生にはスパイスが幾分強い食事のようでした。
 
そのような学生のために、スパイスなしの煮野菜が用意されています。
 
スパイス入りの煮野菜とスパイスなしの煮野菜を合いがけにしていました。
 
 
1.5 キャンパス内の生活
 
とにかく忙しかったです。
 

2. 付属カレッジの授業について
 
2.1 実習クラス(プラクティス)

 
朝、夕に実習のクラスがあります。
 
取り扱われるのは基本的なアーサナとクリヤーの技法のみです。
 
プラーナーヤーマ、バンダには踏み込みませんでした(それらの入門のためのディスカッションはありました)。
 
 
2.2 講義の内容
 
2.2.1 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)

 
ハタ・ヨーガの重要なテキストについて概要が紹介されます。
 
 

2.2.2 ヨーガとメンタルヘルス
(Yoga & Mental Health)
 
フロイトからカール・ロジャースまでの心理学と
比較する形式でヨーガの意義を考察する授業です。
 
 
2.2.3 人体の構造と機能とヨーガ実習が及ぼす作用
(Structure & Function of Human Body &effects of Yoga Practices on)
 
ヨーガのさまざまなテクニックとその効果について、生理学的な観点から論じる内容でした。
 
プラーナヤマについてもっとも多くの時間を割いていました。
 
 
2.2.4 ヨーガと価値教育
(Yoga & Value Education)
 
パタンジャリによるヨーガスートラの概論と、ヨーガと価値教育について論じられる授業です。
 
特に価値教育についての授業は、インドまで行って学ぶ価値のあるものだと感じました。
 
 
2.2.5 ヨーガの教授法
(Practice Teaching in Yoga)
 
講師が若い世代の方であったこともあり、シニアの教授陣がリタイアした後のカレッジを想像させる授業となりました。
 
 
2.3 講師陣の印象
 
さまざまな講師による授業を受けていく中で、異口同音に聞こえてくるものがあり、それがカイヴァリヤダーマらしさなのかな、と思いました。
 
 
2.4 他の受講生(インド人・外国人)
 
インド人受講生の中には、すでにホワイトカラーとして社会の中で働いたことのある人たちが、一定数いて、そのことが印象的でした。
 
キャリア・デザインの中に伝統的なヨーガの短期コースを組み込むような時代が到来しているようです。
 
 
2.5 授業時間以外の過し方
 
キャンパス内に自室がなかったので、やや難儀しました。
 
図書館かカフェにしか座るところがありませんでした。
 
 
3. 研究所のキャンパスの外にて
 
3.1 プネー訪問

 
今回の渡印では、バブル期前夜、バブル期の日本を思い起こさせるもの、こと、がとてもたくさんありましたが、プネーでの一日はその最たるものでした。
 
土地の価値が倍増している話、スターバックス・カフェやH&Mの看板のある風景に驚きました。
  
 
3.2 ロナウラ・ヨーガ研究所(LYI)訪問
 
こちらも以前訪問したときよりも、追い風に乗っている感じがしました。
 
 
【最終試験のフィードバック】
 
1. 理論編

 
1.1 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)
1.2 ヨーガとメンタルヘルス(Yoga & Mental Health)
1.3 人体の構造と機能とヨーガ実習が及ぼす作用
(Structure & Function of Human Body &effects of Yoga Practices on)
1.4 ヨーガと価値教育(Yoga & Value Education)
1.5 ヨーガの教授法(Practice Teaching in Yoga)
  
1.6 口答試験(Viva-voce)
 
外部から試験官を2人呼び、さまざまな質問をされます。初心者には簡単な質問を、多少ヨーガを練習していると思われる人にはそれなりの質問をされます。
 
私はどうやら後者と思われたようで、汗をたくさんかきました。
 
 
2. 実技編
3. 教育実習(Teaching Lesson)

 
6週間の最後の4、5週間目は教育実習でした。
 
世界のさまざまな場所から来た人たちが教えると、ヨーガに対する強い思い入れが伝わってきました。
 
インドの人たちは、その点、対照的で、あっさりしているのがわかりました。
 
 
4. 総括
 
4.1 CCYを受講したメリットはあったかどうか

 
CCYを受講した体験が、今後どのような実を結ぶのか、今の段階では不明です。
 

4.2 ロナウラの総合的な学習環境について
 
キャパシティに対して人数が多すぎるような気がしました。
 
 
4.3 特に印象に残った体験や出来事
 
いろいろな形で2、3年という時間が示されたことが
印象的でした。
 
たとえば、「ヨーガの技法での変化が安定してくるには、
2年、3年必要かな・・・」、といったような言い方で、2、3年という時間の感覚を、複数の講師の授業で聞きました。
 
あるいは、ロング・コースの学生との会話の中で、「2年くらいしてからわたしはとても落ち着くようになったんだよね・・・」という言い方を聞きました。
 
あるいは古いテキストを読む中でも、2年という時間が出てきました。
 
 
4.4 経済面での費用対効果/満足度
 
非常に経済的でした。
 
 
4.5 今後のご自分とヨーガの関係への影響について
 
帰国してから1ヶ月間は日本の元の生活に最適応するためにあっという間に過ぎていきました。
 
まだ次の一歩をどこに置くのかは考えあぐねている感じです。
 
 
4.6 今後CCYの受講を考えている方へのアドバイス
 
ロング・コースを受講しない人にとっては、CCYを受講するよりも、オンラインコースを受講する方が時間的にも、経済的にも、その他渡印に伴うさまざまなリスクを考えても、メリットは大きいと思います。
  
本格的にヨーガを深めたいのであれば、ロング・コースを受講するべきだと思います。
 
CCYのカリキュラムは、QCIの検定に準じたものに推移しつつあり、今後はそのためのコースになっていくような想像をしています。
 
 
4.7 日本からの旅程/航空便
 
全日空成田ームンバイ直行便を利用しました。非常に快適でした。
 
帰路は、自動車が予定よりも早く空港に到着したため、ムンバイ空港で4時間ほど過ごすことになりました。
 
何をするにせよお金のかかる空港なので、ロナウラから食べ物を持ってきたことがとても役立ちました。
 
 
4.8 インド全般のご感想 etc.
 
渡航までの2ヶ月間、インドに行くのが嫌でため息ばかりついていました。
 
いまは、カレッジで出会った人々が恋しいような
気持ちです。
 
 
以上です。
 
 
☆☆☆☆☆

2014年5月11日日曜日

カイヴァリヤダーマ研究所の6週間コース2014 (2)

カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ
冬期6週間コース(CCY)総括レポート

期間:2014年1月15日-2月24日
 

ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジで2014年1月2月の6週間コース(CCY)を受講された神奈川在住のN.K.さん(女性)の総括レポートです。

本家インドの老舗のヨーガ研究所の付属カレッジ(1951年開校)で、ヨーガを集中的に学ぶことについての、貴重な現地報告です。

本家のインドで、体系的にヨーガの勉強をされたい方は、この6週間コースから(CCY)始めて、条件が許すようなら、次の1年間コース(DYEd)に進学、というのが、無理なく、確実なパターンです。

2014_CCY.JanFeb

 

【カイヴァリヤダーマ研究所・6週間コース(CCY)】

カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジでは、年2回、6週間コース(CCY)が開講されています。
 
日程:1月15日ー2月24日 / 5月2日ー6月11日
期間:6週間(5週間の講義+1週間の試験)
施設:カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ
言語:英語とヒンディー語のバイリンガル
資格:高卒以上(最終卒業校の卒業・成績証明書提出)
年齢:制限なし
食事:菜食インド料理(自然療法の食事法に準拠)
締切:12月15日(1月コース)/3月31日(5月コース)
費用:(授業料・宿泊・食事込)留学生1000ドル
 
【付属カレッジのコース】
G.S.College of YOGA and Cultural Synthesis,(Recognised by NCTE, Govt. of India)
Kaivalyadhama Yoga Institute, Lonavla - 410403

カイヴァリヤダーマ研究所の付属カレッジの6週間コース(CCY)は、エントリー・レベルのスタンダードでアカデミックなコースです。

もともと現役の学校教職員の方が夏期休暇中にロナウラでヨーガ教育の6週間の集中研修を受けて、学校教育の現場にヨーガを導入することを目的に組み立てられたものです。

ヨーガを自分のライフ・スタイルに取り入れて行くための必要十分な基礎知識が提供されますし、伝統的ヨーガへの洞察や、効率的なヨーガ指導のための枠組みも紹介されます。

外国人にとっても、「カイヴァリヤダーマ」のCCYコースは、インドでのヨーガ学習の、最適で必要十分な導入プログラムとなります。

今までに、30名以上の日本人の方がCCYコースを受講されています。

【 カイヴァリヤダーマ研究所】
Kaivalyadhama Yoga Institute
Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
http://www.kdham.com/

カイヴァリヤダーマ研究所は、近代的ヨーガ研究のパイオニアであるスワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。

カイヴァリヤダーマ研究所で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の生理学的・心理学的な効果が実証的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療分野で応用される方向性が確立されました。

現在、キャンパス内では
・サイエンス・ラボ(Scientific Research Department/SRD)
・哲学・文献学研究室(Philosophico-Literary Research Department/PLRD)
・付属カレッジ(G.S.Colledge of Yoga/GSC)
・ヘルスケア・センター(Health Care Center/HCC)
・付属小中学校(Kaivalya Vidya Niketan/KVN)
などが運営されています。
 
 


photo 82014_ 3_25_16_30 (1) 2014_ 3_25_16_30 (3)

 
【プロフィール】

1. 住んでいるところ/ご家族のこと
 
神奈川県逗子市に家族(夫、娘中学生)、近所にお祖母ちゃん。
 
2. 現在されていること(仕事etc.)/今までにされて来たこと
 
現在: こどもとお母さんのための子育て支援スペースでアーサナ・クラス担当、
料理教室など楽しそうなことの企画運営、たまにパートタイム労働もしている。
 
以前: 
メーカーの営業部で営業職。
   
3. 学生時代の専攻、職業/専門資格、趣味/ライフワークなど
 
専攻:人間科学部仏教専攻

趣味:散歩、座禅、料理、最近娘の影響でジャニーズ。

ライフワーク:「女性とこども」「仏教と社会活動」「ヨーガと健康」
 
4. 海外訪問歴(英語コミュニケーション力/異文化親和度)

オーストラリアにワーホリで1年間滞在。
東南アジアを長期バックパック旅行
(タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア)。

ニュージーランド、ハワイ、スリランカ、南インド、韓国、グアム。

南インドにも仕事で1年間の滞在経験あり。

異文化親和度:お醤油があればどこでも生きていけると思う。
 
5. ヨーガ歴(実習歴/指導歴)
 
