2011年1月2日日曜日

タイでヴィパッサナー修行2010年12月①

日時:2010年12月8日(水)ー19日(日)
場所:ピサヌロークの瞑想センター「Dhamma Abha」
http://www.abha.dhamma.org/

2010年12月に、瞑想の本場であるタイ王国で、10日間の「ヴィパッサナー(Vipassana)」のコースに参加された方のフィードバック・シリーズです。

 画像 248s

昨年12月の「ワンサニット2010」は中部タイのピサヌロークにある瞑想センターの10日間コースの日程と組み合わされていました。

・「ワンサニット2010」   :11月27日(土)-12月 8日(水)
・「ヴィパッサナー・ピサヌローク」:12月 8日(水)-12月19日(日)

そして、「ワンサニット2010」に参加された方5名が、引き続き、ピサヌロークで10日間の瞑想コースに行かれました。

以下は、ピサヌロークの「ヴィパッサナー・コース」に参加された「C.A.」さん(兵庫在住)さんのフィードバックです。

「C.A.」さんは薬学部出身で薬剤師の資格をお持ちです。インドの伝統医学のアーユルヴェーダへの興味から、ヨーガにも関心が進み、ロナウラの「カイヴァリヤダーマ研究所・付属カレッジ」の2009年5月6月の6週間コース(CCY)と、2009-10年度のヨーガ教育ディプロマ・コース(DYEd)にインド・ヨーガ留学されました。

今年2011年4月からは関西大学の大学院修士過程に進学され、文学研究科総合人文学専攻・身体文化研究で「ヨーガ研究」を進められます。

「C.A.」さんは、次のプログラムに参加されています。
・2009年5月:カイヴァリヤダーマ・6週間コース(CCY)
・2009年6月:穂高編2009
・2009年7月:カイヴァリヤダーマ・1学年のディプロマ(DYEd)
-2010年4月
・2010年6月:穂高編2010
・2010年12月:ワンサニット2010(途中参加)
・2010年12月:ヴィパッサナー・ピサヌローク


フィードバックの項目

【プロフィール】
①住んでいるところ
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
⑤今後のヨーガへの展望や希望

【フィードバック】
1)瞑想センターの場所と環境
①ピサヌロークの環境
②センターの施設
③泊まる部屋と食事
④スタッフの対応

2)10日間コースについて
①コース中の日課へのコメント
②瞑想コース中に洞察が深まったこと
③瞑想コース中に直面したチャレンジ
④タイで10日間コースに参加した意義があったかどうか

3)ヨーガと瞑想(Vipassana)の関連についての考察
4)タイ全般のご感想など


タイで本格瞑想修行

上座部仏教国であるタイ王国は、瞑想の本場です。環境と設備が整った瞑想センターが無数にあり、外国人の受け入れ体制も十分です。

期間:日本との移動日を含めて2週間以内
運賃:早めの予約で航空運賃往復5万円以内
費用:ドネーション・システムで常識的参加費
環境:自然充実のセンター、瞑想環境抜群
施設:全室個室、シンプルながら申し分なし
食事:タイ料理の完全菜食
言語:英語とタイ語のバイリンガル、日本語サポート有り

英語に不安のある方でも、日本にもある関連センターで一度予習をして来れば、ほぼ問題なくタイの瞑想センターでの本番に進めるでしょう。

タイでの本格的な瞑想修行に興味のある方は、どうぞ、お気軽にお問い合わせ下さい。 的確なガイダンスと必要なサポートを提供させて頂きます。


ピサヌロークの瞑想センター
「タイランド・ヴィパッサナー・センター : ダンマ・アバー」
Thailand Vipassana Centre - Dhamma Abha
138 Baan Huayplu,Tambon Kaengsopa, Amphur, Wangthong,
Phitsanulok 65220, Thailand
Website:
http://www.abha.dhamma.org/

バンコクから車で5-6時間、中部タイのピサヌロークに位置。
外国人受け入れ体制・日本語サポートもあります。


プラチンブリの瞑想センター
「タイランド・ヴィパッサナー・センター : ダンマ・カマラ」
Thailand Vipassana Centre : Dhamma Kamala
200 Baan Nern-Pasook (Behind Thai-Rath Vitaya 7 School)
Tambol Dong-Kee-Lek, Amphur Muang, Prachinburi 25000, Thailand
Website: www.kamala.dhamma.org

バンコクから車で2時間、プラチンブリという町にあります。外国人受け入れ体制・日本語サポートもあります。

IMG_1645


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  
 

タイの瞑想センターでヴィパッサナー修行①
兵庫在住の「C.A.」さん(女性)のフィードバック

日時:2010年12月8日(水)ー19日(日)
場所:ピサヌロークの「ダンマ・アバー」

宏先生、秀子先生
こんにちは。
……………………
ヴィパッサナー、行ってよかったです。
まさに、Diploma卒業!でした。

まだまだ迷いはありますが、自然と次の段階が見えたような気がします。

卒業後の穂高のWSではまだ感じられなかったですが、ワンサニット2日間とヴィパッサナー10日間で、やっと「ヨーガの基礎は出来たかなぁ」と、感じることが出来ました(もちろん、勉強することは限りなく続きますが)。

