2009年4月2日木曜日

プネーの近況2009年3月

ナマステ!みなさんお元気でお過ごしですか。
日本も今年は冬が短く、春を迎えるのが早いようですね。

桜の花が満開!となっている所もあるようですが、
みなさんの町では如何ですか。

日本が春爛漫の頃、プネーは夏全開です。

日差しが日に日に強くなり、
太陽を受ける木々にも力があります。

では、「プネーの近況・3月」の報告を致します。

目次

1)自然療法体験プログラム
2)カイヴァリヤダーマ研究所での合宿セミナー
3)ヴェーダーンタの合宿に参加
4)アーユルヴェーダの主治医を訪ねて
5)4月は北インドへ研究旅行

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1)自然療法体験プログラム

今年は2月・3月に、プネー郊外のウルリカンチャンにある
『ニサルゴプチャール(自然療法)・アシュラム』で、インドの自然療法の体験プログラムが組まれました。

インドでは、ヨーガと自然療法は切り離せない関係にあります。なので、ヨーガを学ぶ人は、自然療法についても学ぶことが推奨されています。

幸いなことに、ロナウラやプネーから近いウルリカンチャンに、インドで初めて設立された自然療法のアシュラムがあります。

わたしたちは、そこの現在のディレクターのニサル先生と親しくしていただいていることもあり、タイ組のスタディ・ツアーでは必ずウルリカンチャンも訪れることにしています。

それで、今年は日本のみなさんにも、ウルリカンチャンの自然療法のアシュラムに滞在し、ジュース断食などのいろいろな自然療法を体験するプログラムを提供してみました。

すでに2月組のフィードバックは掲載いたしましたが、3月組のフィードバックは、これから「インドで自然療法」のシリーズで順次掲載されますので、楽しみにしていて下さい。


● 移動日に一気に日本からプネーまで

3月組は関西・名古屋グループの4名と、1・2月にロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』で6週間コースを受講された2名がウルリカンチャンでの自然療法研修にも参入されることになり、メンバーは総勢6名となりました。

関西・名古屋グループの4名は、2月28日(土)に関空・中京空港からタイ航空でバンコク経由でムンバイに到着、そのまま迎えの車で一気にデッカン高原のプネーまで上がり、プネーのホテルに1泊。

ムンバイからプネーは200キロの距離です。やや強行軍になりますが、日本を午前中出発し、その日のうちにプネーまで辿り着くことが出来ます。バンコク乗り継ぎは比較的楽です。

ムンバイ到着への出迎え、研修期間中の通訳・現地コーディネートはプネーの『サンディーシュ日本語サービス(JLS)』のチャンドラシェカール・ラトール氏が担当しました。

車はロナウラの『J.K.トラベル』が手配した6人乗りのRV車です。

プネーではデッカン地区のアプテ通りにある『ホテル・シュレーヤス』が宿泊先です。わたしたちのプログラムでは、プネーでの定番の宿になっています。

ファミリー・ホテルで、インドのふつうな雰囲気が良いのです。マハーラーシュトラ料理の名物レストランも併設されています。


● プネー市内探訪

翌日3月1日(日)朝、関西・名古屋グループの方は、ホテルをチェック・アウト後、わたしたちの家のあるアウンド地区に来てもらい、わたしたちと合流、それからプネー市内のご案内をしました。

まず、うちの前のD.P通りを少し散策。近所のインド菓子屋さんやうちがいつも買い物するお店などを探検。そして、うちの近所にある「ガネーシュ寺院」に参拝しました。

「ガネーシュ」は像の顔の人気のヒンドゥーの神様です。
プネーは「ガネーシュ」の町なので、町中に「ガネーシュ寺院」が溢れています。

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「ガネーシュ」は「障碍を取り除く方」と考えられており、インドでは
何か事を始める前には、まず、「ガネーシュ」にご加護を依頼します。

なので、わたしたちも、今回の「インド研修」が無事完遂することを「ガネーシュ」さんにお願いしておきました。

それから、プネー市の中心部にある、旧ペーシュワ王国時代の宮廷跡である「シャニワール・ワダ(土曜宮殿)」を訪問。お城跡を見学しました。

「シャニワール・ワダ(土曜宮殿)」はプネーのシンボルであり、プネーの
訪問者は必ず訪れる重点スポットです。

それから、自然療法アシュラムで必要となる簡単な服やタオルを調達。
まず、旧市街にあるカッディー専門店(マハートマ・ガンディーの推奨した手紡ぎ・手織りの綿製品)で、みなさんナチュラルな素材のブラウスやバスタオルを購入。

次に、最近プネーにも建ち始めた新型ショッピング・センターの「プネー・セントラル」でショッピング。こちらには、洋服とインド服の中間のデザインの、都会的に洗練されたドレスが豊富にあります。

昼食は「プネー・セントラル」最上階にあるフード・コートで。

バンコクではふつうにある食事処の風景ですが、最近インドにもフード・コート・スタイルのレストランが出来はじめています。北インド料理・南インド料理・インド式スナックなどの窓口がいくつか並んで居ますが、味もなかなかのレベルです。


● 世界遺産の探訪

さて、「フード・コート」での昼食後(みなさん食欲旺盛でした)、みなさんは日本語ガイド・現地コーディネーターのラトール氏と一緒に、『J.K.トラベル』の車でオーランガバードの町へ向かいました。

今回は、自然療法の研修を始める前に、2泊3日で世界遺産の「エローラ・アジャンター遺跡」探訪の旅をする、というプランです。

3月1日(日)・2日(月)はプネーから250キロあるオーランガバード
で2泊、エローラとアジャンターの遺跡を探訪し、それから3日(火)の夕方にウルリカンチャンの自然療法アシュラムにチェックインします。

このルートは、わたしたちのタイ組のスタディ・ツアーでも採用しているパターンで、文化遺跡訪問も組み入れることで、バランスの良い研修プログラムになっています。

では、3月組の「インドで自然療法」の成果はどうだったか?これから回覧されて行く参加者の方のフィードバックの続きで
ご覧下さい。



2)『カイヴァリヤダーマ研究所』での合宿セミナー


さて、わたしたちは、「インドで自然療法」組がエローラ・アジャンターの
世界遺産の旅に出かけてから、翌日3月2日(月)から5日間、ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』で、東京から来られたグループ16名の合宿セミナーの仕事がありました。

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これは、東京の某旅行会社の企画です。昨年も1月にも同じ旅行会社 の企画で、30名のグループが『カイヴァリヤダーマ』に5日間滞在され、わたしたちが日本語での講義の部分を担当しました。

以前、10年程前、『カイヴァリヤダーマ』で日本から来られたヨーガ団体の合宿セミナーをいくつか実施したことがあります。その後、そのようなプログラムは続かなかったのですが、昨今の「ヨーガ・ブーム」の余波でしょうか。昨年あたりから風向きが変わったように思います。

リシケーシュと並んで、ロナウラのことも日本にもっと知られるようになると良いですね。


● 東京のヨーガ・グループ

昨年は東京のフィットネス系のグループで、リーダーのY先生は体育系の女性の方でした。今年は東京のヨーガ団体のグループで、リーダーはヨーガ歴40年以上になる60代半ばのI先生、それとI先生のスタッフの方と、メンバーの生徒さんで、なかなかまとまった感じのグループでした。

また、事前に連絡メールで自己紹介や顔写真を送ってもらっていたので、初対面ではありましたが、比較的和やかな雰囲気での顔合わせとなりました。

『カイヴァリヤダーマ』での研修日程は4泊5日と短いスケジュール
でしたが、多忙な日本の日常を離れ、インドの近代ヨーガの発祥地に滞在しながらの体験学習が、みなさんにとって実り多いものとなったことを願います。


● 合宿セミナーの日課

みなさんは3月1日(日)に日本出発、成田からシンガポール航空でシンガポール乗り継ぎでムンバイ着、ムンバイ空港近くのホテルに1泊。

翌3月2日(月)、朝食後ホテルをチェック・アウト、バスでロナウラに移動、お昼前にには『カイヴァリヤダーマ』にチェック・インされました。

次に、合宿セミナーの日課を簡単に述べます。

1日目
昼食後にオリエンテーション・ミーティング。キャンパス内の施設をご案内。夜は「ヘルス・ケア・センター」の2階の図書室でミーティングの続き。

2日目
午前
5:30 起床、モーニング・ティー
6:30 クリア(浄化法)を見学
7:00-8:30 アーサナ・クラス見学参加
9:00 朝食
10:30-12:00 講義(1)
12:00 昼食
午後
1:30 センター専属医によるチェック・アップ
3:00 ハーブ・ティー
3:30-4:15 科学的研究ラボ訪問・研究スタッフの講義(通訳付)
4:30-5:30 アーサナ・クラス見学参加
6:00 自由行動
7:00  夕食
8:00-9:30 サット・サンガ(インドの文化背景・哲学について)
10:00 寝床

3日目・4日目も上記の日課とほぼ同じでした。基本的なスケジュールは滞在先の「ヘルス・ケア・センター」の日課に従って進みます。


● 実習と講義

実習については、1日目と2日目は「ヘルス・ケア・センター」の一般のアーサナ・クラスに他のインド人ビジターと混ざって見学参加。

3日目からは別なホールで、日本人グループだけの特注クラスをわたしたちが担当。
 
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講義は1日2回。
午前中は日本語でヨーガの概論。午後はキャンパス内の各部門を訪ね、研究スタッフ・講師陣による講義。わたしたちが日本語通訳を担当。

・2日目:科学的研究ラボ(SRD)
・3日目:哲学・文献学研究室(PLRD)
・4日目:付属カレッジ

2日目の午後はSRDのオーク先生(心理学)、3日目の午後はPLRDのシャルマ先生(サンスクリット学)。4日目はカレッジで学生のアーサナを指導しているシン先生とサッディア先生に面会、校長先生のボガル先生(心理学)からは、カレッジのことや、瞑想についての講義をして貰いました。

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また、昼食後の自由時間は、自然療法センターに行き、自然療法の

いろいろなセラピー体験をする時間や、外出してロナウラの町の探訪を楽しむ時間に充てられました。

夕方は、いつもですと研究所の精神的代表のスワーミー(修行僧)の
クティ(修行所)で行われる毎日のプージャー(お祈りの儀式)に参加するのですが、あいにくスワーミーが外出されていて、この期間不在でした。

『カイヴァリヤダーマ』はヨーガの学術的研究所で、宗教色はありませんが、精神的代表はスワーミーが務めることになっています。スワーミーは研究所のキャンパスの外のクティにひとりで住んでいます。スワーミーのクティでの毎日のプージャーも、完全自由参加です。

スワーミーの不在中は、カレッジのシン先生が代行で毎日のプージャー
を行っていました。シン先生は普段から夕方のプージャーの常連で、サンスクリット語のお祈りのマントラを大きな声でリードをしています。シン先生が執り行うプージャーも、なかなか男らしくて様になっていました。

4日目の夕方はグループのみなさんと、シン先生の代行プージャーに
参加し、ヒンドゥーの宗教儀式への参加体験もしてもらいました。


● 日本人の特性


今回のグループのみなさんについて、わたしたちは、
同じ先生の指導を長く受けている方々なので、とてもまとまりがあり、礼儀正しく、日本人的な良い面を持ったとても良い方々、という感想を持ちました。