10年近く?指導歴は4年くらい。
 
6. ヨーガに関心を持たれた理由

体を動かしたいけど、チームプレー競技は苦手。ヨーガはひとりでできる、どこでもできる、
いつでもできると思って。
 
そこから、知的興味が広がるYOGAにどんどん興味をもっていきました。

 
7. ヨーガがご自分にプラスに作用しているポイント

急展開や予測不能な出来事にたいしてもあまり驚かない。
 
8. 今回カイヴァリヤダーマCCYを受講された動機

南インドのシヴァナンダ・アシュラムでコースを受けた時に習った
インド哲学が眩しすぎてクラクラしました。
 
YOGAはただもんじゃねーぞ・・と。
いろいろ調べて、カイヴァリヤダーマと相方先生に行きつきました。
 
純米酒って、その作り方をそっくりそのままに海外で作っても
日本の土壌の水で作らないと、あと透明さは絶対出ないんですって。
 
YOGAはインド大陸の歴史であり文化であるからその土壌へ。そして学問であるのだから、国が認める研究機関である
カイヴァリヤダーマへ。
 
本当はDYEdに挑戦したいのですが、CCYから。
 
9. 10年後のご自分のイメージ
 
「女性とこども」「健康とヨーガ」「仏教と社会活動」この3つが仕事として形になっている。佐藤初女さんみたいになりたい。
ゲストハウス経営とかしてみたい。


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【フィードバック】

1. 場所と環境

1.1 ロナウラという環境

大都市ムンバイから車で3時間(高速道路)。
プネー市内からは1時間(高速道路)。
プネー駅からロナワラ駅までローカル線で1時間半。

ロナウラ駅周辺は、スーパーやモールなどはなく小さな商店が
ひしめき合っています。

ロナウラ駅から学校まで歩いて20分くらい。道路で犬、猫、牛、ヤギなどをいつも目にするでしょう。
そして彼らはかなり自由です。
 
学校から駅までの途中もお土産屋、レストランなどが集まるエリアでATMもいっぱいあり便利ですが、そこで物乞いや、獣のような地べたに近い人たちも
多く目にしました。
 
これはカルチャーショックでした。
かなり内陸部にあるので、乾燥が。

肌の保湿のために毎日油をこってり塗っていましたし、
水をたくさん飲むようにとアドバイスも受けました。

 
1.2 カイヴァリヤダーマ研究所の施設

門をくぐれば、研究所と療養のための施設が並び、
掃除も行き届いて静謐な環境。

広い敷地内に、研究所、アーユルヴェーダ施設、自然療法施設、
学生寮、宿泊施設、食堂、スワミの住居、売店、牛小屋。


1.3 ゲスト・ルーム

現在の学生が使用している学生寮(ツインベッド二人部屋)も、入院患者用のお部屋(ツインベッド、1人部屋にすることも可能らしい)も見せていただいたのですが、洗濯を干すスペースもあり
清潔で使いやすそう。

ただし、できたばかりの学生寮2段ベッド4人部屋(トイレバスは共同)を
見学しましたが・・・40過ぎの私に1年は無理だな。
 
6週間だったら楽しく過ごせると思う。今回は、満員御礼だったようでCCYの外国人生徒17名は
キャンパスから歩いて15分のホテルに宿泊しました。

このホテルすごく良かった。スタッフの爺に孫の動画を延々見せられたり、それを褒め称えながらおとなしく見る日本人の私たちも
私たちなんですけど。。

スタッフにバイクで町まで乗せてもらったり、かなりお世話になりましたので、市場で買ったミカンなどを
よく差し入れしてました。

 
1.4 ダイニング・ホールでの食事

外国人生徒は「学生用」と「ホスピタル」の2か所で食事が可能。インド人学生は不可。
 
どちらも月曜日から日曜日までメニューが決まっているので、
慣れてくると、どちらかを好みによって行ったり来たりできます。

ホスピタルでの食事は、患者が多くなると大行列ができます。
スパイシーは控えめで、見た目も美しく美味しい。

学生用食堂は、現地の味付けでスパイシー、かつサラダもブツ切り生野菜とワイルド。食後の食器も洗って返却が義務です。ちょっと出遅れるとおかずが空っぽになるというthrillingさも
楽しめます。

私は、ほとんどこちらで食べていました。


1.5 キャンパス内の生活

私自身がすごしたスケジュールを記します。

04:00 起床、クリヤ
04:30-05:30 瞑想
05:50 送迎バスでキャンパスへ
(私は薄暗いところを一人で好んで歩いて行った)
06:00 朝のお茶、自己練習タイム(参加者は半分くらい)

07:00 アーサナ実習クラス
09:00 朝食(朝食が超美味しい)
09:30 授業(理論2コマ)
12:00 昼食~休憩(食べたり、食べなかったり)
この時間に歩いてホテルに戻って洗髪か洗濯。
またはキャンパスに残って昼寝、試験勉強、課題の準備などなど
 
14:45 午後の授業(理論1コマ)
16:00 アーサナ実習クラス
17:30 自己練習タイム (これはほとんど参加せず速攻帰宅)

18:00 スワミのプージャ(これも後半の余裕が出てきたとき)

19:00 夕食 (これもほとんど食べていません)
・・・・これが月曜日から土曜日まで。

19:00の夕食時、ヨーロピアンは食事時のお喋りを楽しむためバスの時間が20:30、ホテルへ戻れば21:00、
またお迎えを待っていれば来ないということも多々あり、
コースの早いうちから何を自分は優先するかを考えて、
工夫してマイペースに過ごすようにしました。
 
16:00のアーサナ実習クラスが終われば、明るいうちに歩いてホテルに戻るなどをして自分の時間を作り、夕食は町で買ったバナナで済ませていました。
日曜日はホリデー。

 
2. 付属カレッジの授業について

2.1 実習クラス(プラクティス)
2.2 講義の内容

- ヨーガと体育教育(Yoga & Physical Education)
- 人体の構造と機能
(Structure & Function of Human Boday & Effects of Yoga Practices on it)
- 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)
- ヨーガと価値教育(Yoga & Value Education)
- ヨーガと心の健康(Yoga & Mental Health)
- 指導法(Practice Teaching in Yoga)


2.3 講師陣の印象

個性的です。

先生
の人気度に差がありすぎて、それが露骨でウケる。
若い先生は、やはりすべてが若くてエネルギッシュなんだけど、たぶん研究のほかに、いろんな事務仕事をやらされていそうな
疲労感も。
 
ある若い先生が異常に西洋人に媚びていて、海外で一旗上げたい感があるな、と私は個人的に
思っていました(私はいやらしいんです)。
 
70を過ぎた先生もいましたが、年を重ねてにじみ出るYOGAの効果というか、仰ること、振る舞いが優雅で落ち着いて、
呼吸と動きに無駄がないという印象。

こうありたいものです。
講師陣すべてがYOGAというインドから生まれた歴史、伝統に大変誇りを持って真摯に研究をされているという印象。
そしてとても謙虚。

ターバンのBhogal先生、キャラが立ちすぎて、いやー、もー、宇宙人。経歴もすんごい。

当たり前なんだけど、誰ひとり肌を出して筋肉を見せつける
自己顕示欲が強い人もいません。

ハワイやバリでアメリカ人講師によるリトリートとか
(行ったことないけど)それによるYOGAってなんでしょうね?

本当は山奥の洞窟で、体中に灰を塗ってたり、耳に穴開けてたりする人たちからしか教授頂けなかった
敷居の高すぎるのを研究機関で学べるメリット!

創立者のスワミ・クヴァラヤーナンダ・ジの仕事はすごいな・・・
とつくづく思います。


2.4 他の受講生(インド人・外国人)

CCY受講生、約40名、男女比同じ。
外国人生徒は17名。
- アメリカ3(男2女1)
- 中国3(男1女3)
- カナダ2(男2)
- ブラジル1(男)
- ポーランド1(女)
- フランス1(男)
- ドイツ1(男)
- オランダ1(男)
- タイ1(女)
- 日本2(女)

外国人生徒の年齢層は
20代後半~30代前半がほとんどの中で、私40代、ドイツ人とアメリカ人男性が60代。

インド人は、20代前半~50代まで幅広く、インド各地から参加。とてもエネルギッシュ。
男性は20代が多く、キャリアアップのために参加。

男女ともども富裕層。女性も20代独身者と、子育てが終わった主婦層や、
子育て真っ盛りの主婦と半々くらい。

外国人生徒はカップルや若夫婦での参加も二組いて、途中でカップルになる生徒もいました。
そういう感じがインド人はウラヤマなんだろうな・・。

インド人の会話の進め方、人当たりが私はとてもうらやましい。
怒らないし、どんなときも理知的に進めていこうとします。

よく、インド人はマイペースと言われますが、あれだけの人口と異民族、異宗教、異階級の中で育ったら
そりゃマイペースにならざるえませんね。

自分にも他人にも寛容というか。超ドメスティックな日本人の私たちが、これからの時代に様々な人間と共生していくヒントは
インドにアリな気がします。


2.5 授業時間以外の過し方

みなそれぞれ異なると思うのですが、私の場合は朝食後に売店でチャイを飲むのが毎日の日課。
そこでDYEdの生徒とお喋りする時間が好きでした。

昼休みは上記の通り、洗濯か洗髪、図書館で課題制作、スワミのところでぼーーっとしてたり。
ひとりきりになれるところをいつも探していました。

図書館の前がWi-fiフリーゾーンで、
休み時間はみなここでネットを繋いでいます。


3.研究所のキャンパスの外にて

3.1 プネー訪問

相方先生たちに、プネー市内を案内していただきました。買い物より、寺院をメインに案内していただき、その土地の氏神様にインドでご加護してもらえるように
お参りしました。

その中でもナータ派のPateleshvara寺院がすごいっす。町のど真ん中にあるし、見た目もそんなで、正直ふーんという感じだったのですが
中に入ると・・・・小宇宙。

私はここで酔いました。寺院酔い。ここおススメです。

 
キャンパス内でストレスがあったわけではありませんが、
相方先生たちに会えるのは本当に心底ホッとしました。

タイや日本でお会いする先生たちと
印象が全然違うんですよー。


3.2 ロナウラ・ヨーガ研究所(LYI)訪問

ここで拝見した原本。


【最終試験のフィードバック】

1. 理論編

過去問をあたって、ヤマをかけます。全部答えられれば完璧でしょうが
なんせ英語で長文を書くことが我々にはヘビーです。

試験時間3時間。
フリーペーパー10枚、もちろん追加もOK。えええ~ヤマをかけて教科書暗記しまくるしかないでしょー。

試験が近くなると授業で「ここ出るよー」と教えてくれます。当たり前ですが、授業でやったことを復讐の意味で試験に出されるわけですから、授業は出席して、聞き取れなかったことをほかの生徒に
見せてもらって日々まとめておくのが後々楽だと思います。

授業はパワポを使ったことが多かったです。授業で映写された資料は一枚一枚タブレットやスマホで
撮っていました。

ネットを繋げば画像を送ったりシェアできます。文明の機器は使いまくりましょう。
また、試験は受けないという選択をする生徒もいました。

試験場には、筆記用具以外持ち込めません。
試験は終わった者から提出して退場可能です。

9:30-12:30まで試験。


1.1 ヨーガと体育教育(Yoga & Physical Education)

Q1は必須。ほかの問題は4つ選択し答えなさい。全部答えても良い。

Q1.Compare Yogic Practice with Non-Yogic Exercises(ヨーガの練習と、一般のエクササイズを比較しなさい)

Q2.”Misconceptions distort the image of yoga”
Explain the Statement by giving the sources of such misconceptions(誤解のある歪曲されたヨーガのイメージを根拠を提示して説明しなさい)

Q3.What are the Citta Vikshepas? Explain them in detail(チッタ・ヴィクシャイパとは何ですか?詳細を説明しなさい)

Q4.What are “Mahavratas”?
Do you think the common man can practice them? (マハーヴァラタとは何ですか?一般人がそこから学ぶことができると思いますか?)

