2011年1月21日金曜日

タイでヴィパッサナー修行2010年12月②

日時:2010年12月8日(水)ー19日(日)
場所:ピサヌロークの瞑想センター「Dhamma Abha」
http://www.abha.dhamma.org/

2010年12月に、仏教瞑想の本場であるタイ王国で、10日間の「ヴィパッサナー(Vipassana)」のコースに参加された方のフィードバック・シリーズです。

インド起源の精神価値体系(仏教を含む)の影響を受けているアジアの国々(日本を含む)の精神性の伝統について取り上げる「アジアの精神性とヨーガ」のシリーズの一部です。

広い意味で、わたしたち日本人はアジアの仏教文化の文脈にいます。そして、仏教とヨーガは切り離すことができない関係です。

従って、インドのヨーガの理解を深める場合にも、平行してアジアのさまざまな仏教の伝統についての教養を深めることが有利になります。

そのことが、インド起源の精神文化の伝統への、より全体的で包括的な洞察を深めることに繋がるでしょう。


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昨年12月にタイの「ワンサニット・アシュラム」で実施された10日間の専門コース「ワンサニット2010」の日程は、ピサヌロークにある瞑想センターの10日間コースの日程と
組み合わされていました。

・「ワンサニット2010」   :11月27日(土)-12月 8日(水)
・「ヴィパッサナー・ピサヌローク」:12月 8日(水)-12月19日(日)

そして、「ワンサニット2010」に参加された方5名が、引き続き、ピサヌロークで10日間の瞑想コースに参加されました。

以下は、「ワンサニット2010」の後にピサヌロークの「ヴィパッサナー・コース」に参加された「A.K.」さん(東京在住)のフィードバックです。

「A.K.」さんは、次のプログラムに参加されています。
・2009年6月:穂高編2009
・2010年3月:ロナウラ編2010
・2010年12月:ワンサニット2010
・2010年12月:ヴィッパサナー・ピサヌローク

また、ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」の
付属カレッジにヨーガ留学される準備中です。


フィードバックの項目

【プロフィール】
①住んでいるところ
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
⑤今後のヨーガへの展望や希望

【フィードバック】
1)瞑想センターの場所と環境
①ピサヌロークの環境
②センターの施設
③泊まる部屋と食事
④スタッフの対応

2)10日間コースについて
①コース中の日課へのコメント
②瞑想コース中に洞察が深まったこと
③瞑想コース中に直面したチャレンジ
④タイで10日間コースに参加した意義があったかどうか

3)ヨーガと瞑想(Vipassana)の関連についての考察
4)タイ全般のご感想など


タイで本格瞑想修行

上座部仏教国であるタイ王国は、瞑想の本場です。環境と設備が整った瞑想センターが無数にあり、外国人の受け入れ体制も十分です。

期間:日本との移動日を含めて2週間以内
運賃:早めの予約で航空運賃往復5万円以内
費用:ドネーション・システムで常識的参加費
環境:自然充実のセンター、瞑想環境抜群
施設:全室個室、シンプルながら申し分なし
食事:タイ料理の完全菜食
言語:英語とタイ語のバイリンガル、日本語サポート有り

英語に不安のある方でも、日本にもある関連センターで一度予習をして来れば、ほぼ問題なくタイの瞑想センターでの本番に進めるでしょう。

タイでの本格的な瞑想修行に興味のある方は、どうぞ、お気軽にお問い合わせ下さい。 的確なガイダンスと必要なサポートを提供させて頂きます。


ピサヌロークの瞑想センター
「タイランド・ヴィパッサナー・センター : ダンマ・アバー」
Thailand Vipassana Centre - Dhamma Abha
138 Baan Huayplu,Tambon Kaengsopa, Amphur, Wangthong,
Phitsanulok 65220, Thailand
Website:
http://www.abha.dhamma.org/

バンコクから車で5-6時間、中部タイのピサヌロークに位置。
外国人受け入れ体制・日本語サポートもあります。


プラチンブリの瞑想センター

「タイランド・ヴィパッサナー・センター : ダンマ・カマラ」
Thailand Vipassana Centre : Dhamma Kamala
200 Baan Nern-Pasook (Behind Thai-Rath Vitaya 7 School)
Tambol Dong-Kee-Lek, Amphur Muang, Prachinburi 25000, Thailand
Website: www.kamala.dhamma.org

バンコクから車で2時間、プラチンブリという町にあります。外国人受け入れ体制・日本語サポートもあります。


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タイの瞑想センターでヴィパッサナー修行②
東京在住の「A.K.」さん(女性)のフィードバック

日時:2010年12月8日(水)ー19日(日)
場所:ピサヌロークの「ダンマ・アバー」

ひろし先生、ひでこ先生、
こんにちは。
「Dr.M.L.Gharote Memorial Seminar」は充実した内容だったようですね。私もいつか参加してみたいです!
...........
さて、大変遅くなってしまって申し訳ありませんが、昨年12月のヴィパッサナー瞑想体験のフィードバックをさせていただきます。
..........
今度はミャンマー、スリランカなど、他の上座部仏教国でのヴィパッサナーを試してみるのもいいかな、などと考えたりしています。

東京という、多分世界でも1、2を争う時間の流れが速い街にいると、あの10日余りは本当に貴重で贅沢な体験だったな、と思います。

では、以下、ご確認ください。


【プロフィール】

①住んでいるところ
東京都新宿区
   
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
 
主に演劇の分野で日英の翻訳、通訳をしています。
以前は演劇制作に関わっていました。
 
 
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
 
ヨーガを始め、仏教、民俗学、歴史、演劇他、多趣味の無趣味で、どれもこれも大成していません…。

旅が好きで、国内海外地域を問わず、機会があればどこへなりとも出かけていきます。


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

4~5年でしょうか。
体調を少し崩したときに生活を見直す一環として。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

不自然な気負いなく、それぞれが興味の持てる切り口から、きちんと裏付けのあるヨーガを掘り下げることのできる環境が整うといいな、と思います。



【フィードバック】

1)瞑想センターの場所と環境

①ピサヌロークの環境

山があり、緑が多く、季節のせいもあると思いますが、南国の避暑地という感じがしました。

12月がいつもそうなのかはわかりませんが、思いの外寒かったです。雨が降る日も少なくなく、明け方の冷え込みは結構厳しかったです。

タイ人の参加者は、みんな毛糸の帽子を被ったり、中には手袋をしている人も!

私も荷物の奥にしまってあった冬用の上着を取り出して連日活用していました。(日本が冬で良かったです…)


②センターの施設

近代的で清潔です。

施設周辺はのんびりとした町なのかもしれませんが、施設内はゆったりしつつも、背筋がぴしっと伸びるような空気があったように思います。


③泊まる部屋と食事

私は初めてのヴィパッサナー瞑想だったので、2畳ほどの小さな部屋に宿泊しました。

そんな小さな部屋でも各室に窓はあり、扇風機も置かれ、不便はしませんでした。

上掛けは毛布1枚しか用意されていないので、念のために防寒を意識した準備が必要かもしれません。

トイレ、シャワーは共同ですが、スタッフが毎日掃除をして下さるのできれいです。熱いお湯もたっぷり出ます。

ヴィパッサナー瞑想経験者はシャワー・トイレ付きの広めの個室に泊まれるようでした。

食事は菜食で、2度と同じ献立を見ないくらいバリエーション豊かでした。ただ、見た目から味が想像できないこともあり、口に入れてびっくり! ということも(笑)。

それでも、タイとはいえ辛さも控え目で、私は全般にとても美味しくいただきました。

毎日飲むことのできるジンジャーティーが個人的には大変気に入りました。

タイの味付けに飽きても、食パン、クラッカーなども用意されているので、特に問題ないのではないかと思います。


④スタッフの対応

皆さんとても親切です。

そして温かな空気を損なうことなくきっちりと規律を守り、守らせてくれます。

外国の環境で瞑想に燗してはすべてが初めての私でしたが、不安に思うことはほとんどありませんでした。



2)10日間コースについて

①コース中の日課へのコメント

    4:00    起床
    4:30- 6:30 瞑想
    6:30- 8:00 朝食・休憩
    8:00- 9:00 グループ瞑想
    9:00-11:00 瞑想
    11:00-13:00 昼食・休憩
    13:00-14:30 瞑想
    14:30-15:30 グループ瞑想
    15:30-17:00 瞑想
    17:00-18:00 ティータイム
    18:00-19:00 グループ瞑想
    19:00-20:30 講話
    20:30-21:00 瞑想
    21:00   質問
    21:30   消灯

忙しすぎず、だらけすぎず、程よいテンポで毎日を過ごせたように思います。

休憩時間に洗濯をしたり、シャワーを浴びたりします。いつの休憩に何をするか、2、3日もすると大体決まってきて、日々同じリズムで過ごす心地よさがありました。

個室に時計がないので、腕時計は必須かもしれません。携帯電話は他の貴重品と一緒に初日に預けなければならず、携帯を時計代わりにしている私は困りました。(C.A.さんに腕時計をお借りして助かりました)


②瞑想コース中に洞察が深まったこと

自分の得手不得手はそれなりに知っているつもりでしたが、「実感」を伴ってそれを感じ取ることができました。

どんなことに自分が執着しやすく、それをどんな風に正当化しがちなのか、といったことに気づいたりもしました。

瞑想中に予想もしなかったような感情がわき出てきて驚いた日もありました。

瞑想中に感じる痛みや不快感は、過去のサンカーラ(渇望、嫌悪?)が浮き出てきたもの、という解釈が新鮮でした。
(↑これは正確な理解ではないかもしれません)