また、指導スタッフの方々は、日本ではなかなか分からないインドの
背景や、今まではっきりしなかった部分なども解消し、ヨーガへの全体的な理解を深められたようでした。

アーサナに関しても、一見簡単に見える「基本が大切」と言うことも再確認されたようでした。夜の「サット・サンガ」の時間は、質疑応答などの時間に充てられました。また、現在カレッジ在籍中の日本人留学生によるキャンパス・ライフの説明も組まれました。

「サット・サンガ」では主に指導スタッフの方から来る質問に、うちの宏先生の答えがいろいろな方面に発展して、なかなか終わらず、熱心な人は一生懸命に聞かれていましたが、眠くなっている人もいたようでした。


● 定期的にインドで合宿セミナー


5日目の朝にみなさんは『カイヴァリヤダーマ』をチェックアウト。
プネー経由で世界遺産の「エローラ・アジャンター」探訪に向かわれました。

わたしたちもプネーまでみなさんのバスに便乗させて頂き、プネーのうちのフラットのビルの近くで降りて、みなさんとお別れしました。

旅行会社が企画される「インド・ヨーガ・ツアー」に参加される方々とは、わたしたちはあまり接点が無いのですが、そういう幅広い層のみなさんにもロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』について知って頂くことは意味のあることに思います。

とかく、日本では、「ヨーガ=リシケーシュ」といった、誤った情報が広まっているようです。

リシケーシュに行っても、ヒンドゥー教の聖地としてアシュラムがあるだけで、ヨーガを体系的に勉強する場所はないので、外国人はますますヨーガについて混乱や誤解を深めることになるようです。

インドでヨーガを学ぶには、ロナウラに来ることが最短コースです。

昨年と今年の経験を踏まえて、『カイヴァリヤダーマ』でも日本人の方対象の合宿セミナーを実施することを考えています。2月・3月はロナウラは良いシーズンなので、その時期ですね。

『カイヴァリヤダーマ』での1週間程度の合宿セミナーを含めて、日本から10日間程度のプログラムに収まると思います。詳細は、また「メールグループ」でお知らせいたします。
http://groups.google.co.jp/group/lonavla/



3)「ヴェーダーンタ」の合宿に参加

例年、12月から5月はインドでの「研究期間」ですが、その期間中にインドの伝統哲学である「ヴェーダーンタ」の勉強に時間が充てられます。


「哲学する」文化

「瞑想する」こともインドの文化ですが、
「哲学する」こともインドの文化です。
インドの人たちは論理的な探究や議論が好きです。

インドの場合、哲学はひとの生き方を方向付けるものですから、老若男女、年齢や教育レベルと関係なく、「哲学するこころ」が尊ばれます。

それで、インドには大学などのアカデミックな研究機関とは別に、伝統的なインド哲学の研究や指導を専門にやっているアシュラムがありますし、伝統哲学の師匠と言うべき先生方やスワーミーが居ます。

だから、インドの伝統音楽や伝統舞踊と同じ感覚での、
「伝統文化」としての伝統哲学でしょうか。

プネーのわたしたちの先生の「スワーミー・サットスワルーパーナンダ」先生も、そのようなインドの伝統哲学(ヴェーダーンタ)の師匠のひとりです。 

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わたしたちは1996年からサットスワルーパーナンダ先生の指導を
受けていますので、もう13年になります。現在は「チャンドーギャ・ウパニシャド」や「ヨーガ・ヴァシスタ」といったテキストのクラスに参加しています。

ヴェーダーンタのテキストはいろいろありますが、基調テーマはどれも同じですね。

「わたしとは、何か?」です。

そして、それを探究するための、インド的な考え方の訓練です。

よく、子どもの頃、鏡を見て、「わたしって、何だろう?」と考えることは、誰にでもあると思います。

成長するにつれ、おとなになるにつれ、そういう素朴な疑問は忘れるものですが、子どものときに鏡をのぞいた気分は、どこか、こころの奥底に眠っているものではないでしょうか。

インドの文化は、「子どものときに鏡をのぞいた気分」を大切にするようですね。

インドでは、それが洗練された伝統文化まで高められていますし、むしろ、それこそが、インド文化の精髄になっている、かのようです。


● プネーの先生の先生

また、インドの「研究期間」中に、わたしたちのサットスワルーパーナンダ先生の先生である「スワーミー・ダヤーナンダ」先生のアシュラムで開講される短期・中期のコースにも定期的に参加して来ました。

北インドのリシケーシュと南インドのコインバトールと、マハーラーシュトラ州のナグプールに「ダヤーナンダ・アシュラム」があります。伝統的なヴェーダーンタの研究・指導の専門アシュラムです。

2001年にコインバトールのアシュラムでダヤーナンダ先生の指導による「カタ・ウパニシャッド」の3ヶ月コースを受講したのですが、それは、その後のわたしたちのインドでの研究方向や、仕事の方向性を決定づけるようなインパクトがあったと思います。

それは、「子どものときに鏡をのぞいた気分」をいつも忘れないことが、人生の謎を解く鍵であり、人生を生きて行く方向、ということでしょうか。


● ダヤーナンダ・アシュラムの変遷

その後も毎年、プネーの先生の指導と平行して、リシケーシュやコインバトール、ナグプールのアシュラムにも行く期間を確保して、ヴェーダーンタのテキストの勉強を進めて来ました。

今は、2006年と2007年と続けて「ヴェーダーンタ」の重要テキストである『ブラフマ・スートラ』のコースに出て、一応一段落ついた段階です。

わたしたちがヴェーダーンタのことを知った1994年当時は、「ダヤーナンダ・アシュラム」は、とても敷居が高かったのです。当時はダヤーナンダ先生の直接指導による3年間の長期コースだけが運営されており、厳しい「神学校」のような雰囲気でした。

「人生をヴェーダーンタに捧げる覚悟が出来た者だけが来るように」というポリシーでしたし、最初からかなりのレベルのサンスクリット語の基礎教養も要求されていました。

2000年以降、中期・短期コースも開講されるようになり、ヴェーダーンタに深い興味を持つ一般人にも解放されるようになったのです。

近年の「ダヤーナンダ・アシュラム」のプログラムは、コースのトピックもますます親しみやすいものとなり、期間も1週間ー2週間と短期で、大勢の見知らぬ人が行き交う、「まるで駅のプラットフォーム」という状態になりました。

これもインドの時代の変化ですね。1990年代にはあれほど高かった敷居が、今は無いと同然です。


● 新しいセンターでの合宿

先月2月23日に、プネーのサットスワルーパーナンダ先生のクラスの最後に、異例の通知があったのです。

同じマハーラーシュトラ州のアンボリーと言うところに、
ダーヤーナンダ先生の新しいセンターが出来たのですが、そこで
合宿がある(3月9日ー13日)、ということでした。

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このセンターは、シンディー人の実業家の方が小規模のセミナー・ハウスとして2年前に設立し、ダヤーナンダ先生の運営する教育財団に寄付したものです。

シンディー人とは、今のパーキスターンに住んでいたヒンドゥーの人たちです。60年前、イギリスから独立するときに、ヒンドゥー中心のインドとイスラム中心のパーキスターンに分離されたことで、シンディー人は難民としてインドに逃げて来たのです。

分離独立で故郷を失った、という悲劇がありますが、シンディー人はビジネスに長け、強力なシンジケートを持つ裕福で有力なコミュニティーです。

さて、アンボリーの新しいセンターは収容人員は30名程度。それに、アンボリーは避暑地として有名なところです。

それは、良いプログラムだな、と、家に帰って、早速、場所は何処にあるのか?どうやって行くか?をインターネットで調べて、列車の時刻と予約状況も調べました。

プネー駅から最寄りのベルガオン駅まで急行列車で8時間の距離。また、何と、行きの3月8日の夜行列車と、帰りの13日の夜行列車の予約が取れそうではないですか。

これは、呼ばれているのかな?

インドの国鉄は3ヶ月前から予約がスタートします。これから始まる
4月・5月の夏休みシーズンには、インド人の民族大移動!があり、里帰りや家族旅行の切符を手に入れるため、駅の予約カウンターには長い長い列が出来ます。


● センターのスタッフ

さて、ラッキーにも列車の切符は取れました。交通手段が確保出来たので、それではと、センターの方に連絡を取り、コースの予約状況を問い合わせ。

このセンターの運営を任されているのはギリ夫妻です。30代後半でしょうか。彼らはナグプールの「ダヤーナンダ・アシュラム」で勉強したカップルで、わたしたちとも面識があります。

実は、ギリ夫妻は以前、別なヴェーダーンタの団体のアシュラムで勉強し、その団体のスタッフであった期間が8年あります。

「スワーミー・パールターサラティー」という先生の主催する
『ヴェーダーンタ・アカデミー』という団体で、アシュラムはロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』の近くにあります(ロナウラにはいろんな団体の研究所やアシュラムがあるのです)。

こちらの団体では、主宰の先生がロンドン大学で経済学を勉強した方であるという背景もあり、ヴェーダーンタに対してモダンなアプローチを取り、西洋哲学との比較研究もします。インドではそういうアプローチへの支持者も多い、と言うことです。

ギリ夫妻はある段階で、そのモダンなアプローチに物足りなくなり、もっと伝統的なヴェーダーンタを深めたい、という意図を持ち、ダヤーナンダ先生の門を叩いた、という経緯があります。

ちなみに、ギリ夫妻の奥さんの方はパルーシー(拝火教徒)です。むかしむかし、中近東や中央アジアは拝火教(別名ゾロアスター教)で、インドはバラモン教でした。イスラム教が勃興してからは、拝火教は駆逐されてほぼ消滅、僅かにインドに逃げて来た人たちがグジャラート州やマハーラーシュトラ州に住んでいます。

有名なインドのタタ財閥の創始者一族はパルーシー(拝火教徒)です。昨年11月のテロ攻撃で、タタ財閥のシンボルであるムンバイの「タージマハル・ホテル」がイスラム・テロリストによる殺戮の場とされましたが、それはパルーシーの文明がイスラムに破壊されたことの再現でもあり、パルーシーは今だにイスラムに追われているかのようです。

さて、ギリ夫妻によると、収容人員は30人という小規模なセンターで、部屋の方は6人部屋のベッドは空きがあるけど、2人用の個室はすでに一杯であるとのこと。

その代り、センターの方で、すぐ近くにあるホテルに部屋を取って
くれるとのこと。1泊900ルピーに10%のディスカウントで、センターの部屋に滞在した場合のコース運営経費の分担分とあまり変わらない設定になります。

じゃあ、それでお願いしよう、と。

思いもよらず、プネーの近くで、しかも、小グループで、ダヤーナーンダ先生の直接指導が受けられる、というのは、かなりの幸運!日頃の良い行ないのご褒美ですね!!