Q5.Expalain The team “Yoga” as integlation?(ヨーガにおける統合を説明しなさい)

Q6.Discuss the utility Yogabhyasa for the common man(公共の人々におけるヨーガ・アヴィヤーサの有益性を論じよ)

Q7.Write short note on any three(下記から3つ選択し、それについて書きなさい)

a) Viparitakarani
b) State of Chitta
c) Means of Yoga:Yogangas
d) Avidya
e) Kriya
f) Health


1.2 人体の構造と機能
(Anatomy&Physiology of Yogic Practice-Their effect on Human body)セクション1と2からそれぞれ2問選択し答えよ。全部答えてもよい。


Section I
Q1.Define the team Asana. Expalain the mechanism and types of Asana.
Explain precautions that should be taken during Asana Pracitice(アーサナを定義せよ。アーサナのメカニズムとそのタイプ、アーサナの練習時にするべき心構えを説明せよ)

Q2.Define the them Pranayama.
Explain effecton the Psycho-physiological level(プラーナヤーマを定義せよ。心理的、生理的なレベルでその効果を説明せよ)

Q3.Write short notes on any three.
a) Anuroma-Viloma Pranayama
b) Bhjuangasana
c) Shalabhasana
d) Pavanamuktasana

SectionII
Q1.Explain the concepts of Prana,Nadi and Chakra.
Explain the signs of Nadishudhi.What is their significance of chakras in Yoga practice? (プラーナとナディ、チャクラ、ナーディシュッディの概念を説明せよ、その重要性は何か?)

Q2.What are diffrent Parts of Digestive System?
Explain the Process of Digestion? Explain the concept of Diet?(異なるそれぞれの消化器官は?消化の仕組みと食事の概念を説明せよ)

Q3.Write the notes of any three.
a) Dhauti and its types.
b) Shankhapraksharana
c) Neti
d) Trataka
e) Kapalabhati


1.3 伝統的ヨーガ(Yogic text)
7問中、4問を選択。

Q1.Write an easy on the importance of “Samyama”
as discussed by Swami Charandasaji.(スワミ・チャランダーサジが示したサンヤマの重要部を簡単に書け)

Q2.Exprain the nature and role of Yama as per Swami Charandasaji.(スワミ・チャランダーサジにおけるヤマの本質と役割を説明せよ)

Q3.Discuss the nature, significance and technique of Asana 
as described by Swami Charandasaji.(スワミ・チャランダーサジが説明するアーサナの技術と、その本質、重要性を論じなさい)

Q4.While explaining the nature of Pranayama, Pl.Discuss the technique and benefits of any three Kumbhakas you deem most important from Astanga Yoga.(プラーナヤーマの本質の説明時に、クンバカの中から3つ選択しその技術と効果を論じなさい。それはあなたが『アシュターンガ・ヨーガ』より最も重要だと考えているものから)

Q5.Explain the nature, technique and benefits of any two 
Cleaning Processes from Astanga Yoga.(『アシュターンガ・ヨーガ』より二つの浄化方法を選び、技術と効果、その本質について説明しなさない)

Q6.Explain the detail any one of the following from Astanga Yoga.(下記より一つ選択し、その概念を説明せよ)
a) Dhyana
b) Samadhi

Q7.Write short notres on any two of the following.
a) Kechari mudra
b) Chakras
c) Bandha


1.4 ヨーガと価値教育(Yoga & Value Education)

Q1.Explain the meaning of “Value” (”価値”の意味を説明せよ)OR Discuss the diffrent ways in which values are Classfied.

Q2.Explain the nature of Purshartha and Panchakosha.(プルシャアルタとパンチャコーシャの本質を説明せよ)OR Discuss the relation between Value and Education.(価値と教育の関係性を論ぜよ)

Q3.What is the rationale of Value Education. (価値教育の理論面での根拠はなに?)OR How Asanas can contribute towards Value Education? (アーサナが価値教育にどのように寄与するか?)

Q4.Explain the role of Kriyayoga towards Value Education? (クリヤ・ヨーガの価値教育における役割について説明せよ)OR Write short notes on:
1) Role of a Teacher in Value Education.
2) Yamas and Value Education.
 
 
1.5 ヨーガと心の健康(Yoga & Mental Health)
7問中、4問に答えよ。
全部答えてもよい。

Q1. What is the nature of yoga as per the chapters 2 and 6 of Bhagawat Gita? Please show how the message of Bhagawat Gita has a similarity of approach with the criteria of spirituality
advocated by the Shankaracharya of Govardhan Peetha?
 
Q2.Evaluate the yogic Normality in the context of various 
psychological Models.
 
Q3.Elucidate the genesis of Existential Disorders 
and the related remedies as inferred from Patanjara Yoga Sutra.
 
Q4.Write short notes on: any three.
1) Defintion of Yoga in Psychological terms.
2) Phychology of Kriya Yoga?
3) Yogic Normality.
4) Benefits of Prayer for the yoga.

Q5.What is Adjustment? Describe the Yogic methods in achieving
a sound Interpersonal Adjustment?

Q6.What is frustration? What is the utility of Psychological
defense mechanism in alleviating the effects of frustration?

Q7.What is player? What are its types? How does player is 
beneficial to the Yoga sadhaka, as well as, to the common men?


1.6 指導法(Teaching Methsds for Yogic Practices)5問中4問に答えなさい。Q3は必須。

Q1.Describe, in detail, principles of Asana & Pranayama 
and Shuddhi Kriya.

Q2.What are those points to be kept in mind for preparing 
good lesson plan?

Q3.Why lesson plan is essential for Yoga teacher? 
Make 20 minutes lesson plan on Sarvangasana.

Q4.Write sailent points and benefits of following 
practices (any five)
- Kapalbhati
- Viparitakarani
- Vakrasana
- Uddiyana
- Ujjyai Pranayama
- Jalaneti

Q5.Write short notes on following.
1) Asana
2) Pranayama
3) Cleansing process
4) Individual and group practice
5) Adavantage of lesson plan

 
1.7 口答試験(Viva-voce)

ひとりひとり個室に呼ばれます。
外部から来た試験管と質疑応答。
 
「どこから来たの?」「あなたたちは一緒に来たのか?」
前列も日本人だったから。

「ここで過ごした感想を聞かせて」
「プラーナヤーマの概念を説明して」「カイヴァリヤダーマってどんな意味?」・・・という感じでした。
 
 
2. 実技編
 
3. 教育実習(Teaching Lesson)

コースが始まって1週間後くらいにプレゼン・リストが配布されます。
毎日2名ずつ、アーサナの授業の時にプレゼンします。
 
ほとんどの人がパワーポイントを使っていました。図書室のPCで作れますし、発表時はPCを持参した
クラスメイトに借りてできました。

PCを使って発表するので、BGMを流したり超自由です。でも、忠実に先生を真似て、余計なことをしなければ
高得点らしいです。

 
4. 総括

4.1 CCYを受講したメリットはあったかどうか

6週間という期間で、「YOGAとは何たるか」ということが学ぶことができます。
深追いはしないのですが、其の量たるや!!

6週間は長いようで短く、いつも忙しかった印象。これでもう十分と思うタイプと、
もう少し追いかけたいというタイプに分かれると思います。

毎日の日々は、その一日を過ごすことで精いっぱいなのですが、試験が間近になると、真剣に本を読みながらこの文献から引用すればこういう説明で、こっちだとこうなのか。。。と勉強にきりがなくなり、
ああああ、もう、YOGA奥が深すぎる。


4.2 ロナウラの総合的な学習環境について

図書館の蔵書も充実、
講師陣もキャンパス内に住宅を構えているので質問もしやすい環境。勉強が好きな人にはパラダイスだと思います。

DYEd担当のアーサナの先生方に2回ほど授業に来てもらったことがあるのですが、
リラクゼーションの導き方がすごくて、感動しました。

あれはテクニックなのかなあ?
なんだろう?


4.3 特に印象に残った体験や出来事

インド人マダムの生徒の一人がいつも「すべてみんなで共有しよう」という精神で
彼女の言動と行動には勉強になることが多かったです。

彼女だけでなく、インド人は、「分け合う」ということを自然に行うように思います。あと、やはりインドの叙事詩「マハー・バーラタ」は
授業で盛り上がります。

殺生が使命の戦うアルジュナは半神半人ですが、アヒンサ(無殺生)とどう折り合いをつけるんですか?とか先生に質問、
それに他の生徒が口を出して答える。

それにまた生徒が、とエンドレス。
男子VS女子という感じ。

アルジュナは政治家だから殺生はアリでしょうという意見もあり、馴染みのない外国人の私は、そういう価値観もあるのね~
と感心しておりました。

休み時間にインド男子生徒がヒンディー語で壇上にて、落語みたいに「Bhagwat Gita」を声高らかに暗唱していたりして、
そういう文化を肌で感じるのもやはり現地ならではです。

あと、相方先生おすすめ「スワミのそばにいる」・・試験でうまくいかなくて泣きたい気落ちの時、スワミのクティに行き、ぼへーーと目をつむって座っていたのですが、ようやく「私インドにいるんだ~」という
思いになりました。

哲学の国インド、大昔「天竺」と呼ばれた憧れの国インド。スワミは一見ふつーの好々爺のおじいちゃんですが、プージャの時に「くわっ」となる表情や、全部お見通し感、お傍にいると何かわからないけど
壮大な気迫を感じます。


4.4 経済面での費用対効果/満足度

授業料6週間1000US$。
これは食事代や宿泊費も含まれます。

6週間のおこずかい内訳は、資料コピー代、夕食のスナック、バナナ代、プーネにお出かけしたりした交通費、
毎日のチャイ、シェア用のお菓子、洗濯洗剤、クリーニング屋代金。白い制服のオーダー、書籍代は嵩みました。


4.5 今後のご自分とヨーガの関係への影響について

椅子文化で育ったので、正座が苦痛で苦痛でだったのですが
正座でじーーっと座っているのが、なんとも心地よくなりました。

あせらない、うらやましくならない、ただ座っているだけで充足感がある。これってすごくないですか?目先でヨーガを飯の種にしよう!という気もあまりなく、
とても生きやすいです。


4.6 今後CCYの受講を考えている方へのアドバイス

私は、iPadに英語辞書の有料アプリ入れたくらいにして、なんの準備をせぬまま臨みました。
でもそれでも大丈夫だと思います。

それは、相方先生のゼミに何回も出ていたからであり、いきなり行く前に、
相方先生の講義を受けたほうがいいです。現地での混乱が生じません。
 
あと、英語が全くできないのはキツイと思います。YOGAは健康体操ではないので、理論攻めですから。
でも辞書を引くのが苦でないなら大丈夫だと思います。


4.7 日本からの旅程/航空便

往路:
中国東方航空利用(成田ー上海ーバンコク)
翌朝バンコク空港で相方先生たちと合流。

LCC(バンコクー/プネー)、プネー空港から学校までタクシーのお迎え(学校に頼む)
 
復路:中国東方航空の使い心地が悪く
(毎回遅れる、メシマズ、でも格安)。

復路便は捨てて、遊びがてらコーチン空港から名古屋空港まで
エアアジア(LCC)で直通で帰ろうかな、と思っていたのですが、そんなに安くなってないので、エアーインディア(プネー/バンコク)14000ルピーで購入。中国東方航空(バンコクー上海ー成田)で帰国しました。
この便も3時間遅れて飛びました・・・。
 
しかし上海空港の免税店で大量に高額な商品を買い物する
中国人がみれてよかったです。
 
 
4.8 インド全般のご感想 etc.