最後の最後まで、先生方のおかげですねぇ。ありがとうございます。

&自分の事以外では、今後の先生のタイでの活動に、興味を持ちました。ヨーガが、タイ文化の中で、どのように浸透していくのか。。。
また、先生の10日間のWSが、どのようになっていくのか。。。
(まるで、ヴィパッサナー瞑想10日間の、ヨーガ版みたいですよねぇ)。

本当に機会があれば、タイの大学での、大学院生向けの勉強に参加させて下さい!
……………………

【プロフィール】

①住んでいるところ

日本・兵庫県

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

現在:治験病院にて薬剤師パート
今まで:製薬企業(MR)、漢方薬局パート

③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

ヨーガ

④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

約4年。
アーユルベーダのクッキング本にヨーガの事が書いてあり、興味を持ちました。

⑤今後のヨーガへの展望や希望

誰でもが、真剣に、前向きに、安全にヨーガを体験できる場所が出来ればよいと思います。


【フィードバック】

1)瞑想センターの場所と環境

①ピサヌロークの環境

緑があり、いつも鳥の鳴き声が聞こえました。

②センターの施設

不便なことはありません。
滞在後半は雨が降る日が多く、とてもとても寒かったです。

③泊まる部屋と食事

シャワー&トイレ共同、部屋はベッドのみの修行感溢れる部屋です(ヴィパッサナー瞑想回数や年齢により、若干部屋が異なりました)。

食事は菜食です。毎食メニューがかわり、バラエティー豊かです。


④スタッフの対応

温かく、心配りが行き届いています。 また、ほどよい緊張感や厳しさも保ってくれます。

スタッフの皆さんは、瞑想の成功を支えてくれる、大きな存在でした。


2)10日間コースについて

①コース中の日課へのコメント
4:00    起床
4:30- 6:30 瞑想
6:30- 8:00 朝食・休憩
8:00- 9:00 グループ瞑想
9:00-11:00 瞑想
11:00-13:00 昼食・休憩
13:00-14:30 瞑想
14:30-15:30 グループ瞑想
15:30-17:00 瞑想
17:00-18:00 ティータイム
18:00-19:00 グループ瞑想
19:00-20:30 講話
20:30-21:00 瞑想
21:00 質問
21:30 消灯

日に日に、適応していきます。

いつも、鐘の合図(起床、瞑想時間10分前、食事)に従い、行動しました。

②瞑想コース中に洞察が深まったこと

様々です。

はじめは、外側で起こることに対する、内側のエゴや執着への気づき。

次に、内側で起こることに対する、内側の反応、思考、執着への気づき。
等々


③瞑想コース中に直面したチャレンジ

今までしてきたテクニックを一切行わず、指示のみに従いました。

心の抵抗に惑わされぬように、ありのままを観察する訓練をしました。


④タイで10日間コースに参加した意義があったかどうか

ヴィッパサナーを通し、色々な気持ちが、胸の中ですとんと落ちていきました。そして、次への方向性が、ふと感じられました。

タイ・ピサヌロークの施設は、とても快適で自然に過ごせたので、もしまたヴィッパサナー瞑想に行くのであれば、同じ所で座りたいと思います。


3)ヨーガと瞑想(Vipassana)の関連についての考察

ヨーガをしていると、「瞑想」という言葉に出くわします。 今まで、「ヨーガの勉強」という名のもとで、模索しながら瞑想を試みてきました。

しかし、「適切な枠組みの中で、瞑想をしないといけない」と感じ、考え始めました。

当初、ヴィッパサナーに良い印象がなかったため、無関心でした。

しかしながら、カイヴァリヤダーマ研究所、信頼できる人達のアドバイスを通し、「適切な枠組み」としてヴィパッサナーを選びました。

ヴィパッサナーの技法は、約15、16年前に「ボディー・ワーク」として、自分の身体をコントロールするために経験していました。また、講話についても、なんとなく知っていた内容です。

しかし、「ヴィパッサナー瞑想」という枠組みで、10日間しっかりと実践し学ぶ事は、これまでの経験とは違ったものでした。

今まで「気づいていた、知っていた」と思っていたことが、実は気づけていなかった。。。。。

結構、10日間きつかったです。

ですが、カイヴァリヤダーマ研究所でヨーガを勉強したことと同様に、瞑想に関しての、進み方、道しるべを得た気がします。


4)タイ全般のご感想など

100人以上(約1割はお坊さん)のタイ人と共に、ヴィパッサナー瞑想を経験し、社会生活と精神修行を、平行して実践し、生きている姿を垣間見ました。

心を健康にし、また元気に社会に戻っていく様子は、健全に映りました。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


0 件のコメント: