2011年7月13日水曜日

沖縄編2011:久高島にて(1)

日程:2011年5月20日(金)-24日(火)4泊5日 
会場:沖縄・久高島にて (→
http://www.kudakajima.jp/
  

このシリーズは、5月に実施された沖縄・久高島でのヨーガ合宿セミナー「沖縄編2011」の話題です。

2011年5月20日(金)-24日(火)の4泊5日の日程で実施された「沖縄編2011」には19名の方が参加されました。
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「沖縄編2011」について

「伝統的ヨーガの理論と技術」のサイトに「沖縄編2011」のプログラムの詳細が掲載されています。
https://sites.google.com/site/hhyoga/okinawa2011 
 

ご自分自身へのヨーガの有用性を十分に納得されている方たちに、1920年代からロナウラに集積されて来た学術的リソースをベースにして、ヨーガの伝統的な知識や技術への洞察と理解を深めてもらうことが、これらの合宿セミナーの目的です。

参照サイト: 伝統的ヨーガの理論と技術

合同アルバム

ウエブアルバムのPicasa上に、参加者のみなさんが撮られた写真を集めた合同アルバムが作成されています。
2011JAPAN_Kudaka/Okinawa(沖縄編2011)

 
沖縄・久高島について(→
http://www.kudakajima.jp/

沖縄の久高島は、日本に、大陸から「仏教」や「儒教」といった「大陸文化」が入ってくる前の、日本の
・基底部分を知ることが出来る貴重な場所のひとつです。歴史的にも、現代的にも、いろいろな逸話のある場所です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%85%E9%AB%98%E5%B3%B6

久高島についての参考図書
日本人の魂の原郷 沖縄久高島 (集英社新書)
比嘉康雄 (著)
日本の魂の原郷沖縄久高島
出版社/著者からの内容紹介
沖縄久高島に琉球王朝以前から連綿とつづいてきた女性神職者たちによる祭祀。それは、沖縄の古層、さらに日本人の魂の原郷をみごとに具現している。現代社会が失ったものを再発見できる一冊。


フィードバックの項目

【プロフィール】
①住んでいるところ
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガを始めたきっかけ
⑤ヨーガ歴・プログラムへの参加歴
⑥ヨーガがご自分に持つ意味

【フィードバック】
1)「久高島交流館」の場所と環境
①環境と施設
②宿泊室/ホール
③食事について
2)講義について
①インド思想の概観
②ヨーガ・スートラ
③ハタ・ヨーガ
3)実習について
①プラーナーヤーマ
カパーラバーティ(クリヤー)
・バストリカー
・クンバカでのプラーナーヤーマ
②ムドラー
・3つのバンダ(ジャランダーラ・ウッディヤーナ・ムーラ)
・マハー・ムドラー
3)「沖縄編2011」の総括
①プログラム全体の総括的なご感想
②久高島探訪ガイド・ツアーのご感想(5月22日午後)
③ご自分にとって、久高島での合宿に参加したメリットがあったかどうか
④沖縄の役立つ情報などetc. 


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「沖縄編2011」のフィードバック・シリーズ(1)
宮崎在住のN.K,さん(女性)


【プロフィール】

①住んでいるところ

宮崎市

②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと

現在;ヨーガスタジオ主宰、ジムでのヨーガレッスン、以前;OL、放浪

③関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク

ヨーガ、仏教、自然信仰、料理、読書

④ヨーガを始めたきっかけ

自然との一体化を求めてなんとなく

⑤ヨーガ歴・プログラムへの参加歴

ヨガに出会ったのは13年程前ですが、ヨーガでに出会ったのは2007年から相方先生のプログラムに参加してからだと思います。

⑥ヨーガがご自分に持つ意味

自分自身の心身の状態を客観的に把握し、安定した状態を保つ



【フィードバック】

1)「久高島交流館」の場所と環境

①環境と施設

環境 :
静かで自然に囲まれてました。一番近いビーチまで徒歩5分程で行けます。朝は鳥のパラダイスの様にさえずりが聞こえ、夜は交流館の屋上から沢山の星が眺められました。

施設 :
建物自体は新しく、シャワーには、シャンプー、コンディショナー、ボディソープも置いてありました。ドライヤーも無料貸し出しもあり、ランドリー(洗剤、乾燥機もアリ)も出来ました。


