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2011年10月2日日曜日

アジアの精神性とヨーガ2011(3)

MCB財団タイ・ヨーガ研究所(TYI)でインターンシップ
2ヶ月間の総括レポート

「アジアの精神性とヨーガ2011」のシリーズです。

「アジアの精神性とヨーガ2011(1)」
MCB財団タイ・ヨーガ研究所(TYI)でインターンシップ
1ヶ月経過現地レポート
http://hhyoga.blogspot.com/2011/08/blog-post_4511.html
の続きです。

昨年カイヴァリヤダーマ研究所のヨーガ教育ディプロマ・コース(DYEd)を卒業し、今年から関西大学の大学院でヨーガ研究を続けているC.A.さん(女性)が、夏期休暇中の2ヶ月間、バンコクでインターンシップを過ごされました。

その総括レポートです。
  
IMG_0302
 
 
 
【フィードバック】の項目
1. タイ政府厚生省主催「8th National Herb Expo.」
日時:8月31日(水)ー9月4日(日)
1-1. 場所と環境(IMPACT)
1-2. 5日間のイベントのプログラム
1-3. TYIのアシスタントとしての観察
2. SWUコース・第2回合宿「クリヤー・キャンプ」
日時:9月16日(金)ー18日(日)
2-1. 場所と環境(Suan Santidham)
2-2. 合宿中の実習(クリヤー)と講義
2-3. 受講生のグループ・ディスカッション
2-4. 合宿中の観察
3. TYIスタッフへのインタービュー
3-1. Kawee
3-2. Veerapong (Toh) & Jirawan (Ji)
3-3. Wunwipa (Od)
3-4. Tanawat (Don)
3-5. 総括と傾向
4. 大学院の夏休みをバンコクでのインターンシップで過ごしたこと
4-1. バンコクでインターンシップを過ごした意義はあったか
4-2. タイで進行中のヨーガ活動について
4-3. ヨーガへの認識の変化
4-4. バンコクでの生活体験
4-5. 日本とタイの比較考察
4-6. 今後の展望など
 
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
MCB財団タイ・ヨーガ研究所(TYI)でインターンシップ
2ヶ月間の総括レポート
兵庫在住の大学院生・C.A.さん(女性)
 

【フィードバック】
1.タイ政府厚生省主催「8th National Herb Expo.」
日時:8月31日(水)ー9月4日(日)
http://www.natherbexpo.com/(タイ語のみ)
 
アパイブベージ病院
 
 
1-1. 場所と環境(IMPACT)

 
会場:IMPACT →
http://www.impact.co.th/en/index.php
ムアントンタニ(BTSモーチット駅からシャトルバス約45分)
 
 
1-2. 5日間のイベントのプログラム

ハーブ・エキスポは、年に1度開催され、今年で第8回目になります。

「Herb for all(子供から大人まで、全ての人々にハーブを)」をコンセプトに、大規模な展示会が、5日間にわたり開催されます。

IMG_0360
 
 
タイ伝統医療、タイハーブ、タイの伝統的マッサージを主に、数多くのブースが並び、様々なセミナーが行われます。来場、セミナー参加は無料で、連日、たくさんの人があふれていました。

会場内は、タイ各地からの伝統民間療法の他、
それをもとにした、スパ美容、ヘルスケア用グッズやサプリメントといった、現代ニーズを反映した製品も目立ちます。

Herb Expo 3
 
 
特に目を引いたのは、「チャオプラヤー・アパイプベート病院」で、入口近くに、最も大きなブースを構えていました。
 
この病院は、タイのハーブを現代医療に取り入れた先進的な病院として知られています。あらゆる医療サービスの提供と共に、タイ伝統医学に基づいた活動を実施していることで有名です。
 
アパイプベート病院の研究開発したハーブ製品には、いつも人だかりができ、タイ人の健康への関心の高さが、うかがえました。
 
残念ながら、タイ語でのやりとりが主であるため、製品の詳細や、セミナーへの参加はできませんでした。しかし、じかに見、触り、雰囲気を味わい、そして、たくさんの食べ物ブースに目を輝かせ、存分に楽しめました。
 
Herb Expo 1 

 

1-3. TYIのアシスタントとしての観察


TYI(タイ・ヨーガ研究所)によるプログラム
○ 8月31日(水)・1日(木):1回(90分間)/日
○ 9月2日(金): 2回
○ 9月3日(土)・4日(日):3回

Herb Expo 2
 

以下のトピックの、いずれかを行います。

○ 「Asana」:
指導=TYIにてトレーニングを受けたボランティア・メンバー
○ 「Yoga & Meditation」:
指導=出家を目指すDol先生、或いはディレクターKawee先生
○ 「Yoga in daily life」:
指導=Od先生(最近Yogaとダンマに関する本を執筆)

参加可能人数は、60人までですが、どの回も、ほぼ満員でした。
 
Kru Kawee& Dolさん
 
 
2日(金)夜の「Asana」の回には、僧が参加されました。皆から見えないところに場所を作り、そこで、黄色の袈裟姿で、Asanaを体験されました。

体験後、南タイの自寺にヨーガの本を置くため、TYI(タイ・ヨーガ研究所)で翻訳されているたくさんのヨーガ関連書籍を購入して、帰られました。

TYIでは、毎回、セミナー後には、アンケートの記入をお願いしていました。参加者の反応は、ほぼ100%、もしくは、それ以上に「満足した」という結果をいただいたようです。


 
2.SWUコース・第2回合宿「クリヤー・キャンプ」

日時:9月16日(金)ー18日(日)

2-1. 場所と環境(Suan Santidham)

場所:

GARDEN OF GOSPEL CENTER (FRANCISAN RETREAT CENTER)
http://www.ofmthailand.org/site/pages/retreat-center.php
バンコクの北西より、約35キロ(事務所から車で約1時間30分)

環境:

宿泊用のいくつかの建物、セミナールーム、図書室、食堂等があります。もとは、ホスピスの為につくられた場所だそうです。

木々の緑に囲まれ、いくつかの小さな池があり、静かな環境です。
 
Kriya Camp5
 
 
2-2. 合宿中の実習(クリヤー)と講義


合宿中スケジュール
Kriya Camp6 
 
講義内容(HH:相方両先生)