③瞑想コース中に直面したチャレンジ

私の場合は瞑想中の睡魔と痛み(体のしんどさ)、これに尽きました(笑)。

特に長時間座ることから来る体のしんどさは、どうしても日々積み重なっていくので、後半はなるべく歩く時間をつくるように心がけました。

10日間声を出さず、読み書きもしない、というのは、意外にもまったく苦痛ではなく、むしろ心地よかったです。

瞑想10日目の午前中に会話が解禁になりますが、いろんな人と話した後の瞑想はまるで集中できず(笑)、沈黙の大切さをしみじみとかみしめました。


④タイで10日間コースに参加した意義があったかどうか

あったと思います。

10日間の集中的な瞑想という日常から離れた行為を、タイという異国の地で行うことで「非日常」の度合いが高まり、自分がその時やっていることにより集中できただけでなく、普段の自分を冷静に振り返ることが可能になったように思います。

また、タイの仏教文化が一般の人の生活の中にどのような形で浸透しているのかを垣間見ることができたのも、興味深い経験になりました。


3)ヨーガと瞑想(Vipassana)の関連についての考察

ヨーガのアーサナもプラーナーヤーマも、瞑想ができるように心身を整えるという側面があるなら、ヨーガの延長上に置くことができて、現代を生きる日本人である私にも実践できる瞑想は何だろうと考えた時、「ヴィパッサナー瞑想」はとても入りやすい入り口だな、と思いました。

瞑想も突き詰めるとある種の宗教性が必要なんじゃないか、という気もするのですが(これは間違っているかも知れません)、自分が寄り添うべき「宗教」をなかなか見つけることのできないでいる私にとって、可能な限りニュートラルな姿勢を主張する「ヴィパッサナー瞑想」は、非常にありがたい方法論を提示してくれたように思います。


4)タイ全般のご感想など

全体にタイの人は人なつっこく、親切だな、と感じました。

瞑想センターで一緒に過ごした若いタイ人の女性たちが、最終日にしっかりとお化粧をしておしゃれな姿に変身したのにびっくりしました(笑)。

そういう「普通の」人たちが、あまり気負うことなく友達どうしで誘い合って瞑想をしにやってくる様子が素敵だな、と思いました。



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2011年1月18日火曜日

「カイヴァリヤダーマ・ムンバイ」で第6回セミナー

日程:2011年1月29日(土)・30日(日)
主題:ヨーガ・セラピーの発展(Advances in Yogic Therapy)
会場:カイヴァリヤダーマ・ムンバイ

2011年1月29日(土)・30日(日)に「カイヴァリヤダーマ」のムンバイ・センターで開催される第6回ヨーガ・アップデート・セミナー「Advances in Yogic Therapy(ヨーガ・セラピーの発展)」についてのお知らせです。

会場
はインドのムンバイです。
ご都合の付く方は、どうぞご参加下さい。歓迎いたします。

2011_YogicTherapySeminar

案内のパンフレットが、次のアドレスでPDFでダウンロード出来ます。
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnxoaGFpa2F0YXxneDo3YmVmNTc0YmU0ZGQwMzRk&pli=1

Kaivalyadhama Ishwardas Chunilal Yogic Health Centre
http://www.kdhammumbai.org/
43, Netaji Subhash Road,
Mumbai-400 002. 

ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所」のムンバイ支部である「カイヴァリヤダーマ・イシュワラダス・チュニラール・ヨーガ・ヘルス・センター」は、一般市民を対象にした「外来クリニック兼ヨーガ・トレーニング・センター」として、1932年に空港近くのサンタクルズで設立されました。

1936年に現在のマリーンドライブ(海に面した超一等地)に移転。設立以来80年近くに渡り、「カイヴァリヤダーマ・ムンバイ」は、ヨーガをライフスタイルに統合することで、健康の維持・増進の実現と、慢性疾患の治療を可能にする指導を行って来ています。

また、定期的に「Yoga Up-date(ヨーガ・アップデート)」というテーマのセミナーも開催され、今回は6回目になります。

今回のセミナーのテーマは「ヨーガ・セラピーの発展(Advances in Yogic Therapy)」です。

今回はわたしたちも、このムンバイでの2日間のセミナーに参加して、現在インドで進行中の「ヨーガ・セラピー研究」についての知見をアップデートする予定です。



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2011年1月16日日曜日

第6回M.L.ガロテ博士記念セミナー

日時:2011年1月17日(月)午前10時ー午後6時
会場:ファリヤース・リゾート・ホテル、ロナウラ

2011年もM.L.ガロテ博士の命日にあたる1月17日に、「ロナウラ・ヨーガ研究所(LYI)」主催による、「M.L.ガロテ博士記念セミナー」が開催されます。今回で6回目になります。
 
Yoga Miracle Hotel8s

ご都合の付く方は、どうぞご参加下さい。
歓迎いたします。
LYI2011_invitationcard

次のアドレスで招待状が、PDFでダウンロード出来ます。
 https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnxoaGFpa2F0YXxneDozYjY4MzMzMzU3ZjgxMzYz

主催:ロナウラ・ヨーガ研究所(インド)
日時:2011年1月17日(月)
時間:午前10時ー午後6時
会場:ファリヤース・リゾート・ホテル、ロナウラ
後援:インド政府厚生省AYUSH局(CCRYN)+プネー大学
主題:マインドを超えて-伝統的なヨーガのアプローチ


今回も後援はインド政府厚生省AYUSH局の「CCRYN(ヨーガと自然療法・中央研究審議会)」と
プネー大学です。

会場は
ロナウラの「ファリヤース・リゾート」というリゾート・ホテルです(避暑地のロナウラでの一番の高級ホテルです)。

当日、
今年度のロナウラ・ヨーガ研究所の研究成果である批判校訂版の「アマナスカ・ヨーガ(Amanaska Yoga)」というヨーガの伝統文献の出版発表がされる予定です。

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2011年1月13日木曜日

ワンサニット2010年12月⑥

日程:2010年11月28日(日)-12月8日(水)10泊11日
会場:「ワンサニット・アシュラム」
バンコク郊外オンカラック →
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php 

参加者の方のフィードバック・シリーズ⑥
大阪在住の「M.S.」さん

2010年11月28日(日)から12月8日(水)の10泊11日で、バンコク郊外・オンカラックの「ワンサニット・アシュラム」で実施された「ワンサニット2010」のフィードバック・シリーズ⑥です。 

「ヨーガ」に興味を持つ、ということは、たいへんすばらしいことです。長い歴史を持つ「ヨーガ」には、現代社会に生きるわたしたちにも役立つ技術や考え方があります。

しかし、ただ闇雲に「ヨガ・ヨーガ」と名が付くものに飛びついても、無駄な時間とエネルギーを費やすことになる傾向があります。

道端に落ちているものを拾い集めても、家は建たないですね。 長く安心して住めるお家を建てるには、確固たる土台の上に、しっかりとした設計図で、信頼の置ける素材を組み上げて行く必要があります。

長く安心して住める「ヨーガ」という家を建てるにはどうするか、という指針を提供するために、2009年から「ワンサニット・アシュラム」での「専門コース」は始まりました。

おかげさまで、2009年も、2010年も、参加者の方からはポジティブなフィードバックを頂いています。
 
 
 
 
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「専門コース」として10日間100時間で企画された「ワンサニット2010」には14名+追加参加4名の方が参加されました(男性1名、女性17名)。 

今回は、大阪在住の「M.S.」さん(女性)のフィードバックです。

「M.S.」さんは、2010年6月「穂高編2010」の4つのプログラムに全部に参加されています。タイでの合宿セミナーは初めてです。



「ワンサニット2010」のフィードバックの項目
【プロフィール】
①住んでいるところ
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
⑤今後のヨーガへの展望や希望

【フィードバック】
1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境
①環境と施設
②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール
③食事について

2)講義について
①ヨーガのコンセプト
②アーサナについて
③プラーナーヤーマについて
④「ヨーガ・スートラ」について
⑤「ハタ・ヨーガ」について
⑥インド哲学・仏教思想について

3)実習について
①アーサナ
・瞑想のアーサナ
・伝統系の動くアーサナ
・リラクセーションのアーサナ

②プラーナーヤーマ
・アヌローマ・ヴィローマ
・ウジャーイー
・バストリカー

③クリアー
・カパーラバーティ
・ジャラ・ネーティ
・スートラ・ネーティ
・ヴォーマン・ダウティ
・アグニサーラ
・トラータカ

④ムドラー・バンダについて
・3つのバンダ(ジャランダーラ・ウッディヤーナ・ムーラ)
・ジファー・バンダ
・ヴィパリータ・カラニ(いわゆる逆転系アーサナを含む)

⑤瞑想

3)「ワンサニット2010」の総括
①プログラム全体の総括的なご感想
②日本からコースに参加したメリットがあったかどうか
③「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス

4)タイランドの印象、役立つ情報などetc.
①タイ政府厚生省「タイ伝承医学研究所」の訪問
②ホテル・ショッピング情報 etc.  


