日程:2011年6月3日(金)-14日(火)
会場:長野・穂高養生園(→ http://www.yojoen.com )
このシリーズは、6月に実施された長野・穂高養生園でのヨーガ合宿セミナー・シリーズ「穂高編2011」の話題です。
穂高養生園での合宿セミナー・シリーズは、今年で4回目になります。今年度は2011年6月3日(金)-14日(火)の日程で、次の4つのプログラムが実施されました。
①6月3日(金)/5日(日):「ヨーガの歴史的背景」「ヨーガのコンセプト」
参加者23名+アシスタント1名
②6月6日(月)/8日(水):「アーサナ」「プラーナーヤーマ」
参加者13名+アシスタント1名
③6月10日(金)/12日(日):「プラーナーヤーマ」「ムドラー」
参加者17名+アシスタント2名
④6月12日(日)/14日(火):「ヨーガ・スートラ読解」「ハタ・ヨーガ文献」
参加者11名+アシスタント2名
今回は、「穂高編2011③④」に参加された千葉在住のC.K.さん(女性)のフィードバックです。
「穂高編2011」について
「伝統的ヨーガの理論と技術」のサイトに「穂高編2011」のプログラムの詳細が掲載されています。
→ https://sites.google.com/site/hhyoga/okinawa2011
合同アルバム
ウエブアルバムのPicasa上に、参加者のみなさんが撮られた写真を集めた合同アルバムが作成されています。
→ 2011JAPAN_Hodaka/Nagano(穂高編2011)
ご自分自身の体験から、ヨーガの有用性を十分に納得されて来た方が次に進むステップとしては、ヨーガの伝統的な知識や技術についての洞察をさらに、深めて行くことがあります。
わたしたちの課題は、ロナウラに集積されて来た伝統的ヨーガのリソースを活用しながら、日本のみなさんのために最適化された、効率的なヨーガの学習プログラムを構築して行くことです。
参照サイト: 伝統的ヨーガの理論と技術
穂高養生園について(→ http://www.yojoen.com )
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7258-20
穂高養生園は1986年に設立された「セルフ・ケア」のための滞在型の療養施設です。
現代人の生活習慣病(こころとからだの不調)は、おもに誤った食事(過食・美食・偏食)運動不足、ストレスの3つのマイナス要因が原因と考えられます。そのため、「自分の健康を自分で守る」習慣を身に付けるには、毎日のライフ・スタイルをプラスに向ける動機付けを可能とする環境に身を置くことが、有利になります。
穂高養生園は、穂高の豊かな自然の中で、自然食や積極的運動、ヨーガやリラクセーションなどにより、内側にある自然治癒力を高め、身心に備わる癒しの力を活性化させる「場」を提供している施設です。
穂高養生園についての参考図書
穂高養生園の週末ごはん [単行本]
福田 俊作 (著) 穂高養生園スタッフ (著)
単行本: 95ページ
出版社: 主婦と生活社 (2007/04)
ISBN-10: 4391133652
ISBN-13: 978-4391133653
出版社/著者からの内容紹介
長野県、安曇野市。緑豊かな森の中に、ひっそりとたたずむ「穂高養生園」。「自分の健康は自分で守る」をモットーに、心と体の総合的なケアを行うホリスティック宿泊施設として人気があります。毎日の忙しさで疲れた体を癒すために、全国から年間のべ3000人もの人々が訪れています。なんとなく体調がすぐれない人、病後の生活改善を望んでいる人、のんびりと体を休めたい人たち、、、。そんなゲストたちのいちばんの楽しみは、玄米と旬の野菜がたっぷりの、一汁三菜のおいしいごはんの時間。にんじんの麻の実あえ、豆腐の味噌漬け、車麩と野菜の肉じゃが風煮もの、、、「穂高養生園」の人気メニューが初めて一冊の本になりました。多くのゲストたちがずっと待ち望んでいた、四季の味覚を楽しむ献立集です。
フィードバックの項目
【プロフィール】
①住んでいるところ
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