● 夜行列車でアンボリーへ

アウンドの家を出発したのは8日夜9時半。うちの大家さんのゴレさんがオーナーであるリキシャーに来てもらい、プネー駅へ。

うちの大家のゴレさんは、プネー大学の教授ながら、川向こうの村の
方に住んでいますが、ソシアル・ワークーの一環として、リキシャーを一台買い、村のひとに生計手段としてリースして運営させています。

それで、うちも夜や早朝に出かけるときは、そのリキシャーを頼みます。運転手をよく知っているので、安全で安心です。

プネー駅まで約20分。午後11時頃出発の夜行列車に乗り、南へ。翌朝8時前にお隣のゴア州に近い、ベルガオン駅に着きました。

ベルガオンはマハーラーシュトラ州とカルナータカ州の州境の町で、カルナータカ州側にあります。そこからカルナータカ州営業のローカル・バスに揺られ揺られて、1時間半。お昼前には山間の小さな町のアンボリーのバス・スタンドに着きました。

わたしたちの滞在先となるホテルはバス・スタンドの少し手前の
「JRDインターナショナル」。庭付きのバンガローやプールもあるリゾートホテルでした。

センターはバス・スタンドの裏手の道を上った丘の頂上にありました。ホテルから歩いて10分ほど。

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周辺には造成中のプロットが点在し、アンボリーは、ロナウラのような
別荘地・リゾート地にするべく開発中、というように見受けられました。

到着日のプログラムは、夕方にオリエンテーション・ミーティング。それまではホテルの方で、ランチ&休憩。ここはアラビア海に近いので、魚カレーのメニューもありました。カツオのカレーです。

4時半にホテルを出て歩いてセンターへ。車道を通ると10分はかかり
ますが、丘を上る近道を通ると5分で行くことが出来ました。

センターは、車道から入る門を中間に、丘の中腹に展開しています。下の方にキッチンや宿泊用のコテッジ、頂上にホールと1人用の小さいコテッジ。
 

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道や階段は溶岩のブロックで作られ、また、沢山の貝殻が散らばって
いました。大昔はこのあたりは火山があり、海の底だったのですね。

『カイヴァリヤダーマ』のあるロナウラと同じような地形で、雨の多い気象条件もそっくりです。ロナウラも雨季の雨量が多いのですが、アンボリーはロナウラの倍雨が降るのです。想像を絶しますね。

それで、雨季が始まると沢山の滝も出来、雨を楽しみに来る観光客で賑わうのがアンボリー、とのことです。

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● 参加メンバー

30名前後の参加者はムンバイやプネーから来られた方が多く、
予想通り、シンディー人のビジネスマンとその家族中心でした。年代は50-60代ですね。

このセンターは、主にシンディー人のネットワークで使われる、ということですね。アメリカで40年以上働き、昨年定年退職したシンディー人の女性もいました。アメリカに家がありますが、プネーにも家を買ったそうです。退職し、これからは精神性の探究をする、というお話しでした。

また、2月にリシケーシュのアシュラムで行われた短期コースに参加した外国人も2名居ました。終わってから又リシケーシュに戻り、次の短期コースに参加するとのこと。この時期は外国人ツーリストも出入りする期間です。

ダヤーナンダ先生は夕食時間には到着される予定。カルナータカ州でのソシアル・ワークのプロジェクトの式典に参加された後のようです。

「ただ今車で移動中」ということで、みなさんとダヤーナンダ先生をお待ちしていましたが、「遅くなるので今晩はベルガオンの町に宿泊、明朝アンボリー入り」という連絡が入りました。

それではと、わたしたちも夕食を食べて解散、となりました。

帰りはセンターからバス・スタンドに向かう車道を、懐中電灯で照らし
ながら、そろそろと降りました。ちょうど、3月11日のホーリーの満月に向かう3日前です。夜空に月が輝き、月明かりを頼りに、星空を眺めながら、途中建築中の家の街灯の明かりにも助けられながら、無事にホテルに戻ることが出来ました。

次の日、早朝のヒンヤリとした新鮮な空気の中を歩いてセンターに。

7時半過ぎ、ダヤーナンダ先生の車が到着。車はそのままホールに横付けされ、先生が出て来られました。

お会いするのは約2年振りです。年齢的には79歳。健康問題もいろいろあるのですが、すいぶんお元気そうで、2年前よりお元気な様子に驚いたくらいです。

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席に着かれて、簡単なご挨拶と場所の感想を述べられた後、
直ぐにプログラム開始。最初の「瞑想(メディテーション)」のクラスの指導が始まりました。

1日目は少し遅いスタートでしたが、コース中の5日間のスケジュール
は次の通りです。

午前
6:00             モーニングティー
7:00-7:30     瞑想(メディテーション)
7:45-8:30    アーサナ・クラス
8:30        朝食
9:30-10:45    講義(1)
10:45              ティー・タイム
11:45-12:00  講義(2)
午後
12:00                 昼食・休憩
16:00                 ティー・タイム
17:15-18:30  講義(3)
19:00                 夕食
20:30-21:45  サット・サンガ(質疑応答)
22:00                 就寝


1日3回のダヤーナンダ先生の講義と、夜のサット・サンガ(質疑応答)が中心です。

リシケーシュやコインバトールのアシュラムのコースですと、これに加えてサンスクリット語の学習クラスや、ヴェーダのマントラの読誦練習(チャンティング)のクラスもあり、結構忙しいですが、今回はヴェーダーンタの講義がメインです。

午後の休憩時間が長いので、わたしたちは歩いてホテルの部屋に帰っていました。ヴェーダーンタはあたまをよく使うので、休憩時間にあたまを良く休ませる必要があります。

また、夜のサット・サンガが終わるのは10時過ぎになるので、夜は
センターから車でホテルに送ってもらうことになりました。

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● インド哲学の奥義の奥義

「ウパニシャッド」は、日本語では、よく「奥義書」と訳されていますね。確かに、インド的なコンセプトのルーツはウパニシャドにあるので、ここまで行かないと、全体像がわかりにくい、と思います。

さて、今回のアンボリーでの合宿は『タイッティリーヤ・ウパニシャッド』の第2章をテーマにしたものでした。そこに、「ブラフマン」の定義が出てきます。そして、なぜ、ブランマンは探究されるべきか、という解答ですね。

ここは、インド哲学の奥義の奥義の部分で、すごくタフなのですが、「存在=意識」までに理解が届くと、空間と時間、生と死、他者との
関係性と言った、わたしたちを限定している条件が解除されるのです。

それで、
「これがわかれば、すべてがわかったと同然」と言われるものです。

もちろん、たいへんな形而上学です。具体的なものとして理解できる領域を超えたものですから。

それでも、ダヤーナンダ先生の講義は、ほんとうに面白いのです。こんな難解なインド哲学の形而上学のお話しを、とてもおもしろ可笑しく、わかりやすく、言葉で目の前にありありと、淡々と描写されるのです。コミュニケーションの天才なのでしょうね。

あたかも名人の落語家が、おそばを食べる様子を目の前にありありと、淡々と描写するような名人芸、と同じような味わいでしょうか。

わたしたちも『タイッティリーヤ・ウパニシャッド』の講義を受けるのは3回目でしたので、内容はよく知っているのですが、やはり、何度聞いても、ますます面白いですね。また聞きたくなります。


● 歩く「ダクシュナ・ムルティー」

実際、インド広しと言えども、ヴェーダーンタの講義をさせたら、この方ダヤーナンダ先生が押しも押されぬ第一人者、と言われる、知る人ぞ知る、という存在です。

それでいながら、誰とも、同じ目線で、長年の友だちのような親しい、自然な距離感を作ることが出来る、不思議な人物でもあります。

人間の知性と感性とユーモアとコミュニケーション力は、ここまで統合され、ここまで拡張されうるのか、という、生きた実例でしょうか。多くの人が、ダヤーナンダ先生のことを、「歩くダクシュナ・ムルティー」と考えています(「ダクシュナ・ムルティー」はヒンドゥーの知識・学問の神様です)。

それは、何も特別なことではなくて、「子どものときに鏡をのぞいた気分」を、どこまでも、どこまでもしなやかに伸ばして行った延長にある境地で、そのコツがわかれば、誰にでも手が届く境地、に思えるのです。 

(だから、わたしたちは、まだインドで研究を続けているのでしょうか)。

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4)アーユルヴェーダの主治医を訪ねて

さて、インドでの「研究期間」中のテーマに、「ヴェーダーンタ」の他に、自分たちの健康管理を兼ねたインドの伝統医学の「アーユルヴェーダ」の勉強があります。

先月は日本の外務省の「巡回医師団による健康相談」プログラムで派遣されて来られた、日本の医師の健康診断をプネーで受けましたが、3月はインドの伝統医学の「アーユルヴェーダで健康診断」でした。


● ニュー・ジェネレーションのアーユルヴェーダ医

わたしたちの主治医であるジャガディーシュ先生とは2000年からのお付き合いです。プネー大学のアーユルヴェーダ学部を卒業されていますが、インド政府厚生省主導のアーユルヴェーダの規格化・標準化政策の第一期生でもあり、ニュー・ジェネレーションのアーユルヴェーダ医です。

現在は、2年前に『カイヴァリヤダーマ』に開設されたアーユルヴェーダ・センターでも「パンチャ・カルマ」の指導を担当していますので、『カイヴァリヤダーマ』で一緒に仕事をすることもあります。

わたしたちのアーユルヴェーダ歴は9年です。その前は1993年にウルリカンチャンで自然療法を勉強して以来、ずっと自然療法派でした。今も自然療法もよく理解し、実践もしていますが、興味や研究の対象は、アーユルヴェーダの方です。

インドでは自然療法もアーユルヴェーダも盛んなのですが、両者はまったく異なる理論と手法を持つもので、混同することなく、別々に勉強する必要があります。

今期はお互いにスケジュールの調整がなかなか付かなくて、3月第1週の『カイヴァリヤダーマ』での日本組合宿セミナー中に、ジャガディーシュ先生からのかんたんな定期検診を受けて以来、そのままになっていました。

それで、アンボリーでの「ヴェーダーンタ」の合宿から戻ってから、プネーの先生のクリニック(自宅兼)に行くことになりました。『カイヴァリヤダーマ』ではとかく忙しいので、自宅のクリニックの方で昼食を挟んで、ゆっくりと時間を取って、講義を兼ねたコンサルティングをするのが、わたしたちとの定番プログラムになっています。

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● クリニックへの長い道程

プネーのジャガディーシュ先生の自宅兼クリニックは、プネー市の北側にあります。プネー市の西端に位置するわが家からは15-16キロと、かなり離れています。

市営バスで行くには乗り継ぎがたいへんですし、リキシャーで行くには少し距離がありすぎなのです。ですから、いつも、クリニックに行く途中に、他の用事もすることにしています。

この日は、うちから10キロほどの「サラス・バーグ」という公園にある有名な「ガネーシュ寺院」と、その近くの「ラクシュミー寺院」を訪ねて参拝しました。

「ラクシュミー」はヒンドゥーの富・繁栄の女神で、参拝客が絶えません。参拝後、別なリキシャーでクリニックへ向かいました。

さて、ジャガディーシュ先生はラージャスターン州出身です。お父さんが
仕事の関係でプネーに移住しました。ジャガディーシュ家はプネーでもラージャスターン州出身者が集まった地区にあります。

自宅兼クリニックは3階建てのビルです。1階にクリニックがあります。
ロナウラに行かない日は自宅クリニックでも臨床をします。

クリニックには、いろいろな生薬や、器具が雑然と置かれています。前回カイヴァリヤダーマで、かんたんに脈を診てもらいましたが、今回は、更に詳しく身体の状態について診断を受けました。


● ポテト食べ過ぎ症状

わたしたち二人はどちらもヴァータ系と言われる、やせ形タイプで、
風の性質が優性な体質です。

脈診を取ったあとで、「少しアマ(不純物)が溜っている」と言われました。

そして、「そうかナー?」と考えていると、
「あなたたちの体質では、消化に重いポテトがアマを作りやすい・・・」
と言われて、あーそうか、思い当たることがあるある!