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「ワンサニット2010」
2010年11月28日(日)-12月8日(水)
大阪在住の「M.S.」さん(女性)のフィードバック

相方ひろし先生、ひでこ先生
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

そして、昨年は大変お世話になりました。
年越ししてしまいましたが、ワンサニット2010のフィードバックです。


1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境

①環境と施設

バンコクから約1時間ほど車で走ったところに、自然が豊かで静かな場所があるだなんて知りませんでした。

鳥や犬、猫、ゲッコウなどなど様々な動物さん達と共に過ごす環境も、ヨーガの合宿には向いている、と感じました。

ワンサニットアシュラムに入る前の、原始的な「渡し船?板?」がとても好きでした。

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②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール

通常は一人部屋用のクティーに2名で滞在しましたが、狭いとは感じず丁度良かったです。

トイレ&シャワーも隣接しているので便利でした。

講義が行われた「土ハウス」は、角がなく丸みを帯びた家の中でとてもリラックスできました。

瞑想&アーサナ・ホールは2階なので、窓からは緑が見渡せましたし、ダライラマ法王の微笑みの絵画が印象的でした。


③食事について

卵を含む菜食のタイ料理でどれも美味しかったです。たくさんのバリエーションがあり、毎食ワクワクしていました。

盛り付けも色鮮やかだったり、ちょっとした工夫があったりで目にも美味しかったです。

  
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2)講義について

①ヨーガのコンセプト

ヨーガでサマーディを目指す、と知ったかぶりはしてましたが、何のことか理解しがたい領域でした。

睡眠モデルから入り、サマーディーを追求する活動をすることにより副効果があるという、私達にも入りやすい視点から解説していただき、どういう順序で方向で進めばよいか見えやすかったです。

どんな状況においても自分を常に最適化する作業が大切であり、ヨーガはその手段となってくれそうです。


②アーサナについて

アーサナが合理的で科学的であると改めて感じました。

伝統的なテキストから解説されることで、どうしてアーサナをするか迷いがなくなります。

まだまだ奥深いハタ・プラディピカーとゲーランダ・サンヒターの理解を深めていきたいと感じました。


③プラーナーヤーマについて

私たちが感じることの出来ない自律神経を操作しようとすることがプラーナーヤーマで、数種の技法があるならば、日々の練習を続けるのみ。

どういう結果が出るか体験を通して理解していきたい。


④「ヨーガ・スートラ」について

ヨーガの土台となるもの。どの講義の場面でもスートラが出てくることが多かったのでヨーガ・スートラが基盤になっていることをリアルに感じました。

心を仏教の理論から解説が入ることで、理解が少しずつですが深まります。

印象的なのが、バヒランガ・ヨーガの部分です。


⑤「ハタ・ヨーガ」について

ハタ・ヨーガの歴史的背景を知ることと、伝統的な文献からアーサナの原理を理解していくことで、私たちがなにを少しずつ実践していくか、見えてきやすかったです。


⑥インド哲学・仏教思想について

インド人にとって当たり前の事、日本人には理解しがたい事、などの仕分け作業の解説がありがたかったです。

インドで長年生活されている先生だからこその講義は価値があります!

ヴェーダについては、理解不可能な部分が多々あり、ちょっと右から左へ受け流す部分も正直ありましたが、実際に仏教国のタイに滞在し、タイ・ヨーガ研究所のカヴィー先生の講義を聞いたり、NHKの仏教シリーズDVDを見ることにより、視野が広がりました。



3)実習について

①アーサナ

今起こっている感覚に意識をおくり、観察をすること。そして、常に起きている呼吸を追っていくことがアーサナで重要となることを体感しました。

10日間の合宿という環境で同じ時間に練習することで、日々のカラダとココロの変化に気づけました。日本で練習している時よりずっと。。。。

やっぱり、スティラ・スッカが大事ですね。

今の現代日本人にとって、安定して落ち着いていられることって難しいのかもしれない、とも感じました。

伝統的なヨーガの技法を今の時代でどう活かすかが本当に重要ですね。


②プラーナーヤーマ

・アヌローマ・ヴィローマ

合宿中は1日4回アヌローマ・ヴィローマを行うことにより、呼吸のコントロールが日々深まることを感じつつ、その時々の体調の変化により、プラーナーヤーマの質が異なる感覚もありました。


・ウジャーイー

横たわりながらのウジャーイーは、途中で寝てしまうケースが多々ありましたし、プラナーヤーマーの途中で横たわる動作を入れることにより、深まりつつある呼吸が途切れてしまうように思いました。


・バストリカー

穂高の時よりバストリカーの解説も実習も深めてくださったので、より内的感覚に意識しながら行うことができました。バストリカーはまりますね。


③クリアー

・カパーラバーティ

カパーラバーティの後の静寂。息をしようとする体からの反応を観察するのがおもしろかったです。


・ジャラ・ネーティ

日常でも毎朝やっていますが、やらない日は気持ち悪いです。陶器のネーティーポットはgood。


・スートラ・ネーティ

ジャラ・ネティーでは出きらない液体が出てきました。最初なかなか管が通りませんでしたが、何よりリラックスすることが大事だと体感しました。


・ヴォーマン・ダウティ

スッキリ。スッキリでした。たまに家でも怪しまれない程度にやっていきたいです。


・アグニサーラ

穂高の後から食事前にはやるようにはしていました。気持ち的なものかもしれませんが、アグニサーラをやってからの食事の後の胃や腸の感覚がちょっと楽な気がします。


・トラータカ

ちゃんとトラータカをやったのは初めてでしたが、涙か出すぎる時と全くでない時の差が激しすぎました。目に痒みがあった日は涙が止まりませんでした。


④ムドラー・バンダについて

バンダは内部感覚への意識が高まり集中力が高まり、特にプラナーナーマーにバンダは必要であると改めて感じました。


・3つのバンダ(ジャランダーラ・ウッディヤーナ・ムーラ)

ウディヤーナは、毎朝一発いれる習慣がつくと、やらずにはいられなくなります。一番感覚としてわかりやすいので気持ちよいです。

ジャランダーラはロックできているのか、よくわかりませんでした。

骨盤底筋がかなり弱いので苦手ですが、ムーラは重要だと感覚でわかりました。練習します。


・ジファー・バンダ

のどの奥の方に刺激がダイレクトにいきます。簡単なので電車の中などでしています。


・ヴィパリータ・カラニ(いわゆる逆転系アーサナを含む)

ジャランダーラは自然と意識できますが、ムーラがなかなか。座布団を使うことで首の負担がかなり軽減できます。


⑤瞑想

仏教国のタイでの合宿ということで、瞑想しやすい環境であったので、ただ座っているという状況がしっくりきました。

ゴーエンカ氏のヴィパッサナー瞑想はまだ未体験ですので、近々体験するつもりです。
 

 
3)「ワンサニット2010」の総括
 
①プログラム全体の総括的なご感想
 
タイの自然の中で、ヨーガを深めようと意欲のある方々と一緒に相方先生方の下で10日間生活を共にしながら学べたこと自体、大きな意味がありました。
  
特に、今回はタイでの合宿ということで、仏教について多くの事をお話いただけたので、内容が入ってきやすかったと感じます。
 
仏教とヨーガの密接な関わりがあり、日本人にとってはインド哲学より仏教を通してヨーガの理解を深めていくことが必要であるとつくづく思いました。
 
スケジュールもタイトではなくて、夜の講義にDVD観賞の時間をとっていただけたのも、いろんな意味で視野が広がり勉強になりました。
 
マラコンブはもう1回みんなで見たかったです!


②日本からコースに参加したメリットがあったかどうか

メリットありすぎます。

穂高で相方先生のセミナーに参加し、流れるようにワンサニット合宿に参加させていただきましたが、穂高の時より先生方もリラックスされている感じがしました。

講義以外でのお話も本当に勉強になることや、おもしろい話でワクワクしました。やっぱり環境は大事ですね。


③「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス
 
タイミングが合えば、是非参加をおすすめいたします。その場に行かないとわからない事がたくさんあります。



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4)タイランドの印象、役立つ情報などetc.

①タイ政府厚生省「タイ伝承医学研究所」の訪問

タイ古式マッサージが伝承医学で研究をされているなんて、ちっとも知りませんでした。伝統医学を近代化していくことの重要という考えがあるタイは魅力的ですね。


②ホテル・ショッピング情報 etc.

カオサンに滞在される方。カオサン・ロードから10分くらい離れたチャオプラヤー付近の「bella bella river GH」はオススメです!

インド人街のパフラットはインド好きなら行くべしです。

あと、いつの日かインドでの4週間相方先生セミナーを期待しております。



相方ひろし先生、ひでこ先生。
ワンサニットでは大変大変お世話になりました。
本当に充実した日々でした。

先生方もお疲れなのに、いろいろ手厚くケアしていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、「ワンサニット2010」を共に過ごした参加者の皆さん、ありがとうございました。

ヨーガを通して出会えたこのご縁を大切にし、いつかまた会える日を楽し みにしております。



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ワンサニット2010年12月⑤

日程:2010年11月28日(日)-12月8日(水)10泊11日
会場:「ワンサニット・アシュラム」
バンコク郊外オンカラック →
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php 

参加者の方のフィードバック・シリーズ⑤
宮崎在住の「K.A.」さん

2010年11月28日(日)から12月8日(水)の10泊11日で、バンコク郊外・オンカラックの「ワンサニット・アシュラム」で実施された「ワンサニット2010」のフィードバック・シリーズ⑤です。 

10日間100時間の専門コースとして2009年から始まった「ワンサニット2009」「ワンサニット2010」は、ヨーガをライフワークとして、一生続けて行くための自信と、次のステージへ向かう努力の方向性を提供しています。

近年、アメリカで捏造された健康・フィットネス産業の消費材としての「ヨガ・YOGA」と、
常に、インドの精神価値体系の中核にあった自己探求(Adhyatmika)の方法論としての「ヨーガ」。

そして、今は、この緊張関係がスリリングですね(結論は最初から出ていますが)。

わたしたち日本人にとっての「ヨーガ」とは、長い年月を経て日本化された大乗仏教文化のルーツにある、インド起源の精神文化が醸し出す、あの漠然とした気分を再発見・再認識するプロセスでもあります。

その確認には、敬虔な上座部仏教国のタイ王国という環境でヨーガを扱うと、わたしたちの深層に作用する、重層的な意味があるようです。
 
 

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「専門コース」として10日間100時間で企画された「ワンサニット2010」には14名+追加参加4名の方が参加されました(男性1名、女性17名)。 