Yoga(1):クリヤー・キャンプのオープニング講義(H.P.1/1-1/18)
Yoga(2):実習、新しく学ぶ実技:シルシ・アーサナ
Yoga(3):実習+Kriya、クリヤ実技:ジャラ・ネティ、新しく学ぶ技法:スートラ・ネティ、ボーマン・ダウティ
Yoga(4):バストリカ(Kdhamで言うバージョン1)の説明・練習、クリヤの理論
Yoga(5):実習、新しく学ぶ実技;サルヴァーンガ・アーサナ、ハラ・アーサナ
Yoga(6):バンダ・ムドラーの理論+Kriya、同様の3種類
Yoga(7):バンダ・ムドラーの理論
 
 Kriya Camp1



2-3. 受講生のグループ・ディスカッション


「Activity、Live & Learn について」


「仏教心理学」「仏教カウンセリング」といったものを、ベースにしているそうです。基本的には、何かアクテビティをし、その感想を述べ、そこから学んだこと等を、コメントしていきます。

コメントは、自由な語りが主になるので、様々な話が飛び出します。皆さん、涙あり笑いありで、大いに人生、生き方、考え方について、語っておられました!


2-4. 合宿中の観察


今回は2回目の合宿であり、ヨーガ・コースの約10週目にあたります。

コース初めに行われた1回目合宿も、同じ場所だったそうです。皆さん、仕事など忙しい中で、週に4回の大学に通って勉強をし、課題をこなし、そして迎えたクリヤー・キャンプは、色々と思うことがあったかと思います。
 
Kriya Camp2
 
 
合宿中に驚いたのは、実習中の雰囲気です。大学で実習している時と、全く、創り出される空気が違います。特に実習最後での、「座る」時間は、一瞬にして静けさが張り詰めます。

Kriya Camp3
 
 
その事を、生徒さんと話すと、「タイの文化には、瞑想の文化があるからね。みんな、瞑想に興味があるし、既に長く実践している人もいるし」と、さらりと言われました。

普段の大学でのコースでは、いつでも、わいわいおしゃべりし、気がつくと何かを食べている、皆さんの姿が印象的でしたが、タイ人の恐るべき底力を肌で感じました。

合宿が終わると、大学での講義では、ヨーガの指導練習が始まるそうです。技法に対する、基本的な説明、クラスの組み立て等を、デモストレーションを通して、学んでいくのだと思います。

私は帰国しますので、それに立ち会うことは出来ませんが、週に4回のコース風景や、クリヤー・キャンプでの様子から、皆で助け合い、進んでいかれている姿が想像できます。

最後の約1カ月も、皆で無事に乗り切られることを、日本から楽しみにしています!
 
Kriya Camp4
 
 
3.TYIスタッフへのインタービュー

3-1. Kawee
3-2. Veerapong (Toh) & Jirawan (Ji)
3-3. Wunwipa (Od)
3-4. Tanawat (Don)
3-5. 総括と傾向

Odさんs

当初、インタビューをする予定は、全くありませんでした。なぜなら、修士論文のために「ヨーガの経験の語り」をインタビューする場合、お互いに母国語でない英語を介してでは、限界があると思っていたからです。
 
Kru Tos
 
しかし、タイを知るにつれ、「TYIの主要メンバーにインタビューしたら、勉強になるでしょう」との相方両先生のアドバイスに、素直にうなずいていました。
 
Kru Jis

インタビューをすると、彼らの芯にあるのは「ダンマ(ブッダの教え)」への強い思いであり、それを瞑想によって気づき、歩んでいくという、ゆるぎない決意です。

Kawee_1
 
インタビューの中には、「目指す道を、ヨーガといっても、仏教といっても、
どちらでも構わない」「ヨーガはunionという意味でとらえているので、
ヨーガと仏教を区別したことはない」という意見もありました。

逆に、「ヨーガに、精神面は求めていない。それは、仏教の教えと瞑想で、おこなっていく」という、コメントをしたメンバーもいました。

しかし、私からすると、どちらも同じに聞こえました。全てのコメントから伝わる思いは、根本的に、みなさんの主軸はダンマであり、瞑想によってその道を進んでいくことなのです。

その考えは柔軟ですが、ぶれることはありません。それをもとに、ヨーガを含め、全てを判断しています。

何らかの形で、ヨーガの実践を続けていらっしゃいますが、主観的にならず、あくまで、ヨーガを冷静かつ客観的に捉えています。それらの意見は、とても新鮮で、勉強になりました。

今、原稿おこしをし、どこかで発表出来ればと、考えています。5人のメンバーの態度・姿は、多くのことを語りかけ、まるで、レクチャーのようでした。

「研究する」ということは、このような態度ではいけないと思いますが、とても良い機会でした。



4.大学院の夏休みをバンコクでのインターンシップで過ごしたこと

4-1. バンコクでインターンシップを過ごした意義はあったか

はい。大いに。自分でも、驚いています。


4-2. タイで進行中のヨーガ活動について


事務所は、いつも2人のスタッフで大忙しです。また、ディレクターのカヴィー先生も、日々大忙しです。

でも、皆、ヨーガに関わり、楽しくしています。そして、そこから、新たな展望を、見出しています。

タイのヨーガ活動は、適切だと考えられるヨーガ教育を、提供しています。
しかし、それ以外にも、言葉にならない、たくさんのものを生み出しているように、感じました。


4-3. ヨーガへの認識の変化

・大学院生活で、「ヨーガ」のことを毎日考える中にある今、私の主軸はヨーガであり、そこから様々なことを感じ、判断している、自分がいたこと

・私の立場において、公で「ヨーガ」の話をする場合、出来る限り、客観的に扱うべきであること

・ヨーガを、人前で指導するための人材を育てる教育は、きちんと取り組まれなければならないこと

・ヨーガは、自分で出来るようにならないと、先には進めないこと

・KdhamのDYEdコースは、ヨーガのはじまりだったこと
 
 
4-4. バンコクでの生活体験


タイの人たちに、大変よくしてもらいました。毎日、楽しかったです。


4-5. 日本とタイの比較考察


タイは、皆さん、よくお寺に行かれます。定期的に、僧の説法を聞きに通われたり、何か問題があると、個人的に相談されているそうです。

心のよりどころとしての「僧」の存在は大きく、お寺は安全な場所として、タイ文化の中で機能していました。
 
Camp後 お寺
 
 
4-6. 今後の展望など


大学院の修士論文を、無事に書き終わりたいです。


☆☆☆☆☆


最後に、今回もまた、相方宏・秀子先生には、大変お世話になりました。本当にありがとうございました!