私は、インドが初めてではないので、新鮮な驚きというのがないのですが、個人的にインド大陸に足を踏み入れると、
何かほっとする安堵感があります。

インドは亜大陸なので、広大です。
インドとひとまとめにできません。州ごとに変化があって面白いと思いました。
 
プネーは大学、研究機関が多いため様々な地域から多種多様な人が集まっているという印象で、
わたしが過ごした南国のケーララ州とは全然異なります。
 
ファッションも、人々の多様さも、表情も都会的。

相方先生に紹介していただいたお知り合いの方々が
とても風通しのよい気持ちのいい人ばかりでした。

アーユルヴェーダ医師のジャガディーシュ先生が超クール。風邪ひいてダウンしたときに診察してもらったのですが、
そのメッセージがYOGIC過ぎて涙が出ました。

これは授業を理解できていないと涙は出ないから、余計に。先生たちの係りつけの自然療法のドクターや、
プネー大学教授のご家族。

もうホント素敵でした。相方先生たちも「ちょっと変わり者だよ~」という風にさらっと、その方たちを紹介してくださるんですが、その方たちとお話しすると、現地で相方先生たちがとても信頼信用されている
のがわかりました。

私はコース後に自然療法のアシュラムに3週間滞在、
プネー大学の教授のお宅に3泊のホームスティしていたので。

相方先生たちの研究量とかすごいことも相まって、6年くらい前にタイでお会いした先生たちは「うわーおっかねー」という印象だったんですが、いつもクールなひろし先生が水をこぼしてひでこ先生に
叱られるとかなんか人間味あふれてて、一気に親しみやすく。

お二人はお互いを尊敬しあい、仲が良く、
本当にヨーギーな生き方をされてると思いました。

そういうことも含め、今回のインドヨーガ・プラス・自然療法の研修は
大変収穫がありました。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

2014年3月26日水曜日

カイヴァリヤダーマ研究所の6週間コース2014 (1)

カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ
冬期6週間コース(CCY)総括レポート

期間:2014年1月15日-2月24日
  
ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジで2014年1月2月の6週間コース(CCY)を受講された沖縄在住のS.K.さん(女性)の総括レポートです。

本家インドの老舗のヨーガ研究所の付属カレッジ(1951年開校)で、ヨーガを集中的に学ぶことについての、貴重な現地報告です。

2014_ 3_25_16_30 (2)

【カイヴァリヤダーマ研究所・6週間コース(CCY)】

カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジでは、年2回、6週間コース(CCY)が開講されています。

日程:1月15日ー2月24日 / 5月2日ー6月11日
期間:6週間(5週間の講義+1週間の試験)
施設:カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ
言語:英語とヒンディー語のバイリンガル
資格:高卒以上(最終卒業校の卒業・成績証明書提出)
年齢:制限なし
食事:菜食インド料理(自然療法の食事法に準拠)
締切:12月15日(1月コース)/3月31日(5月コース)
費用:(授業料・宿泊・食事込)留学生1000ドル
  
【付属カレッジのコース】
G.S.College of YOGA and Cultural Synthesis,
(Recognised by NCTE, Govt. of India)
Kaivalyadhama Yoga Institute, Lonavla - 410403

カイヴァリヤダーマ研究所の付属カレッジの6週間コース(CCY)は、エントリー・レベルのスタンダードでアカデミックなコースです。もともと現役の学校教職員の方が夏期休暇中にロナウラでヨーガ教育の6週間の集中研修を受けて、学校教育の現場にヨーガを導入することを目的に組み立てられたものです。
 
ヨーガを自分のライフ・スタイルに取り入れて行くための必要十分な基礎知識が提供されますし、伝統的ヨーガへの洞察や、効率的なヨーガ指導のための枠組みも紹介されます。
 
外国人にとっても、「カイヴァリヤダーマ」のCCYコースは、インドでのヨーガ学習の、最適で必要十分な導入プログラムとなります。今までに、30名以上の日本人の方がCCYコースを受講されています。
 
【 カイヴァリヤダーマ研究所】
Kaivalyadhama Yoga Institute
Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
http://www.kdham.com/
 
カイヴァリヤダーマ研究所は、近代的ヨーガ研究のパイオニアであるスワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。
 
カイヴァリヤダーマ研究所で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の生理学的・心理学的な効果が実証的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療分野で応用される方向性が確立されました。
 
現在、キャンパス内では
・サイエンス・ラボ(Scientific Research Department/SRD)
・哲学・文献学研究室(Philosophico-Literary Research Department/PLRD)
・付属カレッジ(G.S.Colledge of Yoga/GSC)
・ヘルスケア・センター(Health Care Center/HCC)
・付属小中学校(Kaivalya Vidya Niketan/KVN)
などが運営されています。
  
  

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【プロフィール】
 
1. 住んでいるところ/ご家族のこと
 
埼玉県越谷市出身
沖縄県那覇市在住
 

2. 現在されていること(仕事etc.)/今までにされて来たこと

都内
のマリンスポーツ専門学校卒業後、沖縄県内のリゾートホテルに就職し11年間マリンレジャー課に勤務
英会話力の必要性を痛感し2012年に退職、ワーキングホリデーでオーストラリアへ渡航
 
1年間のシドニー滞在中に出会ったある日本人女性から、ひろし先生とひでこ先生の話を聞き知る。
 
そして先生方にお会いする目的で2013年7月アジア一人旅を始め現在に至る。
 
3. 学生時代の専攻、職業/専門資格、趣味/ライフワークなど
 
リンスポーツ科ダイビングコース卒業
趣味:ウェイクボード
 

4. 海外訪問歴(英語コミュニケーション力/異文化親和度)
  
サイパン、オーストラリア、タイ、ミャンマー
オーストラリアで語学学校に4ヶ月通いました。
 
しかし語彙は増えたもののスムーズな会話には程遠く。
現在の会話力はタイでホームステイしていた半年間と、その他旅行中に身についたように思います。
 
ヴィパッサナー瞑想のコース中に何度も聞いたゴーエンカ先生の英語の講話もヒヤリングの助けになっている気がします。
 
5. ヨーガ歴(実習歴/指導歴)
 
2006年12月初めてのヨーガ教室に参加。
 
2007年4月アシュターンガ・ヴィンヤーサ・ヨーガに出会う。そこから練習を継続しオーストラリアでもアシュターンガのスタジオに通う。

しかしシドニーで半年が過ぎた頃に強烈な腰痛に悩むようになる。練習をしていないと調子が良いのでしばらく練習を休みバイトに励む。
 
のバイト先で出会った友達に相方先生を紹介していただく。
 
6. ヨーガに関心を持たれた理由
7. ヨーガがご自分にプラスに作用しているポイント
 
学生時代の摂食障害、20代のアルコール依存。ヨーガが私の中で深くなるにつれ、これらの執着から解放され、生きている実感が得られていること。
 
8. 今回カイヴァリヤダーマCCYを受講された動機
 
私の現在のライフスタイルから海外で学ぶことが比較的容易だろうということで、ご提案をいただいたことがきっかけとなりました。

そして先生からカイヴァリヤダーマで学ぶことの重要性を聞き、このチャンスに自分が抱えていたヨーガに対する疑問点をクリアにしたいと思っていました。
 
9. 10年後のご自分のイメージ

海外のほんの一部の地域ですが旅を続けてきて、それぞれの環境にその都度適合しながらも、確固たる自分自身が中心にあることに気づきました。

どこで何をしていても戻れる自分の芯に気づく と同時に、今までの「あれがしたい!これはイヤ!」 という"こだわり"がなくなり、どこで何をしていても大丈夫だ!、という自信ができました。

ヨーガを知りたくて仕事を辞め日本を離れましたが、 今は別にヨーガにこだわらなくてもいいような気もします。
 
今後のことは予測できません。

10年後どこの国にいるのかも今は検討がつきませんが、きっとこれからも出会う方々から良い影響を受けながら、開けている方向に進んで行くのだと思います。
 
【フィードバック】

 
1. 場所と環境
 
1.1 ロナウラという環境

田舎と聞いてはおりましたが駅前にはたくさんの商店、キャンパス周辺もホテルやレストランが。

不便なことは全くありませんでした。滞在ホテル周辺にも集落があり充実の商店街。

生活に必要なものも簡単に手に入りました。 山あり湖ありの大自然とたくさんの動物たち。

人懐っこい子供達と笑顔で親切なロナウラの方々。そして1・2月の過ごしやすい気候。本当、素敵なところです。
  
1.2 カイヴァリヤダーマ研究所の施設

CCYやディプロマの生徒、
パンチャカルマのクライアント、
その他コースの受講生など、

インド人だけでなく様々なアプローチで、たくさんの外国人もこの施設を利用していました。  
 
体調が悪くなってもドクターに相談にもいけますし、時間を見つけてアーユルヴェーダのトリートメントを受けているCCY受講生もいました。 
 
CCYの教室は図書館のある棟の3階「サラスワティ・ホール」ほぼ全ての授業がここで行なわれました。
 
その他に私が良く利用したのは図書館、Book Store、売店、ヘルスケアセンターのアーサナ・ホール。
 
時間を見つけてSwamijiのクティでの朝晩のfire worshipにもいきました。

なかなか出来ない貴重な体験になりました。
 
1.3 ゲスト・ルーム
 
キャンパス内の部屋が満室のため、CCYの外国人生徒はキャンパスから徒歩10分の「Manghnani Holiday Home」というホテルに滞在していました。

最後
の2週間のところでキャンパス内に建設中だった宿泊棟が完成し、希望者は移れるとのことでしたが、私たちは最後までこのホテルにお世話になりました。

ホットシャワー・トイレが部屋にあり、そして部屋もほぼ毎日清掃してくれ、希望すればシーツやバスタオルもその都度交換してくれます。

とても快適な6週間となりました。

最初はどんな時でも、キャンパスーホテル間の移動は送迎を付けてくださるとのことでしたが、やはりタイムリーではないし、忘れられることもありました。
 
の兼ね合いで不都合が生じることも多々あったので、ほとんど歩いて移動していました。 
 
タイミングが合えばラッキー程度に期待しないほうが良い、ということを学びました。
 
1.4 ダイニング・ホールでの食事
 
外国人とパンチャカルマのクライアント用のホールと、インド人用のホールと2ヶ所のダイニングがあり、私たちCCYの外国人はどちらも利用できました。

週替わりのメニューなので、その日の気分で好きな方を利用しました。

「素手で食べる」にも初挑戦。

ご飯とサブジー(野菜カレー)を混ぜるときのあの感触。 あらゆる感覚を使って全身で食事をする。
 
とても良い経験になりました。
 
1.5 キャンパス内の生活
 
デイリースケジュール(月~土)