今回はインドに戻って、ポテトをよく食べていました!!

前からポテトはわたしちには消化に重いので「あまり意味がない」と
言われていて、それほど食べていませんでした。それに1年の半分近くを過ごすタイでは、収穫量が少ないのか?ポテトはほとんど見ないし、口にすることもありません。

しかし、今回インドに帰って来てから、冬場に市場でポテトが妙に
美味しそうに見えたので、今期はポテトを良く食べたのです。

また、今期から電磁調理器を導入して、圧力鍋もステンレス製に買い換え、ポテト類の調理がし易くなった、こともあります。圧力鍋で調理するポテトは美味しいですね。

ですから、先生が言われた通り、最近少しポテトを摂りすぎていたようです。


● 尿検査の結果

2月の「巡回医師団による健康相談」で、日本から派遣されて来たお医者さんに、わたしは尿の再検査を指示されていたので、『カイヴァリヤダーマ』滞在中に、『カイヴァリヤダーマ』のラボで尿検査をしていました。

その結果を持って、アーユルヴェーダのクリニックに行ったのですが、「尿検査」の結果は、少し腎臓に石が溜る傾向が出ている!とのこと。

これは、わたしの母方の遺伝で、祖母がこの病気を持っていたので、わたしも注意はしていました。

それで、今回は細かい食事指導がありました。例えば、ほうれん草は食べない。トマト、グアヴァ(フルーツ)も避ける。キュウリもタネは食べない。当面はインドのミルク菓子やアイスクリームも控える(これからの暑い時期、コレが一番美味しい季節なのに残念!)。

また、当面2週間分のアーユルヴェーダ薬の処方があり、2週間後に経過を見る。また、3ヶ月後に再び「尿検査」をして確認をする、という方針になりました。

さて、主人の方は、脈拍数が多い傾向があるので、いつも心臓への負担が指摘されます。2月の「巡回医師団による健康相談」でもその点を指摘されました。ヴァータ系は心臓注意ですね。

実は、ジュガディーシュ先生もヴァータ系でやせ形です。主人と近い体型・体質なので、問題の起きやすい傾向がよくわかるようです。

実際、6年前にヨーロッパ出張中のセミナー中に、心臓で倒れたことがあります。その時は、アーユルヴェーダの方法論に従い、1年掛けてご自分で回復されました。今は絶好調、前よりエネルギッシュです。

主治医というのは、自分と近い体型・体質のひとが有利のようです。そうでないと、お互いのことが、よく分からないのでないでしょうか。検査データばかりでは、わからないことの方が多いと思います。

主人の方は、今回も真珠や鉱物が入っている錠剤が2種類出ました。そして、「PCの前を離れる時間を取るように!」とのアドバイスでした。

アーユルヴェーダの先生は、検査のデータを元に、その人の生活全般、食生活や日常の過ごし方などに関してアドバイスをします。 ですから、処方されたお薬を飲むだけではなく、先生のアドバイスに出来るだけ添うような努力が要請されるわけです。


● 銅製品ブーム

インドでは、「銅の容器に水を入れて飲むと身体によい、特に心臓に良い!」とよく言われます。

これにはもっと深い話しがあり、銅製品に入れた水を一晩外に出し月光に晒す。翌朝その水を飲む。それが、たいへん心臓に良い!と言います。

最近心臓病が増えているのは、その習慣が無くなったからだ、と。

アーユルヴェーダの先生からも、度々この話しを聞いていましたし、自然療法でも銅製品を推奨します。それで、3月の日本の方の「自然療法」研修プログラムの一環で、プネーの銅製品のお店に立ち寄ることにしました。

最近、インドでは銅製品のリバイバル・ブームのようですね。銅製品を良く見かけるのです。主に銅の水差しや銅のカップです。

さて、訪ねたお店はプネーの旧市街地の職人街の一角にある
小さな銅の製造販売店です。まず、5リットルくらい水が入る大きい容器がありました。

わたしはもう少し小さい容器が欲しいと言うと、2リットルくらいの
容器は今、製造途中で、来週完成するとのことでした。他にもいろいろな形の銅製の容器があり、興味を引いたのは大きいお湯を沸かす道具?などで、その可愛いミニチュアも飾ってありました。

銅製品は、実用ものとしても、部屋のインテリアとしても、 なかなかですね。とりあえず、わたしは小さな銅カップを買いました。後日、2リットルの容器を入手しました。700グラムで350ルピー(約700円)でした。値段は銅の重さで決まります。

他の日本の方も小さいカップを買われましたが、ひとりの方は少し考えられて、大きい5リットルの容器を買って、日本へ持ち帰られました。

早速、わが家では、一晩銅のカップに入れた水を、朝一番に飲んでいます。

日本でも、銅製品のリバイバル・ブームにならないでしょうか?


5)4月は北インドへ研究旅行

4月に入って、プネーの気温は38度・39度と上がってきました。 今年は40度を超える日が、プネーでは何日あるでしょうか?


やはり、気温が体温を超えると、チョットきついですね。コンピューターも動きがおかしくなり、気温が上がったのが分かります。
コンユーターは正直ですね。

わたしのPCは午後3時は以降使えなくなってしまいました。下に冷却ファンを置いたり、「アイスノン」(冷却ジェル)を置いて
冷やしているのですが・・・

メイン・コンピューターは何とか動いていますので、大丈夫です。

4月はプネーの暑さから逃れるということもあり、今年は北インドに行こうと思います。リシケーシュの「ダヤーナンダ・アシュラム」に滞在する予定です。コースはありませんが、自主研究を続けます。

来月は北インドのレポートを書きます。
では、日本の満開の桜や、木々や木の芽の彩りをお楽しみ下さいませ。


(「プネーの近況2009年4月」に続く)

相方ひでこ
H&H

 

 

 

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2009年3月24日火曜日

HHヨーガ合宿セミナーの予定2009

2009年の日本の方を対象としたヨーガ合宿セミナー(穂高&タイ)の日程についてのお知らせです。


合宿セミナーの内容

合宿セミナーの内容は、近代ヨーガのルーツであるロナウラにある、『カイヴァリヤダーマ研究所』と『ロナウラ・ヨーガ研究所』に蓄積されて来た伝統的ヨーガのリソースに基づいた、スタンダードで実用的なヨーガの理論と実習のプログラムです。

日本では、ヨーガに興味はあっても、また、ヨーガに携わっていても、体系的にヨーガの知識を学習する機会が少ない、という問題があるように思います。

ロナウラには体系的なヨーガ理論があります。ヨーガに関わる方は、ロナウラの理論とアプローチを知っていることが有益と思います。

定員10名前後の少人数制です。また、なるべく、ご家族やお友達とご一緒の参加をお勧めしています。



1)6月長野・穂高養生園

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6月15日(月)・17日(水)定員12名/空席待ち
6月19日(金)・21日(日)定員25名/予約17名
6月22日(月)・24日(水)定員12名/空席待ち
(それぞれ、予約の確定は1ヶ前です)。


今年も6月中旬から下旬にかけて、長野県穂高の『穂高養生園』のご協力で、日本でヨーガ合宿セミナーが実施されます。

今年も、6月19日(金)・21日(日)の『養生園』の公募プログラムと、その前後の『養生園・森の家』の借り切りプログラム2回のパターンです。


一般向けプログラム&専門プログラム

6月19日(金)・21日(日)の週末2泊3日は一般向けプログラムです。ヨーガが初めてという方から、既にヨーガの指導に関わっている方までの幅広い層を対象に、ヨーガへのアプローチを進めて行く俯瞰的なガイドラインを提供します。

6月15日(月)・17日(水)と6月22日(月)・24日(水)の2泊3日は専門向けプログラムです。ヨーガをヨーガとして深めて行く根拠となる伝統的なヨーガ文献の内容と、ヨーガの背景にあるインド哲学・文化に踏み込んで行く内容です。



2)8月バンコク:『ワンサニット・アシュラム』

8月は、バンコク郊外のリトリート・センター『ワンサニット・アシュラム』での定番の4泊5日の合宿セミナーを実施します。

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8月26日(水)・30日(日):4泊5日定員12名/予約2名
(予約の確定は1ヶ月前の7月26日です)。


コースのタイプは「スタディ・ホリデー」

コースのタイプは、夏休みを南国タイの自然環境に恵まれたリトリート・センタでヨーガの合宿セミナーに参加して過ごす、「スタディ・ホリデー・プログラム」です。

内容は、ヨーガが初めての方から、ヨーガの教師歴の長い方までに対応しています。同様なタイでの合宿セミナーは、今までに20回以上実施されています。

定員10名前後の少人数制です。外国での合宿プログラムですので、なるべく、ご家族やお友達とご一緒の参加をお勧めしています。

『ワンサニット・アシュラム』

『ワンサニット・アシュラム』の施設と環境は、ややワイルドなアウト・ドアー系です。若い方や自然愛好派の方に適しています。

『ワンサニット・アシュラム』のホームページ
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php
写真アルバム
http://picasaweb.google.com/hhyoga/WongsanitAshram



3)9月バンコク『パナ・ソム』

9月の21日(月)敬老の日・22日(火)国民の休日・23日(水)秋分の日の長い連休に、バンコク郊外のリトリート・センター『パナ・ソム(森のアシュラム)』で4泊5日の合宿セミナーを予定しています。

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9月19日(土)・23日(水):4泊5日定員12名/予約5名
(予約の確定は1ヶ月前の8月19日です)。



長い連休利用の「スタディ・ホリデー」

このコースも、南国タイの自然環境に恵まれたリトリート・センタで、「ヨーガ合宿セミナー」に参加する「スタディ・ホリデー・プログラム」です。

このコースの内容も、ヨーガが初めての方から、ヨーガの教師歴の長い方までに対応します。

『パナ・ソム(森のアシュラム)』

『パナ・ソム』は伝統的なタイの建築様式を生かした、都会人向けのセミナー・ハウスです。新バンコク空港から車で約1時間の距離です。年配の方や都会暮らしの方にも、比較的無理のない施設と環境です。

『パナ・ソム』の写真アルバム
http://picasaweb.google.com/hhyoga/Panasom02

こちらも定員10名前後の少人数制です。こちらも外国での合宿プログラムですので、なるべく、ご家族やお友達とご一緒の参加をお勧めしています。



4)11月バンコク『ワンサニット・アシュラム』

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11月のタイは乾季の始まりで、さわやかな季節です。11月に『ワンサニット・アシュラム』で、一般向けと専門向けの2種類の合宿セミナー企画を考えています。