今回は、宮崎在住の「K.A.」さん(女性)のフィードバックです。

「K.A.」さんは、2010年6月「穂高編2010」の2つのプログラムに参加されています。 タイでの合宿セミナーは今回が初めてです。

 
「ワンサニット2010」のフィードバックの項目
【プロフィール】
①住んでいるところ
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
⑤今後のヨーガへの展望や希望

【フィードバック】
1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境
①環境と施設
②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール
③食事について

2)講義について
①ヨーガのコンセプト
②アーサナについて
③プラーナーヤーマについて
④「ヨーガ・スートラ」について
⑤「ハタ・ヨーガ」について
⑥インド哲学・仏教思想について

3)実習について
①アーサナ
・瞑想のアーサナ
・伝統系の動くアーサナ
・リラクセーションのアーサナ

②プラーナーヤーマ
・アヌローマ・ヴィローマ
・ウジャーイー
・バストリカー

③クリアー
・カパーラバーティ
・ジャラ・ネーティ
・スートラ・ネーティ
・ヴォーマン・ダウティ
・アグニサーラ
・トラータカ

④ムドラー・バンダについて
・3つのバンダ(ジャランダーラ・ウッディヤーナ・ムーラ)
・ジファー・バンダ
・ヴィパリータ・カラニ(いわゆる逆転系アーサナを含む)

⑤瞑想

3)「ワンサニット2010」の総括
①プログラム全体の総括的なご感想
②日本からコースに参加したメリットがあったかどうか
③「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス

4)タイランドの印象、役立つ情報などetc.
①タイ政府厚生省「タイ伝承医学研究所」の訪問
②ホテル・ショッピング情報 etc.  


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「ワンサニット2010」
2010年11月28日(日)-12月8日(水)
宮崎在住の「K.A.」さん(女性)のフィードバック

相方ひろし先生、ひでこ先生
あけましておめでとうございます。

昨年は、長野とタイでのワークショップで大変お世話になりました。今年のワークショップにも出来る限り参加したいと思っています。


【プロフィール】

①住んでいるところ
宮崎県宮崎市

②現在の仕事
スポーツクラブのフリーインストラクターです。

③特に関心の深いこと。趣味・特技・ライフワーク

ごく最近ですが、精神性や、仏教関連の本を読みます。仕事が動なので、本を読んでる時間は心静かに過ごす静の時間です。

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

ヨーガ歴は5年程です。スポーツクラブで受けたレッスンで、感じたことのない感覚に衝撃を受けまして・・・


⑤今後のヨーガへの展望

生活の一部としてヨーガを楽しめていけたらいいな・・・と思ってます。


【フィードバック】

1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境

①環境と施設

とても気持ちよく過ごせました。自然が豊かで手入れも行き届いていました。

②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール

高床式のコテージに泊まりました。とても快適でした。セミナー室も瞑想ホールも落ち着いて過ごせました。

③食事について

毎食とてもおいしくいただきました。何度おかわりをしたことか・・

菜食中心でしたが、飽きることなくいただけました。合宿中の楽しみの一つでした。

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2)講義について

①ヨーガのコンセプト

また少し理解を深められたように思います。

高度なレベルでの人格統合・・・言うのは簡単ですが、自分自身がそこに到達するにはまだまだ程遠いです。


②アーサナについて

アーサナの本来の目的が理解できました。

④「ヨーガスートラ」について

体調を崩して寝込んでいたので、すべて聞くことは出来ませんでした。 今まで、日本語訳の本は読んではいましたが、さっぱり理解できずにいました。前回の長野、そして今回タイでの講義を聞くことで、明確になりつつあります。


⑤「ハタ・ヨーガ」について

ハタ・ヨーガの起源が詳しくわかり、とても興味深かったです。

⑥インド哲学・仏教思想について

深いです・・さらっと理解できるものではないです。しかしヨーガを学ぶ上では避けて通れない部分だとおもいます。

仏教徒でありながら、仏教についてはほぼ無知なことをあらためて気づかされました。



3)実習について

①アーサナ

どのアーサナもシンプルな形なので、深層部の感覚への意識が深まりやすかったです。

早朝瞑想の時、足の痺れが不安でしたが、座布団を使用することで、心穏やかに座り続けることができました。


②プラーナーヤーマ

長野の合宿の時もそうでしたが、今回の合宿でもプラーナーヤーマが心身に及ぼす影響が多大であることを身をもって再確認しました。


③クリアー

ジャラ・ネーティは普段でも実践していたので何の問題もありませんでしたが、スートラ・ネーティは紐をつかむことが出来ず悔しいおもいをしました。いまだ成功していません・・

ボーマン・ダウティは初めての試み。貴重な体験でした。家で実践する勇気が湧いてきません・・・

トラータカも初めてでした。ローソクの炎を一点凝視したいのに目の痛みに我慢できず閉じてしまうまぶたや眼球の勝手な動きに悪戦苦闘でした。

アグニサーラは長野から帰ってきて、日々実践してたのでお腹の調子は快適でした。


④ムドラー・バンダについて

バンダをかけることで、内部意識の感覚が深まります。ジファー・バンダの力加減がよくわかりませんでした。


⑤瞑想

ワンサニットの環境がそうさせるのか、合宿の雰囲気なのかいつも心穏やかに座ることが出来ました。



3)「ワンサニット2010」の総括

①プログラム全体の総括的な感想

10日間という期間の合宿は初めてで体力、精神力の心配もありました。

(長野のときも今回も熱が出てダウンしました。仕事柄体力には自信ありましたが、環境の変化なのか、相方先生の強烈なパワーに負けるのか・・・・)

講義、実践ともにとても充実していて楽しく勉強できました。環境、食事も申し分ないです。


②日本からコースに参加したメリットがあったかどうか

非常にありました。

日本を離れることでいろんな発見にもつながります。またそこから学ぶべきものが見つかります。


③「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス

時間の都合がつくのであれば、是非参加をおすすめします。

今回の海外合宿初参加で、ものすごく不安もありましたが、相方先生、秀子先生をはじめ、合宿に参加したメンバーに助けられ勇気づけられ、貴重な時間を過ごすことが出来ました。

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4)タイランドの印象・役立つ情報

①タイ政府厚生省「タイ伝承医学研究所」の訪問

ワンサニットから少し離れていて、バスでの移動に少し疲れましたが、タイ式マッサージでほぐれました。


②ホテル・ショッピングetc

合宿後、まる二日バンコクに滞在して楽しみました。

ホテルの予約もなにもしていなったのですが、今回セミナーに参加していたタイ在住のSさんにアドバイスいただき、格安のゲストルームを紹介してもらい、一緒に食事やショッピングしてバンコク市内を満喫しました。



以上、簡単ですがフィードバックを終わります。

今回のセミナーで出会った皆さんと貴重な体験を共有でき楽しめたことに感謝します。

相方先生、秀子先生本当にお世話になりました。
またお会いする日までお元気で。


 
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2011年1月11日火曜日

ワンサニット2010年12月④

日程:2010年11月28日(日)-12月8日(水)10泊11日
会場:「ワンサニット・アシュラム」
バンコク郊外オンカラック →
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php 

参加者の方のフィードバック・シリーズ④
東京在住の「N.K.」さん

2010年11月28日(日)から12月8日(水)の10泊11日で、バンコク郊外・オンカラックの「ワンサニット・アシュラム」で実施された「ワンサニット2010」のフィードバック・シリーズ④です。 

10日間100時間の専門コースとして2009年から始まった「ワンサニット2009」「ワンサニット2010」は、すでに、ある程度のヨーガ経験のある方を対象として、ヨーガをライフワークとして一生続けて行くための自信を提供することを目的としています。

過去2回の専門コースの参加者の方のフィードバックを拝見していますと、「ワンサニット2009」「ワンサニット2010」は、十分に、その目的を達成している、ように見受けられます。



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「専門コース」として10日間100時間で企画された「ワンサニット2010」には14名+追加参加4名の方が参加されました(男性1名、女性17名)。 

今回は、東京在住の「N.K.」さん(男性)のフィードバックです。

「N.K.」さんは、
2006年11月「ワンサニット合宿セミナー」(4泊5日)
2009年11月「ワンサニット2009」
に参加されています。

昨年11月の「ワンサニット2009」に続いて、専門コースは
2回目です。


「ワンサニット2010」のフィードバックの項目
【プロフィール】
①住んでいるところ
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
⑤今後のヨーガへの展望や希望

【フィードバック】
1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境
①環境と施設
②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール
③食事について

2)講義について
①ヨーガのコンセプト
②アーサナについて
③プラーナーヤーマについて
④「ヨーガ・スートラ」について
⑤「ハタ・ヨーガ」について
⑥インド哲学・仏教思想について

3)実習について
①アーサナ
・瞑想のアーサナ
・伝統系の動くアーサナ
・リラクセーションのアーサナ

②プラーナーヤーマ
・アヌローマ・ヴィローマ
・ウジャーイー
・バストリカー

③クリアー
・カパーラバーティ
・ジャラ・ネーティ
・スートラ・ネーティ
・ヴォーマン・ダウティ
・アグニサーラ
・トラータカ

④ムドラー・バンダについて
・3つのバンダ(ジャランダーラ・ウッディヤーナ・ムーラ)
・ジファー・バンダ
・ヴィパリータ・カラニ(いわゆる逆転系アーサナを含む)

⑤瞑想

3)「ワンサニット2010」の総括
①プログラム全体の総括的なご感想
②日本からコースに参加したメリットがあったかどうか
③「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス

4)タイランドの印象、役立つ情報などetc.
①タイ政府厚生省「タイ伝承医学研究所」の訪問
②ホテル・ショッピング情報 etc.  