そして、両先生を通じて知り合った、タイの人々にも、本当によくしていただきました。

ディレクターのKawee先生、毎日机を共にしたJeab & Kloyをはじめ、TYIに関係する全てのタイの人達に、貴重な経験を与えていただきました。

タイでの生活を見守り、応援し、いつでも助けて下さり、本当にありがとうございました!



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

2011年8月28日日曜日

アジアの精神性とヨーガ2011(1)

MCB財団タイ・ヨーガ研究所(TYI)でインターンシップ
1ヶ月経過現地レポート

昨年カイヴァリヤダーマ研究所のヨーガ教育ディプロマ・コース(DYEd)を卒業し、
今年から関西大学の大学院でヨーガ研究を続けているC.A.さん(女性)が、夏期休暇中に、バンコクで2ヶ月間のインターンシップを過ごされています。

その1ヶ月経過・現地レポートです。

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次の項目でフィードバックをお願いしました。

【プロフィール】
①現在住んでいるところ
②現在されていること、今までにされて来たこと
③バンコクでのインターンシップの動機と目的
【フィードバック】
1)TYI(タイ・ヨーガ研究所)について
①場所と環境
②活動について
③スタッフについて
2)プラチンブリーのヴィパッサナー・センター
①場所と環境
②10日間コースについて
③ヨーガとヴィッパサナーについて
2)SWUコースについて
(国立シーナカリン・ヴィロード大学人文学部哲学宗教学科)
①場所と環境
②SWUコースの受講生
③SWUコースの実習・講義の内容
④学部生のヨーガ副専攻コース
3)PSUでのセミナーについて
(国立プリンス・ソンクラー大学看護学部)
①場所と環境
②看護学部の大学院生への講義
③看護学部主催のヨーガ講座のセミナー
④学部生への講義
4)1ヶ月間の総括
①1ヶ月間の成果
②バンコクでの生活(住居・食事etc.)
③タイランド全般・タイの文化と人々について


☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆

バンコクのMCB財団タイ・ヨーガ研究所(TYI)でインターンシップ
1ヶ月経過現地レポート:
兵庫在住の大学院生・C.A.さん(女性)

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【プロフィール】

①現在住んでいるところ

日本(兵庫県)


②現在されていること、今までにされて来たこと

大学卒業(薬剤師免許取得) 後、製薬企業にて(MR)約4年間勤務。
→ マクロビオティック研究家主宰のコミュニティー(千葉)で約1年間生活。
→ 海外にて約半年生活(ヨーガに真剣に興味を持ち始める)。
→ 薬局(主に、漢方の調剤)にて、約1年間勤務しながら、 様々な伝統医学、民間療法等を学ぶ。
→ やはり、ヨーガを学びたいと思い、 カイヴァリヤダーマ・CCYコース(2009年5・6月)修了、穂高編2009に参加後、カイヴァリヤダーマDYEdコース(2009-2010)卒業。
→ 帰国後、現在、 関西大学大学院・文学部身体運動文化専修所属(M1



③バンコクでのインターンシップの動機と目的

動機
大学院の夏季休暇中に日本にいた場合、パートの仕事(薬剤関係)と、パソコン上でヨーガの事を考える(修士論文のため)ことで、ヨーガの楽しさを見失いそうな気がしたため。

目的
自分を整えるため
○ヨーガに対して主観的になりすぎているので、客観的視点を養うため
○日本でヨーガ研究をすることに、閉塞感を感じがちだったため
○環境が良いと思えるヨーガの現場に、身を置きたかったため

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【フィードバック】

1)MCB財団TYI(タイ・ヨーガ研究所)について

①場所と環境

ディレクター:
カヴィー・コンパックディーポン(Kawee kongpakdeepong)
Kawee_1
201 Ramkhamhaeng 36/1
Huamark, Bankapi, Bangkok 10240
http://www.thaiyogainstitute.com/
http://www.facebook.com/thaiyogainstitute

MCB(Mor-Chao-Baan)財団は、1973年にマヒドン大学医学部教授であったプラヴェート・ヴァシ博士(1931-、通称モー・プラヴェート)によって設立された保健医療系の財団で、自助努力を基本とした一般市民向けの教育活動や、
啓蒙・出版活動を行っています。
http://doctor.or.th/

タイ語でMCB(モー・チョー・バーン)は「市井の医家」という意味で、みんなに役立つ健康増進や病気改善の知識に精通しているひとのことです。

MCB財団の活動理念は「Building the Knowledge-based Society」で、
知識を中心にした健康社会の構築です。出版局からは保健医療に関する書籍・小冊子が多数出版されていて、健康をテーマにした月刊誌も出ています。

プラヴェート・ヴァシ博士は1986年度のラモン・マグサイサイ賞(アジアのノーベル平和賞と言われています)の受賞者で、
タイを代表する高潔な人格者としての人望が高く、多くの財団・大学・政府・国際機関の委員を勤めています。

医療関係者のみならず、一般国民からも、
たいへん尊敬されている方のようです。

そのプラヴェート博士が、
ヨーガをタイの保健医療の分野に統合する必要を認識されたので、2004年2月に第1回のヨーガ・コンフェレンスを開催(SSS, NHF, MCB協賛)、2004年9月にMCB財団の傘下でタイ・ヨーガ研究所(TYI)を立ち上げさせた、という経緯です。