③関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
④ヨーガを始めたきっかけ
⑤ヨーガ歴・プログラムへの参加歴
⑥ヨーガがご自分に持つ意味
【フィードバック】
1)穂高養生園の場所と環境
①穂高の環境と養生園の施設
②宿泊室とホール(里の家・森の家・木と人カフェホール)
③食事について
④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応
2)講義について
①ヨーガのコンセプト
②アーサナの理論
③プラーナーヤーマの理論
④ヤマ・ニヤマの理論
3)実習について
①アーサナ
②プラーナーヤーマ(カパーラバーティを含む)
③ムドラー・バンダ
3)「穂高編2011②」の総括
①プログラム全体の総括的なご感想
②ヨーガについて理解が深まった点
③物足りなく思われた点
④ご自分にとって、穂高での合宿に参加したメリットがあったかどうか
⑤今後期待されるヨーガ・プログラム
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「穂高編2011」のフィードバック・シリーズ(6)
千葉在住のC.K.さん(女性)
穂高では、お世話になりありがとうございました。 合宿から戻り、早くも日常の現実に流されつつあります。 だからこそ、時空を超えて自ら学びの場へと挑む必要性を感じています。
今回のフィードバックは、2回目となります。 何日かに亘りようやくレポートのようにしてまとめてみますと 納得の度合いがよくわかります。
【プロフィール】
①住んでいるところ
千葉県
②現在している仕事、今までにしてきたこと
ヨーガ講師・モデル(nonno専属、いきいき通販雑誌他)
③関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
ヨーガ・音楽・映画・美術芸術・登山・サイクリング・算命学
④ヨーガを始めたきっかけ
モデル(表現者)として一番大切なことは何かと考えた時、 それは呼吸であるとおもい、ヨーガを始めました。
⑤ヨーガ歴・プログラムへの参加歴
25年以上
穂高編2009①
穂高編2010②③
⑥ヨーガが自分に持つ意味
身体の調整、心の安定そして個の確立
1)穂高養生園の場所と環境
①穂高の環境と養生園の施設
松本駅から電車を乗り継ぎ有明駅で下車、 早く到着した為に一人タクシーに乗り養生園へと向かう 途中の景色の素晴らしいこと、 360度見渡す限り山々のオンパレード!
到着後、セミナーまで時間がありましたので、 有明神社へお参りに、後お蕎麦をおひとり様して養生園へ。
②宿泊室とホール(里の家・森の家・木と人カフェホール)
今回は、シトシト雨模様でしたが、 さほどに湿度を感じることもなく快適に過ごすことができました。ホールもガウディ木造建築さながら存在感あり、 アーサナ・プラーナーヤーマ・瞑想どれをしていても 温かく包まれているようでした。
そして露天風呂からの眺め、 緑一色に染まり何とも言えない清々しい感覚、 解放感を感じました。
③食事について
毎食の度に丁寧な説明があり、 良くぞ素朴な材料でこんなにも美味しい作品と思う程の出来栄えに 驚き感激しました。
④合宿セミナーの運営全般とスタッフの対応
スケジュールは、やや忙しいと感じましたが、 内容に納得していますし、それを陰で支えてくださる スタッフの方々には感謝感謝です。 お世話になりました。
2)講義について
①ヨーガのコンセプト
サマーディ(Samadhi)の追及が高度なレベルでの 人格・人間性の統合になること。努力すれば達成可能。
修練を積んでいて周到に準備していく、、、と ああ、エベレストは、未だ遠し。 人が人である知性を、磨いていこう。
②アーサナの理論
緊張と弛緩のリズムの練習が大事。 そして個々の経験していることを自覚することがとても 大切であると痛感。伝統文献の解説とともに進んだ為、理解が一層深まりました。
③プラーナーヤーマの理論
一定のパターンを崩さない。 考え事をしない。