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「ワンサニット2010」
2010年11月28日(日)-12月8日(水)
東京在住の「N.K.」さん(男性)のフィードバック


新年おめでとうございます。
昨年はいろいろお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。 

タイで仰っていたインド4週間コース、実現すると嬉しいです。
今年はちょっとムリそうですが来年なら!
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【プロフィール】

①住んでいるところ
東京都

②現在していること(仕事etc.)
測量、ヨーガ

③特に関心の深いこと
アジアの歴史や文化

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
6年前にインドで始まりました

⑤今後のヨーガへの展望や希望
やるべきことをやり、いけるとこまでいきたいです。


【フィードバック】

1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境

①環境と施設

自然の中でよい環境です。
アウトドアタイプの生活は比較的得意ですが、蟻の狂暴性にはやや困りました。


②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール

それぞれの施設へ散歩気分で歩くことができ、気持ちよい生活環境でした。


③食事について

今回は魚系も少なく、軽い感じでしたが、種類は豊富で南国ならではの食べ物を楽しみました。食べ過ぎました…

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2)講義について

①ヨーガのコンセプト

今回のセミナーでなるほどと思ったのは、『ヨーガという建物をどう建てるか』という考え方でした。

それは、設計図はヨーガスートラを、そして実際の材料はハタヨーガのテクニックを使う、ということでした。

しかしまず、ヨーガとヨーガでないものの区別をしっかり理解するという基礎固めをし、その上にアシュターンガ(8部門)で柱を立て、ハタヨーガの様々なテクニックを部材として建物を構築していくという内容でした。

やみくもにヨーガに取り組むと、
ハタヨーガを設計図と材料の両方に利用してしまったり、ヨーガスートラを設計図としながらも、ヨガ的エクササイズを材料としてしまって、体や心の混乱を招くおそれがあるので、とても重要な部分だと感じました。


②アーサナについて

アーサナの定義、プラーナーヤーマへの橋渡し、姿勢反射のメカニズム、などへの理解が深まりました。


③プラーナーヤーマについて

呼吸を扱うとは何か、を知ることができました。


④「ヨーガ・スートラ」について

ヨーガの設計図、インド心理学の基礎としての理解が深まりました。


⑤「ハタ・ヨーガ」について

ヨーガを構築するための材料、自律系へのチャレンジ、体内感覚へのアプローチ、など理解が深まりました。


⑥インド哲学・仏教思想について

ゲスト・ティーチャーによるアビダンマの心理モデルのクラスがあり、とても興味深かったです。

徹底的に心を探る仏教、一方、心を飛び越え真理を語る保守インド側。どちらに行くにせよ、ヨーガの理解と実践が大切だと感じました。

また、上座部仏教の方々がヨーガをどう理解しているのかを知ることができ大変勉強になりました。


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3)実習について

①アーサナ

・瞑想のアーサナ
アーサナの定義を理解し実践できました。またシッダアーサナ、パドマアーサナの正式な型を知ることができました。

・伝統系の動くアーサナ
体の感覚や深層部を感じながら実践できました。特にパスチモッタナアーサナの背骨の周辺の重要性が感じられました。

・リラクセーションのアーサナ
寝てはいけません。


②プラーナーヤーマ

・アヌローマ・ヴィローマ
呼吸筋を動かすだけで空気は入出し、鼻はあくまで呼吸の補助的なものだと感じました。

・ウジャーイー
5秒でも10秒でも使えて、マルチなプラーナーヤーマでした。

・バストリカー
やりすぎるとアナパナ・サティが出来ず、違う集中が始まってしまって少し困りました。


③クリアー

・カパーラバーティ
水のカパーラバティは手軽でやりやすかったです。

・ジャラ・ネーティ
現代人やヨーガ実践者には必須だなと。

・スートラ・ネーティ
鼻が通っているようで、
奥は詰まっていることがわかりました。現代人はまずはクリヤだと思いました。

・ヴォーマン・ダウティ
爽快です。味が変わりました。普段からやるべきです。

・アグニサーラ
朝は、お腹のバンダとこれで胃腸系は快調でした。

・トラータカ
苦手です。瞬きしてしまい涙でません。


④ムドラー・バンダについて

・3つのバンダ(ジャランダーラ・ウッディヤーナ・ムーラ)
徐々に体内感覚を探っていくことができました。毎日のプラクティスに取り入れるべきだと改めて感じました。

・ジファー・バンダ
頭蓋骨が緩む感覚がありました。延髄にも響きました。

・ヴィパリータ・カラニ(いわゆる逆転系アーサナを含む)
骨盤底、内臓感覚に
もっとアプローチしていこうと感じました。


⑤瞑想
毎日の訓練と、
短期集中コース参加の両方で向上できるものだと思いました。


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3)「ワンサニット2010」の総括

①プログラム全体の総括的なご感想

今回は『最適化』という言葉をよく使用されてました。

日本でヨーガに関わる中で、あまり大声でサマーディサマーディと言えないのが現状です。その中でヨーガの目的を何にするかというのは大きな課題です。

この『最適化』という言葉は、究極的統合であるサマーディにも当てはまりますし、自律系の統合という面でも使えますし、回りの環境との統合にも使え、ヨーガを説明するうえでまさに最適な言葉だと感じました。


②日本からコースに参加したメリットがあったかどうか

今回は2年連続の参加だったのですが、とても意味のあるセミナーでした。

講義の内容も前回とはフォーカスするところが少し違っていましたし、アシュラムの環境で10日間実習を続けるという点でも大変有意義でした。


③「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス

ぜひ参加ください。
2度目も楽しいですよ。


4)タイランドの印象、役立つ情報などetc.

特になし

①タイ政府厚生省「タイ伝承医学研究所」の訪問

異国の厚生省潜入、大変興味深かったです。

ヨーガや仏教を理解するうえで、文化や歴史もしっかり学ぶべきだと感じました。


②ホテル・ショッピング情報 etc.

特になし
以上です。



(この項続く)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

2011年1月4日火曜日

ワンサニット2010年12月③

日程:2010年11月28日(日)-12月8日(水)10泊11日
会場:「ワンサニット・アシュラム」
バンコク郊外オンカラック →
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php 

参加者の方のフィードバック・シリーズ③
三重在住の「S.I.」さん

2010年11月28日(日)から12月8日(水)の10泊11日で、バンコク郊外・オンカラックの「ワンサニット・アシュラム」で実施された「ワンサニット2010」のフィードバック・シリーズ③です。 
  


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「専門コース」として10日間100時間で企画された「ワンサニット2010」には14名+追加参加4名の方が参加されました(男性1名、女性17名)。 

今回は、三重在住の「S.I.」さん(女性)のフィードバックです。

「S.I.」さんは、2010年6月「穂高編2010」の4つのプログラムに全部に参加されています。タイでの合宿セミナーは初めてです。


「ワンサニット2010」のフィードバックの項目
【プロフィール】
①住んでいるところ
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
⑤今後のヨーガへの展望や希望

【フィードバック】
1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境
①環境と施設
②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール
③食事について

2)講義について
①ヨーガのコンセプト
②アーサナについて
③プラーナーヤーマについて
④「ヨーガ・スートラ」について
⑤「ハタ・ヨーガ」について
⑥インド哲学・仏教思想について

3)実習について
①アーサナ
・瞑想のアーサナ
・伝統系の動くアーサナ
・リラクセーションのアーサナ

②プラーナーヤーマ
・アヌローマ・ヴィローマ
・ウジャーイー
・バストリカー

③クリアー
・カパーラバーティ
・ジャラ・ネーティ
・スートラ・ネーティ
・ヴォーマン・ダウティ
・アグニサーラ
・トラータカ

④ムドラー・バンダについて
・3つのバンダ(ジャランダーラ・ウッディヤーナ・ムーラ)
・ジファー・バンダ
・ヴィパリータ・カラニ(いわゆる逆転系アーサナを含む)

⑤瞑想

3)「ワンサニット2010」の総括
①プログラム全体の総括的なご感想
②日本からコースに参加したメリットがあったかどうか
③「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス

4)タイランドの印象、役立つ情報などetc.
①タイ政府厚生省「タイ伝承医学研究所」の訪問
②ホテル・ショッピング情報 etc. 


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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ワンサニット2010」
2010年11月28日(日)-12月8日(水)
三重在住の「S.I.」さん(女性)のフィードバック

相方 ひろし先生、ひでこ先生。
あけましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりました。
今年も積極的に先生たちの
ワークショップには参加させてもらいたいと思います☆