その後、タイでは、着実に医療関係にもヨーガが浸透しているようです。

MCB財団のビルはバンコク都内の別な場所にありますが、
タイ・ヨーガ研究所のオフィスは新空港にも近い、ラームカンヘーン通りにあります。空港から、空港鉄道エアポートリンクで15分、Hua Mark 駅から、バスに乗り約10分です(207番)。

まわりは静かな住宅地です。 屋台やコンビ二が周りにあり、近くには大きなMall(ショッピング・センター)があります。

運河ボート乗り場が近くにあり、主な活動場所の国立シーナカリン・ウィロード大学(SWU)や、バンコクの中心部に向かうときは、運河ボートを使うことができます。

バンコクは渋滞時間になると、移動に時間がかかりますが、その点、運河は渋滞知らずで、便利です。

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②活動について

TYI(タイ・ヨーガ研究所)のディレクターのカヴィー氏を中心に、常勤・非常勤のチームにより、活動がなされています。

主な活動は、医療・教育分野へのヨーガの導入で、学校や大学・病院関係の仕事中心です。母体のMCB財団の活動理念に従った公的な社会活動で、
いわゆる日本でイメージされるような「ヨーガ団体」というものとは性格が違います。

その他、
一般の人向けのヨーガの啓蒙活動も行なわれています(会社・団体・教育機関・政府機関・お寺関係等)。


次が現在までに見学した研究所の活動です。

国立シーナカリン・ヴィロード大学(SWU)

○人文学部哲学宗教学科で学部生へのヨーガ選択科目(週2回)
担当:ヴィーラポン先生とジラワン先生、共に、カイヴァリヤダーマ研究所・CCYコース(2004)修了。

○SWUコース2011(一般公開のヨーガ講座)(週4回)
担当:相方ひろし・ひで子先生+カヴィー先生(TYIディレクター)+TYIの他のメンバー(5~6名)


国立ソンクラー大学(南タイ・ハジャイ)でのセミナー

タイ・ヨーガ研究所とのコラボで看護学部で開講されている
4ヶ月間のヨーガ講座コースの修了セミナーに、相方両先生とカヴィー先生に3日間同行しました(8月19日ー21日)。


今後の見学予定

○タイ政府厚生省(Ministry of Public Health)
毎週、主にディレクターのカヴィー先生がセミナーを担当。厚生省代替医療局のヨーガ部門と提携。

○スーアン・モッカ(Suan Mokkh) in バンコク(BIA)
現代タイを代表する仏教僧であるブッダダーサ・ビク(1906-1993)が南タイに設立した森林寺院のバンコク・センターで昨年9月に開設。
タイ・ヨーガ研究所(TYI)が無料のヨーガ・クラスを担当。

○一般人向けの各種ヨーガ・クラス
タイ・ヨーガ研究所のメンバーが担当

○タイ政府厚生省主催・第8回National Herb Expo 2011
タイ・ヨーガ研究所(TYI)の母体のMCB財団も協賛団体のひとつです。
タイ全土の伝統医学・民間療法・代替医療の関係者が
バンコクのコンベンション・センターに集結する5日間の大イベント。今年で8回目で、厚生省の大人気・当たりプログラムだそうです。 期間中、タイ・ヨーガ研究所もブースを出して、ヨーガ・クラスやセミナーの提供をスタッフ・メンバーで行います。


③スタッフについて

私が毎日通っているオフィスには、2人の常勤スタッフがいます。ジェープさん(Jeab)とクロイ(Kloy)さんです。
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2人は、タイ・ヨーガ研究所(TYI)の活動の事務的業務を担当していま
す。各種コースへの質問や予約への対応、ウエブサイトでの活動(ホームページ・フェイスブック)、ニューズレターの編集、物販の注文・発送等が日常の業務です。

また、バンコク都内やタイの地方部でのヨーガのプログラムやイベントのコーディネートも行っているようです。



2)プラチンブリーのヴィパッサナー・センター

バンコクに来たのは7月26日(火)です。

その翌日の7月27日(水)から8月7日(日)まで、バンコク郊外のプラチンブリーにあるヴィパッサナー・センターで10日間コースに参加しました。

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①場所と環境

バンコクから、バスで約2時間です。木々に囲まれた、気持ちの良い場所です。

②10日間コースについて
③ヨーガとヴィッパサナーについて

今回は、去年12月のピサヌロークのセンターに続き、
2回目の10日間コースでした。日々の瞑想で、瞑想を通して「私」に向き合っているはずが、次第に「瞑想をすること」自体に重点を置きつつある自分に気が付きました。

ヨーガやヴィパッサナーを通し、日々の自分のあり方を大切にしようと反省した10日間でした。



2)SWUコース2011について
(国立シーナカリン・ヴィロード大学人文学部哲学宗教学科)
SWU 1

①場所と環境

オフィスから運河ボートを使って、約45分程の通勤時間です。


②SWUコース2011の受講生

SWUコース2011の受講生は、皆さん社会人のようです。年齢はばらばらで、男性1人を除いてあとは女性です。


③SWUコース2011の実習・講義の内容

期間:4カ月間
月・水・木 17:30ー20:00
土 8:00ー13:00(休憩1時間)
それと、3日間の合宿が2回+宿題等もあるようです。終了すれば、SWUから修了書が出ます。

相方両先生が実習・講義をされる日に同行しています。今まで見学した水・木は、17:30から実習が約1時間半で、残り45分ー60分が講義の形式です。

実習は、
4カ月間で段階的に伝統的ヨーガの技術が身につくように、構成されています。見学しているこの3週間だけでも、アーサナからプラーナーヤーマへの割合が、徐々に増えています。

各々の技法に対しても、アーサナでは保持する時間が長くなり、またプラーナーヤマでは、1:1 → 1:2 へと移行しています。

ムドラーやバンダを徹底的に練習する組み立ては、4カ月間で無理なくプラーナーヤーマを上達させる上で、たいへん有効であることを実感しています。

講義は、ヨーガ・スートラの理論とハタ・プラディーピカーの各技法について、古典テキストと現代的解釈(主に解剖生理学や現代人の抱える
問題解決への関連付け)の両方から、スライドを使って解説されます。