アーサナや他の技法は、 プラーナーヤーマの準備と基礎作りである。 プラーナーヤーマが更に高度な技術の準備になること。 そしてプラーナーヤーマを理解することで全ての技法が うまく補完関係にあること。
④ヤマ・ニヤマの理論
昨年のセミナーよりもまた深く理解できたように思います。 先生の講義は、的確でとてもわかりやすいです。
3)実習について
①アーサナ
強制的に自動的に筋肉がアジャストしている姿勢反射の メカニズムがよくわかり、 常に胸部を開き骨盤を閉める方向へトレーニングすることの大切さ、 そして、自律神経系に対する制御レベルを上げる意味が 理解できました。
②プラーナーヤーマ(カパーラバーティを含む)
制御した呼吸のメカニズムが身体の部位一つ一つに 深く感じられ昨年以上に浸透し、 レベルアップできたと思います。そして自然な呼吸の流れに心を同期することの意味合いが よく理解できました。
カパーラバーティの長さやアヌローマ・ビローマの丁寧な流れ、 そしてパストリカの心地よいコンビネイションは、新鮮でした。
又オイル(ギー・飽和脂肪酸)、炭水化物を摂ると良いとのこと、 これも興味をもちました。
③ムドラー・バンダ
体内感覚を探っていくホメオタシスの感覚を見る。 ムドラー・バンダをしていく過程そして解除後の変化は、 何とも言えない快いものがあり、 マハー・ムドラーは、その最高峰な気がしました。
先生考案のバンダ・マスターは、今一番ホットなグッズ!これを、使用することで集中力がアップまちがいなしです。 マイ・クラスでも早速使わせていただいています。
3)「穂高編2011③④」の総括
①プログラム全体の総括的な感想
現代社会に生きる私達にも大いに役立つ理論的な考え方、 実用的な技術、それも科学的な洞察からのアプローチは、何度聞いても納得の行くばかり、 先生方の講義の進め方に敬服いたします。
②ヨーガについて理解が深まった点
ずっと昔からずっと前の世から流れてきた結果、 現在の形を取っていて今の境遇を生きていると。
算命学では、 生年月日からその人のエネルギーの流れを見ることが可能ですが、、、 それ以上に、ヨーガをすることによって、 少しでも高度なレベルへと近づく努力をして人格の統合が はかられるのであると理解できました。
③物足りなく思われた点
自分自身の脳内クローゼットの整理不足から理解できない、 又理解しにくい部分があり質問できる時間、 余裕があると嬉しく思います。
④自分にとって、穂高での合宿に参加したメリットがあったかどうか
私的に結婚・子育てと現実的なことから、 今こうしてヨーガを通じ精神性を学ぶことへの切り替えが、 想像していた以上に難しく、かなりスローテンポで行われています。帰宅後、ふっと頭に宗教・ヨーガ用語が浮かんできます。
そんな時は、それについて考え、時に調べたりと、 以前には、ただ漠然とヨーガの言葉ひと括りにお団子状態でしたが、それが、相方先生のセミナーを受け始めてからは、 一句一句と自分の中に浸透してきているのがわかります。
インド哲学への理解を深めるには、 人が人である知識を磨いていくことが大切であること。生き方への導きとしてヨーガ・スートラを始め 多くを学ぶ必要があると痛感しました。それは、どこにも自分というこだわりがなくなり、 ‘シームレスな私’が現れるまで To be continue!
⑤今後期待されるヨーガ・プログラム
これからも一層されるであろう相方先生方のセミナーに 進んで参加したいと考えています。まずは、タイのワンサニットへ予定しています。 10日間のセミナーでどのくらい進化していけるだろうか?!
今から楽しみに「タイを知るための60章」を当面の愛読書として、 毎日のヨーガ・クラスの充実をはかり研鑽を積んでいこうと思います。
最後に、 様々な学びの機会を提供して下さる 相方 宏先生、秀子先生に心から感謝を申し上げ、 また、学びの時を共有できたお仲間の皆さん、 家族を支えてくれている夫、子供達に、 ありがとうを言いたいと思います。合掌 C.K.
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