2009年12月25日金曜日

ワンサニット2009(5)

ワンサニット2009・フィードバック(5)
期間:2009年11月18日(水)-28日(土)

「ワンサニット2009」のフィードバック・シリーズ(5)です。

初の「専門コース」として、バンコク郊外の『ワンサニット・アシュラム』で10日間100時間で企画された「ワンサニット2009」には、13名の方が参加されました(男性3名、女性10名)。

以下は、広島在住の「S.F.」さん(女性)のご感想とフィードバックです。
 

 
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【プロフィール】

①住んでいるところ

広島県です。ここ1年はほとんど日本にいませんが・・


②現在されていること(仕事etc)、今までにされて来たこと

現在は、模索しながら放浪してます。
去年までは病院の医療ソーシャル・ワーカーとして約7年勤務していました。その後退職し、日本のお百姓さんの家にお世話になったり、
アジアを中心に旅行や語学留学をしていました。


③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

百姓仕事。農的暮らし。ヨーガ、ヘナ。
年に1回四国のお遍路に出かけるのが楽しいです。


④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ

ヨーガ歴は約7年です。
仕事のストレスマネジメントとして始めたのがきっかけです。


⑤今後のヨーガへの展望や希望

ヨーガ・スートラ、ハタ・ヨーガのテキストを深めつつ、
まずは毎日自己練習したいと思います。

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【フィードバック】


1)「ワンサニット・アシュラム」の場所と環境
 
①環境と施設

水と緑に囲まれていて何ともワクワクしてくる環境です。施設にこめられた理念や愛情がこちら側に伝わってきます。


②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール

ゲストルーム:
1部屋を2人で利用しました。木造造りで、ベットではなく床に寝るので、何だかとても
落ち着きました。蚊が多いので蚊帳は大活躍でした。

セミナー室:
土を使った手づくりハウスで温かさを感じました。
座布団の中身にココナッツの繊維が使ってあったりと、
作り手の環境に対する工夫を隅々に感じることができます。

瞑想ホール:
ダライラマ法王の絵にはいつも癒されました。ここでアーサナをする時は少し狭く感じたときもありましたが、
引き締まった空間というか落ち着いた雰囲気がありました。
  

③食事について
 
タイであんなやさしい食事をいただけるとは思いませんでした。手がかかっているのが伝わってきて、毎回楽しみでした。
美味しかったです。 


  
2)講義と実習で理解と体験が深まったこと
 
①アーサナについて

無理なく心地よい感覚を意識することができました。

呼吸も自然にまかせることで脱力しやすく、アーサナとは快適で安定した姿勢という意味が、
少しずつ自分に染み付いてきたような気がします。


②プラーナーヤーマについて

プラーナーヤーマは無理なく呼吸を停止していくこと。
完成度でも数でもなくパターンが大事、ということ。

合宿中、その時の心身の状態の変化で、1:1の練習をしていても呼吸のパターンはすぐに崩れていきました。
日々、呼吸のパターンを無理なく体に覚えさせていこうと思います。


③クリアーについて

今回の合宿でほぼ毎日、カパーラ・バーティ、ジャラ・ネーティ、
スートラ・ネーティ、トラータカを行いました。

また初めてボーマン・ダウティを体験しました。
思っていたより抵抗なくできスッキリしました。

合宿前に参加した自然療法施設の体験も加わって、「不都合を起こすようなことを取り除いていくこと」というクリヤーの
コンセプトの意味が深まった気がします。


④ムドラー・バンダについて

バンダやムドラーが瞑想時の消化不良を防ぎ、精神的な安定の助けになるというコンセプトの理解ができました。
体験としてはまだよく分かりません。


⑤瞑想について

①~④までの技法の全てが瞑想をするためにある・・という事が自分の感覚を通して理解できました。アーサナ、クリヤ、プラーナーヤーマの後には、
すーっと自然に瞑想にはいっていける気がします。


⑥ヨーガ・スートラへの理解度

先生がおっしゃっていた「ヨーガ・スートラ」には、私達日本人にとって、

・すーっと自然に理解できること、
・なんとなーく分かること、
・背景を知らないと理解できないこと、

それが混在していることがよく分かりました。

それをうまく消化していくために、日本人として仏教理論と関連付けていくことの必要性を
痛感しました。

また自分の経験のレベルで解釈の仕方も変わってくる、という言葉には、とても重みがありました。日々の実践を通して、自分がこれからどのように
解釈ができるようになるのか楽しみです。


⑦インド哲学・仏教思想についての理解度

インド哲学・仏教思想について私は何も分かっていない、
ということが分かりました。

そしてヨーガを行っていく上で、それを充分に理解する必要がある、
ということもよく分かりました。


グラフィックス2  グラフィックス1
 
 
 
3)「ワンサニット2009」の総括

①プログラム全体の総括的なご感想

あっという間でした。
まだまだあと1ヶ月くらいあってもよかったです。

いつの日か先生がタイの大学で行われている講義を
日本語で受けることができたらうれしいです。

プログラムには日本人としてヨーガを取り入れていくにあたり、「ヨーガ+仏教文化」の視点がバランスよく組み込まれていて、常に自分の日常との調和を、違和感なく意識することが
できました。

日常生活のすごし方(ヤマ&ニヤマ)についての話も今回詳しく聞けたので、ヨーガは自分の生きる方向性なのだな
ということを改めて感じました。日々の実践あるのみですね。


④ご自分にとって、日本からコースに参加したメリットがあったかどうか

とても有意義な合宿でした。今まで人生に迷わないためにヨーガをやってきたつもりが、ヨーガの根本的な理解をしていなかったために、
続けていくうちに分からなくなる・・と余計に迷ってしまっていました。

そんな中で、私は今年の9月に初めて相方先生のセミナーに参加しました。その後、インドでの自然療法のコースを経てそのまま今回の専門コース、そして、これからは1月のカイヴァリヤダーマ6週間コース(CCY)に
参加します。

よく考えたらその間わずか3ヶ月・・・
この短期間でヨーガに対する理解がぐっと深まったと思います。

コースに参加できたことで、これからの日常でヨーガを続けて行くぶれない方向性が見えてきた
気がします。


⑤今後「ワンサニット」の合宿セミナーに参加を考えている方へのアドバイス

チャンスのある方は是非おすすめします。

 

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