一般コース

日程案:
11月01日(日)・11月05日(木):4泊5日定員12名/予約2名
(11月3日の「文化の日」を含む日程です)。

内容は一般向けの「スタディ・ホリデー・プログラム」です。定員10名前後の少人数制です。

専門コース

日程案:
11月19日(木)・11月27日(金):8泊9日定員12名/予約6名
(11月23日の「勤労感謝の日」を含む日程です)。

このコースは、主にリピーターの方を対象として、ヨーガをヨーガとして深めて行く根拠となるインドの伝統的なヨーガ文献(「ヨーガ・スートラ」と「ハタ・ヨーガ」文献)の内容を詳しく解説します。

また、その過程で、ヨーガの背景にあるインド文化・インド哲学へも踏み込んで行く内容です。

技法的には、プラーナーヤーマを中心に、「ハタ・ヨーガ」のクリアー、ムドラー・バンダの適用について詳しく指導して行きます。

詳細は参加希望者の方たちと打ち合わせしながら詰めていきたいと思いますので、興味のある方はお問い合わせ下さい。



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2009年3月23日月曜日

インドでヨーガと自然療法の研修2009(1)

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』とウルリカンチャンの『ニサルゴプチャール(自然療法)アシュラム』での「ヨーガ&自然療法」の研修の話題の続きです。

先月2月15日(日)から27日(土)の2週間の日程で、東京在住の「E.T.」さんと、対馬在住の「K.H.」さんがマハーラーシュトラ州に来られ、ヨーガと自然療法の研修を受けられました。

2月15日(日)-22日(日)
ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』のヘルス・ケア・センターに滞在
2月22日(日)-27日(金)
ウルリカンチャンの『ニサルゴプチャール(自然療法)・アシュラム』に滞在


【全体の日程】

2月15日(日) E.T.さん 成田/バンコク/ムンバイ(タイ航空)、K.H.さん 福岡/バンコク/ムンバイ(タイ航空)
ムンバイ空港到着後、迎えの車でロナウラへ。
2月16日(月) カイヴァリヤダーマ滞在(ヨーガ・自然療法)
2月17日(火) 〃
2月18日(水) 〃
2月19日(木) 〃
2月20日(金) 〃
2月21日(土) 〃
2月22日(日) カイヴァリヤダーマ・チェックアウト、プネー市訪問、ウルリカンチャンの自然療法アシュラムへ車で移動。
2月23日(月) 自然療法アシュラム
2月24日(火) 〃
2月25日(水) 〃
2月26日(木) 〃
2月27日(金) ウルリカンチャンからムンバイ空港へ、ムンバイ/バンコク バンコク/成田・福岡
2月28日(土) 朝成田・福岡着

以下は、東京在住の「E.T.」さんのフィードバックです。

「E.T.」さんは1926年生まれ、今年83歳、ヨーガ歴24年。 ご高齢ながら実にお元気で、毎年、精力的に海外にも研修に出かけられ、ご自分の「境地」を深化させる体験の積み重ねに余念がありません。

呼吸法に関する研究・啓蒙書の著作もあり、ご自分の研究成果を人々に伝える活動にも精進されています。
「E.T.」さんは2004年から、定期的にわたしたちのタイやインドでのプログラムに参加されていますが、お会いするたびに、年年々気持ちも若返られているかのようです。


『カイヴァリヤダーマ&ニサルゴプチャール』
2009年2月のフィードバック
(E.T.さん、東京在住)

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2/15-27の間、インドでの研修録をお送りいたします。

1)カイヴァリヤダーマ研究所

場所と環境

成田から朝、タイ航空でバンコク経由でムンバイ着夜10時過ぎ、ラトールさんに迎えてていただいて、高速道路を車で1時間50分くらいでロナワラのカイヴァリヤダーマ着、宿所の部屋に入りました。

ロナウラという環境、カイヴァリヤダーマの施設

広大な敷地に研修施設、事務所、食堂、医務室、居住施設、リトリート施設,スワミーの居宅など、公園の中に散在しています。

ムンバイは海際の平地ですが、ロナウラ一帯は6-700メートルぐらいの高さのデカン高原にあります。昼間は暑いのですが、日陰に入ると乾燥しているのでひんやりします。夜は毛布1枚で寝ます。

網戸のある部屋にベッド2つ。ベッドに蚊帳を吊って寝ます。それでも蚊が1匹入っていました。念のため蚊取り線香があるほうがいいでしょう。

高速道路の側ですから夜中中車が走っています。寝られない人は耳栓がいるでしょう。

食事は自然食。あまりホットな辛さはなくて、食べやすかったです。肉なしのベジタリアンです。

ヘルス・ケア・センターのプログラムは 午前午後に1時間ぐらいのヨーガ/自然療法のリトリートメントを午前午後に30分から1時間。これはまず最初に医師に診断を受け、からだの悪いところに応じたマッサージ、入浴、蒸気法、泥を全身にぬっての日光浴などを個人別に処方してもらいます。


ガロッテさんの息子さんと、研究者3人ほどがおられるロナウラ研究所の訪問もしました。事務所は仮住いで今春には新事務所に移るそうです。

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ロナウラを訪問される方は、ヨーガを主とされるか、トリートメントを主とされるかなど、ねらいを定めるのがよいです。


日曜日にロナウラに入って、日曜日出発。ウルリカンチャンのアシュラムにむかう前に、相方さん、ラトールさんの住むプネー(ロナワラより北にある大きい街)を見物、スーパー式の大きい店で買物もしました。

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ラトールさんのお宅にお邪魔して昼ご飯をご馳走になりました。チャイもおかずもおいしく、パンがふんわりとカリッとしておいしかったです。お嬢ちゃんに折り紙を喜んでもらいました。


2)ニサルゴプチャール・アシュラム(自然療法アシュラム)

ウルリカンチャンの環境、アシュラムの施設

マハトマ ガンジーが開いた自然療法のアシュラムで、3週間も長逗留している家族連れもいます。

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近くをジーゼル列車が走っておりにぎやかです。門の側に果物の店があり、駄菓子、薬用油などを売っている店もあります。

泊まる部屋はカイヴァリヤダーマと同じベッドの二人部屋、蚊帳つきベッド。シャワーはお湯ではないので、できるだけ昼間にかかるのがよいです。洗濯物は乾くのが早いです。

はじめに医師にかかり診断を受け、身体の状態に応じたトリートメントの処方をされます。浣腸は5日間のうち3回ありました。

わたしは尋常性乾癬の皮膚病で痒くてたまらないのです。水で冷やしたシーツと厚手の冷やした敷物にくるまり、15分ぐらい寝ます。屋上の木箱の中に寝ての日光浴15分ぐらい。箱の蓋が赤黄緑青のポリになっています。マグネット療法があります。全身泥をぬって立ったままでの日光浴はカイヴァリヤダーマと同じです。

自然療法の他にヨーガの時間、お寺でのバジャン、瞑想などの時間があります。食事は全くのベジタリアンで、おかゆ,やわらかいごはん、野菜スープ、刻み生野菜、ハーブや果物ジュース、チャパティ。私の場合は皮膚のためミルクは禁じられました。
ウルリカンチャンで本格的に自然療法を受けるには3週間ぐらいはほしいです。

以上2週間の自然療法の体験でしたが、それなりに自然のエネルギーをいただいて帰れました。旅の疲れといったものは全くありません。相方さん、ラトールさんにほんとうにお世話になりました。まことにありがとうございました。



【関連情報1】

カイヴァリヤダーマ研究所のヘルス・ケア・センター
(S.A.D.T.Gupta Yogic Health Care Centre)
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『カイヴァリヤダーマ研究所』は、ヨーガの近代的研究のパイオニアである「スワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。

キャンパス内では、一般ビジター向けのヘルス・ケア・センター(ヨーガと自然療法)の他に、科学的研究ラボ、哲学・文献学研究室、付属カレッジ、ヘルス・ケア・センター(ヨーガと自然療法)、アーユルヴェーダ・センターなどが運営されています。

『カイヴァリヤダーマ研究所』のヘルス・ケア・センターは、一般のビジター向けに、自然療法(ナチュロパティー)とヨーガの組み合わせによる統合的な保養・療養センターとして運営されている施設です。

最低1週間が滞在条件です。専属の医師(西洋医学とアーユルヴェーダ)とヨーガ教師が常駐し、医学的なコンサルティングとヨーガ的なガイダンスを提供しています。

一般ビジターのヨーガと自然療法を体験する保養的な滞在から、ストレスが原因の心身症的症状や慢性疾患に対処する医療的な滞在にまで幅広く対応しています。

また、現在はキャンパス内に「アーユルヴェーダ・センター」も運営され、「パンチャ・カルマ」の専門医が勤務し、アーユルヴェーダによる健康指導やアーユルヴェーダで療法も実施されています。


ヘルス・ケア・センターの日課

5:30 起床
6:00 ハーブ・ティー / 散歩
6:30-7:00 クリヤ
7:00-8:00 ヨーガ・クラス(一般).
8:00-9:00 ヨーガ・クラス(セラピー)
9:15 フルーツ・ジュース / ハーブ・ティー
12:00 昼食
12:30-2:30 休憩 / 自然療法
3:00 フルーツ・ジュース / ハーブ・ティー
4:00-5:00 ヨーガ・クラス(一般).
5:00-6:00 ヨーガ・クラス(セラピー)
6:15-7:00 散歩
7:00 夕食
8:00-9:00 講義 / ドキュメンタリー視聴 / 瞑想 / マントラ
9:15 就寝


【関連情報2】

ニサルゴプチャール(自然療法)・アシュラム
(Nisargopuchar Ashram)
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『二サルゴプチャール・アシュラム』は、近代インド建国の父であり、自然療法の哲学の熱烈な信奉者で臨床家でもあった「マハートマ・ガンジー」によって、1946年3月にウルリカンチャンに設立された、インドではじめての自然療法の療養施設です。

現在、アシュラムは専門の自然療法医のチームにより専門的に運営されています。また、アシュラムは、農村地域での予防医学的な自然療法の促進と、一般の人々が健全な生活を送るための教育指導も提供しています。


アシュラムの日課

5:00         起床
5:15 -  6:15 ヨーガ 1stセッション(プレラナ・マンディール)
6:15 -  7:15 ヨーガ 2ndセッション(プレラナ・マンディール)
6:00 -  7:00 ヨーガ 2ndセッション(スムルティ・マンディール)
7:30 -  8:00 肥満のためのヨーガ
7:00 -  8:30 ハーブ・ティーとジュース
8:30 -  9:00 日光浴、泥療法
9:00 -  9:30 アムラ、ハルディ、ウィートグラス草のジュース
9:00 -11:00 水療法、磁石療法
10:30 -12:30 昼食
12:30 -  1:00 額の上の泥パック
1:00 -  2:00 沈黙の時間
2:15 -  2:45 プラーナーヤーマ 特定のヨーガ・セッション
2:15 -  4:30 指圧療法/ニューロ・セラピー(Neurotherapy)
3:00 -  4:15 ハーブ・ティー/ジュース/図書館
4:15 -  5:00 自然療法、ヨーガ、ホリスティック・ヘルスに関する講義
5:00 -  5:15 新来者のための歓迎ミーティング
5:30 -  6:30 夕食
6:30 -  7:00 夕方の散歩/自由時間
7:15 -  8:00 夕べの祈り
8:00 -  9:00 自習(Swadhyaya)/思索
9:30  以降        沈黙




