2008年12月28日日曜日

ワンサニット2008年11月(7)

11月に大学のタイ組のコースのスケジュールを調整して、2つの日本組の合宿セミナーが『ワンサニット・アシュラム』で実施されました。

(1)11月1日(土)・5(水)+11月5日(水)・7日(金)
(4泊5日+2泊3日)
(2)11月16日(日)・19(水)
(3泊4日)  

 

以下は、
(1)11月1日(土)・5日(水)
(4泊5日)
の合宿セミナーに参加された、宮崎在住の「N.K.」さんのフィードバックです。

「N.K.」さんは広島出身、現在は宮崎でスポーツジム&ダンス・スタジオのヨーガのインストラクターをされています。ヨーガ歴は10年、アメリカのヨーガ資格(全米ヨガアライアンス系)をお持ちです。自然志向派で、今回参加されたカンボジア・シェムリアップ在住の「A.K.」さんとはご姉妹です。


『ワンサニット2008年11月その1』のフィードバック
(N.K.さん、宮崎在住)

相方宏&ひでこ先生へ
この度は、ご縁があり、先生のワークショップに参加できました事を嬉しく思います。

ヨーガの原点に戻れるワークショップで、改めてヨーガが好きになりました。また、チャンスを作り、先生のワークショップ等に参加させて頂きたいと思います。

遅くなりましたが、取り急ぎ、今回のワークショップのレポートを送らせていただきます。
これからも、ご自愛され、ますますのご活躍応援してます。

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1)『ワンサニット・アシュラム』について

○環境と施設

アシュラムの環境は、林の中にあって、木々に囲まれて、自分が自然の一部になってようで、日常とは違う環境でとてもよい環境でした。

トイレは、小さなシャワーが付いているので、それで洗い流し(手動式ウオシュレット)、その後、溜め置きしてある水を桶に汲んで便器に流す方式で、(手動式水洗トイレ)、エコロジーでした。

池ハウスと言うのがあり、睡蓮の池の上に木の建物が建っており、まさにヨーガの雑誌に載ってるような場所でした。

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○ゲスト・ルームと食事

ゲストルームは、高床式になった部屋で、木々に囲まれて過ごしやすかったです。 妹と二人で泊まったのですが、二人でも充分な広さでした。

しかし、蚊とアリが多く、しかも日本の蚊とアリに比べると、タイの蚊とアリの免疫がないせいか、噛まれると凄く痒かったです。

是非、虫除けか、虫刺されの薬、蚊取り線香を持参されることをオススメします。万が一、忘れても、売店で手作りっぽい虫除けスプレーや、塗り薬、蚊取り線香もあるので大丈夫です。

でも、この蚊やアリにかまれる経験も、自然の中で過ごすのは、癒されるとか言ったいい面ばかりでなく、自然との共存とこういう事もあるのだと思わせてくれる体験でした。

食事は、自分で好きなものを好きなだけ取れるようになっており文句なしに美味しかったです。毎食(1日3食)、野菜、果物、お米、ヌードルしっかり頂きました。お陰様で、心身ともに成長して帰国しました。おまけに、セミナー中に写した写真は食べ物の写真がほとんどでした。(笑)

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野菜は、施設に生えてる植物だったり、新鮮なフルーツが沢山頂けて、本当に幸せでした。なにせ、マンゴーが一人一つ食べれるなんて。。。。

タイ料理は辛いイメージがある方もいるかもしれませんが、ここで頂いた料理は、辛くなく、もし辛いのが好みであれば、後から自分で調節できるように、料理とは別に香辛料がおいてあるので大丈夫です。


○エコロジーと精神性

施設内には、土壁の家があり、そこで講義を受けたのですが、土壁の手作り感があり温かみのある建物でした。

トイレも基本的に紙を使わず、食器も溜めた水の中で三回に分けて濯ぎ、自然に負担をかけない仕組みで、アシュラムでの生活は、全体的に人間の生活が自然の循環の一部に自然に組み込まれてる様に感じました。


○アシュラムの活動やスタッフについて

スタッフの方達の笑顔がとても素敵でした。後、ソーシャルワーカーと言って、社会的に弱い人達を助ける仕事をしてるスタッフの方、二人にお話を聞く機会があり、タイのソーシャルワーカーの方達にも、ヨーガを取り入れることは、その方達の心身のバランスを保つ為にも有意だとお話されてたのが、印象的でした。