05:50  送迎バスホテル出発
06:00  ティータイム
セルフプラクティス
07:00  アーサナ実習クラス①
08:30  フリータイム
09:00  朝食
09:30  講義①
10:30  講義②
11:30  フリータイム
12:00  昼食
13:00  自習時間
14:30  ティータイム
14:45  講義③
15:45  フリータイム
16:15  アーサナ実習クラス②
17:30  セルフプラクティス
18:30  フリータイム
19:30  夕食
送迎バスにてホテルへ

日曜日は朝9時頃にホテルに朝食が運ばれてきて、ランチとディナー時は、送迎バスがホテルに迎えに来ます。
 
2. 付属カレッジの授業について
 
2.1 実習クラス(プラクティス)
 
朝と夕方の1日2回、アーサナからプラーナヤーマ、そしてメディテーション(ショート)まで、シームレスに繋いでいく練習です。

いろいろなアーサナをやってみる、いろいろなプラーナヤーマをやってみる、といった練習ではなく、基本をじっくり身につけていく、 プラーナヤーマもベーシックなものを日毎にカウントアップしていく、といった練習スタイル。

この時間で先生がどんなふうに話し、
どのような言い回しで誘導しているのか、また生徒に分かりやすく見やすく説明するには、どういう工夫が必要かなどを意識して授業を聞いていると、その後のteaching testがだいぶ楽になると思います。
 
2.2 講義の内容
 
- ヨーガと体育教育(Yoga & Physical Education)

- 人体の構造と機能 (Structure & Function of Human Boday & Effects of Yoga Practices on it)

- 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)

- ヨーガと価値教育(Yoga & Value Education)

- ヨーガと心の健康(Yoga & Mental Health)

- 指導法(Practice Teaching in Yoga)

授業についていけなくても、参考図書や資料があるので大丈夫です。図書館で借りたり、コピーしたり、本屋で購入したりして授業の後に復習したり、予め次の授業の内容を読んでおくなどできます。

積極的で親切なクラスメイトがいて、必要な資料をみんなの分までコピーしてくれたりととても助かりました。

みんなで同じ情報を共有しよう! という意識がとても高く、それもあってか、みんな日に日に仲良くなっていった気がします。
 
2.3 講師陣の印象
 
それはそれは個性的で魅力的な先生ばかりで、素敵な色気を感じました。

ヨーガを続けるとこうなれるんだ~と、改めて実感させられました。

ディプロマのK先輩が話をされていましたが、講師陣も高齢化が進み、この素敵な先生方の退任後はどうなるのかと…

今こうして講義を受けられるのはラッキーだ、と言われました。
 
2.4 他の受講生(インド人・外国人)
 
CCY受講生は約40名で男女半々、そのうち外国人は17名。 中国4・アメリカ3・カナダ2・日本2・タイ2・ブラジル1・ポーランド1・フランス1・ドイツ1・オランダ1。

そのうち5人の外国人が途中で辞めていきました。彼らの求めていたものは、ここには無かったようです。

インド人生徒はとにかく先生がおっしゃったことをノートに書きまくり、そして分からないこともバンバン質問するという姿が印象的でした。
 
2.5 授業時間以外の過し方
 
休み時間は図書館で勉強したり、ネットを繋いでメールしたり、ホールで昼寝したり。

ホテルが外だったからでしょうか、キャンパス外への行き来も自由だったので外食したり、チャイを飲みに行ったり、買い物へ出かけたりと、自由気ままに過ごしていました。
 
3.研究所のキャンパスの外にて
 
3.1 プネー訪問
 
先生方の計らいでプネー観光が実現しました。

私にとってインド観光はこれが初めてで、先生の解説、ガイド付きでとても贅沢な時間でした。
 
先生方のお宅に集合し、まずプネー大学へ。先生の学生時代のお話や、昔のインドの印象なども伺いました。
 
ヒンズー寺院数ヶ所も初めての参拝、
中に入った途端、外の喧騒が嘘のような静けさと空気感。
 
今までに感じたことのない存在感でした。
 
プネー旧市街と若者に人気のセントラルデパートまで、プネーの町の違う側面も見ることができました。
 
コース期間中に相方先生方にお会いできることは、私たちにとって癒しの時間。良いエネルギーの充電時間となり、本当に有意義な時間を過ごすことができました。
 
3.2 ロナウラ・ヨーガ研究所(LYI)訪問

 
また別日にLYIも訪問させていただきました。

とても手厚く迎え入れてくださり、LYIのこれまでの活動やこれからのことも聞き、相方先生とLYIの深い繋がりを感じました。

貴重な文献からの情報を、今私たちは求めれば簡単に手に入れられる。

研究所の方の真摯な姿勢に、ただただ頭が下がる思いでした。
 
【最終試験のフィードバック】
 
1. 理論編
 
1日1教科で試験時間は9:30から12:30の3時間、書き終わった人から退室可能です。

そのまま午後は翌日のテスト勉強。

答案用紙は白紙のレポート用紙(8枚分)が配布されるので、好きなだけ書き込みます。
 
1.1 ヨーガと体育教育(Yoga & Physical Education)

1.2 人体の構造と機能(Structure & Function of Human Boday & Effects of Yoga Practices on it)
 
1.3 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)
 
1.4 ヨーガと価値教育(Yoga & Value Education)
 
1.5 ヨーガと心の健康(Yoga & Mental Health)
 
1.6 指導法(Practice Teaching in Yoga)

 
1.7 口答試験(Viva-voce)

試験官はその日初めてお目にかかる方、男女2名。

ロール番号順に一人ずつ入室して試験を受けますが、
私は母国語が英語ではないということでか、本当に簡単な質問でした。

①カイヴァリヤダーマをどのようにして知ったのか
②コース中、どのように勉強したか
③いつ日本に帰るのか
④今後の予定は
⑤あなたにとってのヨーガとは何か
 
2. 実技編

ロール番号順に6人1列で並びます。

「1列目、◯◯アーサナ!」
「2列目、◯◯アーサナ!」
「3列目、◯◯アーサナ!」
「1列目、リリース!2列目…」
というように途切れなく続く先生の声を頼りに動いていきます。

自分の列の指示をよく聞いて、でも目は終始閉じたまま、キョロキョロすると減点対象です。

とにかく、ゆっくりゆっくり、アーサナの始まりから終わりまで、静的な動きがポイントです。

テストの1週間前くらいから授業の中でこの練習をしていくので、アーサナの名前がわからなくてもここで覚えられます。
 
3. 教育実習(Teaching Lesson)
 
毎日のアーサナ・プラクティスの中で、先生がどんなふうにクラスを進行しているのか意識して良く聞くことが有効だと思いました。

基本的には先生の真似をすればOK 、余裕があれば「基本は押さえながら」 、自分なりの色を加えていけば良いと思います。

後は図書館の資料を元に教材を仕上げていきます。

図書館のマダムやディプロマの先輩方に相談すれば、どの本を参考にすればよいか親切に教えてくれます。

この時期になるとCCYはteachingをやる、とマダムや先輩方の方が状況をよく把握していました。

私は図書館のパソコンでパワーポイントを作成し、本番はクラスメイトのラップトップを借りて発表しました。USBを持ち歩いてて良かったです。

私が最後に指摘を受けたのは、情報の出処を明確に提示すること。

どこからの情報なのか最後に「参考文献」として紹介することがスッポリ抜けていたんです。

これ、とても大事なことだそうです。

試験はロール番号順に1日2、3人ずつ行います。 なのでこのテストが始まったら午後の講義は他の生徒のteachingを聞くことが授業になります。

その中で、新しいアーサナの名前を覚えたり、効果や注意点を学んだりしました。

一番最初の人は1月下旬、最後の人は最終試験の直前までかかりました。

私は4番でかなり早く終わったので、残りの時間は試験勉強に集中できよかったです。みんな緊張しながらも楽しんでいましたし、聞いているみんなの協力的な姿勢がと ても印象的でした。

はたまた、ここでの教えからかけ離れた独自の視点から話を進める人もいて、ある意味面白かったです。

人前で英語で話すという経験が自分にとっては大きな一歩になりました。
 
4. 総括
 
4.1 CCYを受講したメリットはあったかどうか
 
インドという環境でインド人に囲まれてヨーガを学ぶ。
 
メリット、それはそれは大有りです。
 
4.2 ロナウラの総合的な学習環境について
 
伝統文献によって導かれたきちんとした裏付けがあります。今後、地に足をしっかりつけて迷うことなく歩める道を教えてくれます。

Yoga is not something mystic.
Yoga is not miracle.
 
4.3 特に印象に残った体験や出来事
 
みんなで近所の山登り。
 
スワーミー・クヴァラヤーナンダ・ジが瞑想に使っていたという洞窟に行き、その後山の頂上でみんなで歌を歌う。

クラスメイトの仲が一気に深まった出来事でした。

またコース中に誕生日を迎えるクラスメイトが多く、その都度、休み時間や授業中にハッピーバースデーのお祝いが。

いちばん面白かったのは、私たちの宿泊していたホテルにみんなで集まり、ホールを借りてのダンスパーティー!

中国茶とフルーツ片手にあそこまで盛り上がれることが不思議なくらい、みんな踊り狂っていました。
 
4.4 経済面での費用対効果/満足度
 
授業料は外国人設定がありますが、それでも安いと思います。

食費、寮費、授業料込みで$1000はかなりお得です!