SWU3


④学部生のヨーガ副専攻コース

一度、火曜日10:30ー12:30の授業を見学しました。10:30ー12:00が実習で、残りが講義でした。

主に3回生が、24人参加しています。ウディーヤナ・バンダをチェックし合ったり、コツを教え合ったりと、微笑ましい光景が見られました。



3)PSUでのセミナーについて
(国立プリンス・ソンクラー大学看護学部)
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①場所と環境

国立ソンクラー大学は、南タイ、ハジャイにあります。大学病院もあるため、敷地はたいへん大きいです。キャンパス内に大きな湖もあり、朝には、大学スタッフや一般の人が大勢、散歩しています。


②看護学部の大学院生への講義

タイトル:
The Philosophical Foundations and Knowledge Development in Nursing for doctoral students: “Indian Philosophy” for Doctoral students

看護学部博士課程11人(インドネシア3人、中国2人、タイ6人)へのインド哲学の講義でした。

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ヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教の話から入り、ヴェーダ文化、Astika/Nastika
の各哲学の解説と、怒涛の2時間でした。 すごいスピードと情報量にも関わらず、それぞれの視点からインド文化を捉え、講義後には質問で白熱しました。

インドネシア留学生はインドネシア語とサンスクリット語の類似性、中国人は中国医学とインド伝統医学のコンセプトの類似性、またタイ人は仏教観点から、
皆さん興味深く、講義を消化された様子です。


③看護学部主催のヨーガ講座のセミナー

朝は、看護学部主催のヨーガ講座受講者への実習(2時間)でした。その場で、メンバーの様子を見た上で、アーサナ抜きで、バンダ&プラーナーヤーマを徹底して実習するプログラムが相方両先生により組み立てられました。

皆さん必死に写真をとり、
メモをしながら、実習に励んでおられました。バンダ&プラーナーヤーマをしっかり学べた機会は、貴重だったのではないでしょうか。

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④学部生への講義

タイトル:
Yoga Update & Advanced Yoga Practice

ヨーガ講座受講者と看護学部学生に対しての、「ヨーガ・アップデート」の講義(1時間45分)でした。

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看護学部の学部生が受講するということで、ヨーガ技法の科学的な研究史から話が始まりました。

そして、インド政府厚生省(Ministry of Health and Family Welfare)での、今までの統合医療への取り組みの変遷、現在厚生省のAYUSH局が推進するインド医学&ホメオパティーの各々の概説の後、ヨーガ分野での学術的リソースの紹介がありました。

この講義も、すごい情報量でした。学部生なので、日本と同じく、講義中はざわざわしています。しかし、ハタ・プラディーピカーの内容説明で、「目の病気」の話(トラータカの箇所)になると静かになりました。やはり、看護学部生さんたちですね。



4)1ヶ月間の総括

①1ヶ月間の成果

ヨーガ・タイ文化にまつわる全てが面白すぎ、あっと言う間に過ぎ去っています。研究のために、皆さんの観察をしなければいけないところ、私自身がクラスを楽しんでいます。

論文関連はさっぱり進まず、大学関連や翻訳も、ほぼ進んでいません。ですが、それでも良いかと思えるような充実ぶりです。

ヨーガが教育として運営され、学生さんたちが学んでいる姿が、健全な光景として私の目には写っています。

現代では、然るべき内容を、教育機関で学ぶということは、自然な流れではないでしょうか。授業を見ていると、ヨーガを教育として捉えることと、自分でのヨーガ実践していくことの違いが、はっきりと浮かび上がります。

ヨーガの枠組みをしっかりと学び、体験することは、次のステップに大きな影響を与えます。だからこそ、ヨーガを学ぶ環境は重要だな、と感じています。


②バンコクでの生活(住居・食事etc.)

快適です。

研究所(事務所)近くの、サービス・アパートに滞在しています。様々なアパートがあるので、価格やサービスなどで、選択が可能です。

例えば、私のアパートは、冷蔵庫やテレビが付き、週に1度の掃除があります。1階にはコイン・ランドリーがあり、警備員も常時います。

食事は、朝は研究所のスタッフが屋台で買って来てくれる野菜スープやタイのスナックを共に食べ、昼は、相方先生やカヴー先生と共にいただいたり、スタッフと一緒に作って食べたりしています。

夜は、講義が遅いときは、部屋にストックしているもので済ませますが、屋台でテイク・アウトしたり、外で食べたりと、楽しんでいます。


③タイランド全般・タイの文化と人々について

良くわからない国です(笑)。

タイについてコメントするには、あまりにもタイのことについて知らなさ過ぎます。タイの国のもつ複雑さには、あまり触れることなく終わりそうですが、多くの人達の根底には、「ダンマ(仏教の生き方)」があり、それによって繋がろうとしているように感じます。

スタッフは、とても気持ちがよいです。真剣な顔をしていると、どこからともなく日本の曲をかけてくれ、「サヴァーイ、サヴァーイ(楽しく、楽しく)」と言って笑ってくれます。

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

2010年12月31日金曜日

バンコクの近況2010(2)

今年の「仕事期間」を終えて
相方ひでこ

ナマステ&サワディーカ!
皆さんこんにちは、お元気でお過ごしですか。

師走の日本、皆さんのところでは、どんな風景となっているのでしょうか?