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2009年3月1日日曜日

カイヴァリヤダーマ研究所:D.Y.Ed.コース

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』での2009年のコースのご案内の続きです。1年間のディプロマ・コースについてです。

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インドでのヨーガの研修・勉強計画について関心ある方は、どうぞ、
お気軽にご相談下さい。的確なガイダンスとサポートが可能と思います。

1・2週間のインド研修セミナーから、2・3ヶ月の短期留学、1年以上の長期留学まで、ご希望と興味のレベルによって対応できます。

『カイヴァリヤダーマ研究所』のオフィスや付属カレッジとの調整や、ムンバイ空港到着後の出迎、車の手配、また、日本語ガイドなどの手配も可能です。

ヨーガのルーツはインドにありますので、ヨーガに興味のある方、ヨーガに関わっている方は、適切な形で「インド」との接点を持つことが、やはり有利なことになるでしょう。

インドは遙かな古代から文化の一貫性が保たれ、お互いに相矛盾するものが共存する摩訶不思議な空間であり、強い磁場の場所です。

インド環境に晒されると、自然と、「人間」というもの、人間の営む「社会」について、そして、何よりも「自分」というものについて洞察が深まるようですね。

1)ヨーガ教育(D.Y.Ed.)ディプロマ・コース

修業期間:1学年(7月16日開講、翌年4月20日まで)
入学資格:大卒(理系・文系学部を問わず、卒業成績45%以上)
年齢制限:35歳まで(外国人は年齢制限なし)
申込締切:5月末
授業料(宿泊・食事込):留学生4250ドル

現在、『カイヴァリヤダーマ研究所』の付属カレッジでは「入門コース」として6週間コース(CCY)が年2回(1・2月と5・6月)に開講されていますが、中心となるプログラムは1年間のディプロマ・コース(Diploma of Yoga Education/D.Y.Ed.)です。

このコースは、インド中央政府の人的資源開発省の「NCTE(教員教育全国審議会)」から認定を受けており、「ディプロマ(D.Y.Ed)」保持者は学校教育・大学レベルでの教職への就職が可能になる職業資格です。

また、将来ヨーガの研究者・専門家への道に進む場合にも、 確実な基礎作りになるコースです。1950年の開校以来、教育・研究分野に多数の有意な人材を送り出して来ました。

現在進行中の、インド中央政府厚生省AYUSH局の国立ヨーガ研究所主導によるヨーガのスタンダード化(標準化)でも、1年間の「ディプロマ」が職業としての「ヨーガ教師」の基準資格とされています。

1950年の開校以来、現在までの日本人の卒業生は10名です。 今年度は2名の日本人留学生が在籍中です。


2)ディプロマ・コースのカリキュラム

『カイヴァリヤダーマ』の「ディプロマ(D.Y.Ed)・コース」のカリキュラムは職業としての「ヨーガ教師」の基礎教養を養成しようとするものです。

その枠組みと内容を理解すると、プロフェッショナルとしてのヨーガの知識を深めて行く方向性の、客観的なガイドラインが得られます。

また、ヨーガを個人的な興味の対象や、自己探求の手段として、ライフ・ワーク的に勉強や探究を深めて行く場合にも、この枠組みが自分の進むべき方向性を確認して行くガイドラインになります。

インドで現在進行中の、国立ヨーガ研究所主導によるヨーガの「スタンダード化」の方向性は、ただ単にあるスタイルのアーサナ体操を知っているだけでは「ヨーガ」を知っていることにはならないし、それを教えるだけでは「ヨーガ教師」とはならない、というものです。

仮にあるスタイルのアーサナ体操のエキスパートとしても、 職業としての「ヨーガ教師」には、今後、ヨーガ全般の基礎教養としてのディプロマ・レベルの知識が必要、という方針です。

これは、インド以外の国で進んだ極端なヨーガの商業化・ビジネス化に対処する政策ですし、一般社会における「ヨーガ」の健全な位置付けを明確にするものです。

また、ヨーガはしばしばインド系の宗教団体の布教手段にも利用されて来ましたが、このガイドラインでは、特定の「宗教」の教義とは関係のない、中立的で学術的な「ヨーガ」が強調されています。

次が、ディプロマ・コースの理論科目です。5科目あります。

I.パータンジャリ・ヨーガ・スートラ(P.Y.S.)の基礎
II.ハタ・ヨーガの基礎
III.ヨーガと文化の統合・価値教育
IV.人体の構造・機能とヨーガの実習の効果
V.ヨーガとメンタル・ヘルス

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この枠組みが、ヨーガに関する教養を深めて行く方向性になります。まず、ヨーガ自体の理論的枠組みを決めているパータンジャリの『ヨーガ・スートラ』の理解。そして、その前提としてのインド哲学の全般的な教養。

「ヨーガ・スートラ」の前提になっているサーンキャ哲学、さらには、インドの思想全体の土台となっている「ウパニシャド」のコンセプト。

ヨーガはインド的思考法・インド的人生観の土台を成しているものですので、ヨーガと取り組むには、広い意味でのインド的な哲学的考え方の教養を深めることが要請されます(外国人には、この部分が最初のハードルになります)。

次に、インド的な心身統合の手法であるヨーガの、具体的な技法面を提供している「ハタ・ヨーガ」の伝統と、その文献群の内容の理解。

そして、その「ハタ・ヨーガ」の技法群を、身体面から合理的に解釈するのに必要な近代的解剖・生理学による人体の構造と機能の基礎知識。

さらに、インド的な心身統合のプロセスであるヨーガを、心理面から合理的に解釈するために有効な近代心理学の基礎知識。

以上
4分野が、ヨーガ教育のコアを形成しています。ニュートラルで伝達可能な知識体系としての「ヨーガ」の4本柱です。

そして、「ヨーガ」の場合、その先はあるものは「文化と価値」の領域になります。

ヨーガ教師・ヨーガの実践者は、ヨーガ理解を通じて、人類の多様な精神文化全般への理解と洞察を深め、自分の所属する文化伝統への理解と自信を深めると同時に、異文化への理解と寛容性を養成することが期待されています。

これは、『カイヴァリヤダーマ』の創立者の「クヴァラヤーナンダ」のビジョンでもあります(下の「カイヴァリヤダーマの伝統」を参照)。

次が、ディプロマ・コースの理論科目の詳細項目です。

I.パータンジャリ・ヨーガ・スートラ(P.Y.S.)の基礎

1.哲学的基礎

・インド哲学的思考の紹介とその特性
・サーンキャ哲学から見たP.Y.S.の基礎
・古代インド伝統におけるP.Y.S.位置付け:歴史的展望
・P.Y.S.と他のヨーガの伝統
・P.Y.S.の概観
・パータンジャリによるヨーガの起源と本質
・P.Y.S.とその伝統的・現代的注釈、P.Y.S.に関連した他の著作


2.サマーディ・パーダのコンセプト的理解

・アヌシャーサナ(Anusasana)
・ヨーガ的心理学
・チッタ(Citta)
・ヴルッティ(Cittavrttis)
・ニローダ(Nirodha)
・スワルーパ・プラティシュタとヴルッティサルーピャタ
(Svarupapratistha and vrttisarupyata)
・アヴィヤーサとヴァイラーギャ(Abhyasa and Vairagya)
・サンプラニャータとアニャ(Samprajnata and Anya)
・バーヴァプラティヤーヤ(Bhavapratyaya)
・ヨーガ・サーダナを促進させる要因
・イーシュワラのコンセプトとイーシュワラ・プラニダーナ、プラナヴァ・ジャパ
(Isvara, Isvarapranidhana, pranarajapa)
・チッタヴィクシェーパとアンタラーヤのコンセプト(citta viksepa/antaraya)
・エーカタットワ・アヴィヤーサ(Ekatattvabhyasa)
・チッタ・プラサーダナのコンセプトと方法論(Cittaprasadana)
・サマーパッティ、サビージャ・サマーディ、ニルビージャ・サマーディ
(Samapattis, Sabija Samadhi and nirbija samadhi)
・ルタンバラ・プラジュニャ(Rtambharaprajna)


3.サーダナ・パーダのコンセプト的・実践的基礎

・クリヤ・ヨーガとは何か?何故クリヤ・ヨーガか?クリヤ・ヨーガの教育的価値
・クレーシャのコンセプト(Klesa)
・苦痛と苦悩へのヨーガ的な見解
・苦悩を克服する4段階の方策
・ドラシュタ・ドリシュヤの性質とその関連(drasta/drsya)
・P.Y.S.における知識(ヴィヴェーカ・キャーティ)のコンセプト
・アシュターンガ(8段階)・ヨーガのコンセプトと実践(Vivekakhyati)
・ヤマ・ニヤマのコンセプトと実践
・アーサナのコンセプトと実践
・プラーナーヤーマのコンセプト:その発展と実践、
ハタ・ヨーガとパータンジャリ・ヨーガの視点から
・プラティヤーヤのコンセプトとその実践、他の文献による


4.ヴィブーティ・パーダのコンセプト的・実践的基礎

・ヴィブーティのコンセプト(Vibhuti)
・ダーラナ・ディヤーナ・サマーディのコンセプト、それらの特性
・サンヤマのコンセプト(Samyama)
・ダルマ・メーガ・サマーディの性質(Dharmamegh Samadhi)
・サットカーリヤ・ヴァーダにコンセプト(Satkaryavada)
・P.Y.S.における解放の性質(Kaivalya)


II.ハタ・ヨーガの基礎

1.ヨーガの歴史とヨーガの学派

a) 5つのハタ・ヨーガ文献
b) 重要なヨーガ・ウパニシャド
c) ヴァシスタ・サンヒター

2.重要なヨーガ文献の紹介

3.ヨーガの成功のために配慮される重要な側面


a) 理想的な住居
b) 促進要因と阻害要因
c) ヨーガ的なダイエット(ミタハーラ)
d) 理想的な季節

4.ハタ・ヨーガ文献におけるヤマとニヤマ

5.アーサナのコンセプトと実習

a) 定義と定義の研究
b) アーサナの分類: i)古代 ii)現代
c) ハタ・ヨーガの重要文献におけるアーサナ

6.ヨーガ文献に見られるヨーガ的・秘教的な人体観

a) ナーディとカンダのコンセプト
b) チャクラのコンセプト
c) クンダリーニのコンセプト
d) ヴァーユのコンセプト
e) グランティのコンセプト
f) タットワのコンセプト
g) マルマスターナのコンセプト
h) 16のアダーラのコンセプト

8.クンバカ・プラーナーヤーマ

a) プラーナーヤーマの発展
b) 様々なヨーガ文献におけるビージャ・マントラやプラヴァナの適用
c) ビージャ・マントラやプラヴァナのないクンバカ
d) それぞれのハタ・ヨーガ文献に見られるクンバカの種類とその分類
e) ヨーガ文献に見られる種々のクンバカの技法
f) 正しいプラーナーヤーマの重要性
g) ナーディ・ショーダナとハタ・シッディの性質