②宿泊室/ホール

宿泊室 : 畳の部屋で、お布団を敷いて寝ました。1階の部屋に泊まりましたが、1部屋4~5人で丁度良いスペースでした。部屋には空調が付いており、無料で使えました。

ホール : 今回の参加人数は20人弱でしたが、それにも対応出来る広さでした。床はPタイルでしたが、座学の時は、パイプ椅子に座れたので問題なかったです。両サイドに窓があり、明るくて風通しが良かったです。


③食事について

朝はお茶とクッキーなどで軽く済ませ、昼、夜のみ1日2食頂きました。昼、夜ご飯は、当初、島の港近くにある食事処へ食べに行くと聞いてましたが、梅雨時期で雨の中行くのは大変だろうと気遣って下さり、1978年に最後の「イザイホー」という神事を行った島のおばあ二人が島の食材をメインに使った琉球料理を用意して下さり、交流館のスタッフの方が食事前に、食材の説明をして下さいました。



2)講義について

①インド思想の概観

意識と心を分けて考える。


②ヨーガ・スートラ

今回は禁断の3章に足を踏み入れました。3章からサーンキヤ哲学の色が濃くなるので、ヨーガスートラと平行してサーンキヤ哲学の知識も必要になってくると実感しました。引き続き、第1、2章の理解を深めながら、3章にも慣れ親しんでいきたいです。


③ハタ・ヨーガ

ハタ・プラディーピカー、ゲーランダ・サンヒータの解説。どうしても、ヨーガ・スートラでヨーガの道筋を辿る方に比重が傾きがちで、まだ、ハタ・ヨーガの技法を文献的に理解する余裕が足りませんが、これからは、ヨーガ・スートラと平行して技術面の文献の理解も深めたいと思います。



3)実習について

①プラーナーヤーマ

カパーラバーティ(クリヤー)

今回は、通常1分で行ってるのを2分、3分と伸ばして行いました。分数を伸ばすほど、スティラ・スッカが重要になることを実感しました。

バストリカー

カパーラバーディ+ウジャーイー呼吸+アヌローマ・ビィローマの複合技。まだ、スムーズに行えないので、実践を深めたいです。

クンバカでのプラーナーヤ

クンバカを入れると、内部感覚への観察力が強くなる感じがしました。そして、プラーナーヤーマを胸式呼吸で行う重要性も実感しました。


②ムドラー

3つのバンダ(ジャランダーラ・ウッディヤーナ・ムーラ)

今回は洗濯ばさみを使い鼻をつまんで行いました。バンダを行うには、体内の微細な感覚に集中する為、それ以前に筋緊張をしっかり落としておく事が大切だと実感しました。

マハー・ムドラー

今回、初めてマハー・ムドラーを習いました。中心に向かって締め付けることで、神経系全体を活性化し、血液の循環を促進し、中枢・自律神経系のエクササイズになる。マハー・ムドラーを正しく行う為にも、まずは3つのバンダの練習をしっかり行いたいと思います。



3)「沖縄編2011」の総括


①プログラム全体の総括的なご感想

今回のプログラムは、相方先生のプログラムの経験者のみだったので、みんな流れを把握しており、全体的にスムーズに行われた感があります。内容も、ある程度のベースがあるため、次のステージへ踏み出した感がありました。


②久高島探訪ガイド・ツアーのご感想(5月22日午後)

女の人が神人となり、島を守ってきた歴史や、久高島がその昔からイラブーの交易で栄えてきた歴史があり、南方系の文化やアイヌとのつながりがあったと聞き、久高島の歴史に興味が湧きました。

また、今回の久高探訪ガイドをして下さったゆたかさんの説明を聞くのは2回目だったのですが(前回の久高島のプログラムにも参加した為)、 前回と今回の間にインドに身を置いたことで、改めて、久高島と南インドのつながりが少し納得できました。


③ご自分にとって、久高島での合宿に参加したメリットがあったかどうか

ありました。

震災直後は、心の安定を一時的に欠いて、ヨーガに対しても疑心暗鬼になってる部分がありましたが、日常から離れ、久高島の合宿に参加したことで、迷いや不安感が取り除かれ、気を新たにまたヨーガに取り組んでいきたいという気持になりました。


④沖縄の役立つ情報などetc.

プログラムの始まる前日に沖縄入りし、レンタカーで久高島を眺め拝む事が出来るセーファーウタギという聖地へ行き、そこから眺めた久高島が印象的でした。現地在住のKさん曰く、隣の地区の方でもめったに行かない聖地ということで、
観光客と現地の方々の土地に対する思い入れの温度差を感じました。

久高島に「福You」さんという海ぶどうの養殖所があり、そこで直接海ぶどうを購入することが出来ました。八箱まで1,000円で郵送可能だそうです。以上です。



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