インドもタイも、この時期、特に新年のお祝いをしないので、私たちも、日本の暮れやお正月の光景が懐かしく思われる
今日、この頃です。

さて、
このレポートは「バンコクの近況11月・12月」です。今年の「仕事期間」の総括です。


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1)シーナカリン・ヴィロード大学(SWU)ヨーガ講座無事終了

私たちのバンコクでの主な仕事先であるシーナカリン・ヴィロード大学(SWU)の今年度のヨーガ講座は、11月4日(金)・6日(日)の週末合宿で無事終了しました。

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今年度の参加者はいろいろと都会的・現代的ストレスで疲れて、健康面に問題がある人が多かったのですが、後半に向かって皆さん、めきめき健康になって行くのが感じられました。

やはり、
伝統的なアプローチのヨーガは、誰にでも良く効くようです。最後の合宿では、例年通り、受講生全員大いに楽しんで、大いに笑って、ときどき感極まって泣いたりして、写真を沢山撮って、タイ人ならではのハッピー・エンディングを迎えました。

また、
10月31日(日)・11月3日(木)の日本組の合宿セミナー「パナソム2010秋」が終わったばかりでしたので、「パナソム」の参加者2人の方がSWUコースの終了合宿にも引き続き参加され、日本に帰国されました。

そのフィード・バックは、すでにこのブログに掲載
されていますので、どうぞ、そちらもご参照下さい。

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2)マヒドン大学シリラート大学病院・看護学部でヨーガ講座

11月は「パナソム2010秋」とSWUコースの終了合宿の後、すぐに11月9日(火)から、マヒドン大学・シリラート大学病院に付属している看護学部で、3週間の集中講座が始まりました。

参加者は32名。男性が1名で、あとは女性です。
看護学部の教授陣と大学院の学生さんが対象で、公式に看護学部としてヨーガの学習をする、というプログラムです。

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いつものように、「タイ健康促進基金(SSS)」からの助成を
受けて実施されました。

マヒドン大学でのヨーガ講座は、2002年に同シリラート校の
看護学部、2004年にラーマティボディ校の医学看護学部で実施された実績があります。

どちらも「タイ健康促進基金(SSS)」の助成プロジェクトで、期間は3ヶ月でした。この2つのマヒドン大学の講座で、タイの医療界でのヨーガの地位が確立された、という経緯があります。

それ以降、看護学部・看護カレッジや国公立病院での活動に、ふつうにヨーガが組み込まれて行きました。

ここ数年、私たちは主にシーナカリン・ヴィロート大学(SWU)での
一般公開のヨーガ講座を担当して来ました。学部の方での学生対象のヨーガ副専攻は、うちのタイのスタッフで運営されています。

近年、私たちのヨーガ講座には、フィットネス系の新興ヨーガのインストラクターが多かったので、久しぶりの
本格医療関係者との仕事を、大いに楽しみました。

講義の時、参加者から熱い視線を感じるのは、アーサナやプラーナーヤーマの効果の説明をする時に、生理学的用語や医学用語が出るときです。
やはり、医療のプロの皆さんは、そこに反応するようです。

逆に、古典文献に沿っての伝統的な説明には、
反応が今ひとつのように感じました。

それにしても、最前列に座って、 いつも熱心にノートを取り、実習もそれなり理解して
フォローしている若い大学院生の学生さんたちには、私たちも教える側として、大いに責任を感じました。

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将来、専門性の高い研究職や教授職に進む学生さん
たちです。ヨーガが正しく理解され、現場や本人の周辺で、適切に且つ有効に取り扱われることを願ってやみません!

ヨーガを心理学的・生理学的にサイエンスとして理解する
ことは、現代ではとても大切ですね。 その礎を築いたのが、ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」の創立者クヴァラヤーナンダ(1883-1966)です。

大学病院の看護学部などでヨーガ講座を受け持つと、改めて、クヴァラヤーナンダの先見性と偉大さを感じます。

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3)1泊2日でベトナムのホーチミンへ
 
シリラート大学病院・看護学部の講座の2週目の後半、私たちはヴェトナムのホーチミン市(旧サイゴン)を訪れる
機会がありました。

私たちのタイのビザは毎年シーナカリン・ヴィロート大学から
の招聘状で発給されていますが、11月には切れますので、一度タイ王国を出国する必要が出ます。

それで、毎年11月に周辺国を探訪することにしています。このところ、ラオスを訪ねていました。

アジアの国々の間の移動は、マレーシアにベースのある格安航空会社の「エアー・アジア(AirAsia)」が便利です。調べるとバンコク・ホーチミン便も格安ではないですか! 往復で、ひとり1万円少々。

それで、今年は念願のベトナム行き!となりました。

ホーチミンの空港に到着して、最初に驚いたのは、イミグレーションに入っても入国の際に提出する書類が見当たらないことです。

近くにいた空港スタッフの人に「入国カードはどこですか?」と聞きましたが、「いらない」と言われたのには、さらに、驚きました。

本当に、「パスポート・コントロール(入国審査)」でも、係官がコンピューターにパスポート番号と名前を打ち込んだだけで、パスポートに入国印を押して呉れました。軽く、「何日間いるのですか?」と聞かれただけです
(日本人は15日間ビザ無しで滞在できます)。

どこの国でも入国審査は厳しくなるのが世界的傾向です。タイでも、入国審査時にデジカメで顔写真を撮りますし、パスポートのスキャンもしています。

ベトナムは、世界の大勢に逆行ですね。敷居を低くして、どんどん外国人に来て貰いたいので
しょうか。

今回は1泊2日の短い滞在で、表面的なことしか
分かりませんでしたが、ヴェトナムの人たちの印象は、他のアジアの国のラオスやカンボジアとも異なり、勤勉に働く人たちであるように、印象を受けました。

ホーチミンの町は今急速に発展しているのでしょうか。新しいビルが建ち、道路も整備されて、活気がありました。2
0年前のバンコクのような感じでしょうか。

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しかし、まだ車よりモーター・バイクが多く、信号も少ないので、道路を渡るのは命がけ!これは、インドに近い感覚があります。

ヴェトナム料理で有名な汁麺の「フォー」を食べましたが、町の普通のオープンの食堂で、どうも肉汁の味が強くて
いまいちでしたが、もう少しグレードの高いレストランなら、それなりの味なのかな?と思いました。

(タイ料理の水準と比べると、他の国も見劣りするのは仕方
ありませんね!タイの水準が高すぎ、ですから)。

しかし、フランス領だったことから、フランスパンのバケット類がすごく美味しかったです! これは、
同じくフランス領だったラオスの比ではないですね。本当に、洗練されて上質なフランス・パンで、バンコクにも買って帰りました。タイはパン類だけはいまいちですから。