2)合宿セミナーの内容について

○講義

ヨーガの歴史、ヨーガスートラを分かりやすく解説して頂けて、今まで闇雲だった部分が雲が晴れた感じでした。

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○実習

早朝は、5時半から瞑想をし、アーサナを行ってから朝食を頂きました。朝の新鮮な空気で瞑想&アーサナを行うと、本当に心身がすがすがしく感じました。

今回、ロナワラ系伝統ヨーガを初めて体験したのですが、クッションを使いながらアーサナを行うので、初めてヨーガをする人にも無理なく行えると感じました。

そして、ひでこ先生の「最小限の緊張でポーズを保ちましょう」と言うご指導で、アーサナを行いないながら、いかに体のいらない緊張を抜くかと言う事にフォーカスできまた。

また、宏先生が、「呼吸を深める為にアーサナを行う」と言われてた様に、先生から教わった流れでアーサナを行い、最後に呼吸法を行うと、アーサナを行う前より、呼吸が深まっているのを感じました。

そして、アーサナの後に呼吸法を行うことで、、毎度レッスンが終わった後は、今まで味わった事のない体と心の調和のとれた感覚を味わいました。

あと、他には、片鼻、両鼻、口から鼻へと、鼻の穴を浄化する方法や、初めてトラタカ(ろうそくを凝視し、心身の浄化を行う方法)を体験できて良かったです。


○ヨーガとご自分の関係を深めるのに有益だった部分

以前から、歯磨きをするようにヨーガを生活の一部として行いたいと言う気持ちがありました。歯磨きをするようにヨーガをするとは、歯磨きは、食後の習慣になっているので、意識して行うものではないし(人によってはそうでない方もいるかもしれないですが・・・)、頑張って歯磨きをするというものでもないと思います。

また、歯磨きや洗顔、お風呂に入るなど、日常生活で自然と自分の体を綺麗に調えるのと同様に、自分の心も日々調えて、心に溜まった
ゴミやチリを綺麗に取り除きたいと言う思いがありました。

なので、ヨーガを行うことが、歯磨きや洗顔同様に毎日の生活の一部になれば、ヨーガを行わないと、スッキリしないと言う気持ちになり、毎日の生活のサイクルに自然とヨーガが取り込める様になると思います。

今回教えて頂いたロナワラ系伝統ヨーガは、無理のないポーズを最小限の緊張で行うヨーガで、私にとって毎日の生活の一部に取り込むのに、とても適したヨーガだと思いました。

そして、以前から、私の中にある
”空気の綺麗な場所でハーブガーデンを作り&ウッドデッキの上でヨーガをしたい”
と言う夢が、今回、エコビレッジに滞在したことで、現在住んでいる宮崎にもこのような場所を作りたいという思いが強まりました。


○ヨーガの背景についての理解の深まった部分

今回、「ラーマーヤナ」と言うインドの神々の神話の話をアニメで見たことで、今までなんとなく知っていたヒンドゥー教の神様達の人物像が分かり、ストーリーも興味深くて、理解が深まりました。

日本人にとってヒンドゥー教は、あまりなじみが無く、イマイチ、しっくりこないし、日本は無信教と言っても、やはり仏教が馴染み深いので、今回、仏教国のタイでワークショップを行っていただけたことは、インドに近づくのにとても良かったです。


3)今回のプログラムの総括と今後期待される企画

今回のプログラムは、海外&エコビレッジと言う環境の中で過ごしながらヨーガを行うことで、普段の日常生活から切り離され、自分を客観的に見るのにとてもよい環境でした。

今後も、今回の様に、自然に囲まれた環境でワークショップを行って欲しいです。


4)タイ全般の印象、役立つ情報など

ワークショップ前日にバンコクに一泊しました。ナイトマーケットと朝市に行きましたが、人々がその日その日を一生懸命生きてるという様なエネルギーを感じました。

帰りは、飛行機まで時間があったので、ひでこ先生に教えて頂いた「アジアンハーブアソシエーション」と言う所でタイ式マッサージ(2時間800バーツ=約2400円)を受けて帰りました。 初めてタイ式マッサージを受けたのですが、これが、また今までに味わったことのない様な、極楽気分になるマッサージでした。時間があれば、是非体験されることをおススメします。

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