ース中、もちろん予期せぬことも起こります。
 
スケジュール通りに行かなかったり、いきなり授業があったり、なかったり。 ヒンディー語で授業が始まったりと。

それもインドで学ぶ醍醐味。 全てが今後の自分のネタになると思えば、こんなに面白い国はないでしょう。

「え~マジかよ~(笑)」って笑える余裕が、更に満足度を高めてくれます。

私にとっては<費用対効果の高いコースで大変満足しています。
 
4.5 今後のご自分とヨーガの関係への影響について
 
私の中でこんがらがっていたヨーガの糸、
全てが解けたわけではありませんが、それを解く方法がわかり今は安堵の気持ちです。

これからゆっくり時間をとって、解いていこうと思っています。

今まではヨーガにしがみつくことで精一杯でしたが、追うものでも、しがみつくものでもないということに気づき、スローダウンできたことが今、とても心地良いです。
 
4.6 今後CCYの受講を考えている方へのアドバイス
 
是非是非受講してください!
 
もちろん英語の聞き取りも必要ですが、自信がない方は相方先生の日本語の講義を事前に受け理解しておくことをお勧めします。
 
私はCCYの2ヶ月前に「ワンサニット2013」に参加させていただきました。そこで得たことがとても助けになりました。

CCY受講前に余裕があれば、過去問を理解し、答えられる(書ける)ようになっておくのも良いと思いました。

授業で頻繁に出てくる英単語もおさえられるし、授業の理解度も上がると思います。

CCYで求められる知識は毎年そう大きく変わらないでしょうし、やはりテストに出ることを授業で説明されるので、テストに対するプレッシャーも激減すると思います。
 
個人的な意見ですが、
いちばん大事なことは、どんな時でも自分をその状況に適合させ、「いかに楽しむか」。

相方先生がよくおっしゃっていた「最適化」が、私のCCYでのキーワードでした。
 
4.7 日本からの旅程/航空便
 
CCYの前はタイに滞在していましたので、行きはバンコクからプネー直行のSpice Jetを利用しました。

約4時間のフライトで8,338ルピー、帰りはIndiGo Airlinesでプネーからデリー経由のバンコク行きでトータルフライト約8時間11,036ルピーで戻る予定です。
 
4.8 インド全般のご感想 etc.

 
ある先生の授業ではみんなキチンと白い制服を着て、 でもある先生の授業では出席すらしない。

人によってコロコロ態度を変えるインド人に、最初、驚きと違和感を感じていました。

そしてちょうどそのタイミングで相方先生からのメールが。

インド人のSatya(サッティヤ)についてでした。以下、先生のメール引用。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
Satya:真実・真理・本当
Mitya:虚妄・虚構・偽物・嘘・本当でないこと
(一部省略)

インド人は、このSatya/Mityaの使い分けのエキスパートでもあります。

だから、傍目から見ると不可解なことが多いです。

つまり、自分に対しては、常に、Satya、しかし、それが、他人にとってはMityaに見えても、それは、それで構わない、という達観した態度があります。

あくまでも、自分が、自分に対してのSatyaを貫くこと。

それが、今のあたなにとってはMityaになっても、
no problem !
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ピンときました。

ここで出会ったインド人はただ自分に正直に、自分のやりたい事を行動に移しているだけ。

クラスメイトの態度を見て、私は自分の過去の経験から判断を下し嫌悪感を抱いたけれど、別にどっちでもいいんじゃないか。

むしろ私はそのように行動できるインド人を羨ましく思っているということにも気づきました。

じゃあ私もインド人と一緒に…

うーん…私はどうしたいのか?

…やっぱり

私も私の気持ちにSatyaで、毎日白い服を着ていつも通り授業に出席し、インド人の無邪気さと素直さが生み出す独特の授業風景に馴染んでいくのでした。

人目を気にしてできないことも、恥ずかしくて隠してしまいたいことも、平気でさらけ出しやってのけるインド人。
 
本当、いろんなものを見せてもらいました。

幼い頃、両親や周りの人たちから注意されたこと、指摘されたことが、ここインドでは普通のことだったりして。

インド滞在の約3ヶ月間は、私の固定観念が大きく崩れ去る出来事の連続でした。

「マインドの初期化」をしてくれる学びの地、インド。
 
またご縁があったらうれしいです。
 
以上です。

   
 
 
☆☆☆☆☆

2012年7月24日火曜日

カイヴァリヤダーマ研究所の6週間コース2012

カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ
夏期6週間コース(CCY)総括レポート

期間:2012年5月2日-6月11日


ロナウラのカイヴァリヤダーマ研究所の付属カレッジで5月・6月に開講された夏期6週間コース(CCY)を受講された、大阪在住の「T.K.」さん(女性)のフィードバックです。

Lonava2012_7


【プロフィール】

1. 住んでいるところ
大阪府泉大津市



2. 現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
 
電子部品業界の商社で事務職をしていましたが、1月末で退職。

ロナウラ2012
自然療法アシュラム・ウルリカンチャン(10日間滞在)
ムンバイ・サンタクルズの「ヨーガ・インスティチュート(YI)」(7日間滞在)
カイヴァリヤダーマCCYコース(5月~6週間)を修了し、帰国。



3. 関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
ヨーガ、旅行、山歩き



4. ヨーガ歴・プログラムへの参加歴
ヨーガ歴5年
穂高2011①



5. ヨーガがご自分に持つ意味
心身の健康維持の術であり、より掘り下げて理解を深めたい研究対象。


Lonava2012 (66)


【コース全般のフィードバック】
1.場所と環境 
1.1.ロナウラという環境


小さい町です。ロナウラ名物の「Chiki」屋さんがとにかく多いです。駅近辺に大きいモールはなく、小さい商店が立ち並んでます。


1.2.カイヴァリヤダーマ研究所の施設

大きく分けて、①リサーチ部門 ②カレッジ部門 ③ホスピタル部門の3部門があります。

施設内にはそれぞれの部門の建物がある他、図書館やブックストア、小さい売店やスワーミジがいらっしゃるクティ、アーユルベーダやナチュロパシーを行うエリア、学生や患者さん用の宿泊スペース、それから少し離れた所にスタッフの方々の居住スペースがあります。

とても手入れされたお庭もあってとても居心地が良いです。


1.3.ゲスト・ルーム

CCYコースに参加する外国人留学生は、2人で1室をシェアして利用することになります。机・椅子、ベット、クローゼットがそれぞれ1人ずつに用意されています。

小さいシンク、トイレ・シャワーが部屋にあります。私の場合、初日数日でルームメイトのポルトガル人の子がコース内容に満足できず辞めていったので、その後1人で使う事になりました。

1人で使う事は基本的に許されないので、ホスピタルに来る患者さんとシェアしてもらうと事務所のスタッフに言われましたが、結果的にはその後どなたも来ず1人で使えてラッキーでした。


1.4.ダイニング・ホールでの食事

私たち留学生はホスピタルのキッチンを利用します。利用時間内であれば、どのタイミングで行ってもよいスタイルです。

食事は、曜日により出されるメニューは決まっているので、1週間毎の同じローテーションでしたが、どれも美味しく頂きました。

毎日フルーツが食べれるのがとても嬉しかったです。週に1度朝食にパンが出るのも嬉しかったです。

夜は毎日トマトやカボチャ、ホウレンソウなどの野菜スープもありました。

必要以上の味付けがされてない素材の味そのものでした。

インド人のコース参加者は別のダイニング・ホールで食事をするので、時々一緒に同級生と食事をしに行きました。メニューや味付けも違うので、新鮮でした。


1.5.キャンパス内の生活

毎日同じスケジュールに従った規則正しい生活が送れるのが心地よかったです。休憩時間や食事前食後に所々にある庭でゆっくりしたり、学ぶ事は多かったですが、気持ちにゆとりをもって過ごす事ができました。



2.付属カレッジの授業について

2.1.実習クラス(プラクティス)

ひとつひとつのアーサナを詳しく説明を入れて進めるクラス構成でした。アーサナを組み合わせて進めるほぐされるクラスというより、ひとつひとつのアーサナを学んで実践で確認して理解していくというクラスに感じました。

先生が壇上でマイクを使って説明してくれますが、アーサナ・ホールが広いのでその場で質問したりする事が困難に思えました。

私たちの時はインターンの方2名がアジャストしに歩きまわってくれていたので、質問やアーサナの修正をしてくれて、とても助かりました。


2.2.講義の内容
ヨーガをいろいろな面から学べるカリキュラムで、とても勉強になりました。
科目は6科目ありました。

・TRADITIONAL YOGA
・YOGA & VALUE EDUCATION
・YOGA & PHYSICAL EDUCATION
・STRUCTURE & FUNCTION OF HUMAN BODY & EFFECTRS OF YOGA PRACTICES ON IT
・YOGA & MENTAL HEALTH
・PRACTICE TEACHING IN YOGA

6週間のコースは、最後の1週間が試験期間なので、実質5週間しか学ぶ期間がない中で、各授業ともとても興味深く内容が濃いので、毎日学ぶ楽しさを味わいました。


2.3.講師陣の印象

年配でベテランの先生方の講義がとても印象的でした。本や資料にはない説明や例を沢山用いて話してくれるので、授業に参加する事の意義そのものも教えて頂いたように思います。

また、その人間性も素晴らしい方々でした。


2.4.他の受講生(インド人・外国人)

コース参加者はトータル40名近くいました。男女比は、1:3で圧倒的に女子が多かったです。年齢は18歳~4・50歳までとかなり幅広く、職業やコース参加の動機も様々でした。

うち留学生は少なく、フランス人女性、イラン人女性、インドネシア人女性、私の4人のみでした。


2.5.授業時間以外の過し方

朝夕のアーサナ・クラスでは身体ほぐしには充分な内容に感じなかったので、ホスピタルの上のテラスで一人のびのびとアーサナ練習をしたりしました。

また、留学生クラスメートと部屋の前でお茶を飲んで話したり、インド人のクラスメートの部屋を訪ねたりしました。

日曜はクラスがないので、キャンパスの外に出たり、近くの丘に登って湖を眺めに行ったりしました。



3.研究所のキャンパスの外にて

3.1.プネー訪問

6週間のコース中にはプネーに行きませんでしたが、モールでショッピングをして気分転換をされたい方には良いと思います。


3.2.ロナウラ・ヨーガ研究所訪問

1年に1冊のペースで出版物を手掛ける活動をされています。古いサンスクリットで書かれた原本を見せて頂いたり、作業工程を聞かせて頂いて、本当に気の遠くなるような作業をされている事に感銘を受けました。

1冊1冊どういった本かの説明も聞かせて頂き、とても丁寧な対応をして頂きました。



【最終試験のフィードバック】

1.修了試験・理論編
1.1 ヨーガと体育教育(Physical Education/Teaching Method)

今回からこの科目を担当することになった新しい女性の先生でした。
パワーポイントに書かれている事は、ほぼ全部小冊子『Yoga Applied to Physical Education by Gharote,M.L.(2006)』に書かれている事で補足説明も少なく、ブックストアで販売されているその小冊子を読めば理解できる
科目でした。
 
修了試験は、7問の質問のうち、4問を選択し解答する形でした。

1) Write some of the misconceptions of yoga. What is the real meaning of Yoga according to you?
2) Discuss,"Contribution of Yoga to the field of Physical Education and Sports"
3) How Health and Fitness, as well as, Emotional Stability can be gained through Yoga?
4) Write short notes on any Three of the following:
- Principles of Asanas/
- Principles of Pranayama
- Concept of Physical Education
- Kapalabhati/
- Emotional Stability through Yoga
- Bandhas and Mudras

5) "Significance of Yoga in the field of Physical Education" :Discuss

6) Compare Yoga Practices with other exercises. In what way such a comparison may help us ?