また、ホーチミンの中央市場は品数も多く、なかなか見ごたえがありました。私たちも、インドへのお土産にヴェトナムのコーヒー豆と、よくベトナム帰りの方にいただいて、好んで飲む蓮茶
(蓮の花が入っているジャスミン茶のようなお茶)や、目の前を通過した日本人団体客(日本語ガイドつき)のお買い物にまぎれて、ヴェトナム産の干し柿を500グラム買いました。なかなか上等な干し柿でした。 
 
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(ホーチミンのカフェでベトナム・コーヒー)
 

次回は、ゆっくりとベトナムの古都のフエや、かって
海のシルクロードの要所で日本人街があったホイアン、その近くでヒンドゥー文化のミーソン遺跡を訪れてみようと思っています。

(中世までベトナムにもヒンドゥー王国がありました)。


4)タイ・ヨーガ研究所(TYI)の年次ミーティング

さて、
11月25日(木)にマヒドン大学看護学部でのコースが終わって、26日(金)にラームカンへーン通りにある、うちの「タイ・ヨーガ研究所(TYI)」のオフィスに帰りました。

コース中は、看護学部の宿舎(800名居住!)の敷地内
にある外国人用ビルの1フロアーを貸し切りで与えられていました。6部屋にキッチン・冷蔵庫・電子レンジやリビング・TV・エアコンも付いていて、なかなかでした。

翌日27日(土)にはシーナカリン・ヴィロート大学でうちの「タイ・ヨーガ研究所(TYI)」の年次ミーティングがありました。

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うちの主要メンバーが50名くらい集まり、テーマは、
「ヨーガ教師としての自分の再認識」ということで、午前中10-12時はひろし先生の基調講演。午後もひろし先生の講義が午前の延長で1時間、その後は、参加者によるパネル・ディスカッションでした。

私たちのヨーガ講座を受講して来たタイ組は、コース終了後、いろいろな方向に分かれます。

一番理想的な選択は、現在の生活の許す範囲で
お寺でヨーガを指導したり、瞑想寺の瞑想コースに参加したりして、徐々に、一般の社会生活と少し離れたところに自分を置く生活に入ることです。

しかし、
皆が皆、直ぐにそのようなライフ・スタイルに入れるものでもないので、自分のために続けるヨーガの方向性と、他人にヨーガを指導する者としての心構えを、さらにハッキリと確認したい、というのが関心事です。

いずれにしても、
仏像が学校や職場に置かれているのが当たり前、ふつうの人たちにも、瞑想は「良いこと」「やるべきこと」として認識されている仏教国のタイ社会では、ヨーガの普及の上でも、大変スムーズに本来のヨーガの目的の方向に進んで行くのを実感します。

特に、ヨーガに来る人たちは、タイでも敬虔な仏教徒です。彼らには、ヨーガに大いなる親和性があります。

それでは、以下に、
うちのメンバーについて、幾つか例を挙げてみます。

こちらは、2
年間うちのオフィスのスタッフをしていたボン君です。先月、うちのオフィスを辞め正式に出家得度。生涯修行僧として生きて行く覚悟です。 
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こちらは、
やはり出家得度して、尼僧として生きて行くことになったレナ嬢です。タイには尼僧の伝統が絶えていますが、スリランカで受戒して、タイで尼僧の復興を図っている尼寺があります。 
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レナ嬢は大学在学中に1年休学、その尼寺で見習い修行。復学・卒業して暫くは一般社会にいましたが、職業生活にも家庭生活にも興味を持てず出家を決意。行く行くは正式に尼僧として得度、オレンジの衣になります。


こちらは、
うちのスタッフのドル君です。いずれ出家して修行僧になるつもりですが、母君の世話などがあり、まだ出家する時期ではないので、バンコクの仏教大学の博士課程に行っています。 
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こちらも、うちのスタッフでオッド女史です。ここ3年間私たちの
チーフ・アシスタントです。3年前保険会社を退職。ご主人はマヒドン大学医学部準教授。子供なし。いずれオッド女史は僧院に入る人生計画です。
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こちらも、
うちのスタッフのスパポーン女史。6年前に銀行退職。3年前にご主人もIT会社退職。今は夫婦でほとんど僧院で過ごしています。子供なし。

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こちらは、うちのオフィスのTシャツのモデルもやっているスタッフのムー嬢。看護師を辞め、今は
瞑想センターに居るか、町でヨーガ指導という生活。瞑想センターに付属する分譲地を買い取り、自分の瞑想コテッジを建てています(インドやタイのセンターにはそういう制度があります)。
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こちらは、うちのオフィスの「タイ・ヨーガ研究所」のディレクターのカヴィー氏。
広告代理店勤務後、アメリカのボストン大学M.A.留学 (コミュニケーション)。帰国後マヒドン大学研究員を経てサン・サエンアルン財団マネージャー。2004年より「タイ・ヨーガ研究所」ディレクター。!cid_6887DFC59C0E432DA13F37C450B37D36@Ganesha
近年は「アビダンマ」の研究に注力(仏教大学の通信制に良いプログラムがあります)。うちの日本組の合宿セミナーで講師もしますが、「ヨーガと仏教(アビダンマ)」についての題材を継続。もう、どこに出ても大丈夫だな、と言うレベルに
来ています。 
 
 
以上が、うちの回りのスタッフ・レベルの例です。
 
周辺のメンバーにも、いろいろな事例があります。今年9月にバンコクにオープンした新しい仏教センター
「ブッダダーサ・センター(BIA)」では、毎日の瞑想のクラスに加えて、水・土曜日にヨーガ・クラスがあります。120名の参加者がある人気プログラムで、うちのスタッフが指導を担当しています。
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ここの他にも、
うちのオフィスはいくつかの瞑想寺と提携して、週末2泊3日の「ヨーガと瞑想」の合宿を定期的に実施しています。やはり、人気プログラムです。

どうやら、
タイの敬虔な仏教徒であるうちのメンバー連は、伝統的なヨーガに大いに満足し、精神的にも、ヨーガで着実に成長して行っているみたいです。

タイでは、ヨーガで幸せになった人たちが、どんどん増えているようですね!
 