今年もどうぞよろしくお願いします。
お二人が今年も元気にご活躍されることを願っております☆

 
【プロフィール】

①住んでいるところ

三重県志摩市の海に囲まれた田舎に住んでおります。

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

地域の活動の一環、公民館で細々とヨーガ教室をさせていただいてます。地域の人たちと素敵な「わ」を広めたくて、「手作り市」を主宰したりしています。

保育士の免許を持っており、今「こどもヨーガ」に興味があり、学んでいます。 

③ご家族のこと

祖母と妹と暮しています。
一人の弟は、結婚し、近くに住んでいます。
もう一人の弟は、東京にて大学生です。

④特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

ヨーガについて、伝統的な教え、その伝統的な教えが現代の日常に置いて、どのような関わりをしているのか・・・・興味深いです。

趣味は、多趣味です。
パンを焼くこと、料理すること、ものつくりすること、「ものつくり」は私のライフワークです。

⑤タイやインドへの訪問歴

インドは5回ほど行っております。
タイは経由も合わせると何度も訪問しております。


【ヨーガとの関わり】

①ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

3年半です。
ヨーガをはじめたきっかけは
・・・インドが大好きでして、そこにあった・・・
という感じです。


②ヨーガがご自分にプラスに作用しているポイント

ヨーガは、私のベースとなってくれてます。
身体、意志、言葉、言動・・・・行為全てにヨーガは働きかけてくれてます。


③今までのヨーガの講習・合宿・研修ツアーの参加経験

相方先生のセミナーは、6月に長野で行われたセミナーに参加しました。


④今後のヨーガへの展望や希望

伝統的ヨーガを学ぶこと、そして、今の現代に生かしていけること、それを自ら体験を通して伝え、みんなが幸せでいれるようなきっかけになればいいなと思っています。

ヨーガの間口を広げて、たくさんの人に役に立つツールとなってくれることを期待しております。


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【フィードバック】

1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境

①環境と施設

バンコク市内からそれほど遠くもないのに、緑が生い茂ってして、自然いっぱいで、たくさんの種類の生き物が共存していて、とても居心地のいい空間でした。

土でできた施設も多くて、私としては、とても興味深い施設でした。


②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール

私は、クティに泊っていました。二人だと狭いかも・・・と聞いてましたが、
とっても快適でした。

セミナー室も土でできたお家に、みんなで地べたに座って、講義を聴くのは、日本にはないスタイルでとってもリラックスできて良かったです。

瞑想ホールも全面窓で外の緑も見えるし、鳥や虫たちの声も聞こえて、居心地もいいし、とても純粋な空気が流れているように思えました。

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③食事について

始めの方は、少し辛く感じましたが、後から、マイルドにしてくれ、しかも、毎回凝っているのです!!!

本当にお食事当番の方たちには感謝してます。料理の勉強にもなりました。とてもおいしかったです。


2)講義について

昨年の穂高でも相方先生のワークには参加させてもらってました。そして、2回目に同じような内容なのに、前回とは違うもっとすんなりと入ってくる。 先生も前回とはまた違う角度から様々な視点で講義をしてくださって、どの部分も聞き逃せない・・・という感じでした。

私自身、このワンサニットの1か月前にヴィパッサナに行っていたこともあり、瞑想における部分にはとても興味深かったです。


①ヨーガのコンセプト

穂高の時もそうでしたが、ヨーガというものが、いかに肉体的だけでは理解できないものだ、ということを再認識させてもらいました。

いかに、自分と自分を取り巻く環境をその都度、その都度、「最適化」していくための手段。


②アーサナについて

落ち着いて、安定している中で、自分を「観察していく」。毎回、ほぼ同じことを繰り返すことで、日々の・・・刻一刻と変化していく身体や心を観察していくことは、「今」ある自分をありのままに受け入れていくという感じで心地よかったです。

どうしても、自分でアーサナをしていると伸ばし過ぎたり、頑張りすぎるところがあり、 ありのままを観察できないこともあり、普段の自分のそんな癖にも気付かせてもらえました。


③プラーナーヤーマについて

穂高の時よりも、より突っ込んで説明していただき、より内部感覚に意識を傾けることができました。日々の中で実践していきたい、そして、反応を観察していきたいと感じてます。

やはり見えない部分を司るところに働きかけるので、時間をかけてみたいな~と思っております。


④「ヨーガ・スートラ」について

ヨーガスートラは、とても好きな講義の一つです。毎回楽しみにしています。同じことを聞いていても、毎回響くところが違うので、おもしろいです。

やはり、日常のヤマ・ニヤマのところは、今の私にとっては、とても響くところがありました。日々の生活で見直すところがいくつもあるな、と考えさせてもらいました。


⑤「ハタ・ヨーガ」について

ハタヨーガという言葉、ちまたでよく耳にしますが、結局、私が理解していたのは、ハタヨーガのほんの一部にしか過ぎなかったことを痛感させられました。

ハタ・プラディーピカー、ゲーランダ・サンヒターをもっと詳しく学びたいです。


⑥インド哲学・仏教思想について

本当に深いです。仏教の教えは確かにすんなりと入ってきやすいです。しかし、インド哲学の一元論・・・となると・・・難しいところもあります。

それでも、インド哲学ももちろん興味深いものであります。インド哲学と仏教がとても深く繋がりがあるのだと感じさせてもらいました。


3)実習について

①アーサナ

ポーズ一つ一つにおいて、肉体的に、感覚的に「今」何が起きているのかを常に「観察していく」。

自分の中に静けさや安定感がないとできないな~と感じました。だからこそ、ヨーガ・スートラの定義が理解できました。

穂高の時も感じましたが、普段の自分の練習は、微細なレベルの感覚を感じれてないな~と、改めてまた、感じました。


②プラーナーヤーマ

今回は、バストリカーをする機会が多く、穂高の時は、一生懸命という感じでしたが、リラックスして行うことができ、少し体験が深まった気がします。続けていきたいものです。


③クリアー

今回、カパーラバーティの説明でムーラ・バンダが関連しているということで、意識してみると驚くほど、カパーラバーティが力まずできるようになりました。

一つとして成り立っているものでなく、肉体の構造は、関連しあってると体感しました。

ネーティ・シリーズは、家でもさせてもらってます。さずがに、ボーマン・ダウティは中々、チャレンジできないですが・・・


④ムドラー・バンダについて

ムーラ・バンダが少しづつ感覚的に解ってきた気がします。穂高の時から、練習するようにもしていたのもあると思います。

ムドラー、バンダについては、自分なりに継続した実践が必要だと感じてます。


⑤瞑想

ヴィパッサナー瞑想に行ってから、できる限り、朝晩と瞑想の時間を自分なりに設けてましたが、やはり環境は本当に大切だと感じてます。

相方先生がおすすめのタイでのコースに今年は参加したいと思っております。


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3)「ワンサニット2010」の総括

①プログラム全体の総括的なご感想

学ぶのにも環境というのはとても大切だと感じました。とてもリラックスできる環境で学ぶことができとても満足しています。

夜の講義のときにDVDなどみせていただいたり、内容もとても充実していました。

まだまだ、先生のお話は続きそうだったので、もう少し聞きたかったなと思います。

ワンサニットのスタッフの方々にも本当に感謝です。快適な10日間を過ごすことができたのもスタッフの皆様の御心使いのおかげです☆


②日本からコースに参加したメリットがあったかどうか

日本では学べないこと、体感できないことがあったように思えます。参加させていただいて本当に良かったです。

まだまだ、頭だけでしか理解できてないことがたくさんあります。こうした整った環境の中でこそ、体験できることがたくさんあると思います。

ぜひ、カイヴァリヤダーマ4週間コースが実現してくれたら・・・・そう願います☆


③「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス

ぜひぜひ、参加してみてください。

相方先生たちは、とても親切にサポートしてくださいますから、海外に行くのは・・・ とお考えの方でも安心できること間違いなしです。


4)タイランドの印象、役立つ情報などetc.

タイは何度も足を踏み入れてる場所ではありましたが、
これほど一般の人々の間に仏のこころが深く染みついてること、
タイの人たちの間でヨーガを学ぶ人たちが増えていること、
このワンサニットのような施設が増えていることを、
すごく嬉しく思います。

また、何度でも訪れてしまうのだろうな・・・と思います。

タイは暑い国なのですが、建物の中や乗りモノの中は冷蔵庫です。体温調節が難しいので、ショールや薄い羽織るものがあればいいと思います。


①タイ政府厚生省「タイ伝承医学研究所」の訪問

タイでもインドのアーユルヴェーダのような伝統医療があることを初めて知りました。とても大きい施設で、とても興味深かったです。


②ホテル・ショッピング情報 etc.

バンコクには、インド人街があります。パフラットというところに小さい通りがあって、地元の人たちは「インディアン・マーケット」と呼んでいます。
そこで、おいしいサモサとチャイがいただけます☆
おいしいし、安いですよ☆



最後に、
相方ひろし先生、ひでこ先生、
本当にありがとうございます。

そして、ともに10日間過ごした方たちも、ありがとうございます。
ぜひ、また皆様にお会いできることを楽しみにしております。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




2011年1月3日月曜日

「穂高編2011」のお知らせ

「穂高編2011」
日時:2011年6月3日(金)~
会場:穂高養生園
(長野県安曇野市穂高 →
http://www.yojoen.com/ ) 

今年6月の「穂高編2011」についての「お知らせ」です。

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【伝統的ヨーガ・強化プロジェクト】

「穂高編2011」のテーマは、「穂高編2010」と同じく「伝統的ヨーガ・強化プロジェクト」です。

内容はモジュール形式でヨーガ学習プログラムを積み重ねる方式です。

これは、「
ヨーガ」を「ヨーガ」としている本質的な部分の知識を、適切な学習モジュールの積み重ねで効率的に提供しようとする試みです。

現在、
テーマ別のモジュール(試案)は次のように構成されています。
○ 「ヨーガの背景」
○ 「ヨーガのコンセプト」
○ 「アーサナ」
○ 「プラーナーヤーマ」
○ 「ムドラー」
○ 「ヨーガ・スートラ読解」
○ 「ハタ・ヨーガ文献」
○ 「瞑想理論(Vipassana)」
○ 「ヨーガとアジアの精神文化」
etc......