7) Write down main factors of Physical Fitness. Write,"The role of yoga practices in a Physical Education Programme."


1.2 人体の構造と機能(Anatomy & Physiology)
バレーカール先生が毎回分かりやすく、そして楽しく授業を進めてくれました。神経系、呼吸器系、消化器系、循環器系、筋肉・骨についてひとつずつ数回の授業に分けて学びました。

修了試験は、Section Iから2問選択し、Section Ⅱから2問選択する形式でした。

Section I
1) Explain the process of Respiration and Describe the Yogic
Practices helpful for maintenance of Healthy Respiratory System.
2) Describe the structure and functions of Heart. Explain fully the circulation of Oxygen and absorption of nutrients.
3) Define and classify Asana. Describe the difference between
Asana and Physical Exercise.

Section II
1) Write short notes on any two of the following: a)Mudra
b)Bandhas c)Kapalabhati d)Pranayama for Stress Management
2) Describe Shuddhikriyas and Explain Neti and Dhauti in detail.
3) What is Pranayama? Enumerate its types. Explain fully the physiology of Puraka, Rechaka and Kumbhaka.


1.3 伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)

これまで親しみのなかったCharanadasの『アシュターンガ・ヨーガ』学びました。

担当してくださるシャルマ先生は、とても重厚なお人柄が見た目からも分かります。とても熱心に授業をしてくださり、イメージしやすいように例を用いて説明してくれる点も好感がもてました。

授業中、『バガヴァッド・ギーター』のお話を引用しての説明になると、さっぱり分かりませんでした。

修了試験は、7問の質問のうち、4問を選択し解答する形でした。

1) What do you understand by Niyamas as explained by Charanadas? Write in detail.
2) What is the importance of Yamas in Yogic Sadhana ? Explain any five of yamas as given by Charanadas.
3) Name the Chakras and describe any four of them in detail as stated by Charanadas.
4) How does the Pranayama help us to achieve the state of Dharana?
5) What do you understand by the word Mudra? Name the five Mudras as described by Charanadas. Describe the technique of any two of Mudras and their benefits.
6) Name the Three Bandhas used while performing the Kumbhaka. Write,in short, the technique and use of each one of them.
7) Write short notes on any Three: a)Ashtanga Yoga b)Samyama
c)Three important Nadis d)Five important Pranas e)Pratyahara


1.4 ヨーガと価値教育(Value Education)

担当してくださったボデ先生は、とてもベテランの先生でした。科目内容もとても興味深い内容でした。

What is Value? What is Education?など根本的な定義を投げかける導入から始まり、「プルシャ・アルタ」や「パンチャ・コーシャ」について学び、価値教育に基づくヨーガの実践やヨーガが現代社会の問題にどう効果的かなどを学びました。

ひとつひとつのアーサナにも意味があり、その説明がとても印象的でした。

修了試験は、7問の質問のうち、4問を選択し解答する形でした。

1) Discuss the concept of "Values" in detail.
2) Explain the Classification of Values.
3) Discuss the theories of Purusharthas and Panchakoshas as Value theories.
4) Discuss the meaning, need and objectives of Value Education.
5) Discuss Value Education in the context of Kriya Yoga.
6) Discuss Value Education in the view of some Asanas and Shuddhi Kriyas.
7) Write Short Notes on Any Two:
a) Values in Patanjala Yoga
b) Socio-cultural basis of Value Development
c) Psychological basis of Value Development
d) Roe of a Teacher in Value Education
e) Yoga Education as Value Education


1.5 ヨーガと心の健康(Mental Health)

ボーガル校長先生が担当してくれます。この授業でも頻繁に『バガヴァッド・ギーター』の話がとりあげられて理解に苦しみました。そもそもそれ自体を分かっていない留学生と、まだ馴染みがあるインド人学生との理解の差が
大きかったです。

修了試験は、7問の質問のうち、4問を選択し解答する形でした。

1) Bring out the differences between Yoga and Modern Psychology. In what ways can Modern Psychology contribute to Yoga?
2) Discuss the Concept and Models of 'Normality' from the perspectives of Modern Psychology. Discuss fully the Normality in Yoga.
3) Discuss the genesis of Existential disorders aned their remedies as inferred from by Patanjala Yoga Sutras (PYS).
4) Discuss the concept of "Conflict" and Yogic remedies on various types of conflicts.
5) What is Frustration ? Discuss Yogic remedies towards Frustration.
6) Explain the different Methods of Prayers and the benefits derived from Prayer.
7) Write Short Notes on Any Three
a) Contribution of Yoga to MOdern Psychology.
b) Theories of Normality according to Modern Psychology.
c) Adjustment through Yoga.
d) Any three Defense Mechanisms.
e) Stress Management throhgh Yoga.


1.6 指導法(Teaching methods for Yogic practice)
レッスンの組み立て方、授業中の注意点などを学びました。

修了試験は、6問の質問のうち、Q4は必須、それ以外の3問の計4問を選択し解答する形でした。

1) What are the principles, a theacher must know while teaching Asana, Pranayama and Shuddhi Kriyas ?
2) Illustrate class management with its meaning and need. Explain different types of formation of class during practical session in Yoga.
3) What are those
(i) salient points to be remembered, as well as,
(ii) advantages,pertaining to following yogic practices?
_1.Uddiyana_2.Ujjayi _3.Shuddhi Kriyas
Q4) <全員必須> Why lesson plan is essential for a Yoga Teacher ?
Prepare a model lesson plan of 20 minutes duration on Sarvangasana.
(Attempt objectives, Introduction of topic, salient points, advantages, limitations, end of the lesson and next day practice.)
5) Wrhite short notes on any five of the following:
Bhujangasana/Jalaneti/Pranayama/Individual & group practice
/Asana/Qualities of the Teacher/Qualities of the Student
6)Define Pranayama ? What are the basic principles of Pranamaya.


1.7.口答試験(Viva-voce)

出身国、コース参加の動機、このコース参加が将来の自身にどう役立つと思うか


2.修了試験・実技編

みっちり朝からお昼前までありました。外部からの試験官が来て、チェックします。

ジャラ・ネーティ、スートラ・ネーティも一人一人チェックされました。

アーサナはクラスを列単位に4つに分けて誘導指示が出され、試験官が見て周りチェックします。

アヌローマ・ヴィローマとウジャーイーのプーラーナヤーマに加え、瞑想の時間も組み込まれていて、座る姿勢もチェックされました。

最後は一人一人試験官の前に行き、ウディヤーナ・バンダのチェックもありました。


3.教育実習(Teaching Lesson)

先生になりきって他生徒の前で1コマの授業を担当します。どのアーサナをするかは先生に振り当てられ、出席番号順に日にちも決められています。

私はハラー・アサナを担当しました。チャートを自分で準備して、説明の際に用いました。大きめの白い紙がカレンダーの裏面くらいしかないので、画用紙や模造紙などキャンパス内では入手できないので、持ってくと便利と思いました。チャートを描くのに太い黒ペンも役立ちました。


4.総括編

4.1.「カイヴァリヤダーマ」の6週間コースを受講した価値はあったか

はい。とてもありました。

座学でその分野に精通している先生からヨーガを学べた事がとても有益でした。

日常を切り離して学ぶ環境を体験できた事も良かったです。


4.2.ロナウラの総合的な学習環境はどうであったか

とても居心地が良かったです。

層の厚い教授陣と学習に集中できる環境としてはベストに思えます。


4.3.6週間コースで消化したことはどう役立つか

まだ消化する段階とまではいかず、復習が欠かせませんが、科目毎にいろいろな方向からヨーガにアプローチし学習する事が体験できたので、今後もこうした意識と視野をもって、包括的にヨーガの学びを深め実践していくことに役立てたいと思っています。


4.4.今後のヨーガに対する展望

特にないですが、生活の中でヨーガを実践し、心身ともに健康で穏やかに日々を暮らし、人格の統合に努めたいと思うようになりました。


追加で持っていくと便利なものとして、授業を録音するICレコーダー、またそのレコーダーを再生する際部屋のルーム・メイトに気を遣うならヘッドホン、
授業中のパワーポイントのデータをもらう為のUSBなどあると便利かと思います。



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2011年3月31日木曜日

カイヴァリヤダーマ研究所の6週間コース2011(1)

カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ
冬期6週間コース(CCY)総括レポート

期間:2011年1月15日-2月25日

ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」の付属カレッジで1月・2月に開講された冬期6週間コース(CCY)を受講された、東京在住の「Y.T.」さん(女性)のフィードバックです。
 
2011-03-07 17.47.37s
   
「Y.T.」さんは趣味のヨーガ歴十数年、ヨーガの世界観や瞑想に興味を持たれています。インドは2度ほど短期旅行で訪問されており、今回はインドでヨーガに専念してみたい、というお気持ちで、「カイヴァリヤダーマ」の6週間コースを受講されました。その目的は十分に達成されたようです。

また、「Y.T.」さんはアメリカ・台湾への留学歴がおありで、英語が堪能です。現在もフリーで英語関係のお仕事をされています。


付属カレッジのコース
カイヴァリヤダーマ研究所の付属カレッジでは、以下のようなコースが開講されています。

「6週間集中コース(CCY)」はエントリー・レベルのプログラムとして、インドでも最もスタンダードで信頼されているアカデミックなコースです。

このプログラムは、もともと現役の学校教員が夏期休暇中にロナウラでヨーガ教育の6週間の集中研修を受けて、学校教育の現場にヨーガを導入することを目的に組み立てられたものです。

ヨーガを自分のライフ・スタイルに取り入れて行くための必要十分な基礎知識が提供されますし、伝統的ヨーガへの洞察や、効率的なヨーガ指導のための枠組みも紹介されます。

外国人にとっても、「カイヴァリヤダーマ」のCCY受講は、インドでのヨーガ学習の、最適で必要十分なプログラムとなります。今までに日本人の方も30名余りが受講されています。

G.S.College of YOGA and Cultural Synthesis,
(Recognised by NCTE, Govt. of India)
Kaivalyadhama Yoga Institute, Lonavla - 410403
ウェブサイト: www.kdham.com

①6週間集中コース(CCY) 期間:6週間(1月15日ー2月24日、5月2日ー6月11日)

受講資格:高卒以上
年齢制限:40歳まで(外国人には適用されず)
申込締切:12月15日(1月コース)、3月31日(5月コース)
受講料(宿泊・食事込):留学生1000ドル

②4週間上級集中コース(ATTC)
期間:4週間(3月15日ー4月15日)

受講資格:ヨーガ教師歴2年以上
申込締切:3月5日
受講料(宿泊・食事込):留学生1500ドル

③ディプロマ・コース(ヨーガ教育DYEd専攻)