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5)
11日間の合宿セミナー「ワンサニット2010」

この「タイ・ヨーガ研究所」の年次ミーティングの
翌日28日(日)から「ワンサニット・アシュラム」での合宿セミナー「ワンサニット2010」がスタートしました。

それで、すでにバンコクに到着されていた参加者の方5名も27日(土)の年次ミーティングに出席されました。

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さて、
今年もいよいよ「ワンサニット」での10泊11日の合宿です。28日(日)朝8時半に、うちのオフィス近くの集合場所のホテルに14名の参加者の方が、遅れることなく全員集合。

2台のミニバンに分乗して、予定通り、9時に出発、最初の目的地である、ランジット地区の瞑想寺
「ワット・パンニャーナンダラーム」へ。

「ワット・パンニャーナンダラーム」は「ワンサニット・アシュラム」のあるオンカラック地区へ行く途中です。それで、「ワンサニット」で日本組の合宿があるときは、毎回、必ず「ワット・パンニャーナンダラーム」も表敬訪問することが定番です。 

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早めの午前10時過ぎに到着したので、昼食までに
時間の余裕がありました。それで、正門近くの仏像の安置されているホールで行われていた小学生対象の瞑想クラスや、別の建物で進行中の中学生対象のセミナーを見学したり。

また、やはり仏像が置かれている屋外広場ではお坊様の法話が進行中。日曜日でお寺に来たビジターの人たちや、白い衣服を着てお寺に住み込んで修行をしている人たちが、熱心に耳を傾けていました。

昼食の後は、瞑想センターのある奥のエリアを見学。 瞑想ホールでは、20分間ほど歩く瞑想法の指導を
受けました。

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そして午後2時頃、お寺を後にして
「ワンサニット・アシュラム」へ。45分程で「ワンサニット」に到着。

名物のいかだで運河を渡り、アシュラムの敷地内に
入りました。


「ワンサニット」でも、前日まで母体の
「サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団」の関連団体の年次ミーティングをやっていました。

大きなイベントが終わったばかりだったので、スタッフも休暇を取っている人が多く、いつもに比べて閑散とした感じでした。しかし、その後、だんだんとスタッフも戻って来て、タイ人グループのセミナーや、欧米人のNGOスタッフともキッチンで一緒になったりと、普段の「ワンサニット」の雰囲気にも浸れて良かったです。

11日間の長丁場なので、今年はキッチンでの食事は
菜食メニューに統一してもらいました。本当は、毎日朝昼夕と3回キッチンに行くのは、少し食べる回数と量が多いと思うので、1日の食事の比重はランチに置いて、朝食夕食は簡単なメニューで、麺類やおかゆ類中心にしてもらいました。

菜食でもタイ料理ですから、美味しいことは言うまでも
ないのですが、菜食メニューという点では、まだまだ工夫改善の余地があるようですね。

タイの人にとっては、食事は常に人生の一大事です。合宿セミナーのメニュー作りは、プログラムの企画の
大きな比重を占めます!皆、真剣に献立を考えます。 本当に、食べるために生きている!かのようですね。


さて、
今年もコース途中で外出の日を設けました。今年はタイ政府の厚生省内にある「タイ伝統医学研究所」を訪問しました。

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広大な厚生省敷地内にあり、
タイ古式マッサージ(ヌアと言います)の規格化や、昔からタイに伝わる薬草類を使った伝統医療の研究など、国の医療政策としての伝統医療の促進と啓蒙を統括しています。

バンコクの街中にタイ古式マッサージのお店が溢れる
ようになったのは、厚生省が伝統的なマッサージを規格化し、体系的なトレーニング・コースを始めたからです。

結果的に、職業としての多量なタイ古式マッサージ師の雇用創生も出来て、厚生省の成功した政策の一つ、と聞いています。

バンコクの前のタイ首都であり、中世の大都市だった
アユタヤーには「病人がいなかった」という伝承があります。人々は、調子がわるくなると、みんな、お互いを揉んで治していた、という言い伝えです。それを、現代に復活させようと言うのが、「タイ伝承医学研究所」の目的です。

さて、最初に会議室に案内され、30分のプロモーション・ビデオを見て、その後、ビルの屋上にある博物館の見学に行きました。 

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博物館は5つのセクションに分かれています。時間の関係で2部屋しか見学出来ませんでしたが、薬草を作っている様子や、医療に使う道具など、
人形を使って、いろいろな当時の様子を復元しているのが分かり易くて、面白いです。

そして、一番印象に残ったのは、人体模型の内部に豆電球の経絡が付いたもので、ボタンを押すと、左鼻&右鼻、背骨の中央などから、イダー&ピンガラー、スシュムナーなどのナーディーが点滅するのが、大変面白かったです。 
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そうなのです、タイの伝統医学も、ハタ・ヨーガと同じく10本のナーディー理論なのです!

それは不思議なことではないですね。 中世まで、東南アジア全域は、謂わばインド文明圏でした。タイでも、いろいろな知識のルーツはインドに遡れます。

さて、博物館見学の後は、事前に予約を入れておいたタイ古式マッサージ(ヌア)のセンターに移動しました。

さすがに厚生省とあってか、マッサージの前に問診票に記入、血圧も測定されました。もちろん、特に問題のある人はいませんでしたので、そのままマッサージ室へ。

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今年の「ワンサニット2010」も、ヨーガを日本で長く学んで来られている方が多く、講義が続くにつれ、今まで勉強されて来た知識が体系的に整理されて行ったようです。

ヨーガについての正しい認識と誤った認識がどこから来るのか、どこでねじれ現象が起きているか! 皆さんの疑問・不安が1回1回の講義で解消されて行き、問題点の解決策も提示されて行きました。

11日間の合宿中、参加者みんな同じところに泊り込み、毎日一緒に食事をすることで、講義時間外の話も盛り上がります。

ひろし先生の話も延々と続くので、面白い方もいれば、耳がいたい人や、耳にタコ?が出来ている人もいたのではないか、と思います。

「ワンサニット2010」のフィード・バックも、 このブログに掲載されて行きますので、どうぞお楽しみにしていて下さい。

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をご覧下さい。

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相方ひで子

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