9.ムドラー

a) ムドラーの概念とハタ・ヨーガにおける位置付け、ムドラーの目的
b) ムドラーのプラティヤーハラとダーラナ
c) 代表的なヨーガ文献における様々なムドラー

10.ハタ・ヨーガとヴァシスタ・サンヒターにおけるディヤーナ

11.サマーディ・ナダーヌサンダーナ

a) ゲーランダ・サンヒターにおけるサマーディの性質、それを達成する様々な方法
b) ラヤ、ナーダーヌサンダーナとは何か?ハタ・プラディーピカーにおけるその段階と技術

12.ハタ・ヨーガ文献に基づくヨーガ・セラピーの原則、特にハタ・プラディーピカー第5章を参照して


III.ヨーガと文化の統合・価値教育

1.ヨーガと文化の統合

a) 文化の定義:異なる文化の概観、宗教と文化、文化とヨーガの関係
b) インド文化:ウパニシャド的思考、ヨーガとウパニシャド
c) インド哲学の6学派とヨーガ
d) バガヴァット・ギーター、シヴァ派とヨーガ
e) ヨーガとジャイナ教・仏教
f) ヨーガとイスラム教、ヨーガとスーフィー派、ヨーガとキリスト教
g) 様々な形態の神秘主義とヨーガ
h) 文化と人道主義の基盤としてのヨーガ

2.ヨーガと価値教育

1)価値の意味

a) コンセプトの基本的な理解
b) 価値の分類
c) 人生における価値の意味

2)価値教育

a) 価値教育の意味
b) 価値教育の目的

3)価値教育の内容

a) 精神的価値
b) 個人的価値
c) 社会的価値
d) 国民的価値
e) ヨーガ的価値

4)価値教育の方法:特にヨーガ全般を参照しながら議論


IV.人体の構造・機能とヨーガの実習の効果

1.人体の構造と機能.

1)細胞 : a) 構造  b) 細胞小器官  c) 機能
2)組織のレベル
3)システム
a) 神経系
b) 心臓血管系
c) 排泄系
d) 循環器系
e) 呼吸器系
f) 消化器系
g) 内分泌系
h) 骨格系
i) 筋肉系
4)感覚器官、特に目と耳、構造と機能

2.伝統的な理解からのヨーガ・セラピー

a) セラピー的過程を強調した現代的・ウパニシャド的理解:パンチャ・プラーナ、パンチャ・コーシャ、パンチャ・マハブータ etc.
b) 平均的な健康人へのヨーガ指導との関連と、機能的な障害のある者、特に中年期の患者を扱う場合の特別な注意点との関連
c) 栄養とライフ・スタイルへのアーユルベーダ的な視点
d) アーサナ、定義、分類、様々なシステムへの効果、アーサナとエクササイズの違い
e) パータンジャリ・ヨーガ・スートラの5つのスートラで説明される
プラーナーヤーマの生理学
d) 様々プラーナーヤーマの種類
e) プーラカ・レーチャカ・クンバカの関係、バンダの効果、
関連した研究の参照

3.現代的理解によるヨーガ・セラピー

1)一般的な新陳代謝と栄養学
2)ホメオスタシス
3)方法論:患者の病気を理解すること
(a) 病歴 (b)検査
(a)と(b)に基づいた様々なヨーガ技法の選択


V.ヨーガとメンタル・ヘルス

a) ヨーガと現代心理学の理論的理解
b) メンタル・ヘルス:その意味、決定要因、および応用
c) ヨーガ的のコンセプトである「スヴァスタ(Swasthya)」
d) ヨーガと現代心理学における正常性のコンセプトとモデル
e) パータンジャリ・ヨーガ・スートラに指摘される心身症のコンセプト
f) 人格の現代理論
g) 人格と人格統合へのインド的アプローチ
h) ヨーガ的方法による個人的・対人関係的な調整
i) 全人格統合のための態度変化と態度形成におけるヤマ、ニヤマ、アーサナ、プラーナーヤーマ、及びディヤーナの役割
j) ストレス・マネージメント:現代的とヨーガ的視点
k) 欲求不満・不安・葛藤における病的効果への現代的・ヨーガ的方法での対処
l) パータンジャリのサマーパッティ・ダーラナ・ディヤーナ・サマーディ・サンヤマのコンセプト:心理学的な視点
m) 心理・精神的発展への比較文化的アプローチとしての祈り
n) 社会的に不適応な異常行動へ対処するためのカウンセリングや
心理療法とヨーガの役割


3) カイヴァリヤ-マ・ヨ-ガの伝統

Kaivalyadhama Yoga Institute
http://www.kdham.com/
Lonavla-410403, Dist.Pune, Maharashtra, India
Phone: (91)-2114-273001 / 276001 / 273039
FAX: (91)-2114-271983 / 277402

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『カイヴァリヤダ-マ・ヨ-ガ研究所(ロナウラ)』は、1924年に活動を開始して以来、ヨ-ガの科学的研究やヨ-ガ教育、ヨ-ガ・セラピ-の各分野で独自で先駆的な役割を果たして来た。

の研究所には、科学的研究や臨床経験の蓄積されたデ-タや、ヨ-ガに関するの古典テキストの批判的研究結果の論文や出版物、そして、完成度の高い良く構築されたヨ-ガ・トレ-ニングの体系が存在している。


1.「カイヴァリヤダ-マ・ヨ-ガ」の伝統は、1924年にロナウラに『カイヴァリヤダ-マ・アシュラム』が設立された時に始まる。創立者の故スワーミー・クヴァラヤーナンダ(Swami Kuvalayananda)は、この研究所を、当時専門のヨ-ガ修行者のみに与えられる特権と見なされていた、純粋に主観的な神秘的・精神的体験の本質を、一般人にも役立てることが出来るように、現代科学の方法論で調査・研究し、その原理を解明しようという意図のもとで開始した。

「クヴァラヤーナンダ」はこの事業への動機付けを彼の精神的な師であった、グジャラ-ト州マルサ-ルの著名なヨーギ、「マドヴァダ-サ・マハラジ(H. H.Madhavadasaji Maharaj)」のもとで修行中であった1919年から1921年の間に受けた、という。


2.この伝統は、ヨ-ガを、それがラ-ジャ・ヨ-ガやハタ・ヨ-ガ、
カルマ・ヨ-ガといった様々な名称で呼ばれるにしても、世界のあらゆる人々の、身体的、心理的、情動的そして精神的な健康と幸福感を高めるための調和を促進する共通要素と見なしている。


3.また、この伝統はヨ-ガを基本的に精神的な修行体系であり体験であると 見なしている。ヨ-ガは、あらゆる神秘体験の本質的構成要素であり、同時に人々に惨めさと争いをもたらす葛藤と緊張を克服する助けになる力を持っていると理解されている。


4.この伝統は、もしヨ-ガの基本的な原理が現代の科学的調査法と、伝統的なヨ-ガ文献の批判的理解や、いくつかの選択されたヨ-ガ技法の効果的なトレ-ニング体系の規格化で説明されることが出来るならば、人々の積極的な健康や調和、人類の同志愛は現実のものとなるだろうと信じている。


5.つまり、ヨ-ガのメッセ-ジはすべての個人に身体的な健康、心の平安、そして精神的向上をもたらすべく、向けられているということである。


6.『カイヴァリヤダ-マ』で構築されたヨ-ガの身体トレ-ニングの体系は、最初は故スワーミー・クヴァラヤーナンダの臨床実験に基づいていた。1920年からのヨ-ガの研究結果の蓄積と、文献調査に基づく各種のヨ-ガ文献の批判的理解は、この伝統のヨ-ガにおけるヨ-ガ教育の方向性を固めていくのに大いに役立ってきた。


7.『カイヴァリヤダ-マ』の伝統によれば、どのようなヨ-ガの技法も人間の身体と心と精神へ効果を それぞれに及ぼす多元的な作用を内包している。ここではヨ-ガは本質的には人間を身体的、心理的そして精神的に向上させる精神的な修行体系として理解されている。


8.健康の増進と心の平安の達成が、世界中のどこにでもある直接で普遍的な要請であることから、ヨ-ガの身体トレ-ニングのメッセ-ジは、人々により受け入れられやすいことが明らかであり、おのずと『カイヴァリヤダ-マ』でもヨ-ガの身体トレ-ニングに関連した調査と教育活動が多く実行されてきた。

また同時に精神的目標を追求する修行者も『カイヴァリヤダ-マ』で教えられていることに多くの助けを得ている。


9.ヨ-ガの実証的理解に基づき、『カイヴァリヤダ-マ』は技法と教授法にいくつかの改良と革新をもたらしてきた。しかしこの伝統は、ヨ-ガの名のもとに単なる利益追求のために進行している不完全で無責任な流行やファッションにはまったく反対するものである。

そのため、導入されたあらゆる真に革新的手法はヨ-ガの分野の学者と研究者の実証的な検証に耐えねばならないし、またヨ-ギの実際の体験で確証されなければならない。


10.設立当所から、『カイヴァリヤダ-マ』はヨ-ガをインドの教育制度の一部として統合する努力を続けてきた。それゆえ、ヨ-ガが大学教育の一部として含まれることで、インドの教育制度全体の不可欠な部分として発展する機会を得ることはまさに望まれることであり、多くの実りをもたらすに違いない。


そうなれば日常生活と教育機関でのヨ-ガの応用は、ますますヨ-ガの研究と実践を促進する活動をもたらすだろう。そして、その結果すべての個人の身体と心の積極的な健康と精神的な向上、また社会全体の物質的な繁栄などが現実のものとなるであろう。

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2009年2月17日火曜日

カイヴァリヤダーマ研究所・日本からのビジター

2月15日(日)から27日(土)の2週間の日程で、東京在住の「E.T.」さんと、そのご友人で対馬在住の「K.H.」さんが、ヨーガと自然療法の研修で、こちらの西インド・マハーラーシュトラ州に来られています。

2月15日(日)から22日(日)まで、ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』のヘルス・ケア・センターの1週間コースに参加、その後、ウルリカンチャンの『ニサルゴプチャール・アシュラム(自然療法アシュラム)』の1週間コースに参加されます。

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東京在住の「E.T.」さんは1926年生まれ、今年83歳、ヨーガ歴24年、高齢ながら実にお元気です。呼吸法に関する研究・啓蒙書も書かれています。

『呼吸法:腹式呼吸の誤解を解く』

単行本: 114ページ
出版社: 新生出版 (2005/12)
ISBN-10: 4861281083
ISBN-13: 978-4861281082
発売日: 2005/12

毎年精力的に海外にも研修に出かけられ、インド訪問は20回以上、
南インド・タミルナドゥー州の学校を経済的に支援するボランティア活動も続けて居られます。

西インド・マハーラーシュトラ州の方に来られたのは、2006年1月の『ロナウラ・ヨーガ研究所』の「M.L.ガロテ博士記念・第1回国際会議」に参加されたときが初めてです。

その後、2006年12月にもロナウラに来られ、『カイヴァリヤダーマ研究所』の「第5回国際会議」に参加され、会議後の1週間の「プラーナーヤーマ」のワークショップにも参加されました。

また、「E.T.」さんは、わたしたちの合宿セミナーには、タイで3回参加(2007年8月ワンサニット、2008年1月・8月パナソム)、日本での合宿セミナーにも1回(2008年6月穂高)参加されています。

「E.T.」さんは人生の実り多い時期の80代に、ヨーガを良き伴侶として、充実した精進の日々を過ごされています。

今回「E.T.」さんに同行されている友人の「K.H.」さんは、対馬で昔ながらの製法で海水から「自然塩」を生産され、自然・健康志向の方々に提供されている方です。

3月から今年の塩造りが始まる前の2週間、長年の友人の「E.T.」さんのお誘いで、ロナウラとウルリカンチャンに保養を兼ねた研修に来られることになりました。



1)2週間研修プログラムの日程

2月15日(日) E.T.さん 成田/バンコク/ムンバイ(タイ航空)、K.H.さん 福岡/バンコク/ムンバイ(タイ航空)、ムンバイ空港到着後、迎えの車でロナウラへ。
2月16日(月) カイヴァリヤダーマ滞在(ヨーガ・自然療法)
2月17日(火) 〃
2月18日(水) 〃
2月19日(木) 〃
2月20日(金) 〃
2月21日(土) 〃
2月22日(日) カイヴァリヤダーマ・チェックアウト、プネー市訪問、ウルリカンチャンの自然療法アシュラムへ車で移動。
2月23日(月) 自然療法アシュラム
2月24日(火) 〃
2月25日(水) 〃
2月26日(木) 〃
2月27日(金) ウルリカンチャンからムンバイ空港へ、ムンバイ/バンコク バンコク/成田・福岡
2月28日(土) 朝成田・福岡着

今回、「E.T.」さんと「K.H.」さんは、日本からインドへの行程にタイ航空を利用されています。

東京在住の「E.T.」さんはタイ航空の午前便で成田からバンコクへ、対馬在住の「K.H.」さんは同じくタイ航空で福岡からバンコクへ。そして、ご両名はバンコク空港内で落ち合い、タイ航空のバンコク・ムンバイ便に乗り継ぎ、午後10時にムンバイ空港に到着。

・成田/バンコク  2/15 TG641  11:00/15:30
・福岡/バンコク  2/15 TG649  11:45/15:05
・バンコク/ムンバイ  2/15 TG317  18:35/22:00

ムンバイ空港では、タイ航空で到着されたご両名をプネーの『サンデーシュ日本語サービス』のチャンドラシェカール・ラトール氏が出迎え。それから、ロナウラの『J.K.トラベル』の車でロナウラへ直行。交通量の少ない夜ならロナウラまで高速道路経由で1時間45分程度です。

日本からタイ航空の午前便を利用すれば、その日のうちにロナウラまで移動、『カイヴァリヤダーマ研究所』にチェック・インが可能です。

「E.T.」さんと「K.H.」さんは22日(日)まで『カイヴァリヤダーマ』の「ヘルス・ケア・センター」の1週間プログラムに参加。22日(日)朝食後チェック・アウト、再び『サンデーシュ日本語サービス』のラトール氏と『J.K.トラベル』の車でプネーに移動、プネー市内探訪。

昼食後、ウルリカンチャンに移動、『ニサルゴプチャール・アシュラム』(自然療法アシュラム)」にチェックイン。2月26日(金)までアシュラムのプログラムに参加。この期間ラトール氏もアシュラムに滞在し、お2人をサポート。

2月27日(金)の朝に『ニサルゴプチャール・アシュラム』をチェックアウト。『J.K.トラベル』の車でムンバイ空港へ直行。タイ航空でバンコク経由で日本へ帰国。28日(土)朝日本着(成田・福岡)。



2)カイヴァリヤダーマ研究所のヘルス・ケア・センター
(S.A.D.T.Gupta Yogic Health Care Centre)

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『カイヴァリヤダーマ研究所』のヘルス・ケア・センターは、一般のビジター向けに、自然療法(ナチュロパティー)とヨーガの組み合わせによる統合的な保養・療養センターとして運営されている施設です。

最低1週間が滞在条件です。
専属の医師とヨーガ教師が常駐し、医学的なコンサルティングとヨーガ的なガイダンスを提供します。

ヘルス・ケア・センターは、1961年にインドで(世界で)初めて、ヨーガのコンセプトと技法を療法的に応用する「ヨーガ病院(Yogic Hospital)」として開設されました。

現在は、一般ビジターがヨーガと自然療法を体験する保養的な滞在から、ストレスが原因の心身症的症状や、高血圧症、喘息などの呼吸器系疾患、糖尿病などの代謝障害などの慢性疾患に対処する医療的な滞在にまで、幅広く対応しています。

また、近年のインドでのアーユルヴェーダへの関心の高まりから、3年前からキャンパス内に「アーユルヴェーダ・センター」も運営、「パンチャ・カルマ」の専門医が勤務し、アーユルヴェーダによる健康指導やアーユルヴェーダで療法も実施されています。
http://www.kdham.com/ayurved.html


3)ヘルス・ケア・センターの日課
7日間滞在コース(毎週日曜日スタート)
http://www.kdham.com/yhc_cost.html

5:30 起床
6:00 ハーブ・ティー / 散歩
6:30-7:00 クリヤ
7:00-8:00 ヨーガ・クラス(一般).
8:00-9:00 ヨーガ・クラス(セラピー)
9:15 フルーツ・ジュース / ハーブ・ティー
12:00 昼食
12:30-2:30 休憩 / 自然療法
3:00 フルーツ・ジュース / ハーブ・ティー
4:00-5:00 ヨーガ・クラス(一般).
5:00-6:00 ヨーガ・クラス(セラピー)
6:15-7:00 散歩
7:00 夕食
8:00-9:00 講義 / ドキュメンタリー視聴 / 瞑想 / マントラ
9:15 就寝

滞在費(部屋・食事代、ヨーガクラス・自然療法参加込)
1人部屋 1日30ドル
2人部屋 1日18ドル(1人分)



)カイヴァリヤダーマ研究所

『カイヴァリヤダーマ研究所』は、ヨーガの近代的研究のパイオニアである「スワーミー・クヴァラヤーナンダ(1883-1966)によって、1924年にインド・マハーラーシュトラ州のロナウラに設立された、インドで(世界で)初めてのヨーガの学術的研究所です。 
『カイヴァリヤダーマ』の研究室で、伝統的なハタ・ヨーガの技法の
生理学的・心理学的な効果が科学的に研究されたことで、ヨーガが一般社会の教育・医療の分野で応用される方向性が確立されました。

キャンパス内では、一般ビジター向けのヘルス・ケア・センター(ヨーガと自然療法)の他に、科学的研究ラボ、哲学・文献学研究室、付属カレッジ、ヘルス・ケア・センター(ヨーガと自然療法)、アーユルヴェーダ・センターなどが運営されています。


科学的研究ラボ
(SRD:Scientific Research Department)

科学的研究ラボでは、ハタ・ヨーガの技法(アーサナ、プラーナーヤーマ、
ムドラー・バンダ、クリヤ)の基礎研究や、ヨーギの超常的能力を科学的に解明する実験が実施されて来ました。

また、「ブー・サマーディ(ヨーギの生き埋め)の研究」など、かってヨーガ研究の分野でブレーク・スルーとなった幾多の研究が行われました。

それらの研究結果は、1924年に創刊された『カイヴァリヤダーマ』の学術誌『ヨーガ・ミーマーンサー』に論文として掲載されています(バックナンバーはデジタル化され、CD-ROMで入手可能です)。


哲学・文献学研究室
(PLRD:Philosophico-Literary Research Department)

哲学・文献学研究室は、ヨーガの哲学的・文献学的研究が行われています。世界で唯一のヨーガ図書館を併設し、インド各地や世界の東洋学図書館に散逸しているヨーガの古典文献の写本や出版物の収集し保全、また、それらの古典資料に基づいた批判校訂版の編纂、ヨーガ分野の辞典や文献目録、用語集、現代テキストの編纂などが活動内容です。

また、ヨーガ的コンセプトの比較宗教的・比較文化的研究も研究活動の範疇内です。それらの研究結果は、やはり『ヨーガ・ミーマーンサー』に論文として掲載され、また、書籍として「カイヴァリヤダーマ」の出版局から刊行されています。


付属カレッジ

(Gordhandas Seksaria Colledge of Yoga & Cultural Synthesis)

付属カレッジは、インドで初めてのヨーガを大学教育の枠組みで扱う
専門カレッジとして1950年に開校。60年近い歴史があり、数多くのヨーガ教師・ヨーガ研究者を輩出しています。6週間コース(CCY)と1年間コース(D.Y.Ed.)が運営されています。


ロナウラの伝統的ヨーガ

ロナウラの『カイヴァリヤダーマ研究所』で指導されている「ヨーガ」は、ヨーガの枠組みを決めている「パータンジャリ」の『ヨーガ・スートラ』と、中世の「ゴーラクシャナータ」系の「ナータ派」で発展した多種多様な「ハタ・ヨーガ」の技法の伝統に立脚しています。

そして、「ヨーガ」の伝統的なリソースに根拠を置きつつ、1920年代にインドで始まった近代的ヨーガ研究の発祥の地としての一貫性を保ちながら、合理的な理論とスタンダードな技法の体系が構築されています。

また、宗教色・ヒンドゥー教色のないニュートラルで学術的なヨーガとして、インドの教育・医療分野や政策レベルでも、ロナウラの理論と技法が、実質的なヨーガのスタンダードと見なされて来ました。

一見地味なメソッドですが、一度身に付けておくと、一生マイペースで
続けて行けるシステムとして、心身の健康の維持・促進から、無理なく「プラーナーヤーマ(呼吸法)」から「瞑想法」へと進む基礎を築いてくれます。

「ヨーガ」のルーツはインドにあります。ヨーガに興味のある方は、何らかの形で「インド」との接点を持って行くことが有利と思います。



5)プネーのサンデーシュ日本語サービス(JLS)

インドへのヨーガ研修、また短期・長期留学について興味のある方は、どうぞご相談下さい。適切なガイダンスとサポートが可能です。

インドの公用語は英語です。現地で日本語サポートが必要な場合は、
プネーの日本語サービスのエージェントで手配も可能です。

『サンデーシュ日本語サービス(JLS)』
代表:チャンドラシェカール・ラトール(Chandrashekhar Rathod)

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『インド日系企業年鑑2008』
英語名:Indo Nippon Friendship Association/Japanese Language Service
日本語:インド日本フレンドシップ協会/サンデーシュ日本語サービス
略称:INFA/JLS
住所:564, Budhwar Peth, Pune 411002, Maharashtra, India

設立年:1994
年鑑内職種:教育・文化(Education, Culture)
業務内容:ビジネス・教育・研究でマハーラーシュトラ州を訪れる日本人のサポート、英語・ヒンディー・マラーティー語と日本語の通訳、IT関係者対象の日本語教育、日本語能力試験、JETROビジネス日本語試験対策



6)ロナウラのJ.K.トラベル

ムンバイ空港迎えや、ロナウラ・プネー周辺での移動の車の手配はロナウラの『J.K.トラベル』で可能です。『カイヴァリヤダーマ研究所』を訪れる外国人ゲストを取り扱っているエージェントです。

『J.K.Travel』
代表:S.P.S.Anand(Kuku)

JKTravel 
 
 

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