修業期間:1学年(7月16日開講、翌年4月20日まで)
入学資格:大卒(理系・文系を問わず、卒業成績45%以上)
年齢制限:35歳まで
申込締切:5月末
授業料(宿泊・食事込):留学生4300ドル(2人部屋共有)
(インド中央政府厚生省AYUSH局の奨学金給付対象)

④ディプロマ・コース(ヨーガ・セラピーDYT専攻)


修業期間:1学年間講義+半年間インターンシップ(8月開講)
入学資格:大卒(理系卒業成績60%以上、DYEd卒業成績55%上)
年齢制限:45歳まで
申込締切:7月末
授業料(宿泊・食事込):留学生6000ドル(2人部屋共有)


日本人対象4週間コース(ATTC)の企画

上記の常設コースに加えて、カイヴァリヤダーマ研究所で日本人の方を対象にした4週間コースの実施を予定しています。例年3月・4月に4週間で実施されているATTC(Advanced Teacher Training Course/上級トレーニング・コース)の枠組みをベースにしたプログラムです。

対象は、日本でヨーガの指導に携わっている層の方で、すでに、ロナウラのヨーガ理論とスタンダードな技法群を理解されている方を前提としています。

日程:未定(2012年1月以降)
期間:4週間
定員:20名前後
対象:ヨーガの指導に携わっている方
内容:カイヴァリヤダーマ研究所のATTC(上級トレーニングコース)
施設:カイヴァリヤダーマ研究所
講師:付属カレッジの教授陣+DYEd日本人卒業生
費用:カイヴァリヤダーマ研究所の規定(通常ATTCは1500ドル)

希望者の方が規定数に達する見通しが立てば、さらに、具体的な企画を進めたいと思います。


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インドでの研修プログラムや、短期・長期のヨーガ留学について関心ある方は、どうぞ、ご相談下さい。適切なガイダンスとサポートが可能です。

「カイヴァリヤダーマ」のオフィスとの調整や、最寄りのムンバイ空港への送迎の手配、また、日本語ガイドの手配も可能です。


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カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ
冬期6週間(CCY)コースのフィードバック
東京在住のY.T.さん

2011-02-05 17.03.26

【コース全般のフィードバック】


1)場所と環境


①ロナウラという環境


ムンバイの人たちが避暑に来るというリゾート地だそうですが、ロナワラ駅も学校周辺も辺鄙な雰囲気です。

駅のまわりが「マーケット」と呼ばれる繁華街で人は多いですが、個人経営の小さなお店ばかりです。それでも必要なものは揃います。

②カイヴァリヤダーマ研究所の施設


かなり広いです。授業やプラクティス(アーサナ、プラーナーヤーマの実習)の行われた新しい建物が、ゲスト・ルームから歩いて15分くらいのところにあるので、遅刻しないように気をつけていました。

③ゲスト・ルーム

十分な広さです。私の部屋には勉強机がありました。タイの国立病院を代表してヨーガの勉強に来た女性と同室でしたが、仕事柄清潔を重んじる人だったので、心地よい空間で過ごせました。

掃除は週2・3回してもらえるし、お湯は太陽熱ですが熱湯に近い温度でふんだんに使えました。

照明器具が壁についている小さなものしかなかったので、早い時点でスタンドを用意すればよかったと思いましたが。


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④ダイニング・ホールでの食事


食事は毎回おいしくて一番の楽しみでした。

解剖学の授業で栄養の吸収・消化の仕組みを習ったので、好き嫌いというような観点からでなく、「食事とは体の細胞に質のよい栄養を、器官に負担をかけずに取ることだ」という姿勢で、なるべくひとり静かにゆっくり味わって食べるようにしました。

五元素の恵みで育った食物のエネルギーが体に入っていくようで、こんなにおいしく食事をしたのは生まれて初めてでした。穀物と野菜のバランスのとれたよい内容だったからでしょう。

2011-02-02 12.11.15



⑤キャンパス内での生活

 
キャンパス内の生活限られた時間でたくさんのことを勉強しなければいけないので、時間を無駄にしないようインターネットもあまり使わず(接続できるところまで行くのが面倒だった)、クリーニング代が安いので洗濯の時間も節約するなど、受験生のごとく過ごしましたが、精神的にはリラックスしていたと思います。

私は寒がりなので余計に毛布をもらったり、買い足したり、セーターなどを着こんで寝ていました。必要最低限あれば6週間ぐらいは暮らせるものですね。

2)付属カレッジの授業について
①実習クラス(プラクティス)


先生が太陽のように明るく楽しく有能な人だったので、朝と夕方の二回のアーサナとプラーナーヤーマのクラスがとても楽しみでした。

6週間コースの授業全体が、講義で習ったことを体を通して実感・理解できるような構成になっていて、毎回実習クラスの終わりには肉体的・精神的な統一感を味うことができました。

私はかなり体が硬いのですが、そんなことは全く気になりませんでした。

②講義の内容


日本ではヨーガのクラスに週一回通っていただけなので、理論的知識はなく、また何の準備もしていかなかったので、最初はこんなにたくさん勉強するのかとびっくり仰天しました(体験者のレポートも事前に読んではいたのですが、なにごともトロい私は実際にシラバスを渡されるまで頭は
白紙状態でした!)。

授業では解剖学の知識もインド哲学の知識もゼロ、何もかも初めて聞くことばかりでした。一瞬焦りましたが、自分の能力の範囲内でやれるだけやってみよう、と腹をくくりました。

朝夕とアーサナができるだけでハッピー、あとの授業はオマケかなと。

「へえ、心臓ってこうやって動くんだ!」という低レベルな「学ぶ喜び」を積み重ねて過ごしました。

最初はインド英語が聞き取れなかったので、授業は毎回一番前の席に座り、本をできるだけ読むことで補いました。

幸い校内のブック・ストアーでよい本が安価に入手できるので、何十冊も買いまくり、読みまくり、またヨーガ用語辞典、電子英語辞書を引きまくりました。

どの教科もヨーガの真髄を学ぶことができる構成なので、ハードでも面白かったです。

重要なことは、自分の能力を知り、その範囲でがんばることです。100%の理解は到底無理なので、50~70%を目指しました。

英語力は必須だと思いますが。

③講師陣の印象


どの先生も「ヨーギ」のモデルのような人だと思いました。知識豊富で清貧で穏やかで、情熱を持って教えてくださいました。

④他の受講生(インド人・外国人)


半分以上がインド人、外国人はドイツ、フランス、オーストラリア、ベラルーシ、中国などから来ていました。

20~30代が中心で、別のヨーガ学校で学んできた人、アーユルベーダの医師、心理学者など、すでに知識の豊富な人も多かったです(なので人と比べないことが重要!)。

クラスは一体感があって楽しく、全員と仲良くなれたような気がします(実習の先生のおかげかもしれない)。

⑤授業時間以外の過し方

とにかく勉強勉強でした。
人によってはいろいろです、もちろん。

3)研究所のキャンパスの外にて ①プネー訪問

相方先生のおかげでプネー旧都へ行ったりしましたが、勉強不足と時間不足で把握しきれませんでした。次回はゆっくり観光したいです。

トレーナーしか持っていかなかったので、秀子先生のお見立てで素敵なクルタ(膝ぐらいまである服)とボトムを買って重宝しました。とてもお洒落です。

②ロナウラ・ヨーガ研究所訪問

「カイヴァリヤダーマ」の校長をされていたガロテ氏のご子息にお会いしました。正しいヨーガを伝えていこうという使命感と努力に感心するとともに、こうした人たちに直接ヨーガの話を聞くことのできる自分の幸運に感じ入りました。

日本にいたころには思いもよらないヨーガの世界を実際に見たり聞いたりすることができました。

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【最終試験のフィードバック】


1)修了試験・理論編


下記のどの授業も、自分で採ったノート、読んだ本、先生からいただいたプレゼン資料などをもとに、自分なりの「まとめ」を作って臨みました。

各教科の「過去問」はあまり参考になりませんでした。質問や答えが事前に分かったとしても、三時間ぶっ続けの筆記試験なので、断片的な知識や暗記では歯が立ちません。各質問に対する「自分なりの理解」が問われます。英語を書く力も必要です。

①ヨーガと体育教育(Physical Education)

体育とヨーガの違いと共通点など

②人体の構造と機能(Anatomy & Physiology)

各アーサナが与える解剖学的・精神的効用など

③伝統的ヨーガ(Traditional Yoga)

主な古典ヨーガ解説書に基づくヨーガの定義など

④ヨーガと価値教育(Value Education)


ヨーガを価値教育に生かす意義と方法など

⑤ヨーガと心の健康(Mental Health)


西洋の心理学とヨーガの違いなど

⑥指導法(Teaching methods for Yogic practice)

ヨーガの教授に必要なメソッドなど

⑦口答試験(Viva-voce)

6週間で何を学んだか(個人的感想)

2)修了試験・実技編


クラス全員が列に並んで、指示されるアーサナ十数種類を順番に行いました。完成形に至るより、正しく丁寧なうごきが求められます。

3)教育実習(Teaching Lesson)


一人に一ポーズの割り当てで、30分弱の模擬授業をテストされます。私は「魚のポーズ」。

一定の手順に従って、いくつかの文献を引用しつつ、先生になりきってデモをしたり、ポーズの効果・禁忌などを説明しました。

緊張しますが楽しかったです。他の生徒もそれぞれの個性を生かして授業を組み立ててくるので、合わせて30余りのアーサナとプラーナーヤーマをひとつずつ詳しく学ぶことができました。

4)総括編


①「カイヴァリヤダーマ」の6週間コースを受講した価値はあったか


ヨーガは人生の芸術であり科学である、ということがイメージでなく論理的に分かりました。

6週間のコースでヨーガの入口にようやく立てた気がします。

②ロナウラの総合的な学習環境はどうであったか


教師陣、教科、時間割、試験、食事内容、部屋のすべてが最善の環境でした。

でもまったく反対意見の人もいました。というか、文句を言っている人の方が多かったかも しれません。

試験を目前に精神的に参った人、試験を放棄した人もいました。

アーサナを中心に勉強したいとか、いろいろなポーズをやってみたいといった人には期待外れかもしれません。

哲学とか精神といった抽象的思考が苦手な人、また勉強自体が苦手な人にもかなりつらい環境だと思います。

インド人の英語はネイティブクラスに限りなく近いので、英語が得意でない人も相当厳しいでしょう。

③6週間コースで消化したことはどう役立つか

とてもたくさんのことを短時間で学んだので、消化不良です。これからもう一度復習します。

基本的にはヨーガは日常生活そのものなので、対人関係その他あらゆることに役立つはずです。

④今後のヨーガに対する展望


個人的には正しいアーサナやプラーナーヤーマ、食事法を毎日続けていくことで、肉体と感情と知性とそして精神の統一感が味わえるようになりたいです。

とにかく日々精進です。




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