(1)11月1日(土)・5(水)+11月5日(水)・7日(金)
(4泊5日+2泊3日)
(2)11月16日(日)・19(水)
(3泊4日)
以下は、
(1)11月1日(土)・5日(水)(4泊5日)
の合宿セミナーに参加された、カンボジア在住の「A.K.」さんのフィードバックです。
「A.K.」さんは広島出身、学校教諭をされていましたが、昨年4月から『青年海外協力隊』の隊員としてタイの隣国のカンボジアのシェムリアップ(「アンコール・ワット」の町)の教育カレッジに2年の任期で勤務されています。情操教育・体育が担当で、積極的にクラスに「ヨーガ」も取り入れられています。「ヨーガ」歴は約6年です。
「A.K.」さんの勤務されているシェムリアップのカレッジのホームページ
『The Provincial Teacher Training College』
→ http://www.pttcsrp.com/
10月に実施された「タイ&アンコール研修(7泊8日)」では、「A.K.」さんにシェムリアップでのプログラムに全面的に協力して頂きました。カレッジにも表敬訪問し、「ヨーガ」のクラスを通じで学生さんたちと交流を持ちました。
『ワンサニット2008年11月その1』のフィードバック
(A.K.さん、カンボジア在住)
相方先生
こんにちは。
最近、少し時間があったので先生のようにベトナムチャンパからラオスのワットプーなど、クメール文化の歴史を追いかけて旅した人の
本を読んでいます。やっぱり、知れば知るほどそこにある遺跡にもリアリティーがわいてきて、面白いですね。
さて取り急ぎ、ワンサニットのフィードバックを送らせていただきます。
1)『ワンサニット・アシュラム』について
○環境と施設
とてもよいです。
橋のない川をいかだで渡るので、感覚的にも日常の生活と切り離されたかんじがあって、ヨーガを学ぶのによい環境だと思いました。
施設は全体的に「手作り」感があって、回りの自然環境ととてもよくマッチしていました。
○ゲスト・ルームと食事
部屋では、ありが多かったですが、部屋の中では刺されることがなかったので、持参したビニール製の寝袋は使いませんでした。蚊も多いですが、部屋の中は香取線香をたいて、蚊帳をすれば刺されませんでした。トイレとお風呂のときが要注意です。
食事は、大変おいしく、しかもヘルシーに仕上げてあってたくさんいただきました。滞在期間で、いろいろな種類のタイ料理を賞味することができました。
レストランではメニューにないであろう家庭料理などもあり、本当に品数が豊富でした。すべての料理で肉の代用品をうまく使っていて、機会があればここで料理を習いたいくらいでした。
○エコロジーと精神性
滞在中、セミナーもさることながら、気がつくとこの環境の中にいること 自体が楽しみになっていました。
それもこれも、この施設を作られ運営されている方たちの精神性からくるものなのだろうと思います。タイのような年中暑い国だと、わりと気軽にエコライフを継続できるような気がしました。
○アシュラムの活動やスタッフについて etc.
タイ人が始めた活動が、このようにタイ人の手によってうけつがれていることがすばらしいと思います。
2)合宿セミナーの内容について
○講義
前回は、初めて1月に先生の講義を受けました。今回はその復習のつもりでいましたが、先生が講義される内容もさらに洗練されて進化していたので、また新しく学ぶことが多かったです。
また、普段の生活の中のどのようなこととヨーガ的な考え方がつながっているか、また普段の行動のひとつひとつとヨーガのつながりなど、その都度分かりやすい事例を説明していただいたので理解しやすかったです。
○実習
こちらも前回の復習、そして我流になっているところの修正のつもりでしたが、それよりもまたさらに新しい感覚的な気づきがありました。
また、前回受けたときよりも、アーサナひとつひとつの保持時間が長くなっていたり、楽に保持できるようになっていたりという自分の変化を確認することもできました。
今回は、初めて「自然な呼吸を観察する」ということが、実感としてできた気がします。
これまでは、呼吸を観察してくださいと言われると、わざと大きく息を吸って、お腹の動きなどでそれを確かめていましたが、今回はまさに
観察する自分を感じました。
○ヨーガとご自分の関係を深めるのに有益だった部分
日常の生活に戻り、また楽しくヨーガを続けられています。 先生がよく「うちのヨーガは結果を出してる」と言われていましたが、まさにその結果を日々感じるので、毎日楽しく続けられのだと思います。
○ヨーガの背景についての理解の深まった部分 etc.
現代社会では「心」というものにものすごく関心が集まっていますが、 その心というもの自体を私たちはよく知らないのだということが分かりました。
「心」というものをこれまでたくさんの人が定義しているので、 たくさんの解釈があるのだろうと思いますが、自分は興味があるヨーガの中でそれを理解していけたらいいなと思いました。
今回は、その部分の説明を細かくしていただいたので、そこから生じてくる諸問題がヨーガのそれぞれの行いとどう関係しているのかということも納得ができました。
3)今回のプログラムの総括と今後期待される企画
今回は、とにかくすばらしい環境の中でのセミナーを受けられたということがラッキーだったと思います。
名前の通り心も体も「リトリート」され、変な旅の疲れが残ることなく、身軽になって日常生活に帰れました。
ヨーガがたくさんの要素を含む包括的なものであるので、それを学ぶ環境も食住全体的に体に優しいというコンセプトの場所であることで、相乗効果があるように思いました。
もうひとつ、今回はラーマーヤナの映画を見れたことがよかったです。長いお話で、読破を途中で挫折してしまっていましたが、二晩でポイント丸分かりといったお得感がありました。今後も、日常の実践とセミナーの受講を継続していけたらと思います。
4)タイ全般の印象、役立つ情報など
今回は、タイ人のソーシャルワーカーの方のお話を聞く機会がありました。高学歴でありながら、社会の一番弱い立場の人のために働こうとする姿が印象的でした。
タイは全体的に豊かになりつつある印象がありますが、それでもまだ国際的な援助を受けている国でもあります。そのような中で、自分の身に着けた知識や力を、自国の援助が必要な人のために使おうとしているタイ人がいるということに感動しました。
そして、同時に自分のケアもきちんと行っていこうとする、賢い方たちだと思いました。カンボジアでは、まだ高等教育機関が少ないこともあって、高学歴の人自体が少ないですが、将来このように自国の人のための働く人材が育っていけばいいなと思います。
荷物を取って空港を出たのが9時近くでしたが、まだバスの便があったので乗りました。そして降りたところからゲストハウスを探していると、意外と町の人たちは知らなくて、結局ゲストハウスに着いたのが11時ごろになりました。夜の到着だったので、空港からタクシーにした方がよかったと思いました。
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