【日程案】

6月の「穂高編2011」は次の日程の4つのプログラムが組まれる予定です。

①6月03日(金)-05日(日):養生園主催・一般向けプログラム
②6月06日(月)-08日(水):森の家「アーサナ」「プラーナーヤーマ」
③6月10日(金)-12日(日):森の家「プラーナーヤーマ」「ムドラー」
④6月12日(日)-14日(火):森の家「ヨーガ・スートラ読解」「ハタ・ヨーガ文献」


③と④に連続して参加される方は、6月10日(金)から14日(火)までの通しで4泊5日の合宿プログラムになります。

また、上記の日程以外にも、希望者の方の応募が集まれば、特定のモジュールを強化した追加日程のプログラムの企画も可能です。

先行予約をお受けしていますので、興味のある方は、どうぞ、お早めにお問い合わせ下さい(→下のコメント欄をご利用下さい)。


①養生園主催・「ヨーガの背景」「ヨーガのコンセプト」
日程:2011年6月3日(金)-5日(日)の2泊3日
定員:25名
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト
内容:「ヨーガの背景」「ヨーガのコンセプト」
対象:一般向け(初心者から経験者、指導層まで)
施設:里の家・森の家・人と木とホール
費用:穂高養生園の標準的設定(昨年は4万2千円)。
参照:このブログの右の「カテゴリ」 → 〔穂高編〕


②森の家・「アーサナ」「プラーナーヤーマ」
日程:2011年6月6日(月)-8日(水)の2泊3日
定員:12名前後
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト
内容:「アーサナ」「プラーナーヤーマ」
対象:アーサナからプラーナーヤーマへの移行を志向する方
施設:森の家・人と木とホール
費用:実費分担+ドネーション 


③森の家・「プラーナーヤーマ」「ムドラー」
日程:2011年6月10日(金)-12日(日)の2泊3日
定員:12名前後
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト
内容:「プラーナーヤーマ」「ムドラー」
対象:ご自分のヨーガ実習の深化を志向する方
施設:森の家・人と木とホール
費用:実費分担+ドネーション


④森の家・「ヨーガ・スートラ読解」「ハタ・ヨーガ文献」
日程:2011年6月12日(日)-14日(日)の2泊3日
定員:12名前後
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト
内容:「ヨーガ・スートラの読解」「ハタ・ヨーガ文献の読解」
対象:ヨーガの古典文献の理解に興味がある方
施設:森の家・人と木とホール
費用:実費分担+ドネーション



【各モジュールの説明】

「ヨーガの背景」

ヨーガの背景となっている、インドの歴史と文化、インド哲学やインドの宗教思想の流れや、1920年代からのヨーガの近代化のプロセスなどの背景知識について概説。


「ヨーガのコンセプト」

ヨーガの基礎を構成している理論とそれに基づくスタンダードな技法群を確認。


「アーサナ」

「ヨーガ・スートラ」で定義されている「アーサナ」のコンセプトと、実習の方向性を確認し、「ハタ・ヨーガ」の「アーサナ」の技術について詳細に検討。


「プラーナーヤーマ」

「ヨーガ・スートラ」で定義されている「プラーナーヤーマ」のコンセプトと実習の方向性を確認し、「ハタ・ヨーガ」の技法である「アヌローマ・ヴィローマ(ナーディー・シュッディ)」「ウジャーイー」「バストリカー」の技術について詳細に検討。

また、「クリヤー(浄化作法)」に分類されている「カパーラバーティ」についても理解を深めます。


「ムドラー」

「ハタ・ヨーガ」の技法である「ムドラー(バンダを含む)」について「ハタ・ヨーガ」の伝統文献で確認、主要な「ムドラー・バンダ」の技術について詳細に検討。技術としての「ヨーガ」の全体像の把握と実習のレベルアップ。


「ヨーガ・スートラ読解」

「ヨーガ」の理論面・哲学面の枠組みとなっているパタンジャリの「ヨーガ・スートラ」(紀元前3世紀頃)を、「第1章サマーディ・パーダ」と「第2章サーダナ・パーダ」を中心に読解。

関連してインド哲学(正統派・非正統派)の全体像や、インドの心理学についての理解も深めます。

「ヨーガ・スートラ」には、わたしたち日本人が、
①よく知っていること
②なんとなく解っていること
③知らないこと
が混在するため、「スートラ」を消化して行くには①②③の仕分け作業と他のインド哲学の学派や仏教理論との関連付けが必要になります。

この作業によって、「ヨーガ・スートラ」の日本語訳を読むときにしばしば遭遇する不明瞭感や違和感が解消され、パタンジャリが「ヨーガ」の実習者に伝達しようとすることが、より明快になることが期待されます。


「ハタ・ヨーガ文献」

「ヨーガ」の技法面のリソースを提供している「ハタ・ヨーガ」の代表的な伝統文献「ハタ・プラディーピカー」と「ゲーランダ・サンヒター」を読解。「ハタ・ヨーガ」の修行体系の理解を深めます。

わたしたちは、「ヨーガ」による健康の維持増進効果や、心身の不調への
治療的な効果を期待していますが、そのための具体的な方法は「ハタ・ヨーガ」に伝承されています。「ハタ・ヨーガ」は身体技法の宝庫です。

「ヨーガ」の理論面・哲学面の枠組みとなっているのは、パタンジャリの「ヨーガ・スートラ」(紀元前3世紀頃)ですが、「ハタ・ヨーガ」は10世紀頃成立したゴーラクシャナータ系のナータ派に伝承されて来た精神的修行法を構成するものです。

しかし、ナータ派はヒンドゥー教の伝統でも異端系に属するため、彼らの修行法である「ハタ・ヨーガ」も、近代に至るまではインドでも一般社会とは接点がありませんでした。

そのため、インドでも「ハタ・ヨーガ」についての理解は、非常に限られたものとなっています。「ハタ・ヨーガ」の近代的な研究に着手したのが「カイヴァリヤダーマ研究所」の設立者のクヴァラヤーナンダ(1883-1966)です。

クヴァラヤーナンダは、「ハタ・ヨーガ」の技法の生理学・心理学的効果の実証的な研究と平行して、「ハタ・ヨーガ」の伝統文献の研究にも着手し、技法の正統性の確認と保全にも注力、そのため、ロナウラには「ハタ・ヨーガ」に関する資料と研究成果が蓄積されています。

「ヨーガ」の面白さは、「ハタ・ヨーガ」の多彩な技法群にあります。

「ハタ・ヨーガ」は身体技法から微細な内部感覚の領域へ向うアプローチを取るため、日頃わたしたちが自分自身のからだで
①よく実感していること
②なんとなく感じていても、それと自覚していないこと
③練習することで実感できること
が混在したおり、ただ「アーサナ」の練習を続けているだけでは、「ヨーガ体験」が深化して行かない傾向があります。

従って、わたしたちが「ハタ・ヨーガ」を消化して内部感覚を深化させて行くためには、伝統的文献の内容を良く把握することで、それぞれの技法の目的と効果を確認する作業が必要になります。

この作業を積み重ねることで、人間の身体と心の相互作用について、「ハタ・ヨーガ」の伝統がわたしたちに教えようとしていることが、より明快になることが期待されます。

また、「ハタ・ヨーガ」の技法の治療的な効果の正しい認識が深まることも期待されます。 
 
 
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2011年タイの合宿セミナーのお知らせ


2011年の南国タイ王国でのヨーガ合宿セミナーの予定です。

わたしたちは、タイの大学と「タイ・ヨーガ研究所」での活動が安定して来た2004年から、日本人の方を対象にタイでの合宿セミナー形式での「ヨーガ学習プログラム」を提供して来ています。

今までにタイで実施された合宿セミナーは合計24回、延べ200名以上の方がタイでのヨーガ学習プログラムに参加され、ヨーガへの理解と自信を深められました。

2011年も9月と11月にタイでの合宿セミナーが企画されています。

興味のある方は、どうぞ、お知らせ下さい。
先行予約をお受けしております(→ 下のコメント欄をご利用下さい)。 




「パナソム(森のアシュラム)2011秋」
→ 9月23日(金)「秋分の日」からの連休利用
日程:2011年9月23日(金)-27日(火)の4泊5日
定員:10名前後(6名以上の参加者でコース成立)
対象:ヨーガの初心者からベテラン・指導層まで
内容:南国タイのリトリート・センターでの「スタディ・ホリデー・プログラム」
施設:比較的都会派のリトリート・センター(冷房・温水シャワー有)
費用:実費分担+ドネーション
参照:このブログの右の「カテゴリ」 → 〔パナソム編〕
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「ワンサニット2011」(100時間の専門コース)
日程:2011年11月27日(日)-12月7日(水)の10泊11日
定員:15名前後
内容:10日間100時間の「専門コース」
主題:伝統的ヨーガ・強化プロジェクト
目的:ヨーガをライフ・ワークとして続ける自信を提供
施設:アウトドアー派のエコロジー実験施設(冷房・温水シャワー無)
費用:実費分担+ドネーション
追加:12月7日よりピサヌロークの「ヴィパッサナー・コース」参加可
参照:このブログの右の「カテゴリ」 → 〔ワンサニット編〕
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ワンサニット2010年12月②

日程:2010年11月28日(日)-12月8日(水)10泊11日
会場:「ワンサニット・アシュラム」
バンコク郊外オンカラック →
www.sulak-sivaraksaorg/network24.php 

参加者の方のフィードバック・シリーズ②
東京在住の「M.T.」さん

2010年11月28日(日)から12月8日(水)の10泊11日で、バンコク郊外・オンカラックの「ワンサニット・アシュラム」で実施された「ワンサニット2010」のフィードバック・シリーズ②です。
 


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「専門コース」として10日間100時間で企画された「ワンサニット2010」には14名+追加参加4名の方が参加されました(男性1名、女性17名)。 

今回は、東京在住の「M.T.」さん(女性)のフィードバックです。

「M.T.」さんは、2010年6月「穂高編2010」に参加されています。タイでの合宿セミナーは初めてです。


「ワンサニット2010」のフィードバックの項目
【プロフィール】
①住んでいるところ
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
⑤今後のヨーガへの展望や希望

【フィードバック】
1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境
①環境と施設
②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール
③食事について

2)講義について
①ヨーガのコンセプト
②アーサナについて
③プラーナーヤーマについて
④「ヨーガ・スートラ」について
⑤「ハタ・ヨーガ」について
⑥インド哲学・仏教思想について

3)実習について
①アーサナ
・瞑想のアーサナ
・伝統系の動くアーサナ
・リラクセーションのアーサナ

②プラーナーヤーマ
・アヌローマ・ヴィローマ
・ウジャーイー
・バストリカー

③クリアー
・カパーラバーティ
・ジャラ・ネーティ
・スートラ・ネーティ
・ヴォーマン・ダウティ
・アグニサーラ
・トラータカ

④ムドラー・バンダについて
・3つのバンダ(ジャランダーラ・ウッディヤーナ・ムーラ)
・ジファー・バンダ
・ヴィパリータ・カラニ(いわゆる逆転系アーサナを含む)

⑤瞑想

3)「ワンサニット2010」の総括
①プログラム全体の総括的なご感想
②日本からコースに参加したメリットがあったかどうか
③「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス

4)タイランドの印象、役立つ情報などetc.
①タイ政府厚生省「タイ伝承医学研究所」の訪問
②ホテル・ショッピング情報 etc.
 

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「ワンサニット2010」
2010年11月28日(日)-12月8日(水)
東京在住の「M.T.」さん(女性)のフィードバック

宏先生、秀子先生
新年明けましておめでとうございます!!!

昨年は大変お世話になりました
&新しい年がお二人にとって素晴らしい年になりますよう
お祈り申し上げます。

ワンサニット終了後それなりに慌ただしく
フィードバックが遅くなってしまいました…
今年も穂高でお会いできればと思います。
M.T.


【プロフィール】

①住んでいるところ

東京都杉並区


②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

ヨーガ指導&他に仕事いろいろ、以前はアジア雑貨の買い付けの仕事をしていました。常に異文化に興味あり、です。


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

関心事は食に関すること、趣味は料理と美術館巡り、現代美術が大好きです。


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

6、7年前、心身の不調等ごたごたしていた時期に友人に誘われてたまたま。身体が明るくなる感じでした。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

自分にとってはライフワークに。迷いのないように。より知識を深め幅広く全体をとらえられるように。

ヨーガを始める人のきっかけ、また生徒さんの中で、ストレスや心身の不調等で、実社会との折り合いに悩み葛藤している方は大勢います。

今日本で主流のフィットネスが入口だったとしても、潜在的に伝統的なヨーガを求めているのだと思います。ですので、日本でも正しい知識を学べる環境が整い、広がっていって欲しいと思います。 


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【フィードバック】

1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境

①環境と施設

私にとっては10日間過ごすには最適な場所でした。
今ある環境から一定期間離れて、
毎日決まったスケジュールをタイトにこなすことで、
除々に自分の内面が整い、
不必要なものが外に流れていくようでした。
子犬や野猫がうろうろ、
絶えず鳥や虫の鳴き声がしていて心和みます。
田舎育ちなので…虫の攻撃もそれなりに楽しめます。


②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール

宿泊は2階建ての1階部分の、2人部屋を利用しました。 日によっては夜暑くて寝苦しく感じたり、逆に朝方肌寒かったり・・着る物で調整しました。

気候は穏やかで快適な毎日でしたが、 寒がりなので水シャワーは修行でした。

壁が薄いので、夜間早朝上階の話し声が足音が気になるといえば気になります。自分とじっくり向き合いたい方はクティの方がよいかもしれません。


③食事について

毎日、目にも舌にも楽しい食事で大大満足でした。お野菜も種類が多くて、薄味、マイルド。
 

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2)講義について

降る様な知識の雨、です。

穂高の時は受け止めるので精いっぱいでしたが、 今回は少しは整理できたかな?

伝統文献の解説、生理学的な知識、哲学と宗教思想をバランス良く理解できました。個人的には、もう少し講義を聞きたかったかも、後半のスートラ…、とか。

タイトに感じていた参加者の方もいましたし、許容量として丁度良かったのかなとも思います。

宗教用語、ヨーガ用語の言葉をこえたところの意味が以前よりイメージできてきて、全体が把握しやすくなってきました。


①ヨーガのコンセプト

人生を幸せに豊かに生きるための基盤という感じ。


②アーサナについて

目的や効果が明確で、科学的な裏付けがあり、安全で無理がないこと。

身体鍛錬法とサマーディの追求(目的)との違い、欧米のヨーガが一般に浸透している現状の歴史的な経緯、等々、自分が混乱していた理由が分かった気がしました。


③プラーナーヤーマについて

講義も実習も1番楽しかったし、色々発見がありました。

ホメオスタシス効果のところの説明が面白かったです、「なるほど!!」。

一定のパターンを崩さない事、考え事をしない事、アーサナや他の技法はプラーナーヤーマの準備と基礎作りであること、またプラーナーヤーマがさらに高度な技術の準備になること…

また、プラーナーヤーマを理解することで、すべての技法がうまく補完関係にあることが分かりました。

今回バヒランガ・ヨーガのところを詳しく解説して貰えたので、何故この順番で進むのか?とか、自分の中の疑問が色々解消されました。


④「ヨーガ・スートラ」について

日本語訳を読んでも、他の講義を受けてもしっくりこず、ですが、先生の解説で一歩一歩、理解が深まりつつあります。

今回はサーンキヤを予習していたので、前回よりはまた一歩理解できたかな?

「仏教」と「スートラ」」の共通点と比較のところが、印象に残っています。
部分的に消化不良な箇所があるので、また別の機会にもう1度聞きたいテーマです。


⑤「ハタ・ヨーガ」について

サマーディの追求が、最高の人間性・人格の統合になること。そのための伝統的な技法の合理性、スートラの理論、精神文化等々…を通して何となく繋がったなと思います。

先生の言葉を借りると、色々な角度から見て、全体のイメージが繋がってきた、という感じでしょうか。

「ハタ・プラディーピカー」「ゲーランダ・サンヒター」を詳しくやりたいです。


⑥インド哲学・仏教思想について

先生のお話の通り、ヨーガの目指す場所と、より心と体への理解を深めるために仏教が欠かせないことがそれぞれの共通点や文化的な背景を理解することで、何となく分かってきました。

ヴェーダの正統派、非正統派のところはハードルが高く、理解に時間がかかります。できればさらに詳しく知りたいところです。

私の中で、古典や哲学の知識を受け入れることは、まだまだ訓練とチャレンジングでもあります。部分部分、仕分け&積み上げていって整理したいと思います。

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3)実習について

①アーサナ

伝統文献の解説と共に進んだため、理論と共に一歩理解が深まった気がします。

インストラクションでは徹底した自己観察、イメージや感覚を誘導するようなガイドはしないことなど、「経験している」ことを自覚する事が大切。

普段の練習は伸ばしすぎですね。内部感覚、快適に維持されていて、最小の努力で、繊細さを持って感じること。


②プラーナーヤーマ

アヌローマから段階的に進んでいって、後半にバストリカーまで。短いプログラムでは、ここまでじっくり確認しながら練習できなかったと思いますので、貴重な経験でした。

バンダとの組み合わせで、より内部感覚を意識できました。日によって感じる事、実習後の状態が刻々と変わるのも発見でした。


③クリアー

今回のコースで1番楽しみにしていたところ。終了後は、身体に風が通るようでした。

トラータカは、シンプルなんだけど不思議な感じで・・・大袈裟ですけどこころがすーっと澄みわたるような。余韻にしばらく酔いました。


④ムドラー・バンダについて

自分の中で曖昧だったところ。

効果と具体的な技法を理解しつつ、内臓感覚、不随筋の領域、瞑想のための準備、ひとつひとつ確認するように。

プラーナの流れや保持すること等、体感で感じにくいのですが、その曖昧さを観察するのも楽しかったです。

ムドラーとバンダについては、プラーナーヤーマへの理解が必須とのことでしたが、引き続き理解を深めたい部分です。


⑤瞑想

全てにおいてそうですが、実習は日々の積み重ねだなとあらためて思いました。

早朝30分の瞑想、夕方や実習の合間の短い瞑想も自然に入りやすく、時間の感覚を忘れました。不思議と考え事もあまり浮かばず、環境に拠るところが大きいのかなと思いました。 


   
3)「ワンサニット2010」の総括

①プログラム全体の総括的なご感想

10日間は、好奇心を持って楽しめ、不思議と余り疲れも感じず毎日が充実していました。

同じ内容の講義も、毎回新たな発見があります。言葉や表現方法も瞬時に?熟慮して?選んでおられるのか、難解なテーマもわかり易く、自然に自分の中に浸透していくようでした。

基本的な質問にも丁寧に答えてくださった先生に、感謝します。


②日本からコースに参加したメリットがあったかどうか

私にとってはメリット大ありでした。

自分に不足している部分、今後学ぶべき事も明確になりました。毎回ですが、漠然としていた事、曖昧だった事がより具体的になっていきます。

年の瀬を目前にしたこの時期も、自分を振り返る意味で良かったと思います。

勉強不足から、消化しきれなかった部分が悔やまれます。今後の課題です。


③「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス

参加される価値は十分にあると思います。

先生がお勧めしている通り、ピサヌロークの瞑想センターの10日間コースに参加するのが良いかと思います。

都合で行かれませんでしたが、コース終了後自然に行きたくなりました。環境がそうさせるのか、瞑想するには最適な流れだと思いますし、きっと深まります。


4)タイランドの印象、役立つ情報などetc.

バンコク市内をアテンド&最後空港に向かうタクシーまで親切にしてくださったタイ在住のSさん、コース参加者のみな様、アシュラムのタイ人スタッフの方々、出会った全ての方が親切でした。

初日に立ち寄った仏教寺院で、見学&プチ歩く瞑想。楽しかったです。

追伸:
先生、本当にありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしております。




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